JP2016052168A - ロータ、及びモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】漏れ磁束を抑えることができるとともにシャフトを高強度とすることができるロータを提供すること。【解決手段】ロータ21は、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコア31,32と、コアベース同士の軸方向の間に配置され、軸方向に磁化されることで、第1ロータコア31の爪状磁極を第1の磁極として機能させ、第2ロータコア32の爪状磁極を第2の磁極として機能させる円板磁石33と、コアベース及び円板磁石33の中心孔を貫通するとともにコアベースの中心孔を支持するシャフト22とを備える。シャフト22には、第1ロータコア31の中心孔と第2ロータコア32の中心孔との間の磁気抵抗を高くするための非磁性処理が施された非磁性処理部22aが設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータ、及びモータに関するものである。
モータのロータとしては、コアベースの外周部に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる2つのロータコアと、それらの軸方向の間に配置され軸方向に磁化された円板磁石とを備え、各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるいわゆる永久磁石界磁のランデル型構造のロータがある。そして、このようなロータとしては、コアベース及び円板磁石の中心孔を貫通するとともにコアベースの中心孔を支持するシャフトの全体が非磁性体の金属材料(例えばステンレス鋼)よりなるものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなロータでは、シャフト全体の磁気抵抗が高く漏れ磁束が流れ難いため、第1ロータコアの中心孔と第2ロータコアの中心孔との間の漏れ磁束を抑えることができる。
特開2012−115085号公報
しかしながら、上記のようなロータでは、シャフトが非磁性体の金属材料(例えばステンレス鋼)よりなるため、磁性体の金属材料よりなるものに比べて、強度が低くなってしまうといった問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、漏れ磁束を抑えることができるとともにシャフトを高強度とすることができるロータ、及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するロータは、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる円板磁石と、前記コアベース及び前記円板磁石の中心孔を貫通するとともに前記コアベースの中心孔を支持するシャフトとを備えたロータであって、前記シャフトには、前記第1ロータコアの中心孔と前記第2ロータコアの中心孔との間の磁気抵抗を高くするための非磁性処理が施された非磁性処理部が設けられる。
同構成によれば、シャフトには、第1ロータコアの中心孔と第2ロータコアの中心孔との間の磁気抵抗を高くするための非磁性処理が施された非磁性処理部が設けられるため、例えば、全体が非磁性体の金属材料(例えばステンレス鋼)よりなるシャフトを用いずに、該部分の漏れ磁束を抑えることができる。そして、例えば、素材としてのシャフトを鉄製等とすることで、シャフトを高強度とすることができる。
上記ロータにおいて、前記非磁性処理部は、前記第1ロータコアの中心孔における反円板磁石側端部から前記第2ロータコアの中心孔における反円板磁石側端部までの範囲を含む軸方向位置に設けられることが好ましい。
同構成によれば、非磁性処理部は、第1ロータコアの中心孔における反円板磁石側端部から第2ロータコアの中心孔における反円板磁石側端部までの範囲を含む軸方向位置に設けられるため、単純な構成(範囲)としながら、第1ロータコアの中心孔と第2ロータコアの中心孔との間の漏れ磁束を良好に抑えることができる。
上記課題を解決するロータは、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる円板磁石と、前記コアベース及び前記円板磁石の中心孔を貫通するとともに前記コアベースの中心孔を支持するシャフトとを備えたロータであって、前記シャフトには、前記第1ロータコアの中心孔と前記第2ロータコアの中心孔との間の磁気抵抗を高くするための凹部が形成される。
同構成によれば、シャフトには、第1ロータコアの中心孔と第2ロータコアの中心孔との間の磁気抵抗を高くするための凹部が形成されるため、例えば、全体が非磁性体の金属材料(例えばステンレス鋼)よりなるシャフトを用いずに、該部分の漏れ磁束を抑えることができる。そして、例えば、素材としてのシャフトを鉄製等とすることで、シャフトを高強度とすることができる。
上記ロータにおいて、前記凹部は、前記円板磁石と対応した軸方向位置のみに形成されることが好ましい。
同構成によれば、凹部は、円板磁石と対応した軸方向位置のみに形成されるため、シャフトに第1及び第2ロータコアの中心孔を支持させる構成はそのままとして支持力を維持しながらも、漏れ磁束を抑えることができる。
上記ロータにおいて、前記シャフトにおける前記第1ロータコアの中心孔と対応した軸方向位置、及び前記シャフトにおける前記第2ロータコアの中心孔と対応した軸方向位置の少なくとも一方には、非磁性処理が施された非磁性処理部が設けられることが好ましい。
同構成によれば、シャフトにおける第1ロータコアの中心孔と対応した軸方向位置、及びシャフトにおける第2ロータコアの中心孔と対応した軸方向位置の少なくとも一方には、非磁性処理が施された非磁性処理部が設けられるため、漏れ磁束をより抑えることができる。
上記課題を解決するモータは、上記ロータと、回転磁界を発生するステータとを備える。
同構成によれば、モータにおいて、上記した効果を得ることができる。
本発明のロータ、及びモータでは、漏れ磁束を抑えることができるとともにシャフトを高強度とすることができる。
一実施形態におけるブラシレスモータの一部断面図。 一実施形態におけるブラシレスモータの一部断面図。 一実施形態におけるロータの斜視図。 一実施形態におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの斜視図。 (a)〜(d)は、それぞれ別例におけるロータの斜視図。
以下、モータの一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、モータとしてのブラシレスモータ11のケース12は、略有底円筒状に形成されたヨークハウジング13と、このヨークハウジング13の開口部を閉塞する非磁性体である樹脂材よりなる蓋部としてのエンドプレート14とを有している。
図1に示すように、ヨークハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数のティース17aを有するステータコア17と、ステータコア17のティース17aにインシュレータ19を介して巻回される巻線20とを備えている。ステータ16は、外部の制御回路Sから巻線20に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
図2に示すように、本実施形態のステータコア17は、周方向に12個のティース17aを有している。従って、ティース17a間に形成されるスロット17bの数も12個とされている。
図2に示すように、ティース17aは、巻回部18aと、巻回部18aの径方向内側の端部から周方向両側に突出する突出部18bとを備える。巻回部18aには、U相、V相、W相の巻線20が集中巻にて巻回されている。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のロータ21はシャフト22を有し、ステータ16の内側に配置されている。シャフト22は、ヨークハウジング13の底部13a及びエンドプレート14の各中央にそれぞれ支持された軸受23,24により軸中心Lで回転可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、ロータ21は、前記シャフト22が圧入されることで互いの軸方向の間隔が保持されつつシャフト22に支持(固定)される第1及び第2ロータコア31,32と、第1ロータコア31と第2ロータコア32との軸方向の間に介在される円板磁石(界磁磁石)33とを備える。更に、ロータ21は、背面補助磁石34,35と、極間磁石36,37とを備える。
図3及び図4に示すように、第1ロータコア31は、略円板状の第1コアベース31aの外周部に、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極31bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。
図3及び図4に示すように、第2ロータコア32は、第1ロータコア31と同形状であって、略円板状の第2コアベース32aの外周部に、等間隔に複数の第2爪状磁極32bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。そして、第1及び第2ロータコア31,32は、その中心孔31c,32cにシャフト22が貫通されるとともに圧入されて該シャフト22に対して固定(支持)される。この際、第2ロータコア32は、各第2爪状磁極32bが周方向に隣り合う第1爪状磁極31b間に配置されるようにして、且つ第1コアベース31aと第2コアベース32aとの対向する軸方向の間に円板磁石33が配置(挟持)されるようにして第1ロータコア31に対して組み付けられている。
円板磁石33は、フェライト磁石やネオジム磁石等の磁石であって、シャフト22が貫通される中心孔33aが形成された円環状に形成され、第1爪状磁極31bを第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、第2爪状磁極32bを第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての円板磁石33を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる4つの第1爪状磁極31bと、S極となる4つの第2爪状磁極32bとが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されている。
各第1爪状磁極31bの背面(径方向内側の面)と第2コアベース32aの外周面との間には、背面補助磁石34が配置されている。背面補助磁石34は、その軸直交方向断面が略扇形状とされ、第1爪状磁極31bの背面に当接する側が第1爪状磁極31bと同極のN極に、第2コアベース32aの外周面に当接する側が同第2コアベース32aと同極のS極となるように磁化されている。
また、各第2爪状磁極32bの背面(径方向内側の面)と第1コアベース31aの外周面との間には、第1爪状磁極31bと同様に、背面補助磁石35が配置されている。背面補助磁石35は、その軸直交方向断面が扇形状とされ、第2爪状磁極32bの背面に当接する側がS極に、第1コアベース31aの外周面に当接する側がN極となるように磁化されている。
図2及び図3に示すように、第1爪状磁極31bと第2爪状磁極32bとの周方向の間には、極間磁石36,37が配置されている。
また、図1に示すように、ロータ21には、略円板状のマグネット固定部材41を介してセンサ磁石42が設けられている。詳しくは、マグネット固定部材41は、中央にボス部41aが形成された円板部41bと、この円板部41bの外縁から筒状に延びる筒部41cとを有し、該筒部41cの内周面及び円板部41bの表面に当接するように環状のセンサ磁石42が固着されている。そして、マグネット固定部材41は、第1ロータコア31と対向する側で、そのボス部41aがシャフト22に外嵌されて固定されている。
そして、エンドプレート14において、センサ磁石42と軸方向に対向する位置には磁気センサとしてのホールIC43が設けられている。ホールIC43は、センサ磁石42に基づくN極とS極の磁界を感知するとそれぞれHレベルの検出信号とLレベルの検出信号とを前記制御回路Sに出力し、該制御回路Sは前記検出信号に基づいて巻線20に駆動電流を供給する。
ここで、図4に示すように、本実施形態のシャフト22は、その素材が磁性体である鉄であって、シャフト22には、第1ロータコア31の中心孔31cと第2ロータコア32の中心孔32cとの間の磁気抵抗を高くするための非磁性処理が施された非磁性処理部22aが設けられている。
詳しくは、本実施形態の非磁性処理部22aは、第1ロータコア31の中心孔31cにおける反円板磁石33側端部(円板磁石33と対向しない側端部)から第2ロータコア32の中心孔32cにおける反円板磁石33側端部(円板磁石33と対向しない側端部)までの範囲を含む軸方向位置に設けられている。即ち、本実施形態では非磁性処理部22aは、円板磁石33を挟んだ第1及び第2ロータコア31,32の軸方向両端部を僅かに越える範囲の軸方向位置に設けられている。尚、本実施形態の非磁性処理は、例えば、窒素を含む液体を塗布したり、高熱処理(レーザー照射)により窒素を染み込ませることで行っている。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
制御回路Sから巻線20に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16にて回転磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。この際、ホールIC43と対向するセンサ磁石42が回転することで、ホールIC43から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線20に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給される。これにより、良好に回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)シャフト22には、第1ロータコア31の中心孔31cと第2ロータコア32の中心孔32cとの間の磁気抵抗を高くするための非磁性処理が施された非磁性処理部22aが設けられるため、例えば、全体が非磁性体の金属材料(例えばステンレス鋼)よりなるシャフトを用いずに、該部分の漏れ磁束を抑えることができる。そして、例えば、本実施形態のように、素材としてのシャフトを鉄製等とすることで、シャフト22を高強度とすることができる。又、ステンレス鋼等よりなるシャフトに比べて安価とすることができる。
(2)非磁性処理部22aは、第1ロータコア31の中心孔31cにおける反円板磁石33側端部から第2ロータコア32の中心孔32cにおける反円板磁石33側端部までの範囲を含む軸方向位置に設けられるため、単純な構成(範囲)としながら、前記漏れ磁束を良好に抑えることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、非磁性処理部22aは、第1ロータコア31の中心孔31cにおける反円板磁石33側端部から第2ロータコア32の中心孔32cにおける反円板磁石33側端部までの範囲を含む軸方向位置に設けられるとしたが、これに限定されず、例えば、それぞれの中心孔31c,32cと対応した軸方向位置にのみ設けてもよい。このようにしても、上記実施形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態のシャフト22は、第1ロータコア31の中心孔31cと第2ロータコア32の中心孔32cとの間の磁気抵抗を高くするための凹部が形成されたシャフトに変更してもよい。
例えば、図5に示すように、円板磁石33(その中心孔33a)と対応した軸方向位置(のみ)に凹部51aが形成されたシャフト51に変更してもよい。この例の凹部51aは、シャフト51の円板磁石33と対応した軸方向位置に一定の深さでシャフト51の外周全体に形成されている。
このようにしても、例えば、全体が非磁性体の金属材料(例えばステンレス鋼)よりなるシャフトを用いずに、第1ロータコア31の中心孔31cと第2ロータコア32の中心孔32cとの間の漏れ磁束を抑えることができる。そして、例えば、素材としてのシャフトを鉄製等とすることで、シャフト51を高強度とすることができる。又、ステンレス鋼等よりなるシャフトに比べて安価とすることができる。
又、凹部51aは、円板磁石33と対応した軸方向位置のみに形成されるため、シャフト51に第1及び第2ロータコア31,32の中心孔31c,32cを支持させる構成はそのままとして支持力を維持しながらも、漏れ磁束を抑えることができる。
又、例えば、図6に示すように、変更してもよい。この例の凹部52aは、シャフト52の円板磁石33と対応した軸方向位置に、その軸方向中心ほど深くなるようにシャフト51の外周全体に形成されている。このようにしても、上記別例(図5参照)の効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
又、上記別例(図5及び図6参照)では、凹部51a,52aは、円板磁石33と対応した軸方向位置のみに形成されるとしたが、これに限定されず、例えば、凹部の一部を第1及び第2ロータコア31,32と対応した軸方向位置に形成してもよい。
又、例えば、図7に示すように、上記別例(図5参照)のシャフト51における第1及び第2ロータコア31,32の中心孔31c,32cと対応した軸方向位置に、非磁性処理が施された非磁性処理部51bを設けてもよい。このようにすると、漏れ磁束をより抑えることができる。
又、例えば、図8に示すように、上記別例(図6参照)のシャフト52における第1及び第2ロータコア31,32の中心孔31c,32cと対応した軸方向位置に、非磁性処理が施された非磁性処理部52bを設けてもよい。このようにすると、漏れ磁束をより抑えることができる。
・上記実施形態及び別例では、背面補助磁石34,35や極間磁石36,37が設けられた構成としたが、それらが設けられていないロータとしてもよい。
・第1及び第2ロータコア31,32の少なくとも一方における反円板磁石33側端面に、径方向に沿って磁束整流用の溝部を形成してもよい。
例えば、図9に示すように、第1及び第2ロータコア31,32における反円板磁石33側端面に径方向に沿って磁束整流用の溝部61を形成してもよい。尚、図9では第1ロータコア31の溝部61のみ図示している。この例の溝部61は、周方向に隣り合う第1爪状磁極31b同士の間の第1コアベース31a、及び周方向に隣り合う第2爪状磁極32b同士の間の第2コアベース32aに形成され、第1及び第2コアベース31a,32aの径方向内側端部から径方向外側端部まで形成されている。又、この例の溝部61は、幅方向中央ほど深く形成されている。尚、この例では、上記実施形態の背面補助磁石34,35及び極間磁石36,37が設けられていないロータとされている。
このようにすると、溝部61の部分を磁束が横切り難くなり、ステータ16(ティース17a)に対する回転位置によって磁束の流れが偏ってしまうことを抑えることができる。よって、例えば、トルク脈動や振動等を抑えることができる。
又、例えば、図10(a)に示すように、第1爪状磁極31bの周方向中心位置、及び第2爪状磁極32bの周方向中心位置に径方向に沿った溝部62を形成してもよい。この例の溝部62は、第1及び第2コアベース31a,32aの径方向内側端部から第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向外側端部まで形成されている。
又、例えば、図10(b)に示すように、上記した両溝部61,62を備えた構成としてもよい。
又、例えば、図10(c)に示すように、上記別例(図10(a)参照)の構成に加えて、第1爪状磁極31b及び第2爪状磁極32bの軸方向に延出された部分に、軸方向に沿って磁束整流用の軸方向溝部63を形成してもよい。このようにすると、軸方向溝部63の部分を磁束が横切り難くなり、ステータ16(ティース17a)に対する回転位置によって磁束の流れが偏ってしまうことをより抑えることができる。よって、例えば、トルク脈動や振動等をより抑えることができる。
又、例えば、図10(d)に示すように、上記別例(図9参照)の構成に加えて、第1爪状磁極31bの周方向中心位置、及び第2爪状磁極32bの周方向中心位置に、第1及び第2コアベース31a,32aの径方向外側端部から第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向外側端部まで径方向に沿った溝部64を形成してもよい。又、この例では、上記別例(図10(c)参照)の軸方向溝部63が形成されている。
尚、上記した別例(図9及び図10(a)〜(d)参照)のシャフト22には非磁性処理部22aが設けられる構成としたが、非磁性処理部22aを有していない(例えば、非磁性体の金属材料よりなる)シャフトとしても、上記したように磁束の流れが偏ってしまうことを抑えることができる。
・上記実施形態及び別例では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されたブラシレスモータ11に具体化したが、ロータ21の極数やステータ16のティース17aの数は変更してもよい。例えば、ロータ21の極数が「10」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されたブラシレスモータに具体化してもよい。
上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる円板磁石とを備えたロータであって、前記第1及び第2ロータコアの少なくとも一方における反円板磁石側端面には、径方向に沿って磁束整流用の溝部が形成されたことを特徴とするロータ。
同構成によれば、第1及び第2ロータコアの少なくとも一方における反円板磁石側端面には、径方向に沿って磁束整流用の溝部が形成されるため、ステータに対する回転位置によって磁束の流れが偏ってしまうことを抑えることができる。よって、例えば、トルク脈動や振動等を抑えることができる。
(ロ)上記(イ)に記載のロータにおいて、前記爪状磁極の軸方向に延出された部分には、軸方向に沿って磁束整流用の軸方向溝部が形成されたことを特徴とするロータ。
同構成によれば、前記爪状磁極の軸方向に延出された部分には、軸方向に沿って磁束整流用の軸方向溝部が形成されるため、ステータに対する回転位置によって磁束の流れが偏ってしまうことをより抑えることができる。よって、例えば、トルク脈動や振動等をより抑えることができる。
16…ステータ、21…ロータ、22,51,52…シャフト、22a,51b,52b…非磁性処理部、31…第1ロータコア、31a…第1コアベース(コアベース)、31b…第1爪状磁極(爪状磁極)、31c,32c,33a…中心孔、32…第2ロータコア、32a…第2コアベース(コアベース)、32b…第2爪状磁極(爪状磁極)、33…円板磁石、51a,52a…凹部。

Claims (6)

  1. それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、
    前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる円板磁石と、
    前記コアベース及び前記円板磁石の中心孔を貫通するとともに前記コアベースの中心孔を支持するシャフトと
    を備えたロータであって、
    前記シャフトには、前記第1ロータコアの中心孔と前記第2ロータコアの中心孔との間の磁気抵抗を高くするための非磁性処理が施された非磁性処理部が設けられたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記非磁性処理部は、前記第1ロータコアの中心孔における反円板磁石側端部から前記第2ロータコアの中心孔における反円板磁石側端部までの範囲を含む軸方向位置に設けられたことを特徴とするロータ。
  3. それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、
    前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる円板磁石と、
    前記コアベース及び前記円板磁石の中心孔を貫通するとともに前記コアベースの中心孔を支持するシャフトと
    を備えたロータであって、
    前記シャフトには、前記第1ロータコアの中心孔と前記第2ロータコアの中心孔との間の磁気抵抗を高くするための凹部が形成されたことを特徴とするロータ。
  4. 請求項3に記載のロータにおいて、
    前記凹部は、前記円板磁石と対応した軸方向位置のみに形成されたことを特徴とするロータ。
  5. 請求項4に記載のロータにおいて、
    前記シャフトにおける前記第1ロータコアの中心孔と対応した軸方向位置、及び前記シャフトにおける前記第2ロータコアの中心孔と対応した軸方向位置の少なくとも一方には、非磁性処理が施された非磁性処理部が設けられたことを特徴とするロータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロータと、
    回転磁界を発生するステータと
    を備えたことを特徴とするモータ。
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