JP3505667B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3505667B2
JP3505667B2 JP26087895A JP26087895A JP3505667B2 JP 3505667 B2 JP3505667 B2 JP 3505667B2 JP 26087895 A JP26087895 A JP 26087895A JP 26087895 A JP26087895 A JP 26087895A JP 3505667 B2 JP3505667 B2 JP 3505667B2
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rotor
thrust stopper
stopper
thrust
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伸一 大井
史 梅垣
雅美 武政
達夫 原口
佳英 郡司
博 大澤
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に車両用空調
装置の送風機に用いられるブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレスモータとしては、実開
平3−48339号公報に開示されるものがある。この
ブラシレスモータは、中央に立設する回転軸と、この回
転軸を保持する套筒と、この套筒の周囲に配されたステ
ータと、このステータを覆うように前記回転軸に固着さ
れ、前記ステータと対面する位置に永久磁石が配設され
たロータと、前記ステータに巻回される励磁コイルと、
この励磁コイルに通電すコントロール基板と、このコン
トロール基板を収納するケーシングとによって構成され
ている。また、前記ロータには、通気孔が適数形成さ
れ、ステータを冷却するための空気をブラシレスモータ
内に導入するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このブ
ラシレスモータにおいては、套筒の上端部分が開口し、
この套筒によって保持される軸受が剥き出しの状態とな
っているために、前記通気孔より侵入する塵埃が軸受に
付着し、この軸受の摩擦熱によって塵埃が炭化したり、
また噛み込みによって摩擦が増大したりする不具合が生
じている。
【0004】このため、この発明は、スラストストッパ
を利用して、通気孔より侵入する塵埃が軸受へ付着する
ことを防止することを目的とするものであり、また、こ
の発明は、スラストストッパを利用して、軸受から飛散
するオイルを再び軸受に戻すことを目的とするものであ
る。
【0005】また、この発明は、スラストストッパを利
用した場合、スラストストッパとロータとの間に回転差
が生じて発生する異音を防止することを目的としたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、請求項1記
載の発明は、回転軸と、この回転軸を回転自在に支持す
る軸受と、この軸受を保持する軸受ホルダと、前記回転
軸に固着され、所定の位置に通気孔を有するロータと、
このロータに環状に配設された永久磁石と、この永久磁
石に対して回転磁界を発生させるステータと、このステ
ータに巻回される励磁コイルと、この励磁コイルに通電
する励磁回路が配線させるコントロール基板と、このコ
ントロール基板が収納されるケースハウジングと、前記
ロータ及び前記軸受の間に位置して前記ロータを軸方向
に保持するスラストストッパとを具備するブラシレスモ
ータにおいて、前記スラストストッパの径は、前記軸受
ホルダのスラストストッパ側開口端の径よりも大きく設
定されると共に、前記通気孔の軸側縁をつなぐ円周の径
は、前記スラストストッパの外径よりも大きいことにあ
る。
【0007】これによって、軸受ホルダのスラストスト
ッパ側開口端が、スラストストッパによって覆われる形
となることから軸受への塵埃の付着を防止できる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記スラス
トストッパは、その外周縁部から下方に延出する周壁を
有し、この周壁の端部は、前記軸受ホルダのスラストス
トッパ側開口端よりも下方に位置することにある。これ
によって、側部からの塵埃の付着を防止できる。
【0009】さらに、請求項3記載の発明は、前記スラ
ストストッパの軸受側摺動当接面に、この当接面から径
方向外方に向けて漸次軸受側に傾斜するオイルガイドを
設けたことにある。これによって、スラストストッパの
回転により径方向外方に放出されるオイルがこのオイル
ガイドに沿って軸受ホルダ上端の開口部に戻るために、
軸受の潤滑性を向上できる。
【0010】さらにまた、請求項4記載の発明は、前記
スラストストッパは回転止め手段によってロータに対し
て固定されていることにある。また、前記回転止め手段
は、スラストストッパに形成された係止溝と、前記ロー
タの前記係止溝に対峙する部分に形成された突起部であ
(請求項5)ことが好ましく、さらに前記回転止め手
段は、回転軸の前記ロータが固着される部分から前記ス
ラストストッパが固着される部分にかけて形成されたロ
ーレット目であっても良いものである(請求項6)。こ
れによって、スラストストッパはロータと共に回転する
ことによって、ロータとの回転差による異音を防止でき
ると共に、スラストストッパの耐久性を向上させること
ができる。
【0011】さらに、前記ロータにおいて回転軸に固
着される部分と前記永久磁石が固着される部分との間を
連設するいわゆるヨークの部分には、複数の通気孔が環
状に配設される。この複数の通気孔は、これらの通気孔
の軸方向の縁が前記スラストストッパの外周縁よりも外
側に位置するように形成されている。言い換えると、前
記通気孔の軸側縁をつなぐ円周の径は、前記スラストス
トッパの外径よりも大きくすることにある。これによっ
て、この通気孔は、前記軸受ホルダの開口部よりも外側
に位置することとなるため、軸受側へ塵埃が付着するこ
とを防止している。
【0012】また、軸受ホルダの前記オイルガイドと対
峙する位置には、軸受を保持する軸受ストッパが固着さ
れており、この軸受ストッパに前記オイルガイドによっ
て導かれたオイルが溜まるものである。また、この軸受
ストッパには、所定の位置に孔が形成されている。これ
によって、軸受ストッパに滞留するオイルはこの孔から
軸受に回帰し、軸受の潤滑性を向上させ、軸受の耐久性
を向上させる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に示されるブラシレ
スモータ1は、例えば車両用空調装置の送風機として使
用されるもので、回転軸2の上端に形成された装着部3
にシロッコ型のファン4が固着される。また前記回転軸
2には、回転子(ロータ)5が圧入固着され、スラスト
ストッパ6によって軸方向に支持されている。
【0014】前記ロータ5は、回転軸2に圧入固着され
るボス部7と、このボス部7から傘状に広がると共に複
数の通気孔8が形成された傘部9と、この傘部9の最外
周縁から下方に延出する円筒部10とによって構成さ
れ、この円筒部10の内周側面には複数の永久磁石11
が配されている。この実施の形態においては、前記永久
磁石11は、前記円筒部10の内周側面の周方向に極性
が交互となるように4つ配される。また、前記傘部15
には、複数(この実施の形態においては4つ)の通気孔
8が形成されており、対向する位置にある通気孔8の内
側の辺同士の距離は図4で示すようにD3 である。
【0015】前記回転軸2は、軸受16,17によって
回転自在に保持される。この軸受16,17は、下記す
る固定子(ステータ)12の中央を貫通して形成された
貫通孔13に装着される上下の軸受ホルダ14,15に
それぞれ固着されている。また前記回転軸2の下端に
は、前記ロータ5の永久磁石11の位置を示すセンサマ
グネット18が圧入されると共にプッシュナット79に
よって回転軸2の軸方向に保持される。これによってセ
ンサマグネット18とコントロール基板19に取付られ
た複数のホール素子20との距離は一定に保持される。
【0016】センサマグネット18はコントロール基板
19に形成された開口部21を貫通した形で回転軸2に
装着され、センサマグネット18の端部に形成されたフ
ランジ部22は、コントロール基板19の下方において
径方向に広がって形成されている。また前記コントロー
ル基板19の裏側の前記フランジ部22と対峙する位置
に複数のホール素子20が配され、前記センサマグネッ
ト18の磁性を検出することによってロータ5の永久磁
石11の位置を的確に検出するものである。これによっ
て、前記ホール素子20の検出結果に基づいて前記コン
トロール基板19に配線された励磁回路によってステー
タ12に回転磁界を発生させるものである。尚、前記セ
ンサマグネット18と軸受17との間には、複数のワッ
シャ群23が介在され、センサマグネット18と軸受と
の間の摺動抵抗を減じるようになっている。また、前記
ワッシャ群23は、ナイロンベースのワッシャ、NBR
ゴムワッシャ、POM(ポリアセタール)ワッシャ等に
よって構成されているものである。
【0017】前記スラストストッパ6は、図4及び図5
に示すように、前記ロータ5を軸方向に支持するもの
で、このスラストストッパ6と軸受16との間にはナイ
ロンベースのワッシャ24とNBRゴムからなるワッシ
ャ25が配され、スラストストッパ6と軸受16の間の
摺動抵抗を減じるようにしてある。このスラストストッ
パ6は、回転軸2が挿通される貫通孔26と、この貫通
孔26に周設される円筒部27と、この円筒部27の上
端から前記ロータ5の傘部15に沿って径方向に拡張す
る円板部28とによって構成される。尚、この円板部2
8の外径はD2 である。この円板部28の外周縁部に
は、所定の幅で下方に延出する周壁29が形成されてい
る。また、前記円筒部27の下端面には、平面である前
記ワッシャ25との摺動当接面から漸次径方向外方に向
けて下方へ傾斜するオイルガイド30が形成されてい
る。このオイルガイド30の径方向外方端部と前記周壁
29の内側面の間には環状凹部31が形成され、この環
状凹部31内に上の軸受ホルダ14のスラストストッパ
側開口部(上部開口端)32が所定距離dだけ入り込む
ものである。
【0018】前記軸受ホルダ14の上部開口端32の直
径はD1 であり、該軸受ホルダ14の内部には、軸受ス
トッパ33によって固定された軸受16が配されてい
る。この軸受16の軸方向の略中央の外周面には、潤滑
油を含んだフェルト34が当接しており、焼結金属によ
り形成された軸受16に潤滑油を供給するようになって
いる。
【0019】ステータ12は、珪素鋼板を多段積層して
形成されたステータコア35と、このステータコア35
を上下から挟持するように装着される上下の絶縁カバー
36,37と、上下の絶縁カバー36,37によって絶
縁されたステータコア35に巻回される励磁コイル38
とによって構成される。また、前記ステータコア35
は、中央に前記軸受ホルダ14,15が装着される貫通
孔13と、この貫通孔13を画成する周壁39から6方
向に延出するコイル巻回部40と、このコイル巻回部4
0に連設し、前記ロータ5の永久磁石11の回転円に対
応するように円弧状に形成された磁極面41とからな
る。尚、この実施の形態においては、励磁コイル38
は、デルタ結線されているものである。
【0020】前記下の絶縁カバー37は放射状の6方向
に設けられた脚部42を有する。この脚部42の先端は
弾性部材43,44を介して前記ケースハウジング45
を形成する上ケース部材46と蓋体47との間に挟持固
定される。これによって、前記ステータ12の振動が弾
性部材43,44で吸収されるために、ケースハウジン
グ45に伝達されないため、騒音の一因を防止するする
ができるものである。尚、前記蓋体47は、リブ48に
よって位置決めされ、螺子49によって固定されている
ものである。
【0021】前記ケースハウジング45は、上ケース部
材46と、下ケース部材50と、蓋体47によって構成
され、内部に前記コントロール基板19が配設される。
前記上ケース部材46には、このブラシレスモータ1
を、例えば送風機ユニットに装着するための螺子孔51
を有する取付部52,53,54が形成され、さらにコ
ントロール基板19に取付られた複数の電界効果トラン
ジスタ(FET)55が固着される放熱板56が露出す
る開口部57が形成される。
【0022】また、ケースハウジング45の側部には、
上ケース部材46の側部と下ケース部材50の側部によ
って電源コネクタ(図示しない)が装着されるコネクタ
装着部58が画成される。このコネクタ装着部58は、
上ケース部材46の側部に形成された複数の上ガイドリ
ブ59及び一対の両側ガイドリブ60と、下ケース部材
50の側部に形成されたコネクタ装着孔61とによって
形成され、さらに前記コネクタ装着孔61には、前記コ
ントロール基板19に接続される複数の端子62が突出
するものである。これによって、電源コネクタを前記コ
ネクタ装着部58に装着する場合、上ガイドリブ59と
両側ガイドリブ60とによって電源コネクタの上側及び
両側の位置を制限できるために、盲作業となるコネクタ
の装着作業を容易にすることができる。
【0023】以上の構成のブラシレスモータ1におい
て、コントロール基板19上に配線された励磁回路によ
って、前記ホール素子20によって検出された前記セン
サマグネット18の位置、いわゆるロータ5の永久磁石
11の位置に対して適切な回転磁界をステータ12に発
生させ、ロータ5を回転させるものである。
【0024】このブラシレスモータ1の回転時におい
て、ステータ12に印加される励磁電流によりステータ
12はかなり熱くなるが、回転軸2に装着されるファン
4の回転による空気に流れによってステータ12付近の
空気を前記通気孔8から排出できるために、ステータ1
2の冷却を行うことができる。しかしながら、従来は、
この通気孔8から侵入する塵埃により、軸受16と回転
軸2との摺動当接部分にこの塵埃に付着することによっ
て、回転抵抗の増大、炭化した塵埃による軸受の劣化等
の不具合が生じていた。
【0025】このため、本発明においては、対向する位
置にある前記通気孔8の径方向内側に位置する辺同士の
間の距離D3 は、前記スラストストッパ6の径D2 より
も大きく設定され、さらに前記スラストストッパ16の
径D2 は軸受ホルダ14の上部開口端32の直径D1
りも大きく設定されていることから、通気孔8から侵入
する塵埃は、このスラストストッパ6に阻まれて、軸受
16若しくは軸受16と回転軸2の摺動部分に到達でき
なくなる。さらに、上の軸受ホルダ14の上部開口端3
2が、スラストストッパ6の環状凹部31内に所定の距
離dだけ入り込んでいるために、軸受16若しくは軸受
16と回転軸2との摺動部分への塵埃の到達を防止でき
る。これによって、軸受16の塵埃による不具合を解消
できるために、軸受の寿命を延ばすことができる。
【0026】さらに、スラストストッパ6の下端に形成
されたオイルガイド30により、ワッシャ24,25か
ら放射方向に飛散する潤滑油は、軸受ストッパ33側に
導かれ、この軸受ストッパ33上に滞留する。この軸受
ストッパ33には、前記フェルト34へ潤滑油を導く孔
が形成されている。これによって、軸受16、回転軸2
と軸受16と摺動部分、ワッシャ24,25、オイルガ
イド30、軸受ストッパ33、フェルト34に到る潤滑
油の循環経路を構成できるために、軸受16と回転軸2
との間に供給される潤滑油量を維持でき、この部分の潤
滑を良好な状態に維持できる。
【0027】また、上記構成のブラシレスモータ1にお
いて、スラストストッパ6は回転軸2に圧入されている
ために通常ロータ5と同期して回転するが、摩擦熱等に
よってスラストストッパ6が膨張し、回転軸2との係止
力が減少した場合、ロータ5との間に回転数の差が生じ
ることがある。この回転力の差は、ある種の異音となっ
て回転軸2及びケースハウジング45を介して外部に漏
れることがある。これを防止するために、本発明は、図
6及び図7で示されるように、スラストストッパ6をロ
ータ5に対して固定し、ロータ5との間に回転数の差が
生じないようにした回転止め手段を設けたことにある。
【0028】図6に示す回転止め手段は、スラストスト
ッパ6の円板28の所定位置に形成された係止溝70
と、ロータ5の傘部9のこの係止溝70に対応する位置
に切り起こしによって形成された突起71とによって構
成されたものである。これによって、スラストストッパ
6をロータ5と同時に回転するようにできるために、ロ
ータ5との間に回転数の差が生じないものである。
【0029】また、図7に示す回転止め手段は、回転軸
2の外周面であって、前記ロータ5のボス部7からスラ
ストストッパ6の貫通孔26にかけての部分に形成され
たローレット目80である。これによって、回転軸2と
ロータ5、回転軸2とスラストストッパ6との間の摩擦
抵抗を増大させることができるために、スラストストッ
パ6とロータ5との間の回転数の差の発生を防止するこ
とができる。尚、図7においてローレット目80の模様
は軸方向の直線状となっているが、斜線状、クロス状、
点状などその模様の種類は限定されるものではない。
【0030】よって、スラストストッパ6とロータ5と
の間に回転止め手段を設けたことによって、スラストス
トッパ6とロータ5とに回転数の差が生じることを防止
できるために、異音の発生を防止することができるもの
である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スラストストッパの径を、軸受ホルダの上部開口端
の径よりも大きくし、また、通気孔の軸側縁をつなぐ円
周の径をスラストストッパの外径よりも大きくすること
によって、さらにはスラストストッパの周壁を軸受ホル
ダの上部開口端よりも下方に延出させたことによって、
軸受若しくは軸受と回転軸との摺動部分に、通気孔から
侵入する塵埃が付着することを防止できるために、軸受
部分の摺動状態を良好に維持できると共に、軸受の寿命
を延ばすことができるものである。
【0032】また、軸受ホルダの開口端の内部に位置す
る前記スラストストッパの摺動面の周縁から軸受側に突
出するオイルガイドを設けたことによって、潤滑油の循
環経路を構成することができるために、軸受での潤滑を
良好に維持でき、軸受の寿命を延ばすことができるもの
である。
【0033】さらに、スラストストッパとロータとの間
に回転止め手段を設けたことによって、スラストストッ
パとロータとの間の回転数の差によって生じる異音を防
止することができ、このブラシレスモータが装着される
空調装置の騒音の一因を防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシレスモータの断面図であ
る。
【図2】本発明に係るブラシレスモータの側面図であ
る。
【図3】本発明に係るブラシレスモータの平面図であ
る。
【図4】本発明に係るブラシレスモータの一部拡大断面
図である。
【図5】本発明のスラストストッパ及び上の軸受ホルダ
部分の分解斜視図である。
【図6】本発明の別の実施の形態を示したブラシレスモ
ータの一部拡大断面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施の形態を示したブラシ
レスモータの一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 2 回転軸 5 ロータ 6 スラストストッパ 8 通気孔 11 永久磁石 12 ステータ 14 上の軸受ホルダ 15 下の軸受ホルダ 16 上の軸受 17 下の軸受 19 コントロール基板 29 周壁 30 オイルガイド 32 スラストストッパ側開口部 38 励磁コイル 45 ケースハウジング 70 係止溝 71 突起部 80 ローレット目
フロントページの続き (72)発明者 武政 雅美 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (72)発明者 原口 達夫 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (72)発明者 郡司 佳英 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (72)発明者 大澤 博 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (56)参考文献 特開 昭62−107665(JP,A) 特開 平6−311717(JP,A) 特開 平6−296338(JP,A) 特開 平6−261515(JP,A) 特開 平6−38477(JP,A) 特開 平3−15247(JP,A) 実開 昭63−97367(JP,U) 実開 平6−70464(JP,U) 実開 平3−34660(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 F16C 33/10 H02K 5/16 H02K 5/167 H02K 21/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸を回転自在に支持
    する軸受と、この軸受を保持する軸受ホルダと、前記回
    転軸に固着され、所定の位置に通気孔を有するロータ
    と、このロータに環状に配設された永久磁石と、この永
    久磁石に対して回転磁界を発生させるステータと、この
    ステータに巻回される励磁コイルと、この励磁コイルに
    通電する励磁回路が配線させるコントロール基板と、こ
    のコントロール基板が収納されるケースハウジングと、
    前記ロータ及び前記軸受の間に位置して前記ロータを軸
    方向に保持するスラストストッパとを具備するブラシレ
    スモータにおいて、 前記スラストストッパの径は、前記軸受ホルダのスラス
    トストッパ側開口端の径よりも大きく設定されると共
    に、前記通気孔の軸側縁をつなぐ円周の径は、前記スラ
    ストストッパの外径よりも大きいことを特徴とするブラ
    シレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記スラストストッパは、その外周縁部
    から下方に延出する周壁を有し、この周壁の端部は、前
    記軸受ホルダのスラストストッパ側開口端よりも下方に
    位置することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモ
    ータ。
  3. 【請求項3】 回転軸と、この回転軸を回転自在に支持
    する軸受と、この軸受を保持する軸受ホルダと、前記回
    転軸に固着され、所定の位置に通気孔を有するロータ
    と、このロータに環状に配設された永久磁石と、この永
    久磁石に対して回転磁界を発生させるステータと、この
    ステータに巻回される励磁コイルと、この励磁コイルに
    通電する励磁回路が配線させるコントロール基板と、こ
    のコントロール基板が収納されるケースハウジングと、
    前記ロータ及び前記軸受の間に位置して前記ロータを軸
    方向に保持するスラストストッパとを具備するブラシレ
    スモータにおいて、 前記スラストストッパの軸受側摺動当接面に、この当接
    面から径方向外方に向けて下方へ突出するオイルガイド
    を設けたことを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 前記スラストストッパは回転止め手段に
    よってロータに対して固定されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  5. 【請求項5】 前記回転止め手段は、スラストストッパ
    に形成された係止溝 と、前記ロータの前記係止溝に対峙
    する部分に形成された突起部であることを特徴とする請
    求項4記載のブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】 前記回転止め手段は、回転軸の前記ロー
    タが固着される部分から前記スラストストッパが固着さ
    れる部分にかけて形成されたローレット目であることを
    特徴とする請求項4記載のブラシレスモータ。
JP26087895A 1995-09-13 1995-09-13 ブラシレスモータ Expired - Lifetime JP3505667B2 (ja)

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JP26087895A JP3505667B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 ブラシレスモータ

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JP26087895A JP3505667B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 ブラシレスモータ

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JPH0984319A JPH0984319A (ja) 1997-03-28
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