JP2016082777A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】漏れ磁束を調整して磁気バランスを良好とすることが可能なモータを提供する。【解決手段】爪状磁極32,42の背面に生じる隙間に配置される背面磁石部53,54を備える。第1ロータコア30のコアベース31が軸方向において第2ロータコア40のコアベース41よりもヨークハウジング13側に配置されるとき、第2ロータコア40の爪状磁極42の背面に位置する背面磁石部54は第1ロータコア30の爪状磁極32の背面に位置する背面磁石部53よりも径方向に厚い。【選択図】図4

Description

本発明は、ケース内にステータとロータとを収容するモータに関する。
従来、モータに使用されるロータとして、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされるロータコアを備え、それらの間に界磁磁石を配置して各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる所謂永久磁石界磁のランデル型構造のロータが知られている。
また、ランデル型構造のロータにおいては、モータの高出力化を図るために、爪状磁極の背面に、磁路を整流するための背面磁石を配置したものも提案されている(例えば特許文献1参照)。このようなモータは、有底筒状のヨークハウジングとこのヨークハウジングの一端に設けられるエンドフレームとを有するケース内に、前記ロータと前記ステータとが収容されている。
特開2012−115085号公報
ところで、上記のようなモータでは、ロータの軸方向一端面側に磁性体のヨークハウジングが位置し、ロータの軸方向他端面側に樹脂製のエンドフレームが位置することとなる。この場合、ロータの界磁磁石からの磁束の一部がケース側(ヨークハウジング側)に漏れてしまい、N極とS極とで磁束量のバランス(磁気バランス)が崩れる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、漏れ磁束を調整して磁気バランスを良好とすることが可能なモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、ステータコア及び巻線を有するステータと、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に周方向に複数の爪状磁極が形成される第1及び第2ロータコア、及び該第1及び第2ロータコアに軸方向に挟まれてそれらの爪状磁極を互いに異なる磁極として機能させる界磁磁石を有するロータと、有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有し、前記ヨークハウジング内に前記ステータ及び前記ロータが収容されるケースとを備えたモータであって、前記爪状磁極の背面に生じる隙間に配置される背面磁石部を備え、前記第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる前記背面磁石部と前記第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる前記背面磁石部との大きさが異なる。
この構成によれば、第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部と第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部との大きさが異なるため、各背面磁石部が有する磁束量の調整や、爪状磁極とヨークハウジングとの軸方向における離間距離を調整することができる。ここで、第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、第1ロータコアのコアベースとヨークハウジングとの間で漏れ磁束が発生し易い。そこで、例えば、第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部を第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部よりも厚くすることで、第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部の磁束量が相対的に多くなるため漏れ磁束が発生しても磁気バランスを良好とすることができる。また、第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部とヨークハウジングとの間においても漏れ磁束が発生し易い。このため、例えば、漏れ磁束が発生し易い第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部を第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部よりも軸方向において短くすることで、ヨークハウジング(ステータ)と背面磁石部との間の磁気抵抗が高くなり、漏れ磁束が抑えられ、両磁極間での磁気バランスを良好とすることができる。
上記モータにおいて、前記第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、前記第1ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部は前記第2ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部よりも径方向に厚いことが好ましい。
この構成によれば、第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部を第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部よりも厚くすることで、第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部の磁束量が相対的に多くなるため漏れ磁束が発生しても磁気バランスを良好とすることができる。
上記モータにおいて、前記第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、前記第2ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部は前記第1ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部よりも軸方向に短いことが好ましい。
この構成によれば、漏れ磁束が発生し易い第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部を第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる背面磁石部よりも軸方向において短くすることで、ヨークハウジング(ステータ)と背面磁石部との間の磁気抵抗が高くなり、漏れ磁束が抑えられ、両磁極間での磁気バランスを良好とすることができる。
上記モータにおいて、前記第1ロータコアの爪状磁極は、前記第2ロータコアの爪状磁極よりも軸方向に長いことが好ましい。
この構成によれば、磁性体であるヨークハウジングと軸方向において近い第1ロータコアのコアベースからヨークハウジング側に磁束が漏れやすくなるが、第1ロータコアの爪状磁極を長くすることで、爪状磁極とステータとの間の磁気抵抗が小さくなるため、ヨークハウジング側への漏れ磁束を低減することができる。これにより、出力特性を向上させることが可能となる。また、ヨークハウジングから比較的遠い第2ロータコアについては、ヨークハウジングへの漏れ磁束が少ないため、第1ロータコアの爪状磁極と第2ロータコアの爪状磁極の軸方向長さを同一とした場合には、第2ロータコアの爪状磁極とステータ間における磁束量が、第1ロータコアの爪状磁極とステータ間に磁束量よりも多くなりやすい。すなわち、両磁極間での磁束のアンバランスが生じることとなる。このため、第1ロータコアの爪状磁極よりも第2ロータコアの爪状磁極の軸方向長さを短くすることで、第2ロータコアの爪状磁極とステータ間の磁気抵抗が高くなり、両磁極間での磁束のアンバランスをより抑えて、両磁極間での磁気バランスを良好とすることが可能となる。
上記モータにおいて、前記第2ロータコアの爪状磁極先端面と前記ヨークハウジングとの軸方向における離間距離が、前記第1ロータコアのコアベースの軸方向端面と前記ヨークハウジングとの軸方向における距離よりも長いことが好ましい。
この構成によれば、第2ロータコアの爪状磁極先端面とヨークハウジングとの軸方向における距離が確保できるため、爪状磁極先端面からヨークハウジング側への漏れ磁束を抑えてステータ側への鎖交磁束量を増加させることが可能となる。
上記モータにおいて、前記背面磁石部は、前記第1ロータコアの爪状磁極と前記第2ロータコアの爪状磁極との間において周方向に生じる隙間に配置された極間磁石部と一体形成されることが好ましい。
この構成によれば、背面磁石部は極間磁石部と一体形成されるため、部品点数の増加を抑えることができる。
本発明のモータによれば、漏れ磁束を調整して磁気バランスを良好とすることが可能となる。
第1実施形態におけるモータの断面図である。 同上におけるモータの平面図である。 同上におけるロータの斜視図である。 同上におけるロータの断面図であって図3における4−4断面図である。 同上におけるロータの分解斜視図である。 同上における整流磁石と環状磁石の平面図である。 別例における整流磁石と環状磁石の平面図である。 別例における整流磁石と環状磁石の平面図である。 別例における整流磁石と環状磁石の平面図である。 第2実施形態におけるモータの断面図である。 同上におけるロータの断面図である。 同上における整流磁石の斜視図である。 同上における整流磁石を平面状に展開して示す展開図である。
(第1実施形態)
以下、モータの第1実施形態について説明する。
図1に示すように、モータとしてのブラシレスモータ11のケース12は、略有底円筒状に形成されたヨークハウジング13と、このヨークハウジング13のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞する蓋部としてのエンドプレート14とを有している。前記ヨークハウジング13は例えば磁性体の鉄で構成される。また、前記エンドプレート14は例えば非磁性体の樹脂材料で構成される。
図1に示すように、ヨークハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数のティース17aを有するステータコア17と、ステータコア17のティース17aにインシュレータ19を介して巻回される巻線20とを備えている。ステータ16は、外部の制御回路Sから巻線20に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
図2に示すようにステータコア17は、計12個のティース17aを有している。従って、ティース17a間に形成されるスロット17bの数も12個とされている。
図2に示すようにティース17aは、巻回部18aと、巻回部18aの径方向内側の端部から周方向両側に突出する突出部18bとを備える。巻回部18aは、U相、V相、W相の巻線20が集中巻にて巻回されている。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、ヨークハウジング13の底部13aの軸受保持部13b及びエンドプレート14の軸受保持部14aに支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。
図3〜図5に示すように、ロータ21は、前記回転軸22が圧入されることで互いの軸方向の間隔が保持されつつ回転軸22に固定される第1及び第2ロータコア30,40と、各ロータコア30,40の軸方向の間に介在される界磁磁石としての環状磁石50と、整流磁石52とを備える。
図3〜図5に示すように、第1ロータコア30は、略円板状のコアベース31を有し、その略中心位置に貫通孔31aが貫通形成されている。貫通孔31aの軸方向一方側の外周部には、略円筒状のボス部31bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通孔31aとボス部31bとを同時に形成している。なお、ボス部31bの外径は、回転軸22の一側を回転可能に支持する軸受23の外径、即ち、ヨークハウジング13に設けた軸受23を収容固定する軸受保持部13bの内径よりも短く形成されている。
図1に示すように、貫通孔31a(ボス部31b)には回転軸22が圧入されてコアベース31が回転軸22に対して圧着固定される。このとき、ボス部31bが形成されることによって、コアベース31は、回転軸22に対して強固に圧着固定される。そして、このコアベース31が回転軸22に圧着固定されたとき、ボス部31bは、軸受保持部13bに収容固定された軸受23に対して軸方向において離間するように配置されている。
第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極32が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。詳しくは、爪状磁極32は、コアベース31の外周部から径方向外側に突出した突出部33と、該突出部33の先端に設けられ軸方向に延びる爪部34とを有する。
爪状磁極32の周方向両端面32a,32bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各爪状磁極32の周方向の角度、即ち周方向両端面32a,32b間の角度は、周方向に隣り合う爪状磁極同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、爪部34の径方向外側面f1は、軸直交方向断面形状が回転軸22の中心軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面f1に第1補助溝35と、第2補助溝36との2つの溝を有している。第1補助溝35及び第2補助溝36は、径方向外側面f1の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけ周方向にずれた位置に形成されている。第1補助溝35及び第2補助溝36は、軸直交方向断面が略コ字状をなすように形成される。
また、第1ロータコア30のコアベース31には、4個の装着孔37が中心軸線Lを中心とする同心円上に等角度の間隔で貫通形成されている。
図3〜図5に示すように、第2ロータコア40は、第1ロータコア30と同一材質及び同形状となるよう構成される。
第2ロータコア40は、略円板状のコアベース41を有し、その略中心位置に貫通孔41aが貫通形成されている。貫通孔41aの軸方向他方側の外周部には、略円筒状のボス部41bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通孔41aとボス部41bとを同時に形成している。なお、ボス部41bの外径は、回転軸22の一側を回転可能に支持する軸受24の外径、即ち、エンドプレート14に設けた軸受24を収容固定する軸受保持部14aの内径よりも短く形成されている。
貫通孔41a(ボス部41b)には回転軸22が圧入されてコアベース41が回転軸22に対して圧着固定される。このとき、ボス部41bが形成されることによって、コアベース41は、回転軸22に対して強固に圧着固定される。そして、このコアベース41が回転軸22に圧着固定されたとき、ボス部41bは、軸受保持部14aに収容固定された軸受24に対して軸方向において離間するように配置されている。
第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極42が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。詳しくは、爪状磁極42は、コアベース41の外周部から径方向外側に突出した突出部43と、該突出部43の先端に設けられ軸方向に延びる爪部44とを有する。
爪状磁極42の周方向両端面42a,42bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各爪状磁極42の周方向の角度、即ち周方向両端面42a,42b間の角度は、周方向に隣り合う爪状磁極同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、爪部44の径方向外側面f2は、軸直交方向断面形状が回転軸22の中心軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面f2に第1補助溝45と、第2補助溝46との2つの溝を有している。第1補助溝45及び第2補助溝46は、径方向外側面f2の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけ周方向にずれた位置に形成されている。第1補助溝45及び第2補助溝46は、軸直交方向断面が略コ字状をなすように形成される。
また、第2ロータコア40のコアベース41には、4個の装着孔47が中心軸線Lを中心とする同心円上に等角度の間隔で貫通形成されている。なお、この装着孔47は、センサマグネット62を保持する支持プレート61の突起61cが挿通されることで支持プレート61を装着するために設けられている。
そして、各ロータコア30,40は、その貫通孔31a,41aに回転軸22が圧入されるとともに、各コアベース31,41の軸方向の外側(相反する側)の距離が予め設定された距離となるように回転軸22に対して圧入固定される。この際、第2ロータコア40は、爪状磁極42が周方向に隣り合う他方の第1ロータコア30の爪状磁極32間に配置されるようにして、且つコアベース41とコアベース31との軸方向の間に環状磁石50が配置(挟持)されるようにしてロータコア30に対して組み付けられている。
図4〜図6に示すように、環状磁石50は、円盤状の永久磁石であって、その中央部に貫通孔50aが形成されている。環状磁石50は、その貫通孔50aに円筒状のスリーブ51が挿通されている。スリーブ51は、非磁性体よりなり、本実施形態では回転軸22と同じステンレス製にて形成されている。スリーブ51の外周面と環状磁石50の貫通孔50aの内周面は磁束を通さない硬化性樹脂からなる接着剤にて接着固定される。
環状磁石50の外径は、第1ロータコア30のコアベース31及び第2ロータコア40のコアベース41の外径と一致するように設定されている。従って、環状磁石50の外周面50bが第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cと第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cと面一となる。
環状磁石50は、第1ロータコア30の爪状磁極32をN極として機能させ、第2ロータコア40の爪状磁極42をS極として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石50を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる4つの爪状磁極32と、S極となる4つの爪状磁極42とが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されている。
図4〜図6に示すように、整流磁石52は、背面磁石部53,54と極間磁石部55とを有し、背面磁石部53,54及び極間磁石部55のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。なお、環状磁石50と整流磁石52とは、異なる材料で構成される。具体的には、環状磁石50は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石、アルニコ(AlNiCo)磁石等で構成される。整流磁石52は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばフェライト磁石、サマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石、アルニコ(AlNiCo)磁石などで構成される。
一方の背面磁石部53は、第1ロータコア30の爪状磁極32(爪部34)の背面34aと、第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cとの間に配置される。そして、背面磁石部53は、爪部34の背面34a(内周面)に当接する側がその爪部34と同極のS極に、第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cに当接する側がそのコアベース41と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部54は、第2ロータコア40の爪状磁極42(爪部44)の背面44aと、第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cとの間に配置される。そして、背面磁石部54は、爪部44の背面44a(内周面)に当接する側がその爪部44と同極のN極に、第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cに当接する側がそのコアベース31と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
図6に示すように、背面磁石部53は、背面磁石部53と体積が異なるように自身の径方向における厚さT1が背面磁石部54の径方向における厚さT2よりも厚く(T1>T2)なるように形成される。より具体的には、背面磁石部53の径方向外側面53aと背面磁石部54の径方向外側面54aとは、整流磁石52の径方向中心(中心軸線L)を中心として同心円上となるように形成される。そして、背面磁石部53の径方向内側面53bと前記径方向中心(中心軸線L)との距離L1が、背面磁石部54の径方向内側面54bと前記径方向中心(中心軸線L)との距離L2よりも短くなるように形成される。このため、例えば整流磁石52の径方向内側に環状磁石50を配置した際に、背面磁石部54の径方向内側面54bと環状磁石50の外周面50bとの間に隙間Gが設けられることとなる。また、環状磁石50と各コアベース31,41とは外径が略同じであるため、図2及び図3に示すように、コアベース31の外周面31cとの間にも隙間Gが設けられることとなる。
極間磁石部55は、第1爪状磁極32と第2爪状磁極42との周方向の間に配置されている。極間磁石部55は、周方向において第1爪状磁極32側がN極に、第2爪状磁極42側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
図1に示すように、ロータ21のエンドプレート14側の端面(第2ロータコア40のコアベース41の端面)には、センサマグネット62を保持する支持プレート61が固定されている。なお、支持プレート61は、非磁性体にて形成されている。
図1に示すように、支持プレート61は、円板状のベース部61aを有している。ベース部61aはその中心部に回転軸22を貫通させる貫通孔が形成されている。ベース部61aの第2ロータコア40側の面には、等角度間隔で4個の突起61c(図1では1つのみ図示)がプレス加工にて突出形成されている。各突起61cは、第2ロータコア40のコアベース41に形成された装着孔47にそれぞれ嵌着する。このとき、ベース部61aは、第2ロータコア40のコアベース41の端面と軸方向に当接するとともに、整流磁石52の一部(背面磁石部53及び極間磁石部55の軸方向端面)と軸方向に当接する。
ベース部61aの外周縁部には、円筒壁61bがロータ21とは反対側(エンドプレート14側)に向かって軸方向に延出形成されている。円筒壁61bの外径は、ロータ21の外径と略等しく形成されている。
図1に示すように、円筒壁61bの内周面には、リング形状のセンサマグネット62が設けられている。なお、センサマグネット62は、その径方向外側面が円筒壁61bの内周面に接着剤にて固定されている。このとき、円環状のセンサマグネット62の中心軸が、回転軸22の中心軸線Lと一致するように、センサマグネット62は支持プレート61に対して固定される。このように、センサマグネット62は、ロータ21と一体回転可能に構成されている。
エンドプレート14には、前記センサマグネット62と軸方向に対向するホールICなどの磁気センサ63が設けられている。この磁気センサ63は、センサマグネット62のN極とS極の磁界を感知するとそれぞれHレベルの検出信号とLレベルの検出信号とを前記制御回路Sに出力する。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
制御回路Sから巻線20に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16にて回転磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。この際、磁気センサ63と対向するセンサマグネット62が回転することで、磁気センサ63から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線20に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給される。これにより、良好に回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
ここで、第1ロータコア30のコアベース31が第2ロータコア40のコアベース41よりも軸方向においてヨークハウジング13の底部13aに近い。これによって、第1ロータコア30のコアベース31とヨークハウジング13(底部13a)との間で漏れ磁束が発生し易い。そこで、第1ロータコア30の爪状磁極32(爪部34)の背面に設けられる背面磁石部53の厚さT1を第2ロータコア40の爪状磁極42(爪部44)の背面に設けられる背面磁石部54の厚さT2よりも厚くすることで、背面磁石部54が有する磁束量よりも背面磁石部53が有する磁束量を多くしている。これによって、第1ロータコア30のコアベース31と底部13aとの間で漏れ磁束が発生しても磁気バランスを良好とすることができる。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)第1ロータコア30の爪状磁極32の背面に設けられる背面磁石部53を第2ロータコア40の爪状磁極42の背面に設けられる背面磁石部54よりも厚くする。これによって、第1ロータコア30の爪状磁極32の背面に設けられる背面磁石部53の磁束量が相対的に多くなるため漏れ磁束が発生しても磁気バランスを良好とすることができる。
(2)背面磁石部53,54は極間磁石部55と一体形成されるため、部品点数の増加を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、モータの第2実施形態について説明する。
本実施形態のモータは、第1実施形態と比較してロータの構成が異なるものであり、ステータについては同じ構成である。このため、主にロータについて説明し、その他の構成については同じ符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
図10及び図11に示すように、ブラシレスモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、ヨークハウジング13の底部13aの軸受保持部13b及びエンドプレート14の軸受保持部14aに支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。
図11に示すように、ロータ21は、前記回転軸22が圧入されることで互いの軸方向の間隔が保持されつつ回転軸22に固定される第1及び第2ロータコア30,40と、各ロータコア30,40の軸方向の間に介在される界磁磁石としての環状磁石50と、整流磁石100とを備える。
第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極32が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。詳しくは、爪状磁極32は、コアベース31の外周部から径方向外側に突出した突出部33と、該突出部33の先端に設けられ軸方向に延びる爪部34とを有する。
第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極42が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。詳しくは、爪状磁極42は、コアベース41の外周部から径方向外側に突出した突出部43と、該突出部43の先端に設けられ軸方向に延びる爪部44とを有する。
また、第1ロータコア30の爪状磁極32(爪部34)は、その軸方向長さL3が第2ロータコア40の爪状磁極42(爪部44)の軸方向長さL4よりも軸方向に長い構成とされる。このため、各ロータコア30,40のコアベース31,41と環状磁石50とを組み付けた状態で、第2ロータコア40の爪状磁極42(爪部44)の先端面44bは、第1ロータコア30のコアベース31の軸方向端面31dよりも軸方向において反ヨークハウジング13側に位置することとなる。その結果、第2ロータコア40の爪状磁極42(爪部44)の先端面44bとヨークハウジング13の軸方向における離間距離D1が、第1ロータコア30のコアベース31の軸方向端面31dとヨークハウジング13との軸方向における離間距離D2よりも長くなる。
そして、各ロータコア30,40は、その貫通孔31a,41aに回転軸22が圧入されるとともに、各コアベース31,41の軸方向の外側(相反する側)の距離が予め設定された距離となるように回転軸22に対して圧入固定される。この際、第2ロータコア40は、爪状磁極42が周方向に隣り合う他方の第1ロータコア30の爪状磁極32間に配置されるようにして、且つコアベース41とコアベース31との軸方向の間に環状磁石50が配置(挟持)されるようにしてロータコア30に対して組み付けられている。
図11に示すように、環状磁石50は、円盤状の永久磁石であって、その中央部に貫通孔50aが形成されている。環状磁石50は、その貫通孔50aに円筒状のスリーブ51が挿通されている。スリーブ51は、非磁性体よりなり、本実施形態では回転軸22と同じステンレス製にて形成されている。スリーブ51の外周面と環状磁石50の貫通孔50aの内周面は磁束を通さない硬化性樹脂からなる接着剤にて接着固定される。環状磁石50は、第1ロータコア30の爪状磁極32をN極として機能させ、第2ロータコア40の爪状磁極42をS極として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石50を用いた所謂ランデル型構造のロータである。
図12及び図13に示すように、整流磁石100は、背面磁石部101,102と極間磁石部55とを有し、背面磁石部101,102及び極間磁石部55のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。環状磁石50と整流磁石100とは、上記第1実施形態と同様な材料で構成される。
一方の背面磁石部101は、第1ロータコア30の爪状磁極32(爪部34)の背面34aと、第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cとの間に配置される。そして、背面磁石部101は、爪部34の背面34a(内周面)に当接する側がその爪部34と同極のS極に、第2ロータコア40のコアベース41の外周面41cに当接する側がそのコアベース41と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部102は、第2ロータコア40の爪状磁極42(爪部44)の背面44aと、第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cとの間に配置される。そして、背面磁石部102は、爪部44の背面44a(内周面)に当接する側がその爪部44と同極のN極に、第1ロータコア30のコアベース31の外周面31cに当接する側がそのコアベース31と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
図13に示すように、背面磁石部102は、背面磁石部101と体積が異なるように自身の軸方向における長さL6が背面磁石部101の軸方向における長さL5よりも短く(L5>L6)なるように形成される。
極間磁石部55は、第1爪状磁極32と第2爪状磁極42との周方向の間に配置されている。極間磁石部55は、周方向において第1爪状磁極32側がN極に、第2爪状磁極42側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
制御回路Sから巻線20に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16にて回転磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。この際、磁気センサ63と対向するセンサマグネット62が回転することで、磁気センサ63から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線20に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給される。これにより、良好に回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
ここで、本実施形態では、第1ロータコア30の爪状磁極32背面の背面磁石部101の軸方向長さL5よりも第2ロータコア40の爪状磁極42背面の背面磁石部102の軸方向長さL6を短くすることで、第2ロータコア40の爪状磁極42とヨークハウジング13との距離を長くして漏れ磁束が抑えられるようになっている。これにより、両磁極間での磁束のアンバランスが抑えられている。
また、第1ロータコア30の爪状磁極32を第2ロータコア40の爪状磁極42よりも軸方向において長くなるような構成とされる。これにより、第1ロータコア30の爪状磁極32とステータ16との間の磁気抵抗が、第2ロータコア40の爪状磁極42とステータ16との間の磁気抵抗よりも低くなる。ここで、ヨークハウジング13と軸方向において近い第1ロータコア30のコアベース31からヨークハウジング13側に磁束が漏れやすくなる。しかしながら、前述したように第1ロータコア30の爪状磁極32を第2ロータコア40の爪状磁極42よりも軸方向において長くすることで、相対的に磁気抵抗が低くなるためヨークハウジング13側に磁束が漏れることが抑えられている。更に、ヨークハウジング13から比較的遠い第2ロータコア40については、ヨークハウジング13への漏れ磁束が少ない。このため、第1ロータコア30の爪状磁極32と第2ロータコア40の爪状磁極42の軸方向長さを同一とした場合には、第2ロータコア40の爪状磁極42とステータ16間における磁束量が、第1ロータコア30の爪状磁極32とステータ16間の磁束量よりも多くなりやすい。すなわち、両磁極間での磁束のアンバランスが生じることとなる。このため、第1ロータコア30の爪状磁極32よりも第2ロータコア40の爪状磁極42の軸方向長さを短くすることで、第2ロータコア40の爪状磁極42とステータ16間の磁気抵抗が高くなり、両磁極間での磁束のアンバランスを抑えられている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)漏れ磁束が発生し易い第2ロータコア40の爪状磁極42の背面に設けられる背面磁石部102を第1ロータコア30の爪状磁極32の背面に設けられる背面磁石部101よりも軸方向において短くする。これにより、ヨークハウジング13と背面磁石部102との間が離間されて漏れ磁束の発生が抑えられ、両磁極間での磁気バランスを良好とすることができる。
(2)磁性体であるヨークハウジング13と軸方向において近い第1ロータコア30のコアベース31からヨークハウジング13側に磁束が漏れやすくなるが、第1ロータコア30の爪状磁極32を長くすることで、爪状磁極32とステータ16との間の径方向における磁気抵抗が小さくなる。このため、ヨークハウジング13側への漏れ磁束を低減することができる。これにより、出力特性を向上させることが可能となる。また、ヨークハウジング13から比較的遠い第2ロータコア40については、ヨークハウジング13への漏れ磁束が少ない。このため、第1ロータコア30の爪状磁極32と第2ロータコア40の爪状磁極42の軸方向長さを同一とした場合には、第2ロータコア40の爪状磁極42とステータ16間における磁束量が、第1ロータコア30の爪状磁極32とステータ16間における磁束量よりも多くなりやすい。すなわち、両磁極間での磁束のアンバランスが生じることとなる。このため、第1ロータコア30の爪状磁極32よりも第2ロータコア40の爪状磁極42の軸方向長さを短くすることで、第2ロータコア40の爪状磁極42とステータ16間の磁気抵抗が高くなり、両磁極間での磁束のアンバランスをより抑えて、両磁極間での磁気バランスを良好とすることが可能となる。
(3)第2ロータコア40の爪状磁極42先端面44bとヨークハウジング13との軸方向における距離が確保できるため、爪状磁極42先端面44bからヨークハウジング13側への漏れ磁束を抑えてステータ16側への鎖交磁束量を増加させることが可能となる。
(4)背面磁石部101,102は極間磁石部55と一体形成されるため、部品点数の増加を抑えることができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、整流磁石52,100を極異方性磁石で構成したが、これに限らない。
図7に示すように、整流磁石52の極間磁石部55の磁気配向方向を周方向、背面磁石部53,54の磁気配向方向を径方向となるように着磁してもよい。
・上記各実施形態では、環状磁石50の外周面50bを円形状となるように構成したが、これに限らない。
例えば、図8に示すように、環状磁石50の外周面50bに突部50cを設けて、相対的に薄くした背面磁石部54と当接して前記隙間Gを埋めるような構成を採用してもよい。このような構成とすることで、主磁束成分を増やすことができる。
また、図9に示すように、背面磁石部53の周方向略中心を最も厚くして周方向外側ほど徐々に薄くなるように構成し、背面磁石部54の周方向略中心を最も薄くして周方向外側ほど徐々に厚くなるような構成を採用してもよい。この場合、極間磁石部55は隣接する背面磁石部53,54と連続するように厚さが徐々に変化する構成を採用することが好ましい。また、図9において実線で示すように、環状磁石50は各背面磁石部53,54及び極間磁石部55に倣った形状を採用してもよい。また、図9において破線で示すように環状磁石50の外周面50bを円形状として、背面磁石部54の最も厚い部位である周方向略中心と内接する構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、極間磁石部55と背面磁石部53,54,101,102とを一体形成する構成を採用したが、極間磁石部55と背面磁石部53,54,101,102とを別体としてもよい。
・上記各実施形態では、極間磁石部55を設ける構成を採用したが、極間磁石部55を省略した構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、支持プレート61及びセンサマグネット62はロータ21に支持されているが、センサマグネット62が回転軸22と一体回転可能な構成であればよい。一例として、支持プレート61をロータ21(第2ロータコア40)に対して軸方向に間隔を開けて回転軸22に固定(例えば、圧入固定)してもよい。
・上記各実施形態では、スリーブ51と環状磁石50とを、磁束を通さない硬化性樹脂よりなる接着剤にて接着固定したが、これに限らず、磁束を通す接着剤にてスリーブ51と環状磁石50とを固定してもよい。
・上記各実施形態では、非磁性体のスリーブ51をステンレス製としたが、非磁性であればよく、ステンレスの他に例えばアルミ製や樹脂製としてもよい。
・上記実施形態では、スリーブ51を環状磁石50と回転軸22との間に介在させる構成を採用したが、スリーブ51を省略した構成を採用してもよい。この場合、環状磁石50を回転軸22に直接固定する構成を採用することが可能である。
・上記各実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されたブラシレスモータに具体化したが、ロータ21の極数やステータ16のティース17aの数は変更してもよい。例えば、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されたブラシレスモータに具体化してもよい。
・上記各実施形態では、ステータ16のティース17aに巻線20を巻装する構成としたが、これに限らない。例えば、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされるステータコアを備え、それらの間に巻線を配置して各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる構成を採用してもよい。
・上記各実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
11…モータ、12…ケース、13…ヨークハウジング、14…エンドプレート(蓋部)、16…ステータ、17…ステータコア、20…巻線、21…ロータ、30…第1ロータコア、31…コアベース、31d…軸方向端面、32…爪状磁極、40…第2ロータコア、41…コアベース、42…爪状磁極、50…環状磁石(界磁磁石)、53,54…背面磁石部、55…極間磁石部、101,102…背面磁石部、D1,D2…離間距離。

Claims (6)

  1. ステータコア及び巻線を有するステータと、
    それぞれ略円板状のコアベースの外周部に周方向に複数の爪状磁極が形成される第1及び第2ロータコア、及び該第1及び第2ロータコアに軸方向に挟まれてそれらの爪状磁極を互いに異なる磁極として機能させる界磁磁石を有するロータと、
    有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有し、前記ヨークハウジング内に前記ステータ及び前記ロータが収容されるケースと
    を備えたモータであって、
    前記爪状磁極の背面に生じる隙間に配置される背面磁石部を備え、
    前記第2ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる前記背面磁石部と前記第1ロータコアの爪状磁極の背面に設けられる前記背面磁石部との大きさが異なることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、
    前記第1ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部は前記第2ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部よりも径方向に厚いことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、
    前記第2ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部は前記第1ロータコアの爪状磁極の背面に位置する背面磁石部よりも軸方向に短いことを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記第1ロータコアの爪状磁極は、前記第2ロータコアの爪状磁極よりも軸方向に長いことを特徴とするモータ。
  5. 請求項3又は4に記載のモータにおいて、
    前記第2ロータコアの爪状磁極先端面と前記ヨークハウジングとの軸方向における離間距離が、前記第1ロータコアのコアベースの軸方向端面と前記ヨークハウジングとの軸方向における距離よりも長いことを特徴とするモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記背面磁石部は、前記第1ロータコアの爪状磁極と前記第2ロータコアの爪状磁極との間において周方向に生じる隙間に配置された極間磁石部と一体形成されることを特徴とするモータ。
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