JP2017131034A - ランデル型ロータの着磁方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明の目的は、界磁磁石及び整流磁石の着磁効率を向上させ得るランデル型ロータの着磁方法を提供することにある。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、前記整流磁石を着磁処理する複数の整流磁石用着磁ヨークを前記ロータコアの外周側に位置させて前記整流磁石をラジアル方向に極異方性着磁処理し、前記界磁磁石を着磁処理する界磁磁石用着磁ヨークに前記ロータコアをセットして前記界磁磁石を軸方向に着磁する。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、前記界磁磁石の直径と同一径の前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を着磁する。
上記ランデル型ロータの着磁方法において、前記整流磁石用着磁ヨークを、前記ロータコアの各爪状磁極に対向するように設置する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータであって、例えば車両のエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
図3及び図4に示すように、筒状ヨーク2の内周面にはステータ10が固定されている。ステータ10は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11には、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の中心軸線Lを中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
図3〜図6に示すように、ロータ20は、前記回転軸6と、第1及び第2ロータコア21,31と、界磁磁石40と、整流磁石42と、センサマグネット50とを有している。
図3〜図6に示すように、第1ロータコア21は、軟磁性材料よりなる電磁鋼板にて形成され、ベース部材3側に配置される。第1ロータコア21は、略円板状の第1コアベース22を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴22aが形成されている。貫通穴22aのベース部材3側の外周部には、略円筒状のボス部22bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴22aとボス部22bを同時に形成している。なお、ボス部22bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受8の外径より短く形成される。即ち、ボス部22bの外径は、ベース部材3に設けた軸受8を収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
図3〜図6に示すように、第2ロータコア31は、第1ロータコア21と同一材質及び同形状であって、筒状ヨーク2側に配置される。第2ロータコア31は、円板状の第2コアベース32を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴32aが形成されている。貫通穴32aの筒状ヨーク2側の外周部には、略円筒状のボス部32bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴32aとボス部32bを同時に形成している。なお、ボス部32bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受7の外径より短く形成される。即ち、ボス部32bの外径は、筒状ヨーク2に設けた軸受7を収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
図6に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース22,32の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース22,32の外周面22c,32cと面一となる。
ロータ20は、界磁磁石40の外周側に補助磁石としての整流磁石42を備えている。整流磁石42は、円環状をなすよう形成される。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばサマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等などの希土類磁石で構成される。
センサマグネット50は、断面略矩形状で円環状をなしているが、軸方向一端面において、径方向中央部分がロータ20の本体側の固定部位A1に対して固定するための固定面51となっている。固定面51は、センサマグネット50の全周に亘って設けられる円環状の平坦面をなしている。
また、本実施形態のブラシレスモータMは、回路基板5にセンサマグネット50に対して軸方向に所定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ60が設けられる。そして、ロータ20と一体的にセンサマグネット50が回転することで、磁気センサ60はそのセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた制御回路(図示略)は、その検出信号に基づいてロータ20の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、ブラシレスモータMの駆動制御を行う。
(界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法の第一の実施形態)
次に、上記のようなランデル型ロータを構成する界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法について説明する。
図7に示すように、ロータ20を第一の着磁装置D1にセットする。すなわち、ロータ20の外周部に沿って複数の整流磁石用の第一の着磁ヨーク61を位置させる。各第一の着磁ヨーク61は、ロータ20の各爪状磁極23,33に対向するように位置させる。
整流磁石42の着磁処理の後に、界磁磁石40の着磁を行う。図8に示すように、界磁磁石40に着磁処理するには、ロータ20を第二の着磁装置D2にセットする。第二の着磁装置D2は、ロータ20の周囲を覆う筒状の第二の着磁ヨーク62の外周面上に、ロータ20の周方向に沿ってコイル63を巻着することにより、空芯コイルとして構成される。
(1)界磁磁石40の着磁処理に先立って、第一の着磁ヨーク61によりロータ20の外周部に位置する整流磁石42への着磁処理が行われる。従って、整流磁石42への着磁処理時に、界磁磁石40への無用な着磁を抑制することができる。
(2)整流磁石42の着磁処理の後に、第二の着磁ヨーク62による界磁磁石40への着磁処理が行われるので、界磁磁石40を十分に着磁することができる。従って、界磁磁石40と整流磁石42への着磁効率を向上させることができるので、十分な有効磁束を確保することができる。
(3)界磁磁石40と整流磁石42への着磁効率の向上により、ロータ20の小型化を図り、ひいてはモータの小型化を図ることができる。
(界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法の第二の実施形態)
図9は、界磁磁石40の着磁方法の別の実施形態を示す。界磁磁石40の着磁処理に先立って整流磁石42への着磁処理を行う点及びその着磁方法は上記実施例と同様である。
(1)第三の着磁ヨーク64a,64bでは円柱状のヨークに磁束が集中するので、漏れ磁束が生じ難い。そして、界磁磁石40の直径にほぼ等しい直径のヨークを備えた第三の着磁ヨーク64a,64bで界磁磁石40を軸方向に挟んで着磁することができるので、界磁磁石40の着磁効率を向上させることができる。
(2)第三の着磁ヨーク64a,64bの漏れ磁束を抑制することができるので、漏れ磁束による整流磁石42の無用な着磁を抑制することができる。従って、界磁磁石40と整流磁石42の着磁効率を向上させることができる。
(界磁磁石40と整流磁石42の着磁方法の第三の実施形態)
図10は、界磁磁石40の着磁方法の別の実施形態を示す。この実施形態は、図7に示す整流磁石42の着磁装置と、図9に示す界磁磁石40の着磁装置を併せ持つ着磁装置を示す。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・界磁磁石着磁用ヨークは、ロータコアの外周側を覆う環状のヨークと、そのヨークの外周面に巻着されるコイルとで構成してもよい。
Claims (5)
- 一対のロータコアの間に挟まれる界磁磁石を該ロータコアの軸方向に着磁し、前記界磁磁石の外周側で前記ロータコアに挟まれる整流磁石を前記ロータコアのラジアル方向に極異方性着磁するランデル型ロータの着磁方法において、
前記整流磁石に着磁処理を行い、次いで前記界磁磁石に着磁処理を行うことを特徴とするランデル型ロータの着磁方法。 - 前記整流磁石を着磁処理する複数の整流磁石用着磁ヨークを前記ロータコアの外周側に位置させて前記整流磁石をラジアル方向に極異方性着磁処理し、前記界磁磁石を着磁処理する界磁磁石用着磁ヨークに前記ロータコアをセットして前記界磁磁石を軸方向に着磁することを特徴とする請求項1記載のランデル型ロータの着磁方法。
- 一対の前記界磁磁石用着磁ヨークで、前記界磁磁石を前記軸方向に挟み、前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を貫く磁束を発生させて前記界磁磁石を着磁することを特徴とする請求項2記載のランデル型ロータの着磁方法。
- 前記界磁磁石の直径と同一径の前記界磁磁石用着磁ヨークで前記界磁磁石を着磁することを特徴とする請求項3記載のランデル型ロータの着磁方法。
- 前記整流磁石用着磁ヨークを、前記ロータコアの各爪状磁極に対向するように設置することを特徴とする請求項2記載のランデル型ロータの着磁方法。
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JP2016008830A JP2017131034A (ja) | 2016-01-20 | 2016-01-20 | ランデル型ロータの着磁方法 |
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Cited By (1)
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CN112910196A (zh) * | 2019-12-04 | 2021-06-04 | 东芝生活电器株式会社 | 转子以及洗衣机的转子的制造方法 |
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- 2016-01-20 JP JP2016008830A patent/JP2017131034A/ja active Pending
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