JP2017028844A - モータ - Google Patents

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【課題】出力の向上を図ることができるモータを提供する。
【解決手段】ロータ12は、第1及び第2ロータコア20,30と、第1及び第2ロータコア20,30の間に配置され、軸方向に磁化された界磁磁石とを備える。第1ロータコア20の第1爪状磁極P1は、ティース先端部18と径方向に対向する軸方向延出部26(第1爪状部24)と、ティース先端部18と軸方向に対向する軸方向対向部28a(第1補助コア22の延出部28)とを備える。また、第2ロータコア30の第2爪状磁極P2は、ティース先端部18と径方向に対向する軸方向延出部36(第2爪状部34)と、ティース先端部18と軸方向に対向する軸方向対向部38a(第2補助コア32の延出部38)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関するものである。
モータの一つに、例えば特許文献1に示されるような所謂ランデル型構造を有するモータがある。このモータは、周方向に複数の爪状磁極を有する2つのロータコアと、各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わされる2つのロータコアの間に配置され軸方向に磁化された界磁磁石とを備え、各ロータコアの爪状磁極を交互に異なる磁極として機能させるランデル型ロータを備える。
特開2012−115085号公報
上記のようなモータでは、ロータコアの爪状磁極に磁気飽和が生じる場合、界磁磁石が発する磁束におけるロータの回転に有効な磁束の割合が低くなるため、所望の出力が得られないといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、出力の向上を図ることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、周方向に複数の爪状磁極を有する第1及び第2ロータコアを各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わせ、各ロータコアの爪状磁極が交互に異なる磁極として機能するように前記第1及び第2ロータコアの間に軸方向に磁化された界磁磁石を配置してなるロータと、ステータコアに巻回した巻線に生じる回転磁界を前記ロータに作用させるステータとを備えたモータであって、前記爪状磁極は、前記ステータコアと径方向に対向する径方向対向部と、前記ステータコアと軸方向に対向する軸方向対向部とを備える。
この構成によれば、爪状磁極におけるステータとの対向面を径方向及び軸方向の両方向から確保し、該ステータとの対向面を広く構成することが可能となる。これにより、爪状磁極に磁気飽和が生じにくくなるため、界磁磁石が発する磁束を有効に用いることができ、出力の向上を図ることができる。
上記モータにおいて、前記第1及び第2ロータコアはそれぞれ、互いに別体よりなる、前記径方向対向部を形成したメインコアと、前記軸方向対向部を形成した補助コアとを組み合わせて構成されたことが好ましい。
この構成によれば、メインコア及び補助コアをそれぞれ簡素な形状としつつ、爪状磁極の径方向対向部及び軸方向対向部を構成できる。これにより、第1及び第2ロータコア(メインコア及び補助コア)の成形において簡素で低コストな成形手段(例えばプレス加工)を用いることができ、より好適である。
上記モータにおいて、前記第1及び第2ロータコアはそれぞれ1つの部材からなり、前記爪状磁極の前記径方向対向部及び前記軸方向対向部が一体形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2ロータコアがそれぞれ1つの部材からなるため、部品点数の増加を抑えることができ、部品管理の点で好適となる。
本発明のモータによれば、出力の向上を図ることができる。
実施形態のモータの一部断面斜視図である。 同形態におけるロータの分解斜視図である。 同形態におけるモータの断面図である。 別例におけるモータの断面図である。 同別例における第1ロータコアの斜視図である。 同別例における第1ロータコアの分解斜視図である。 別例におけるモータの断面図である。 同別例における第1ロータコアの斜視図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、モータハウジング(図示略)に固定された環状のステータ11と、ステータ11の内側に回転可能に配置されたロータ12とを備えている。
[ステータの構成]
ステータ11は、円筒状のステータコア13と、ステータコア13に巻装される巻線14とを備えている。ステータコア13は、前記モータハウジングに固定される外周円環部15と、外周円環部15から径方向内側に向かって延出される複数のティース16とを有している。複数のティース16は、周方向において等間隔に設けられている。
(ティース16)
各ティース16は、径方向の先端部(径方向内側端部)が周方向に幅広をなすT型のティースであって、巻線14が巻回される被巻回部17と、被巻回部17の内周側に形成されたティース先端部18とを備えている。被巻回部17は、外周円環部15から径方向内側に延出されている。ティース先端部18は、周方向において被巻回部17よりも幅広に形成されている。また、ティース先端部18の内周面18a(径方向内側面)は、ロータ12の回転軸19の軸線Lを中心とする円弧を軸線方向に延出した円弧面となっている。また、ティース先端部18の軸方向両端面(第1軸端面18b及び第2軸端面18c)は、回転軸19の軸線Lと直交する平面状に形成されている。
[ロータの構成]
図2に示すように、ロータ12は、回転軸19、第1メインコア21及び第1補助コア22からなる第1ロータコア20、第2メインコア31及び第2補助コア32からなる第2ロータコア30、界磁磁石41及び整流磁石43を備えている。
(第1ロータコア20)
第1ロータコア20は、第1メインコア21と第1補助コア22とが軸線L方向に積層されて構成されている。なお、第1メインコア21及び第1補助コア22は、軟磁性材よりなる電磁鋼板からプレス加工により成形される。
第1メインコア21は、円板状のベース部23を有し、その中心位置には、回転軸19が固定される貫通孔23aが貫通形成されている。また、ベース部23は、バーリング加工によって貫通孔23aの周りに突出形成された略円筒状のボス部23bを有している。このボス部23bは、ベース部23の軸方向外側(反界磁磁石側)に突出している。
ベース部23の外周面には、周方向等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状部24が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第1爪状部24において、ベース部23の外周面から径方向外側に延出した部分を径方向延出部25といい、該径方向延出部25の先端部から軸線L方向に沿って延びる部位を軸方向延出部26という。径方向延出部25は、軸線L方向から見て、軸線Lを中心とする扇状に形成されている。また、軸方向延出部26の外周面(径方向外側面)は、軸線Lを中心とする円弧面に形成されている。なお、軸方向延出部26は、径方向延出部25に対して直角に屈曲形成される。
第1メインコア21の軸方向外側(反界磁磁石側)に積層される第1補助コア22は、全体として平板状をなすものであって、円板状のベース部27と、ベース部27から径方向外側に延出する延出部28とを備えている。
ベース部27は、第1メインコア21のベース部23に対して軸線L方向に積層される。なお、第1メインコア21及び第1補助コア22の各ベース部23,27の外径は等しく形成されている。第1補助コア22のベース部27の中心位置には、第1メインコア21のベース部23のボス部23bが嵌入される貫通孔27aが形成されている。なお、第1メインコア21と第1補助コア22との固定態様は、貫通孔27aに対するボス部23bの圧入固定としてもよく、また、接着固定としてもよい。
ベース部27から径方向外側に延出する延出部28は、第1爪状部24と同数(本実施形態では4つ)で周方向等間隔に設けられている。各延出部28は、軸線L方向から見て、軸線Lを中心とする扇状に形成されている。
これら各延出部28は、各第1爪状部24の径方向延出部25と軸線L方向に積層される。延出部28と径方向延出部25とは、軸線Lを中心とする開角度(周方向幅)が等しく形成されている。また、延出部28の外径(軸線Lから外周端部までの長さ)は、第1爪状部24の外径(軸線Lから軸方向延出部26の外周面までの長さ)よりも長く設定されている。つまり、第1メインコア21と第1補助コア22の積層状態(図3参照)において、延出部28の先端側の一部が、第1爪状部24の軸方向延出部26よりも径方向外側に突出する。
本実施形態では、図3に示すように、第1メインコア21と第1補助コア22の積層状態において、第1爪状部24と延出部28とが第1ロータコア20の第1爪状磁極P1を構成している。
(第2ロータコア30)
図2に示すように、第2ロータコア30は、第1ロータコア20と同一の構成を有している。即ち、第2ロータコア30は、第1メインコア21と同一形状をなす第2メインコア31と、第1補助コア22と同一形状をなす第2補助コア32とを備える。詳しくは、第2メインコア31は、第1メインコア21のベース部23及び第1爪状部24(径方向延出部25及び軸方向延出部26)にそれぞれ対応するベース部33及び第2爪状部34(径方向延出部35及び軸方向延出部36)を有している。また、第2補助コア32は、第1補助コア22のベース部27及び延出部28にそれぞれ対応するベース部37及び延出部38を有している。また、第1ロータコア20と同様に、第2メインコア31と第2補助コア32の積層状態において、第2爪状部34と延出部38とが第2ロータコア30の第2爪状磁極P2を構成している。
上記構成の第1ロータコア20と第2ロータコア30とは、それらの第1爪状磁極P1と第2爪状磁極P2とが周方向等間隔に交互に配置されるように組み付けられる(図1参照)。この組み付け状態では、第1及び第2爪状部24,34の先端(軸方向延出部26,36)は、互いに反対方向を向くように構成され、各第1爪状部24の周方向間に各第2爪状部34が配置される。また、第1及び第2爪状部24,34の各軸方向延出部26,36は、周方向において等間隔に交互に並ぶように構成される。
(界磁磁石41)
図2及び図3に示すように、第1及び第2ロータコア20,30の組み付け状態において、それらの第1及び第2メインコア21,31の各ベース部23,33は互いに平行をなし、それらの間に界磁磁石41が配置されている。
界磁磁石41は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通孔41aが形成されている。界磁磁石41は、その貫通孔41aに円筒状のスリーブ42が貫挿され、該スリーブ42には回転軸19が挿通される。なお、スリーブ42は、非磁性体よりなり、本実施形態では回転軸19と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石41の外径は、第1及び第2メインコア21,31の各ベース部23,33の外径と略一致するように設定されている。この界磁磁石41は、その軸方向一端面(図2及び図3中の上面)が第1メインコア21のベース部23と、軸方向他端面(下面)が第2メインコア31のベース部33とそれぞれ当接し、それら各ベース部23,33にて軸方向に挟持固定される。
界磁磁石41は、軸方向に磁化されていて、第1ロータコア20側がN極、第2ロータコア30側がS極となるように磁化されている。従って、この界磁磁石41によって、第1ロータコア20の第1爪状磁極P1(第1爪状部24及び延出部28)がN極として機能し、第2ロータコア30の第2爪状磁極P2(第2爪状部34及び延出部38)がS極として機能する。なお、図2には、界磁磁石41、及び後述する整流磁石43の磁化方向(S極からN極向き)を実線の矢印で示している。
従って、本実施形態のロータ12は、界磁磁石41を用いた所謂ランデル型ロータとして構成され、図1に示すように、N極となる第1爪状磁極P1と、S極となる第2爪状磁極P2とが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極となる。
(整流磁石43)
また、ロータ12は、図2及び図3に示すように、界磁磁石41の外周側に円環状の整流磁石43を備えている。なお、界磁磁石41と整流磁石43とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石41は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石43は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばフェライト磁石、サマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等で構成される。
図2に示すように、整流磁石43は、背面磁石部44,45と極間磁石部46とを有し、背面磁石部44,45及び極間磁石部46のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。
詳述すると、一方の背面磁石部44は、第1爪状部24の軸方向延出部26の内周面と界磁磁石41の外周面との間に配置される(図3参照)。そして、背面磁石部44は、軸方向延出部26の内周面に当接する側(径方向外側)がその軸方向延出部26(第1爪状磁極P1)と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部45は、第2爪状部34の軸方向延出部36の内周面と界磁磁石41の外周面との間に配置される。そして、背面磁石部45は、軸方向延出部36の内周面に当接する側(径方向外側)がその軸方向延出部36(第2爪状磁極P2)と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
極間磁石部46は、第1爪状磁極P1と第2爪状磁極P2との周方向の間に配置されている。極間磁石部46は、周方向において第1爪状磁極P1側がN極に、第2爪状磁極P2側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ステータ11の巻線14に3相の駆動電流が供給されてステータ11に回転磁界が形成されると、同ステータ11の内側に配置されたロータ12がその回転磁界に基づいて回転する。
ここで、図3に示すように、ロータ12の第1爪状磁極P1では、第1爪状部24の軸方向延出部26が、ステータ11側のティース先端部18の内周面18aと径方向に対向する。更に、第1補助コア22の延出部28において軸方向延出部26よりも径方向外側に突出する部位(軸方向対向部28a)が、ティース先端部18の前記第1軸端面18bと軸方向に対向する。
また、図1に示すように、第2爪状磁極P2においても同様に、第2爪状部34の軸方向延出部36が、ティース先端部18の内周面18aと径方向に対向するとともに、延出部38において軸方向延出部36よりも径方向外側に突出する部位(軸方向対向部38a)が、ティース先端部18の前記第2軸端面18cと軸方向に対向する。
これにより、界磁磁石41の磁束が、第1及び第2爪状部24,34の軸方向延出部26,36からティース先端部18の内周面18aに作用するとともに、第1及び第2補助コア22,32の軸方向対向部28a,38aからティース先端部18の第1及び第2軸端面18b,18cに作用する(図3の破線矢印を参照)。そして、その界磁磁石41の磁束とステータ11側の回転磁界との相互作用によって、ロータ12に回転トルクが発生する。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)第1ロータコア20の第1爪状磁極P1は、ティース先端部18と径方向に対向する軸方向延出部26(第1爪状部24)と、ティース先端部18と軸方向に対向する軸方向対向部28a(第1補助コア22の延出部28)とを備える。また、第2ロータコア30の第2爪状磁極P2は、ティース先端部18と径方向に対向する軸方向延出部36(第2爪状部34)と、ティース先端部18と軸方向に対向する軸方向対向部38a(第2補助コア32の延出部38)とを備える。
この構成によれば、第1及び第2爪状磁極P1,P2におけるティース先端部18との対向面を径方向及び軸方向の両方向から確保し、該ティース先端部18との対向面を広く構成することができる。これにより、第1及び第2爪状磁極P1,P2に磁気飽和が生じにくくなるため、界磁磁石41が発する磁束を、軸方向延出部26,36(径方向対向部)と軸方向対向部28a,38aとからステータ11側に有効に作用させることができ、出力の向上を図ることができる。
(2)第1ロータコア20は、互いに別体として形成される第1メインコア21と第1補助コア22とを組み合わせて構成され、第2ロータコア30も同様に、互いに別体として形成される第2メインコア31と第2補助コア32とを組み合わせて構成される。そして、第1及び第2メインコア21,31に第1及び第2爪状磁極P1,P2の径方向対向部(軸方向延出部26,36)がそれぞれ形成され、第1及び第2補助コア22,32に第1及び第2爪状磁極P1,P2の軸方向対向部28a,38aがそれぞれ形成される。
この構成によれば、第1及び第2メインコア21,31、及び第1及び第2補助コア22,32をそれぞれ簡素な形状としつつ、径方向対向部(軸方向延出部26,36)及び軸方向対向部28a,38aを備えた第1及び第2爪状磁極P1,P2を構成できる。これにより、第1及び第2ロータコア20,30の成形、つまり、第1及び第2メインコア21,31、及び第1及び第2補助コア22,32の成形において簡素で低コストな成形手段(例えばプレス加工)を用いることができ、より好適である。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2補助コア22,32をそれぞれ第1及び第2メインコア21,31(ベース部23,33)の軸方向外側(反界磁磁石側)に積層して構成したが、これ以外に例えば、図4、図5及び図6に示すように、第1及び第2メインコア21,31の軸方向内側(界磁磁石41側)に積層して構成してもよい。なお、図4〜図6では、上記実施形態と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
同図に示すように、第1補助コア22のベース部27は、第1メインコア21のベース部23の軸方向内側(界磁磁石41側)に積層される。また、第1メインコア21における各第1爪状部24の軸方向延出部26は、第1補助コア22の各延出部28に形成された挿通孔28bに軸方向に挿通され、各延出部28は、各第1爪状部24の径方向延出部25の軸方向内側(整流磁石43側)に積層される。なお、延出部28と径方向延出部25とは、軸線Lを中心とする開角度(周方向幅)が等しく形成され、軸方向延出部26の開角度は、径方向延出部25及び延出部28の開角度よりも小さく形成されている。このような構成では、延出部28における挿通孔28bよりも径方向外側の部位が、ティース先端部18の第1軸端面18bと軸方向に対向する軸方向対向部28aとなる。なお、第2ロータコア30も上記の第1ロータコア20の変更と同様に変更されている。このような構成によっても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態の第1ロータコア20は、第1爪状磁極P1の径方向対向部(軸方向延出部26)が形成された第1メインコア21と、第1爪状磁極P1の軸方向対向部28aが形成された第1補助コア22とが組み合わされて構成される。第2ロータコア30も同様に、第2爪状磁極P2の径方向対向部(軸方向延出部36)が形成された第2メインコア31と、第2爪状磁極P2の軸方向対向部38aが形成された第2補助コア32とが組み合わされて構成される。
しかしながら、これに特に限定されるものではなく、例えば図7及び図8に示すように、第1ロータコア50a及び第2ロータコア50bをそれぞれ1つの部材から構成してもよい。なお、第1及び第2ロータコア50a,50bは、互いに同一形状をなす。また、図7及び図8では、上記実施形態と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図8に示すように、第1及び第2ロータコア50a,50bは、軟磁性材よりなる電磁鋼板からプレス加工により成形されるものであり、円板状のベース部51を有し、該ベース部51の外周面には、周方向等間隔に複数(同例では4つ)の爪状磁極52が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、爪状磁極52において、ベース部51の外周面から径方向外側に延出した部分を径方向延出部53といい、該径方向延出部53から軸線L方向に沿って延びる部位を軸方向延出部54という。また、爪状磁極52には、径方向延出部53から更に径方向外側に突出する突出部55が形成されている。なお、爪状磁極52は、突出部55を径方向外側に突出するよう残しつつ軸方向延出部54を直角に折り曲げて形成されている。
なお、同図に示す例では、突出部55が2つ形成され、その突出部55は3つの軸方向延出部54のそれぞれの間に形成されているが、これに限らず、軸方向延出部54を2つ形成し、その軸方向延出部54を3つの突出部55のそれぞれの間に形成するように変更してもよい。
このような構成によれば、図7に示すように、第1ロータコア50aの爪状磁極52は、その各軸方向延出部54がステータ11側のティース先端部18の内周面18aと径方向に対向する。また、爪状磁極52の各突出部55がティース先端部18の第1軸端面18bと軸方向に対向する。
また、第2ロータコア50bの爪状磁極52においても同様に、各軸方向延出部54がティース先端部18の内周面18aと径方向に対向し、各突出部55がティース先端部18の第2軸端面18cと軸方向に対向する。
このような構成によっても、上記実施形態と同様に、爪状磁極52におけるティース先端部18との対向面を径方向及び軸方向の両方向から確保し、該ティース先端部18との対向面を広く構成することができる。これにより、爪状磁極52に磁気飽和が生じにくくなるため、界磁磁石41が発する磁束をステータ11側に有効に作用させることができ、出力の向上を図ることができる。更に、この構成によれば、第1及び第2ロータコア50a,50bがそれぞれ1つの部材から構成されるため、部品点数の増加を抑えることができ、部品管理の点で好適である。
なお、同図に示す構成では、ロータ12とティース先端部18との径方向との対向部分において、軸方向延出部54の背面側(内周側)に配置された背面磁石部44,45(整流磁石43)が発する磁束の一部は、軸方向延出部54間に形成される隙間から直接的にステータ11側に作用するようになっている。
また、同図に示す構成では、第1及び第2ロータコア50a,50bはプレス加工により成形されたが、これ以外に例えば、鋳造によって成形してもよい。なお、この場合には、第1及び第2ロータコア50a,50bをそれぞれ1つの部材から構成しつつも、各軸方向延出部54間及び各突出部55間に隙間が生じない構成とすることが可能となる。
・上記実施形態では、界磁磁石41と整流磁石43とを互いに異なる材料で構成したが、同一材料で構成してもよい。また、上記実施形態から整流磁石43を省略した構成としてもよい。
・ロータ12の第1及び第2爪状磁極P1,P2の個数(磁極数)は、上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ステータ11の内側にロータ12が配置されたインナーロータ型のモータに適用したが、アウターロータ型のモータに適用してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…モータ、11…ステータ、12…ロータ、13…ステータコア、14…巻線、16…ティース、18…ティース先端部、19…回転軸、20…第1ロータコア、21…第1メインコア、22…第1補助コア、24…第1爪状部、26…軸方向延出部(径方向対向部)、28…延出部、28a…軸方向対向部、30…第2ロータコア、31…第2メインコア、32…第2補助コア、34…第2爪状部、36…軸方向延出部(径方向対向部)、38…延出部、38a…軸方向対向部、41…界磁磁石、P1…第1爪状磁極、P2…第2爪状磁極、50a…第1ロータコア、50b…第2ロータコア、52…爪状磁極、54…軸方向延出部(径方向対向部)、55…突出部(軸方向対向部)。

Claims (3)

  1. 周方向に複数の爪状磁極を有する第1及び第2ロータコアを各ロータコアの爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わせ、各ロータコアの爪状磁極が交互に異なる磁極として機能するように前記第1及び第2ロータコアの間に軸方向に磁化された界磁磁石を配置してなるロータと、
    ステータコアに巻回した巻線に生じる回転磁界を前記ロータに作用させるステータと
    を備えたモータであって、
    前記爪状磁極は、前記ステータコアと径方向に対向する径方向対向部と、前記ステータコアと軸方向に対向する軸方向対向部とを備えたことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2ロータコアはそれぞれ、互いに別体よりなる、前記径方向対向部を形成したメインコアと、前記軸方向対向部を形成した補助コアとを組み合わせて構成されたことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2ロータコアはそれぞれ1つの部材からなり、
    前記爪状磁極の前記径方向対向部及び前記軸方向対向部が一体形成されていることを特徴とするモータ。
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