JP6610201B2 - ランデル型モータの組付方法 - Google Patents

ランデル型モータの組付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6610201B2
JP6610201B2 JP2015230851A JP2015230851A JP6610201B2 JP 6610201 B2 JP6610201 B2 JP 6610201B2 JP 2015230851 A JP2015230851 A JP 2015230851A JP 2015230851 A JP2015230851 A JP 2015230851A JP 6610201 B2 JP6610201 B2 JP 6610201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
rotor
motor
rotating shaft
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015230851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016131482A (ja
Inventor
亮 河村
貴之 朝野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JP2016131482A publication Critical patent/JP2016131482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6610201B2 publication Critical patent/JP6610201B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

本発明は、ランデル型モータの組付方法に関する。
モータの一つに、例えば特許文献1に示されるようなランデル型モータがある。ランデル型モータは、周方向に複数の爪状磁極を有する2つのロータコアと、各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わされる2つのロータコアの間に配置され軸方向に磁化された界磁磁石とを備え、各ロータコアの爪状磁極を交互に異なる磁極として機能させるランデル型ロータを備える。
特開2012−115085号公報
ところで、上記のようなランデル型モータにおいて、使用用途によってはモータのケース部材内に塵埃や液体等の異物が入り込むことを抑制する構造とすることが望まれている。また、その構造として用いる部材の組付性についても考慮することが好ましい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、異物の侵入を抑制する構造として用いる部材の組付性の向上を図ることができるランデル型モータの組付方法を提供することにある。
上記課題を解決するランデル型モータは、周方向に複数の爪状磁極を有する第1及び第2ロータコアを各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わせ、各ロータコアの爪状磁極が交互に異なる磁極として機能するように前記第1及び第2ロータコアの間に軸方向に磁化された界磁磁石を配置してなるロータと、該ロータに回転磁界を作用させるステータとを備え、前記ロータ及び前記ステータをモータケースに収容してなるランデル型モータの組付方法であって、前記ロータの回転軸の一端側が前記モータケースの軸受保持部に保持した軸受にて支持されるとともに外部に突出されており、前記軸受保持部の軸方向外側に設けたシール収容部に前記回転軸と前記モータケースとのそれぞれに密着する有弾性で環状をなすシール部材が収容されることによるシール構造が構成され、前記モータケースから突出する前記回転軸の一端には、穴又は凹状をなす連結部が形成されるものであり、前記シール部材は、前記回転軸のその連結部上を通過するようにして前記シール収容部に装着されており、前記シール部材の装着前に、前記回転軸の一端部に対して前記連結部を覆うようにキャップが装着され、装着された前記キャップの外周面に沿って前記シール部材が挿通されて前記シール収容部に装着されるものであり、前記キャップには、前記シール部材の前記シール収容部内への装着に伴って前記シール収容部内に溜まる空気を外部に排出する空気排出路が形成され、前記シール収容部内の空気を排出しながら前記シール部材の装着が行われる
この構成によれば、モータケースの軸受保持部の軸方向外側に設けたシール収容部に有弾性で環状をなすシール部材が収容され、該シール部材が回転軸の一端側とモータケース(シール収容部)とのそれぞれに密着する。これにより、ランデル型モータにシール構造が構成され、該モータ内への異物侵入を抑制できる。
この構成によれば、穴又は凹状をなす連結部が回転軸の一端に形成されてなり、シール部材は、回転軸のその連結部上を通過するようにしてシール収容部に装着されて回転軸とモータケースとに密着する。この構成では、回転軸に設けた連結部を覆うようにキャップを装着しそのキャップの外周面に沿ってシール部材を装着する手法等を用いて、シール部材が回転軸の連結部にて損傷しないようにすることが好ましい。
この構成によれば、回転軸に設けた連結部を覆うようにキャップを装着しそのキャップの外周面に沿ってシール部材をシール収容部に装着する際、キャップに設けた空気排出路により、シール収容部内に溜まる空気を外部に排出しながらシール部材の装着を行うことが可能である。つまり、シール収容部へのシール部材の挿入抵抗を軽減できるため、シール部材の組付性が向上する。また、シール収容部内の空気が外部に排出されることで、シール部材の収まりも良好となる。
また、上記のランデル型モータの組付方法において、前記モータケースは、磁性体よりなる有蓋筒状の第1ケース部材と、該第1ケース部材の開口部を閉塞する非磁性体よりなる第2ケース部材とを備え、前記第1ケース部材から前記回転軸の一端側が突出するとともに前記シール部材が装着されるものであり、前記第2ケース部材側に制御回路基板が配置されて構成される。
この構成によれば、第1ケース部材側は、回転軸の一端側が突出するとともにシール部材によるシール構造が構成される一方、それとは反対側の第2ケース部材側は、制御回路基板が配置される。つまり、モータの配置構成上、シール部材の装着側から制御回路基板が遠い位置となるため、シール部材の装着部分からモータ内に万一異物が侵入しても、制御回路基板への異物の到達が困難な構成となる。また、制御回路基板は非磁性の第2ケース部材側に配置されるため、漏れ磁束等、磁気的な影響を受け難い構成となる。
また、上記のランデル型モータの組付方法において、前記シール収容部の開口部内周縁に第1傾斜部が設けられており、前記第1傾斜部と前記シール収容部の内周面との境界部に前記第1傾斜部よりも傾斜角度の小さい第2傾斜部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、シール収容部の開口部内周縁の傾斜形状が多段となり、第1傾斜部と第2傾斜部との間の角部、第2傾斜部とシール収容部の内周面との間の角部の角度がそれぞれ大きくなるため、シール部材のシール収容部への挿入の際に引っ掛かりが生じ難く、シール部材の挿入がより容易となる。
また、上記のランデル型モータの組付方法において、前記回転軸は、その基端側の角部が研削にて面取り形成される。
また、上記のランデル型モータの組付方法において、前記面取り形成される前記回転軸の基端側は、該回転軸の前記ロータへ圧入する側である。
発明のランデル型モータの組付方法によれば、シール部材の組付性の向上を図ることができる。
一実施形態のブラシレスモータ(ランデル型モータ)の断面図である。 同実施形態のモータの分解斜視図である。 同実施形態のロータの分解斜視図である。 同実施形態のモータ(シール部材)の組付方法を示す断面図であり、(a)は組付前の図、(b)は組付後の図である。 同実施形態のモータ(シール部材)の組付時に用いるキャップの斜視図である。 別例のモータにおけるシール部材部分の拡大断面図である。 別例のモータにおけるシール収容部の加工方法を示す断面図であり、(a)は加工前の図、(b)は加工時の図である。 別例のモータにおける回転軸とロータとの組付態様を示す断面図である。
以下、ランデル型モータ及びランデル型モータのシール部材の組付方法の一実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータであって、車両エンジンルームに配置される位置制御装置用、詳しくはエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
ブラシレスモータMは、モータケース1を有している。モータケース1は、有蓋筒状に形成された磁性体よりなる筒状フロントハウジング2と、その筒状フロントハウジング2の開口部を閉塞するアルミ(非磁性体)よりなるエンドフレーム3とを有している。
ブラシレスモータMは、筒状フロントハウジング2の内周面にステータ5が固定され、そのステータ5の内側には、回転軸6に固着され同回転軸6とともに一体回転する所謂ランデル型構造のロータ7が配設されている。回転軸6は、非磁性体のステンレス製シャフトであって、筒状フロントハウジング2に形成した軸受保持部2aに収容固定された軸受8a及びエンドフレーム3に形成した軸受保持部3aに収容固定された軸受8bにて、モータケース1に対して回転可能に支持されている。なお、軸受8bは非磁性体よりなる。
回転軸6の先端部は、筒状フロントハウジング2から突出している。回転軸6の先端部(外部露出部分)には、径方向に貫通し軸中心を通る断面円形状の連結穴6aが形成されている。回転軸6に設けた連結穴6aは、負荷側装置との駆動連結を図る際に使用される。そして、回転軸6の回転駆動によって、運転状態に応じたバルブタイミング(エンジンのクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相)が適宜変更されるようになっている。
また、モータケース1の軸受保持部2a側(軸受8a側)は、回転軸6の先端部を突出させるために開口を有する形状をなしている。そのため、軸受保持部2aには、その開口からハウジング2内(モータケース1内)への異物侵入を防止する構造が採られている。
具体的には、軸受保持部2aよりも先端側には、軸受保持部2aよりも若干小径の円筒状をなすシール収容部2bが延出されている。シール収容部2bが軸受保持部2aより小径とすることでその両者間には段差部2cが形成され、軸受8aはその段差部2cに対して軸方向に当接するように軸受保持部2aに圧入されている。シール収容部2bには、弾性樹脂製で円環状をなすシール部材9が収容されている。シール部材9は、軸受8aに対して軸方向に当接するように挿入され、シール収容部2bの内周面と回転軸6の外周面とに密着する。シール部材9は、回転軸6に対して密着しつつ摺接を許容する。
このようなシール部材9は、軸受保持部2a、軸受8a及び回転軸6をそれぞれ組み付けた後にシール収容部2b内に装着される。その際、回転軸6の先端部に設けた連結穴6aの開口縁(エッジ)にてシール部材9が損傷する虞があるとして、シール部材9の装着時には、図4及び図5に示すようなキャップ10を回転軸6の先端部に装着して連結穴6aが覆われる。キャップ10は樹脂製である。
また、シール部材9がシール収容部2bの開口部2dに到達後に更にシール収容部2b内に押し込んで装着する際、シール収容部2b内に存在する空気の抜けが悪いと、シール部材9の挿入抵抗が増大する。ここで、軸受8aは、内輪と外輪との間の隙間を閉塞するシール付きのボール軸受が用いられ、また軸受保持部2aに対して圧入されているため、軸受8a側への空気の抜けが生じ難い。また、シール部材9は、シール収容部2bとキャップ10とのそれぞれに密着するため、それぞれの間からの空気抜けも生じ難い。そこで、本実施形態のキャップ10においては、シール収容部2b内へのシール部材9の挿入の際にシール収容部2b内に溜まった空気を外部に逃がす構造となっている。
キャップ10の具体的構成としては、回転軸6の先端端面6bに載置される略円錐台状のヘッド部10aと、ヘッド部10aの下端周縁から軸方向に円筒状に延出される筒状被覆部10bとを備えている。筒状被覆部10bは、その内径D1が回転軸6の外径D2よりも所定寸法だけ大きく設定され、回転軸6へのキャップ10の装着状態においてキャップ10の内周面と回転軸6の外周面との間に隙間S1が生じるようになっている。また、回転軸6へのキャップ10の装着状態、即ち筒状被覆部10b内におけるヘッド部10aの下面10cが回転軸6の先端端面6bに当接状態で、筒状被覆部10bの下端縁がシール収容部2bの開口部2dに位置する軸方向長さL1に設定されている。つまり、筒状被覆部10bが回転軸6の連結穴6aを覆うのに十分であり、またこの筒状被覆部10bの外周面をシール部材9が挿通する過程で、シール収容部2b内の空気が筒状被覆部10b内に形成される隙間S1側に流れるようになっている。
また、筒状被覆部10b内におけるヘッド部10aの下面10cには、例えば下面10cの中心を通る十字状の内溝10dが筒状被覆部10bに至るまで外側に延びるように形成され、この内溝10dと連通するように下面10cの中心からヘッド部10aの上面10eまで貫通する通気穴10fがヘッド部10aに形成されている。回転軸6へのキャップ10の装着状態においては上記した隙間S1と内溝10dとが連通し、隙間S1、内溝10d及び通気穴10fを介してシール収容部2b内の空気が外部に逃げる構造となっている。
シール部材9の装着手順について、図4(a)に示すように、先ず回転軸6の先端部にキャップ10が装着される。次いで、キャップ10のヘッド部10aにシール部材9が外嵌され、加圧パンチ等の装着治具Xにてシール部材9がヘッド部10aから筒状被覆部10bの外側面に沿うようにしてハウジング2のシール収容部2bまで押し込まれる。
シール部材9がシール収容部2bの開口部2dまで到達すると、シール部材9にてシール収容部2b内に空気が閉じ込められるが、本実施形態ではキャップ10の内側に形成される回転軸6との隙間S1、内溝10d及び通気穴10fを介して外部に空気が逃げる構造となっている。そのため、図4(b)に示す状態までのシール部材9の更なる押し込みとともにその空気が外部に排出されるようになっている。つまり、シール部材9の挿入抵抗は十分に小さいものとなっており、またシール収容部2b内の空気が十分に逃げることでシール部材9の収まりも良好である。
[ステータ5]
図1及び図2に示すように、筒状フロントハウジング2の内周面にはステータ5が固定されている。ステータ5は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11の外周面が筒状フロントハウジング2の内側面に固定されている。ステータコア11の内側には、軸線方向に沿って形成され、かつ、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の中心軸線Oを中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
各ティース12には、インシュレータ13(図1参照)を介して3相の巻線のそれぞれが巻回されている。具体的には、図2に示すように、12個のティース12には、周方向に3相巻線、即ちU相巻線14、V相巻線15、W相巻線16が順番に集中巻きにて巻回されている。そして、これら巻回した巻線14,15,16に3相の駆動電流が供給されてステータ5に回転磁界を形成し、同ステータ5の内側に配置した回転軸6に固着されたロータ7を、正逆回転させるようになっている。
[ロータ7]
図1〜図3に示すように、回転軸6に固着されるロータ7は、ステータ5の内側に配置されている。ロータ7は、第1及び第2ロータコア20,30、界磁磁石40、整流磁石42、センサマグネット50を有している。
因みに、本実施形態のようなランデル型をなすロータ7は、回転軸6に対して後述の第1及び第2ロータコア20,30を圧入して固定する態様であるが、各ロータコア20,30間に介在する界磁磁石40や整流磁石42にその圧入時の力が作用すると磁石40,42の割れに繋がる。そのため、回転軸6とロータ7との圧入作業は慎重に行いたいために、回転軸6と軸受8aとの圧入や軸受8aと軸受保持部2aとの圧入の前に行われる。なお図2では、軸受保持部2aと軸受8aと回転軸6とが先に組み付けられ、回転軸6とロータ7とが後に組み付けられているように見えるが、同図2では組付手順を示すものではなく、各部品がよく見えるように適宜各部品を分解して示したものである。
[第1ロータコア20]
第1ロータコア20は、軟磁性材よりなる電磁鋼板にて形成され、エンドフレーム3側に配置される。第1ロータコア20は、円板状の第1コアベース21を有し、その中心位置に貫通穴21aが貫通形成されている。貫通穴21aのエンドフレーム3側の外周部には、略円筒状のボス部21bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴21aとボス部21bを同時に形成している。なお、ボス部21bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受8bの外径、即ちエンドフレーム3の設けた軸受8bを収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
貫通穴21a(ボス部21b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第1コアベース21が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部21bを形成することによって、第1コアベース21は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第1コアベース21が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部21bは、軸受保持部3aに収容固定された軸受8bに対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第1コアベース21の外周面21cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極22が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第1爪状磁極22において、第1コアベース21の外周面21cから径方向外側に突出した部分を第1基部23といい、軸方向に屈曲された先端部分を第1磁極部24という。
第1基部23と第1磁極部24からなる第1爪状磁極22の周方向両端面22a,22bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各第1爪状磁極22の周方向の角度、即ち前記周方向両端面22a,22b間の角度は、周方向に隣り合う第1爪状磁極22同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第1磁極部24の径方向外側面25は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面25に2つの補助溝26を有している。補助溝26は、径方向外側面25の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝26は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
[第2ロータコア30]
第2ロータコア30は、第1ロータコア20と同一材質及び同形状であって、筒状フロントハウジング2側に配置される。第2ロータコア30は、円板状の第2コアベース31を有し、その中心位置に貫通穴31aが貫通形成されている。貫通穴31aの筒状フロントハウジング2側の外周部には、略円筒状のボス部31bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴31aとボス部31bを同時に形成している。なお、ボス部31bの外径は、回転軸6の他側を回転可能に支持する軸受8aの外径、即ち筒状フロントハウジング2の設けた軸受8aを収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
貫通穴31a(ボス部31b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第2コアベース31が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部31bを形成することによって、第2コアベース31は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第2コアベース31が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部31bは、軸受保持部2aに収容固定された軸受8aに対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第2コアベース31の外周面31cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第2爪状磁極32が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第2爪状磁極32において、第2コアベース31の外周面31cから径方向外側に突出した部分を第2基部33といい、軸方向に屈曲された先端部分を第2磁極部34という。
第2基部33と第2磁極部34からなる第2爪状磁極32の周方向両端面32a,32bは径方向に延びる平坦面とされている。そして、各第2爪状磁極32の周方向の角度、即ち前記周方向両端面32a,32b間の角度は、周方向に隣り合う第2爪状磁極32同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第2磁極部34の径方向外側面35は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面35に2つの補助溝36を有している。補助溝36は、径方向外側面35の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝36は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
そして、このような第2ロータコア30は、各第2爪状磁極32が第1ロータコア20の各第1爪状磁極22間となるようにして第1ロータコア20と対向させて組み合わされる。このとき、第2コアベース31の内側面31dと第1コアベース21の内側面21dとの軸方向の間に界磁磁石40が介在される。
[界磁磁石40]
図3に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース21,31の外径と略一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース21,31の外周面21c,31cと面一となる。
界磁磁石40は、軸方向に磁化されていて、第1ロータコア20側をN極、第2ロータコア30側をS極となるように磁化されている。従って、この界磁磁石40によって、第1ロータコア20の第1爪状磁極22はN極として機能し、第2ロータコア30の第2爪状磁極32はS極として機能する。
従って、本実施形態のロータ7は、界磁磁石40を用いた所謂ランデル型ロータである。ロータ7は、N極となる第1爪状磁極22と、S極となる第2爪状磁極32とが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極となる。すなわち、本実施形態のブラシレスモータMは、ロータ7の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ5のティース12の数が3×nに設定され、具体的には、ロータ7の極数が「8」に設定され、ステータ5のティース12の数が「12」に設定されている。
[整流磁石42]
ロータ7は、界磁磁石40の外周側に円環状の整流磁石42を備えている。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばフェライト磁石、サマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等で構成される。
図3に示すように、整流磁石42は、背面磁石部43,44と極間磁石部45とを有し、背面磁石部43,44及び極間磁石部45のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。
詳述すると、一方の背面磁石部43は、第1爪状磁極22の第1磁極部24の内周面と、第2コアベース31の外周面31cとの間に配置される。そして、背面磁石部43は、第1磁極部24の内周面に当接する側がその第1磁極部24と同極のN極に、第2コアベース31の外周面31cに当接する側がその第2コアベース31と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部44は、第2爪状磁極32の第2磁極部34の内周面と、第1コアベース21の外周面21cとの間に配置される。そして、背面磁石部44は、第2磁極部34の内周面に当接する側がその第2磁極部34と同極のS極に、第1コアベース21の外周面21cに当接する側がその第1コアベース21と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
極間磁石部45は、第1爪状磁極22と第2爪状磁極32との周方向の間に配置されている。極間磁石部45は、周方向において第1爪状磁極22側がN極に、第2爪状磁極32側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
[センサマグネット50]
図1及び図3に示すように、円環状をなし周方向に多極着磁、この場合ロータ7の磁極数と同じ8磁極として着磁されたセンサマグネット50は、ロータ7のエンドフレーム3側の端面に対して直接的に固定されている。
センサマグネット50は、断面略矩形状で円環状をなしているが、軸方向一端面において、径方向中央部分がロータ7の本体側の固定部位A1に対して固定するための固定面51となっている。固定面51は、センサマグネット50の全周に亘って設けられる円環状の平坦面をなしている。これに対し、センサマグネット50を固定するためのロータ7の本体側の固定部位A1としては、第1ロータコア20と整流磁石42とに跨る円環状の面、詳しくは、第1コアベース21の第1爪状磁極22における第1基部23の端面と、整流磁石42における背面磁石部44の端面とがなす周方向に略面一となる円環状の平坦面である。そして、センサマグネット50は、固定面51とロータ7の本体側の固定部位A1との間に塗布される接着剤にてその固定部位A1に対して加圧されて接着固定される。
[磁気センサ60]
エンドフレーム3の軸方向内側面3bには、センサマグネット50に対して軸方向に一定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ60が配置されている。磁気センサ60は制御回路基板61上に支持され、この制御回路基板61はエンドフレーム3の軸方向内側面3bに固定されている。そして、ロータ7と一体的にセンサマグネット50が回転することで、磁気センサ60はそのセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を制御回路基板61上に構成される制御回路に出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた制御回路は、その検出信号に基づいてロータ7の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、これに基づいて生成した駆動電流を巻線14,15,16に供給することでブラシレスモータMの駆動制御を行う。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)モータケース1(筒状フロントハウジング2)の軸受保持部2aの軸方向外側に設けたシール収容部2bに有弾性で環状をなすシール部材9が収容され、該シール部材9が回転軸6の一端側とシール収容部2bとのそれぞれに密着する。これにより、ランデル型モータで(ブラシレスモータM)にシール構造が構成されるため、該モータM内への異物侵入を抑制することができる。
(2)回転軸6に設けた連結穴6aを覆うようにキャップ10を装着しそのキャップ10の外周面に沿ってシール部材9をシール収容部2bに装着する際、キャップ10に設けた空気排出路(隙間S1、内溝10d及び通気穴10f)により、シール収容部2b内に溜まる空気を外部に排出しながらシール部材9の装着を行うことができる。つまり、シール収容部2bへのシール部材9の挿入抵抗を軽減でき、シール部材9の組付性を向上することができる。また、シール収容部2b内の空気が外部に排出されることで、シール部材9の収まりも良好とすることができる。
(3)筒状フロントハウジング2側は、回転軸6の一端側が突出するとともにシール部材9によるシール構造が構成される一方、それとは反対側のエンドフレーム3側は、制御回路基板61が配置されている。つまり、モータMの配置構成上、シール部材9の装着側から制御回路基板61が遠い位置となるため、シール部材9の装着部分からモータM内に万一異物が侵入しても、制御回路基板61への異物の到達が困難な構成とすることができる。また、制御回路基板61は非磁性のエンドフレーム3側に配置されるため、漏れ磁束等、磁気的な影響を受け難い構成とすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・回転軸6に設けた連結部として連結穴6aとしたが、貫通穴以外で例えば凹状をなすものであってもよい。
・図4及び図5に示したようなキャップ10の外観形状や内側の空気排出路(隙間S1、内溝10d及び通気穴10f)に限らず、適宜変更してもよい。
・図6に示すように、シール収容部2bの開口部2dの内周縁において軸方向外側に向かうほど開口径が大となるような傾斜部2fを形成していてもよい。傾斜部2fを設けたことにより、シール部材9のシール収容部2bへの挿入が容易となる。
更に、図7(a)(b)に示すように、傾斜部2fとシール収容部2bの内周面2eとの境界となる境界部2gに、傾斜部2fよりも傾斜角度が小さい傾斜部2hを形成してもよい。つまり、傾斜部を傾斜部2f,2hと多段とすることで、シール収容部2bの内周面2eと傾斜部2hとの間の角部、傾斜部2hと傾斜部2fとの間の角部の角度がそれぞれ大きくなるため、シール部材9の引っ掛かりが生じ難くなる。この傾斜部2fは、境界部2gに対してパンチ等の治具Xによって角を潰すことで形成可能である。これにより、シール部材9のシール収容部2bへの挿入がより容易となる。
・図8に示すように、回転軸6のロータ7への圧入時に回転軸6の基端端面6c側が圧入する側であり、その回転軸6の基端側に圧入対策の加工(圧入対策加工部6d)を施してもよい。圧入対策加工部6dは、回転軸6の基端外周縁とこれに連続する基端外周面にかけて形成される。圧入対策加工部6dは、基端角部6e、接続曲面部6f及び接続直線部6gを有し、これらは研削にて形成され、接続直線部6gと回転軸6の本体外周面6hとが連続する。因みに、基端角部6eは、R面取部である。接続曲面部6fは、基端角部6eよりも曲率半径が大きく(曲率が小さく)設定される。基端角部6e及び接続曲面部6fは共に曲面形状をなしている。これに対し、接続直線部6gは、直線傾斜部であり、本体外周面6hとのなす角度θに設定される。つまり、接続直線部6gの傾斜角度θを管理するといった容易な条件管理で、接続直線部6gと本体外周面6hとの境界部分に生じ得る研削バリの発生の抑制が可能である。結果、回転軸6のロータ7への圧入、詳しくはロータコア20,30及びスリーブ41への圧入時に、これら部材に対する摺接傷等の発生の抑制が期待できる。
・その他、モータMの構成を適宜変更してもよい。
1…モータケース、2…筒状フロントハウジング(第1ケース部材)、2a…軸受保持部、2b…シール収容部、2d…開口部、2e…内周面、2f…傾斜部(第1傾斜部)、2g…境界部、2h…傾斜部(第2傾斜部)、3…エンドフレーム(第2ケース部材)、5…ステータ、6…回転軸、6a…連結穴、7…ロータ、8a…軸受、9…シール部材、10…キャップ、10d…内溝(空気排出路)、10f…通気穴(空気排出路)、20…第1ロータコア、22…第1爪状磁極、30…第2ロータコア、32…第2爪状磁極、40…界磁磁石、61…制御回路基板、S1…隙間(空気排出路)、M…ブラシレスモータ(ランデル型モータ)。

Claims (5)

  1. 周方向に複数の爪状磁極を有する第1及び第2ロータコアを各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わせ、各ロータコアの爪状磁極が交互に異なる磁極として機能するように前記第1及び第2ロータコアの間に軸方向に磁化された界磁磁石を配置してなるロータと、該ロータに回転磁界を作用させるステータとを備え、前記ロータ及び前記ステータをモータケースに収容してなるランデル型モータの組付方法であって、
    前記ロータの回転軸の一端側が前記モータケースの軸受保持部に保持した軸受にて支持されるとともに外部に突出されており、前記軸受保持部の軸方向外側に設けたシール収容部に前記回転軸と前記モータケースとのそれぞれに密着する有弾性で環状をなすシール部材が収容されることによるシール構造が構成され
    前記モータケースから突出する前記回転軸の一端には、穴又は凹状をなす連結部が形成されるものであり、
    前記シール部材は、前記回転軸のその連結部上を通過するようにして前記シール収容部に装着されており、
    前記シール部材の装着前に、前記回転軸の一端部に対して前記連結部を覆うようにキャップが装着され、装着された前記キャップの外周面に沿って前記シール部材が挿通されて前記シール収容部に装着されるものであり、
    前記キャップには、前記シール部材の前記シール収容部内への装着に伴って前記シール収容部内に溜まる空気を外部に排出する空気排出路が形成され、前記シール収容部内の空気を排出しながら前記シール部材の装着が行われることを特徴とするランデル型モータの組付方法
  2. 請求項1に記載のランデル型モータの組付方法において、
    前記モータケースは、磁性体よりなる有蓋筒状の第1ケース部材と、該第1ケース部材の開口部を閉塞する非磁性体よりなる第2ケース部材とを備え、前記第1ケース部材から前記回転軸の一端側が突出するとともに前記シール部材が装着されるものであり、
    前記第2ケース部材側に制御回路基板が配置されて構成されていることを特徴とするランデル型モータの組付方法
  3. 請求項1又は2に記載のランデル型モータの組付方法において、
    前記シール収容部の開口部内周縁に第1傾斜部が設けられており、前記第1傾斜部と前記シール収容部の内周面との境界部に前記第1傾斜部よりも傾斜角度の小さい第2傾斜部が設けられていることを特徴とするランデル型モータの組付方法
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のランデル型モータの組付方法において、
    前記回転軸は、その基端側の角部が研削にて面取り形成されることを特徴とするランデル型モータの組付方法。
  5. 請求項4に記載のランデル型モータの組付方法において、
    前記面取り形成される前記回転軸の基端側は、該回転軸の前記ロータへ圧入する側であることを特徴とするランデル型モータの組付方法。
JP2015230851A 2015-01-13 2015-11-26 ランデル型モータの組付方法 Expired - Fee Related JP6610201B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004489 2015-01-13
JP2015004489 2015-01-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016131482A JP2016131482A (ja) 2016-07-21
JP6610201B2 true JP6610201B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=56415732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015230851A Expired - Fee Related JP6610201B2 (ja) 2015-01-13 2015-11-26 ランデル型モータの組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6610201B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018074846A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 アスモ株式会社 ランデル型モータ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681445B2 (ja) * 1983-03-25 1994-10-12 日本電装株式会社 車両用交流発電機
JP2001025205A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Asmo Co Ltd モータの固定方法及びアクチュエータ
JP2003052145A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Tamagawa Seiki Co Ltd モータのオイルシール構造
JP5200724B2 (ja) * 2008-07-17 2013-06-05 株式会社デンソー 車両搭載用モータ装置
JP2011097735A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Kitashiba Electric Co Ltd 電動モータ
JP6022962B2 (ja) * 2013-02-12 2016-11-09 アスモ株式会社 ロータ及びモータ
JP5936997B2 (ja) * 2012-12-03 2016-06-22 株式会社ミツバ 電動モータ
JP6330217B2 (ja) * 2014-02-25 2018-05-30 株式会社デンソー モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016131482A (ja) 2016-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10270306B2 (en) Motor and rotor
US9130441B2 (en) Brushless DC motor
US20200195066A1 (en) Motor
US9787148B2 (en) Motor
US9024498B2 (en) Rotating electrical machine
JP2007068318A (ja) 磁石埋込型モータ
KR20150066768A (ko) 로터 및 이를 포함하는 모터
CN111509885A (zh) 马达及送风装置
JP6330227B2 (ja) モータ
JP6620648B2 (ja) ブラシレスモータ
JP6610201B2 (ja) ランデル型モータの組付方法
JP2015216756A (ja) ランデル型モータ
JP6052994B2 (ja) ロータ、及びブラシレスモータ
JP6054839B2 (ja) ランデル型ロータ及びランデル型モータ
JP5324131B2 (ja) ブラシ付モータ
JP2018074846A (ja) ランデル型モータ
JP6922153B2 (ja) ランデル型ロータ及びランデル型モータ
JP6900653B2 (ja) ランデル型モータの製造方法
JP6169943B2 (ja) ランデル型モータ
JP6301765B2 (ja) ランデル型ロータ及びランデル型モータ
JP6455218B2 (ja) ロータ及びモータ
JP2015029381A (ja) ロータ及びモータ
JP2016116436A (ja) ランデル型ロータ及びランデル型モータ
KR20170054907A (ko) 모터용 샤프트 조립체 및 이를 포함하는 모터
JP6439281B2 (ja) ランデル型モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180501

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191014

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6610201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees