JP3319097B2 - 小型直流モータ - Google Patents

小型直流モータ

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JP3319097B2
JP3319097B2 JP29801693A JP29801693A JP3319097B2 JP 3319097 B2 JP3319097 B2 JP 3319097B2 JP 29801693 A JP29801693 A JP 29801693A JP 29801693 A JP29801693 A JP 29801693A JP 3319097 B2 JP3319097 B2 JP 3319097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ,ビデオ機
器,事務機器,産業用機器などに使用される小型直流モ
ータにあって、焼結含油軸受を使用し軸方向のスラスト
荷重を軸受端面で受ける構造を有する小型直流モータ
で、例えば電子機器の冷却等に使用される軸流ファンモ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、事務機器は低騒音化,長寿命化が
進み、その事務機器の内部の電子機器の冷却等に使用さ
れる軸流ファンモータも低騒音化,長寿命化が要求され
ている。
【0003】以下に、従来の冷却用軸流ファンモータに
ついて説明する。図9は、従来の冷却用軸流ファンモー
タの軸受構造を示すものである。図9において、37と
38は焼結金属含油軸受で銅−鉄系の焼結合金よりな
り、ステータボス46に保持されている。焼結金属含油
軸受38のスラスト軸受面となるモータ支持板側の軸方
向端面38aには図10に示すように、高さが10μm
〜30μmの凸部38bが少なくとも3ヶ所周方向およ
び半径方向に均等に形成されている。ステータボス46
は駆動巻線47が巻かれたステータコア44を保持しつ
つ、ハウジング45に固定されている。外径部分にはフ
ァン42が圧入固定され、内径部分には永久磁石43が
接着または、圧入固定されているロータフレーム41の
中央絞り部にシャフト36が圧入固定されている。シャ
フト36は焼結金属含油軸受37と38を貫通して回転
自在に支持されている。シャフト36の他端には、凸部
が形成された焼結金属含油軸受38の端面38aと当接
し、軸方向の力を支持する炭素工具鋼(SK材)からな
るスラスト板39がルーズに挿入され、さらに軸方向の
位置決めを行うため止めリング40が圧入固定されてい
る。
【0004】かつ永久磁石43の磁気センターとコア4
4の磁気センターをずらすことによって発生する磁気ス
ラスト力により焼結金属含油軸受38の端面の凸部38
bとスラスト板39は接合されている。止めリング40
はりん青銅で打ち抜きプレスにて成形されている。スラ
スト板39がシャフト36と一体に回転するようスラス
ト板39と止めリング40は互いに係合するようスラス
ト板39は、図11(b)のようにエッチングにより凹
部39cと凸部39aが形成され凸部39aの面粗度は
0.5μm〜0.8μmである。また図11(b)のよ
うに凹部にはだれ(R部)39bがある。止めリング4
0は図11(a)のように打ち抜きプレスにて小判形に
形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、止めリングがスラスト板の凹部に当接す
る場合、スラスト板の凹部はエッチングにて形成するた
め凹部の底面は平面とはならず、だれ(R部)があり、
また止めリングは内径部にシャフトへの圧入ガイド部が
ないのでシャフトへ圧入後止めリングは軸方向へ50μ
m〜80μm程度の傾きがある。この傾きにより、止め
リングのエッジがスラスト板の凹部の底面のだれに接
し、止めリングとスラスト板が片当りとなりスラスト板
とシャフトは縦振動を伴った不安定な共回りとなる。
【0006】よってスラスト板は、焼結金属含油軸受端
面に設けられた少なくとも3ヶ以上の凸部上を、縦振動
を伴いながら摺動するので振動音が発生する。特に止め
リングのエッジにばりがあればこの振動音は顕著に発生
する。止めリングを打ち抜きプレスで形成するので、ば
りなしには限界がある。また、スラスト板の凸部の面粗
さが0.5μm〜0.9μmで摩擦係数が大きいので止
めリングがスラスト板の凹部に当接しないで止めリング
がスラスト板の凸部に乗り上がった状態になる場合があ
り、スラスト板とシャフトは不安定な共回りになる。特
に止めリングのエッジにばりがあれば、スラスト板とシ
ャフトは縦振動を伴い振動音が発生するといった問題点
があった。しかも、以上のような縦振動を伴うので焼結
金属含油軸受の端面部に設けた凸部がスラスト板に叩か
れながら摺動されるので焼結金属含油軸受の端面部に設
けた凸部が、異常磨耗し軸受寿命を悪化させるといった
問題点も有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低騒音で寿命が安定、向上した軸流ファンモータを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための種々の手段を提供する。
【0009】その第1のグループの小型直流モータは、
回転子のシャフトを支持するスラスト軸受面を構成する
軸方向端面には少なくとも3ヶ所以上にわたり略等間隔
に凸部を設けた焼結金属含油軸受とこの軸受の端面に当
接したスラスト板は端面に凹凸部を有し、回転子の軸方
向の位置決めを行うための止めリングによりシャフトに
固定されている。このような構造を備えた小型直流モー
タにおいて、スラスト板の凸部の面粗度0.3μm以下
として、止めリングは含油焼結金属にて成形され内径部
にシャフトへの圧入のための導入部を設け、外径部には
段付き構造を有している。
【0010】第2のグループの小型直流モータは、回転
子のシャフトを支持するスラスト軸受面を構成する軸方
向端面には少なくとも3ヶ所以上にわたり略等間隔に凸
部を設けた焼結金属含油軸受とこの軸受の端面に当接
し、シャフトに固定されたスラスト板を有し、シャフト
の軸方向の位置決めを行うための止めリングを備えた小
型直流モータにおいて、スラスト板の内径にD部、シャ
フトにDカット部を設けスラスト板がシャフトと一体に
回転し、スラスト板と止めリングの間に外径が止めリン
グの外径より小さく、前記スリーブメタル端面の凸部の
頂点のピッチ径より小さい樹脂よりなるワッシャを接合
させた構成を有している。
【0011】
【作用】第1のグループは、この構成によって止めリン
グがスラスト板の凹部に当接する場合、止めリングの内
径部にシャフトへの圧入ガイドがあるため、シャフトへ
の圧入後の止めリングの軸方向の傾きは30μm以下と
なり、止めリングの外径部の段付き部により、止めリン
グのエッジがスラスト板の凹部のエッチングによる、だ
れ(R部)に接することなく止めリングとスラスト板凹
部は面当りとなる。よってスラスト板とシャフトは安定
した共回りとなり、スラスト板の縦振動が発生せず振動
音が発生することがない。また、止めリングの凸部の面
粗さが0.3μm以下で摩擦係数が小さいので止めリン
グはスラスト板の凸部に乗り上がり維持されることな
く、常にスラスト板の凹部に当接する。よってスラスト
板の縦振動が発生しないので焼結金属含油軸受の端面に
設けられた凸部の異常磨耗がなくなり軸受寿命が安定,
向上する。
【0012】第2のグループは、この構成によってスラ
スト板に凹凸部を形成することなく止めリングとシャフ
トが共回り、すなわちスラスト板とシャフトが共回りす
るので、従来の止めリングがスラスト板の凸部に乗り上
げた不安定状態はなくなりスラスト板の縦振動による振
動音は発生しない。また、スラスト板と止めリングの間
に止めリングの外径より小さい、樹脂よりなるワッシャ
を接合させているのでシャフトへの圧入後の止めリング
の軸方向の傾きが発生し、かつ止めリングのエッジにば
りがあってもこのワッシャにより止めリングのエッジが
スラスト板の端面に接することなく、スラスト板と止め
リングは面接触となるのでスラスト板の縦振動は発生し
にくくなる。仮にスラスト板の縦振動が発生しても樹脂
のワッシャがこの縦振動を抑制しダンパーとしての役割
を果たすので振動音は発生しない。また、樹脂のワッシ
ャの外径が前記スリーブメタル端面の凸部の頂点のピッ
チ径より小さい場合は、永久磁石の磁気センターとコア
の磁気センターをずらすことによって発生する磁気スラ
スト力が、前記焼結金属含油軸受端面の凸部の頂点より
内径側に働くので、スラスト板は焼結金属含油軸受端面
の少なくとも3ヶ以上の凸部の頂点と片当りせず、3ヶ
所以上の凸部の頂点上を安定して摺動するのでスラスト
板の縦振動は発生しなく振動音は発生しない。さらにス
ラスト板と止めリングの間にブチルゴム,ニトリルゴ
ム,ウレタンゴム等のゴム弾性体を接合した場合、これ
らのゴム弾性体の音響抵抗は0.28〜0.67((g
/s*cm 3)*10-4)で非常に小さく防振,緩衡作用
があるので、スラスト板の縦振動を軽減するので振動音
は発生しない。なお、音響抵抗とは種々の物質の音響的
性質を表す熟語で音速*密度の相乗積のことである。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1において、4と2は焼結金属含油軸受
で銅−鉄系の焼結合金よりなり、ステータボス6に保持
されている。焼結金属含油軸受2のスラスト軸受面とな
るモータ支持板側の軸方向端面2aには図2に示すよう
に、高さが10μm〜30μmの凸部2bが少なくとも
3ヶ所周方向および半径方向に均等に形成されている。
ステータボス6は駆動巻線10が巻かれたステータコア
8を保持しつつ、ハウジング7に固定されている。外径
部分にはファン12が圧入され、内径部分には永久磁石
11が接着または、圧入固定されているロータフレーム
9の中央絞り部にシャフト1が圧入固定されている。シ
ャフト1は焼結金属含油軸受4と2を貫通して回転自在
に支持されている。シャフト1の他端には、凸部が形成
された焼結金属含油軸受2の端面2aと当接し、軸方向
の力を支持する炭素工具鋼(SK材)からなるスラスト
板3がルーズに挿入され、さらに軸方向の位置決めを行
うため、止めリング5が圧入固定されている。かつ永久
磁石11の磁気センターとコアの磁気センターをずらす
ことによって発生する磁気スラスト力により焼結金属含
油軸受2の端面の凸部2bとスラスト板3は接合されて
いる。止めリング5は含油焼結金属にて成形され図3
(a)のように、内径部にシャフトへの圧入のための導
入部5aを設け、外径部には段付き構造5cを有する。
スラスト板3がシャフト1と一体に回転するようスラス
ト板3と止めリング5は互いに係合するよう、スラスト
板3は図3(b)のようにエッチングにより凹部3cと
凸部3aが形成され、凸部3aの面粗度0.3μm以下
としている。また図3(b)のように凹部にはだれ(R
部)3bがある。
【0015】以上のように本実施例1によれば、止めリ
ング5がスラスト板3の凹部3cに当接する場合、止め
リング5の内径部にシャフトへの圧入導入部5aがある
ため、シャフト1への圧入後の止めリング5の軸方向の
傾きは30μm以下となり、止めリング5の外径部の段
付き部5cにより、止めリングのエッジ5bがスラスト
板3の凹部のエッチングによる、だれ(R部)3bに接
することなく止めリング5とスラスト板凹部3cは面当
りとなる。よってスラスト板3とシャフト1は安定した
共回りとなり、スラスト板3は焼結金属含油軸受2の端
面に設けられた凸部2b上を縦振動なく摺動するので振
動音が発生することがない。また、スラスト板3の凸部
3aの面粗さが、0.3μm以下で摩擦係数が小さいの
で止めリング5はスラスト板3の凸部3aに乗り上がり
維持されることなく、常にスラスト板3の凹部3cに当
接する。よってスラスト板3の縦振動が発生しないので
焼結金属含油軸受2の端面に設けられた凸部2bの異常
磨耗がなくなり、軸受寿命が安定,向上する。
【0016】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0017】図4において、14と15は焼結金属含油
軸受で銅−鉄系の焼結合金よりなり、ステータボス23
に保持されている。焼結金属含油軸受15のスラスト軸
受面となるモータ支持板側の軸方向端面15aには図5
に示すように、高さが10μm〜30μmの凸部15b
が少なくとも3ヶ所周方向および半径方向に均等に形成
されている。ステータボス23は駆動巻線20が巻かれ
たステータコア25を保持しつつ、ハウジング24に固
定されている。外径部分にはファン21が圧入固定され
内径部分には永久磁石22が接着または、圧入固定され
ているロータフレーム19の中央絞り部にシャフト13
が圧入固定されている。シャフト13は焼結金属含油軸
受14と15を貫通して回転自在に支持されている。シ
ャフト13の他端には、凸部が形成された焼結金属含油
軸受15の端面15aと当接し、軸方向の力を支持する
炭素工具鋼(SK材)からなるスラスト板16に挿入さ
れ、さらに軸方向の位置決めを行うため止めリング18
が圧入固定されている。かつ永久磁石22の磁気センタ
ーとコアの磁気センターをずらすことによって発生する
磁気スラスト力により焼結金属含油軸受15の端面の凸
部15bとスラスト板16は接合されている。図6
(a)に示すようにスラスト板16の内径にD部16
a、図6(b)に示すようにシャフト13の先端部にD
カット部13aを設け、スラスト板16がシャフト13
と一体に回転し、スラスト板16と止めリング18の間
に外径が、止めリング18の外径より小さい樹脂よりな
るワッシャ17を接合させている。
【0018】以上のように本実施例2によれば、スラス
ト板に凹凸部を形成することなく、スラスト板16とシ
ャフト13が共回りするので、従来の止めリングがスラ
スト板の凸部に乗り上げた不安定状態はなくなりスラス
ト板の縦振動による振動音は発生しない。またスラスト
板16と止めリング18の間に、止めリングの外径より
小さい樹脂よりなるワッシャ17を接合させているので
シャフト13への圧入後の止めリング18の軸方向の傾
きが発生し、かつ止めリングのエッジにばりがあっても
このワッシャ17により止めリング18のエッジ18a
がスラスト板16の端面に接することなく、スラスト板
16と止めリング18は面接触となるので、スラスト板
16の縦振動は発生しにくくなる。仮にスラスト板16
の縦振動が発生しても樹脂のワッシャ17がこの縦振動
を抑制しダンパーとしての役割を果たすので振動音は発
生しない。
【0019】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0020】図7において、26はシャフトで28の止
めリングが圧入されている。スラスト板29と止めリン
グ28の間に、外径30aが止めリングの外径28aよ
り小さい、かつ外径が焼結金属含油軸受27の端面の凸
部27aの頂点のピッチ径27bより小さい樹脂のワッ
シャ30を接合させている。
【0021】以上のように本実施例3によれば、樹脂の
ワッシャ30の外径30aが焼結金属含油軸受27の端
面の凸部27aの頂点のピッチ径27bより小さいの
で、永久磁石の磁気センターとコアの磁気センターをず
らすことによって発生する磁気スラスト力が、焼結金属
含油軸受27の端面の凸部27bの頂点より内径側に働
くので、スラスト板29は焼結金属含油軸受27の端面
の少なくとも3ヶ所以上の凸部27aの頂点と片当りせ
ず3ヶ以上の凸部27aの頂点上を安定して摺動するの
でスラスト板29の縦振動は発生しなく振動音は発生し
ない。
【0022】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0023】図8において、31はシャフトで32の止
めリングが圧入されている。スラスト板34と止めリン
グ32の間に、ブチルゴム,ニトリルゴム,ウレタンゴ
ム等のゴム弾性体33を接合している。スラスト板34
はシャフト31と共回りし焼結金属含油軸受35の端面
に設けられた少なくとも3ヶ以上の凸部を摺動してい
る。
【0024】以上のように本実施例4によれば、これら
のゴム弾性体33の音響抵抗は0.28〜0.67
((g/s*cm3)*10-4)で非常に小さく防振,緩
衡作用があるので、スラスト板の縦振動を軽減,撲滅す
るので振動音は発生しない。
【0025】また、本発明は事務機器の内部の電子機器
の冷却等に使用される軸流ファンモータに限られること
なく、フロッピーディスク装置のディスク回転駆動用ス
ピンドルモータ,各種ディスク装置のディスク回転駆動
用モータ,ビデオテープレコーダのドラム,キャプスタ
ン回転駆動用モータ,オーディオ機器のリールモータ,
スピンドルモータ等に広範囲に適用可能である。
【0026】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように本発明
は、焼結金属含油軸受の軸方向端面に設けられた少なく
とも3ヶ所以上の凸部を摺動するスラスト板が、前述の
要因により縦振動を起こし振動音を発生する。またこの
縦振動により焼結金属含油軸受の軸方向端面に設けられ
た、凸部が異常磨耗し軸受寿命を悪化するという課題を
解決することのできるいくつかの軸受構造を提供した。
よって振動音が発生しない低騒音性が優れた、しかも軸
受寿命が安定,向上した優れた小型直流モータを実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における小型直流モータ
の半断面図
【図2】本発明の第1の実施例における焼結金属含油軸
受の斜視図
【図3】(a)は本発明の第1の実施例における止めリ
ングの上面図および正面断面図 (b)は本発明の第1の実施例におけるスラスト板の上
面図および正面断面図
【図4】本発明の第2の実施例における小型直流モータ
の半断面図
【図5】本発明の第2の実施例における焼結金属含油軸
受の斜視図
【図6】(a)は本発明の第2の実施例におけるスラス
ト板の上面図および正面断面図 (b)は本発明の第2の実施例におけるシャフトの上面
図および正面断面図
【図7】本発明の第3の実施例における軸受部分の部分
断面図
【図8】本発明の第4の実施例における軸受部分の部分
断面図
【図9】従来のモータの半断面図
【図10】従来のモータの焼結金属含油軸受の斜視図
【図11】(a)は従来のモータの止めリングの上面図
および正面断面図 (b)は従来のモータのスラスト板の上面図および正面
断面図
【符号の説明】
1,13,26,31,36 シャフト 2,4,14,15,27,35,37,38 焼結金
属含油軸受 2a,15a,38a 焼結金属含油軸受の軸方向端面 2b,15b,27a,38b 焼結金属含油軸受端面
の凸部 3,16,29,34,39 スラスト板 3a,39a スラスト板の凸部 3b,39b スラスト板の凹部のだれ(R部) 3c,39c スラスト板の凹部 5,18,28,32,40 止めリング 5a 止めリング導入部 5b,18a 止めリングのエッジ 5c 止めリング段付構造 6,23,46 ステータボス 7,24,45 ハウジング 8,25,44 ステータコア 9,19,41 ロータフレーム 10,20,47 駆動巻線 11,22,43 永久磁石 12,21,42 ファン 13a シャフト先端部のDカット部 16a スラスト板内径のD部 17,30 ワッシャ 27b 焼結金属含油軸受の軸方向端面の凸部の頂点の
ピッチ径 28a 止めリングの外径 30a ワッシャの外径 33 ゴム弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 21/22 H02K 21/22 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/167 F16C 33/10 F16C 35/02 H02K 5/24 H02K 7/14 H02K 21/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向端面に少なくとも3ヶ所以上のほぼ
    等間隔に凸部を設けたスラスト軸受面を構成する焼結金
    属含油軸受と、端面に凹凸部を有し前記軸受の端面に当
    接したスラスト板と、前記スラスト板を軸方向位置決め
    固定した止めリングとを備え、前記スラスト板と前記焼
    結金属含油軸受の端面は磁気スラスト力により当接した
    小型直流モータにおいて、前記止めリングは内径部にシ
    ャフト導入部を設け、外径部には段付き構造を設け、か
    つ含油した焼結金属にて形成されたことを特徴とする小
    型直流モータ。
  2. 【請求項2】スラスト板の凸部の面粗度を0.3μm以
    下としたことを特徴とする請求項1記載の小型直流モー
    タ。
  3. 【請求項3】スラスト板の内径にD形状部を設け、かつ
    シャフトにDカット部を設け、スラスト板と止めリング
    との間に止めリング外径よりも径小なる樹脂ワッシャを
    挿入したことを特徴とする請求項1記載の小型直流モー
    タ。
  4. 【請求項4】樹脂ワッシャの外径を前記焼結金属含油軸
    受の端面の凸部の頂点がなすピッチ径よりも小さくした
    ことを特徴とする請求項3記載の小型直流モータ。
  5. 【請求項5】スラスト板と前記止めリングの間に、弾性
    体を挿入したことを特徴とする請求項3記載の小型直流
    モータ。
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