JPH10174362A - 一軸受形ファンモータ - Google Patents

一軸受形ファンモータ

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JPH10174362A
JPH10174362A JP8346719A JP34671996A JPH10174362A JP H10174362 A JPH10174362 A JP H10174362A JP 8346719 A JP8346719 A JP 8346719A JP 34671996 A JP34671996 A JP 34671996A JP H10174362 A JPH10174362 A JP H10174362A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
fan motor
ball bearing
thrust
Prior art date
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Pending
Application number
JP8346719A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Egawa
義弘 江川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KEIKI SEISAKUSHO KK
NIPPON KEIKI WORKS
Original Assignee
NIPPON KEIKI SEISAKUSHO KK
NIPPON KEIKI WORKS
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Publication date
Application filed by NIPPON KEIKI SEISAKUSHO KK, NIPPON KEIKI WORKS filed Critical NIPPON KEIKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP8346719A priority Critical patent/JPH10174362A/ja
Publication of JPH10174362A publication Critical patent/JPH10174362A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトの支持に1つのボールベアリングを
用い、スラスト受を工夫してスラスト方向にボールベア
リングに予圧をかけることにより、薄型化と大幅なコス
トダウンを実現できる、一軸受形ファンモータを提供す
る。 【解決手段】 ファン1を形成したロータ3にシャフト
2が固定されている。シャフト2は1個のボールベアリ
ング5で支持されるとともにシャフト2の端部2aがス
ラスト軸受10で支持されている。シャフト2の端部2
aを半径R1 の球形状にしてある。スプリング支持板1
1とボールベアリング5の間に挿入されている予圧用ス
プリング9によってシャフト2は常時、スラスト軸受1
0に押し当てられ、その反力によりベアリングに予圧を
加えている。これにより、モータの薄型化と部品のコス
トダウンを実現でき、スラスト軸受10が磨耗した場合
でもシャフトの支持は確実に行われ、ロータは揺動する
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンが形成され
ているロータのシャフトの支持構造に改良を施した一軸
受形ファンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジアル方式のモータにおいて
は、シャフトのスラスト荷重が小さいか、または殆どな
いため、ボールベアリングを2個用いてシャフトを支持
しスプリング等によりボールベアリングへ予圧をかけて
いた。図4は、2つのボールベアリングでシャフトを支
持した従来のファンモータの一例を示す正面断面図であ
る。ファン21が形成されているロータ23にシャフト
22が固定されている。ロータ23の内壁側にはマグネ
ット29が配置されている。シャフト22は2つのボー
ルベアリング25,26の内輪により支持され、ボール
ベアリング25,26の外輪はハウジンク24に固定さ
れている。ハウジンク24の外壁側にはマグネット29
に対面するコイル27とステータヨーク32,33が配
置されている。
【0003】上記構造ではシャフト22のスラスト方向
の動きは規制されず、騒音,振動の原因となるためシャ
フト22の端部にスプリング支持板30を取り付け、ス
プリング支持板30とボールベアリング26の内輪との
間に予圧用スプリング28が圧縮されて挿入されてい
る。予圧用スプリング28の反発力によりシャフト22
は常時、矢印31方向に押された状態となる。また、こ
の反発力の反作用によりボールベアリングの内輪に予圧
をかけることができる。そのため、シャフト22は常に
一方向に予圧をかけた状態で回転するため、回転は安定
し騒音,振動の原因は取り払われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2つのボー
ルベアリングで支持した構造のファンモータは厚さを薄
くするために所定の寸法以下にすることはできず、また
ボールベアリングを2つ使用しているためコストダウン
が難しいという問題があった。そこで、本件出願人は、
シャフトを1つのボールベアリングで支持する構造の一
軸受形ファンモータを既に提案している(特願平6ー3
35689)。この一軸受形ファンモータはマグネット
とヨークおよびコイルとをシャフト方向に配列し、シャ
フトのスラスト方向の動きをマグネットとヨークの吸着
力(反発力でも良い)により規制すると共にボールベア
リングに予圧をかけているものである。
【0005】ここでマグネットとコイルをラジアル方向
に配列したラジアル形式のファンモータに一軸受形ファ
ンモータを採用することを考えた場合、マグネットとコ
イルの吸着力または反発力を利用してシャフトのスラス
ト方向の動きを規制することはできない。本発明の課題
は、シャフトの支持に1つのボールベアリングを用い、
スラスト受を工夫してスラスト方向に予圧をかけること
により、薄型化と大幅なコストダウンを実現できる、一
軸受形ファンモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による一軸受形ファンモータは、ロータを取り
付けたシャフトを1つのボールベアリングで支持し、前
記シャフトの端部を、ステータ側に固定したスラスト軸
受で受け、前記ボールベアリングの内輪との間に圧縮し
たスプリングを挿入し固定するためのスプリング支持板
を前記シャフトに装着し、前記シャフトを前記スラスト
軸受方向に予圧をかけると共に前記ボールベアリングに
予圧をかけるように構成してある。前記シャフトの端部
の形状は前記ボールベアリングを取り付けたシャフト位
置から前記シャフトの端部までの寸法を半径とした球の
球面形状にしてある。また、本発明におけるファンモー
タは、マグネットとコイルをラジアル方向に配列した形
状の一軸受形ファンモータに適用するものである。さら
に、本発明における前記ボールベアリングは、前記シャ
フトのロータの重心に近づけた位置に取り付けたもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明による一軸
受形ファンモータの実施の形態を示す正面断面図であ
る。周面にファン1が形成されたロータ3の中心にシャ
フト2の一端が固定されている。シャフト2のほぼ中央
にはボールベアリング5が取り付けられている。さらに
ボールベアリング5の下側位置のシャフト2にはスプリ
ング支持板11が固定され、ベアリング予圧調整用ワッ
シャ8および予圧用スプリング9が挿入されている。モ
ータの基部であるモータ枠13には、ハウジング4が固
定されている。ハウジング4にはコイル7が取り付けら
れ、その外側にステ─タヨーク12が設置されている。
【0008】一方、ロータ3の内壁にはマグネット6が
配置されている。ハウジング4の下部にはスラスト軸受
10が取り付けられ、このスラスト軸受10にシャフト
2の端部が支持されている。したがって、上記予圧用ス
プリング9によってシャフト2は矢印14方向に押され
るためにシャフト2の端部2aはスラスト軸受10に突
き当たり、常時スラスト軸受10に予圧が加えられ、そ
の反力によりボールベアリングにも予圧が加えられた状
態となる。
【0009】図2は、図1のシャフト2とスラスト軸受
10の関係を説明するための図である。シャフト2の端
部(スラスト軸受面)2aの形状をロータの揺動が最小
になるような形状にする必要がある。ここで端部2aの
形状を例えばシャフトの直径より少し小さい寸法の半径
2 の球面形状にした場合、その球面形状の中央部でス
ラスト軸受10に接し、モータの使用によってスラスト
軸受10面が磨耗したとき、図3(a)のように半径R
2 の凹み10aが形成されることとなる。シャフトが傾
かない状態で回転している場合はシャフト2の球面の先
端はP1に接しているが、例えばシャフト2が傾いた場
合、シャフト2の球面の先端はP1 からP2 に接するこ
ととなる。そのため、シャフト2に取り付けられている
ボールベアリング5のボールの位置をPとした場合、P
からP1 までの距離と、PからP2 までの距離が異なる
ためロータが揺動する。
【0010】そこで、シャフト2の端部2aの形状は、
シャフト2に取り付けられているボールベアリング5の
ボールの位置Pから端部2aまでの寸法R1 を半径とす
る球の球面形状にした。スラスト軸受10面は磨耗した
とき図3(b)のように半径R1 の凹み10bが形成さ
れる。シャフトが傾かない状態で回転している場合のP
からP3 までの距離は、シャフトが傾いた場合のPから
4 までの距離と変わらない。そのため、スラスト軸受
10が磨耗してもロータの揺動は大きくなることはな
く、初期状態を維持することができた。また、ボールベ
アリング5はロータの重心位置へ近づけた位置に取り付
けることにより、ロータの揺動を小さくすることができ
た。
【0011】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、ファン
を取り付けたロータを固定したシャフトをボールベアリ
ング1個で支持するとともにシャフトの端部をスラスト
軸受で受けスプリングによってシャフトに予圧を加え、
スラスト軸受けに常時押し当てることにより、軸受とし
ての摩擦をボールベアリングを2個使用した場合の約半
分にできモータ効率を上げ、性能を向上させることがで
きるという効果がある。また、従来の同一性能のモータ
に比較し、モータ効率の向上により、モータの消費電力
を少なくすることができるという効果がある。さらに、
ボールベアリング1個とシャフト端面とで支持し、シャ
フト端部の形状をボールベアリングを取り付けたシャフ
ト位置からシャフトの端部までの寸法を半径とした球の
球面形状にすることにより、ボールベアリングから発生
する騒音(ころがり音)を小さくできるとともにロータ
の揺動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一軸受形ファンモータの実施の形
態を示す正面断面図である。
【図2】図1のシャフトとスラスト軸受けの関係を説明
するための図である。
【図3】シャフトの端部形状による動作を説明するため
の図である。
【図4】2つのボールベアリングでシャフトを支持した
従来のファンモータの一例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1,21…ファン 2,22…シャフト 3,23…ロータ 4,24…ハウジング(ベアリングホルダ) 5,25,26…ボールベアリング 6,29…マグネット 7,27…コイル 8…ベアリング予圧調整用ワッシャ 9,28…予圧用スプリング 10…スラスト軸受 11…スプリング支持板 12…ステータヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 7/14 H02K 7/14 A 21/22 21/22 M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータを取り付けたシャフトを1つのボ
    ールベアリングで支持し、 前記シャフトの端部を、ステータ側に固定したスラスト
    軸受で受け、 前記ボールベアリングの内輪との間にスプリングを挿入
    し固定するための、スプリング支持板を前記シャフトに
    装着し、 前記シャフトを前記スラスト軸受方向に予圧をかけると
    共に前記ボールベアリングに予圧をかけるようにしたこ
    とを特徴とする一軸受形ファンモータ。
  2. 【請求項2】 前記シャフトの端部の形状を前記ボール
    ベアリングを取り付けたシャフト位置から前記シャフト
    の端部までの寸法を半径とした球の球面形状にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の一軸受形ファンモータ。
  3. 【請求項3】 前記ファンモータは、マグネットとコイ
    ルをラジアル方向に配列した形式の一軸受形ファンモー
    タであることを特徴とする請求項1および請求項2記載
    の一軸受形ファンモータ。
  4. 【請求項4】 前記ボールベアリングは、前記シャフト
    のロータの重心に近づけた位置に取り付けることを特徴
    とする請求項1および請求項2記載の一軸受形ファンモ
    ータ。
JP8346719A 1996-12-10 1996-12-10 一軸受形ファンモータ Pending JPH10174362A (ja)

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