JP2002064965A - インナーロータ形電動機用ロータアセンブリ、インナーロータ形電動機及びインナーロータ形電動機の製造方法 - Google Patents

インナーロータ形電動機用ロータアセンブリ、インナーロータ形電動機及びインナーロータ形電動機の製造方法

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JP2002064965A
JP2002064965A JP2001206547A JP2001206547A JP2002064965A JP 2002064965 A JP2002064965 A JP 2002064965A JP 2001206547 A JP2001206547 A JP 2001206547A JP 2001206547 A JP2001206547 A JP 2001206547A JP 2002064965 A JP2002064965 A JP 2002064965A
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ハラルト・ラップ
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Minebea Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/12Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof specially adapted for operating in liquid or gas
    • H02K5/128Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof specially adapted for operating in liquid or gas using air-gap sleeves or air-gap discs
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が正確・容易かつ低コストで、組立作業
中及び作動中にエアギャップに永久磁石からの強磁性の
粒子や外界からの汚染物が侵入することなくしかもロー
タの回転精度が高い小形化したロータアセンブリ及びイ
ンナーロータ形電動機を提供する。 【解決手段】 両端部に軸受16,18を担持し回転媒
体を機械的に回転するロータ軸10に永久磁石14を共
軸に形成して成るロータ2を、軸受16,18を気密に
受ける受け部32,42とこれらの間に形成されるスリ
ーブ部30とで成る保護筒体20内に設けてロータアセ
ンブリ1を形成する。このロータアセンブリ1をステー
タ51の積層鉄心52内の中心孔に円周方向に遊びがな
いように挿入固定してインナーロータ形電動機を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インナーロータ形
電動機のステータに挿着されるインナーロータアセンブ
リ、このインナーロータを装着したインナーロータ形電
動機及びこのインナーロータ形電動機の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステータユニットにインナー
ロータユニットを挿入して製造される永久磁石を備えた
インナーロータ形のブラシレス電動機がある。
【0003】このようなインナーロータ形電動機は、イ
ンナーロータアセンブリを、ロータ軸と、これを囲繞し
て固定された永久磁石から成る円筒形の永久磁石ユニッ
トと、ロータ軸の両端部に設けられ内輪がロータ軸に固
定され転動体を介して内輪との間に相対回転運動を行う
ことが可能な軸受とを含んで成るロータアセンブリをス
テータの一部を成す積層鉄心の中心孔に挿入して製造さ
れる。
【0004】この公知の電動機では、モータハウジング
の両側端のキャップ内にロータ支持用の軸受を組み込む
のでコンパクトになるという利点があるが、ロータをス
テータ内に組み込むときに、ロータの永久磁石の外周面
がステータの積層鉄心の内周面と擦れて強磁性の粒子が
生じ、これらの間に形成されているエアギャップに入り
込み電動機の作動性能を劣化させたり故障の原因になっ
たりする恐れがある。
【0005】又、このインナーロータ形電動機の組立
は、軸受の対応のキャップへの組み付け、一方のキャッ
プのモータハウジングへの取り付け、ロータ軸の一端部
の該一方のキャップ内の軸受への挿入取り付け、ロータ
のステータの中心孔への挿入取り付け、他方のキャップ
の軸受へのロータ軸の他端の挿入取り付け、この他方の
キャップのハウジングへの取り付けを順を追って電動機
1台ずつについて行わなければならないので、組立工数
がかかって製造コストが高くなるという問題がある。
【0006】さらに、ロータ軸を軸支する軸受がそれぞ
れモータハウジングにこれとは別にそして互いに別に形
成された保持部材に保持されているために、ロータの永
久磁石とステータの積層鉄心とを正確に同心にすること
が難しい。そのため、両者の間のエアギャップを円周方
向にも軸方向にも十分に均一にできず、このエアギャッ
プ内における永久磁石と積層鉄心との間に発生する磁束
を均一にすることができない。従って、積層鉄心から永
久磁石へ均一で正確なとルクが伝達されず、ロータの回
転性能を劣化させてしまう恐れがある。
【0007】又、ドイツ特許明細書第3237196号
は、両端部に軸受を担持したロータ軸上に磁路リングを
共軸に固定し、その上に永久磁石を共軸に配して成る回
転可能なロータを形成し、このロータと、これを所定の
エアギャップを置いて囲繞する筒部とその両端に設けら
れ対応の軸受を受ける蓋部とから成る保護筒体とで構成
されるロータアセンブリを有し、全体が環状の界磁コイ
ルを封入し、有底筒形のモータハウジングに挿入された
又は挿入される有底のステータハウジングに、このロー
タアセンブリが挿入されている小形シンクロナスモータ
を開示している。
【0008】この小形シンクロナスモータでは、ロータ
アセンブリの保護筒体は、その筒部がロータ軸と永久磁
石とを完全に覆いかつこの筒部の対応端と一体に又は密
封嵌合した蓋部がロータ軸の対応端を完全に覆っている
ので、ロータは保護筒体内に完全に密封される。そのた
め、ロータアセンブリをステータハウジングに挿入する
場合、永久磁石の外周面が何物とも擦れることがないか
ら、永久磁石から強磁性の粒子が剥離する不具合は避け
られる。
【0009】しかしながら、このモータは、無鉄心の界
磁巻線形のものであるために、エアギャップが大きくな
って、大きなロータ回転トルクが得られない。従って、
このモータは、例えば、小さな回転トルクで作動される
歯科用器具には用いられるが、自動車のパワーステアリ
ング用のような大回転トルクを必要とする回転媒体駆動
用に用いることができない。
【0010】さらに、ロータ軸と回転媒体の回転軸との
間にこの回転軸側の蓋部があるために両軸は機械的に中
断されている。そのため、ロータ軸から回転媒体の回転
軸へ回転トルクが直接機械的には伝達されず、磁気的結
合によってしか伝わらず、トルク伝達効率が悪くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、少な
い費用で組み立てることができ、かつ、組立作業中及び
インナーロータ形電動機に作動中に永久磁石の外周面が
擦れてそれから強磁性の粒子が剥離してエアギャップ内
に入ったり、組立中や作動中に外界から汚染物がエアギ
ャップ内に侵入するのを防止した、インナーロータ形電
動機用ロータアセンブリ、インナーロータ形電動機及び
インナーロー形電動機の製造方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に基づくインナーロータ形電動機用ロータ
アセンブリは、回転媒体に機械的に接続される回転形ロ
ータ軸と、ロータ軸を共軸に囲繞しロータ軸に固定され
た環状の永久磁石と、この永久磁石を所定の均一のエア
ギャップを置いて囲繞する静止形スリーブ部を有する静
止形保護筒体とから構成されている。この構成による
と、ロータアセンブリをインナーロータ形電動機用ステ
ータに組み付ける場合にもインナーロータ形電動機の運
転中にも永久磁石の外周面が擦れてそれから強磁性の粒
子が剥離してエアギャップ内に入って故障の原因になる
ことを防止する。
【0013】スリーブ部の外周面に軸方向に平行に延び
又は軸に平行な線に対して所定角度でスキューするリブ
を円周方向に離間して形成することが好適である。ま
た、スリーブ部は実質的に円筒形であることが望まし
い。
【0014】ロータアセンブリ及びインナーロータ形電
動機を小形化するために、スリーブ部の厚さを零を超え
エアギャップの間隔未満の厚さにすることが望ましい。
【0015】ロータ軸をスリーブ部の一端から突出させ
て、回転媒体を機械的に駆動するようにすることが好適
である。
【0016】スリーブ部の他端が実質的に閉成されてい
ることが望ましい。
【0017】更に、ロータ軸は、その両端部に、ロータ
軸及び永久磁石を位置決めするための軸受が装着され、
保護筒体は軸受を受けかつ前記スリーブ部の対応端に固
定される受け部を有する構成にすることが好適である。
かくすることによって、ロータ軸及び永久磁石とスリー
ブ部との間に高精度の同心性が達成される。
【0018】保護筒体を、一方の軸受を受ける受け部と
スリーブ部が一体に形成された第1部と他方の軸受を受
ける受け部から成る第2部との2部分で構成することが
可能であり、この場合、スリーブ部の第2部側の端部と
第2部のスリーブ部側端部とを嵌め合い結合することが
望ましい。これとは別に、保護筒体を、スリーブ部と、
スリーブ部の両端部の軸受を受ける2つの受け部との3
部分から構成することもできる。これらの構成にする
と、ロータの保護筒体への組み込みが容易になり、ロー
タアセンブリを予め組立生産をしておくことができ、ロ
ータアセンブリをステータに挿入設定するだけでインナ
ーロータ形電動機が生産でき、その組立工数を減少させ
ることになる。また、分解に当たって、ロータをスリー
ブ部から容易に取り出すことが可能である。
【0019】永久磁石をスリーブ部内に密封する。この
ために、例えば、ロータ軸の両端部に支持された軸受を
対応の受け部で気密に受けるようにする。このようにす
ることによって、ロータアセンブリをステータに組み込
む際も、これが組み込まれたインナーロータ形電動機の
運転中も外部から汚染物がエアギャップ内に侵入するの
が防止され、汚染物のエアギャップへの侵入によるロー
タアセンブリ及びインナーロータ形電動機に故障が発生
することがなくなる。
【0020】本発明に基づくインナーロータ形電動機
は、前記ロータアセンブリをステータの中心孔に挿入設
定して製造される。これにより、インナーロータ形電動
機の組立工数が大幅に減少される。また、すでに述べた
ように、インナーロータ形電動機の組立や運転中に強磁
性の粒子が永久磁石から剥離してエアギャップに入るこ
とがなくなる。又、ロータアセンブリを上述のように気
密構造にすることにより、インナーロータ形電動機の運
転中に外部から汚染物がエアギャップに侵入することが
なくなる。
【0021】ステータは、環状の基部とこれから半径方
向内側へと突出し円周方向に離間して設けられたハンマ
ーとを有する薄鋼板を積層して成る積層鉄心を含む。そ
して、積層鉄心は、隣接するハンマーとの間のスロット
が形成され、ロータアセンブリのスリーブ部の外周面に
スロットの内端部に係合するリブを設けて構成されるの
が望ましい。例えば、これらの構成によって、ロータア
センブリをステータに、円周方向に遊び無く嵌合せしめ
ることができ、ロータアセンブリとステータの間に円周
方向に遊びを無くし、ロータの回転精度を高めることが
できる。
【0022】本発明に基づくインナーロータ形電動機の
製造方法は、前記のロータアセンブリをスリーブ部で案
内されながらステータの中心孔に挿入設定する事から成
る。
【0023】この場合、スリーブ部の外周面にこの軸方
向に平行に延びるか又は軸に平行な線に対して所定角度
でスキューして延びるリブを形成し、ステータは環状の
基部とこれから半径方向内側へ突出するハンマーを有す
る薄板を積層して成る積層鉄心を含み、隣接するハンマ
ー間のスロットの内端部に当該のリブを嵌合させロータ
アセンブリをステータに挿入し、ロータアセンブリをス
テータに自動調心的に取り付けることが望ましい。
【0024】ロータアセンブリをステータに圧入又は接
着によって取り付けることができる。特に、ロータアセ
ンブリの外周面及びステータの内周面の双方又は一方に
硬化性の液状接着剤を塗布して、ロータアセンブリを該
ステータに挿入し、しかる後、接着剤を硬化させること
ができる。
【0025】さらに、プラスチック材で前記ステータ全
体及びコイルを覆うようにプラスチックを前記ロータア
センブリにモールドすることが望ましく、これとは別
に、ステータとロータアセンブリとの組み合わせをモー
タハウジングに収容し、このモータハウジング内にプラ
スチック材をモールドすることも望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
図面に基づいて説明する。図1は、本発明に基づくイン
ナーロータ形電動機用ロータアセンブリの一実施形態の
軸縦断面図、図2は図1のロータアセンブリの保護筒体
の第1部の軸縦断面図、図3は図2の保護筒体の第1部
の平面図、図4は図1のロータアセンブリの保護筒体の
第2部の軸断面図、図5は図4の保護筒体の第2部の底
面図、図6は、本発明のロータアセンブリ1を組み込ん
で形成したインナーロータ形電動機の一実施例の軸断面
図を示し、図7は図6の電動機に用いられる積層鉄心を
構成する薄板の平面図である。
【0027】図1に示すように、本発明に基づくインナ
ーロータ形電動機のロータアセンブリの一実施形態(参
照番号1で示す)は、回転するロータ軸(回転形ロータ
軸)10と、それに共軸に囲繞固定され軟鉄等の軟磁性
材料から成る筒状の戻り磁路リング12と、更にそれに
共軸に囲繞固定された円筒形の永久磁石14とを含むロ
ータ2を有する。
【0028】ロータ軸10に、戻り磁路リング12を挟
んで一対の玉軸受16及び18が設けられている。玉軸
受16,18は、それぞれ、内輪16a,18a、それ
らを共軸に囲繞する外輪16b,18b、及び、両輪の
間を転動する玉16c,18cより成り、内輪16a,
18aはロータ軸10に固定される。これらの玉軸受1
6,18は、戻り磁路リング12及び永久磁石14を取
り付けた後にロータ軸10に取り付けられることが望ま
しい。ロータ2は、これらの玉軸受16,18を含む。
なお、玉軸受の代わりに、その他のころがり軸受(例え
ば、ころ軸受)や滑り軸受や流体軸受を用いてもよい。
【0029】ロータ2を囲繞するように、静止形の保護
筒体20が設けられている。この保護筒体20は、本実
施形態では、図1に示されているように、下側の第1部
22と上側の第2部24から成る。
【0030】保護筒体20の第1部22は、図1乃至図
3に示す通り、下側の玉軸受18の外輪18bを固定的
に受ける環状の受け孔38を有しロータ軸10に共軸な
環状の環状肉厚の受け部(第1蓋部)32と、この受け
部32の上端から上方へ戻り磁路リング12及び永久磁
石14の長さを越えて延びロータ軸10、戻り磁路リン
グ12及び永久磁石14に共軸な静止形の円筒状のスリ
ーブ部30から成る。
【0031】スリーブ部30の内周面30aと永久磁石
14の外周面14aとの間に、軸方向及び半径方向に均
等で小さな円筒状のエアギャップ31が形成されてい
る。このような小さなエアギャップ31を形成できる理
由は後に述べる。そして、スリーブ部30の外周面30
bに軸方向に延びる複数個のリブ(凸条)34が一体に
形成されている。これらリブ34は、それらの幅が後に
述べる積層鉄心を構成する積層板の歯間の隙間、即ち、
スロットの幅に等しく、すべてに、又は、何本か置きの
スロットに係合できるように円周方向間隔を置いて、望
ましくは、等間隔に形成される。これらのリブ34は、
スリーブ部30に対する積層板の正確な位置決めを円周
方向に遊びが生じないように行うものであると共に、ス
リーブ部30を補強しこれを薄く形成することを可能に
するものであるから、これらが充足される限り、リブ3
4の本数及び形成位置を任意に選択できるし、例えば、
スリーブ部30の厚さを零を超えエアギャップ31の隙
間未満の厚さにすることが可能である。なお、これらリ
ブ34を円周方向に、例えば、数度の角度でスキューし
て形成してもよい。また、スリーブ部30の内面に独立
に又は付加的に凹溝を設けてもよい。これによってもス
リーブ部30が補強される。
【0032】図1、4及び5に示すように、保護筒体2
0の第2部24は、上側の玉軸受16の外輪16bを固
定的に受ける環状の受け孔48を有しロータ軸10に共
軸な環状肉厚の受け部(第2蓋部)42になっており、
その一端(図1及び4では下端)に一体に形成された円
筒状リム部40を有する。この円筒状リム部40が図1
においてスリーブ部30の上端部に挿入されて、例え
ば、圧入、接着又は他の適切な固定法によりここに固定
される。
【0033】保護筒体20乃至はスリーブ部30の一端
(図1の場合は上端)からロータ軸10が突出し、回転
媒体などの負荷を機械的に回転させるようになってい
る。また、保護筒体20乃至スリーブ部30の他端(図
1の場合は下端)は玉軸受18によって閉成されてお
り、エアギャップ31内へ汚染物の侵入が阻止される。
【0034】保護筒体20、即ち、第1部22、第2部
24及びスリーブ部30は、プラスチックで射出成形又
は押出成形される。そして、その材料は、液晶ポリマー
(LCP)、ポリアセタール、ポリオキシメチレン(P
OM)、ポリスルホン(PSU)、ポリカーボネート
(PC)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリ
アミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリ
エーテルイミド(PEI)等の、耐摩耗性・耐久性があ
り、変形・経年変化の極めて少ないプラスチック材であ
るのが望ましい。そうすれば、第1部22及び第2部2
4がプラスチック材になるので、金属性である玉軸受1
8及び16との間に金属接触が生ぜず、そのためにロー
タ2の回転によって発生する固体伝搬音が極めて減少す
る。本発明の発明者の実験によれば、ロータアセンブリ
外へ出る音は最大10dBほど低減できた。
【0035】以上では、第1部22は、受け部(第1蓋
部)32とスリーブ部30とを一体に形成したものとし
て、即ち、保護筒体20は2体物として示されている
が、受け部32とスリーブ部30とを別体にして3体物
として形成し、受け部32のスリーブ部30側端部に円
筒状リムを設けてこれをスリーブ部30の対向端部に挿
入固定してもよい。この場合、両受け部32,42をス
リーブ部30の両端に圧入するか接着する。一体物の第
1部22に第2部24の円筒状リム部40を挿入するだ
けで、又は、スリーブ部30の両側に受け部32及び4
2を挿入するだけで保護筒体20が簡単に組み立てるこ
とができ、しかも両受け部32,42が同じ部材である
スリーブ部30に結合されていることと、スリーブ部3
0及び両受け部32,42が寸法的に正確に形成できか
つ寸法変化や経年変化が極めて少ないプラスチック材製
であるから、スリーブ部30に、ロータ軸10、永久磁
石14及び玉軸受16,18と高い同心性を与えること
ができる。従って、永久磁石14の外表面とスリーブ部
30の内周面との間に小さくて極めて正確に均一なエア
ギャップ31を形成できるばかりでなく、スリーブ部3
0の外周面をロータ軸10及び永久磁石14の外表面と
極めて正確に同心にすることができる。
【0036】以上のロータアセンブリ1は、次のように
して、例えば、クリーンルーム内で予め組み立てられ
る。
【0037】まず、ロータ軸10に、戻り磁路リング1
2を嵌装し次いでこの戻り磁路リング12に永久磁石1
4を嵌装するか、永久磁石14を戻り磁路リング12に
嵌装した後にロータ軸10に組み付ける。
【0038】次に、両玉軸受16及び18をそれぞれロ
ータ軸10の対応端に装着する。
【0039】次いで、戻り磁路リング12及び永久磁石
14をスリーブ部30内に挿入しかつ受け部32の受け
孔38内に玉軸受18を受けるように保護筒体20の第
1部22を玉軸受18に冠装する。玉軸受18の外輪1
8bの外周は受け孔38の内壁面に圧入、接着、その他
の固定法で固定される。なお、永久磁石14のエッジ部
を予め面取りして、スリーブ部30内に挿入する際に、
そのエッジ部が当たってスリーブ部30のプラスチック
材が剥離を起こさないようにする。
【0040】それから、玉軸受16の上端面に、環状ば
ね、例えば、図1に示すような波形皿ばね26を設置
し、このばね26と玉軸受16とを受け孔48で受ける
ように保護筒体20の第2部24を玉軸受16に冠装す
る。そして、第2部24を第1部22の方へ押し込ん
で、玉軸受16に玉軸受18の方へ所定の予圧を付与し
た状態で、円筒状リム部40をスリーブ部30の上端に
押入してここに固定する。玉軸受16の外輪16bの外
周は受け孔48の内壁面に圧入、接着、その他の固定法
で固定される。このように予圧を玉軸受16に付与する
ことにより、ロータ軸10、玉軸受16及び18、並び
に、保護筒体20の第1部22及び第2部24の間の累
積誤差が除かれる。
【0041】かくして、ロータ2が保護筒体20によっ
てカプセル状に包まれて、保護筒体20内でロータ2が
回転可能にロータアセンブリ1が組み立てられる。この
ロータアセンブリ1では、上述のように、エアギャップ
31を非常に小さくすることができる。又、スリーブ部
30にリブ34を形成することによりスリーブ部30本
体部の厚さを均一にしかも薄く形成できる。なお、ばね
26は他方の玉軸受18側に設けてもよく、保護筒体2
0の第1部22及び第2部24の対応の玉軸受18及び
16への取り付け順序を逆にしてもよい。更に、リブ3
4の代わりに、後に述べる積層鉄心の薄板の内端部の幅
と等しい幅を持つリブをスリーブ部30の外周面に軸方
向に又はこれに対して所定角度でスキューする方向に延
びるように設けてもよい。この場合は、リブは積層鉄心
の薄板のハンマー数と同数にかつ内端部間の間隔と等し
い円周方向に等間隔に形成される。
【0042】このように構成されたロータアセンブリ1
は、戻り磁路リング12及び永久磁石14が保護筒体2
0内に密封格納される。即ち、永久磁石14はスリーブ
部30によって覆われて永久磁石14の外周面が露出す
ることがないから、ロータアセンブリ1の組立時及び使
用時に永久磁石14の外周面から強磁性の粒子が剥離し
てエアギャップ31内に入り込むことがない。
【0043】図6は、本発明のロータアセンブリ1を組
み込んで形成したインナーロータ形電動機の一実施形態
の軸断面図を示す。この電動機は、薄鋼板50を積層し
て成る積層鉄心52に公知なようにコイル60を巻回し
て成るステータ51を有し、このステータ51の積層鉄
心52の中心孔にロータアセンブリ1を挿入して電動機
が組み立てられる。
【0044】図7は、図6に示された積層鉄心52を構
成する薄鋼板50の一枚の平面図である。薄鋼板50
は、輪状の基部53と、これから半径方向内側へ等距離
延びると共に円周方向に等間隔に設けられたハンマー
(腕部)54から成る。ハンマー54の数は電動機の相
数の倍数である。ハンマー54の内端部55はほぼ台形
を成し、それらの内端面56は全体で環状になってお
り、内部に円盤状の中心孔59を規定する。隣接するハ
ンマー54の間にスロット57が形成されており、これ
らスロット57の内端部(スロット内端部)58は隣接
するハンマーの内端部55によって狭められている。こ
れらスロット内端部58の幅は互いに等しく形成される
と共に、ロータアセンブリ1の保護筒体20の第1部2
2のスリーブ部30に形成されたリブ34の幅にも等し
く形成される。
【0045】これらのリブ34がスリーブ部30の軸方
向に平行に形成されている場合は、薄鋼板50を所望枚
数だけ、スロット内端部58、従って、スロット57も
軸方向に整合するように共軸に重ねられて積層鉄心52
が形成され、これに公知なようにコイル60が巻き掛け
られてステータ51が形成される。
【0046】このステータ51の積層鉄心52の中心孔
59(59は薄鋼板50の中心孔であるが薄鋼板50を
共軸に重ねれば、積層鉄心52の中心孔になるので同じ
参照番号を用いた)に、ロータアセンブリ1を、リブ3
4が積層鉄心52の対応のスロット内端部58に嵌合す
るように挿入し、例えば、圧入(例えば、プレス嵌め)
する。尤も、ステータ51の内周面、即ち、積層鉄心5
2の内周面52a及びロータアセンブリ1の外周面、即
ち、スリーブ部30の外周面30bに硬化性の液体状接
着材を塗布してから、ステータ51内にロータアセンブ
リ1を挿入し、接着剤を硬化させてもよい。
【0047】このようにすると、リブ34とスロット内
端部58とが嵌合し合って、自動的にロータアセンブリ
1の保護筒体20と積層鉄心52との間に円周方向のが
た乃至は遊びが生じることがなくなると共に、又両者の
間に正確な同心性が保たれることになる。即ち、自動調
心が行われる。このことは、上記のようにロータアセン
ブリ1のエアギャップ31が均一になっていることと相
俟って、永久磁石14と積層鉄心52との間の磁束を均
一にするので、ロータ2に発生する回転トルクを一定に
してロータ2の回転精度を極めて正確にすることにな
る。又、すでに述べたように、ロータアセンブリ1のエ
アギャップ31は軸方向及び円周方向に非常に均一に形
成されると共に非常に小さく形成される上に、リブ34
を形成することによりスリーブ部30の厚さを均一に薄
くできるので、永久磁石14の外周面と積層鉄心52の
内周面(薄鋼板50の内端面56)との間の隙間が軸方
向にも円周方向にも均一にかつ小さく形成される。この
ため、電動機の小形化を図ることができるのみならず、
永久磁石14と積層鉄心52との間の磁束もれが減少
し、電動機を効率的に作動させることができる。
【0048】ロータアセンブリ1のリブ34がスキュー
している場合は、積層鉄心52は薄鋼板50をそれらの
スロット57及びスロット内端部55をリブ34と同じ
方向に等しい角度だけスキューさせて積層して形成すれ
ばよい。
【0049】さらに、図6に示すように、ステータ51
をロータアセンブリ1に組み付けた後に、上記と同様の
変形、経年変化及び耐腐食性の高いプラスチック材62
でコイル60をも含み全ステータ51を完全に覆うよう
にしロータアセンブリ1の保護筒体20上に射出成型し
て外被体61を形成するとよい。これによって、ステー
タ51も外部から完全に被覆された一体化した電動機が
形成される。この際、外被体61の第1部22側に電動
機取り付け用フランジ63を一体に成形してもよい。ま
た、これとは別に、ステータ51をロータアセンブリ1
に組み付けた後に、これを、電動機取り付け用フランジ
(別体の物)に取り付けられるモータハウジングに挿入
し、このモータハウジング内にプラスチックを射出成形
し、ステータ51及びロータアセンブリ1をその中に封
入することができる。
【0050】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明に基づくイ
ンナーロータ形電動機用ロータアセンブリ及びこのロー
タアセンブリが組み付けられたインナーロータ形電動機
は、組立が正確かつ容易であり、更に組立工程を低減で
きると共に、組立作業中及びインナーロータ形電動機に
作動中に永久磁石の外周面が擦れてそれから強磁性の粒
子が剥離してエアギャップ内に入ったり、組立中や作動
中に外界から汚染物がエアギャップ内に侵入するのを完
全に防止できるという効果がある。また、回転により発
生する雑音を大幅に低減できるし、ロータアセンブリ及
びインナーロータ形電動機を小形にできると言う効果も
ある。更に、ロータの回転精度を向上できるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくインナーロータ形電動機用ロー
タアセンブリの一実施形態の軸縦断面図である。
【図2】図1のロータアセンブリの保護筒体の第1部の
軸縦断面図である。
【図3】図2の保護筒体の第1部の平面図である。
【図4】図1のロータアセンブリの保護筒体の第2部の
半体部の軸断面図である。
【図5】図4の保護筒体に第2部の底面図である。
【図6】本発明のロータアセンブリを組み込んで形成し
たインナーロータ形電動機の一実施形態の軸断面図であ
る。
【図7】図6に示された積層鉄心を構成する薄鋼板の一
枚の平面図である。
【符号の説明】
1 ロータアセンブリ 2 ロータ 10 ロータ軸 12 戻り磁路リング 14 永久磁石 14a 外周面 16,18 玉軸受 16a,18a 内輪 16b,18b 外輪 16c,18c 玉 20 保護筒体 22 第1部 24 第2部 26 環状ばね(波形皿ばね) 30 スリーブ部 30a 内周面 30b 外周面 31 エアギャップ 32 受け部(第1蓋部) 34 リブ(凸条) 38 受け孔 40 円筒状リム部 42 受け部(第2蓋部) 48 受け孔 50 薄鋼板 51 ステータ 52 積層鉄心 52a 内周面 53 基部 54 ハンマー 55 内端部 56 内端面 57 スロット 58 スロット内端部 59 中心孔 60 コイル 61 外被体 62 プラスチック材 63 電動機取り付け用フランジ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転媒体に機械的に接続される回転形ロ
    ータ軸と、該ロータ軸を共軸に囲繞し該ロータ軸に固定
    された環状の永久磁石と、該永久磁石を所定の均一のエ
    アギャップを置いて囲繞する静止形スリーブ部を有する
    静止形保護筒体とを具備して成ることを特徴とするイン
    ナーロータ形電動機用ロータアセンブリ。
  2. 【請求項2】 該スリーブ部の外周面に軸方向に平行に
    延び又は軸に平行な線に対して所定角度でスキューする
    リブを円周方向に離間して形成して成ることを特徴とす
    る請求項1に記載のインナーロータ形電動機用ロータア
    センブリ。
  3. 【請求項3】 前記スリーブ部は実質的に円筒形である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインナーロー
    タ形電動機用ロータアセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記スリーブ部の厚さは零を超え前記エ
    アギャップの間隔未満の厚さを有することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかの1に記載のインナーロータ
    形電動機用ロータアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記ロータ軸が前記スリーブ部の一端か
    ら突出していることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかの1に記載のインナーロータ形電動機用ロータアセ
    ンブリ。
  6. 【請求項6】 前記スリーブ部の他端が実質的に閉成さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載のインナーロ
    ータ形電動機用ロータアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記ロータ軸は、その両端部に、該ロー
    タ軸及び前記永久磁石を位置決めするための軸受が装着
    され、前記保護筒体は該軸受を受けかつ前記スリーブ部
    の対応端に固定される受け部を有することを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかの1に記載のインナーロータ
    形電動機用ロータアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記保護筒体は、一方の軸受を受ける受
    け部と前記スリーブ部が一体に形成された第1部と他方
    の軸受を受ける受け部から成る第2部との2部分から成
    ることを特徴とする請求項7に記載のインナーロータ形
    電動機用ロータアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記スリーブ部の前記第2部側の端部と
    該第2部の該スリーブ部側端部とが嵌め合い結合されて
    いることを特徴とする請求項8に記載のインナーロータ
    形電動機用ロータアセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記保護筒体は、前記スリーブ部と、
    該スリーブ部の端部の軸受を受ける2つの受け部との3
    部分から成ることを特徴とする請求項7に記載のインナ
    ーロータ形電動機用ロータアセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記永久磁石及び前記受け部は前記ス
    リーブ部内に密封されていることを特徴とする請求項7
    乃至10のいずれかの1に記載のインナーロータ形電動
    機用ロータアセンブリ。
  12. 【請求項12】 コイルにより巻回され中心孔を有する
    ステータを有し、該ステータの該中心孔に挿入設定され
    る請求項1乃至11のいずれかの1に記載のロータアセ
    ンブリとを有するインナーロータ形電動機。
  13. 【請求項13】 前記ステータは、環状の基部とこれか
    ら半径方向内側へと突出し円周方向に離間して設けられ
    たハンマーとを有する薄鋼板を積層して成る積層鉄心を
    含むことを特徴とする請求項12に記載のインナーロー
    タ形電動機。
  14. 【請求項14】 前記積層鉄心は隣接する前記ハンマー
    との間にスロットを形成し、前記ロータアセンブリの前
    記スリーブ部の外周面に該スロットの内端部に係合する
    リブを設けたことを特徴とする請求項13に記載のイン
    ナーロータ形電動機。
  15. 【請求項15】 前記ロータアセンブリの外周面に前記
    ハンマーの内端部を受けるリブが形成されていることを
    特徴とする請求項13に記載のインナーロータ形電動
    機。
  16. 【請求項16】 前記ロータアセンブリが前記ステータ
    に円周方向に遊び無く嵌合していることを特徴とする請
    求項12乃至15のいずれかの1に記載のインナーロー
    タ形電動機。
  17. 【請求項17】 前記ロータアセンブリが前記ステータ
    に圧入又は接着されていることを特徴とする請求項12
    乃至16のいずれかの1に記載のインナーロータ形電動
    機。
  18. 【請求項18】 プラスチックで前記ステータ全体及び
    前記コイルを覆うように該プラスチックを前記ロータア
    センブリにモールドして成る外被部を有することを特徴
    とする請求項12乃至17のいずれかの1に記載のイン
    ナーロータ形電動機。
  19. 【請求項19】 前記ロータ軸の軸方向のいずれかの側
    に電動機取り付け用フランジを射出成形することを特徴
    とする請求項18に記載のインナーロータ形電動機。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至11のいずれかの1に記
    載のインナーロータ形電動機用ロータアセンブリを、該
    ロータアセンブリの前記スリーブ部で案内されながらス
    テータの中心孔に挿入設定する事から成るインナーロー
    タ形電動機の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記スリーブ部の外周面に該スリーブ
    部の軸方向に平行に又は軸に平行な線に対して所定角度
    でスキューするリブ部又はリブを形成し、前記ステータ
    は環状の基部とこれから半径方向内側へ突出するハンマ
    ーを有する薄板を積層して成る積層鉄心を含み、隣接す
    る該ハンマー間のスロットの内端部に当該のリブ部を嵌
    合させ又は該ハンマーの内端部を該リブに嵌合させて前
    記ロータアセンブリを該ステータに挿入し、該ロータア
    センブリを該ステータに自動調心的に取り付けることを
    特徴とする請求項20に記載のインナーロータ形電動機
    の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記ロータアセンブリの外周面及び前
    記ステータの内周面の双方又は一方に硬化性の液状接着
    剤を塗布して、該ロータアセンブリを該ステータに挿入
    し、しかる後、該接着剤を硬化させることを特徴とする
    請求項20又は21に記載のインナーロータ形電動機の
    製造方法。
  23. 【請求項23】 プラスチック材で前記ステータ全体及
    び前記コイルを覆うように該プラスチックを前記ロータ
    アセンブリにモールドすることを特徴とする請求項20
    乃至22のいずれかの1に記載のインナーロータ形電動
    機の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記ステータと前記ロータアセンブリ
    をモータハウジングに収容し、該モータハウジング内に
    プラスチック材をモールドすることを特徴とする請求項
    20乃至22のいずれかの1に記載のインナーロータ形
    電動機の製造方法。
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