JP2654884B2 - 小型電動機 - Google Patents

小型電動機

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JP2654884B2
JP2654884B2 JP4061179A JP6117992A JP2654884B2 JP 2654884 B2 JP2654884 B2 JP 2654884B2 JP 4061179 A JP4061179 A JP 4061179A JP 6117992 A JP6117992 A JP 6117992A JP 2654884 B2 JP2654884 B2 JP 2654884B2
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Japan
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leaf spring
motor
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end bracket
bearing
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亘 宮沢
修司 小坂
嘉孝 西村
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Bosch Corp
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Diesel Kiki Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

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  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気調和機など
におけるブロワの駆動源として用いられる小型電動機に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用空気調和機などにおい
て、電機子を収容するモータハウジングをモータブラケ
ットの凹部に嵌着してなる小型電動機は知られている。
【0003】この種のものでは、モータハウジングの端
部にエンドブラケットを設け、このエンドブラケットを
貫通するモータの回転軸をエンドブラケットの外側で軸
受により支持し、この軸受を板ばねによりエンドブラケ
ットの外端に保持するようにしている(例えば、実開昭
63−33352号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、軸受を保持する板ばねの軸方向への抜け止め
について工夫はあるが、その周方向への回り止めについ
て工夫はない。また、板ばねの軸方向への抜け止め用に
環状の板ばね押えを使用した例もあるが、従来の例で
は、板ばね押えにより板ばねのほぼ全域を押えていない
ので、板ばねに繰り返し荷重が作用した場合に金属疲労
が発生して破損するなどの問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、軸受を保持する板ばねの
軸方向への抜け止め、及び周方向への回り止めをきわめ
て簡単に達成することのできる小型電動機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モータハウジングの端部にエンドブラケ
ットを設け、エンドブラケットを貫通するモータの回転
軸を板ばねで保持された軸受により支持し、エンドブラ
ケット側を奥にしてモータハウジングをモータブラケッ
トの凹部に嵌着してなる小型電動機において、エンドブ
ラケットに板ばねの軸方向への抜け止め片を設けると共
に、板ばねの周方向への回り止め片をモータブラケット
の凹部の底面に設けたことを特徴とするものである。
【0007】また他の発明は、環状の板ばね押えの内径
を小さく形成し、該板ばね押えにより板ばねのほぼ全域
を押えられるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、エンドブラケットに設けられ
た抜け止め片により板ばねの軸方向への脱落が防止され
ると共に、モータブラケットの凹部の底面に設けられた
回り止め片により板ばねの周方向への移動が防止され
る。また、板ばね押えにより板ばねのほぼ全域が押えら
れるので、板ばねに繰り返し荷重が作用しても、板ばね
の破損が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明による小型電動機の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0010】図1において、1はモータハウジングを示
している。このモータハウジング1の内周には、永久磁
石3が固定されており、この永久磁石3の内周には電機
子5が嵌め込まれている。この電機子5は回転軸7に固
定された電機子鉄心11と、それに巻かれた電機子コイ
ル9とからなり、この電機子5の隣には整流子13が設
けられている。14は回転軸7の端部に固定されたファ
ンである。
【0011】回転軸7の両端は、含油メタルからなる軸
受15,17により支持され、そのうちの一方の軸受1
5は、モータハウジング1の底を折り曲げた受け部1a
に宛がわれ、その上から給油材19、及び板ばね20で
押えられ、更に、板ばね押え21により押えられてい
る。
【0012】この部分を詳述すると、図2及び図3に示
すように、板ばね20は環状になっており、その周方向
には等しい間隔で3つの切り込み20aが設けられ、こ
の板ばね20は切り込み20aの弾発力により、軸受1
5をモータハウジング1側に押圧している。また板ばね
押え21は環状であり、それには、図2に示すように、
開口21aが設けられており、この開口21aの内径
は、板ばね押え21により板ばね20のほぼ全域を押え
られるように、小さめに形成されている。
【0013】また、他方の軸受17は、モータハウジン
グ1の開口端を塞ぐエンドブラケット23に保持されて
いる。このエンドブラケット23には孔23aがあけら
れており、この孔23aを貫通して、回転軸7はエンド
ブラケット23の外側に延出し、その外側で軸受17に
より支持されている。この軸受17は、エンドブラケッ
ト23の受け部23bに宛がわれた後、給油材25、及
び板ばね26を介して保持されている。
【0014】この部分を詳述すると、図4及び図5に示
すように、板ばね26は3方向に延びる3つのつめ26
aを有し、この3つのつめ26aは、図4に示すよう
に、それぞれ抜け止め片43に係止されている。この抜
け止め片43はエンドブラケット23に一体的に形成さ
れており、これにより板ばね26の軸方向への脱落が防
止されている。また、モータブラケット31の凹部33
の底面には2つの回り止め片45が突設されており、こ
の2つの回り止め片45により板ばね26の周方向への
移動が阻止されている。
【0015】このように組み立てられたモータハウジン
グ1は、通常、エンドブラケット23側を奥にして、モ
ータブラケット31の凹部33に嵌め込まれる。この凹
部33は、モータブラケット31の中央部に形成されて
おり、この凹部33の空間33a内、即ち、モータハウ
ジング1とモータブラケット31との間の空間33a内
には、モータブラケット31の空気取り入れ部35を通
じて、外部から冷却用の空気が導入されている。
【0016】また、モータブラケット31の凹部33の
底面には、図1に示すように、2本の環状の第1の突起
37,39が設けられ、エンドブラケット23の外側の
端面には環状の第2の突起41が設けられている。そし
て、環状の第1の突起37,39のうちの外側の第1の
突起39は、内側の第1の突起37よりも低く形成さ
れ、外側の第1の突起39の外側には第2の突起41が
組み合わされており、第1の突起37,39及び第2の
突起41の間には、いわゆるラビリンス溝が形成されて
いる。なお、突起37,39,41の高さは、必ずしも
上記の組み合せにする必要はなく、例えば、全ての突起
37,39,49を同一の高さにしてもよい。
【0017】このように構成された小型電動機は、一般
に、自動車用空気調和機などにおいて、ファン14の駆
動用のモータなどに使用される。
【0018】しかして、以上の構成によれば、板ばね2
6の軸方向への抜け止め、及び周方向への回り止めをき
わめて簡単に達成することができる。
【0019】即ち、図5に示すように、板ばね26は3
つのつめ26aを有しており、これら3つのつめ26a
をエンドブラケット23の抜け止め片43に係止させる
に際しては、単に板ばね26を周方向に回転させるだけ
でよい。これを係止させた後、エンドブラケット23を
奥にして、モータハウジング1をモータブラケット31
の凹部33に嵌め込む。この際、凹部33の底面の2つ
の回り止め片45間に板ばね26のつめ26aを嵌め込
むようにすれば、板ばね26の周方向への回り止めを簡
単に達成することができる。従って、かかる構成にあっ
て、板ばね26が簡単に脱落することはなく、軸受17
ががたつくことはない。
【0020】また、図2に示すように、軸受15側の板
ばね押え21は環状であり、この板ばね押え21の開口
21aの内径は、板ばね押え21により板ばね20のほ
ぼ全域を押えることができるように、小さめに形成され
ているので、板ばね20に繰り返し荷重が作用しても、
板ばね20が破損することはない。
【0021】更に、これによればエンドブラケット23
に、板ばね26の軸方向への抜け止め片43を設けると
共に、この板ばね26の周方向への回り止め片45を、
モータブラケット31の凹部33の底面に設けるだけな
ので、その加工はきわめて簡単であり、加工コストが増
大することはない、などの効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、エンドブラケットの抜け止め片に板ばねを周
方向に回転させながら保持し、その状態でエンドブラケ
ット側を奥にしてモータハウジングをモータブラケット
の凹部に嵌着させると、その凹部の底面に設けられた回
り止め片に板ばねが係合して板ばねの周方向への回転が
防止されるので、簡単な構成で、しかも簡単な組み立て
手順で、板ばねの抜け止め、及び回り止めを達成するこ
とができ、板ばねの脱落や軸受のがたつきを防止するこ
とができる。また、他の発明では、板ばね押さえにより
板ばねのほぼ全域が押さえられるので、板ばねに繰り返
し荷重が作用しても、従来のものに比べ、金属疲労は少
なく、その破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による小型電動機の一実施例を示す断面
図である。
【図2】同じく、モータハウジングに保持された軸受け
を示す断面図である。
【図3】図2における板ばねを示す斜視図である。
【図4】同じく、エンドブラケットに保持された軸受け
を示す断面図である。
【図5】図4における矢視V図である。
【符号の説明】
1 モータハウジング 3 鉄心 5 電機子 7 回転軸 9 電機子鉄心 11 電機子コイル 13 整流子 15,17 軸受 23 エンドブラケット 31 モータブラケット 33 凹部 43 抜け止め片 45 回り止め片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 嘉孝 東京都中央区銀座1丁目28番16号 特殊 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−51714(JP,U) 実開 昭62−198843(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータハウジングの端部にエンドブラケ
    ットを設け、このエンドブラケットを貫通するモータの
    回転軸を板ばねで保持された軸受により支持し、このエ
    ンドブラケット側を奥にしてモータハウジングをモータ
    ブラケットの凹部に嵌着してなる小型電動機において、
    前記エンドブラケットに前記板ばねを周方向に回転させ
    ることにより保持するための板ばねの軸方向への抜け止
    め片を設けると共に、この板ばねの周方向への回り止め
    片を前記モータブラケットの凹部の底面に設けたことを
    特徴とする小型電動機。
  2. 【請求項2】 前記モータハウジングのエンドブラケッ
    トを設けた端部と反対側の端部を貫通するモータの回転
    軸を軸受により支持すると共に、この軸受を板ばねで保
    持し、この板ばねを環状の板ばね押えにより保持し、前
    記環状の板ばね押えの内径を小さく形成し、該板ばね押
    えにより前記板ばねのほぼ全域を押えるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の小型電動機。
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JPH0251714U (ja) * 1988-10-07 1990-04-12

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