JPH11215775A - エンコーダ付きキャプスタンモータ - Google Patents

エンコーダ付きキャプスタンモータ

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Publication number
JPH11215775A
JPH11215775A JP10029336A JP2933698A JPH11215775A JP H11215775 A JPH11215775 A JP H11215775A JP 10029336 A JP10029336 A JP 10029336A JP 2933698 A JP2933698 A JP 2933698A JP H11215775 A JPH11215775 A JP H11215775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rotor
light
encoder
slit disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP10029336A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitsugu Sohara
良嗣 曽原
Shigenobu Sukefuku
重信 祐福
Yoshiaki Hoshino
美昭 星野
Yasuhiro Fukushima
康博 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Canon Precision Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Precision Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc, Canon Precision Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10029336A priority Critical patent/JPH11215775A/ja
Publication of JPH11215775A publication Critical patent/JPH11215775A/ja
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  • Optical Transform (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い精度が要求されるFGマグネットを用い
ることなく、少ない組み立て工数で組み立てることがで
き、コストダウンを図ることができるエンコーダ付きキ
ャプスタンモータを提供する。 【構成】 エンコーダ付きキャプスタンモータモータの
構成として、ステータに対して回転自在に支持されたロ
ータの軸と、ロータの軸に固定されたカップ状のロータ
ヨークと、ロータヨークの壁部の内側に配置されたマグ
ネットと、該マグネットの内側に対向する位置で前記ス
テータに固定された、半径方向に凸極を有し、凸極に巻
線を巻回したアマチュアコアと、ロータヨークに隣接し
て軸に固定された、光透過用の複数のスリットが形成さ
れたスリット円板と、スリット円板が回転する際にスリ
ット円板のスリットの光の透過と遮断を検出するよう
に、ステータに配置された発光兼受光部と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRなどに使用され
るテープ駆動用のキャプスタンモータの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6にVTRなどに使用されるテープ駆
動用のキャプスタンモータの従来例を断面図で示す。ト
ルクを発生するマグネット2は、カップ状のロータヨー
ク1の底面部にマグネット2の磁路を閉じるべく配置さ
れ、またロータヨーク1の外周部には表面を多極着磁さ
れたFGマグネット5が樹脂による一体成形で設けられ
ている。さらに、FGマグネット5にはトルクを他の機
構へ伝達するギヤ部5aも一体的に形成されている。ま
た、ロータヨーク1はブッシュ3を介して軸4に固定さ
れており、これらによりロータを構成している。
【0003】また、多極着磁されたFGマグネット5の
表面からの漏洩磁束を検出する磁気抵抗素子17がFG
マグネット5の外周部の適切な位置に隙間を介して取付
け部材18と共に配置されており、これらにより、エン
コーダ部が形成されている。そして、取付け部材18は
電気的導通を確保する回路基板13と共に、マグネット
2のトルクを発生させるように、磁路を閉じるべく配置
されたヨーク12に固定されている。さらに、この磁路
内で通電されることによりロータにトルクを発生させる
ための空芯コイル14が回路基板13に配置され、面対
向タイプのモータ構造となっている。
【0004】そして、ヨーク12はモータ全体を保持す
るための剛性のハウジング10に固定され、ハウジング
10の内周部には、ロータの軸4を回転自在に支持する
軸受6、11が取付けられており、また、軸4は、ハウ
ジング10の先端部に配置されたねじ9および押さえ部
材7によりスラスト受け8を介して軸方向の移動が規制
されるように軸受内に支持されている。また、軸受6、
11から軸4の表面への油にじみを防止する油切りワッ
シャ15、16が軸4に圧入されている。
【0005】この構成において、外部からの信号により
ロータが回転されると、FGマグネット5がロータの一
部として回転するため、この漏洩磁束により、磁気抵抗
素子17のセンサ部分にわずかな抵抗の変化が生じ、こ
のわずかな変化を外部回路によって波形成形してFG信
号を取り出すことにより、エンコーダとしての機能を果
たしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構成から成
るエンコーダ部のFGマブネットは、機械的な面振れを
発生させないような厳しい精度が要求され、また、磁気
的な着磁ムラを発生させない高い精度も要求されてい
た。また、磁気抵抗素子17の出力が大きくとれないた
めに、FGマグネット5に対して数10ミクロンの距離
に近づける必要があるので、組み立て時の調整が難し
く、多くの組み立て工数が必要であった。さらに、この
信号処理には、マグネットの漏洩成分をキャンセルさせ
るブリッジ構成が用いられており、回路的にある程度の
規模が必要であるなど、コスト的に不利であった。
【0007】したがって、本発明の目的は、前述の欠点
を解消したエンコーダ付きキャプスタンモータを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するめの手段】前述の目的を達成するため
に、本発明では、モータに、面対向の構造ではなく、周
対向の構造(具体的には、ステータのマグネットとロー
タのアマチュアコアを周方向に対向させる構造)を採用
することにより、モータの効率が向上させ、その分モー
タの外径を小さくし、その結果空いたスペースに光エン
コーダの受光部および発光部を配置することにより、エ
ンコーダ付きモータとして同じ大きさながらコスト的に
有利なモータを得るものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例のエンコーダ付きモー
タを説明する。
【0010】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
エンコーダ付きモータの断面図である。カップ状のロー
タヨーク1の円筒部の内周には、トルクを発生するマグ
ネット2が配置され、ロータヨーク1により磁路が形成
されている。カップ状のロータヨーク1の底面の下側
(図1で見て)には、回転することによって交互に光を
透過させ、遮断するためのスリット20a(図3参照)
が形成されたスリット円板20が隣接して配置され、こ
のスリット円板20は、ブッシュ3、取付具19によっ
て、軸1に一体的に取付けられている。そして、マグネ
ット2の内周部には、これと対向するように凸極を有す
るアマチュアコア21が配置されており、アマチュアコ
ア21には通電することによりトルクを発生する巻線2
2が巻回されており、これらはモータ全体を支持するハ
ウジング10に固定されている。
【0011】一方、ロータヨーク1の外周部には、スリ
ット円板20に対して光を発光させる発光部と、光の透
過・遮断を検出するために光を受光する受光部とからな
る発光兼受光部(フォトインタラプタ)23が取付け部
材18によってハウジングに配置された固定板25に固
定されている。また、巻線22の端末および発光兼受光
部23は、固定板25に配置された回路基板13に電気
的に接続され、外部との電気的導通を行っている。ま
た、ねじ9、押さえ部材7、スラスト受け8、軸受6、
11、油切りワッシャについては、前述した従来例と同
様に用いられている。
【0012】このように構成した周対向方式のモータで
は、同じ特性を発生させるために必要なロータの外径を
小さくできるために、ロータヨーク1の外径を従来例よ
りも小径化できる。これにより、従来例のFGマグネッ
トの位置に発光兼受光部23を配置できる。また、光に
よる検出方式なので、マグネット2の磁気漏洩成分など
の影響を受けることがないため、信号処理を安定して行
えるという利点がある。また、一般に発光兼受光部23
には回路が内蔵されているために、従来例の微少信号を
長い接続配線を経由して増幅するものに比べ、安定して
信号処理を行える。
【0013】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
エンコーダ付きモータの断面図である。モータのトルク
を発生するマグネット2の磁路を形成するロータヨーク
1に樹脂からなり、トルクを他部品へ伝えるギヤ24が
一体的に配置されている。さらに、ロータヨーク1に隣
接されたスリット円板20とギヤ24の軸方向の隙間
に、発光兼受光部23の発光部または受光部が配置され
ている。この実施例においては、ロータにギヤが配置さ
れている構造のキャプスタンモータにおいても限られた
スペースの中でエンコーダが用いられることを示してい
る。
【0014】(実施例3)図3は、本発明のエンコーダ
付きモータに用いられるスリット円板の斜視図である。
このスリット円板には、光の透過、遮断の機能を行うス
リット20aが形成されている。図5は、図3で説明し
たスリット円板の従来例の断面を示す図である。スリッ
ト円板は、エッチングという工程により円板の表面を液
体によって溶解させ、必要な形状(スリット)をつくり
出す工程によって得られる。従来では、両面からエッチ
ングを行っているため、最終的な形状は円板の断面方向
の中央部に形成されるエッジ部20bで決められ、図中
の寸法A、Bの寸法精度によって、エンコーダの精度が
決められていた。
【0015】しかし、このスリット円板20の両面から
エッチングを行うため、その加工に使用する版はスリッ
ト円板20に形成されており、この版のわずかなずれに
より、エンコーダ精度が悪化するという問題があった。
【0016】図4は、本発明のスリット円板を断面で示
す図である。エッチング加工を片面からのエッチングで
行うものであり、エッジ部は20cで示すように、スリ
ット円板の端面側に形成される。この実施例では、エッ
チング時の版ずれがないため、エンコーダ精度を決める
寸法A、Bが安定的に得られ、良好な精度が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータに周対向の構造を採用することにより、モータの
効率を向上させ、その分モータの外径を小さくできる。
そしてそれによって生じた余分なスペースを用いて光エ
ンコーダ用の発光兼受光部を配置することにより、コス
ト的に有利で、しかも安定して信号処理することが可能
なエンコーダ付きキャプスタンモータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1のエンコーダ付きモ
ータの断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例2のエンコーダ付きモ
ータの断面図である。
【図3】図3は、本発明のエンコーダ付きモータに用い
られるスリット円板の斜視図である。
【図4】図4は、本発明のスリット円板を断面で示す図
である。
【図5】図5は、従来例のスリット円板を断面で示す図
である。
【図6】図6は、従来例のエンコーダ付きモータの断面
図である。
【符号の説明】
1 ロータヨーク 2 マグネット 3 ブッシュ 4 軸 5 FGマグネット 5a ギヤ部 6 軸受 7 押さえ部材 8 スラスト受け 9 ねじ 10 ハウジング 11 軸受 12 ヨーク 13 回路基板 14 空芯コイル 15 油切りワッシャ 16 油切りワッシャ 17 磁気抵抗素子 18 取付け部材 19 取付具 20 スリット円板 20a スリット 20b エッジ部 21 アマチュアコア 22 巻線 23 発光兼受光部 24 ギヤ 25 固定板
フロントページの続き (72)発明者 星野 美昭 東京都目黒区中根2丁目4番19号 キヤノ ン精機株式会社内 (72)発明者 福島 康博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータに対して回転自在に支持された
    ロータの軸と、該ロータの軸に固定されたカップ状のロ
    ータヨークと、該ロータヨークの壁部の内側に配置され
    たマグネットと、該マグネットの内側に対向する位置で
    前記ステータに固定された、半径方向に凸極を有し、該
    凸極に巻線を巻回したアマチュアコアと、前記ロータヨ
    ークに隣接して前記軸に固定された、光透過用の複数の
    スリットが形成されたスリット円板と、該スリット円板
    が回転する際にスリット円板の前記スリットの光の透過
    および遮断を検出するように、前記ステータに配置され
    た発光兼受光部と、を有することを特徴とするエンコー
    ダ付きキャプスタンモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンコーダ付きキャプス
    タンモータにおいて、トルクを外部部品へ伝えるギヤが
    ロータの外周部に一体に配置されており、該ギヤと前記
    スリット円板の軸方向の隙間に前記発光兼受光部の発光
    部または受光部が配置されていることを特徴とするエン
    コーダ付きキャプスタンモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエンコーダ付きキャプス
    タンモータにおいて、前記スリット円板が片面からのエ
    ッチングにより加工されることを特徴とするエンコーダ
    付きキャプスタンモータ。
JP10029336A 1998-01-27 1998-01-27 エンコーダ付きキャプスタンモータ Pending JPH11215775A (ja)

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JP10029336A JPH11215775A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 エンコーダ付きキャプスタンモータ

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JPH11215775A true JPH11215775A (ja) 1999-08-06

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ID=12273406

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JP10029336A Pending JPH11215775A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 エンコーダ付きキャプスタンモータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8653707B2 (en) 2010-08-17 2014-02-18 Nidec Corporation Motor having an encoder to detect rotation of a rotating body
CN103792812A (zh) * 2012-10-31 2014-05-14 京瓷办公信息系统株式会社 时刻检测装置以及具备该装置的驱动装置、图像形成装置

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