JPH0533657U - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH0533657U
JPH0533657U JP8050191U JP8050191U JPH0533657U JP H0533657 U JPH0533657 U JP H0533657U JP 8050191 U JP8050191 U JP 8050191U JP 8050191 U JP8050191 U JP 8050191U JP H0533657 U JPH0533657 U JP H0533657U
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JP
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rotating shaft
radial direction
electric motor
rotary shaft
rattling
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健治 平井
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Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の回転軸をその半径方向に常時弾性的
に付勢して回転軸の振れを抑制することによって、回転
軸の半径方向でのがたつきに起因するノイズの発生を抑
制する。 【構成】 固定子1と、回転子6と、回転軸7と、軸受
81,82と、回転軸7をその半径方向に一方向から弾
圧する弾性部材93とを有する。弾性部材93の力で回
転軸7の半径方向でのがたつきが抑制され、そのがたつ
きに起因するノイズの発生が抑制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばファン駆動に用いる従来の電動機においては、回転軸とそれを支持す る軸受との間に公差範囲内の微小なクリアランスが存在し、しかもファンの回転 に伴って電動機の回転軸に振れ力が加わるために、軸受で支持されている回転軸 が半径方向に微妙にがたついて異音(ノイズ)を発生することがある。回転軸に このようながたつきが生じると、回転軸に摺接する軸受の摺動面が回転軸で削ら れたり磨耗したりして軸受の軸孔が変形したり上記クリアランスが次第に大きく なったりし、それにつれて回転軸のがたつきも大きくなってノイズが増大し、ひ いては電動機自体の耐用寿命が低下するといった事態を引き起こす。そして、回 転軸の半径方向でのがたつきが原因で生じるノイズは、電動機の回転軸をファン などに直結してある場合に特に顕著に発生する傾向がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、回転軸をその半径方向に常時弾 性的に付勢して回転軸の振れを抑制することによって、回転軸の半径方向でのが たつきに起因するノイズの発生を抑制することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の電動機は、固定子と、回転子と、回転子に固着された回転軸と、回転 軸を支持する軸受と、回転軸をその半径方向に一方向から弾圧する弾性部材とを 有するものである。
【0005】
【作用】
この構成であると、弾性部材の力で回転軸がその半径方向に一方向から弾圧さ れるため、軸受と回転軸との間に微小なクリアランスが存在しているとしても、 回転軸が半径方向にがたつきを生じにくくなり、回転軸の半径方向でのがたつき に起因するノイズの発生が抑制される。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の実施例による電動機Mの断面図、図2はその正面図である。こ の電動機Mにおいて、固定子1は鉄心11と巻線12と絶縁性の巻線枠13とを 備え、この固定子1の後端に軸受枠部2、その前端に軸受枠部3がそれぞれ設け られている。そして、前端の軸受枠部3には、所定の回路パターンを具備する配 線基板4の取り付けられたハウジング5が連設されている。上記軸受枠部2,3 やハウジング4は絶縁性の合成樹脂で作られている。次に、回転子6は磁性体で なる筒体61と、筒体61の内周面に固定された永久磁石62とを備え、筒体6 1に磁性体でなる蓋体62を介して回転軸7が同心状に固着されている。
【0007】 固定子1の後端の軸受枠部2と前端の軸受枠部3とにはそれぞれ軸受81,8 2が圧入状態で固定されている。これらの軸受81,82には、たとえば銅−カ ーボン系の焼結金属で作られた含油メタル軸受が用いられている。そして、これ らの軸受81,82に貫挿された上記回転軸7の先端部71が上記ハウジング5 に取り付けられた配線基板4の中心孔41を通して突出されている。Bはハウジ ング5に固定された取付板である。
【0008】 9はポリプロピレン樹脂やナイロンなどの滑性や耐磨耗性に優れた合成樹脂の 成形体でなる薄い平板状の枠体であり、この枠体9は図3に明瞭に示したように 両端部に孔部91,92を有し、かつ両端部を除く部分に打抜き状に形成された 線状部93とその両側の開口部94,95とを有する。線状部93は枠体9の幅 方向Wでは柔軟性に富んで変形しやすい性質を有するけれども、枠体9の厚み方 向Tには変形しにくい性質を有するように細幅形状に作られている。この枠体9 は、上記ハウジング5に突設されたボス部51,52に上記各孔部91,92を 嵌め込んでその全体をハウジング5に収容させた状態でハウジング5に取り付け られる。そして、この取付状態では、図2のように、片側の開口部94に回転軸 7の先端部71が挿通され、線状部93が回転軸7の先端部71の外周面の一箇 所に引っ掛けられている。したがって、軸受81,82によってその軸心方向の 2箇所が摺動回転自在に支持された回転軸7は、上記線状部93によってその半 径方向に一方向から弾圧された状態になり、また、回転軸7に引っ掛けられた線 状部93は回転軸7によって無理に屈曲された形状に保たれる。
【0009】 回転軸7にはワッシャ72が取り付けられており、このワッシャ72と軸受8 2との間にスペーサ73が介在されている。このように構成しておくと、回転軸 7が、回転子6の永久磁石62と固定子1の鉄心11との引き合いによる力と上 記スペーサ73およびワッシャ72による位置決め作用とによって軸方向で位置 決めされる。
【0010】 以上の構成であると、線状部93が元のまっすぐな形に復元しようとするとき の力で回転軸7がその半径方向に一方向から常時弾圧されているため、軸受81 ,82と回転軸7との間に公差範囲内の微小なクリアランスが存在しているとし ても、回転軸7が半径方向にがたつきを生じにくくなり、そのようながたつきに 起因するノイズの発生が抑制される。なお、線状部93の力で回転軸7が押され ていると、軸受81,82の摺動面に回転軸7の外周面が常時摺接した状態にな ると思われる。
【0011】 図4は電動機Mの回転軸7をロータ式ファン100の端板101の中心に直結 したファン装置を示している。110はファン100を回転自在に支持している 枠である。ところで、軸受81,82と回転軸7との公差範囲内のクリアランス が5μである電動機を図4のようにしてファン駆動用に用いた場合、従来の電動 機ではその運転により軸受81,82の軸孔が楕円形に変形して上記クリアラン スが10〜15μに増大し、回転軸7の半径方向でのがたつきに起因するノイズ を発生したが、図1および図2で説明した実施例の電動機では、軸受81,82 の軸孔の変形が従来のものよりも抑制された。また、軸孔形状が楕円形であって 軸受81,82と回転軸7とのクリアランスを10〜15μに設定した上記実施 例による電動機においては、クリアランスが10〜15μという値であるにもか かわらず、回転軸7の半径方向でのがたつきに起因するノイズの発生が認められ なかった。電動機Mの起動性能については従来のものと同様であった。これは、 回転軸7を弾圧している線状部93が細幅で柔軟性に富んでいること、線状部9 3の材質が滑性に富む合成樹脂で作られていること、線状部93が枠体9の幅方 向Wに変形やすく厚み方向Tに変形しにくい細幅形状になっていること、などに よるものと思われる。また、線状部93をポリプロピレン樹脂やナイロンで作っ ておくと、回転軸7が線状部93と擦れても線状部93が破断することはなく、 線状部93の磨耗破断によって電動機Mの耐用寿命が損なわれるという事態は生 じなかった。
【0012】 上記線状部93は回転軸7をその半径方向に一方向から弾圧する弾性部材の1 例である。この実施例では、弾性部材としての線状部93を枠体9を打抜いて形 成してあるけれども、弾性部材の構成はこれに限定されない。たとえば、上掲し た滑性に富む合成樹脂で作った線状の弾性部材の両側に止め輪を一体に具備させ 、その止め輪を図1および図2に示したボス部51,52に嵌め込んで取り付け るようにしたもの、ばね性を有する合成樹脂製あるいは金属製の線材をハウジン グ5に止め付け、その線材の中間部または先端部を回転軸7の外周面に弾接させ て回転軸7をその半径方向に一方向から弾圧させるようにしたもの、などであっ てもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、回転軸の半径方向でのがたつきに起因するノイズを発生しに くく、耐用寿命の長い電動機を提供できるようになる。また、本考案では、回転 軸をその半径方向に一方向から弾圧する弾性部材を設けるというきわめて簡単な 構成を採用しているので、安価である上、既存の電動機に対しても容易に適用す ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による電動機の断面図である。
【図2】本考案の実施例による電動機の正面図である。
【図3】弾性部材としての線状部を具備する枠体の斜視
図である。
【図4】ロータ式ファンに電動機の回転軸を直結したフ
ァン装置の正面図である。
【符号の説明】
M 電動機 1 固定子 6 回転子 7 回転軸 81,82 軸受 93 線状部(弾性部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と、回転子と、回転子に固着され
    た回転軸と、回転軸を支持する軸受と、回転軸をその半
    径方向に一方向から弾圧する弾性部材とを有することを
    特徴とする電動機。
JP1991080501U 1991-10-03 1991-10-03 電動機 Expired - Lifetime JP2537447Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991080501U JP2537447Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991080501U JP2537447Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0533657U true JPH0533657U (ja) 1993-04-30
JP2537447Y2 JP2537447Y2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=13720059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991080501U Expired - Lifetime JP2537447Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 電動機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002051497A (ja) * 2000-07-28 2002-02-15 Mitsumi Electric Co Ltd モータ駆動軸の側圧機構及び側圧機構を備えたモータ
JP2014108024A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Fujitsu General Ltd モールドモータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61114960U (ja) * 1984-12-28 1986-07-21

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JP2537447Y2 (ja) 1997-06-04

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