JP2004015918A - モータのラビリンス構造 - Google Patents

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西舘 正弘
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【課題】簡単な構成で、モータ内部への塵や埃の侵入や、モータ内部で発生した塵や埃の漏れ出しを減少すること
【解決手段】アウターロータとステータ間にラビリンスを構成したスピンドルモータにおいて、ラビリンスを構成する手段としてロータケースの開口端部を径方向に折り曲げてつば部を形成すると共に、このつば部に臨ませるもので、ロータの回転に支障が無いように遊嵌させ、かつ、ロータが軸方向に移動したときつば部に係止するかぎ部を設けた防塵体をステータベースに配する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、スピンドルモータに係り、特にモータ内部及び外部への防塵構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピンドルモータは、CD−ROMやDVDなどの情報記録ディスクを回転駆動させたり、ファンなどの送風機を回転駆動させるためなど、精密機械の内部や、汚れた空気の中など様々な環境の中で使用されている。
このようなスピンドルモータには、モータ外部からの異物侵入防止構造や、モータ内部で発生した塵などが、外部に漏れ出さないようにする構造が求められている。
【0003】
前記のようなスピンドルモータは、ステータを形成するステータベースの中央部に軸受ハウジングを固着し、この軸受ハウジングの円筒内部に、ロータを形成するロータヨークの中央部に挿設されたシャフトが回転自在に支承されるラジアル軸受及びスラスト軸受を配設し、さらにこの軸受ハウジングの円筒外周部にステータコアを固着している。
【0004】
このステータコアには、その中央部から半径方向に突き出た複数の腕部に駆動コイルを巻回し、電機子磁極を形成している。また、ロータヨークの円筒内周面側に環状マグネットが固着され、この環状マグネットは周方向に区分された磁極を有し、この磁極は、ステータの電機子磁極に対向して配設される。
【0005】
通常、ステータベースとロータヨークとの間にはクリアランスが存在する。また、ロータ部が回転する際に、回転するロータ部によってモータ内部や外部の空気も同時にかき乱される。これによって、モータ外部にある塵や埃などが、かき乱された空気に巻き上げられ、ステータベースとロータヨークとの間にあるクリアランスを通ってモータ内部に侵入してきた入り、モータ内部で発生した塵や埃が、同様な作用によりモータ外部にもれ出て、モータが装着してある装置自体を汚してしまうという問題が発生する。
【0006】
この問題を解決する方法として、ステータベースとこれに対向するロータヨークとのクリアランスを微小にする方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のステータベースとこれに対向するロータヨークとのクリアランスを微小にする方法では、ロータヨークやステータ部の加工精度や組付け精度が高いことを要求される。したがって、この様な方法の場合、加工精度や組付け精度を良くするために手間とコストがかかるという問題点を有している。
【0008】
そこで本発明は、前記の欠点を解決して、簡単な構成ではあるが、モータ内部への塵や埃の侵入や、モータ内部で発生した塵や埃の漏れ出しを減少することが可能な信頼性の優れたモータ内部及び外部への異物侵入及び漏れ出し防止構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためには、アウターロータとステータ間にラビリンスを構成したスピンドルモータにおいて、ラビリンスを構成する手段としてロータケースの開口端部を径方向に折り曲げてつば部を形成すると共に、このつば部に臨ませるもので、ロータの回転に支障が無いように遊嵌させ、かつ、ロータが軸方向に移動したときつば部に係止するかぎ部を設けた防塵体をステータベースに配すればよい。
このように各部を構成すると、単純なラビリンス構造ではなく、2重のラビリンス構造を形成することが可能となり、防塵効果が向上し、しかも、ロータの軸方向の抜け止めを容易にできる。
【0010】
前記防塵体に、ステータベースに挿入して固定する脚部を設ける。
このように脚部を防塵体に設けることにより、防塵体の取付を容易することが可能となり、また、防塵体をしっかり固着することができ、さらに、全体の姿勢を低くできる。
【0011】
前記防塵体を弾性体で形成すると共に、前記防塵体のかぎ部を組み込みやすいようにテーパ形状にする。
このように防塵体を形成すると、防塵体をステータベースに固着した状態でロータ部を組み付けることが可能となり、防塵体がテーパ形状であるので、ステータ部にロータ部を組み付ける際に、ガイドの役割を果たすとともに、シャフト2へかかる力の負担を軽減することができる。
【0012】
前記防塵体に組込み時、拡開しやすいように少なくとも1個の切り込みを設ける。
このようにモータを構成すると、ロータ部をステータ部に組み付ける際に、壁部が大きくたわむことが可能となり、ロータ部をステータ部に容易に組み付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図である。
図2は、本発明の実施の形態1で使用されている防塵体27の斜視図である。
図1のブラシレスモータは、ロータヨーク1を備えたロータ部Rと、ステータベース21とステータコア22を備えたステータ部Sから構成されている。
ロータ部Rは、磁性体によりカップ状に形成されており、その底部の中央部には、中央孔1aが設けられており、この中央孔1aにシャフト2が圧入してある。また、ロータRの内周側面には、駆動用マグネット3が固着されている。そして、ロータヨーク1の端部1bは、モータ外方向に向かってフランジ形状を形成するようにL形に曲げ加工してある。
【0015】
一方、ステータ部Sにおいて、板状の磁性金属板をプレスで打ち抜いて積層したステータコア22には、コイル23が巻回されている。ステータコア22の中央環状部22aは、ステータベース21に取り付けられた軸受ハウジング24に圧入されている。
さらに、軸受ハウジング24の中央孔内周面24aに接するようにラジアル軸受25が、軸受ハウジング24の中央孔底部24bにスラスト軸受26がそれぞれ圧入されている。
また、ステータベース21には、金属又は樹脂にて成形されたL形の防塵体27が固着されている。この防塵部27は、ステータ部Sにロータ部Rを組み付けた後に、ロータヨークの外周側部に対向するように配する。
【0016】
本発明では防塵体27は、ステータベース21に設けられた防塵体装着孔21aに、防塵体の足部27aをステータベース21のモータ各部が備わっている側から圧入し、防塵体装着孔21aからはみ出した防塵体の足部27aをステータベース側に曲げ、その後加締めることにより固着されている。
前記の防塵体27の装着方法として、ねじ止め、スナップフィットなどの手段でもよい。
【0017】
以上のように各部を構成すると、ステータベース21に固着されたL型の防塵体27とL型に形成されたロータヨーク1の端部1bとが対向することにより、モータ内部から外部へ抜ける空隙部分にラビリンス構造部15ができる。このような構造により、モータ内部への塵や埃の侵入や、モータ内部で発生した塵や埃がモータ外部へ漏れ出すことを減少することができる。
また、防塵体27とロータヨーク1は、互いのL形部が重なるように構成されているので、ロータ部Rがステータ部Sから抜けるのを防止することができる。
【0018】
図3は、第2の実施の形態を示す縦断面図である。
図3のブラシレスモータは、図1で示されている防塵体27の形状を変形したものである。なお、図1で示した第1の実施の形態と同じ要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0019】
図3のように防塵体47をテーパ形状にすると、防塵体47をステータベース21に固着した状態でロータ部Rを組み付けることが可能となる。
防塵リング4は、金属又は樹脂などで形成されており、防塵体のつば部をテーパ穴形状にすることにより形成される防塵体47とロータヨーク1との間の隙間を塞ぎ、モータ内部及び外部への異物侵入及び漏れ出し防止構造をより強めるために配されている。
また、防塵体47のつば部がテーパ穴形状であるので、ステータ部Sにロータ部Rを組み付ける際に、ガイドの役割を果たすとともに、シャフト2を軸受25に圧入する終段時点でのシャフト2へかかる力の負担を軽減することができる。
【0020】
図4(イ)は、本発明の実施の形態2で使用されている防塵体47の斜視図である。また、図4(ロ)(ハ)は、本発明の実施の形態2で使用されている防塵体47の変形例の縦断面図である。
防塵体47は、リング形状をしている。この防塵体47のリング形状一部に切りこみ部47aを設けることにより、ロータ部Rをステータ部Sに組み付ける際に、防塵体47が大きくたわむことが可能となり、ロータ部Rをステータ部Sに容易に組み付けることができる。
【0021】
図4(ロ)で示されている変形例1は、端部を内側へ折り込むことによりつば部を形成している。図4(ハ)で示されている変形例2は、テーパ穴形状のつば部である。
図4(ロ)(ハ)のようにつば部に厚みを持たせることにより、ステータ部Sにロータ部Rを装着する際に発生する防塵体のつば部の破損を低減することができる。
なお防塵体47の装着方法に付いては、図2で示した第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
【0022】
【発明の効果】
請求項1のようにモータを構成すると、単純なラビリンス構造ではなく、2重のラビリンス構造を形成することが可能となり、防塵効果が向上し、しかも、ロータの軸方向の抜け止めを容易にできる。
【0023】
請求項2のに記載のスピンドルモータのように脚部を防塵体に設けることにより、防塵体の取付を容易することが可能となり、また、防塵体をしっかり固着することができ、さらに、全体の姿勢を低くできる。
【0024】
請求項3のように前記防塵体に、ステータベースに挿入して固定する脚部を設けると、防塵体の取付を容易することが可能となり、また、防塵体をしっかり固着することができ、さらに、全体の姿勢を低くできる。
【0025】
請求項4のように防塵体を弾性体で形成すると共に、前記防塵体のかぎ部を組み込みやすいようにテーパ形状にすると、防塵体をステータベースに固着した状態でロータ部を組み付けることが可能となり、防塵体がテーパ形状であるので、ステータ部にロータ部を組み付ける際に、ガイドの役割を果たすとともに、シャフト2へかかる力の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すモータの縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1で使用されている防塵体の斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すモータの縦断面図である。
【図4】(イ)本発明の実施の形態2で使用されている防塵体の斜視図である。
(ロ)本発明の実施の形態2で使用されている防塵体の変形例1の縦断面図である。
(ハ)本発明の実施の形態2で使用されている防塵体の変形例2の縦断面図である。
【符号の説明】
1  ロータヨーク
1b ロータヨークの端部
2  シャフト
3  駆動用マグネット
15  ラビリンス構造部
21  ステータベース
21a 防塵体装着孔
26  スラスト軸受
27  防塵体
47  防塵体

Claims (4)

  1. アウターロータとステータ間にラビリンスを構成したスピンドルモータにおいて、ラビリンスを構成する手段としてロータケースの開口端部を径方向に折り曲げてつば部を形成すると共に、このつば部に臨ませるもので、ロータの回転に支障が無いように遊嵌させ、かつ、ロータが軸方向に移動したときつば部に係止するかぎ部を設けた防塵体をステータベースに配したスピンドルモータ。
  2. 前記防塵体には、ステータベースに挿入して固定する脚部を設けた請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記防塵体を弾性体で形成すると共に、前記防塵体のかぎ部を組み込みやすいようにテーパ形状にした請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記防塵体に組込み時、拡開しやすいように少なくとも1個の切り込みを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
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US11616424B2 (en) 2010-11-18 2023-03-28 Lg Innotek Co., Ltd. Spindle motor

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