JP6295161B2 - ロータ、及びモータ - Google Patents

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本発明は、ロータ、及びモータに関するものである。
モータのロータとしては、コアベースの外周部に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる2つのロータコアと、それらの軸方向の間に配置され軸方向に磁化された界磁磁石とを備え、各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるいわゆる永久磁石界磁のランデル型構造のロータがある。そして、このようなロータとしては、爪状磁極と界磁磁石との間に配置された背面磁石部と、周方向に隣り合う爪状磁極の間に配置された極間磁石部とが環状に一体成形され、それぞれの部分で漏れ磁束を抑えるべく磁化された極異方性磁石を備えたものがある(例えば、特許文献1、図10参照)。
特開2013−212036号公報
しかしながら、上記のようなロータでは、極異方性磁石は、背面磁石部の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部の外周面に亘って配向され、背面磁石部の周方向中央部分の内面部分はこの配向にほぼ関与しないため、高出力化を図る上で、スペースをあまり有効活用できていないという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、高出力化を図ることができるロータ、及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するロータは、それぞれコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、前記爪状磁極と前記界磁磁石との間に配置された背面磁石部と、周方向に隣り合う前記爪状磁極の間に配置された極間磁石部とが環状に一体成形され、それぞれの部分で漏れ磁束を抑えるべく磁化された極異方性磁石とを備えたロータであって、前記背面磁石部の周方向中央部分の内面には凹部が形成され、前記界磁磁石は、前記凹部内に入り込む凸部を有する。
同構成によれば、背面磁石部の周方向中央部分の内面には凹部が形成されるため、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を減らすことができる。即ち、上記構成における漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石は、背面磁石部の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部の外周面に亘って配向され、背面磁石部の周方向中央部分の内面部分はこの配向にほぼ関与しないため、この部分に凹部を形成することで、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を減らすことができる。そして、界磁磁石は、前記凹部内に入り込む凸部を有するため、凸部を有さないものに比べて、例えば、界磁磁石の量を増やすことができ、ロータのサイズを変更することなく、高出力化を図ることが可能となる。
上記ロータにおいて、前記凹部は、前記背面磁石部の周方向中心ほど深く形成されることが好ましい。
同構成によれば、凹部は、前記背面磁石部の周方向中心ほど深く形成されるため、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を好適に減らすことができる。即ち、上記構成における漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石は、背面磁石部の内面部分における中心ほど配向にほぼ関与しないため、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を好適に減らすことができる。
上記ロータにおいて、前記極間磁石部の内面には内方凸部が形成されることが好ましい。
同構成によれば、極間磁石部の内面には内方凸部が形成されるため、極異方性磁石の配向を良好とすることができる。即ち、上記構成における漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石は、背面磁石部の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部の外周面に亘って配向され、極間磁石部の内面部分はこの配向に大きく関与する(磁路となる)ため、この部分に内方凸部を形成することで、極異方性磁石の配向を良好とすることができる。よって、より良好に漏れ磁束を抑えることができ、高出力化を図ることができる。
上記課題を解決するロータは、それぞれコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、前記爪状磁極と前記界磁磁石との間に配置された背面磁石部と、周方向に隣り合う前記爪状磁極の間に配置された極間磁石部とが環状に一体成形され、それぞれの部分で漏れ磁束を抑えるべく磁化された極異方性磁石とを備えたロータであって、前記極間磁石部の内面には内方凸部が形成される。
同構成によれば、極間磁石部の内面には内方凸部が形成されるため、極異方性磁石の配向を良好とすることができる。即ち、上記構成における漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石は、背面磁石部の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部の外周面に亘って配向され、極間磁石部の内面部分はこの配向に大きく関与する(磁路となる)ため、この部分に内方凸部を形成することで、極異方性磁石の配向を良好とすることができる。よって、より良好に漏れ磁束を抑えることができ、高出力化を図ることができる。
上記課題を解決するモータは、上記ロータと、回転磁界を発生するステータとを備える。
同構成によれば、モータにおいて、上記した効果を得ることができる。
本発明のロータ、及びモータでは、高出力化を図ることができる。
一実施形態におけるブラシレスモータの一部断面図。 一実施形態におけるロータの一部断面図。 一実施形態におけるロータの斜視図。 一実施形態におけるロータの分解斜視図。 図2におけるA−A断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの断面図。 別例におけるロータの断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。
以下、ブラシレスモータの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、モータとしてのブラシレスモータMは、モータハウジング1の内周面にステータ2が固定され、そのステータ2の内側には、回転軸3に固定され同回転軸3とともに一体回転する所謂ランデル型構造のロータ4が配設されている。回転軸3は、被磁性体のステンレス製シャフトであって、モータハウジング1に設けた図示しない軸受にて、モータハウジング1に対して回転可能に支持されている。
ステータ2は、円筒状のステータコア10を有し、そのステータコア10の外周面がモータハウジング1の内側面に固定されている。ステータコア10の内側には、軸線方向に沿って形成され、かつ、周方向に等ピッチに配置される複数のティース11が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース11は、T型のティースであって、その径方向内側の内周面11aは、回転軸3の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
ティース11同士の周方向の間には、スロット12が形成される。本実施形態では、ティース11の数は12個であって、スロット12の数は、ティース11の数と同じ12個である。12個のティース11には、周方向に3相巻線、即ち、U相巻線13u、V相巻線13v、W相巻線13wが順番に集中巻きにて巻回され、それらはスロット12内に配置されている。
そして、これら各相巻線13u,13v,13wに3相電源電圧を印加してステータ2に回転磁界を発生させ、同ステータ2の内側に配置した回転軸3に固定されたロータ4を回転させるようになっている。
図2〜図5に示すように、ロータ4は、第1及び第2ロータコア20,30、界磁磁石40、及び極異方性磁石Gを有している。
第1ロータコア20は、軟磁性材よりなり本実施形態では電磁鋼板にて形成され、回転軸3が圧入されるボス部20aが形成された略円板状の第1コアベース21を有している。第1コアベース21の外周部には、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極22が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。
第2ロータコア30は、第1ロータコア20と同一材質及び同形状であって、回転軸3が圧入されるボス部30aが形成された略円板状の第2コアベース31を有している。第2コアベース31の外周部には、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第2爪状磁極32が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。
そして、第1及び第2ロータコア20,30は、そのボス部20a,30aに回転軸3が圧入されることで回転軸3に対して固定される。この際、第2ロータコア30は、各第2爪状磁極32が周方向に隣り合う第1爪状磁極22間に配置されるようにして、且つ第1コアベース21と第2コアベース31との軸方向の間に界磁磁石40が配置(挟持)されるようにして第1ロータコア20に対して組み付けられる。
図2、図4及び図5に示すように、前記界磁磁石40は、中央孔を有した略円板状の永久磁石であって、前記第1爪状磁極22を第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、前記第2爪状磁極32を第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ4は、所謂ランデル型構造のロータである。ロータ4は、N極となる4つの第1爪状磁極22と、S極となる4つの第2爪状磁極32とが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ4の磁極の数(極数)が「8」に設定され、ステータ2のティース11(スロット12)の数が「12」に設定されたブラシレスモータMとされている。
極異方性磁石Gは、背面磁石部50と極間磁石部51とが交互に設けられた環状に一体形成されてなる。詳しくは、背面磁石部50は、軸方向から見て第1及び第2爪状磁極22,32の径方向内側(背面)であって界磁磁石40との間に設けられ、その部分の漏れ(短絡)磁束を抑えるべく磁化されている。又、極間磁石部51は、軸方向から見て第1及び第2爪状磁極22,32同士の周方向の各間に設けられ、その部分の漏れ磁束を抑えるべく磁化されている。言い換えると、この極間磁石部51は、軸方向から見て周方向に隣り合う背面磁石部50同士を繋ぐように形成されて極異方性磁石Gを環状とするとともに、第1及び第2爪状磁極22,32の軸方向に延びる(先端)部分同士の間にも配置されるように背面磁石部50よりも径方向外側に突出した形状とされている。
この極異方性磁石Gは、図5中に模式的に矢印で示すように背面磁石部50の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部50の外周面に亘って配向されることで背面磁石部50及び極間磁石部51のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化されている。尚、極異方性磁石Gは、各背面磁石部50の外周面に近接されるコイルに大電流を流すことで磁化される。
ここで、極異方性磁石Gにおける背面磁石部50の周方向中央部分の内面には凹部50aが形成されている。本実施形態の凹部50aは、背面磁石部50の周方向中心ほど(回転軸3の中心軸線Oを中心とする同心円形状に対して)深く形成されている。詳しくは、本実施形態の凹部50aは背面磁石部50の周方向中央部分のみに形成され、極異方性磁石Gの他の内面は回転軸3の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧形状に形成されている。そして、凹部50aは、背面磁石部50の周方向中心ほど径方向外側となる2つの平面により形成されている。
又、界磁磁石40は、前記凹部50a内に入り込む凸部40aを有している。本実施形態の凸部40aは、凹部50aと同形状(略隙間無く嵌る形状)に形成されている。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータMの作用について説明する。
ステータコア10の各相巻線13u,13v,13wに3相電源電圧が印加されてステータ2にて回転磁界が発生されると、同ステータ2の内側に配置した回転軸3に固着されたロータ4は、その回転磁界に基づいて回転駆動される。
この際、ロータ4は、極異方性磁石Gにおける背面磁石部50によってその部分の(径方向の)漏れ磁束が抑えられるとともに、極異方性磁石Gにおける極間磁石部51によってその部分の(周方向の)漏れ磁束が抑えられるため、高効率でステータ2の回転磁界と作用して回転駆動される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)極異方性磁石Gにおける背面磁石部50の周方向中央部分の内面には凹部50aが形成されるため、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を減らすことができる。即ち、上記構成における漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石Gは、背面磁石部50の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部50の外周面に亘って配向され、背面磁石部50の周方向中央部分の内面部分はこの配向にほぼ関与しないため、この部分に凹部50aを形成することで、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を減らすことができる。そして、界磁磁石40は、前記凹部50a内に入り込む凸部40aを有するため、凸部40aを有さないものに比べて、例えば、界磁磁石40の量を増やすことができ、ロータ4のサイズを変更することなく、高出力化を図ることが可能となる。又、例えば、凸部40aが凹部50a内に入り込むことで、界磁磁石40の回り止めを行うことができる。
(2)凹部50aは、背面磁石部50の周方向中心ほど深く形成されるため、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を好適に減らすことができる。即ち、上記構成における漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石Gは、背面磁石部50の内面部分における中心ほど配向にほぼ関与しないため、ほぼ無駄となってしまう磁石の量を好適に減らすことができる。
(3)界磁磁石40の凸部40aは、凹部50aと同形状に形成されるため、無駄な隙間を無くして、より高出力化を図ることが可能となる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、凹部50aは、2つの平面によって背面磁石部50の周方向中心ほど(回転軸3の中心軸線Oを中心とする同心円形状に対して)深く形成されるとしたが、これに限定されず、他の形状に変更してもよい。又、界磁磁石40の凸部40aは、凹部の形状に応じて変更してもよい。
例えば、図6に示すように、軸方向から見て、方形状の凹部50bに変更してもよい。尚、この例では、界磁磁石40の凸部40bが凹部50bと同形状(略隙間無く嵌る形状)に形成されている。
又、例えば、図7に示すように、軸方向から見て、台形状の凹部50cに変更してもよい。尚、この例では、界磁磁石40の凸部40cが凹部50cと同形状(略隙間無く嵌る形状)に形成されている。
又、例えば、図8に示すように、軸方向から見て、湾曲した形状の凹部50dに変更してもよい。尚、この例では、界磁磁石40の凸部40dが凹部50dと同形状(略隙間無く嵌る形状)に形成されている。
又、例えば、図9に示すように、軸方向から見て、極異方性磁石Gの内面が正多角形とされることで形成された凹部50eとしてもよい。又、この例では、界磁磁石40の凸部40eが凹部50eと同形状(略隙間無く嵌る形状)であって、界磁磁石40全体が軸方向から見て正多角形に形成されている。尚、この場合では、極異方性磁石G及び界磁磁石40を単純な形状とすることができ、例えば、それらの設計及び製造が容易となる。
・上記実施形態では、極異方性磁石Gの凹部50aを除く内面は回転軸3の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧形状に形成されるとしたが、これに限定されず、例えば、極間磁石部51の内面に内方凸部を形成してもよい。又、この場合、界磁磁石に内方凸部と同形状(内方凸部が略隙間無く嵌る形状)の内方凹部を形成してもよい。
例えば、図10に示すように、極異方性磁石Gの内面を、軸方向から見て、背面磁石部50の周方向中心で径方向外側に位置する点と極間磁石部51の周方向中心で径方向内側に位置する点とを結ぶ直線からなる形状として、背面磁石部50の内面に凹部50fを形成するとともに、極間磁石部51の内面に内方凸部51aを形成してもよい。尚、この例では、界磁磁石40の外面が極異方性磁石Gの内面と同形状(略隙間無く嵌る形状)とされ、詳しくは、界磁磁石40は、凹部50fと同形状(凹部50fに略隙間無く嵌る形状)の凸部40fと、内方凸部51aと同形状(内方凸部51aが略隙間無く嵌る形状)の内方凹部40gとを有する形状とされている。
このようにしても、上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。又、このようにすると、極間磁石部51の内面に内方凸部51aが形成されるため、極異方性磁石Gの配向を良好とすることができる。即ち、漏れ磁束を抑えるための極異方性磁石Gは、背面磁石部50の外周面から周方向に隣り合う背面磁石部50の外周面に亘って配向(図10中、矢印参照)され、極間磁石部51の内面部分はこの配向に大きく関与する(磁路となる)ため、この部分に内方凸部51aを形成することで、極異方性磁石Gの配向を良好とすることができる。よって、より良好に漏れ磁束を抑えることができ、高出力化を図ることができる。
又、例えば、図11に示すように、軸方向から見て、方形状の凹部50bを有した上記別例(図6参照)の極異方性磁石Gにおいて、極間磁石部51の内面に方形状の内方凸部51bを形成してもよい。尚、この例では、界磁磁石40は、内方凸部51bと同形状(内方凸部51bが略隙間無く嵌る形状)の内方凹部40hを有する。
又、例えば、図12に示すように、軸方向から見て、台形状の凹部50cを有した上記別例(図7参照)の極異方性磁石Gにおいて、極間磁石部51の内面に台形状の内方凸部51cを形成してもよい。尚、この例では、界磁磁石40は、内方凸部51cと同形状(内方凸部51cが略隙間無く嵌る形状)の内方凹部40jを有する。
又、例えば、図13に示すように、軸方向から見て、湾曲した形状の凹部50dを有した上記別例(図8参照)の極異方性磁石Gにおいて、極間磁石部51の内面に湾曲した形状の内方凸部51dを形成してもよい。尚、この例では、界磁磁石40は、内方凸部51dと同形状(内方凸部51dが略隙間無く嵌る形状)の内方凹部40kを有する。
これら(図11〜図13参照)のようにしても、上記別例(図10参照)の効果と略同様の効果を得ることができる。尚、勿論、極異方性磁石Gにおける凹部の形状と内方凸部の形状は、異なる形状の組み合わせとしてもよい。
・上記実施形態では、凸部40aは、凹部50aと同形状(略隙間無く嵌る形状)に形成されるとしたが、これに限定されず、異なる形状に変更してもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、界磁磁石40及び極異方性磁石Gの材質や製造方法による種類は特に限定されず、各種磁石を用いてもよい。例えば、フェライト磁石や、サマリウム鉄窒素系磁石や、サマリウムコバルト系磁石や、ネオジム磁石や、アルニコ磁石としてもよい。又、例えば、焼結磁石や、ボンド磁石としてもよい。又、ボンド磁石とする場合、圧縮成形としてもよいし、射出成形としてもよい。
・上記実施形態では、ロータ4の極数が「8」に設定され、ステータ2のティース11の数が「12」に設定されたブラシレスモータMに具体化したが、ロータ4の極数やステータ2のティース11の数は変更してもよい。例えば、ロータ4の極数が「10」に設定され、ステータ2のティース11の数が「12」に設定されたブラシレスモータに具体化してもよい。
上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1又は2に記載のロータにおいて、前記凹部は、前記極異方性磁石の内面が正多角形とされることで形成されたことを特徴とするロータ。
同構成によれば、凹部は、前記極異方性磁石の内面が正多角形とされることで形成されるため、極異方性磁石を単純な形状とすることができ、例えば、その設計及び製造が容易となる。
(ロ)請求項1、2、及び上記(イ)のいずれか1項に記載のロータにおいて、前記凸部は、前記凹部と同形状に形成されたことを特徴とするロータ。
同構成によれば、前記凸部は、前記凹部と同形状に形成されるため、無駄な隙間を無くして、より高出力化を図ることが可能となる。
2…ステータ、4…ロータ、20…第1ロータコア、21…第1コアベース(コアベース)、22…第1爪状磁極(爪状磁極)、30…第2ロータコア、31…第2コアベース(コアベース)、32…第2爪状磁極(爪状磁極)、40…界磁磁石、40a〜40f…凸部、50…背面磁石部、50a〜50f…凹部、51…極間磁石部、51a〜51d…内方凸部、G…極異方性磁石。

Claims (5)

  1. それぞれコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、
    前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、
    前記爪状磁極と前記界磁磁石との間に配置された背面磁石部と、周方向に隣り合う前記爪状磁極の間に配置された極間磁石部とが環状に一体成形され、それぞれの部分で漏れ磁束を抑えるべく磁化された極異方性磁石と
    を備えたロータであって、
    前記背面磁石部の周方向中央部分の内面には凹部が形成され、
    前記界磁磁石は、前記凹部内に入り込む凸部を有することを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記凹部は、前記背面磁石部の周方向中心ほど深く形成されたことを特徴とするロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のロータにおいて、
    前記極間磁石部の内面には内方凸部が形成されたことを特徴とするロータ。
  4. それぞれコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、
    前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、
    前記爪状磁極と前記界磁磁石との間に配置された背面磁石部と、周方向に隣り合う前記爪状磁極の間に配置された極間磁石部とが環状に一体成形され、それぞれの部分で漏れ磁束を抑えるべく磁化された極異方性磁石と
    を備えたロータであって、
    前記極間磁石部の内面には内方凸部が形成されたことを特徴とするロータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロータと、
    回転磁界を発生するステータと
    を備えたことを特徴とするモータ。
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