JP2018074846A - ランデル型モータ - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示す本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータであって、車両エンジンルームに配置される位置制御装置用、詳しくはエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
図1及び図2に示すように、ステータ5は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11の外周面が筒状フロントハウジング2の内側面に固定されている。ステータコア11の内側には、軸線方向に沿って形成され、かつ、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の中心軸線O(図3参照)を中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
図1〜図3に示すように、ロータ7は、第1及び第2ロータコア20,30、界磁磁石40、整流磁石42、センサマグネット50を有している。
第1ロータコア20は、軟磁性材よりなる電磁鋼板にて形成され、エンドフレーム3側に配置される。第1ロータコア20は、円板状の第1コアベース21を有し、その中心位置に貫通穴21aが貫通形成されている。貫通穴21aのエンドフレーム3側の外周部には、略円筒状のボス部21bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴21aとボス部21bとを同時に形成している。なお、ボス部21bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受8bの外径、即ちエンドフレーム3に設けられ軸受8bを収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
第2ロータコア30は、第1ロータコア20と同一材質及び同形状であって、筒状フロントハウジング2側に配置される。第2ロータコア30は、円板状の第2コアベース31を有し、その中心位置に貫通穴31aが貫通形成されている。貫通穴31aの筒状フロントハウジング2側の外周部には、略円筒状のボス部31bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴31aとボス部31bとを同時に形成している。なお、ボス部31bの外径は、回転軸6の他側を回転可能に支持する軸受8aの外径、即ち筒状フロントハウジング2に設けられ軸受8aを収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
図3に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製である。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース21,31の外径と略一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース21,31の外周面21c,31cと面一となる。
ロータ7は、界磁磁石40の外周側に円環状の整流磁石42を備えている。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばフェライト磁石、サマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等で構成される。
図1及び図3に示すように、円環状をなし周方向に多極着磁、この場合ロータ7の磁極数と同じ8磁極として着磁されたセンサマグネット50は、ロータ7のエンドフレーム3側の端面に対して直接的に固定されている。
エンドフレーム3の軸方向内側面3bには、センサマグネット50に対して軸方向に一定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ60が配置されている。磁気センサ60は制御回路基板61上に支持され、この制御回路基板61はエンドフレーム3の軸方向内側面3bに固定されている。そして、ロータ7と一体的にセンサマグネット50が回転することで、磁気センサ60はそのセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を制御回路基板61上に構成される制御回路に出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた制御回路は、その検出信号に基づいてロータ7の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、これに基づいて生成した駆動電流を巻線14,15,16に供給することでブラシレスモータMの駆動制御を行う。
図4に示すように、回転軸6とシール部材9との間に配置されるグリスG1、即ちグリス収容部9aに配置されるグリスG1と、軸受8aの内部に配置されるグリスG2とが、同じ成分のグリスである。そのため、グリスG1が軸受8aの内部に浸入したとしても、軸受8aの寿命が低下することが抑制される。
(1)回転軸6とシール部材9との間に配置されるグリスG1が軸受8aの内部に浸入することを防止するためにシール部材9と軸受8aとを軸方向に離間させなくてもよい。その結果、シール部材9と軸受8aとの間の軸方向の隙間S1を軸方向に狭めることができるため、ブラシレスモータMの軸方向の薄型化が可能となる。
・上記実施形態では、軸受保持部2aに保持される軸受8aは、玉軸受である。しかしながら、軸受8aは、内側にグリスG2が配置され、かつ回転軸6を軸支可能であれば、玉軸受以外の軸受であってもよい。例えば、軸受8aは、ころ軸受や滑り軸受等であってもよい。
・ブラシレスモータMの構成は、上記実施形態のものに限らず、適宜変更してもよい。
(イ)請求項1に記載のランデル型モータにおいて、前記軸受保持部と前記シール収容部とは、軸方向に連続して設けられ内側で軸方向に連通していることを特徴とするランデル型モータ。
Claims (1)
- 周方向に複数の爪状磁極を有する第1及び第2ロータコアを各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わせ、各ロータコアの爪状磁極が交互に異なる磁極として機能するように前記第1及び第2ロータコアの間に軸方向に磁化された界磁磁石を配置してなるロータと、該ロータに回転磁界を作用させるステータと、前記ロータ及び前記ステータを収容するモータケースと、を備えたランデル型モータであって、
前記ロータと一体回転する回転軸の一端側が、前記モータケースの軸受保持部に保持された軸受にて支持されるとともに前記モータケースの外部に突出しており、
前記軸受保持部の軸方向外側に設けられたシール収容部に、前記回転軸と前記モータケースとのそれぞれに密着する有弾性で環状をなすシール部材が収容されており、
前記回転軸と前記シール部材との間に配置される第1グリスと、前記軸受の内部に配置される第2グリスとが、同じ成分のグリスであることを特徴とするランデル型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016215058A JP2018074846A (ja) | 2016-11-02 | 2016-11-02 | ランデル型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016215058A JP2018074846A (ja) | 2016-11-02 | 2016-11-02 | ランデル型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018074846A true JP2018074846A (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62115959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016215058A Pending JP2018074846A (ja) | 2016-11-02 | 2016-11-02 | ランデル型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018074846A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220130462A (ko) * | 2021-03-18 | 2022-09-27 | 주식회사 코아오토모티브 | 팬 모터 어셈블리 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004353710A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
JP2016131482A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | アスモ株式会社 | ランデル型モータ及びランデル型モータの組付方法 |
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2016
- 2016-11-02 JP JP2016215058A patent/JP2018074846A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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KR20220130462A (ko) * | 2021-03-18 | 2022-09-27 | 주식회사 코아오토모티브 | 팬 모터 어셈블리 |
KR102584929B1 (ko) * | 2021-03-18 | 2023-10-05 | 주식회사 코아오토모티브 | 팬 모터 어셈블리 |
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