JPH0733570Y2 - 電動フアンモータの軸受構造 - Google Patents

電動フアンモータの軸受構造

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JPH0733570Y2
JPH0733570Y2 JP1990097721U JP9772190U JPH0733570Y2 JP H0733570 Y2 JPH0733570 Y2 JP H0733570Y2 JP 1990097721 U JP1990097721 U JP 1990097721U JP 9772190 U JP9772190 U JP 9772190U JP H0733570 Y2 JPH0733570 Y2 JP H0733570Y2
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JP
Japan
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bearing
washer
inner diameter
electric fan
wave washer
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JP1990097721U
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JPH0454456U (ja
Inventor
浩彦 前川
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラジエータやエアコンデイシヨナーの冷却等
に使用するための電動フアンモータ軸受構造に関するも
のである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種電動フアンモータのなかには、モータヨ
ークの底部に突出部を形成し、該突出部内周に、先端に
フアンが取付けられるモータ軸を軸受を介して回動自在
に軸承したものがある。そしてこのものにおいては、第
3図、第4図に示すごとく、前記突出部7aの先端をモー
タ軸2の軸芯方向に向けて有底状に折曲して軸受アウタ
リング8aのスラスト方向の負荷を受ける突当て部7bを形
成しているが、このとき軸受アウタリング8aと突当て部
7bとの間にウエーブワツシヤ9を介装してスラスト方向
の負荷を弾性的に受けてガタ発生が無いようにしてい
る。
しかるにこのものでは、ウエーブワツシヤ9が、単に突
当て部7bと軸受8との間に介装されるだけの構成である
から、振動等によつて過大なスラスト方向の負荷が働い
たとき、ウエーブワツシヤ9が弾性限界を越えて異常に
押圧され、これによつてウエーブワツシヤ9が復元しな
くなつたり破損してしまう惧れがあつて改善する必要が
ある。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる電動フアンモータの軸受構造を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、先端にフ
アンが取付けられたモータ軸が突出するモータヨークの
底部に突出部を形成し、該突出部内周にモータ軸を回動
自在に軸承する軸受を設けると共に、突出部の先端に、
モータ軸の外周面方向に向けて有底状に折曲して軸受ア
ウタリングのスラスト方向の負荷を平ワツシヤおよびウ
エーブワツシヤを介して受ける突当て部を形成してなる
電動フアンにおいて、前記平ワツシヤの内径をウエーブ
ワツシヤの内径よりも小径にして、該平ワツシヤのウエ
ーブワツシヤよりも内径側に突出する内径部に、前記突
当て部の内周先縁から軸受に近づく方向に向けて折曲形
成した規制部を対向せしめて、ウエーブワツシヤのスラ
スト方向の異常変形を、規制部先端が平ワツシヤ内径部
に接当することで規制する構成にしたことを特徴とする
ものである。
そして本考案は、この構成によつて、ウエーブワツシヤ
の確実な保護が計れるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は車両に搭載される電動フアンを構成す
る電動フアンモータであつて、該電動フアンモータ1
は、モータ軸2、ロータ3、永久磁石4、刷子5、整流
子6等の各種部材装置から構成されており、そして前記
モータ軸2の先端にはフアンボス部12が一体的に取付け
られる等、これらは何れも従来通りである。
また、7は電動フアンモータ1のケーシングを構成する
モータヨークであつて、該モータヨーク7には、軸受8
を介してモータ軸2を回動自在に軸承するための突出部
7aがフアン取付け部側に形成されているが、この突出部
7aの先端側には、モータ軸2の軸芯方向に向けて有底状
に折曲された突当て部7bが形成されている。さらにこの
突当て部7bの内周縁部には軸受8側に向けて筒状に折曲
された規制部7cが形成されている。
一方、9はウエーブワツシヤ、10は平ワツシヤであつ
て、モータ軸2のモータヨーク7に対するスラスト方向
の負荷は、軸受8のアウタリング8aから平ワツシヤ10、
ウエーブワツシヤ9を介して突当て部7bで受止め支持さ
れる構成になつているが、平ワツシヤ10は、その内径が
ウエーブワツシヤ9の内径よりも小径になつていて、該
平ワツシヤ10のウエーブワツシヤ9よりも内径側に突出
して露出する内径部に、前記規制部7cの先端縁が対向す
るように設定されている。そして、平ワツシヤ10と突当
て部7bとによつてスラスト方向両面が囲繞され、突出部
7aと規制部7cとによつて径方向両面が囲繞されたウエー
ブワツシヤ9の収容室Rが形成されるが、この収容室R
がスラスト方向に異常に狭くなろうとする変位は、規制
部7cの先端縁が平ワツシヤ10の前記突出する内径部に接
当することで規制される構成となつている。
尚、図中、11は突出部7aの外周面に圧入組込みされた防
水リングである。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、前述し
たように、電動フアンモータ1に生じるスラスト方向の
負荷は、ウエーブワツシヤ9を介して突当て部7bによつ
て弾性的に受け止めることになつて、ガタが生じること
がないものであるが、ウエーブワツシヤ9は、過大なス
ラスト方向の負荷によつて必要以上に押圧されて破損し
てしまうことがない。
つまり、本考案が実施されたものにおいては、ウエーブ
ワツシヤ9は、突出部7a、規制部7c、平ワツシヤ10そし
て突当て部7bに囲繞される収容室Rに収容されている
が、この収容室Rは、規制部7cの軸受8方向を向いた先
端が平ワツシヤ10の内径部に接当することによつて、ス
ラスト方向の変位が必要以上に大きくなつて、ウエーブ
ワツシヤのスラスト方向の変形が異常に大きくならない
よう規制される。この結果、フアンモータ1に対してス
ラスト方向に過大負荷が働いたとしても、ウエーブワツ
シヤ9は、規制部7cが平ワツシヤ10に接当した最も狭い
スラスト方向の空間よりも狭い押圧されることが確実に
回避されることになつて、ウエーブワツシヤ9に対して
弾性限界を越えた異常負荷が働いたりすることを防止で
き、長期に亘つて信頼性の向上が計れることになるる。
しかもこのものでは、突当て部7bの内周縁部を軸受側に
折曲し、その先端を平ワツシヤに対向させるだけで良い
ので、構造が悪戯に複雑になることもなく、組付けも容
易であつてコスト的にも安価なものとすることができ
る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、電動フアンモータにスラスト方向の負荷が働い
た場合に、ウエーブワツシヤを介して突当て部によつて
弾性的に受け止めることになつて、ガタが生じることが
ないものであるが、このウエーブワツシヤのスラスト方
向の異常変形は、突当て部の先端から折曲形成される規
制部先端縁が、ウエーブワツシヤよりも小径に設定され
る平ワツシヤの内径部に接当することで規制されること
になり、この結果、ウエーブワツシヤに対して弾性限界
を越える異常負荷が働いたりすることを防止でき、長期
に亘つて信頼性の向上が計れることになるる。
しかもこの確実なウエーブワツシヤの保護構造は、突当
て部の内周縁部から軸受側に折曲形成せしめた規制部の
先端を、ウエーブワツシヤよりも小径に設定される平ワ
ツシヤ内周部に対向させる構成にするだけで良いので、
構造が徒に複雑になることもなく、組付けも容易であつ
てコスト的にも安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る電動フアンモータの軸受構造の実
施例を示したものであつて、第1図はフアンモータの一
部断面図、第2図は要部拡大断面図、第3図は従来例を
示すフアンモータの一部断面図、第4図は要部拡大断面
図である。 図中、1はフアンモータ、7はモータヨーク、7aは突出
部、7bは突当て部、7cは規制部、8は軸受、9はウエー
ブワツシヤ、10は平ワツシヤである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にフアンが取付けられたモータ軸が突
    出するモータヨークの底部に突出部を形成し、該突出部
    内周にモータ軸を回動自在に軸承する軸受を設けると共
    に、突出部の先端に、モータ軸の外周面方向に向けて有
    底状に折曲して軸受アウタリングのスラスト方向の負荷
    を平ワツシヤおよびウエーブワツシヤを介して受ける突
    当て部を形成してなる電動フアンにおいて、前記平ワツ
    シヤの内径をウエーブワツシヤの内径よりも小径にし
    て、該平ワツシヤのウエーブワツシヤよりも内径側に突
    出する内径部に、前記突当て部の内周先縁から軸受に近
    づく方向に向けて折曲形成した規制部を対向せしめて、
    ウエーブワツシヤのスラスト方向の異常変形を、規制部
    先端が平ワツシヤ内径部に接当することで規制する構成
    にしたことを特徴とする電動フアンモータの軸受構造。
JP1990097721U 1990-09-18 1990-09-18 電動フアンモータの軸受構造 Expired - Lifetime JPH0733570Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0454456U JPH0454456U (ja) 1992-05-11
JPH0733570Y2 true JPH0733570Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31838344

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55166147U (ja) * 1979-05-16 1980-11-29
JPS6138389Y2 (ja) * 1980-07-23 1986-11-06
JPS6177656U (ja) * 1984-10-24 1986-05-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0454456U (ja) 1992-05-11

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