JP2562870Y2 - アウタロ−タ型モ−タ - Google Patents

アウタロ−タ型モ−タ

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JP2562870Y2
JP2562870Y2 JP9457991U JP9457991U JP2562870Y2 JP 2562870 Y2 JP2562870 Y2 JP 2562870Y2 JP 9457991 U JP9457991 U JP 9457991U JP 9457991 U JP9457991 U JP 9457991U JP 2562870 Y2 JP2562870 Y2 JP 2562870Y2
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JP
Japan
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ball
ball bearing
rotor
fitted
rotating shaft
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JP9457991U
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JPH0539162U (ja
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譲 鈴木
栄 藤谷
正明 稲垣
仁 内田
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に薄型の磁気記録装
置のディスク駆動用スピンドルモータとして使用するブ
ラシレスDCモータに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置のディスク駆動用スピンド
ルモータは、図6に示すように、ロータ板1の外周に形
成した下向きフランジ2の内周面に多数の永久磁石3を
N、S交互に配設し、かつロータ板の中心部をモータ回
転軸4へ固嵌したロータ5と、内外輪6、7間にボール
8を配し、内輪6を前記回転軸4に取り付けた玉軸受9
と、この軸受の外輪または外輪外周面に取り付けたハウ
ジング10の外周に固嵌した軟磁性極板11の放射状を
なす各極にコイル12を巻装したステータ13とで構成
してあり、前記軸受ハウジング10を基板14に固定
し、通電によりロータ5とともに回転軸が回転させられ
るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなモータは前
述のように回転軸4とステータ13との間に軸受9を介
在せしめてあるが、内外輪よりなる玉軸受のばあいは、
図7に示すようにボールの両側を隠蔽するよう防塵用シ
ールド板15を内外輪間に設けてあるので、内外輪の回
転軸線方向の幅は大となる。
【0004】モータにおいては回転軸の回転振れを防止
し、安定性を向上させるためには玉軸受を2個複列に設
ければよいが、従来のシールド板付き玉軸受ではそれで
なくても幅(高さ)が大であるので、2個複列に使用す
るとモータの高さはいきおい大となり、高さの低い薄型
のものには到底できない。
【0005】それで、玉軸受9と含油メタル16とを1
個ずつ複列に使用したり、あるいは図8のように玉軸受
は使用せずに含油メタル16だけを使用して薄型化を図
るようにしたものもあるが、いずれのばあいも含油メタ
ルは滑り軸受であるので摩擦抵抗が玉軸受に比べて大
で、消費電力が多くなり、また摩耗し易くて寿命が短く
なり、信頼性が玉軸受使用のものより低いという難点が
ある。
【0006】モータを薄型にするためには玉軸受に内外
輪の幅Hが小なるものを使用すればよいわけではある
が、内外輪の幅を小にするとボールも必然的に小径のも
のとなり、その結果、 基本定格荷重が小さくなる 摩擦負荷が増え、ロストルクが大となって消費電力が
増える等の問題が発生する。
【0007】本考案は上述した難点、問題が解決され、
それでいて高さの低い超薄型のモータを提供できるよう
にした。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るアウタロー
タ型モータは、ロータ板の外周フランジに永久磁石を有
し、ロータ板の中心部を回転軸へ嵌合したアウタロータ
と、内外輪間にボールが配設され、その内輪を前記回転
軸へ嵌合した玉軸受と、この玉軸受の外輪外周に固嵌し
たハウジングに極板を取り付け、この極板にコイルを巻
装したステータとよりなるアウタロータモータにおい
て、前記玉軸受を内外輪における回転軸線方向の幅Hと
ボールの直径Dとの関係が0.8H≦Dなる寸法のもの
を使用し、またこのような玉軸受を2個複列に使用し、
かつ各外輪は軸受ハウジング内の対向面にアキシャルす
き間用のギャップが形成されるように固嵌し、しかも内
輪どうしは対向面が互いに当接するよう予圧が加えられ
たものとしてある。
【0009】
【実施例】図1は、本考案に係るモータの一例を示す縦
断面図で、玉軸受を1個使用したばあいを示すが、従来
例で説明した部品と同じ部品については従来例の部品符
号を付して説明は省略した。
【0010】この実施例のものの特徴は、符号21で示
す玉軸受が図2に示すようにボール22の直径Dと内外
輪21a、21bの回転軸線方向(同図で縦方向)の幅
Hとの関係が 0.8H≦D となるように設定してある。
【0011】図3は前述した0.8H≦Dなる関係の2
個の玉軸受23、24を複列に使用し、かつ内輪に予圧
をかけたものを示す。
【0012】両玉軸受の外輪23b、24bは対向内端
面どうし間にギャップ25が形成されるように軸受ハウ
ジング10に固定してあり、また内輪23a、24aは
ロータ板の中心ボス26の内端面(下端面)とばね27
で挟むことにより予圧をかけられた状態で対向内端面ど
うしが当接させられるようにしてある。
【0013】かくすることにより各玉軸受23、24は
それぞれ内外輪23aと23b、24aと24bが互い
にアキシャルすき間αだけ偏位させられている(したが
って外輪どうし間のギャップは2αである)。
【0014】この実施例のものでは内輪に予圧をかける
ばね27は防塵用シールド板28の中央部周辺に形成し
た多数の切起片で構成してあり、シールド板28はねじ
29の頭で回転軸へ止めてある。
【0015】なお、図中の符号30はリテーナを示す。
【0016】
【考案の効果】本考案に係るモータは回転軸支承用の玉
軸受に前述した内外輪の幅HとボールDとの関係が0.
8H≦Dなる寸法に設定したものを使用してあるので、
H>Dなる従来の玉軸受を使用するモータに比し、モー
タの回転軸方向の厚さ(高さ)を小なるものにでき、薄
型のモータを提供できる。
【0017】また、前記玉軸受を2個使用することによ
り、回転振れが少なく、安定性に優れ、かつ内輪に予圧
をかけてアキシャルすき間を形成することにより、温度
等の耐環境特性が低下することなく、信頼性の高い超薄
型モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータの第1実施例を示す縦断面
図。
【図2】同上のモータに使用する玉軸受を示す縦断面
図。
【図3】本考案に係るモータの第2実施例を示す左縦断
面図。
【図4】同モータに使用する玉軸受の左側拡大断面図。
【図5】(a)はシールド板を示す平面図、(b)は同
シールド板の縦断面図。
【図6】従来のモータの一例を示す左縦断面図。
【図7】同上のモータに使用する玉軸受を示す断面図。
【図8】従来のモータの他の一例を示す左縦断面図。
【符号の説明】
1 ロータ板 2 下向きフランジ 3 永久磁石 4 モータ回転軸 5 ロータ 10 ハウジング 11 軟磁性極板 12 コイル 13 ステータ 14 基板 21 玉軸受 21a 内輪 21b 外輪 22 ボール 23、24 玉軸受 23a、24a 内輪 23b、24b 外輪 25 ギャップ 26 ボス 27 予圧ばね 28 シールド板 29 ねじ 30 リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−71347(JP,A) 実開 昭54−92246(JP,U) 実開 昭63−179769(JP,U) 実開 平1−61857(JP,U) 実開 昭63−105451(JP,U) 実開 平2−3154(JP,U) 実開 昭57−65555(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータ板の外周フランジに永久磁石を有
    し、ロータ板の中心部を回転軸へ嵌合したアウタロータ
    と、内外輪間にボールが配設され、その内輪を前記回転
    軸へ嵌合した玉軸受と、この玉軸受の外輪に直接または
    外輪外周の軸受ハウジングに固嵌した極板にコイルを巻
    装したステータとよりなるアウタロータモータにおい
    て、前記玉軸受を、その内外輪における回転軸線方向の
    幅Hとボールの直径Dとの関係が0.8H≦Dとなる寸
    法に設定してなるアウタロータ型モータ。
  2. 【請求項2】ロータ板の外周フランジに永久磁石を有
    し、ロータ板の中心部を回転軸へ嵌合したアウタロータ
    と、内外輪間にボールが配設され、その内輪を前記回転
    軸へ嵌合した玉軸受と、この玉軸受の外輪外周に固嵌し
    たハウジングに極板を取り付け、この極板にコイルを巻
    装したステータとよりなるアウタロータモータにおい
    て、前記玉軸受を内外輪における回転軸線方向の幅Hと
    ボールの直径Dとの関係が0.8H≦Dなる寸法のもの
    を2個複列に使用し、かつ各外輪は軸受ハウジング内の
    対向面にアキシャルすき間用のギャップが形成されるよ
    うに固嵌し、しかも内輪どうしは対向面が互いに当接す
    るよう予圧が加えられてなるアウタロータ型モータ。
  3. 【請求項3】請求項1、2に記載のモータにおいて、前
    記回転軸に防塵用のシールド板の中心部を固嵌してなる
    アウタロータ型モータ。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のモータにおいて、一方の
    内輪の端面に予圧をかけるばね部を有するシールド板の
    中心部を前記回転軸へ固嵌してなるアウタロータ型モー
    タ。
JP9457991U 1991-10-22 1991-10-22 アウタロ−タ型モ−タ Expired - Lifetime JP2562870Y2 (ja)

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JPH0539162U JPH0539162U (ja) 1993-05-25
JP2562870Y2 true JP2562870Y2 (ja) 1998-02-16

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