JPH0554620A - 磁気デイスク組立体 - Google Patents

磁気デイスク組立体

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JPH0554620A
JPH0554620A JP20974091A JP20974091A JPH0554620A JP H0554620 A JPH0554620 A JP H0554620A JP 20974091 A JP20974091 A JP 20974091A JP 20974091 A JP20974091 A JP 20974091A JP H0554620 A JPH0554620 A JP H0554620A
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JP
Japan
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rotary shaft
magnetic disk
contact
spherical surface
base plate
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JP20974091A
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Hideaki Kawabata
秀明 河端
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転軸の長期駆動によってアース用良導体が摩
擦して回転軸と良導体の接触面積が増加したときに、摩
擦面の摩擦運動のためにアース用良導体が騒音を発生す
ることを防止する。 【構成】ベースプレート6はボールベアリング3を介し
て回転軸2を支持している。回転軸2の端部には球面部
9が設けてある。アース用良導体8は弾性体7によって
回転軸2の球面部9に押圧される。回転軸2と球面部9
は接触部13aにて接している。アース用良導体8は接
触部13aの垂直線14と回転軸2の軸中心線15が角
度16をもつように設けられている。接触部13aは軸
中心線15から離れて位置することにより騒音の発生を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク組立体に関
し、特に磁気ディスクの回転時に発生する騒音に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク組立体では円板状の磁気デ
ィスク上に情報が一定の幅で同心円状に記憶されてお
り、磁気ディスクに対向して配列される磁気ヘッドが情
報の記録、再生を行っている。磁気ディスクを搭載する
回転軸はボールベアリングを介してベースプレートに支
持されており、回転時にボールベアリングにはグリスの
油膜が形成されるために、ベースプレートから電気的に
隔離される。このため、回転軸とベースプレートをアー
ス用良導体にて電気的に導通する方法が採られている。
上述の構成の詳細を図面を参照して説明する。
【0003】図3(A)は従来の磁気ディスク組立体の
断面図である。図3(A)に示す従来例において、回転
軸2は磁気ディスク1を搭載し、ボールベアリング3を
介してベースプレート6に支持されている。磁気ディス
ク1に対向して配列された磁気ヘッド4は磁気ヘッド位
置決め機構5によって磁気ディスク1上に位置決めされ
る。ベースプレート6は磁気ディスク1と磁気ヘッド位
置決め機構5を内包する。回転軸2はステータ11とロ
ータ12によって駆動され、ベースプレート6の外に突
出した端部には球面部9が設けてある。カバー10はベ
ースプレート6に保持されている。弾性体7はカバー1
0に保持されており、アース用良導体8を球面部9に押
圧している。回転軸2とベースプレート6はアース用良
導体8と弾性体7を介して電気的に導通している。
【0004】図3(B)はアース用良導体8と球面部9
との接触部付近の拡大図である。アース用良導体8と球
面部9の接点である接触部13bにおける垂直線14
と、回転軸2の軸中心線15は極めて隣接している。つ
まり接触部13bは軸中心線15に極めて近い位置に存
在している。
【0005】そのために接触部13bのすべり速度は極
めて小さくなり、また、アース用良導体8と球面部9と
では球面部9の方が剛性が大きくアース用良導体8が球
面部9に対してある程度の自由度を持っているために、
摩擦運動は連続的な通常摩擦現象とならず、付着とすべ
りを繰り返す間欠摩擦運動となる。この間欠摩擦運動は
付着を始めると、時間とともに弾性自由度を持つ方の面
が圧縮されその弾性力がせん断力として大きくなる。こ
の弾性力がせん断力として働いて、2面間の付着の結合
力より大きくなった場合すべりを起こし、弾性面のたわ
み量は小さくなる。この場合、弾性面は弾性振動を行っ
ている。弾性振動によって接触面の摩擦下面と摩擦上面
の相対的速度が0となったとき再び付着を始める。この
運動を1周期として一定の周波数でこれを繰り返すこと
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク組立体においては、回転軸の長期駆動によってア
ース用良導体が摩擦するために、アース用良導体と球面
部との回転中心付近の接触面積が増加して前述した間欠
摩擦運動が起こり、騒音が発生すると云う欠点があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク組
立体は、磁気ディスクと、前記磁気ディスクを搭載する
回転軸と、前記回転軸を支持するボールベアリングと、
前記ボールベアリングを保持し前記磁気ディスクを内包
するベースプレートと、前記回転軸の端部に設けた球面
体と、前記ベースプレートから弾性体を介して前記球面
部に押圧されるアース用良導体とを有する磁気ディスク
組立体において、前記アース用良導体と前記球面部とを
前記回転軸の軸中心線から離れた位置で接触させる。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1(A)は本発明の一実施例の断面図で
ある。
【0010】図1(A)に示す実施例において、回転軸
2は磁気ディスク1を搭載し、ボールベアリング3を介
してベースプレート6に支持されている。磁気ディスク
1に対向して配列された磁気ディスク4は磁気ヘッド位
置決め機構5によって磁気ディスク1上に位置決めされ
る。ベースプレート6は磁気ディスク1と磁気ヘッド位
置決め機構5を内包する。回転軸2はステータ11とロ
ータ12によって駆動され、ベースプレート6の外に突
出した端部には球面部9が設けてある。カバー10はベ
ースプレート6に保持されている。弾性体7はカバー1
0に保持されており、アース用良導体8を球面部9に押
圧している。アース用良導体8と球面部9との接触部に
おける垂直線14は軸中心線15に対して角度16を持
つ。いいかえれば、接触部の位置は軸中心線15から離
れている。
【0011】図1(B)は弾性体7を板バネ17とした
場合のアース用良導体8と球面部9との接触部付近の拡
大図である。板バネ17はカバー10に保持されてい
る。アース用良導体8と球面部9との接点である接触部
13aにおける垂直線14が、回転軸2の軸中心線15
に対して角度16を持つようにアース用良導体8が設け
てある。アース用良導体8は板バネ17によって球面部
9に押圧されている。回転軸2とベースプレート6はア
ース用良導体8と板バネ17を介して電気的に導通して
いる。
【0012】図2は弾性体7を圧縮コイルバネ18とし
た場合のアース用良導体8と球面部9との接触部付近の
拡大図である。圧縮コイルバネ18はカバー10aに保
持されている。アース用良導体8と球面部9との接点で
ある接触部13aにおける垂直線14が、回転軸2の軸
中心線15に対して角度16を持つようにアース用良導
体8を設けてある。アース用良導体8は圧縮コイルバネ
18によって球面部9に押圧されている。回転軸2とベ
ースプレート6はアース用良導体8と圧縮コイルバネ1
8を介して電気的に導通している。
【0013】図1(B)あるいは図2において、アース
用良導体8と球面部9は垂直線14と軸中心線15が角
度16をもつ位置の接触部13aにて接触している。接
触部13aは回転軸2の中心軸から離れているため、接
触部13aの回転周速は回転軸2の中心軸付近の回転周
速よりも早くなる。接触部13aの回転周速が早くなる
と、接触部13aの接触面でのすべり速度は早くなる。
接触部13aの接触面でのすべり速度が早くなると、接
触部13aの接触面での静止摩擦係数が小さくなる。静
止摩擦係数が小さくなると、静止摩擦係数と動摩擦係数
の差が小さくなるために周期的な弾性面のたわみ量が小
さくなる。すべり速度がある臨界摩擦係数速度に達する
と静止摩擦係数と動摩擦係数の差が極めて小さくなり一
時的に付着することがなくなる。アース用良導体8と球
面部9が接触部13aの接触面で一時的に付着すること
なく連続的な通常摩擦運動となると、アース用良導体8
と球面部9の間で付着とすべりを繰り返す間欠摩擦運動
は発生することができなくなる。間欠摩擦運動が発生し
なくなると、弾性面にて弾性振動は発生しなくなる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明を磁気ディス
ク組立体に用いることにより、回転軸の長期駆動による
磨耗のために生じるアース用良導体の弾性振動を抑止し
て、騒音の発生を防止することができる。また騒音によ
る環境問題を改善して、信頼性の高い磁気ディスク組立
体が得られると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図面であり、分図
(A)は断面図、分図(B)は弾性体7を板バネとして
使用した場合のアース用良導体8付近の拡大図である。
【図2】図1(A)における弾性体7を圧縮コイルバネ
として使用した場合のアース用良導体8付近の拡大図で
ある。
【図3】従来の磁気ディスク組立体を示す図面であり、
分図(A)は断面図、分図(B)はアース用良導体8付
近の拡大図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 回転軸 3 ボールベアリング 6 ベースプレート 7 弾性体 8 アース用良導体 9 球面部 10,10a カバー 13a,b 接触部 14 垂直線 15 軸中心線 16 角度 17 板バネ 18 圧縮コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクと、前記磁気ディスクを搭
    載する回転軸と、前記回転軸を支持するボールベアリン
    グと、前記ボールベアリングを保持し前記磁気ディスク
    を内包するベースプレートと、前記回転軸の端部に設け
    た球面体と、前記ベースプレートから弾性体を介して前
    記球面部に押圧されるアース用良導体とを有する磁気デ
    ィスク組立体において、前記アース用良導体と前記球面
    部とを前記回転軸の軸中心線から離れた位置で接触させ
    ることを特徴とする磁気ディスク組立体。
JP20974091A 1991-08-22 1991-08-22 磁気ディスク組立体 Expired - Lifetime JP2705384B2 (ja)

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JP20974091A JP2705384B2 (ja) 1991-08-22 1991-08-22 磁気ディスク組立体

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JPH0554620A true JPH0554620A (ja) 1993-03-05
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Effective date: 19970909