JPH10201166A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH10201166A
JPH10201166A JP50797A JP50797A JPH10201166A JP H10201166 A JPH10201166 A JP H10201166A JP 50797 A JP50797 A JP 50797A JP 50797 A JP50797 A JP 50797A JP H10201166 A JPH10201166 A JP H10201166A
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Shuji Fukutani
秀志 福谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の衝撃や落下により記録されたデータの
信頼性を損なうことなく、耐衝撃性,低発塵,低騒音化
を向上するため回転体の軸方向の移動の規制が必要。 【解決手段】モータのアキシャル方向の移動量を規制の
ため、マグネット端面に対向する吸引板を設け、吸引板
はコア極数と同数の等間隔の切り欠きを設けている。マ
グネット端面にはマグネット内周と同数の着磁がなされ
ている。そして、抜け止め板には低摩擦樹脂をコーティ
ングされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気,光ディスク
等の記録ディスクを回転駆動するために用いられ、そし
て、スリーブの中に軸を回転自在に挿入し、スリーブの
内径にラジアル動圧発生用ヘリングボーン溝が形成され
るとともに、スリーブのアキシャル方向端面側に配置さ
れ、アキシャル荷重を支持するスラスト板を有するモー
タにおいて、回転体及び軸のアキシャル方向の移動量、
及びガタの規制方法に関するものである。
【0002】また、近年は、モータが使用されるディス
ク駆動装置は小型,高容量化が進展しており、この種の
ディスク駆動装置は特に、耐衝撃性,低発塵が求められ
ている。その中でディスク駆動装置に組み込まれて、記
録ディスクを回転駆動するスピンドルモータに対しても
より一層の、耐衝撃性,低発塵が要望されている。
【0003】
【従来の技術】従来、HDD用のモータは特開平6ー2
69142号公報に記載されたものが知られている。図
9に従来のモータの構造を示す。図9において、111
はディスク20を搭載するハブであり、ハブ111はア
ルミニウム系からなる材料からなる。
【0004】ハブ111の中央にはマルテンサイト系ス
テンレス鋼からなる軸112が取り付けられている。ハ
ブ111は取り付けられたディスク20とともに回転し
てその回転中心をなす。軸112は銅合金から作られた
スリーブ121によってラジアル方向に支承され、ま
た、マルテンサイト系ステンレス鋼からなるスラスト板
122でスラスト方向に支承されている。
【0005】軸112とスリーブ121との間、そし
て、軸112とスラスト板122の間にはそれぞれ潤滑
流体、例えば油やグリースが充填されている。(図示が
困難なので番号を付与していない)また、軸112には
ヘリングボーン溝113が軸方向に隔てて複数以上に形
成してあり、軸112が回転したときに、ヘリングボー
ン溝113によって潤滑流体中に圧力が発生してラジア
ル方向に非接触で回転可能となる。
【0006】上記ヘリングボーン溝113はスリーブ1
21に軸方向に隔てて複数以上に形成しても効果は同じ
である。また、軸端114はピボット形状となってお
り、スラスト板122にて軸方向の位置を決めている。
【0007】このように、軸112は回転時において軸
112とスリーブ121間にてお互いが非接触に回転で
き、軸112とスラスト板122間は低摩擦状態にて回
転することができる。
【0008】ステータコア124には巻線125が巻装
された後、ブラケット123に固定される。そして、モ
ータの回転駆動力はステータコア124がつくる回転磁
界とその周囲をとりまく多極着磁されたマグネット14
4とによって発生する。
【0009】マグネット144はロータフレーム127
の内周に固定されて、全体として回転体110を構成
し、回転可能となる。
【0010】アルミやステンレス、銅系から構成された
抜け止め板129はブラケット123に固定されて回転
体110の抜けを防止する。
【0011】スリーブ121の外周側126には、軸1
12をスリーブ121に挿入した際、スリーブ121の
内部の空気が逃げるよう連通穴128が設けられてい
る。
【0012】一方、モータが回転中に外部振動が加わる
とディスクが搭載された回転体110がアキシャル方向
に変位し、データ書き込みや再生時においてエラーが発
生するため、アキシャル方向の変位を規制するため、マ
グネット144のセンターとステータコア124のセン
ターとを軸方向にずらすことによって、マグネット14
4とステータコア124との間に働く磁気吸引力を発生
させて、軸方向の移動に対して対処していた。
【0013】また、モータは衝撃落下、姿勢差や振動に
よって軸112がスリーブ121から抜けると機能を果
たさないので抜け止め板129にて対処していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
このモータを使用する装置は低騒音化の要求がある。ま
た、高容量化も進んでおり、そのためにはディスクの枚
数を増やす必要が有る。
【0015】従来例では、回転体の軸方向の移動を規制
するための吸引力をマグネットのセンターとステータコ
アのセンターとの軸方向的なずれによって磁気的に発生
させていたが、回転時においてマグネットとステータコ
アとの軸方向的なずれにより、軸方向の振動が発生し、
その振動が電磁的な騒音となり、モータの騒音が大きく
なる問題を有していた。
【0016】また、吸引力をマグネットのセンターとス
テータコアのセンターとの軸方向的なずれによって発生
させても、高容量化に伴うディスクの枚数の増加によっ
てディスク負荷重量が増大するため、磁気吸引力より回
転体の自重を含めたディスク負荷重量の方が重くなるこ
とによって、モータが逆姿勢状態になると回転体の軸方
向の磁気吸引力がディスク負荷重量より小さくなって回
転体が移動するケースが発生した。そして、回転体が移
動して、抜け止め板とシャフト端面との接触が発生して
いた。そして、その接触によって金属粉の発生と回転時
の摺動磨耗による磨耗粉が発生し軸とスリーブとの狭い
隙間には入り込む不具合があった。
【0017】また、最近、このモータを使用する装置を
リムーバル・メディアとしての使用や、携帯可能で持ち
運び可能なノートパソコンの普及に伴って、モータに衝
撃や、落下が加わり易くなり、軸とスリーブの中で、軸
がアキシャル方向に移動するケースが増えてきている。
そのような状態の中においても、磨耗粉や金属粉が発生
せず、装置の信頼性を維持することが要求されている。
【0018】このため、衝撃や落下が作用したとき回転
体がアキシャル方向に移動し、この移動量が大きくなる
と、軸方向に移動した回転体のハブに直接取りつけられ
たディスクとディスク面上をアクセスするヘッド(図示
せず)を支えるヘッドアームとの接触が発生するため、
装置が不具合になるケースがあった。
【0019】また、回転体が移動して接触した場合、抜
け止め板と抜け止め端面との接触による金属粉や、回転
時の摺動磨耗による磨耗粉が発生する。
【0020】そして、それらの磨耗粉や金属粉がスリー
ブと軸との狭い隙間に入り込み、軸とスリーブ間にて焼
き付けを起こし、軸受寿命を短くすることがあった。そ
して、装置の信頼性を著しく損なっていた。
【0021】また、負荷となるディスクが取り付けられ
た状態にて、モータ姿勢を逆姿勢にすると、マグネット
のセンターとステータコアのセンターとの軸方向ずれに
よって発生する磁気吸引力が、ディスク負荷重量とモー
タ回転体の自重に耐えられなく、回転体がアキシャル方
向に移動して、抜け止め板と抜け止め端面との接触が発
生し、そして、そのため負荷が増えてモータの負荷電流
が増大し、製品スペックを越えるため、携帯可能で持ち
運び可能なノートパソコン等の低消費機器には利用でき
ない欠点があった。
【0022】また、逆姿勢のままで連続回転させると、
抜け止め板と抜け止め端面との接触により、摺動磨耗が
発生し短時間で寿命となっていた。
【0023】本発明は、衝撃や落下が加わったり、また
モータが逆姿勢になっても、抜け止め板と抜け止め端面
との接触によって発生する金属粉や、回転時の摺動磨耗
の発生を防止して信頼性の高いモータを提供することを
目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、マグネットの端面に対向するようにブラケ
ットの面上に取り付けられた磁性材からなる吸引板を構
成したものである。上記吸引板を設けることによってマ
グネット端面と吸引板との間に発生する磁気的な吸引力
の作用にて、回転体の軸方向の移動を規制することが可
能となる。
【0025】また、抜け止め端面に対向する抜け止め板
を備えたモータにおいて、抜け止め板の表面に低摩擦樹
脂をコーティングしたものである。上記抜け止め板に低
摩擦樹脂がコーティングされたことによって、抜け止め
板と抜け止め端面との接触において発生する金属粉や回
転時の摺動磨耗粉が抑制される。
【0026】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するため本発明
は、マグネット端面に対向するようにブラケットに取り
付けられた磁性材からなる吸引板を有したものである。
上記吸引板はステータコアの極数と同数からなる円周上
に等間隔状の切り欠きを設けている。
【0027】そして、上記マグネット端面にはマグネッ
ト内周と同数の着磁がなされている。
【0028】このように磁性材からなる吸引板を有する
ことによって、マグネット端面と吸引板との間に磁気的
な吸引力が得られ、回転体の軸方向の移動を規制するこ
とが可能となる。
【0029】また、本発明は、軸とこの軸が嵌挿され内
径にラジアル動圧発生用のヘリングボーン溝が形成され
たスリーブと、スリーブを固定するブラケットと、スリ
ーブの端面側に配置されたアキシャル荷重を支持するス
ラスト板と、軸の端面に固定されたハブと、ハブに取り
付けられたロータフレームと、ロータフレームに取り付
けられたマグネットと、マグネットに対向しブラケット
に取り付けられた電機子と、マグネット,ロータフレー
ムとハブとを有する回転体のアキシャル方向の移動量を
規制するため、スリーブの抜け止め端面を有し、抜け止
め端面に対向する抜け止め板を備えたモータにおいて、
抜け止め板の表面に低摩擦樹脂をコーティング、もしく
は抜け止め板自身を低摩擦材から構成している。
【0030】そして、抜け止め板の表面にコーティング
された低摩擦樹脂が、フッ素系材料から構成され、低摩
擦樹脂の中には重量比にて50±15%からなるバイン
ダー材が混入されている。
【0031】そして、バインダー材自身が摺動性能の優
れているポリイミド樹脂からなると良い。
【0032】そして、低摩擦樹脂のコーティング厚みが
0.005〜0.030mmからなると好ましい。
【0033】このように、抜け止め板に低摩擦樹脂がコ
ーティングされたことによって、接触部の摩擦係数を低
減することが可能となる。
【0034】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0035】(実施例1)図1は本発明の一実施例のモ
ータの断面図を示し、図2には本発明の一実施例の組立
を示す断面図を示す。
【0036】図1,図2において、ハブ5の中央にはマ
ルテンサイト系ステンレス鋼からなる軸1が取り付けら
れている。そして、ハブ5は取り付けられたディスク2
0とともに回転して、その回転中心をなす。
【0037】軸1は銅合金から作られたスリーブ2によ
ってラジアル方向に支承され、またセラミック材,マル
テンサイト系ステンレス鋼、もしくは工具鋼からなるス
ラスト板4でスラスト方向に支承されている。
【0038】ロータフレーム6はハブ5にカシメ締結等
によって固定されて、ロータフレーム6の内周側にマグ
ネット7が固定される。そして、マグネット7の内周部
には複数の着磁がなされている。そして、回転体14は
軸1,ハブ5,ロータフレーム6とマグネット7によっ
て構成される。
【0039】軸1、スリーブ2とスラスト板4とは金属
材料及びセラミック材からなるため軸1、及びスリーブ
2は、高速で回転するディスク20の負荷に耐えるだけ
の機械剛性を持つ。また、軸1の外径やスリーブ4の内
径精度を高める加工が可能となる。
【0040】また、スリーブ2にはヘリングボーン溝2
1が軸方向に隔てて複数以上に形成してあり、スリーブ
2の下端側にはスラスト板4が補強板23を介して固定
される。そして、スリーブ2の内径部や軸1にオイルや
グリース等の潤滑流体を塗布して、回転体14を構成す
る軸1をスリーブに挿入する。
【0041】そのようにすることによって、軸1とスリ
ーブ2の隙間、軸1とスラスト板4の隙間にはそれぞれ
潤滑流体、例えば油やグリースが充填されている。(潤
滑流体は図示が困難なので番号を付与していない)その
ため軸1が回転しても、ヘリングボーン溝21によって
潤滑流体中に圧力が発生して軸1がラジアル方向に非接
触で回転する。上記ヘリングボーン溝21は軸1に軸方
向に隔てて複数以上に形成しても効果は同じである。
【0042】また、軸1の軸端22はピボット軸受のた
め軸端22の形状は球状に形成してあり、スラスト板4
にて回転体とディスク負荷とからなるアキシャル荷重を
支持する。スラスト板4はスリーブ2の下端側に補強板
23と重ね合わさって、カシメ等の機械的な方法にて結
合されている。
【0043】スリーブ2の外径部には段階的に径が変化
した抜け止め端面9を有している。そして、抜け止め板
10は抜け止め端面9へ対向するように、ハブ5にしっ
かりと取りつけられて、回転体14の軸方向の抜けを防
止することが出来る。
【0044】このように構成及び組立することによっ
て、スリーブ2やスラスト板4によってラジアルまたス
ラスト的に回転可能に支持されたスピンドル組立25が
完成する。
【0045】電機子8はマグネット7に対向するように
ブラケット3に固定されている。そして、磁性材からな
る、吸引板11はマグネット7の端面に対向するよう
に、ブラケット3の面に取り付けられる。その後、電機
子8や吸引板11が取り付けられたブラケット組立24
のブラケット3の内周部と、スピンドル組立25のスリ
ーブ2の外形部とを固定することによってモータが完成
する。そして、モータの回転駆動力は、ステータコア1
7に巻線された電機子8がつくる回転磁界と、その周囲
をとりまく多極着磁されたマグネット7とにより発生す
る。
【0046】ここで、図3に示すように、スリーブ2の
外径部に構成された抜け止め端面9と、そして、抜け止
め端面9に対向するよう取り付けられた抜け止め板10
との隙間L1が設けらている。この隙間L1は過大な衝
撃等に対して回転体14が軸方向に移動する移動量とな
り、その結果、抜け止め板10と抜け止め端面9との接
触が起こる。
【0047】しかしながら、抜け止め板10が低摩擦樹
脂材、もしくは低摩擦樹脂がコーティングされているた
め抜け止め板10と抜け止め端面9との摩擦係数が低く
なり、接触時に発生する樹脂粉や金属粉そして摺動磨耗
量の発生を低く押さえることが出来る。なお、抜け止め
端面9を低摩擦材、もしくは低摩擦樹脂がコーティング
しても効果は同じである。
【0048】(実施例2)図4は吸引板の形状を示し、
図5,図6は電機子と吸引板との配置図の一例を示す。
図4,図5,図6において、吸引板11の内周側には円
周上に等間隔な位置で切り欠き12が設けられている。
図4はステータコア17の極数と同じ数である12個の
切り欠き12が等間隔で構成されている。吸引板11は
電機子8のステータコア17のスリット26のセンター
に対し吸引板11の切り欠き12のセンターは機械角で
7.5度(電気角は8極マグネットのため30度に相当
する)分程、位相がずれて配置されている。
【0049】そのため、図7に示すようにステータコア
17とマグネット7とで発生するコギングと、吸引板1
1の切り欠き12とマグネット7とで発生するコギング
がお互いに相殺されるため合成されたコギングが減少す
る。勿論、切り欠き12は吸引板11の外側に設けても
効果は期待できる。
【0050】また、図5のような構成でも合成されるコ
ギングは減少するためスタータコア17のスリット26
に対する吸引板11の取付角度の精度を必要としない。
【0051】また、マグネット7の内径に着磁された磁
極と同励磁の着磁を吸引板11と対向する端面側に施す
と、マグネット端面と吸引板11との間に発生する磁気
的吸引力が増大し、回転体の軸方向の移動を更に規制す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マグネッ
ト端面に対向するようにブラケットに取り付けられた磁
性材からなる吸引板を有しており、そして、吸引板にス
テータコアの極数と同数からなる円周上に等間隔状の切
り欠きが設けられ、なおかつ、マグネット端面にはマグ
ネット内周と同数の着磁がなされているので、モータの
逆姿勢状態や、回転中における振動や落下等の外乱が、
モータに加わっても、マグネット端面と吸引板との間に
働く磁気的な吸引力によって、ディスクが搭載された回
転体の軸方向の移動を抑制することが可能となる。
【0053】そして、装置の騒音特性を悪化することな
く、装置の姿勢や、衝撃,落下に対し信頼性の高い装置
が提供できる。
【0054】また、吸引板に構成された円周上の等間隔
状の切り欠きを設けることによって、ステータコアとマ
グネットとで発生するコギングと、吸引板の切り欠きと
マグネットとで発生するコギングがお互いに相殺されて
減少するため、コギングによる振動成分を小さくするこ
とも可能である。
【0055】また、マグネット,ロータフレーム,ハブ
とを有する回転体のアキシャル方向の移動量を規制する
ための機構が、スリーブの抜け止め端面と、抜け止め端
面に対向する抜け止め板から構成され、抜け止め板の表
面に低摩擦樹脂をコーティングがされているので、抜け
止め板と抜け止め端面との接触時の摩擦係数を低減する
ことが可能となる。
【0056】故に、落下,衝撃、また逆姿勢時におい
て、抜け止め板が軸方向に移動して抜け止め板がスリー
ブの抜け止め端面に接触しても、摺動磨耗粉の発生を防
止することが出来る。そのため装置のクリーン度が維持
が可能となるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるモータの縦断面図
【図2】本発明の実施例1によるモータの組立を示す縦
断面図
【図3】本発明の実施例1によるモータの要部断面図
【図4】本発明の実施例2による吸引板の上面図
【図5】本発明の実施例2による吸引板と電機子との上
面図
【図6】本発明の実施例2による吸引板と電機子との上
面図
【図7】本発明の実施例2によるコギング特性を示す図
【図8】本発明の実施例2によるマグネットの斜視図
【図9】従来のモータの縦断面図
【符号の説明】
1,112 軸 2,121 スリーブ 3,123 ブラケット 4,122 スラスト板 5,111 ハブ 6,127 ロータフレーム 7,144 マグネット 8 電機子 9 抜け止め端面 10,129 抜け止め板 11 吸引板 12 切り欠き 13 隙間 14,110 回転体 15 マグネット端面 16 ロータフレーム端面 17,124 ステータコア 20 ディスク 21 ヘリーングボーン溝 22 軸端 23 補強板 24 ブラケット組立 25 スピンドル組立 26 スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸とこの軸が嵌挿され内径にラジアル動圧
    発生用のヘリングボーン溝が形成されたスリーブと、前
    記スリーブを固定するブラケットと、前記スリーブの端
    面側に配置されたアキシャル荷重を支持するスラスト板
    と、前記軸の端面に固定されたハブと、前記ハブに取り
    付けられたロータフレームと、前記ロータフレームに取
    り付けられたマグネットと、前記マグネットに対向し前
    記ブラケットに取り付けられた電機子と、前記マグネッ
    トの端面に対向するようにブラケットに取り付けられた
    磁性材からなる吸引板を有することを特徴としたモー
    タ。
  2. 【請求項2】吸引板がステータコアの極数と同数からな
    る切り欠きを円周上に、等間隔に構成した請求項1記載
    のモータ。
  3. 【請求項3】マグネット端面にはマグネット内周と同数
    の着磁がなされている請求項1記載のモータ。
  4. 【請求項4】軸とこの軸が嵌挿され内径にラジアル動圧
    発生用のヘリングボーン溝が形成されたスリーブと、前
    記スリーブを固定するブラケットと、前記スリーブの端
    面側に配置されたアキシャル荷重を支持するスラスト板
    と、前記軸の端面に固定されたハブと、前記ハブに取り
    付けられたロータフレームと、前記ロータフレームに取
    り付けられたマグネットと、前記マグネットに対向し前
    記ブラケットに取り付けられた電機子と、前記マグネッ
    ト、前記ロータフレームと前記ハブとを有する回転体の
    アキシャル方向の移動量を規制するため、前記スリーブ
    の抜け止め端面を有し、前記抜け止め端面に対向する抜
    け止め板を備えたモータにおいて、抜け止め板が低摩擦
    材からなることを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】抜け止め板が金属材からなり、表面にフッ
    素系材料からなる低摩擦樹脂がコーティングされ、低摩
    擦樹脂の中には重量比にて50±15%からなるバイン
    ダー材が混入されている請求項4記載のモータ。
  6. 【請求項6】バインダー材がポリイミド系樹脂からなる
    請求項5記載のモータ。
  7. 【請求項7】低摩擦樹脂のコーティング厚みが0.00
    5〜0.030mmからなる請求項5記載のモータ。
  8. 【請求項8】低摩擦材がポリイミド系樹脂及び低摩擦樹
    脂からなる請求項5記載のモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007043893A (ja) * 2005-06-30 2007-02-15 Victor Co Of Japan Ltd モータ
JP2007071964A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Sony Corp 光学スキャナ用ガルバノ形モータ及びそれを用いた画像表示装置

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