JP2975156B2 - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP2975156B2
JP2975156B2 JP3108254A JP10825491A JP2975156B2 JP 2975156 B2 JP2975156 B2 JP 2975156B2 JP 3108254 A JP3108254 A JP 3108254A JP 10825491 A JP10825491 A JP 10825491A JP 2975156 B2 JP2975156 B2 JP 2975156B2
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rotary drive
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茂樹 岡内
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Canon Inc
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面対向タイプの回転駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の回転駆動装置の断面図であ
る。以下、図4に基づいて静止画記録再生装置の回転駆
動装置を用いて説明する。図4において、1は図示して
いない記録媒体をチャッキングするスピンドル、2は前
記記録媒体をスピンドル1に対して吸引固定するチャッ
キングマグネット、3は界磁マグネット、4はこの界磁
マグネット3のバックヨークであり、界磁マグネット3
が接着され、且つ、接着或は圧入により前記スピンドル
1に固定されている。5は前記スピンドル1に圧入され
たシャフト、6は前記界磁マグネット3の位相を検出す
るセンサ(例えば、ホール素子、以下ホール素子とい
う)、20は回転駆動用コイル(以下コイルという)、
21は前記ホール素子6やコイル20がハンダ付けされ
たステータ基板、22は前記ホール素子6、コイル2
0、ステータ基板21をはさんで、前記界磁マグネット
3に対向して配設されたステータヨーク、10は前記シ
ャフト5のすべり軸受、11は前記すべり軸受10が圧
入され、また、前記ステータヨーク22に加締により固
定されるハウジング、12は前記シャフトの球R加工さ
れた一端が当接し、前記界磁マグネット3とステータヨ
ート10の吸引力を受けるスラスト受けである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では装置の薄形化を考えた場合、トルク発生部にお
いては、厚みはコイルの厚みよりもどちらかというと、
ホール素子の厚みに左右されている為、薄形化を阻害す
る一因となっていた。
【0004】本発明はかかる従来の課題を解決するため
になされたもので、ホール素子の厚みに左右されること
なく薄形化を図ることのできる回転駆動装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の回転起動装置は、回転軸と、この回転
軸を指示する軸受と、前記回転軸側に設けられた界磁マ
グネットと、この界磁マグネットに電流を流すことによ
り回転トルクを発生させる駆動コイルと、前記界磁マグ
ネットの位相を検出するセンサと、前記界磁マグネット
に対向して配置され磁気回路を構成する固定ヨークとを
有する回転駆動装置において、前記固定ヨークは、前記
界磁マグネットに対し、略平行に配置されるとともに、
前記界磁マグネットに対し距離の異なる第1の面と第2
の面を有し、前記第1の面は、前記第2の面より前記マ
グネットから離れると共に、外周端の一部を含む領域に
わたって形成され、前記センサは、前記マグネットと前
記第1の面との間隙に配されているものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ホール素子位置に対応する固
定ヨークをコイルに対するホール素子の出張り量に対応
した量だけヨークの他の部分と略平行に曲げ加工するこ
とにより、回転駆動装置の特性を向上させ、且つ、薄形
化が実現できる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示した回転駆動装置
の断面図であり、図2は図1のステータ基板の透視図で
ある。また、図1、図2において、従来例と同一部品は
同一番号を付し、その説明は省略する。
【0008】図1、図2において、7は回転駆動用コイ
ル(以下コイルという)、8は前記ホール素子6やコイ
ル7、それにドライブIC等の電子部品が実装されたス
テータ基板、9は前記実装されたステータ基板8をはさ
んで、前記界磁マグネット3に対向して配設されたステ
ータヨークで後述のハウジングを加締める部分9−aと
前記ホール素子6の位置に対応する部分が前記部分9−
aと略平行な曲げ部分9−bからなっておりその段差は
前記コイル7からのホール素子6の出張り量に略等しく
設定されている。10は前記シャフトのすべり軸受、1
1は前記すべり軸受10が圧入され、また、前記ステー
タヨーク9に加締により固定されるハウジング、12は
前記シャフトの球R加工された一端が当接し、前記界磁
マグネットとステータヨークの吸引力を受けるスラスト
受けである。図2は図1に示す本発明の回転駆動装置の
ステータ基板から固定ヨークを見た時の透視図であり、
6コの巻線コイル7が配置され、そのうちの2つのコイ
ル7の中にホール素子6が配設されている。ここでは、
二つのホール素子6の出力から電気角で120°はなれ
たホール素子6の出力を作り、3つの出力より回転駆動
装置の電流の切り替えを行い、回転駆動させている。
【0009】上記構成において、回転駆動装置のトルク
特性は、磁気ギャップが従来に比べ小さくなる為にギャ
ップにおける磁束密度が上昇し、トルクアップがはかれ
る。また、トルクを現状と同程度とすると、界磁マグネ
ット3をさらに薄くすることができ、さらなる薄型化と
コストダウンを図ることができる。また、ヨークに段差
を設けることにより、界磁マグネット3とステータヨー
ク9間の吸引力のかたよりが発生し、スピンドル1、界
磁マグネット3、バックヨーク4にクリアランス5で構
成されるロータアセンプリはすべり軸受10とシャフト
5にクリアランスがあってもそれに影響されない回転が
実現でき、スピンドル1の振れ精度が向上するという利
点も有している。
【0010】また、上記実施例によって、コイル7は巻
線として説明したが、エッチング或はメッキタイプのコ
イル、更には、ラミネートタイプのコイルでも可能であ
り、また、ホール素子は二個使用タイプで説明したが、
これに限定されるものではない。また、固定ヨークの段
差はホール素子のコイルに対する出張り量とほぼ等しく
設定したが、ステータヨーク9の板厚との関係で制限を
受ける場合もあるので、その時はその限度までの段差と
すればよい。
【0011】図3は本発明の他の実施例を示す図で、ホ
ール素子6をステータヨーク9に設けた孔内に落ち込む
ことによって、さらに薄形化したものである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、ホール素子位置に
対応する固定ヨークをコイルにたいするホール素子の出
張り量に対応した量だけヨークの他の部分と略平行に曲
げ加工することにより、回転駆動装置の特性を向上さ
せ、且つ、薄形化を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した回転駆動装置の断面
図である。
【図2】図1のステータ基板の透視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の回転駆動装置の断面図である。
【符号の説明】
6 ホール素子 7、20 コイル 9−a、9−b、22 ステータヨーク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸を指示する軸受
    と、前記回転軸側に設けられた界磁マグネットとこの
    界磁マグネットに電流を流すことにより回転トルクを発
    生させる駆動コイルと、前記界磁マグネットの位相を検
    出するセンサと、前記界磁マグネットに対向して配置さ
    れ磁気回路を構成する固定ヨークとを有する回転駆動装
    置において、 前記固定ヨークは前記界磁マグネットに対し、略平行
    に配置されるとともに、前記界磁マグネットに対し距離
    の異なる第1の面と第2の面を有し、 前記第1の面は、前記第2の面より前記マグネットから
    離れると共に、外周端の一部を含む領域にわたって形成
    され、 前記センサは、前記マグネットと前記第1の面との間隙
    に配されている ことを特徴とする回転駆動装置。
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JPH04317548A JPH04317548A (ja) 1992-11-09
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