JP3327059B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3327059B2
JP3327059B2 JP17849295A JP17849295A JP3327059B2 JP 3327059 B2 JP3327059 B2 JP 3327059B2 JP 17849295 A JP17849295 A JP 17849295A JP 17849295 A JP17849295 A JP 17849295A JP 3327059 B2 JP3327059 B2 JP 3327059B2
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として磁気ディスク駆
動装置に使用されるブラシレスモータ(以下、モータと
略する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、OA分野のHDD機器は高密度
化,高速回転化が進展しており、ディスクを駆動するモ
ータにも安定精度が要求されている一方、小型化,薄型
化が強く要望されている。
【0003】以下、従来のモータの構成について図5を
参照しながら説明する。図5に示すように、ハブ1aは
回転軸2に支えられている。スリーブ3の軸受穴に回転
軸2が挿入されており、回転軸2の端面に対向するよう
にスラスト板4が設置されている。スリーブ3はブラケ
ット5aに支持されており、コア6はブラケット5aに
支持されている。ロータフレーム7はハブ1aに支承さ
れており、マグネット8はコア6に対向するようにロー
タフレーム7の内周に設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のモータで
は、回転軸2がスリーブ3の軸受穴に挿入されている状
態であるので、振動,衝撃などの外力に対して回転軸2
が軸受穴から抜け落ちるおそれがあった。
【0005】また、スラスト板4をスリーブ3にカシメ
て取付ける際に、スリーブ3のカシメ部3aの外径が変
形するため、スリーブ3がブラケット5aから突出して
いる寸法Lをなくすことができなかった。
【0006】また、コア6をブラケット5aに設置する
方法として接着剤を用いて固定していた。しかし、この
方法では接着剤が完全硬化するまで待たなければなら
ず、そのあいだ作業工程が止まってしまい作業効率が低
下する。その上、接着剤の硬化が不完全の場合、接着剤
の未硬化部分が直接的に流体軸受の中に入り込むおそれ
と、磁気ディスク駆動用モータに必要不可欠である洗浄
工程時に洗浄液に溶け込んだ未硬化接着剤が接着剤を介
して間接的に流体軸受の中に入り込むおそれがあった。
また、接着剤からガスを発生する場合があり、磁気ディ
スクに悪影響を与えるおそれがあった。
【0007】本発明では上記課題を解決するもので、回
転体の抜け落ちる事がない、薄型のモータを提供し、更
にモータ組立工程の作業効率を上げることおよび未硬化
接着剤の流体軸受におよぼす影響をなくすことを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はモータのスリーブにネジ部を設けて、前記
ネジ部に抜け止め部材の設置を可能にするとともに、ネ
ジ部の機構により前記抜け止め部材の位置の微調整が可
能したモータを用いた。
【0009】また、ブラケットとスリーブの接合部にザ
グリ部を設けた。また、ブラケットとコアの締結固定を
カシメにより行った。
【0010】
【作用】上記構成によりスリーブにネジ部を設けること
により抜け止め部材の設置を可能となり、結果として、
前記スリーブの軸受穴に挿入されている回転軸が軸受穴
から抜け落ちることがなくなり、モータは安定して回転
することができる。
【0011】また、ブラケットとスリーブの接合部にザ
グリ部を設けることにより、スラスト板をカシメて変形
した前記スリーブのカシメ部を前記ザグリ部へ逃がすこ
とが可能となり、結果として、前記スリーブがブラケッ
トから突出している寸法をなくすことができるのでモー
タの薄型化が実現できる。
【0012】また、ブラケットとコアとの締結固定をカ
シメにすることにより、モータ組立工程においてカシメ
後すぐに次工程に進むことが可能になる。その上、接着
剤を使用していないために、接着剤の流体軸受に及ぼす
影響がない。その結果として、モータ組立工程の作業効
率を上げるとともにモータ組立工程の合理化が実現でき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1,図
2,図3および図4を参照しながら説明する。
【0014】図1に示すように、ロータを構成するハブ
1aは回転軸2に支えられている。ハブ1aには貫通穴
1bを設けている。スリーブ3にはネジ部3bが設けて
あり、スリーブ3の軸受穴に回転軸2が挿入され、回転
軸2の端面に対向するようにスラスト板4が設置されて
いる。スリーブ3はブラケット5aに支持されており、
コア6はブラケット5aにカシメられることにより支持
されている。ロータフレーム7はハブ1aに支承されて
おり、マグネット8はコア6に対向するようにロータフ
レーム7の内周に設置されている。スリーブ3のネジ部
3bには図2に示す抜け止め部材9aが設置され、抜け
止め部材9aには凸部9bおよび切欠部9cが設けてあ
る。ブラケット5aにはザグリ部10が設けられてい
る。
【0015】以下、上記構成における作用において説明
する。回転軸2がスリーブ3から抜けることを防止する
ため、スリーブ3のネジ部3bに抜け止め部材9aを設
置することにより、回転体が振動,衝撃などの外力によ
り抜け落ちることがなくなり、モータは安定して回転す
ることが可能になる。さらに、抜け止め部材9aがネジ
部3bに設置されていることにより、抜け止め部材9a
の微妙な位置の調整が可能となり、回転体と抜け止め部
材9aの接触を防ぐことができる。ここで、図2に示す
抜け止め部材9aの組み込み方法について、図3を参照
しながら説明する。図3(a)に示すように、抜け止め
部材9aを斜めに傾けながら回転軸2に通していき、前
記抜け止め部材9aの凸部9bをハブ1aの内径凹部に
入れる。そのとき前記抜け止め部材9aは、図3(b)
のようになる。次に、前記抜け止め部材9aの中心と回
転軸2の中心が合うようにして、前記回転軸2をスリー
ブ3に挿入する。前記スリーブ3には前記抜け止め部材
9aを設置するためのネジ部3bが有り、前記ネジ部3
bに前記抜け止め部材9aを取り付ける。前記取り付け
方法は、ハブ1aの貫通穴1bに棒を通して抜け止め部
材9aの切欠部9cに前記棒の端部を引っかけた後、回
転体と抜け止め部材9aを一緒に回転させながら前記ス
リーブ3に対してのネジ締めを行う。その結果、スリー
ブ3のネジ部3bに抜け止め部材9aが設置される。
【0016】次に、ブラケット5aとスリーブ3の接合
部にザグリ部10を設けることにより、スラスト板4を
カシメて変形した前記スリーブ3のカシメ部3aを前記
ザグリ部10へ逃がすことが可能となり、モータの薄型
化が実現できる。
【0017】また、図4に示すようにブラケット5aと
コア6との締結固定は、ブラケット5aにカシメ部5b
を設けることによりカシメにしている。従来例の接着剤
による締結固定法では接着剤の完全硬化まで待つ必要が
ありモータ組立工程を完全硬化時間ほど止めていたが、
締結固定をカシメにすることによりカシメ後すぐに次工
程に進むことが可能となり、モータ組立工程の作業効率
を上げるとともにモータ組立工程の合理化が実現でき
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、スリーブにネジ
部を設けて前記ネジ部に抜け止め部材を設置することに
より、回転体が振動,衝撃などの外力により抜け落ちな
いモータを実現できるものである。
【0019】また、ブラケットにザグリ部を設けること
により、スラスト板のカシメにより変形したスリーブの
カシメ部を前記ザグリ部へ逃がすことが可能となり、薄
型のモータを実現できるものである。
【0020】また、ブラケットとコアの締結固定をカシ
メにすることにより、モータ組立工程においてカシメ後
すぐに次工程に進むことが可能になり、モータ組立工程
の作業効率を上げるとともにモータ組立工程の合理化が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータの断面図
【図2】本発明の一実施例のモータを構成する抜け止め
部材の斜視図
【図3】本発明の抜け止め部材の取付方法を示す図
【図4】本発明の一実施例のブラケットとコアのカシメ
工程を示す図
【図5】従来のモータの断面図
【符号の説明】
1a ハブ 1b 貫通穴 2 回転軸 3 スリーブ 3a カシメ部 3b ネジ部 4 スラスト板 5a ブラケット 5b カシメ部 6 コア 7 ロータフレーム 8 マグネット 9a 抜け止め部材 9b 凸部 9c 切欠部 9d ネジ部 10 ザグリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−311717(JP,A) 特開 平7−123633(JP,A) 特開 平6−180431(JP,A) 特開 昭54−75010(JP,A) 実開 平5−2556(JP,U) 実開 昭63−36152(JP,U) 実開 平1−109275(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 H02K 5/16 H02K 5/167 H02K 7/08 H02K 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケット本体と、前記ブラケット本体
    に対して相対的に回転するハブと、前記ハブを支承して
    いる回転軸と、前記ブラケットに支持されているスリー
    ブと、前記回転軸の前記ハブとは反対側の端面に対向す
    るように前記スリーブに設置されたスラスト板とを有
    し、前記回転軸、前記スリーブおよび前記スラスト板に
    より構成される流体軸受を備えるブラシレスモータにお
    いて、前記抜け止め部材および前記スリーブがネジ部を
    有し、前記抜け止め部材を前記スリーブのネジ部に前記
    ハブを介してかつハブと共に回転して螺合固定し、モー
    タ本体に外力が加わった時、前記抜け止め部材が前記ハ
    ブに接触することにより、前記ハブが前記スリーブから
    の抜けを防ぐことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】抜け止め部材のハブと対向する面に切り欠
    きを形成し、この切り欠きと対向する前記ハブの面の前
    記切り欠きと対応する位置に貫通孔を形成し、この貫通
    孔を介して前記ハブの外部から前記抜け止めの切り欠き
    に係合して前記抜け止め部材及び前記ハブを回転して前
    記スリーブに螺合固定する請求項1に記載のブラシレス
    モータ。
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