JP6488765B2 - ランデル型ロータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ランデル型ロータの製造方法に関するものである。
モータのロータにおいて、それぞれ周方向に複数の爪状磁極を有する第1及び第2ロータコアの間に界磁磁石を配置して、それら第1及び第2ロータコアの各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるランデル型ロータが知られている(特許文献1)。特許文献1のランデル型ロータでは、各爪状磁極部の背面に背面磁石部を有するとともに周方向に隣り合う各爪状磁極部間に極間磁石部を有した環状の整流磁石を備えている。
そして、第1及び第2ロータコアの間に界磁磁石及び整流磁石に組み付けた状態で、回転軸を第1ロータコアの貫通孔から第2ロータコアの貫通穴に向かって貫通させる。このとき、回転軸を第1及び第2ロータコアの貫通穴に対して圧入させて貫通させる。これによって、回転軸は第1及び第2ロータコアと一体的に固定されるとともに、界磁磁石及び整流磁石は第1ロータコアと第2ロータコアの間に配置されてランデル型ロータが製造される。
特開2013−212036号公報
ところで、上記ランデル型ロータの製造において、回転軸を第1ロータコアの貫通穴から第2ロータコアの貫通穴に向かって貫通させるとき、両貫通穴に対して回転軸を圧入して貫通させるようにしていた。従って、例えば回転軸を第1ロータコアの貫通穴に圧入させているとき、圧入時に力が第1ロータコアのコアベースに伝わり、その力が第1ロータコアを回転軸の中心軸線を回動中心に回動させる。これによって、第1ロータコアは、第2ロータコアに対して相対回動する。
第1ロータコアが第2ロータコアに対して相対回動すると、環状の整流磁石の周方向に隣り合う各爪状磁極部間に配置された極間磁石部が、隣り合う爪状磁極部にて圧縮される力を受ける。その結果、環状の整流磁石の極間磁石部がその圧縮力にて損傷する虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、回転軸をロータに圧入させる際、整流磁石の極間磁石部を損傷させないランデル型ロータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するためのランデル型ロータの製造方法は、中央位置に回転軸を圧入固定する貫通穴がそれぞれ形成され、それぞれの外周部に径方向に延出したのち、軸方向に屈曲形成された複数の爪状磁極部が周方向に交互に配置される第1及び第2ロータコアと、中央位置に前記回転軸を貫挿する貫通穴が形成されるとともに、軸方向に沿って磁化されて前記第1ロータコアの各爪状磁極部と前記第2ロータコアの各状磁極部をそれぞれ異なる磁極として機能させる界磁磁石と、前記各爪状磁極部の背面に配置され径方向に磁化された背面磁石部を有するとともに、周方向に隣り合う前記各爪状磁極部の間に配置され周方向に磁化された極間磁石部を有した整流磁石とを備えたランデル型ロータの製造方法であって、前記第1及び第2ロータコアの軸方向外側面に係止形成し、前記第1及び第2ロータコアに対して、前記界磁磁石及び前記整流磁石を組み付けた後、前記係止に係合部材を嵌合させて、前記第1及び第2ロータコアが周方向に回動しない状態にして、前記回転軸を前記第1及び第2ロータコアの両貫通穴に順次圧入するようにし、前記係合部材は、前記第1及び第2ロータコアのいずれか一方を支承する基台に設けた係合ピンと、前記第1及び第2ロータコアのいずれか他方を前記基台に向かって押圧する押さえ台に設けた係合ピンである
この構成によれば、第1及び第2ロータコアが回転されることなく回転軸を圧入させることができ、整流磁石の極間磁石部を損傷させる虞がない
この構成によれば、基台及び押さえ台に設けた係合ピンがそれぞれ第1及び第2ロータコアの軸方向外側面に形成した係止孔と嵌合して、回転軸を圧入する際、第1及び第2ロータコアを回転させることはない。
また、上記構成において、前記界磁磁石の貫通穴の内側には、前記回転軸を貫挿するスリーブが貫挿され、そのスリーブの軸方向の長さは、前記界磁磁石の軸方向の長さよりも長いことが好ましい。
この構成によれば、基台と押さえ台とで第1及び第2ロータコアの軸方向外側面を押圧した状態では、第1及び第2ロータコアのいずれか一方は、基台とスリーブの一端面と挟持され、第1及び第2ロータコアのいずれか他方は、押さえ台とスリーブの他端面と挟持される。従って、回転軸を圧入する時、界磁磁石には基台と押さえ台による押圧力が加わらないので、界磁磁石を損傷させる虞がない。
また、上記構成において、前記第1及び第2ロータコアの貫通穴の軸方向外側開口部には、前記スリーブとその延長線上で対向するように環状のボス部がそれぞれ形成されていることが好ましい。
この構成によれば、基台と押さえ台とで第1及び第2ロータコアの軸方向外側面を押圧するとき、基台と押さえ台は、それぞれボス部以外の第1及び第2ロータコアの軸方向外側面に接触しない。その結果、回転軸を圧入する時、確実に界磁磁石を損傷させずに保護できる。
また、上記構成において、前記回転軸を前記第1及び第2ロータコアの両貫通穴に順次圧入する際、前記両貫通穴にセンタ位置決めシャフトが貫挿されて位置決めされた後に、回転軸が圧入されることが好ましい。
この構成によれば、センタ位置決めシャフトが第1及び第2ロータコアの貫通穴に貫挿されることにより、第1及び第2ロータコアの中心位置が一致するように、位置決めされる。これによって、第1及び第2ロータコアがずれることなく、確実に回転軸が圧入固定される。
本発明によれば、回転軸をロータに圧入させる際、整流磁石の極間磁石部を損傷させない。
実施形態を説明するブラシレスモータの断面図。 同じく、ブラシレスモータの分解斜視図。 同じく、ロータの分解斜視図。 同じく、ロータと回転軸の分解斜視図。 同じく、ロータの斜視図。 同じく、ロータの製造方法を説明する図であって、回転軸を圧入する前のロータを基台と押さえ台とで支持した状態を示す断面図。 同じく、基台と押さえ台とで支持したロータに回転軸を圧入した状態を示す断面図。
まず、ランデル型ロータを備えたモータの一実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータである。ブラシレスモータMは、車両エンジンルームに配置される位置制御装置用、詳しくはエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
ブラシレスモータMは、モータケース1を有している。モータケース1は、有蓋筒状に形成された磁性体よりなる筒状フロントハウジング2と、その筒状フロントハウジング2の開口部を閉塞するアルミ(非磁性体)よりなるエンドフレーム3とを有している。
ブラシレスモータMは、筒状フロントハウジング2の内周面にステータ5が固定され、そのステータ5の内側には、回転軸6に固着され同回転軸6とともに一体回転する所謂ランデル型構造のロータ7が配設されている。回転軸6は、非磁性体のステンレス製シャフトであって、筒状フロントハウジング2に形成した軸受保持部2aに収容固定された軸受8及びエンドフレーム3に形成した軸受保持部3aに収容固定された軸受9にて、モータケース1に対して回転可能に支持されている。なお、軸受8,9は非磁性体よりなる。
回転軸6の先端部は、筒状フロントハウジング2から突出している。そして、回転軸6の回転駆動によって、運転状態に応じたバルブタイミング(エンジンのクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相)が適宜変更されるようになっている。
(ステータ5)
図1及び図2に示すように、筒状フロントハウジング2の内周面にはステータ5が固定されている。ステータ5は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11の外周面が筒状フロントハウジング2の内側面に固定されている。
ステータコア11の内側には、軸線方向に沿って形成され、かつ、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の中心軸線Oを中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
各ティース12には、インシュレータ13(図1参照)を介して3相の巻線のそれぞれが巻回されている。具体的には、図2に示すように、12個のティース12には、周方向に3相巻線、即ちU相巻線14、V相巻線15、W相巻線16が順番に集中巻きにて巻回されている。
そして、これら巻回した巻線14,15,16に3相の駆動電流が供給されてステータ5に回転磁界を形成し、同ステータ5の内側に配置した回転軸6に固着されたロータ7を、正逆回転させるようになっている。
(ロータ7)
図1〜図3に示すように、回転軸6に固着されるロータ7は、ステータ5の内側に配置されている。ロータ7は、第1及び第2ロータコア20,30、界磁磁石40、整流磁石42を有している。
(第1ロータコア20)
図3に示すように、第1ロータコア20は、軟磁性材よりなる電磁鋼板にて形成され、エンドフレーム3側に配置される。第1ロータコア20は、円板状の第1コアベース21を有し、その中心位置に貫通穴21aが貫通形成されている。貫通穴21aのエンドフレーム3側の外周部には、環状のボス部21bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴21aとボス部21bを同時に形成している。なお、ボス部21bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受9の外径、即ちエンドフレーム3の設けた軸受9を収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
貫通穴21a(ボス部21b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第1コアベース21が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部21bを形成することによって、第1コアベース21は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第1コアベース21が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部21bは、軸受保持部3aに収容固定された軸受9に対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第1コアベース21の外周面21cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極22が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第1爪状磁極22において、第1コアベース21の外周面21cから径方向外側に突出した部分を第1基部23といい、軸方向に屈曲された先端部分を第1磁極部24という。
第1基部23と第1磁極部24からなる第1爪状磁極22の周方向両端面22a,22bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各第1爪状磁極22の周方向の角度、即ち前記周方向両端面22a,22b間の角度は、周方向に隣り合う第1爪状磁極22同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第1磁極部24の径方向外側面25は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面25に2つの補助溝26を有している。補助溝26は、径方向外側面25の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝26は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
さらに、円板状の第1コアベース21のエンドフレーム3側の外側面21eには、4個の第1係止孔27が中心軸線Oを中心に等角度(90度)の間隔で貫通形成されている。
(第2ロータコア30)
図3に示すように、第2ロータコア30は、第1ロータコア20と同一材質及び同形状であって、筒状フロントハウジング2側に配置される。第2ロータコア30は、円板状の第2コアベース31を有し、その中心位置に貫通穴31aが貫通形成されている。貫通穴31aの筒状フロントハウジング2側の外周部には、環状のボス部31bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴31aとボス部31bを同時に形成している。なお、ボス部31bの外径は、回転軸6の他側を回転可能に支持する軸受8の外径、即ち筒状フロントハウジング2の設けた軸受8を収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
貫通穴31a(ボス部31b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第2コアベース31が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部31bを形成することによって、第2コアベース31は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第2コアベース31が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部31bは、軸受保持部2aに収容固定された軸受8に対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第2コアベース31の外周面31cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第2爪状磁極32が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第2爪状磁極32において、第2コアベース31の外周面31cから径方向外側に突出した部分を第2基部33といい、軸方向に屈曲された先端部分を第2磁極部34という。
第2基部33と第2磁極部34からなる第2爪状磁極32の周方向両端面32a,32bは径方向に延びる平坦面とされている。そして、各第2爪状磁極32の周方向の角度、即ち前記周方向両端面32a,32b間の角度は、周方向に隣り合う第2爪状磁極32同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第2磁極部34の径方向外側面35は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Oを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面35に2つの補助溝36を有している。補助溝36は、径方向外側面35の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝36は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
さらに、円板状の第2コアベース31の筒状フロントハウジング2側の外側面31eには、4個の第2係止孔37が中心軸線Oを中心に等角度(90度)の間隔で貫通形成されている。
そして、このような第2ロータコア30は、各第2爪状磁極32が第1ロータコア20の各第1爪状磁極22間となるようにして第1ロータコア20と対向させて組み合わされる。このとき、第2コアベース31の内側面31dと第1コアベース21の内側面21dとの軸方向の間に界磁磁石40が介在される。
(界磁磁石40)
図3に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース21,31の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース21,31の外周面21c,31cと面一となる。
なお、界磁磁石40の貫通穴40aに貫挿されたスリーブ41の内径は、回転軸6が同スリーブ41に対して回転可能に貫通する内径に設定されている。また、スリーブ41の軸方向の長さは、界磁磁石40の軸方向の長さよりも僅かに長く形成されている。
界磁磁石40は、軸方向に磁化されていて、第1ロータコア20側をN極、第2ロータコア30側をS極となるように磁化されている。従って、この界磁磁石40によって、第1ロータコア20の第1爪状磁極22はN極として機能し、第2ロータコア30の第2爪状磁極32はS極として機能する。
従って、本実施形態のロータ7は、界磁磁石40を用いた所謂ランデル型ロータである。ロータ7は、N極となる第1爪状磁極22と、S極となる第2爪状磁極32とが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極となる。すなわち、本実施形態のブラシレスモータMは、ロータ7の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ5のティース12の数が3×nに設定され、具体的には、ロータ7の極数が「8」に設定され、ステータ5のティース12の数が「12」に設定されている。
(整流磁石42)
図3に示すように、ロータ7は、界磁磁石40の外周側に円環状の整流磁石42を備えている。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばフェライト磁石、サマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等で構成される。
図3に示すように、整流磁石42は、第1及び第2背面磁石部43,44と極間磁石部45とを有し、第1及び第2背面磁石部43,44、及び、極間磁石部45のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。
詳述すると、第1背面磁石部43は、第1爪状磁極22の第1磁極部24の内周面と、第2コアベース31の外周面31cとの間に配置される。そして、第1背面磁石部43は、第1磁極部24の内周面に当接する側がその第1磁極部24と同極のN極に、第2コアベース31の外周面31cに当接する側がその第2コアベース31と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
第2背面磁石部44は、第2爪状磁極32の第2磁極部34の内周面と、第1コアベース21の外周面21cとの間に配置される。そして、第2背面磁石部44は、第2磁極部34の内周面に当接する側がその第2磁極部34と同極のS極に、第1コアベース21の外周面21cに当接する側がその第1コアベース21と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
極間磁石部45は、第1爪状磁極22と第2爪状磁極32との周方向の間に配置されている。極間磁石部45は、周方向において第1爪状磁極22側がN極に、第2爪状磁極32側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
このように、第1及び第2ロータコア20,30、界磁磁石40、整流磁石42からなるロータ7は、図1に示すように、そのエンドフレーム3側の端面に、円環状のセンサマグネット50を接着剤にて直接的に固着している。
そして、円環状をなすセンサマグネット50は、周方向に着磁されていて、本実施例では、ロータ7の磁極数と同じ数の磁極となるように着磁されている。センサマグネット50は、ロータ7に固着される時、自身の磁極とロータ7の磁極、即ち第1及び第2爪状磁極22,32とが対応するように固着される。
センサマグネット50は、エンドフレーム3の軸方向内側面3bに設けたホールIC等の磁気センサ60にて磁気検知される。つまり、磁気センサ60は、その対向面上を通過するロータ7と一体的に回転するセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた図示略の制御回路は、その検出信号に基づいてロータ7の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、ブラシレスモータMの駆動制御を行う。
次に、図4に示すように、第1及び第2ロータコア20,30の間にスリーブ41を貫挿した界磁磁石40及び整流磁石42を組み付けた状態のロータ7に対して、回転軸6を圧入して図5に示すロータ7を完成させる方法について説明する。
図6及び図7に示すように、まず製造にあたっては、ロータ7を載置する基台70と、該基台70と協働して回転軸6を圧入する際に第1及び第2ロータコア20,30の回転を防止する押さえ台80と、ロータ7に回転軸6を圧入する可動体90が用いられる。
なお、図6及び図7において、第1コアベース21の第1係止孔27に対応する第2コアベース31の第2係止孔37は、周方向に45度ずれていて図6及び図7には表れないものであるが、説明を容易に理解するために、図6及び図7では第2係止孔37を表している。
(基台70)
図6に示すように、回転軸6の圧入前であって第1及び第2ロータコア20,30の間に界磁磁石40及び整流磁石42を組み付けた状態のロータ7を、基台70の上に載置する。このとき、第1ロータコア20側が基台70に面するように載置する。
基台70は、回転不能かつ軸方向に移動不能に支持固定された円柱体であって、その円柱体よりなる基台70の外径は、第1ロータコア20の第1コアベース21の外径より若干大きく形成されている。そして、ロータ7を載置する側の端部は、その外径が第1ロータコア20の第1コアベース21の外径より若干小さくなるように縮径するようにテーパー状面取り形成されている。ロータ7を載置する側の端面71は、円形の平面である。
ロータ7を載置する側の端面71には、該端面71と同心円となる円形にボス収容凹部72が凹設され、そのボス収容凹部72の底面を荷重受け面73としている。ボス収容凹部72の内径は、第1コアベース21に形成したボス部21bの外径より大きく形成されている。ボス収容凹部72の深さは、ボス部21bの軸方向の長さ(軸方向に第1コアベース21の外側面21eから軸方向にボス部21bの先端面までの長さ)よりも短く形成されている。
つまり、第1コアベース21に形成したボス部21bがボス収容凹部72内に配置されるようにロータ7を基台70に載置したとき、基台70の端面71と第1コアベース21の外側面21eとの間に隙間が生じるようにしている。詳述すると、第1コアベース21が基台70の端面71から浮いた状態に配置される。
基台70の端面71に凹設したボス収容凹部72の荷重受け面73には、その中心位置に円形の大径貫通孔74が軸線方向に凹設されている。大径貫通孔74の内径は、回転軸6が軸ぶれすることなく貫挿される内径に設定されている。そして、荷重受け面73であって大径貫通孔74の周りの環状の開口部分に、第1コアベース21に形成したボス部21bが当接するようになっている。大径貫通孔74の深さは、図5に示すように第1コアベース21に形成したボス部21bから回転軸6が突出形成された時のボス部21bから回転軸6の突出した先端までの長さにとしている。
さらに、大径貫通孔74の底面には、その中心位置に円形の小径貫通孔75が軸線方向に基台70に底面76を貫通するように形成されている。小径貫通孔75は、その中心軸線が大径貫通孔74の中心軸線と一致するように大径貫通孔74と連通し、センタ位置決めガイド軸77が軸方向に移動可能に挿通される。
センタ位置決めガイド軸77が挿通される小径貫通孔75の内径は、大径貫通孔74の内径より小さく、回転軸6が圧入される前の第1及び第2コアベース21,31の貫通穴21a,31a(ボス部21b,31b)に対してセンタ位置決めガイド軸77が軸ぶれすることなく貫挿される内径に設定されている。
従って、基台70の底面から小径貫通孔75に貫挿されたセンタ位置決めガイド軸77は、大径貫通孔74を介して、第1コアベース21の貫通穴21a(ボス部21b)→界磁磁石40のスリーブ41を経て、第2コアベース31の貫通穴31a(ボス部31b)まで貫挿する。
なお、センタ位置決めガイド軸77の先端部78は先細形状に生成され、その先細の先端部78は中心軸線上に位置している。
基台70に凹設したボス収容凹部72の外周部の端面71には、4個の第1係合ピン79が突出形成されている。4個の第1係合ピン79は、ロータ7が基台70に載置されたとき、第1コアベース21の外側面21eに貫通形成された4個の第1係止孔27にそれぞれ嵌合する。
つまり、第1コアベース21の各第1係止孔27をそれぞれ第1係合ピン79に嵌合するようにロータ7を基台70に載置したとき、第1コアベース21に形成したボス部21bがボス収容凹部72内に配置される。このとき、ロータ7の中心軸線Oが基台70に形成した大径貫通孔74及び小径貫通孔75の中心軸線と一致する。また、第1係止孔27に第1係合ピン79が嵌合することによって、第1コアベース21(第1ロータコア20)は基台70に対して中心軸線Oを中心に回動不能に支持される。
(押さえ台80)
図6に示すように、ロータ7を基台70に載置して第1コアベース21(第1ロータコア20)を基台70に対して回動不能に支持すると、押さえ台80が第2ロータコア30の上側に配置される。
押さえ台80は、回転不能に支持固定される円柱体であって、その円柱体よりなる押さえ台80の外径は、第2ロータコア30の第2コアベース31の外径より大きく形成されている。押さえ台80の上面81と下面82は、円形の平面である。
押さえ台80の上面81には、該上面81と同心円となる円形に収容凹部83が凹設され、収容凹部83の内径は、回転軸6を下動させてロータ7に圧入する可動体90の把持部91の外径より大きく形成されている。収容凹部83の深さは、把持部91の軸方向の長さよりも浅く(短く)形成されている。
一方、押さえ台80の下面82には、該下面82と同心円となる円形にボス収容凹部84が凹設され、そのボス収容凹部84の奥面を荷重受け面85としている。ボス収容凹部84の内径は、第2コアベース31に形成したボス部31bの外径より大きく形成されている。ボス収容凹部84の深さは、ボス部31bの軸方向の長さ(軸方向に第2コアベース31の外側面31eから軸方向にボス部31bの先端面までの長さ)よりも短く形成されている。
つまり、第2コアベース31に形成したボス部31bがボス収容凹部84内に配置されるよう押さえ台80を第2ロータコア30の上側に載置したとき、押さえ台80の下面82と第2コアベース31の外側面31eとの間に隙間が生じるようにしている。詳述すると、押さえ台80が第2コアベース31の外側面31eから浮いた状態に配置される。
ボス収容凹部84の荷重受け面85には、その中心位置に円形のガイド貫通孔86が軸線方向に収容凹部83の底面を貫通するように形成されている。ガイド貫通孔86の内径は、基台70に形成した大径貫通孔74の内径と同じであって、回転軸6が軸ぶれすることなく貫挿されるようになっている。ガイド貫通孔86の中心軸線は、押さえ台80が第2コアベース31を押さえるときロータ7の中心軸線Oと一致するようになっている。
押さえ台80に形成したボス収容凹部84の外周部の下面82には、4個の第2係合ピン87が突出形成されている。第2係合ピン87は、押さえ台80に形成したボス収容凹部84を第2コアベース31のボス部31bに当接するように押さえ台80を配置したとき、第2コアベース31の外側面31eに貫通形成された4個の第2係止孔37にそれぞれ嵌合するようになっている。
つまり、第2コアベース31の各第2係止孔37をそれぞれ第2係合ピン87に嵌合するように押さえ台80をロータ7の上に配置したとき、第2コアベース31のボス部31bがボス収容凹部84の荷重受け面85であってガイド貫通孔86の周りの環状の開口部分と当接する。
このとき、ガイド貫通孔86の中心軸線がロータ7の中心軸線Oと一致する。また、第2係止孔37に第2係合ピン87が嵌合することによって、第2コアベース31(第2ロータコア30)は押さえ台80に対して中心軸線Oを中心に回動不能に支持される。
(可動体90)
第2コアベース31のボス部31bに当接するように配置された押さえ台80の上方位置には、可動体90が配置される。可動体90は、図示しない駆動部材にて、上下方向に往復移動されるようになっている。可動体90の下側(押さえ台80側)には、把持部91が設けられている。
把持部91は、その下側(押さえ台80側)が開口する軸装着孔92が形成され、その軸装着孔92に回転軸6が軸ぶれなく挿入されるようになっている。軸装着孔92の奥面(加圧面93)まで回転軸6が突き当たると、軸装着孔92の加圧面93の中心位置に形成したセンタ位置決めピン94が回転軸6の上下両端面中央位置に凹設した軸孔6aの一方(上側)の軸孔6aと嵌合するようになっている。これによって、把持部91の軸装着孔92に挿入された回転軸6の中心軸線Oは、押さえ台80のガイド貫通孔86の中心軸線と一致するようになっている。
なお、回転軸6において、軸装着孔92に挿入される側の端部には、中心軸線Oに直交するとともに該中心軸線Oを貫通するピン貫通穴6bが形成されている。ピン貫通穴6bは、回転軸6が軸装着孔92の加圧面93まで挿入されたとき、把持部91に形成したピン挿入孔(図示せず)と連通するようになっている。そして、連通するピン貫通穴6bとピン挿入孔(図示せず)とに掛け止めピン95を挿通することによって、回転軸6の下方への抜け及び中心軸線Oを中心に回動を防止している。
次に、基台70、押さえ台80、及び、可動体90を用いて、ロータ7に回転軸6を圧入固定する方法を説明する。
いま、回転軸6の圧入前のロータ7を基台70に載置する。このとき、第1コアベース21の各第1係止孔27に第1係合ピン79がそれぞれ嵌合するようにロータ7を載置する。これによって、ロータ7は、第1コアベース21のボス部21bがボス収容凹部72内に配置され基台70に対して位置決めされる。
つまり、ロータ7の中心軸線Oは、基台70に形成した大径貫通孔74及び小径貫通孔75の中心軸線と一致する。また、ロータ7の第1ロータコア20は、第1係止孔27に第1係合ピン79が嵌合することによって、基台70に対して中心軸線Oを中心に回動不能に支持される。
さらに、ロータ7は、第1コアベース21に形成したボス部21bが荷重受け面73に当接するため、第1コアベース21の外側面21eと基台70の端面71との間に隙間が生じるように配置される。
次に、ロータ7が基台70に載置されると、上方から押さえ台80をロータ7の第2ロータコア30の上側に配置し軽く押し当てる。このとき、押さえ台80は、第2コアベース31の各第2係止孔37に第2係合ピン87がそれぞれ嵌合するようにロータ7の上側に配置する。これによって、押さえ台80は、ボス収容凹部84の荷重受け面85が第2コアベース31のボス部31bを押圧して該ロータ7を位置決めする。
つまり、押さえ台80に設けたガイド貫通孔86の中心軸線は、ロータ7の中心軸線Oと一致する。また、ロータ7の第2ロータコア30は、第2係止孔37に第2係合ピン87が嵌合することによって、基台70に対して中心軸線Oを中心に回動不能に支持される。
さらに、ロータ7は、第2コアベース31に形成したボス部31bがボス収容凹部84の荷重受け面85に当接するため、第2コアベース31の外側面31eと押さえ台80の下面82との間に隙間が生じるように配置される。
次に、基台70の小径貫通孔75に貫挿されているセンタ位置決めガイド軸77を、図示しない移動装置にて押さえ台80の収容凹部83内まで軸線方向に上動させる。つまり、センタ位置決めガイド軸77は、基台70及び押さえ台80にて位置決めされたロータ7を抜け、さらに、押さえ台80のガイド貫通孔86を抜けて収容凹部83内まで案内される。
次に、センタ位置決めガイド軸77が収容凹部83内まで案内されると、把持部91に回転軸6を把持した可動体90を軸線方向に下動させる。可動体90の下動にともなって、回転軸6の先端部は、先に案内されているセンタ位置決めガイド軸77に向かって押さえ台80の収容凹部83内に案内される。
そして、回転軸6の下側端面に形成した軸孔6aにセンタ位置決めガイド軸77の先端部78が嵌って突き当り、さらに、回転軸6は、可動体90の下動とともにセンタ位置決めガイド軸77を押しながら下動する。このとき、回転軸6の軸孔6aにセンタ位置決めガイド軸77の先端部78が嵌合されているため、回転軸6は、その中心軸線Oがセンタ位置決めガイド軸77の中心軸線、即ち、ロータ7の中心軸線と一致した状態で下動する。
そして、可動体90は、さらに下動して基台70と押さえ台80にて支持されているロータ7に回転軸6を圧入させる。つまり、回転軸6は、第2ロータコア30の貫通穴31a(ボス部31b)及び第1ロータコア20の貫通穴21a(ボス部21b)を圧入して下動する。
このとき、押さえ台80の第2係合ピン87が第2ロータコア30の第2係止孔37に嵌合しているため、回転軸6の圧入中、第2コアベース31(第2ロータコア30)は押さえ台80に対して中心軸線Oを中心に回動することはない。同様に、基台70の第1係合ピン79が第1ロータコア20の第1係止孔27に嵌合しているため、回転軸6の圧入中、第1コアベース21(第1ロータコア20)は基台70に対して中心軸線Oを中心に回動することはない。
従って、第1ロータコア20と第2ロータコア30が相対回動しないことから、環状の整流磁石42の周方向に隣り合う各爪状磁極22,32間に配置された極間磁石部45が、隣り合う爪状磁極22,32にて圧縮される力を受けことがない。その結果、回転軸6の圧入時に整流磁石42の極間磁石部45が損傷する虞がない。
また、界磁磁石40の貫通穴40aの内側に貫挿されたスリーブ41の軸方向の長さを界磁磁石40の軸方向の長さよりも長く形成した。このため、圧入中に基台70と押さえ台80とで第1及び第2コアベース21,31の外側面21e,31e(ボス部21b,31b)が押圧されるが第1及び第2コアベース21,31の内側面21d,31dがスリーブ41にて間隔が保持される。これによって、回転軸6の圧入時に、界磁磁石40は基台70と押さえ台80からの押圧力が加わらないので、界磁磁石40を損傷させる虞がない。
しかも、スリーブ41の軸方向の延長線上には第1及び第2コアベース21,31の外側面21e,31eにボス部21b,31bが対向するように形成されている。つまり、基台70と押さえ台80は、それぞれボス部21b、31b以外の第1及び第2コアベース21,31の外側面21e,31eに接触しない。その結果、回転軸6の圧入時には、確実に界磁磁石40を損傷させずに保護することができる。
やがて、図7に示すように、可動体90は、回転軸6の下側端面が基台70の大径貫通孔74の底面に到達したとき下動を停止して回転軸6の圧入を終了する。そして、停止した状態で、可動体90の把持部91から掛け止めピン95を抜き取った後、可動体90を元位置まで上動させる。
これによって、図5に示す回転軸6が圧入固定されたロータが完成する。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、回転軸6の圧入時に、第1ロータコア20と第2ロータコア30を相対回動させないようにしたので、整流磁石42の周方向に隣り合う各爪状磁極22,32間に配置された極間磁石部45は、隣り合う爪状磁極22,32にて圧縮される力を受けことがない。その結果、回転軸6の圧入時に整流磁石42の極間磁石部45が損傷する虞がない。
(2)本実施形態によれば、スリーブ41の軸方向の長さを界磁磁石40の軸方向の長さよりも長く形成し、第1及び第2コアベース21,31の内側面21d,31dとの間隔を同スリーブ41にて保持するようにした。これによって、回転軸6の圧入時に、界磁磁石40は、基台70と押さえ台80からの押圧力が加わらず損傷する虞がない。
(3)本実施形態によれば、スリーブ41の軸方向の延長線上には第1及び第2コアベース21,31の外側面21e,31eにボス部21b,31bを対向するように形成した。従って、基台70と押さえ台80は、それぞれボス部21b、31b以外の第1及び第2コアベース21,31の外側面21e,31eに接触しないため、界磁磁石40を回転軸6の圧入時に損傷させずに確実に保護することができる。
(4)本実施形態によれば、圧入時には、回転軸6の下側端面に形成した軸孔6aにセンタ位置決めガイド軸77の先端部78を嵌合させる。そして、回転軸6は、センタ位置決めガイド軸77を押しながら圧入動作を開始する。従って、第1及び第2ロータコア20,30の中心位置が一致するように位置決めされるため、第1及び第2ロータコア20,30がずれることなく確実かつスムーズに回転軸6を圧入固定させることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、第1及び第2係止孔27,37は、4個形成したがそれ以外の数で実施してもよい。
○上記実施形態では、係止部としての第1及び第2係止孔27,37は、第1及び第2コアベース21,31の貫通する貫通孔であったが、第1及び第2コアベース21,31の外側面21e,31eに凹部を形成し、その凹部を係止部としてもよい。また、係止部を突起にし、係合部材をその突起と嵌合する凹部であってもよく、要は第1及び第2ロータコア20,30を相対回動させない形状であればなんでもよい。
1…モータケース、2…筒状フロントハウジング、2a…軸受保持部、3…エンドフレーム、3a…軸受保持部、5…ステータ、6…回転軸、6a…軸孔、6b…ピン貫通孔、7…ロータ、8,9…軸受、11…ステータコア、12…ティース、13…インシュレータ、14…U相巻線、15…V相巻線、16…W相巻線、20…第1ロータコア、21…第1コアベース、21a…貫通穴、21b…ボス部、21c…外周面、21d…内側面、21e…外側面、22…第1爪状磁極、22a,22b…周方向両端面、23…第1基部、24…第1磁極部、25…径方向外側面、26…補助溝、27…第1係止孔(係止部)、30…第2ロータコア、31…第2コアベース、31a…貫通穴、31b…ボス部、31c…外周面、31d…内側面、31e…外側面、32…第2爪状磁極、32a,32b…周方向両端面、33…第2基部、34…第2磁極部、35…径方向外側面、36…補助溝、37…第2係止孔(係止部)、40…界磁磁石、40a…貫通穴、40b…外周面、41…スリーブ、42…整流磁石、43,44…第1及び第2背面磁石部、45…極間磁石部、50…センサマグネット、60…磁気センサ、70…基台、71…端面、72…ボス収容凹部、73…荷重受け面、74…大径貫通孔、75…小径貫通孔、76…底面、77…センタ位置決めガイド軸(センタ位置決めガイドシャフト)、78…先端部、79…第1係合ピン(係合部材)、80…押さえ台、81…上面、82…下面、83…収容凹部、84…ボス収容凹部、85…荷重受け面、86…ガイド貫通孔、87…第2係合ピン(係合部材)、90…可動体、91…把持部、92…軸装着孔、93…加圧面、94…センタ位置決めピン、95…掛け止めピン、M…ブラシレスモータ、O…中心軸線。

Claims (4)

  1. 中央位置に回転軸を圧入固定する貫通穴がそれぞれ形成され、それぞれの外周部に径方向に延出したのち、軸方向に屈曲形成された複数の爪状磁極部が周方向に交互に配置される第1及び第2ロータコアと、
    中央位置に前記回転軸を貫挿する貫通穴が形成されるとともに、軸方向に沿って磁化されて前記第1ロータコアの各爪状磁極部と前記第2ロータコアの各状磁極部をそれぞれ異なる磁極として機能させる界磁磁石と、
    前記各爪状磁極部の背面に配置され径方向に磁化された背面磁石部を有するとともに、周方向に隣り合う前記各爪状磁極部の間に配置され周方向に磁化された極間磁石部を有した整流磁石と
    を備えたランデル型ロータの製造方法であって、
    前記第1及び第2ロータコアの軸方向外側面に係止形成し
    前記第1及び第2ロータコアに対して、前記界磁磁石及び前記整流磁石を組み付けた後、
    前記係止に係合部材を嵌合させて、前記第1及び第2ロータコアが周方向に回動しない状態にして、前記回転軸を前記第1及び第2ロータコアの両貫通穴に順次圧入するようにし、
    前記係合部材は、前記第1及び第2ロータコアのいずれか一方を支承する基台に設けた係合ピンと、前記第1及び第2ロータコアのいずれか他方を前記基台に向かって押圧する押さえ台に設けた係合ピンであることを特徴とするランデル型ロータの製造方法。
  2. 請求項1に記載のランデル型ロータの製造方法において、
    前記界磁磁石の貫通穴の内側には、前記回転軸を貫挿するスリーブが貫挿され、そのスリーブの軸方向の長さは、前記界磁磁石の軸方向の長さよりも長いことを特徴とするランデル型ロータの製造方法。
  3. 請求項に記載のランデル型ロータの製造方法において、
    前記第1及び第2ロータコアの貫通穴の軸方向外側開口部には、前記スリーブとその延長線上で対向するように環状のボス部がそれぞれ形成されていることを特徴とするランデル型ロータの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のランデル型ロータの製造方法において、
    前記回転軸を前記第1及び第2ロータコアの両貫通穴に順次圧入する際、
    前記両貫通穴にセンタ位置決めシャフトが貫挿されて位置決めされた後に、回転軸が圧入されることを特徴とするランデル型ロータの製造方法。
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