JP5611680B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、コンシクエントポール型構造を採用したロータを備えるモータに関するものである。
モータに用いられるロータとしては、例えば特許文献1にて示されているように、ロータコアの周方向に一方の磁極のマグネットが複数配置され、該コアに一体形成された突極が各マグネット間に配置され、該突極を他方の磁極として機能させる所謂コンシクエントポール型構造のロータが知られている。
特開平9−327139号公報
ところで、特許文献1のようなコンシクエントポール型構造のロータは、磁束の強制力(誘導)のあるマグネットと、磁束の強制力のないロータコアに一体形成された突極とが混在する磁極にて構成されている。このため、理想的には突極から対向するステータ(そのティース先端部)に向かう磁束が、他の方向に向かってしまいモータトルクに寄与しない漏れ磁束となり、ひいてはモータの出力を低下させる原因となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、高出力化を図ることができるモータを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、ハウジングに収容され、径方向に延びるティースが周方向に複数設けられ、該ティースに巻線が巻装されたステータと、前記ハウジングに回転可能に支持され、前記ステータと対向するロータコアの周方向に一方の磁極のマグネットが複数配置されるとともに、前記ロータコアの一体形成された突極が各マグネット間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータとを備えたモータであって、前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記ハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bとの比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定されたことを要旨とする。
同構成によれば、ステータと突極との径方向の空隙の距離Aと、ロータコアとハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bとの比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定されるため、漏れ磁束が(例えば、B/A=1.0の場合より)小さくなる(図3参照)。又、不必要にロータコアとハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bを大きくしてしまうことがない。よって、モータの軸方向の不必要な大型化を避けながら、漏れ磁束を小さくして高出力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のモータにおいて、前記比率B/Aが、
4.0≦B/A≦8.5を満たすように設定されたことを要旨とする。
同構成によれば、前記比率B/Aが、変極点である4.0≦B/A≦漏れ磁束低減効果が小さくなる8.5を満たすように設定されるため、B/Aが1.0の場合の漏れ磁束比を効果的に2/3から1/2の間に大きく減少させることができる(図3参照)。
請求項3に記載の発明では、ハウジングに収容され、径方向に延びるティースが周方向に複数設けられ、該ティースに巻線が巻装されたステータと、前記ハウジングに回転軸が回転可能に支持され、前記回転軸の外周側に設けられて前記ステータと対向するロータコアの周方向に一方の磁極のマグネットが複数配置されるとともに、前記ロータコアの一体形成された突極が各マグネット間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータとを備えたモータであって、前記回転軸と前記ロータコアとを径方向に高磁気抵抗部を介して固定し、前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記回転軸との径方向の距離Cとの比率C/Aが、8.0≦C/Aを満たすように設定されたことを要旨とする。
同構成によれば、回転軸とロータコアとが径方向に高磁気抵抗部を介して固定され、前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記回転軸との径方向の距離Cとの比率C/Aが、変極点である8.0≦C/Aを満たすように設定されるため、漏れ磁束が効果的に小さくなる(図5参照)。よって、効果的に高出力化を図ることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のモータにおいて、前記高磁気抵抗部は、前記ロータコアから前記回転軸にスポーク状に延びる周方向に複数の連結部にて構成されることを要旨とする。
同構成によれば、高磁気抵抗部は、ロータコアから回転軸にスポーク状に延びる周方向に複数の連結部にて構成されるため、各連結部の周方向間に空隙が形成されることで回転軸とロータコア間の磁気抵抗が高くなり、具体的に簡単な構成で(例えば、非磁性材料を別途設けることなく)請求項3に記載の発明の効果を得ることができる。又、各連結部の周方向間に空隙が形成されることから軽量化を図ることができる。
本発明によれば、高出力化を図ることができるモータを提供することができる。
(a)第1の実施の形態におけるモータの平面図。(b)同じくモータの部分拡大図。 第1の実施の形態におけるモータの断面図。 比率B/Aと漏れ磁束比との関係を示す特性図。 (a)第2の実施の形態におけるモータの平面図。(b)同じくモータの部分拡大図。 比率C/Aと漏れ磁束比との関係を示す特性図。 (a)別例におけるモータの平面図。(b)同じくモータの一部底面図。 (a)〜(c)別例におけるモータの一部断面図。 別例におけるモータの一部底面図。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1(a)及び図2は、インナロータ型のブラシレスモータ(以下、単にモータという)Mを示す。図1(a)及び図2に示すように、モータMのステータ10は、ハウジング11に収容保持され、径方向内側に延びるティース12aが周方向に複数(本実施の形態では12個)設けられたステータコア12と、前記ティース12aに巻装された巻線13とを備える。
又、モータMのロータ20は、図2に示すように、その回転軸21が前記ハウジング11に回転可能に支持されている。詳しくは、本実施の形態のハウジング11は、磁性金属材料よりなる略有底筒状のハウジング本体11aと、例えば、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなりハウジング本体11aの開口端を略閉塞するためのカバー部材11bとからなる。そして、ハウジング本体11aの底部中央に形成された軸受保持部11cと、カバー部材11bの中央に形成された軸受保持部11dとにそれぞれ保持された軸受(ボールベアリング)14,15にてロータ20の回転軸21が回転可能に支持されている。
ロータ20において、回転軸21の外周面には磁性金属材料よりなる略円環状のロータコア22が固着されており、該コア22の外周部の周方向にN極のマグネット23が7個配置されるとともに、該コア22の外周部に一体形成された突極22aが各マグネット23間に空隙Kを以て配置されている。つまり、各マグネット23及び突極22aは等角度間隔に交互に配置(マグネット23と突極22aとが180°反対位置に配置)され、ロータ20は、N極のマグネット23に対して突極22aをS極として機能させる14磁極の所謂コンシクエントポール型にて構成されている。
ここで、ステータ(ティース12aの先端部)10と突極22aとの(最短の)径方向の空隙の距離A(図1(b)参照)と、ロータコア22とハウジング11における磁性材料部(本実施の形態では、軸受保持部11c)との(最短の)軸方向の空隙の距離B(図2参照)との比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定されている。更に、本実施の形態では、前記比率B/Aが、4.0≦B/A≦8.5を満たすように、8.5(B/A=8.5)に設定されている。
次に、上記第1の実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)ステータ(ティース12aの先端部)10と突極22aとの径方向の空隙の距離Aと、ロータコア22とハウジング11における磁性材料部(軸受保持部11c)との軸方向の空隙の距離Bとの比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定されるため、漏れ磁束が(例えば、B/A=1.0の場合より)小さくなる(図3参照)。又、不必要にロータコア22とハウジング11における磁性材料部(軸受保持部11c)との軸方向の空隙の距離Bを大きくしてしまうことがない。詳しくは、図3は、実験によって前記比率B/Aを変化させたときの漏れ磁束比を示している。図3に示すように、前記比率B/Aが、1.0<B/Aを満たす場合、単純に前記距離Aと前記距離Bとを同じ(即ち、比率B/Aを1.0)とした場合に比べて、漏れ磁束比が小さくなることが分かる。又、図3に示すように、前記比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たす場合では徐々に漏れ磁束比が小さくなるものの、10.0より大きくなっても、漏れ磁束比は略変化しないことが分かる。そこで、本実施の形態では、前記比率B/Aを、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定している。よって、モータMの軸方向の不必要な大型化を避けながら、漏れ磁束を小さくして高出力化を図ることができる。
(2)図3に示すように、前記比率B/Aが、変極点である4.0≦B/A≦漏れ磁束低減効果が小さくなる8.5を満たすように設定されるため、B/Aが1.0の場合の漏れ磁束比(100%)を効果的に2/3(67%)から1/2(50%)の間に大きく減少させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図4〜図5に従って説明する。尚、第2の実施の形態において第1の実施の形態と同様の部分については、同様の符号を付す等してその詳細な説明を一部省略する。
この例のロータ20において、回転軸21の外周面には、図4(a),(b)に示すように、高磁気抵抗部31を介してロータコア32が固定されている。詳しくは、高磁気抵抗部31は、ロータコア32から回転軸21にスポーク状に延びる周方向に複数の連結部33にて構成されている。この連結部33は、前記突極22aと対応した周方向位置に設けられている。又、連結部33は、突極22aの周方向幅(径方向と直交する方向の幅)より細く形成されるとともに、突極22aの周方向の中心位置と対応して設けられている。又、ロータコア32は、コアシートを軸方向に積層してなるものであって、この例の連結部33は、前記コアシートの軸方向厚さより薄く形成された(コアシート用の板材が潰されてなる)ものが軸方向に隙間を有して複数並設されてなる。
ここで、ステータ(ティース12aの先端部)10と突極22aとの(最短の)径方向の空隙の距離A(図4(b)参照)と、ロータコア32(連結部33を除く)と回転軸21との(最短の)径方向の距離C(図4(b)参照)との比率C/Aは、8.0≦C/A
を満たすように設定されている。
次に、上記第2の実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)回転軸21とロータコア32とが径方向に高磁気抵抗部31(連結部33)を介して固定される。そして、ステータ(ティース12aの先端部)10と突極22aとの径方向の空隙の距離Aと、ロータコア32と回転軸21との径方向の距離Cとの比率C/Aが、変極点である8.0≦C/Aを満たすように設定されるため、漏れ磁束が効果的に小さくなる(図5参照)。よって、効果的に高出力化を図ることができる。尚、図5は、実験によって前記比率C/Aを変化させたときの漏れ磁束比を示している。又、この実験(図5参照)は、前記比率B/Aを10.0とした状態で行ったものである。
(2)高磁気抵抗部31は、ロータコア32から回転軸21にスポーク状に延びる周方向に複数の連結部33にて構成されるため、各連結部33の周方向間に空隙が形成されることで回転軸21とロータコア32間の磁気抵抗が高くなり、具体的に簡単な構成で(例えば、非磁性材料を別途設けることなく)上記(1)に記載の効果を得ることができる。又、各連結部33の周方向間に空隙が形成されることから軽量化を図ることができる。
(3)連結部33は、突極22aと対応した周方向位置に設けられるため、マグネット23と対応した周方向位置に設けられた場合に比べて、漏れ磁束の回路が形成され難く、漏れ磁束を効果的に小さくすることができる。
(4)連結部33は、軸方向に積層されてロータコア32を構成するコアシートの軸方向厚さより薄く形成された(潰されてなる)ものが軸方向に隙間を有して複数並設されてなるため、軸方向に隙間無く設けられてなるものに比べて漏れ磁束を小さくすることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1の実施の形態と略同様のモータMにおいて、前記ハウジング11(ハウジング本体11a)、前記回転軸21、及び前記回転軸21を回転可能に支持する軸受14の少なくとも一部に、前記ロータ20の漏れ磁束を低減するための高磁気抵抗部を設けてもよい。
又、例えば、図6(a),(b)に示すように、前記ハウジング11のハウジング本体11aの底部において前記ステータ10と軸方向に対向する位置に環状の高磁気抵抗部41を設けてもよい。この高磁気抵抗部41は、例えば、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなり、ステータコア12から回転軸21側(ロータコア22)に伝ってしまう漏れ磁束を抑えるように設けられている。このようにしても、高出力化を図ることができる。
又、例えば、図7(a)に示すように、前記ハウジング11のハウジング本体11aの底部において前記ロータ20と軸方向に対向する位置であって、ロータ20と軸方向に最も近い位置に環状の高磁気抵抗部42を設けてもよい。この高磁気抵抗部41は、例えば、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなり、ロータコア22から軸方向のハウジング11(ハウジング本体11a)に漏れてしまう漏れ磁束、及びステータコア12から回転軸21側(ロータコア22)に伝ってしまう漏れ磁束を抑えるように設けられている。このようにしても、高出力化を図ることができる。
又、例えば、図7(b)に示すように、前記軸受保持部11cに(軸受14との間に)環状の高磁気抵抗部43を設けてもよい。この高磁気抵抗部43は、例えば、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなり、ハウジング11(ハウジング本体11a)から回転軸21を介してロータコア22に伝ってしまう漏れ磁束を抑えるように設けられている。このようにしても、高出力化を図ることができる。
又、例えば、図7(c)に示すように、前記回転軸21に(軸受14との間に)環状の高磁気抵抗部44を設けてもよい。この高磁気抵抗部44は、例えば、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなり、ハウジング11(ハウジング本体11a)から回転軸21を介してロータコア22に伝ってしまう漏れ磁束を抑えるように設けられている。このようにしても、高出力化を図ることができる。
又、例えば、図8に示すように、前記ハウジング11のハウジング本体11aの底部において前記ステータ10と軸方向に対向する位置に周方向に複数の空隙(貫通孔)45を設けて高磁気抵抗部46としてもよい。この高磁気抵抗部46は、周方向に複数の空隙45が形成されることでその径方向位置での磁気抵抗を高くし、ステータコア12から回転軸21側(ロータコア22)に伝ってしまう漏れ磁束を抑えるように設けられている。このようにしても、高出力化を図ることができる。
又、例えば、回転軸21全体を、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなる高磁気抵抗部としてもよい。このようにすると、ハウジング11(ハウジング本体11a)から回転軸21を介してロータコア22に伝ってしまう漏れ磁束を抑えることができる。よって、高出力化を図ることができる。
・上記第1の実施の形態では、前記比率B/Aが、4.0≦B/A≦8.5を満たすように設定されるとしたが、1.0<B/A≦10.0を満たしながら、4.0≦B/A≦8.5を満たさないように変更してもよい。このようにしても、上記第1の実施の形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記第1の実施の形態では、カバー部材11bは、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなるとしたが、ロータコア22からの軸方向の空隙の距離Bが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定されれば、磁性(金属)材料よりなるものに変更してもよい。
・上記第2の実施の形態では、高磁気抵抗部31は、ロータコア32から回転軸21にスポーク状に延びる連結部33にて構成されるとしたが、高磁気抵抗で回転軸21とロータコア32(連結部33を除く)とを径方向に連結することができれば、他の(例えば、樹脂やSUSや真鍮等の非磁性材料よりなる)高磁気抵抗部に変更してもよい。
・上記第2の実施の形態では、連結部33は、突極22aと対応した周方向位置に設けられるとしたが、これに限定されず、マグネット23と対応した周方向位置に設けてもよい。
・上記第2の実施の形態では、連結部33は、軸方向に積層されてロータコア32を構成するコアシートの軸方向厚さより薄く形成された(潰されてなる)ものが軸方向に隙間を有して複数並設されてなるとしたが、これに限定されず、軸方向に隙間無く設けられてなるものに変更してもよい。
・上記各実施の形態において、高磁気抵抗とする部分(空隙や非磁性材料よりなる部分)を、応力を掛けて高磁気抵抗に変化させたものや、レーザ照射により高磁気抵抗に変化させたものに置き換えてもよい。
・上記実施の形態では、ティース12a(及び巻線13)の数を12個とし、マグネット23(突極22a)の数を7個、即ちロータ20を14極としたが、これに限定されず、それらの数は他の数に変更してもよい。
・上記各実施の形態では、ステータ10を集中巻形としたが、巻線13が複数のティースに跨って巻装される分布巻形のステータに変更してもよい。
・上記各実施の形態では、ロータ20を表面磁石型としたが、(所謂コンシクエントポール型でありながらも)マグネットがロータコア内に埋設される埋込磁石型(IPM)のロータに変更してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項4に記載のモータにおいて、前記連結部は、前記突極と対応した周方向位置に設けられたことを特徴とするモータ。
同構成によれば、前記連結部は、前記突極と対応した周方向位置に設けられるため、マグネットと対応した周方向位置に設けられた場合に比べて、漏れ磁束の回路が形成され難く、漏れ磁束を効果的に小さくすることができる。
(ロ)請求項4又は上記(イ)に記載のモータにおいて、前記ロータコアは、コアシートを軸方向に積層してなるものであって、前記連結部は、前記コアシートの軸方向厚さより薄く形成された(潰されてなる)ものが軸方向に隙間を有して複数並設されてなることを特徴とするモータ。
同構成によれば、前記連結部は、前記コアシートの軸方向厚さより薄く形成された(潰されてなる)ものが軸方向に隙間を有して複数並設されてなるため、軸方向に隙間無く設けられてなるものに比べて漏れ磁束を小さくすることができる。
(ハ)ハウジングに収容され、径方向に延びるティースが周方向に複数設けられ、該ティースに巻線が巻装されたステータと、前記ハウジング内に回転軸が回転可能に支持され、前記回転軸の外周側に設けられて前記ステータと対向するロータコアの周方向に一方の磁極のマグネットが複数配置されるとともに、前記ロータコアの一体形成された突極が各マグネット間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータとを備えたモータであって、
前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記ハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bとの比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定され、且つ、前記回転軸と前記ロータコアとを径方向に高磁気抵抗部材を介して固定し、前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記回転軸との径方向の距離Cとの比率C/Aが、8.0≦C/Aを満たすように設定されたことを特徴とするモータ。
同構成によれば、ステータと突極との径方向の空隙の距離Aと、ロータコアとハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bとの比率B/Aが、1.0<B/A≦10.0を満たすように設定されるため、漏れ磁束が(例えば、B/A=1.0の場合より)小さくなる(図3参照)。又、不必要にロータコアとハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bを大きくしてしまうことがない。よって、モータの軸方向の不必要な大型化を避けながら、漏れ磁束を小さくして高出力化を図ることができる。
しかも、回転軸とロータコアとが径方向に高磁気抵抗部を介して固定され、前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記回転軸との径方向の距離Cとの比率C/Aが、変極点である8.0≦C/Aを満たすように設定されるため、漏れ磁束が効果的に小さくなる(図5参照)。よって、更なる高出力化を図ることができる。
10…ステータ、11…ハウジング、12a…ティース、13…巻線、14…軸受、20…ロータ、21…回転軸、22,32…ロータコア、22a…突極、23…マグネット、31,41〜44,46…高磁気抵抗部、33…連結部、A〜C…距離、K…空隙。

Claims (4)

  1. ハウジングに収容され、径方向に延びるティースが周方向に複数設けられ、該ティースに巻線が巻装されたステータと、
    前記ハウジングに回転可能に支持され、前記ステータと対向するロータコアの周方向に一方の磁極のマグネットが複数配置されるとともに、前記ロータコアの一体形成された突極が各マグネット間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータと
    を備えたモータであって、
    前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記ハウジングにおける磁性材料部との軸方向の空隙の距離Bとの比率B/Aが、
    1.0<B/A≦10.0
    を満たすように設定されたことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記比率B/Aが、
    4.0≦B/A≦8.5
    を満たすように設定されたことを特徴とするモータ。
  3. ハウジングに収容され、径方向に延びるティースが周方向に複数設けられ、該ティースに巻線が巻装されたステータと、
    前記ハウジングに回転軸が回転可能に支持され、前記回転軸の外周側に設けられて前記ステータと対向するロータコアの周方向に一方の磁極のマグネットが複数配置されるとともに、前記ロータコアの一体形成された突極が各マグネット間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータと
    を備えたモータであって、
    前記回転軸と前記ロータコアとを径方向に高磁気抵抗部を介して固定し、
    前記ステータと前記突極との径方向の空隙の距離Aと、前記ロータコアと前記回転軸との径方向の距離Cとの比率C/Aが、
    8.0≦C/A
    を満たすように設定されたことを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記高磁気抵抗部は、前記ロータコアから前記回転軸にスポーク状に延びる周方向に複数の連結部にて構成されることを特徴とするモータ。
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