JP3336748B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3336748B2 JP15264594A JP15264594A JP3336748B2 JP 3336748 B2 JP3336748 B2 JP 3336748B2 JP 15264594 A JP15264594 A JP 15264594A JP 15264594 A JP15264594 A JP 15264594A JP 3336748 B2 JP3336748 B2 JP 3336748B2
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俊郎 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばVTR用のキ
ャプスタンモータとして用いて最適なブラシレスモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばVTRにはVTRテープを搬送
するためにキャプスタンモータを用いる。このキャプス
タンモータは、図4と図5に示すようなコアレス構造の
ブラシレスモータを用いる。
【0003】図4と図5に示す従来のVTR(ビデオテ
ープレコーダ)用のキャプスタンモータ1は、磁気テー
プの搬送用として用いられ、ロータ部10と、ステータ
部20と、センサ部30とで構成される偏平ブラシレス
モータである。ロータ部10においては、円板状のロー
タマグネット11にその外周側および上側を被包するロ
ータヨーク12が取り付けられ、さらにその外周側に回
転検出用のFG(Frequency Generat
or)マグネット13が取り付けられている。
【0004】ロータヨーク12の中心にはロータボス1
4を設け、ロータボス14を介して回転ヨーク15が具
備されている。すなわち、ステータ基板21と巻線コイ
ル22は、ロータマグネット11と回転ヨーク15の間
に配置されている。ロータ部10のロータボス14の中
心には回転軸16が取り付けられている。この回転軸1
6は、ステータ部20のバックヨーク23に固定されて
いる軸受けハウジング24に具備されている軸受けメタ
ル25で回転自在に支持されている。ロータマグネット
11およびFGマグネット13は、全周にわたって複数
の磁極が着磁されている。また、回転軸16にはオイル
シール17が設けられている。
【0005】ステータ部26においては、図4および図
5に示すようにロータマグネット11の下面に対向配置
された複数の駆動用巻線コイル22が、ステータ基板2
1に対して固定されている。
【0006】このように巻線コイル22をマウントした
ステータ基板21は、取付台24aを介して、バックヨ
ーク23に固定されている。この巻線コイル22に励磁
電流を順次供給することによって磁界が発生し、この磁
界によってロータマグネット11、すなわちロータ部1
0が回転する。センサ部30においては、ロータ部10
のFGマグネット13の外周面に対向させて感磁性素子
31が所定の間隔で複数個配置されている。
【0007】この感磁性素子31はFGマグネット13
の回転によって生じる磁界の変化を検出するもので、こ
れは磁界の変化によって抵抗値が変化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のキ
ャプスタンモータ1では、次のような問題がある。キャ
プスタンモータ1では、高回転で使用するような場合
に、低鉄損を実現するために、コアレス構造を採用して
いる。しかし、このようなキャプスタンモータ1で高ト
ルクを実現するためには、巻線コイル22あるいは薄巻
コイルをステータ側に使用しなければならない。しかも
コストを下げる目的から、ステータ基板はパターンを配
したガラスエポキシ基板を用いており、ガラスエポキシ
基板は強度的に弱い。図5に示すように、ステータ基板
21の一方の面に対して巻線コイル22を固定している
構造なので、巻線コイル22の厚みとステータ基板21
の厚みが重なり、キャプスタンモータ1の厚みはW1と
なり、キャプスタンモータ1の薄型化が難しいという問
題がある。
【0009】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、モータの薄型化を実現でき、しか
も強度を向上させて、さらには駆動回路からの電源の供
給も容易に行えるブラシレスモータを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、マグネットを有するロータ部と、前記ロータ部
が回転可能に支持されているステータ部であって、ステ
ータ基板とコイルを有し、前記ステータ基板に前記コイ
ルが一体成型されている前記ステータ部と、を備えるブ
ラシレスモータにより、達成される。本発明にあって
は、好ましくは前記ステータ基板に対して、駆動回路と
接続を行うためのコネクタ部を備える。本発明にあって
は、好ましくは前記ステータ基板に対して、前記コイル
を電気的に接続するためのランドを有するフレキシブル
基板を備える。本発明にあっては、好ましくは前記ロー
タは、被搬送体を送るための回転軸を備える。本発明に
あっては、好ましくは前記被搬送体は、VTRテープで
ある。
【0011】
【作用】上記構成によれば、ステータ基板にコイルを一
体成型するので、ステータ基板の厚みとコイルの厚みが
積み重ならず、ブラシレスモータの厚みが薄くなる。ま
た、好ましくは、駆動回路と接続を行うためのコネクタ
部を備えることで、駆動回路とコイルの電気的な接続が
容易になる。好ましくは前記ステータ基板に対して、コ
イルを電気的に接続するためのランドを備えれば、コイ
ルの電気的な接続が容易になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0013】図1は、本発明のブラシレスモータを、V
TR用のキャプスタンモータとして用いている例を示し
ている。このキャプスタンモータ100は、磁気テープ
の搬送用として用いられ、ロータ部110と、ステータ
部120と、センサ部130とで構成される偏平ブラシ
レスモータである。
【0014】ロータ部110においては、円板状のロー
タマグネット111にその外周側および上側を被包する
ロータヨーク112が取り付けられ、さらにその外周側
に回転検出用のFG(Frequency Gener
ator)マグネット113が取り付けられている。ロ
ータヨーク112の中心にはロータボス114を設けて
おり、ロータボス114を介して回転ヨーク115が設
けられている。すなわち、ステータ基板141と巻線コ
イル122は、ロータマグネット111と回転ヨーク1
15の間に配置される。
【0015】ロータ部110の中心には回転軸116が
取り付けられている。この回転軸116は、ステータ部
120のバックヨーク123に固定されている軸受けハ
ウジング124の軸受けメタル125を介して回転自在
に支持されている。ロータマグネット111およびFG
マグネット113は、全周にわたって複数の磁極が着磁
されている。また、回転軸116にはオイルシール11
7が設けられている。VTRテープは、回転軸116の
これらのオイルシール117の間を通過する。
【0016】ステータ部120においては、図1および
図2に示すようにロータマグネット111に対向して配
置された複数の駆動用巻線コイル122がステータ基板
141に一体成形により一体化されている。巻線コイル
122を一体化したステータ基板141は、取付台12
4aを介してバックヨーク123に固定されている。駆
動回路200から、コネクタ部142を介してこの巻線
コイル122に励磁電流を順次供給することによって磁
界が発生し、この磁界によってロータマグネット11
1、すなわちロータ部110が回転する。
【0017】センサ部130においては、ロータ部11
0のFGマグネット113の外周面に対向させて感磁性
素子131が所定の間隔で複数個配置されている。この
感磁性素子131はFGマグネット113の回転によっ
て生じる磁界の変化を検出するもので、これは磁界の変
化によって抵抗値が変化する。
【0018】本発明の実施例では、従来の課題を解決す
るために、上述したように、ステータ基板141に対し
て巻線コイル122を樹脂で一体成型して、ブラシレス
モータ100のトータルの厚さWを抑えながら、強度を
向上させたステータ基板141を形成している。さら
に、コネクタ部142をこのステータ基板141上に設
けている。一体成型用の樹脂としては、たとえばABS
(アルキルニトリル−ブタジエン−スチレン)やPOM
(ポリアセタール)等を用いることができる。
【0019】このステータ基板141を使用すること
で、従来のガラスエポキシ基板によるステータ基板12
1で発生していたカケ、ソリの問題が解決され、ステー
タ基板の強度を向上して、しかもモータの薄型化が実現
できる。
【0020】さらに、駆動回路200から巻線コイル1
22に励磁電流を供給するためのパターンは、図2と図
3に示すように、フレキシブルプリント基板143もし
くはそれに代わるものを用いる。このフレキシブルプリ
ント基板143は、ステータ基板141に、接着また
は、樹脂の一体成型により取り付けることで、実現可能
となる。
【0021】また、樹脂による一体成型のステータ基板
141を用いることで、図2のように、フレキシブルプ
リント基板143をインサート成型して、コネクタピン
144を利用してコネクタ部142を設けることができ
る。このコネクタ部142を介して、ステータ基板14
1を駆動回路200に接続している。すなわち、従来の
ように別途コネクタハウジングを部品として用意して使
用する必要がなく、しかもハンダ処理をしていないの
で、信頼性が向上する。フレキシブルプリント基板14
3の配線パターンとコネクタピン144の接続は、成型
する前に、接続しておく方式、突き当てで接触させる方
式等があるが、方式はこの限りではない。
【0022】他の形式として、図3のようにフレキシブ
ルプリント基板143をステータ基板141に設け、図
2のようなコネクタ部142を設けず、カードエッジコ
ネクタ用の接続が可能なようにランド145を設ける方
式もある。
【0023】上述したように、本発明の実施例では、巻
線コイルを樹脂で一体成型したステータ基板を利用する
ことによって、ステータ基板の強度が向上する。図5に
示す従来の巻線コイルとガラスエポキシ基板を積み重ね
た方式のステータアセンブリ(ステータ部)よりも、図
1に示す本発明の実施例における巻線コイルとフレキシ
ブルプリント基板を樹脂で一体成型したステータアセン
ブリ(ステータ部)の方が、軸方向の厚みを薄くでき
る。そのため、モータの薄型化が可能であり、 コネク
タを同一ステータ基板に設けているため、コネクタハウ
ジングを別部品で用意する必要がなく、しかもハンダ処
理を必要としないので、信頼性が向上する。これらのこ
とから部品点数が削減でき、コストダウンが図れる。
【0024】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。上述した実施例では本発明のブラシレスモータとし
てVTR用のキャプスタンモータに適用している。しか
しこれに限らず、他の利用分野でのモータに対しても本
発明を適用することは可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータの薄型化を実現でき、しかも強度を向上させて、さ
らには駆動回路からの電源の供給も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラシレスモータをVTR用のキャプ
スタンモータとして用いた例を示す断面図。
【図2】図1における一体型ステータ基板の好ましい実
施例を示す図。
【図3】本発明の一体型成型ステータ基板の他の好まし
い実施例を示す図。
【図4】従来のキャプスタンモータを示す平面図。
【図5】従来のキャプスタンモータの構造を示す断面
図。
【符号の説明】
100 ブラシレスモータ(キャプスタンモータ) 110 ロータ部 120 ステータ部 122 巻線コイル 141 ステータ基板 142 コネクタ部 200 駆動回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−135796(JP,A) 特開 平2−111247(JP,A) 実開 平5−74158(JP,U) 実開 昭62−195367(JP,U) 実開 昭64−16180(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 H02K 21/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネットを有するロータ部と、 前記ロータ部を回転可能に支持し、フレキシブル基板と
    コイルが一体成形されているステータ基板とを備えたス
    テータ部とを有するブラシレスモータにおいて、駆動回
    路と接続を行うためのコネクタピンと前記フレキシブル
    基板とを突き当てて、前記コネクタピンを前記ステータ
    基板に一体成形することによって、 前記ステータ基板に一体成形されたコネクタ部を設けた
    ことを特徴とする ブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】前記ロータ部は、被搬送体を送るための回
    転軸を備える請求項1に記載のブラシレスモータ。
JP15264594A 1994-06-10 1994-06-10 ブラシレスモータ Expired - Fee Related JP3336748B2 (ja)

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