JP2017131034A - ランデル型ロータの着磁方法 - Google Patents

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正芳 石黒
Masayoshi Ishiguro
正芳 石黒
入江 勝
Masaru Irie
勝 入江
行秀 石野
Yukihide Ishino
行秀 石野
将典 尾崎
Masanori Ozaki
将典 尾崎
洋次 山田
Hirotsugu Yamada
洋次 山田
晃司 三上
Koji Mikami
晃司 三上
俊介 平出
Shunsuke Hiraide
俊介 平出
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Abstract

【課題】界磁磁石及び整流磁石の着磁効率を向上させ得るランデル型ロータの着磁方法を提供する。【解決手段】一対のロータコアの間に挟まれる界磁磁石を該ロータコアの軸方向に着磁し、界磁磁石の外周側でロータコアに挟まれる整流磁石をロータコアのラジアル方向に極異方性着磁するランデル型ロータの着磁方法において、整流磁石42に着磁処理を行い、次いで界磁磁石40に着磁処理を行う。【選択図】図9

Description

この発明は、ランデル型ロータの界磁磁石及び整流磁石の着磁方法に関するものである。
従来、モータに使用されるロータの一種類として、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされるロータコアを備え、それらの間に界磁磁石を配置して各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる所謂永久磁石界磁のランデル型構造のロータが知られている。
また、ランデル型構造のロータにおいては、モータの高出力化を図るために、交互に配置された爪状磁極の間に、磁路を整流するための整流磁石を配置したものも提案されている(特許文献1参照)。
このようなモータは、有底筒状のヨークハウジングと、そのヨークハウジングの一端に設けられるエンドフレームとを有するケース内に、前記ロータとステータとが収容されている。
特開2015−65794号公報
上記のようなランデル型モータでは、界磁磁石はモータの出力軸の軸方向に沿って着磁され、整流磁石はロータのラジアル方向(周方向)に沿って着磁される。そして、モータの出力トルクを向上させるためには、界磁磁石及び整流磁石を効率よく着磁して、十分な有効磁束を確保することが必要となっている。
特許文献1に開示されたロータでは、界磁磁石及び整流磁石の着磁効率を向上させるための方法等は開示されていない。
この発明の目的は、界磁磁石及び整流磁石の着磁効率を向上させ得るランデル型ロータの着磁方法を提供することにある。
上記課題を解決するランデル型ロータの着磁方法は、一対のロータコアの間に挟まれる界磁磁石を該ロータコアの軸方向に着磁し、前記界磁磁石の外周側で前記ロータコアに挟まれる整流磁石を前記ロータコアのラジアル方向に極異方性着磁するランデル型ロータの着磁方法において、前記整流磁石に着磁処理を行い、次いで前記界磁磁石に着磁処理を行う。
この方法によれば、整流磁石に対しロータコアのラジアル方向に極異方性着磁処理が行われ、次いで界磁磁石にロータコアの軸方向への着磁処理が行われる。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、前記整流磁石を着磁処理する複数の整流磁石用着磁ヨークを前記ロータコアの外周側に位置させて前記整流磁石をラジアル方向に極異方性着磁処理し、前記界磁磁石を着磁処理する界磁磁石用着磁ヨークに前記ロータコアをセットして前記界磁磁石を軸方向に着磁する。
この方法によれば、整流磁石が、ロータコアの外周側に位置する整流磁石用着磁ヨークで着磁処理され、次いで界磁磁石用着磁ヨークにロータコアをセットして界磁磁石が軸方向に着磁される。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、一対の前記界磁磁石用着磁ヨークで、前記界磁磁石を前記軸方向に挟み、前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を貫く磁束を発生させて前記界磁磁石を着磁する。
この方法によれば、界磁磁石が一対の前記界磁磁石用着磁ヨークで挟まれて、軸方向に着磁される。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、前記界磁磁石の直径と同一径の前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を着磁する。
この方法によれば、界磁磁石の直径と同一径の界磁磁石用着磁ヨークで界磁磁石が着磁されるので、界磁磁石用着磁ヨークから整流磁石に向かう漏れ磁束が抑制される。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、前記整流磁石用着磁ヨークを、前記ロータコアの各爪状磁極に対向するように設置する。
この方法によれば、ロータコアの各爪状磁極に対向する位置に設置された整流磁石用着磁ヨークで、整流磁石がラジアル方向に極異方性着磁処理される。
本発明によれば、ランデル型ロータの界磁磁石及び整流磁石の着磁効率を向上させることができる。
一実施形態のブラシレスモータを軸方向から見た正面図。 同形態のブラシレスモータの側面図。 同形態のブラシレスモータの側面図。 同形態のブラシレスモータの分解斜視図。 同形態のロータとセンサマグネットを分解して分解斜視図。 同形態のロータの分解斜視図。 ロータと着磁装置を示す斜視図。 ロータと着磁装置を示す斜視図。 ロータと着磁装置を示す斜視図。 ロータと着磁装置を示す斜視図。
以下、ランデル型モータの一実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータであって、例えば車両のエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
ブラシレスモータMは、モータケース1を有する。モータケース1は、筒状ヨーク2と、ベース部材3と、カバー部材4とを有する。筒状ヨーク2は、有底筒状をなし、その開口側にベース部材3が取り付けられる。ベース部材3は、アルミニウムによりなり、筒状ヨーク2の開口側に取り付けられている。カバー部材4は、略板状をなし、ベース部材3の前記筒状ヨーク2とは反対側に取り付けられている。ベース部材3とカバー部材4とでなる収容空間に回路基板5が収容される。
ブラシレスモータMは、筒状ヨーク2の内周面にステータ10が固定され、そのステータ10の内側には、回転軸6を有するロータ20が配設されている。回転軸6は、非磁性体のステンレス製シャフトであって、筒状ヨーク2に形成した軸受保持部2aに収容固定された軸受7及びベース部材3に形成した軸受保持部3aに収容固定された軸受8にて、モータケース1に対して回転可能に支持されている。なお、軸受8は、非磁性体よりなる。
回転軸6の先端部は、筒状ヨーク2から突出し、ジョイント部材9が取り付けられている。ジョイント部材9は、モータMから出力される回転トルクを調整機構(図示略)に伝達するため、前記調整機構と連結されている。調整機構はエンジンバルブ(図示略)を開閉するカムシャフト(図示略)と連結されている。即ち、モータMから出力される回転トルクにて作動された前記調整機構が前記カムシャフトを作動させてエンジンバルブを開閉するタイミングが調整されるようになっている。
[ステータ]
図3及び図4に示すように、筒状ヨーク2の内周面にはステータ10が固定されている。ステータ10は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11には、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の中心軸線Lを中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
各ティース12には、インシュレータ13を介して3相の巻線のそれぞれが巻回されている。具体的には、図4に示すように、12個のティース12には、周方向に3相巻線、即ちU相巻線14、V相巻線15、W相巻線16が順番に例えば集中巻きにて巻回されている。そして、これら巻回した巻線14,15,16に3相の駆動電流が供給されてステータ10に回転磁界を形成し、ステータ10の内側に配置したロータ20を回転軸6中心に正逆回転させるようになっている。
[ロータ]
図3〜図6に示すように、ロータ20は、前記回転軸6と、第1及び第2ロータコア21,31と、界磁磁石40と、整流磁石42と、センサマグネット50とを有している。
[第1ロータコア]
図3〜図6に示すように、第1ロータコア21は、軟磁性材料よりなる電磁鋼板にて形成され、ベース部材3側に配置される。第1ロータコア21は、略円板状の第1コアベース22を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴22aが形成されている。貫通穴22aのベース部材3側の外周部には、略円筒状のボス部22bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴22aとボス部22bを同時に形成している。なお、ボス部22bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受8の外径より短く形成される。即ち、ボス部22bの外径は、ベース部材3に設けた軸受8を収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
貫通穴22a(ボス部22b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第1コアベース22が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部22bを形成することによって、第1コアベース22は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第1コアベース22が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部22bは、軸受保持部3aに収容固定された軸受8に対して、軸方向において離間するように配置される(図1参照)。
第1コアベース22の外周面22cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極23が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第1爪状磁極23において、第1コアベース22の外周面22cから径方向外側に突出した部分を第1基部24といい、軸方向に屈曲された先端部分を第1磁極部25という。
第1基部24と第1磁極部25からなる第1爪状磁極23の周方向両端面23a,23bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各第1爪状磁極23の周方向の角度、即ち前記周方向両端面23a,23b間の角度は、周方向に隣り合う第1爪状磁極23同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第1磁極部25の径方向外側面26は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面26に2つの補助溝27を有している。補助溝27は、径方向外側面26の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝27は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
[第2ロータコア]
図3〜図6に示すように、第2ロータコア31は、第1ロータコア21と同一材質及び同形状であって、筒状ヨーク2側に配置される。第2ロータコア31は、円板状の第2コアベース32を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴32aが形成されている。貫通穴32aの筒状ヨーク2側の外周部には、略円筒状のボス部32bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴32aとボス部32bを同時に形成している。なお、ボス部32bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受7の外径より短く形成される。即ち、ボス部32bの外径は、筒状ヨーク2に設けた軸受7を収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
貫通穴32a(ボス部32b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第2コアベース32が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部32bを形成することによって、第2コアベース32は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第2コアベース32が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部32bは、軸受保持部2aに収容固定された軸受7に対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第2コアベース32の外周面32cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第2爪状磁極33が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第2爪状磁極33において、第2コアベース32の外周面32cから径方向外側に突出した部分を第2基部34といい、軸方向に屈曲された先端部分を第2磁極部35という。
第2基部34と第2磁極部35からなる第2爪状磁極33の周方向両端面33a,33bは径方向に延びる平坦面とされている。そして、各第2爪状磁極33の周方向の角度、即ち前記周方向両端面33a,33b間の角度は、周方向に隣り合う第2爪状磁極33同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第2磁極部35の径方向外側面36は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面36に2つの補助溝37を有している。補助溝37は、径方向外側面36の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝37は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
そして、このような第2ロータコア31は、各第2爪状磁極33が第1ロータコア21の各第1爪状磁極23間となるようにして第1ロータコア21と対向させて組み合わされる。このとき、第2コアベース32の内側面32dと第1コアベース22の内側面22dとの軸方向の間に界磁磁石40が介在される。
[界磁磁石]
図6に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース22,32の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース22,32の外周面22c,32cと面一となる。
従って、本実施形態のロータ20は、界磁磁石40を用いた所謂ランデル型ロータである。ロータ20は、N極となる第1爪状磁極23と、S極となる第2爪状磁極33とが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極となる。すなわち、本実施形態のブラシレスモータMは、ロータ20の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ10のティース12の数が3×nに設定され、具体的には、ロータ20の極数が「8」に設定され、ステータ10のティース12の数が「12」に設定されている。
[整流磁石(補助磁石)]
ロータ20は、界磁磁石40の外周側に補助磁石としての整流磁石42を備えている。整流磁石42は、円環状をなすよう形成される。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばサマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等などの希土類磁石で構成される。
図6に示すように、整流磁石42は、背面磁石部43,44と極間磁石部45とを有し、背面磁石部43,44及び極間磁石部45のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。
詳述すると、一方の背面磁石部43は、第1爪状磁極23の第1磁極部25の内周面と、第2コアベース32の外周面32cとの間に配置される。そして、背面磁石部43は、第1磁極部25の内周面に当接する側がその第1磁極部25と同極のN極に、第2コアベース32の外周面32cに当接する側がその第2コアベース32と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部44は、第2爪状磁極33の第2磁極部35の内周面と、第1コアベース22の外周面22cとの間に配置される。そして、背面磁石部44は、第2磁極部35の内周面に当接する側がその第2磁極部35と同極のS極に、第1コアベース22の外周面22cに当接する側がその第1コアベース22と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
極間磁石部45は、第1爪状磁極23と第2爪状磁極33との周方向の間に配置されている。極間磁石部45は、周方向において第1爪状磁極23側がN極に、第2爪状磁極33側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
[センサマグネット]
センサマグネット50は、断面略矩形状で円環状をなしているが、軸方向一端面において、径方向中央部分がロータ20の本体側の固定部位A1に対して固定するための固定面51となっている。固定面51は、センサマグネット50の全周に亘って設けられる円環状の平坦面をなしている。
これに対し、センサマグネット50を固定するためのロータ20の本体側の固定部位A1としては、第1ロータコア21と整流磁石42とに跨る円環状の面、詳しくは、第1コアベース22の第1爪状磁極23における第1基部24の端面と、整流磁石42における背面磁石部44の端面及び極間磁石部45の端面の一部とがなす周方向に略面一となる円環状の平坦面である。
そして、センサマグネット50は、固定面51とロータ20の本体側の固定部位A1との間に塗布される接着剤にてその固定部位A1に対して加圧されて接着固定される。このようにしてセンサマグネット50は、自身の磁極とロータ20の磁極、即ち第1及び第2爪状磁極23,33とが対応するようにして接着固定されている。
[磁気センサ]
また、本実施形態のブラシレスモータMは、回路基板5にセンサマグネット50に対して軸方向に所定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ60が設けられる。そして、ロータ20と一体的にセンサマグネット50が回転することで、磁気センサ60はそのセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた制御回路(図示略)は、その検出信号に基づいてロータ20の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、ブラシレスモータMの駆動制御を行う。
(界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法の第一の実施形態)
次に、上記のようなランデル型ロータを構成する界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法について説明する。
界磁磁石40と整流磁石42の着磁については、まず界磁磁石40の着磁に先立って、整流磁石42の着磁処理を行う。
図7に示すように、ロータ20を第一の着磁装置D1にセットする。すなわち、ロータ20の外周部に沿って複数の整流磁石用の第一の着磁ヨーク61を位置させる。各第一の着磁ヨーク61は、ロータ20の各爪状磁極23,33に対向するように位置させる。
そして、第1爪状磁極23に対向してN極に励磁される第一の着磁ヨーク61が位置し、第2爪状磁極33に対向してS極に励磁される第一の着磁ヨーク61が位置するように設置される。
このような着磁装置にロータ20を設置して、第一の着磁ヨーク61を励磁することにより、整流磁石42はS極及びN極がラジアル方向に交互に位置するように着磁される。
整流磁石42の着磁処理の後に、界磁磁石40の着磁を行う。図8に示すように、界磁磁石40に着磁処理するには、ロータ20を第二の着磁装置D2にセットする。第二の着磁装置D2は、ロータ20の周囲を覆う筒状の第二の着磁ヨーク62の外周面上に、ロータ20の周方向に沿ってコイル63を巻着することにより、空芯コイルとして構成される。
そして、コイル63に通電することにより、第二の着磁ヨーク62内にはロータ20の軸方向に沿った磁束が生成され、その磁束により界磁磁石40がラジアル方向に着磁される。
上記のような界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法では、次に示す効果を得ることができる。
(1)界磁磁石40の着磁処理に先立って、第一の着磁ヨーク61によりロータ20の外周部に位置する整流磁石42への着磁処理が行われる。従って、整流磁石42への着磁処理時に、界磁磁石40への無用な着磁を抑制することができる。
(2)整流磁石42の着磁処理の後に、第二の着磁ヨーク62による界磁磁石40への着磁処理が行われるので、界磁磁石40を十分に着磁することができる。従って、界磁磁石40と整流磁石42への着磁効率を向上させることができるので、十分な有効磁束を確保することができる。
(3)界磁磁石40と整流磁石42への着磁効率の向上により、ロータ20の小型化を図り、ひいてはモータの小型化を図ることができる。
(界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法の第二の実施形態)
図9は、界磁磁石40の着磁方法の別の実施形態を示す。界磁磁石40の着磁処理に先立って整流磁石42への着磁処理を行う点及びその着磁方法は上記実施例と同様である。
界磁磁石40への着磁処理を行うために、ロータ20を第三の着磁装置D3にセットする。第三の着磁装置D3は、界磁磁石40の直径とほぼ等しい直径の円柱状のヨークの周囲にコイル65を巻装して一対の第三の着磁ヨーク64a,64bが構成され、第三の着磁ヨーク64a,64bで界磁磁石40を軸方向に挟むように設置される。
そして、第三の着磁ヨーク64a,64bの円形の端面で界磁磁石40を軸方向に挟み、各コイル65に励磁電流を流すことにより、第三の着磁ヨーク64a,64b間に磁束が発生し、その磁束により界磁磁石40が着磁される。
上記のような界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法では、上記実施形態で得られた効果に加えて、次に示す効果を得ることができる。
(1)第三の着磁ヨーク64a,64bでは円柱状のヨークに磁束が集中するので、漏れ磁束が生じ難い。そして、界磁磁石40の直径にほぼ等しい直径のヨークを備えた第三の着磁ヨーク64a,64bで界磁磁石40を軸方向に挟んで着磁することができるので、界磁磁石40の着磁効率を向上させることができる。
(2)第三の着磁ヨーク64a,64bの漏れ磁束を抑制することができるので、漏れ磁束による整流磁石42の無用な着磁を抑制することができる。従って、界磁磁石40と整流磁石42の着磁効率を向上させることができる。
(界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法の第三の実施形態)
図10は、界磁磁石40の着磁方法の別の実施形態を示す。この実施形態は、図7に示す整流磁石42の着磁装置と、図9に示す界磁磁石40の着磁装置を併せ持つ着磁装置を示す。
このような着磁装置により、ロータ20をセットすることにより、整流磁石42への着磁処理に続いて界磁磁石40への着磁処理を連続して行うことができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・界磁磁石着磁用ヨークは、ロータコアの外周側を覆う環状のヨークと、そのヨークの外周面に巻着されるコイルとで構成してもよい。
20…ロータ、21,31…ロータコア(第1ロータコア、第2ロータコア)、23,33…爪状磁極(第1爪状磁極、第2爪状磁極)、40…界磁磁石、42…整流磁石、61…整流磁石用着磁ヨーク(第一の着磁ヨーク)、62,64a,64b…界磁磁石用着磁ヨーク(第二の着磁ヨーク、第三の着磁ヨーク)。

Claims (5)

  1. 一対のロータコアの間に挟まれる界磁磁石を該ロータコアの軸方向に着磁し、前記界磁磁石の外周側で前記ロータコアに挟まれる整流磁石を前記ロータコアのラジアル方向に極異方性着磁するランデル型ロータの着磁方法において、
    前記整流磁石に着磁処理を行い、次いで前記界磁磁石に着磁処理を行うことを特徴とするランデル型ロータの着磁方法。
  2. 前記整流磁石を着磁処理する複数の整流磁石用着磁ヨークを前記ロータコアの外周側に位置させて前記整流磁石をラジアル方向に極異方性着磁処理し、前記界磁磁石を着磁処理する界磁磁石用着磁ヨークに前記ロータコアをセットして前記界磁磁石を軸方向に着磁することを特徴とする請求項1記載のランデル型ロータの着磁方法。
  3. 一対の前記界磁磁石用着磁ヨークで、前記界磁磁石を前記軸方向に挟み、前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を貫く磁束を発生させて前記界磁磁石を着磁することを特徴とする請求項2記載のランデル型ロータの着磁方法。
  4. 前記界磁磁石の直径と同一径の前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を着磁することを特徴とする請求項3記載のランデル型ロータの着磁方法。
  5. 前記整流磁石用着磁ヨークを、前記ロータコアの各爪状磁極に対向するように設置することを特徴とする請求項2記載のランデル型ロータの着磁方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112910196A (zh) * 2019-12-04 2021-06-04 东芝生活电器株式会社 转子以及洗衣机的转子的制造方法

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