JPH0630541A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH0630541A JPH0630541A JP4181975A JP18197592A JPH0630541A JP H0630541 A JPH0630541 A JP H0630541A JP 4181975 A JP4181975 A JP 4181975A JP 18197592 A JP18197592 A JP 18197592A JP H0630541 A JPH0630541 A JP H0630541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- bearing housing
- spindle motor
- shaft
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 OA分野の磁気ディスク駆動装置に使用され
るスピンドルモータにおいて、温度変化時、回転精度が
低下したり、がたや騒音を発生するという課題を解決
し、温度の変化が生じてもボールベアリングに加えられ
た予圧の変化が小さく軸受剛性の変動幅が小さい、温度
変化に対し安定な軸受装置を有するスピンドルモータを
得る。 【構成】 ベアリングハウジング4bと上ベアリング5
および下ベアリング6との外輪を接着固定するにあた
り、ベアリングハウジング4bの軸方向両端面寄りの部
分の内径を中央寄りの部分の内径よりも大きくしてベア
リングハウジング4bとボールベアリング外輪5a,6
aとの間に隙間C1,C2を設ける。 【効果】 シャフト7bとベアリングハウジング4bと
の熱膨脹の影響をバランスさせて予圧の変化を防止し、
温度変化に対し極めて安定した回転精度を得ることがで
きる。
るスピンドルモータにおいて、温度変化時、回転精度が
低下したり、がたや騒音を発生するという課題を解決
し、温度の変化が生じてもボールベアリングに加えられ
た予圧の変化が小さく軸受剛性の変動幅が小さい、温度
変化に対し安定な軸受装置を有するスピンドルモータを
得る。 【構成】 ベアリングハウジング4bと上ベアリング5
および下ベアリング6との外輪を接着固定するにあた
り、ベアリングハウジング4bの軸方向両端面寄りの部
分の内径を中央寄りの部分の内径よりも大きくしてベア
リングハウジング4bとボールベアリング外輪5a,6
aとの間に隙間C1,C2を設ける。 【効果】 シャフト7bとベアリングハウジング4bと
の熱膨脹の影響をバランスさせて予圧の変化を防止し、
温度変化に対し極めて安定した回転精度を得ることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてOA分野の磁
気ディスク駆動装置に使用されるスピンドルモータに関
する。
気ディスク駆動装置に使用されるスピンドルモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA分野のHDDやFDD等の機
器は小型,薄型かつ高性能化の要求が多くなり、そのな
かで磁気ディスク駆動装置に用いられ、磁気ディスクを
回転駆動するスピンドルモータ(以下モータと略称す
る)も同時に小型,薄型,高性能化が求められている。
なかでも小型,薄型の制約の中でボールベアリング(以
下ベアリングと略称する)の性能を充分に発揮させるこ
とができるか否かがこの種のモータの大きなポイントで
ある。
器は小型,薄型かつ高性能化の要求が多くなり、そのな
かで磁気ディスク駆動装置に用いられ、磁気ディスクを
回転駆動するスピンドルモータ(以下モータと略称す
る)も同時に小型,薄型,高性能化が求められている。
なかでも小型,薄型の制約の中でボールベアリング(以
下ベアリングと略称する)の性能を充分に発揮させるこ
とができるか否かがこの種のモータの大きなポイントで
ある。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のモータに
ついて説明する。図3は従来のモータの断面図を示す。
図3において、1はステータコア、2は励磁コイル、3
はプリント配線基板、4はブラケット、4bはブラケッ
トの一部に形成されたベアリングハウジング、5は上ベ
アリング、6は下ベアリング、7はロータ、7bはロー
タ7の一部に形成されたシャフト、8はロータマグネッ
トである。励磁コイル2はプリント配線基板3を介して
モータ駆動回路(図示せず)に電気接続されている。以
上のように構成されたモータは、励磁コイル2に交番電
流が供給されてステータコア1に回転磁界を発生させ、
ロータマグネット8およびロータ7を回転させる。
ついて説明する。図3は従来のモータの断面図を示す。
図3において、1はステータコア、2は励磁コイル、3
はプリント配線基板、4はブラケット、4bはブラケッ
トの一部に形成されたベアリングハウジング、5は上ベ
アリング、6は下ベアリング、7はロータ、7bはロー
タ7の一部に形成されたシャフト、8はロータマグネッ
トである。励磁コイル2はプリント配線基板3を介して
モータ駆動回路(図示せず)に電気接続されている。以
上のように構成されたモータは、励磁コイル2に交番電
流が供給されてステータコア1に回転磁界を発生させ、
ロータマグネット8およびロータ7を回転させる。
【0004】このとき、小型,薄型モータでは一般に一
対の上ベアリング5と下ベアリング6に予圧が付与され
た状態で内外輪とも接着固定する、いわゆる定位置予圧
を与えて組立をおこないロータ7の高回転精度を発揮さ
せる構造が採用される。
対の上ベアリング5と下ベアリング6に予圧が付与され
た状態で内外輪とも接着固定する、いわゆる定位置予圧
を与えて組立をおこないロータ7の高回転精度を発揮さ
せる構造が採用される。
【0005】また主に加工技術上の要求から、ブラケッ
ト4およびベアリングハウジング4bの材質はアルミニ
ウムが多用され、シャフト7bには鉄系材料が用いられ
る。
ト4およびベアリングハウジング4bの材質はアルミニ
ウムが多用され、シャフト7bには鉄系材料が用いられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、温度変化があった場合シャフト7bとベ
アリングハウジング4bとの熱膨張係数の相違により、
上ベアリング5および下ベアリング6に対する予圧が増
減して軸受剛性が変化するという問題点が存在した。た
とえば常温で適正予圧にて組み立てた上記従来モータを
高温または低温環境にさらすと、シャフト7bよりもベ
アリングハウジング4bの方が熱膨張係数が約2倍程度
大きいので、2個の上ベアリング5と下ベアリング6の
内輪間距離G1よりも外輪間距離G2の方が変化量が大
きく、その結果予圧量が変化する。このとき予圧が適正
限度より高すぎると、上ベアリング5と下ベアリング6
内の接触面圧が増大して騒音レベルの悪化、レース面の
損傷などを引き起こす。反対に予圧が低下した場合、軸
受装置の回転精度が損なわれたり、予圧がなくなってが
たや騒音の発生をまねくなどの不具合を生じる。
来の構成では、温度変化があった場合シャフト7bとベ
アリングハウジング4bとの熱膨張係数の相違により、
上ベアリング5および下ベアリング6に対する予圧が増
減して軸受剛性が変化するという問題点が存在した。た
とえば常温で適正予圧にて組み立てた上記従来モータを
高温または低温環境にさらすと、シャフト7bよりもベ
アリングハウジング4bの方が熱膨張係数が約2倍程度
大きいので、2個の上ベアリング5と下ベアリング6の
内輪間距離G1よりも外輪間距離G2の方が変化量が大
きく、その結果予圧量が変化する。このとき予圧が適正
限度より高すぎると、上ベアリング5と下ベアリング6
内の接触面圧が増大して騒音レベルの悪化、レース面の
損傷などを引き起こす。反対に予圧が低下した場合、軸
受装置の回転精度が損なわれたり、予圧がなくなってが
たや騒音の発生をまねくなどの不具合を生じる。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
温度変化に対して極めて安定な軸受装置を備えたスピン
ドルモータを提供することを目的とする。
温度変化に対して極めて安定な軸受装置を備えたスピン
ドルモータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、スピンドルモータの軸受装置を次のように
改良したものである。すなわち熱膨張係数の大きい方の
部材、この場合ベアリングハウジングとベアリング外輪
を接着固定するにあたり、一対のベアリングの互いに近
い方のおおよそ半分の幅で固定するものであり、具体的
にはベアリングハウジングの一対のベアリングに対向す
る内面の中央寄りで接着固定するために、軸方向両端面
寄りの部分の内径を中央寄りの部分の内径より大きくし
てベアリングハウジングとベアリング外輪との間に隙間
を設けたものである。またベアリング外輪と接触するベ
アリングハウジングの幅を小さくしたものである。
に本発明は、スピンドルモータの軸受装置を次のように
改良したものである。すなわち熱膨張係数の大きい方の
部材、この場合ベアリングハウジングとベアリング外輪
を接着固定するにあたり、一対のベアリングの互いに近
い方のおおよそ半分の幅で固定するものであり、具体的
にはベアリングハウジングの一対のベアリングに対向す
る内面の中央寄りで接着固定するために、軸方向両端面
寄りの部分の内径を中央寄りの部分の内径より大きくし
てベアリングハウジングとベアリング外輪との間に隙間
を設けたものである。またベアリング外輪と接触するベ
アリングハウジングの幅を小さくしたものである。
【0009】
【作用】したがって本発明によれば、温度変化があった
ときのベアリングハウジングの熱膨張による寸法変化が
ベアリング外輪に与える影響を小さくでき、一対のベア
リングの内輪間距離G1の変化と外輪間距離G2の変化
をおおよそ同一にすることができるので、予圧の変化に
よる回転性能の変化を引き起こすことがない。
ときのベアリングハウジングの熱膨張による寸法変化が
ベアリング外輪に与える影響を小さくでき、一対のベア
リングの内輪間距離G1の変化と外輪間距離G2の変化
をおおよそ同一にすることができるので、予圧の変化に
よる回転性能の変化を引き起こすことがない。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0011】図1(a)は本発明の一実施例におけるス
ピンドルモータの断面図、同(b)はその軸受装置周辺
の部分拡大断面図である。なお、図3に示す従来例と同
一機能の部材には同一番号を付して詳しい説明を省略
し、相違する点について説明する。
ピンドルモータの断面図、同(b)はその軸受装置周辺
の部分拡大断面図である。なお、図3に示す従来例と同
一機能の部材には同一番号を付して詳しい説明を省略
し、相違する点について説明する。
【0012】図1(b)において、5aは上側のベアリ
ング外輪、5bは上側のベアリング内輪、6aは下側の
ベアリング外輪、6bは下側のベアリング内輪、G1は
内輪間距離、G2は外輪間距離である。またS1は上側
のベアリング内輪5bの固定代表点、S2は下側のベア
リング内輪6bの固定代表点、、H1は上側のベアリン
グ外輪5aの固定代表点、H2は下側のベアリング外輪
6bの固定代表点、P1は内輪固定代表点間距離、P2
は外輪固定代表点間距離である。ベアリングハウジング
4bと一対のベアリング外輪5a,6aおよびシャフト
7bと一対のベアリング内輪5b,6bとの接着固定は
それぞれ図1(b)に示す短い斜線を付した部位でおこ
なわれる。固定代表点とは各々の接着部位の幅の中点を
いう。接着部位は図に示した幅を有するので、接着され
る部品間に熱膨張係数の差があれば幅の範囲内でも剪断
応力と弾性変位が発生する。しかしその幅の中の一点、
すなわち固定代表点だけは応力がバランスし、相対変位
が生じない。
ング外輪、5bは上側のベアリング内輪、6aは下側の
ベアリング外輪、6bは下側のベアリング内輪、G1は
内輪間距離、G2は外輪間距離である。またS1は上側
のベアリング内輪5bの固定代表点、S2は下側のベア
リング内輪6bの固定代表点、、H1は上側のベアリン
グ外輪5aの固定代表点、H2は下側のベアリング外輪
6bの固定代表点、P1は内輪固定代表点間距離、P2
は外輪固定代表点間距離である。ベアリングハウジング
4bと一対のベアリング外輪5a,6aおよびシャフト
7bと一対のベアリング内輪5b,6bとの接着固定は
それぞれ図1(b)に示す短い斜線を付した部位でおこ
なわれる。固定代表点とは各々の接着部位の幅の中点を
いう。接着部位は図に示した幅を有するので、接着され
る部品間に熱膨張係数の差があれば幅の範囲内でも剪断
応力と弾性変位が発生する。しかしその幅の中の一点、
すなわち固定代表点だけは応力がバランスし、相対変位
が生じない。
【0013】温度変化があるときの予圧の値の変化を論
じる場合、シャフト7b,上ベアリング5,下ベアリン
グ6,ベアリングハウジング4bの4者の材質,軸方向
寸法,半径方向寸法がパラメータとなるが、おおむねシ
ャフト7b,ベアリングハウジング4bの熱膨張係数と
軸方向寸法の注目すればよい。本実施例では従来例と同
じ材質とし、その熱膨張係数はシャフト7bは鉄系材料
でμ1、ベアリングハウジング4bはアルミニウムでμ
2とする。
じる場合、シャフト7b,上ベアリング5,下ベアリン
グ6,ベアリングハウジング4bの4者の材質,軸方向
寸法,半径方向寸法がパラメータとなるが、おおむねシ
ャフト7b,ベアリングハウジング4bの熱膨張係数と
軸方向寸法の注目すればよい。本実施例では従来例と同
じ材質とし、その熱膨張係数はシャフト7bは鉄系材料
でμ1、ベアリングハウジング4bはアルミニウムでμ
2とする。
【0014】環境温度の変化による予圧の変動を避ける
には、図1(b)において上,下各々のベアリング5,
6の内外輪段差の変化がなければよい。言い換えれば内
輪間距離G1と外輪間距離G2との差G2−G1が温度
により変化しないよう設計すればよい。そのためには、
内輪固定代表点間距離P1の熱変形量と外輪固定代表点
間距離P2の熱変形量とを等しくする。すなわち、μ1
・P1=μ2・P2とすればよい。
には、図1(b)において上,下各々のベアリング5,
6の内外輪段差の変化がなければよい。言い換えれば内
輪間距離G1と外輪間距離G2との差G2−G1が温度
により変化しないよう設計すればよい。そのためには、
内輪固定代表点間距離P1の熱変形量と外輪固定代表点
間距離P2の熱変形量とを等しくする。すなわち、μ1
・P1=μ2・P2とすればよい。
【0015】本実施例においては、ベアリングハウジン
グ4bの熱膨張係数μ2はシャフト7bの熱膨張係数μ
1のおおよそ2倍であるので、外輪固定代表点間距離P
2は内輪固定代表点間距離P1のおおよそ2分の1にす
る必要がある。この命題を達成するために、ベアリング
ハウジング4bの一対のベアリングに対向する内面の中
央寄りで接着固定する手段として、ベアリングハウジン
グ4bの軸方向両端面寄りの部分の内径を中央寄りの部
分の内径より大きくして上側,下側両ベアリング外輪5
a,6aの接着部位の幅を小さくする。結果としてベア
リングハウジング4bの図示の部分に接着強度に寄与し
ない隙間C1,C2が設けられる。
グ4bの熱膨張係数μ2はシャフト7bの熱膨張係数μ
1のおおよそ2倍であるので、外輪固定代表点間距離P
2は内輪固定代表点間距離P1のおおよそ2分の1にす
る必要がある。この命題を達成するために、ベアリング
ハウジング4bの一対のベアリングに対向する内面の中
央寄りで接着固定する手段として、ベアリングハウジン
グ4bの軸方向両端面寄りの部分の内径を中央寄りの部
分の内径より大きくして上側,下側両ベアリング外輪5
a,6aの接着部位の幅を小さくする。結果としてベア
リングハウジング4bの図示の部分に接着強度に寄与し
ない隙間C1,C2が設けられる。
【0016】上記構造とすることにより、温度が変化し
てもベアリング内外輪の軸方向変位量が常に等しく予圧
の変化が生じない。なお、隙間C1,C2には各面の接
着に用いる接着剤が充填されていてもかまわない。一般
に接着が良好におこなわれている場合は、接着剤層の厚
さが小さい方が剪断方向の剛性が高い。隙間C1,C2
が充分大きい場合、ここに充填された接着剤の剪断変形
剛性が高い。隙間C1,C2が充分大きい場合、ここに
充填された接着剤の剪断変形剛性は隙間の小さい部分の
それよりも格段に低いので、相対的に予圧に影響を与え
ない。この隙間C1,C2が充分大きくても接着剤が充
填してあれば半径方向の剛性を保つことができるので、
むしろ積極的に接着剤を充填した方がよいともいえる。
また当然であるが、隙間C1,C2は接着強度に寄与し
ないよう設けられるものであるから、不要であればベア
リングハウジングの幅を小さくしてもよい。
てもベアリング内外輪の軸方向変位量が常に等しく予圧
の変化が生じない。なお、隙間C1,C2には各面の接
着に用いる接着剤が充填されていてもかまわない。一般
に接着が良好におこなわれている場合は、接着剤層の厚
さが小さい方が剪断方向の剛性が高い。隙間C1,C2
が充分大きい場合、ここに充填された接着剤の剪断変形
剛性が高い。隙間C1,C2が充分大きい場合、ここに
充填された接着剤の剪断変形剛性は隙間の小さい部分の
それよりも格段に低いので、相対的に予圧に影響を与え
ない。この隙間C1,C2が充分大きくても接着剤が充
填してあれば半径方向の剛性を保つことができるので、
むしろ積極的に接着剤を充填した方がよいともいえる。
また当然であるが、隙間C1,C2は接着強度に寄与し
ないよう設けられるものであるから、不要であればベア
リングハウジングの幅を小さくしてもよい。
【0017】この例を本発明の第2の実施例として図2
に示す。第1の実施例と異なる点は同図(b)にその拡
大図を示すように、ベアリングハウジング4bの軸方向
の幅を上下一対のベアリングの構成する軸方向の幅より
小さく形成した点であり、その作用効果は第1の実施例
の場合と同様である。
に示す。第1の実施例と異なる点は同図(b)にその拡
大図を示すように、ベアリングハウジング4bの軸方向
の幅を上下一対のベアリングの構成する軸方向の幅より
小さく形成した点であり、その作用効果は第1の実施例
の場合と同様である。
【0018】このような本発明の構造の副次効果とし
て、ベアリングハウジング4bが上ベアリング5および
下ベアリング6をガイドする幅が小さくなるため、ブラ
ケット4とロータ7の平行度が必要な場合には、ブラケ
ット4の加工精度に依存せず高精度な組み立て治具に固
定して接着硬化を持つことにより、治具と同等の平行度
をもった製品を得ることができる。逆に治具を用いずに
ベアリングハウジング4bで上ベアリング5と下ベアリ
ング6をガイドして組み立てたい場合は、隙間C1,C
2の一部に接着強度には寄与しないが、上ベアリング5
と下ベアリング6の倒れ防止の役割を果たす程度の幅の
狭いガイド部を設ければよい。
て、ベアリングハウジング4bが上ベアリング5および
下ベアリング6をガイドする幅が小さくなるため、ブラ
ケット4とロータ7の平行度が必要な場合には、ブラケ
ット4の加工精度に依存せず高精度な組み立て治具に固
定して接着硬化を持つことにより、治具と同等の平行度
をもった製品を得ることができる。逆に治具を用いずに
ベアリングハウジング4bで上ベアリング5と下ベアリ
ング6をガイドして組み立てたい場合は、隙間C1,C
2の一部に接着強度には寄与しないが、上ベアリング5
と下ベアリング6の倒れ防止の役割を果たす程度の幅の
狭いガイド部を設ければよい。
【0019】以上、第1および第2の実施例はベアリン
グハウジング4bがブラケット4に固着してシャフト7
bがロータ7とともに回転し、ロータ7の一部をなす構
造のシャフト回転型モータについてのみ説明したが、シ
ャフトがブラケットに固着されていてベアリングハウジ
ングがロータとともに回転するシャフト固定型モータに
ついても同様に本発明にかかわる技術を適用することが
できる。
グハウジング4bがブラケット4に固着してシャフト7
bがロータ7とともに回転し、ロータ7の一部をなす構
造のシャフト回転型モータについてのみ説明したが、シ
ャフトがブラケットに固着されていてベアリングハウジ
ングがロータとともに回転するシャフト固定型モータに
ついても同様に本発明にかかわる技術を適用することが
できる。
【0020】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように本発明に
よれば、温度の変化が生じてもベアリングに加えられた
予圧の変化が小さく軸受剛性の変動幅が小さいので、温
度変化に対し極めて安定であるという効果が得られる。
よれば、温度の変化が生じてもベアリングに加えられた
予圧の変化が小さく軸受剛性の変動幅が小さいので、温
度変化に対し極めて安定であるという効果が得られる。
【図1】(a)本発明の第1の実施例のスピンドルモー
タの断面図 (b)同スピンドルモータの要部拡大断面図
タの断面図 (b)同スピンドルモータの要部拡大断面図
【図2】(a)本発明の第2の実施例のスピンドルモー
タの断面図 (b)同スピンドルモータの要部拡大断面図
タの断面図 (b)同スピンドルモータの要部拡大断面図
【図3】従来のスピンドルモータの断面図
4b ベアリングハウジング 5 上ベアリング 5a 上側のベアリング外輪 5b 上側のベアリング内輪 6 下ベアリング 6a 下側のベアリング外輪 6b 下側のベアリング内輪 7b シャフト
Claims (2)
- 【請求項1】 一対のボールベアリングと、シャフト
と、ベアリングハウジングとを有し、シャフトとボール
ベアリング内輪およびボールベアリング外輪とベアリン
グハウジングが互いに圧入または接着されることによっ
て固定されたスピンドルモータであって、前記ベアリン
グハウジングの軸方向両端面寄りの部分の内径を中央寄
りの部分の内径よりも大きくして前記ベアリングハウジ
ングとボールベアリング外輪との間に隙間を設けたスピ
ンドルモータ。 - 【請求項2】 一対のボールベアリングと、シャフト
と、ベアリングハウジングとを有し、シャフトとボール
ベアリング内輪およびボールベアリング外輪とベアリン
グハウジングがそれぞれ圧入または接着されることによ
って固定されたスピンドルモータであって、前記ベアリ
ングハウジングの軸方向の幅が前記一対のボールベアリ
ングの構成する軸方向の幅よりも小さく形成されたスピ
ンドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4181975A JP3063398B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4181975A JP3063398B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | スピンドルモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630541A true JPH0630541A (ja) | 1994-02-04 |
JP3063398B2 JP3063398B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=16110144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4181975A Expired - Fee Related JP3063398B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3063398B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6214605B1 (en) | 1997-12-25 | 2001-04-10 | Nikken Chemicals Co., Ltd. | Microorganism and a process for producing polyols by using the same |
KR100306690B1 (ko) * | 1997-02-03 | 2001-11-30 | 가네꼬 히사시 | 특정각속도로인한진동이없는디스크드라이버용자동평형기구 |
US6740991B2 (en) * | 2000-02-28 | 2004-05-25 | Pioneer Corporation | Current noise insulated spindle motor |
CN110178295A (zh) * | 2017-01-11 | 2019-08-27 | Lg伊诺特有限公司 | 电机 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP4181975A patent/JP3063398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100306690B1 (ko) * | 1997-02-03 | 2001-11-30 | 가네꼬 히사시 | 특정각속도로인한진동이없는디스크드라이버용자동평형기구 |
US6214605B1 (en) | 1997-12-25 | 2001-04-10 | Nikken Chemicals Co., Ltd. | Microorganism and a process for producing polyols by using the same |
US6740991B2 (en) * | 2000-02-28 | 2004-05-25 | Pioneer Corporation | Current noise insulated spindle motor |
CN110178295A (zh) * | 2017-01-11 | 2019-08-27 | Lg伊诺特有限公司 | 电机 |
CN110178295B (zh) * | 2017-01-11 | 2022-01-11 | Lg伊诺特有限公司 | 电机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3063398B2 (ja) | 2000-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2869064B2 (ja) | ディスク駆動装置 | |
US5675196A (en) | High speed ten pole/twelve slot D.C. brushless motor with minimized net radial force and low cogging torque | |
JPH05240241A (ja) | スピンドルモータ | |
US6115213A (en) | Bearing assembly having compact thickness, spindle motor and actuator using the same bearing assembly, and magnetic disk drive | |
JP2001027231A (ja) | フラットモータの軸受構造 | |
JPH0630541A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0956110A (ja) | 複合軸受装置を備えるモータ | |
JP3201100B2 (ja) | 光磁気ディスクスピンドルモータ | |
JPS61104418A (ja) | 回転ヘツド装置 | |
JP2001327120A (ja) | ディスク駆動装置 | |
JP3218753B2 (ja) | 回転多面鏡駆動装置 | |
JPH05168212A (ja) | ブラシレスモータ | |
JPS60219953A (ja) | モ−タ | |
JP2000078814A (ja) | 記録ディスク駆動用スピンドルモータ | |
JPH03261359A (ja) | ディスク駆動装置用モータ | |
JP2002233099A (ja) | 磁気ディスク用スピンドルモータおよびその製造方法 | |
JPS6345831Y2 (ja) | ||
JPH07244922A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2975156B2 (ja) | 回転駆動装置 | |
JP2002165395A (ja) | モータ | |
JPH06245462A (ja) | モータ | |
JP2562870Y2 (ja) | アウタロ−タ型モ−タ | |
JPS61267915A (ja) | Vtr用回転ヘツド装置 | |
JP2000078792A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH09149614A (ja) | スピンドルモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |