JP6175348B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、ケース内にステータとロータとを収容するモータに関する。
従来、モータに使用されるロータとして、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされるロータコアを備え、それらの間に界磁磁石を配置して各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる所謂永久磁石界磁のランデル型構造のロータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ランデル型構造のロータにおいては、モータの高出力化を図るために、交互に配置された爪状磁極の間に、磁路を整流するための極間磁石を配置したものも提案されている(例えば特許文献2参照)。このようなモータは、有底筒状のヨークハウジングとこのヨークハウジングの一端に設けられるエンドフレームとを有するケース内に、前記ロータと前記ステータとが収容されている。
実開平5−43749号公報 特開2012−115085号公報
ところで、上記のようなモータでは、ロータの軸方向一端面側に磁性体のヨークハウジングが位置し、ロータの軸方向他端面側に樹脂製のエンドフレームが位置することとなる。この場合、ロータの開示磁石からの磁束の一部がケース側(ヨークハウジング側)に漏れてしまい、N極とS極とで磁束量のアンバランスが発生し、コギングトルクがアンバランスとなり音や振動の悪化の要因となる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、コギングトルクのバランスを良好とすることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に記載のモータは、ステータコア及び巻線を有するステータと、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータとを、有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有するケース内に収容するモータであって、前記ロータの極数を2n(但しnは自然数)、前記ステータのスロットの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成され、第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、前記第1ロータコアのみに溝部が形成されており、該溝部は、前記第1ロータコアの爪状磁極の中央部に形成されている
上記課題を解決する請求項2に記載のモータは、ステータコア及び巻線を有するステータと、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータとを、有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有するケース内に収容するモータであって、前記ロータの極数を2n(但しnは自然数)、前記ステータのスロットの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成され、第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、前記第1ロータコアにはその爪状磁極の中央部に形成される溝部を含んで周方向等角度間隔で奇数個の溝部が形成されるとともに、前記第2ロータコアにはその爪状磁極に前記第1ロータコアの爪状磁極に形成される溝部よりも少なく周方向等角度間隔で偶数個の溝部が形成される。
上記課題を解決する請求項3に記載のモータは、ステータコア及び巻線を有するステータと、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータとを、有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有するケース内に収容するモータであって、前記ロータの極数を2n(但しnは自然数)、前記ステータのスロットの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成され、第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、前記第1ロータコアの爪状磁極の中央部及び前記第2ロータコアの爪状磁極の中央部のそれぞれに溝部が形成されており、前記第1ロータコアの爪状磁極の中央部に形成される溝部が前記第2ロータコアの爪状磁極の中央部に形成される溝部よりも大きい。
上記請求項1〜3に記載の各モータの構成によれば、軸方向においてヨークハウジング側に位置する第1ロータコアに、その爪状磁極の中央部に溝部を有することで、反ヨークハウジング側に位置する第2ロータコアの爪状磁極とティース間で発生する大きなコギングトルクと反対方向にコギングトルクを発生させて第2ロータコアの爪状磁極とティース間で発生するコギングトルクを抑えることができる。このため、周期的に発生するコギングトルクのバランスが良好とされる。
上記請求項1に記載のモータの構成によれば、第1ロータコアのみに溝部が形成されるため、第2ロータコアの形状を単純化できる。
上記請求項2に記載のモータの構成によれば、第1ロータコアの爪状磁極の中央部に形成される溝部によって、反ヨークハウジング側に位置する第2ロータコアの爪状磁極とティース間で発生する大きなコギングトルクと反対方向にコギングトルクを発生させて第2ロータコアの爪状磁極とティース間で発生するコギングトルクを抑えることができる。このため、周期的に発生するコギングトルクのバランスが良好とされる。さらに、溝部を第1ロータコアの爪状磁極及び第2ロータコアの爪状磁極に形成することで、コギングトルク自体の発生量を抑えることが可能となる。
上記請求項3に記載のモータの構成によれば、第1ロータコアの爪状磁極と第2ロータコアの爪状磁極のそれぞれに同数個の溝部が形成され、各溝部の大きさによってコギングトルクのバランスの調整が可能となる。
本発明のモータによれば、コギングトルクのバランスを良好とすることができる。
第1実施形態におけるモータの断面図である。 同上におけるモータの平面図である。 同上におけるロータの斜視図である。 同上におけるロータの断面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるロータのディテントトルクについて説明するためのグラフである。 第2実施形態における一方のロータコアの平面図である。 同上における他方のロータコアの平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるロータのディテントトルクについて説明するためのグラフである。 第3実施形態における一方のロータコアの平面図である。 同上における他方のロータコアの平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるモータの一部を示す平面図である。 同上におけるロータのディテントトルクについて説明するためのグラフである。
(第1実施形態)
以下、モータの第1実施形態について説明する。
図1に示すように、モータとしてのブラシレスモータ11のモータケース12は、略有底円筒状に形成されたヨークハウジング13と、このヨークハウジング13のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞する蓋部としてのエンドプレート14とを有している。前記ヨークハウジング13は例えば磁性体の鉄で構成される。また、前記エンドプレート14は例えば非磁性体の樹脂材料で構成される。
図1に示すように、ヨークハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数のティース17aを有するステータコア17と、ステータコア17のティース17aにインシュレータ19を介して巻回される巻線20とを備えている。ステータ16は、外部の制御回路Sから巻線20に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
図2に示すようにステータコア17は、計12個のティース17aを有している。従って、ティース17a間に形成されるスロット17bの数も12個とされている。
図2に示すようにティース17aは、巻回部18aと、巻回部18aの径方向内側の端部から周方向両側に突出する突出部18bとを備える。巻回部18aは、U相、V相、W相の巻線20が集中巻にて巻回されている。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、ヨークハウジング13の底部13a及びエンドプレート14に支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、ロータ21は、前記回転軸22が圧入されることで互いの軸方向の間隔が保持されつつ回転軸22に固定される2つのロータコア31,32と、各ロータコア31,32の軸方向の間に介在される界磁磁石としての環状磁石33を備える。更に、ロータ21は、背面補助磁石34,35と、極間磁石36,37とを備える。
図3及び図4に示すように、ロータコア31は、略円板状のコアベース31aの外周部に、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極31bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。詳しくは、爪状磁極31bは、コアベース31aの外周部から径方向外側に突出した突出部31cと、該突出部31cの先端に設けられ軸方向に延びる爪部31dとを有する。突出部31cは、軸方向から見て扇形状に形成されている。爪部31dは、軸直交方向断面が扇形状に形成されている。
図3及び図4に示すように、ロータコア32は、ロータコア31と同形状であって、略円板状のコアベース32aの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極32bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。詳しくは、爪状磁極32bは、コアベース32aの外周部から径方向外側に突出した突出部32cと、該突出部32cの先端に設けられ軸方向に延びる爪部32dとを有する。突出部32cは、ロータコア31の突出部31cと同様に、軸方向から見て扇形状に形成されている。爪部32dは、軸直交方向断面が扇形状に形成されている。
図2に示すように、爪状磁極32bの爪部32dには、軸方向(軸線L方向)に沿って径方向内側に窪んだ形状の溝部39が形成される。この溝部39は、ロータ中心(軸線L)とロータコア32の爪状磁極32bの周方向略中央とを結んだ直線X1上に形成されている。
そして、各ロータコア31,32は、その中央孔に回転軸22が圧入されるとともに、各コアベース31a,32aの軸方向の外側(相反する側)の距離が予め設定された距離となるように回転軸22に対して圧入固定される。この際、ロータコア32は、爪状磁極32bが周方向に隣り合う他方のロータコア31の爪状磁極31b間に配置されるようにして、且つコアベース31aとコアベース32aとの軸方向の間に環状磁石33が配置(挟持)されるようにしてロータコア31に対して組み付けられている。
環状磁石33は、フェライト磁石やネオジム磁石等の磁石であって、中央孔が形成された円環状に形成され、ロータコア31の爪状磁極31bを第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、ロータコア32の爪状磁極32bを第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石33を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる4つの爪状磁極31bと、S極となる4つの爪状磁極32bとが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されている。つまり、前記ロータ21の極数を2n(但しnは自然数であり、本実施形態では4)、スロット17bの数(スロット数)を3nとして、極数とスロット数の比が2:3となるように構成されている。
ロータコア31の各爪状磁極31bの背面31e(径方向内側の面)とロータコア32のコアベース32aの外周面32fとの間には、背面補助磁石34が配置されている。背面補助磁石34は、その軸直交方向断面が略扇形状とされ、爪状磁極31bの背面31eに当接する側が爪状磁極31bと同極のN極に、ロータコア32のコアベース32aの外周面32fに当接する側がコアベース32aと同極のS極となるように磁化されている。
また、ロータコア32の各爪状磁極32bの背面32eとロータコア31のコアベース31aの外周面31fとの間には、背面補助磁石35が配置されている。背面補助磁石35は、その軸直交方向断面が扇形状とされ、爪状磁極32bの背面32eに当接する側がS極に、ロータコア31のコアベース31aの外周面31fに当接する側がN極となるように磁化されている。背面補助磁石34,35としては、例えばフェライト磁石を用いることができる。
図2及び図3に示すように、爪状磁極31bと爪状磁極32bとの周方向の間には、極間磁石36,37が配置されている。
上記のように構成されたロータ21は、一方のロータコア32のコアベース32aが、他方のロータコア31のコアベース31aよりも軸方向においてヨークハウジング13側(底部13a側)に配置される。ちなみに、ロータコア32が第1ロータコアに相当し、ロータコア31が第2ロータコアに相当する。
また、図1に示すように、ロータ21には、略円板状のマグネット固定部材41を介してセンサ磁石42が設けられている。詳しくは、マグネット固定部材41は、中央にボス部41aが形成された円板部41bと、この円板部41bの外縁から筒状に延びる筒部41cとを有し、該筒部41cの内周面及び円板部41bの表面に当接するように環状のセンサ磁石42が固着されている。そして、マグネット固定部材41は、ロータコア31と近い側で、そのボス部41aが回転軸22に外嵌されて固定されている。
そして、エンドプレート14において、センサ磁石42と軸方向に対向する位置には磁気センサとしてのホールIC43が設けられている。ホールIC43は、センサ磁石42に基づくN極とS極の磁界を感知するとそれぞれHレベルの検出信号とLレベルの検出信号とを前記制御回路Sに出力する。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
制御回路Sから巻線20に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16にて回転磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。この際、ホールIC43と対向するセンサ磁石42が回転することで、ホールIC43から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線20に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給される。これにより、良好に回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
このとき、ロータ21の回転に伴って、周期的にコギングトルクが発生する。ここで、本実施形態では、爪状磁極32bの爪部32dの径方向外側面において、その周方向略中央に、軸方向(軸線L方向)に沿って径方向内側に窪んだ形状の溝部39が形成される。このため、溝部39がある場合と無い場合とで発生するコギングトルクが異なることとなる。
図9には、実線で溝部39がある場合(実施例)のコギングトルクの変化の一部を示し、一点破線で溝部39がない場合(比較例)のコギングトルクの変化の一部を示している。
例えば、図5に示すように、軸方向において反ヨークハウジング13側のロータコア31とティース17aとの間で周方向一方寄りのコギングトルクT1が発生する位置において、ヨークハウジング13側のロータコア32の溝部39によってコギングトルクT1と周方向逆向きのコギングトルクT2が発生することとなる。このとき、コギングトルクT1>コギングトルクT2の関係であるため、図9の[A]で示すように、溝部39が無い場合と比較してコギングトルクT2によって実際に発生するコギングトルクを低減させることができる。
また例えば、図6に示すように、軸方向においてヨークハウジング13側のロータコア32とティース17aとの間で周方向他方寄りのコギングトルクT3が発生する位置においては、コギングトルクT3と周方向逆向きのコギングトルクの発生は無いこととなる。このため、図9の[B]で示すように、溝部39の有無によって、発生するコギングトルクの変化があまりみられない。
また例えば、図7に示すように、軸方向においてヨークハウジング13側のロータコア32とティース17aとの間で周方向一方寄りのコギングトルクT4が発生する位置においては、コギングトルクT4と周方向逆向きのコギングトルクの発生は無いこととなる。このため、図9の[C]で示すように、溝部39の有無によって、発生するコギングトルクの変化があまりみられない。
また例えば、図8に示すように、軸方向において反ヨークハウジング13側のロータコア31とティース17aとの間で周方向他方寄りのコギングトルクT5が発生する位置において、ヨークハウジング13側のロータコア32の溝部39によってコギングトルクT5と周方向逆向きのコギングトルクT6が発生することとなる。このとき、コギングトルクT5>コギングトルクT6の関係であるため、図9の[D]で示すように、溝部39が無い場合と比較してコギングトルクT6によって実際に発生するコギングトルクを低減させることができる。
また、図9の[A]で実際に発生するコギングトルクは、前記コギングトルクT2によって低減させられて、図9の[C]で発生するコギングトルクとの差D1が小さくなっている。
さらに、図9の[D]で実際に発生するコギングトルクは、前記コギングトルクT6によって低減させられて、図9の[D]で発生するコギングトルクとの差D2が小さくなっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)軸方向においてヨークハウジング13側に位置する第1ロータコアとしてのロータコア32は、その爪状磁極32bの中央部に溝部39を有する。これにより、反ヨークハウジング13側に位置する第2ロータコアとしてのロータコア31の爪状磁極31bとティース17a間で発生する大きなコギングトルクと反対方向にコギングトルクを発生させてロータコア31の爪状磁極31bとティース17a間で発生するコギングトルクを抑えることができる。このため、周期的に発生するコギングトルクのバランスが良好とされる。
(2)第1ロータコアとしてのロータコア32のみに溝部39が形成されるため、第2ロータコアとしてのロータコア31の形状を単純化できる。
(第2実施形態)
次に、モータの第2実施形態について説明する。
本実施形態のモータ11は、第1実施形態と比較してロータ21の形状が異なるものであり、モータケース12並びにステータ16については同じ構成である。このため、主にロータ21の変更点について説明し、その他の構成については同じ符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
本実施形態のモータ11のロータ21は、一対のロータコア31,32を有する。なお、本実施形態では、ロータコア32(コアベース32a)が軸方向においてヨークハウジング13側に位置し、ロータコア31(コアベース31a)が軸方向において反ヨークハウジング13側に位置する。
図10に示すように、ロータコア31は、爪状磁極31bの爪部31d表面に2個(偶数個)の溝部51a,52bを有する。溝部51a,52bは、ロータ21の中心(軸線L)と爪部31dの周方向中心とを結んだ線X1から周方向両側にそれぞれ角度θ=±7.5度ずれた位置に形成される。
図11に示すように、ロータコア32は、爪状磁極32bの爪部32d表面に3個(奇数個)の溝部52a〜52cを有する。溝部52a〜52cは、ロータ21の中心(軸線L)と爪部32dの周方向中心とを結んだ線X1上に形成される中央溝部52aと、前記線X1から周方向両側にそれぞれ角度θ=±7.5度ずれた位置に形成される左右溝部52b、52cとを有する。なお、各ロータコア31,32の爪部31d,32dに形成される溝部51a,51b,52a,52b,52cは全て同形状で形成される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のモータ11では、第1実施形態同様に、制御回路Sから巻線20に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16にて回転磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。この際、ホールIC43と対向するセンサ磁石42が回転することで、ホールIC43から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線20に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給される。これにより、良好に回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
このとき、ロータ21の回転に伴って、周期的にコギングトルクが発生する。ここで、本実施形態では、爪状磁極31b,32bの爪部31d,32dの径方向外側面において、軸方向(軸線L方向)に沿って径方向内側に窪んだ形状の溝部51a,51b,52a,52b,52cが形成される。このため、溝部51a,51b,52a,52b,52cがある場合と無い場合とで発生するコギングトルクが異なることとなる。
図16には、実線で溝部51a,51b,52a,52b,52cがある場合(実施例)のコギングトルクの変化の一部を示し、一点破線で溝部51a,51b,52a,52b,52cがない場合(比較例)のコギングトルクの変化の一部を示している。
例えば、図12に示すように、軸方向において反ヨークハウジング13側のロータコア31とティース17aとの間で周方向一方寄りのコギングトルクT1が発生する位置において、ヨークハウジング13側のロータコア32の中央溝部52aによってコギングトルクT1と周方向逆向きのコギングトルクT2が発生することとなる。さらに、ロータコア32の左右溝部52b,52cとロータコア31の2つの溝部51a,51bによって周方向一方寄りのコギングトルクT7,T8が発生する。その結果、図16の[A]で示すように、溝部51a,51b,52a,52b,52cがない場合と比較して実際に発生するコギングトルクが増加させることができる。
また例えば、図13に示すように、軸方向においてヨークハウジング13側のロータコア32とティース17aとの間で周方向他方寄りのコギングトルクT3が発生する位置において、ロータコア32の左右溝部52b,52cとロータコア31の2つの溝部51a,51bによって周方向他方寄りのコギングトルクT9,T10が発生する。このため、図16の[B]で示すように、溝部51a,51b,52a,52b,52cがない場合と比較して実際に発生するコギングトルクが増加させることができる。
また例えば、図14に示すように、軸方向においてヨークハウジング13側のロータコア32とティース17aとの間で周方向一方寄りのコギングトルクT4が発生する位置において、ロータコア32の左右溝部52b,52cとロータコア31の2つの溝部51a,51bによって周方向一方寄りのコギングトルクT11,T12が発生する。このため、図16の[C]で示すように、溝部51a,51b,52a,52b,52cがない場合と比較して実際に発生するコギングトルクが増加させることができる。
また例えば、図15に示すように、軸方向において反ヨークハウジング13側のロータコア31とティース17aとの間で周方向他方寄りのコギングトルクT5が発生する位置において、ヨークハウジング13側のロータコア32の溝部52aによってコギングトルクT5と周方向逆向きのコギングトルクT6が発生することとなる。さらに、ロータコア32の左右溝部52b,52cとロータコア31の2つの溝部51a,51bによって周方向他方寄りのコギングトルクT13,T14が発生する。その結果、図16の[D]で示すように、溝部51a,51b,52a,52b,52cがない場合と比較して実際に発生するコギングトルクが増加させることができる。
また、図16の[A]で実際に発生するコギングトルクは、前記コギングトルクT2によって低減させられて、図16の[C]で発生するコギングトルクとの差D1が小さくなっている。さらに、図16の[D]で実際に発生するコギングトルクは、前記コギングトルクT6によって低減させられて、図16の[D]で発生するコギングトルクとの差が小さくなっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
本実施形態のモータでは、第1実施形態の(1)の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(3)ロータコア32の爪状磁極32bの中央部に形成される溝部52aによって、反ヨークハウジング13側に位置するロータコア31の爪状磁極31bとティース17a間で発生する大きなコギングトルクと反対方向にコギングトルクを発生させてロータコア31の爪状磁極31bとティース17a間で発生するコギングトルクを抑えることができる。このため、周期的に発生するコギングトルクのバランスが良好とされる。さらに、溝部51a,51b,52a,52b,52cをロータコア31の爪状磁極31b及びロータコア32の爪状磁極32bの両方に形成することで、コギングトルク自体の発生量の調整を図ることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、モータの第3実施形態について説明する。
本実施形態のモータ11は、第1実施形態と比較してロータ21の形状が異なるものであり、モータケース12並びにステータ16については同じ構成である。このため、主にロータ21の変更点について説明し、その他の構成については同じ符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
本実施形態のモータ11のロータ21は、一対のロータコア31,32を有する。なお、本実施形態では、ロータコア32(コアベース32a)が軸方向においてヨークハウジング13側に位置し、ロータコア31(コアベース31a)が軸方向において反ヨークハウジング13側に位置する。
図17に示すように、ロータコア31は、爪状磁極31bの爪部31dに軸方向(軸線L方向)に沿って径方向内側に窪んだ形状の溝部53が形成される。この溝部53は、ロータ中心(軸線L)とロータコア31の爪状磁極31bの周方向略中央とを結んだ直線X1上に形成されている。
図18に示すように、ロータコア32は、爪状磁極32bの爪部32dに軸方向(軸線L方向)に沿って径方向内側に窪んだ形状の溝部54が形成される。この溝部54は、ロータ中心(軸線L)とロータコア32の爪状磁極32bの周方向略中央とを結んだ直線X1上に形成されている。
このとき、ロータコア32の爪部32dに形成された溝部54は、その大きさがロータコア31の爪部31dに形成された溝部53よりも大きく形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のモータ11では、第1実施形態同様に、制御回路Sから巻線20に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16にて回転磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。この際、ホールIC43と対向するセンサ磁石42が回転することで、ホールIC43から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線20に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給される。これにより、良好に回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
このとき、ロータ21の回転に伴って、周期的にコギングトルクが発生する。ここで、本実施形態では、爪状磁極31b,32bの爪部31d,32dの径方向外側面において、その周方向略中央に、軸方向(軸線L方向)に沿って径方向内側に窪んだ形状の溝部53,54が形成される。このため、溝部53,54がある場合と無い場合とで発生するコギングトルクが異なることとなる。
図23には、実線で溝部53,54がある場合(実施例)のコギングトルクの変化の一部を示し、一点破線で溝部53,54がない場合(比較例)のコギングトルクの変化の一部を示している。
例えば、図19に示すように、軸方向において反ヨークハウジング13側のロータコア31とティース17aとの間で周方向一方寄りのコギングトルクT1が発生する位置において、ヨークハウジング13側のロータコア32の大きな溝部54によってコギングトルクT1と周方向逆向きのコギングトルクT2が発生することとなる。その結果、図23の[A]で示すように、溝部53,54が無い場合と比較してコギングトルクT2によって実際に発生するコギングトルクを低減させることができる。
また例えば、図20に示すように、軸方向においてヨークハウジング13側のロータコア32とティース17aとの間で周方向他方寄りのコギングトルクT3が発生する位置において、反ヨークハウジング13側のロータコア31の溝部53によってコギングトルクT3と周方向逆向きのコギングトルクT15が発生することとなる。その結果、図23の[B]で示すように、溝部53,54が無い場合と比較してコギングトルクT15によって実際に発生するコギングトルクを低減させることができる。
また例えば、図21に示すように、軸方向においてヨークハウジング13側のロータコア32とティース17aとの間で周方向一方寄りのコギングトルクT4が発生する位置において、反ヨークハウジング13側のロータコア31の溝部53によってコギングトルクT4と周方向逆向きのコギングトルクT16が発生することとなる。その結果、図23の[C]で示すように、溝部53,54が無い場合と比較してコギングトルクT16によって実際に発生するコギングトルクを低減させることができる。
また例えば、図22に示すように、軸方向において反ヨークハウジング13側のロータコア31とティース17aとの間で周方向他方寄りのコギングトルクT5が発生する位置において、ヨークハウジング13と側のロータコア32の大きな溝部54によってコギングトルクT5と周方向逆向きのコギングトルクT6が発生することとなる。その結果、図23の[D]で示すように、溝部53,54が無い場合と比較してコギングトルクT2によって実際に発生するコギングトルクを低減させることができる。
また、図23の[A]で実際に発生するコギングトルクは、前記コギングトルクT2によって低減させられて、図23の[C]で発生するコギングトルクとの差が小さくなっている。さらに、図23の[D]で実際に発生するコギングトルクは、前記コギングトルクT6によって低減させられて、図23の[D]で発生するコギングトルクとの差が小さくなっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
本実施形態のモータでは、第1実施形態の(1)の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(4)ロータコア31の爪状磁極31bとロータコア32の爪状磁極32bのそれぞれに同数個の溝部53,54が形成され、各溝部53,54の大きさによってコギングトルクのバランスの調整が可能となる。
尚、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されたブラシレスモータに具体化したが、ロータ21の極数やステータ16のティース17aの数は変更してもよい。このとき、ロータ21の極数を2n(但しnは自然数)、ステータ16のスロット17bの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成される。
なお、第1実施形態の構成においてティース17a(スロット)数並びにロータ21の極数を変更する際には、溝部39の形成位置を−15/n〜15/n[deg]の範囲とすることが好ましく、第1実施形態同様に周方向略中央に形成することがより好ましい。
また、第2実施形態の構成においてティース17a(スロット)数並びにロータ21の極数を変更する際には、次のように変更することが好ましい。
ロータコア31の爪状磁極31b(爪部31d)に形成される一方の溝部51aは、15/n〜45/n[deg]の範囲に形成することが好ましく、第2実施形態同様に30/n[deg]の位置に形成することがより好ましい。
ロータコア31の爪状磁極31b(爪部31d)に形成される他方の溝部51bは、−15/n〜−45/n[deg]の範囲に形成することが好ましく、第2実施形態同様に−30/n[deg]の位置に形成することがより好ましい。
ロータコア32の爪状磁極32b(爪部32d)に形成される中央溝部52aは、−15/n〜15/n[deg]の範囲とすることが好ましく、第1実施形態同様に周方向中央に形成することがより好ましい。
ロータコア32の爪状磁極32b(爪部32d)に形成される左右溝部52b,52cの一方の溝部52bは、15/n〜45/n[deg]の範囲に形成することが好ましく、第2実施形態同様に30/n[deg]の位置に形成することがより好ましい。
ロータコア32の爪状磁極32b(爪部32d)に形成される左右溝部52b,52cの他方の溝部52cは、−15/n〜−45/n[deg]の範囲に形成することが好ましく、第2実施形態同様に−30/n[deg]の位置に形成することがより好ましい。
また、第3実施形態の構成においてティース17a(スロット)数並びにロータ21の極数を変更する際には、溝部53,54の形成位置を−15/n〜15/n[deg]の範囲とすることが好ましく、第3実施形態同様に周方向中央に形成することがより好ましい。
・上記各実施形態では、ロータ21に、背面補助磁石34,35と極間磁石36,37とを設ける構成としたが、これに限らない。例えば背面補助磁石のみを設ける構成、極間磁石のみを設ける構成、背面補助磁石及び極間磁石を省略する構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、ステータ16のティース17aに巻線20を巻装する構成としたが、これに限らない。例えば、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされるステータコアを備え、それらの間に巻線を配置して各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、エンドプレート14を樹脂材料で構成したが、これに限らない。例えば、エンドプレート14をアルミニウムやステンレス鋼(SUS)等の非磁性体材料を採用してもよい。また、エンドプレート14とロータ21との軸方向における距離が、ヨークハウジング13(底部13a)とロータとの軸方向に置ける距離よりも長いという条件を満たせば、エンドプレート14として磁性体材料を用いてもよい。
・上記各実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(付記1) 記溝部は、その周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線と、前記爪状磁極の周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線とがなす角度が−15/n〜15/n[deg]の範囲である中央部に形成されることを特徴とする。
これにより、コギングトルクのバランスを良好とすることができるモータを提供することができる。
(付記2) 記溝部は、前記第1ロータコアの爪状磁極に3つ形成されるとともに、前記第2ロータコアの爪状磁極に2つ形成されるものであり、
前記第1ロータコアに形成される溝部は、各溝部の周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線と、前記爪状磁極の周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線とがなす角度が−15/n〜−45/n、−15/n〜15/n、15/n〜45/n[deg]の範囲に形成され、
前記第2ロータコアに形成される溝部は、各溝部の周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線と、前記爪状磁極の周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線とがなす角度が−15/n〜−45/n、15/n〜45/n[deg]の範囲に形成されることを特徴とする。
これにより、図16に示すように溝部なしの場合と比較してコギングトルクを高めることを可能としつつ、コギングトルクのバランスを良好とすることができる。
(付記3) 記溝部は、その周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線と、前記爪状磁極の周方向中心と前記ロータの中心とを結んだ直線とがなす角度が−15/n〜15/n[deg]の範囲である中央部に形成されることを特徴とする。
これにより、図23に示すように溝部なしの場合と比較してコギングトルクを低くすることを可能としつつ、コギングトルクのバランスを良好とすることができる。
11…モータ、13…ヨークハウジング、14…エンドプレート(蓋部)、16…ステータ、17…ステータコア、17a…ティース、17b…スロット、20…巻線、21…ロータ、31b,32b…爪状磁極、31a,32a…コアベース、39,51a,51b,52a,52b,52c,53,54…溝部。

Claims (3)

  1. ステータコア及び巻線を有するステータと、
    それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータとを、
    有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有するケース内に収容するモータであって、
    前記ロータの極数を2n(但しnは自然数)、前記ステータのスロットの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成され、
    第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、
    記第1ロータコアのみに溝部が形成されており、該溝部は、前記第1ロータコアの爪状磁極の中央部に形成されていることを特徴とするモータ。
  2. ステータコア及び巻線を有するステータと、
    それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータとを、
    有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有するケース内に収容するモータであって、
    前記ロータの極数を2n(但しnは自然数)、前記ステータのスロットの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成され、
    第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、
    前記第1ロータコアにはその爪状磁極の中央部に形成される溝部を含んで周方向等角度間隔で奇数個の溝部が形成されるとともに、前記第2ロータコアにはその爪状磁極に前記第1ロータコアの爪状磁極に形成される溝部よりも少なく周方向等角度間隔で偶数個の溝部が形成されることを特徴とするモータ。
  3. ステータコア及び巻線を有するステータと、
    それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータとを、
    有底筒状で磁性体のヨークハウジング及び該ヨークハウジングの開口部を閉塞する蓋部を有するケース内に収容するモータであって、
    前記ロータの極数を2n(但しnは自然数)、前記ステータのスロットの数を3nとして極数とスロット数の比が2:3となるように構成され、
    第1ロータコアのコアベースが軸方向において第2ロータコアのコアベースよりも前記ヨークハウジング側に配置されるとき、
    記第1ロータコアの爪状磁極の中央部及び前記第2ロータコアの爪状磁極の中央部のそれぞれに溝部が形成されており、前記第1ロータコアの爪状磁極の中央部に形成される溝部が前記第2ロータコアの爪状磁極の中央部に形成される溝部よりも大きいことを特徴とするモータ。
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