JPH08182283A - モータ - Google Patents
モータInfo
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- JPH08182283A JPH08182283A JP6334818A JP33481894A JPH08182283A JP H08182283 A JPH08182283 A JP H08182283A JP 6334818 A JP6334818 A JP 6334818A JP 33481894 A JP33481894 A JP 33481894A JP H08182283 A JPH08182283 A JP H08182283A
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- JP
- Japan
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- rotor
- motor
- stator
- stator substrate
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】漏洩磁束やコギングトルク等の発生というモー
タ特性に悪影響を与える要因を防ぐことができ、かつ安
価に作ることができるモータを提供すること。 【構成】マグネット１を有するロータＲと、ロータＲの
マグネット１に対応して配置されてマグネット１を露出
させるように形成されているステータ基板２を有し、ス
テータＳにはロータＲが回転可能に支持されている。磁
性材からなるシャーシ３はステータＳを保持している。
このシャーシ３は、マグネットのステータ基板２から露
出している部分に対応して配置される補完部４を有す
る。
タ特性に悪影響を与える要因を防ぐことができ、かつ安
価に作ることができるモータを提供すること。 【構成】マグネット１を有するロータＲと、ロータＲの
マグネット１に対応して配置されてマグネット１を露出
させるように形成されているステータ基板２を有し、ス
テータＳにはロータＲが回転可能に支持されている。磁
性材からなるシャーシ３はステータＳを保持している。
このシャーシ３は、マグネットのステータ基板２から露
出している部分に対応して配置される補完部４を有す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばＶＴＲのキャ
プスタンモータとして用いて最適なモータに関するもの
である。
プスタンモータとして用いて最適なモータに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】たとえばＶＴＲにはＶＴＲテープを搬送
するために、キャプスタンモータを用いる。このキャプ
スタンモータは、図５と図６に示すようなブレシレスモ
ータを用いる。図５は、従来のキャプスタンモータを示
し、図６は図５の従来のキャプスタンモータのステータ
基板を示している。図５と図６において、モータは、ピ
ンチローラと共に磁気テープの搬送をするために用いら
れる面対向型モータである。ロータはロータマグネット
１０１を有し、ステータはステータ基板１０２を備えて
いる。ステータはシャーシ１０３に対して固定されてい
る。ロータのキャプスタン軸１０４はロータマグネット
１０１と一体に回転する。ステータ基板１０２のコイル
１０５に通電することにより、ロータがステータに対し
て回転するようになっている。
するために、キャプスタンモータを用いる。このキャプ
スタンモータは、図５と図６に示すようなブレシレスモ
ータを用いる。図５は、従来のキャプスタンモータを示
し、図６は図５の従来のキャプスタンモータのステータ
基板を示している。図５と図６において、モータは、ピ
ンチローラと共に磁気テープの搬送をするために用いら
れる面対向型モータである。ロータはロータマグネット
１０１を有し、ステータはステータ基板１０２を備えて
いる。ステータはシャーシ１０３に対して固定されてい
る。ロータのキャプスタン軸１０４はロータマグネット
１０１と一体に回転する。ステータ基板１０２のコイル
１０５に通電することにより、ロータがステータに対し
て回転するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなモータで
は、ステータ基板１０２は、ロータマグネットの磁力を
全面的に受けるようにするために、ロータマグネット１
０１に対応する部分よりも大きい部分の範囲で円盤型に
なっている。このようにステータ基板１０２がロータマ
グネット１０１の磁力を全面的に受けるように形成する
ことにより、コギングトルク（トルク変動）や漏洩磁束
の発生が少なく、モータを設計する場合にモータのトル
ク特性を確保することができる。逆にいえば、ステータ
基板１０２よりロータマグネット１０１を露出させる
と、コギングトルクや漏洩磁束が大きくなってしまう。
このような理由により、従来のモータでは、ロータマグ
ネット１０１をステータ基板１０２から露出させないよ
うにしていた。しかしこのような大型のステータ基板１
０２は、高価であり小型化ができないので、モータのコ
スト低減の妨げとなっている。
は、ステータ基板１０２は、ロータマグネットの磁力を
全面的に受けるようにするために、ロータマグネット１
０１に対応する部分よりも大きい部分の範囲で円盤型に
なっている。このようにステータ基板１０２がロータマ
グネット１０１の磁力を全面的に受けるように形成する
ことにより、コギングトルク（トルク変動）や漏洩磁束
の発生が少なく、モータを設計する場合にモータのトル
ク特性を確保することができる。逆にいえば、ステータ
基板１０２よりロータマグネット１０１を露出させる
と、コギングトルクや漏洩磁束が大きくなってしまう。
このような理由により、従来のモータでは、ロータマグ
ネット１０１をステータ基板１０２から露出させないよ
うにしていた。しかしこのような大型のステータ基板１
０２は、高価であり小型化ができないので、モータのコ
スト低減の妨げとなっている。
【０００４】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、漏洩磁束やコギングトルク等の発
生というモータ特性に悪影響を与える要因を防ぐことが
でき、かつ安価に作ることができるモータを提供するこ
とを目的としている。
なされたものであり、漏洩磁束やコギングトルク等の発
生というモータ特性に悪影響を与える要因を防ぐことが
でき、かつ安価に作ることができるモータを提供するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項１に
記載の発明にあっては、マグネットを有するロータと、
前記ロータの前記マグネットに対応して配置されて前記
マグネットを露出させるように形成されているステータ
基板を有し、前記ロータが回転可能に支持されているス
テータと、磁性材からなるシャーシであり、前記ステー
タを保持し、前記マグネットの前記ステータ基板から前
記露出している部分に対応して配置される補完部を有す
る前記シャーシと、を備えるモータにより、達成され
る。請求項２に記載の発明にあっては、好ましくは前記
補完部は、前記シャーシを折り曲げて形成した部分であ
る。請求項３に記載の発明にあっては、好ましくは前記
補完部は、前記シャーシに取り付けられた磁性材からな
る部材である。請求項４に記載の発明にあっては、好ま
しくは磁気テープを送るためのキャプスタンモータであ
る。
記載の発明にあっては、マグネットを有するロータと、
前記ロータの前記マグネットに対応して配置されて前記
マグネットを露出させるように形成されているステータ
基板を有し、前記ロータが回転可能に支持されているス
テータと、磁性材からなるシャーシであり、前記ステー
タを保持し、前記マグネットの前記ステータ基板から前
記露出している部分に対応して配置される補完部を有す
る前記シャーシと、を備えるモータにより、達成され
る。請求項２に記載の発明にあっては、好ましくは前記
補完部は、前記シャーシを折り曲げて形成した部分であ
る。請求項３に記載の発明にあっては、好ましくは前記
補完部は、前記シャーシに取り付けられた磁性材からな
る部材である。請求項４に記載の発明にあっては、好ま
しくは磁気テープを送るためのキャプスタンモータであ
る。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、ステータ基板は、ロータの
マグネットに対応して配置されてマグネットを露出させ
るように形成されているので、高価なステータ基板の面
積を小さくすることができる。そして、補完部が、その
マグネットのステータ基板から露出している部分に対応
して、配置されているので、漏洩磁束やコギングトルク
等の発生というモータ特性に悪影響を与える要因を防ぐ
ことができる。
マグネットに対応して配置されてマグネットを露出させ
るように形成されているので、高価なステータ基板の面
積を小さくすることができる。そして、補完部が、その
マグネットのステータ基板から露出している部分に対応
して、配置されているので、漏洩磁束やコギングトルク
等の発生というモータ特性に悪影響を与える要因を防ぐ
ことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【０００８】実施例１ 図１は、本発明のモータの好ましい実施例を示してい
て、このモータはＶＴＲデッキの内部に設けられるキャ
プスタンモータである。このキャプスタンモータは、ロ
ータＲ、ステータＳおよびシャーシ３を有している。こ
のシャーシ３は、ＶＴＲデッキのシャーシ（メカシャー
シ）である。ロータＲは、ロータマグネット１、磁性材
料から作られているロータケース６、ロータボス７およ
びキャプスタン軸８を有している。ロータマグネット１
は、ロータケース６の内面側に取り付けられていて、Ｎ
極とＳ極が交互に多極着磁されたマグネットである。ロ
ータマグネット１は、ロータケース６の内面に対して接
着または磁気的吸着力で固定されるのが好ましい。ロー
タケース６は、ロータボス７と締結されている。ロータ
ボス７はキャプスタン軸８の一端側と締結されている。
て、このモータはＶＴＲデッキの内部に設けられるキャ
プスタンモータである。このキャプスタンモータは、ロ
ータＲ、ステータＳおよびシャーシ３を有している。こ
のシャーシ３は、ＶＴＲデッキのシャーシ（メカシャー
シ）である。ロータＲは、ロータマグネット１、磁性材
料から作られているロータケース６、ロータボス７およ
びキャプスタン軸８を有している。ロータマグネット１
は、ロータケース６の内面側に取り付けられていて、Ｎ
極とＳ極が交互に多極着磁されたマグネットである。ロ
ータマグネット１は、ロータケース６の内面に対して接
着または磁気的吸着力で固定されるのが好ましい。ロー
タケース６は、ロータボス７と締結されている。ロータ
ボス７はキャプスタン軸８の一端側と締結されている。
【０００９】キャプスタン軸８は、ステータＳに対して
回転可能に支持されている。ステータＳは、ステータ基
板２、軸受けハウジング９、コイル１０を備えている。
ステータ基板２の上には、複数のコイル１０が図２に示
すように同じ角度をおいて配置されている。図２の例で
は、６つのコイル１０が配置されている。ただし、コイ
ル１０とコイル１０の間には、３つのホール素子Ｈが設
けられている。このホール素子Ｈは、モータのロータＲ
の回転数を検出したり回転速度を検出するためのもので
ある。各コイル１０は、ロータＲのロータマグネット１
に対面するようにして配置されている。図１と図２に示
すように、ステータ基板２には、ＩＣ等の電子部品をマ
ウントするマウント部分１３と節約部分１４を有してい
る。
回転可能に支持されている。ステータＳは、ステータ基
板２、軸受けハウジング９、コイル１０を備えている。
ステータ基板２の上には、複数のコイル１０が図２に示
すように同じ角度をおいて配置されている。図２の例で
は、６つのコイル１０が配置されている。ただし、コイ
ル１０とコイル１０の間には、３つのホール素子Ｈが設
けられている。このホール素子Ｈは、モータのロータＲ
の回転数を検出したり回転速度を検出するためのもので
ある。各コイル１０は、ロータＲのロータマグネット１
に対面するようにして配置されている。図１と図２に示
すように、ステータ基板２には、ＩＣ等の電子部品をマ
ウントするマウント部分１３と節約部分１４を有してい
る。
【００１０】電子部品搭載部１３は、ステータ基板２よ
り突出した部分である。これに対して節約部分１４は、
ステータ基板２の直径と平行に直線状に形成された部分
である。この節約部分１４の端面は、シャーシ３側の鉄
板４の端面に対面している。このステータ基板２は、た
とえば鉄板の上に絶縁層を形成し、その上に配線パター
ンを形成した基板を採用することができる。ステータ基
板２は、その基板から面積利用効率良く打ち抜いたよう
なものを用いることができる。シャーシ３は、磁性材か
ら作られていて、このシャーシ３に対してネジ５を介し
て鉄板４が固定されている。この鉄板４は、図１と図２
に示すようにステータ基板２の節約部分１４を補完する
ような補完部分である。つまりステータ基板２と鉄板４
により、好ましくはほぼ円形状になっている。磁性材料
である鉄板４は、ステータ基板２の節約部分１４でその
使用面積を節約した部分を補うためのものである。鉄板
４とステータ基板２は、所定の隙間をあけて配置されて
いる。
り突出した部分である。これに対して節約部分１４は、
ステータ基板２の直径と平行に直線状に形成された部分
である。この節約部分１４の端面は、シャーシ３側の鉄
板４の端面に対面している。このステータ基板２は、た
とえば鉄板の上に絶縁層を形成し、その上に配線パター
ンを形成した基板を採用することができる。ステータ基
板２は、その基板から面積利用効率良く打ち抜いたよう
なものを用いることができる。シャーシ３は、磁性材か
ら作られていて、このシャーシ３に対してネジ５を介し
て鉄板４が固定されている。この鉄板４は、図１と図２
に示すようにステータ基板２の節約部分１４を補完する
ような補完部分である。つまりステータ基板２と鉄板４
により、好ましくはほぼ円形状になっている。磁性材料
である鉄板４は、ステータ基板２の節約部分１４でその
使用面積を節約した部分を補うためのものである。鉄板
４とステータ基板２は、所定の隙間をあけて配置されて
いる。
【００１１】キャプスタン軸８は、軸受けハウジング９
の軸受け１５，１５により回転可能に支持されている。
キャプスタン軸８の下端は、スラスト受け１６により回
転可能に支持されている。円形の一部をカットしたよう
な形状のステータ基板２に対してはコイル１０がマウン
トされていて、結線されている。ステータ基板２は、軸
受けハウジング９と締結されている。
の軸受け１５，１５により回転可能に支持されている。
キャプスタン軸８の下端は、スラスト受け１６により回
転可能に支持されている。円形の一部をカットしたよう
な形状のステータ基板２に対してはコイル１０がマウン
トされていて、結線されている。ステータ基板２は、軸
受けハウジング９と締結されている。
【００１２】ステータ基板２のコイル１０に対して励磁
電流を順次供給することによって磁界が発生し、この磁
界によってロータマグネット１、すなわちロータＲが回
転する。この回転の際に、ステータ基板２の形状を円形
から一部削除したような形状にすると、ロータマグネッ
ト１からの漏洩磁束の発生や、コギングトルクの発生が
問題になるが、図１の本発明の実施例では、ステータ基
板２の節約部分１４に対応して磁性材である鉄板４を補
って配置しているので、コギンクトルクや漏洩磁束の発
生がない。すなわちステータ基板２と鉄板４は、ロータ
マグネット１が磁気的に露出しないようにしているため
である。つまり、鉄板４は、ロータマグネット１がステ
ータ基板２に露出してしまうことを防いで、コギングト
ルクや漏洩磁束をなくすことができる。
電流を順次供給することによって磁界が発生し、この磁
界によってロータマグネット１、すなわちロータＲが回
転する。この回転の際に、ステータ基板２の形状を円形
から一部削除したような形状にすると、ロータマグネッ
ト１からの漏洩磁束の発生や、コギングトルクの発生が
問題になるが、図１の本発明の実施例では、ステータ基
板２の節約部分１４に対応して磁性材である鉄板４を補
って配置しているので、コギンクトルクや漏洩磁束の発
生がない。すなわちステータ基板２と鉄板４は、ロータ
マグネット１が磁気的に露出しないようにしているため
である。つまり、鉄板４は、ロータマグネット１がステ
ータ基板２に露出してしまうことを防いで、コギングト
ルクや漏洩磁束をなくすことができる。
【００１３】実施例２ 図３と図４は本発明のモータの好ましい実施例２を示し
ている。図３と図４の実施例２は、図１と図２の実施例
１と大まかな部分でほぼ同じ構造を有している。このキ
ャプスタンモータは、ロータＲ、ステータＳおよびシャ
ーシ３を有している。このシャーシ３は、ＶＴＲデッキ
のシャーシ（メカシャーシ）である。ロータＲは、ロー
タマグネット１、磁性材料から作られているロータケー
ス６、ロータボス７およびキャプスタン軸８を有してい
る。ロータマグネット１は、ロータケース６の内面側に
取り付けられていて、Ｎ極とＳ極が交互に多極着磁され
たマグネットである。ロータマグネット１は、ロータケ
ース６の内面に対して接着または磁気的吸着力で固定さ
れるのが好ましい。ロータケース６は、ロータボス７と
締結されている。ロータボス７はキャプスタン軸８の一
端側と締結されている。
ている。図３と図４の実施例２は、図１と図２の実施例
１と大まかな部分でほぼ同じ構造を有している。このキ
ャプスタンモータは、ロータＲ、ステータＳおよびシャ
ーシ３を有している。このシャーシ３は、ＶＴＲデッキ
のシャーシ（メカシャーシ）である。ロータＲは、ロー
タマグネット１、磁性材料から作られているロータケー
ス６、ロータボス７およびキャプスタン軸８を有してい
る。ロータマグネット１は、ロータケース６の内面側に
取り付けられていて、Ｎ極とＳ極が交互に多極着磁され
たマグネットである。ロータマグネット１は、ロータケ
ース６の内面に対して接着または磁気的吸着力で固定さ
れるのが好ましい。ロータケース６は、ロータボス７と
締結されている。ロータボス７はキャプスタン軸８の一
端側と締結されている。
【００１４】キャプスタン軸８は、ステータＳに対して
回転可能に支持されている。ステータＳは、ステータ基
板２、軸受けハウジング９、コイル１０を備えている。
ステータ基板２の上には、複数のコイル１０が図２に示
すように同じ角度をおいて配置されている。図４の例で
は、６つのコイル１０が配置されている。ただし、コイ
ル１０とコイル１０の間には、３つのホール素子Ｈが設
けられている。このホール素子Ｈは、モータのロータＲ
の回転数を検出したり回転速度を検出するためのもので
ある。各コイル１０は、ロータＲのロータマグネット１
に対面するようにして配置されている。図３と図４に示
すように、ステータ基板２には、ＩＣ等の電子部品をマ
ウントするマウント部分１３と節約部分１４を有してい
る。
回転可能に支持されている。ステータＳは、ステータ基
板２、軸受けハウジング９、コイル１０を備えている。
ステータ基板２の上には、複数のコイル１０が図２に示
すように同じ角度をおいて配置されている。図４の例で
は、６つのコイル１０が配置されている。ただし、コイ
ル１０とコイル１０の間には、３つのホール素子Ｈが設
けられている。このホール素子Ｈは、モータのロータＲ
の回転数を検出したり回転速度を検出するためのもので
ある。各コイル１０は、ロータＲのロータマグネット１
に対面するようにして配置されている。図３と図４に示
すように、ステータ基板２には、ＩＣ等の電子部品をマ
ウントするマウント部分１３と節約部分１４を有してい
る。
【００１５】電子部品搭載部１３は、ステータ基板２よ
り突出した部分である。これに対して節約部分１４は、
ステータ基板２の直径と平行に直線状に形成された部分
である。この節約部分１４の端面は、シャーシ５３側の
補完部６３の端面に対面している。シャーシ５３は、折
り曲げにより形成された補完部６３を有している。この
補完部６３は、ステータ基板２の節約部分１４に対応し
て補完部６３が突出するように形成されている。補完部
６３を含むシャーシ５３は、磁性材、たとえば鉄により
作られている。このステータ基板２は、たとえば鉄板の
上に絶縁層を形成し、その上に配線パターンを形成した
基板を採用することができる。ステータ基板２は、その
基板から面積利用効率良く打ち抜いたようなものを用い
ることができる。補完部６３は、図３と図４に示すよう
にステータ基板２の節約部分１４を補完するような補完
部分である。つまりステータ基板２と補完部６３によ
り、好ましくはほぼ円形状になっている。磁性材料であ
る補完部６３は、ステータ基板２の節約部分１４でその
使用面積を節約した部分を補うためのものである。補完
部６３とステータ基板２は、所定の隙間をあけて配置さ
れている。
り突出した部分である。これに対して節約部分１４は、
ステータ基板２の直径と平行に直線状に形成された部分
である。この節約部分１４の端面は、シャーシ５３側の
補完部６３の端面に対面している。シャーシ５３は、折
り曲げにより形成された補完部６３を有している。この
補完部６３は、ステータ基板２の節約部分１４に対応し
て補完部６３が突出するように形成されている。補完部
６３を含むシャーシ５３は、磁性材、たとえば鉄により
作られている。このステータ基板２は、たとえば鉄板の
上に絶縁層を形成し、その上に配線パターンを形成した
基板を採用することができる。ステータ基板２は、その
基板から面積利用効率良く打ち抜いたようなものを用い
ることができる。補完部６３は、図３と図４に示すよう
にステータ基板２の節約部分１４を補完するような補完
部分である。つまりステータ基板２と補完部６３によ
り、好ましくはほぼ円形状になっている。磁性材料であ
る補完部６３は、ステータ基板２の節約部分１４でその
使用面積を節約した部分を補うためのものである。補完
部６３とステータ基板２は、所定の隙間をあけて配置さ
れている。
【００１６】キャプスタン軸８は、軸受けハウジング９
の軸受け１５，１５により回転可能に支持されている。
キャプスタン軸８の下端は、スラスト受け１６により回
転可能に支持されている。円形の一部をカットしたよう
な形状のステータ基板２に対してはコイル１０がマウン
トされていて、結線されている。ステータ基板２は、軸
受けハウジング９と締結されている。
の軸受け１５，１５により回転可能に支持されている。
キャプスタン軸８の下端は、スラスト受け１６により回
転可能に支持されている。円形の一部をカットしたよう
な形状のステータ基板２に対してはコイル１０がマウン
トされていて、結線されている。ステータ基板２は、軸
受けハウジング９と締結されている。
【００１７】ステータ基板２のコイル１０に対して励磁
電流を順次供給することによって磁界が発生し、この磁
界によってロータマグネット１、すなわちロータＲが回
転する。この回転の際に、ステータ基板２の形状を円形
から一部削除したような形状にすると、ロータマグネッ
ト１からの漏洩磁束の発生や、コギングトルクの発生が
問題になるが、図３の本発明の実施例では、ステータ基
板２の節約部分１４に対応して磁性材である補完部６３
を補って配置しているので、コギンクトルクや漏洩磁束
の発生がない。すなわちステータ基板２と補完部６３
は、ロータマグネット１が磁気的に露出しないようにし
ているためである。つまり、補完部６３は、ロータマグ
ネット１がステータ基板２に露出してしまうことを防い
で、コギングトルクや漏洩磁束をなくすことができる。
このようにシャーシ５３自体を成形して補完部６３を形
成することにより、さらに部品点数を減らして、コスト
ダウンを図ることが可能である。
電流を順次供給することによって磁界が発生し、この磁
界によってロータマグネット１、すなわちロータＲが回
転する。この回転の際に、ステータ基板２の形状を円形
から一部削除したような形状にすると、ロータマグネッ
ト１からの漏洩磁束の発生や、コギングトルクの発生が
問題になるが、図３の本発明の実施例では、ステータ基
板２の節約部分１４に対応して磁性材である補完部６３
を補って配置しているので、コギンクトルクや漏洩磁束
の発生がない。すなわちステータ基板２と補完部６３
は、ロータマグネット１が磁気的に露出しないようにし
ているためである。つまり、補完部６３は、ロータマグ
ネット１がステータ基板２に露出してしまうことを防い
で、コギングトルクや漏洩磁束をなくすことができる。
このようにシャーシ５３自体を成形して補完部６３を形
成することにより、さらに部品点数を減らして、コスト
ダウンを図ることが可能である。
【００１８】このように本発明のモータでは、モータの
ステータ基板よりロータマグネットを露出させ、ロータ
マグネットの磁力をステータ基板とそして磁性体である
シャーシの部分で受ける構造となっている。従って従来
のほぼ円形のステータ基板に比べて、高価なステータ基
板の面積を小さくすることができるので、ステータ基板
の低コスト化、ひいてはモータの低コスト化が可能であ
る。モータ側から見ると、ステータ基板の小型化ができ
るので安価にできる。モータ単体であると、漏洩磁束や
コギングトルクの発生等という、モータ特性に悪影響を
与えるものを、磁性体であるシャーシ側で防ぐことがで
きるので、ステータ基板を小型化しつつモータの特性を
充分に生かすことができる。ところで本発明は上記実施
例に限定されない。上述した実施例ではモータの例とし
てキャプスタンモータを示しているが、本発明はこれに
限らず、他の分野のモータ、たとえばコンパクトディス
ク等の光ディスクを回転させるためのモータやその他の
種類のモータに対しても適用することができる。
ステータ基板よりロータマグネットを露出させ、ロータ
マグネットの磁力をステータ基板とそして磁性体である
シャーシの部分で受ける構造となっている。従って従来
のほぼ円形のステータ基板に比べて、高価なステータ基
板の面積を小さくすることができるので、ステータ基板
の低コスト化、ひいてはモータの低コスト化が可能であ
る。モータ側から見ると、ステータ基板の小型化ができ
るので安価にできる。モータ単体であると、漏洩磁束や
コギングトルクの発生等という、モータ特性に悪影響を
与えるものを、磁性体であるシャーシ側で防ぐことがで
きるので、ステータ基板を小型化しつつモータの特性を
充分に生かすことができる。ところで本発明は上記実施
例に限定されない。上述した実施例ではモータの例とし
てキャプスタンモータを示しているが、本発明はこれに
限らず、他の分野のモータ、たとえばコンパクトディス
ク等の光ディスクを回転させるためのモータやその他の
種類のモータに対しても適用することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、漏
洩磁束やコギングトルク等の発生というモータ特性に悪
影響を与える要因を防ぐことができ、かつ安価に作るこ
とができる。
洩磁束やコギングトルク等の発生というモータ特性に悪
影響を与える要因を防ぐことができ、かつ安価に作るこ
とができる。
【図１】本発明のモータの好ましい実施例１を示す軸方
向の断面図。
向の断面図。
【図２】図１の実施例１のステータ基板およびその補完
部（鉄板）を示す図。
部（鉄板）を示す図。
【図３】本発明のモータの好ましい実施例２を示す軸方
向の断面図。
向の断面図。
【図４】図３の実施例２のモータのステータ基板および
その補完部を示す図。
その補完部を示す図。
【図５】従来のモータの軸方向の断面図。
【図６】従来のモータのステータ基板を示す平面図。
１ ロータマグネット ２ ステータ基板 ３ シャーシ ４ 鉄板（補完部） ５ ネジ ６ ロータケース ７ ロータボス ８ キャプスタン軸 ９ 軸受けハウジング １０ コイル ５３ シャーシ ６３ 補完部 Ｒ ロータ Ｓ ステータ
Claims (4)
- 【請求項１】 マグネットを有するロータと、 前記ロータの前記マグネットに対応して配置されて前記
マグネットを露出させるように形成されているステータ
基板を有し、前記ロータが回転可能に支持されているス
テータと、 磁性材からなるシャーシであり、前記ステータを保持
し、前記マグネットの前記ステータ基板から前記露出し
ている部分に対応して配置される補完部を有する前記シ
ャーシと、を備えることを特徴とするモータ。 - 【請求項２】 前記補完部は、前記シャーシを折り曲げ
て形成した部分である請求項１に記載のモータ。 - 【請求項３】 前記補完部は、前記シャーシに取り付け
られた磁性材からなる部材である請求項１に記載のモー
タ。 - 【請求項４】 磁気テープを送るためのキャプスタンモ
ータである請求項１ないし請求項３のいずれかに記載の
モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6334818A JPH08182283A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6334818A JPH08182283A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182283A true JPH08182283A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18281565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6334818A Pending JPH08182283A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08182283A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004017498A1 (ja) | 2002-08-16 | 2004-02-26 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | アキシャルギャップ型回転電機 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP6334818A patent/JPH08182283A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004017498A1 (ja) | 2002-08-16 | 2004-02-26 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | アキシャルギャップ型回転電機 |
| EP1542343A1 (en) * | 2002-08-16 | 2005-06-15 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
| JPWO2004017498A1 (ja) * | 2002-08-16 | 2005-12-08 | ヤマハ発動機株式会社 | アキシャルギャップ型回転電機 |
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| CN100420129C (zh) * | 2002-08-16 | 2008-09-17 | 雅马哈发动机株式会社 | 轴向间隙型旋转电机 |
| EP2043227A2 (en) * | 2002-08-16 | 2009-04-01 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
| EP2043229A2 (en) * | 2002-08-16 | 2009-04-01 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
| EP2043228A2 (en) * | 2002-08-16 | 2009-04-01 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
| EP2043227A3 (en) * | 2002-08-16 | 2011-03-23 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
| EP2043228A3 (en) * | 2002-08-16 | 2014-03-19 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
| EP2043229A3 (en) * | 2002-08-16 | 2014-03-26 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Axial gap type motor generator |
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