JP3471899B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3471899B2 JP13131594A JP13131594A JP3471899B2 JP 3471899 B2 JP3471899 B2 JP 3471899B2 JP 13131594 A JP13131594 A JP 13131594A JP 13131594 A JP13131594 A JP 13131594A JP 3471899 B2 JP3471899 B2 JP 3471899B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、主として記録ディスク
等を回転駆動するために使用されるスピンドルモータに
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、スピンドルモータのシャフトに軸
受を固定する場合、接着剤を使用して接着固定する方法
や、圧入によって固定する方法などがとられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のこのようなスピ
ンドルモータにおいて、接着剤を使用して各部材を固定
する方法によると、未硬化の接着剤から発生するアウト
ガスが問題となる。このアウトガスがモータ外部へ流出
して記録媒体が汚染されると、情報の読み出し/書き込
み時のエラーの発生の原因となる。また、未硬化接着剤
が軸受内部に入り込むと、異常音を発生するといった問
題も生じる。 【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その課題とするところは、接着剤の
使用によって発生するアウトガスによる記録媒体の汚染
や、モータの異常音の発生を防止することができるスピ
ンドルモータを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】ブラケットに立設された
シャフトと、該シャフトに上下一対の軸受を介して回転
自在に支持されたロータハブと、前記ブラケットに固定
されたステータと、前記ロータハブに装着され、前記ス
テータに若干の隙間を介して対向したロータマグネット
と、を備えたスピンドルモータにおいて、前記ロータハ
ブには、前記一対の軸受の外輪における互いに向かい合
う端面が軸方向に当接する位置決め用段部が設けられ、
下部軸受の内輪の下端面を前記ブラケットに当接し、上
部軸受の内輪に軸方向下方に予圧をかけた状態で、前記
シャフトの上端部の前記上部軸受に対応する部分に設け
られた凹部に、該凹部の径よりも若干径の大きいボール
を圧入し、該ボールの径方向外方にはたらく圧力によっ
て前記上部軸受を前記シャフトに固定する 【0006】 【作用】上記スピンドルモータでは、シャフトの上端部
の上部軸受に対応する部分に設けられた凹部にボールを
圧入することにより、その径方向外方にかかる圧力によ
って、上部軸受を固定する。接着剤を使用しないことに
より、未硬化の接着剤から発生するアウトガスによる記
録媒体の汚染といった問題を生じない。 【0007】 【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。なお、前記と同一符号のものは同一
もしくは相当するものを示すものとする。 【0008】実施例につき、図1及び図2を用いて詳細
に説明する。図1は、本発明のスピンドルモータの実施
例であり、例えば、磁気ディスクを回転駆動するスピン
ドルモータを示すものである。図2は本発明のスピンド
ルモータの組立方法を示す図である。 【0009】図1及び図2において図示のスピンドルモ
ータは、ブラケット1のボス部1aに植設されたシャフ
ト2と、このシャフト2に対して相対的に回転自在であ
るロータハブ3を具備している。シャフト2の下端、ブ
ラケット1のボス部1aに対応する部分には、凹部2a
が設けられている。凹部2aにはボール4が圧入され、
その径方向外方にはたらく圧力によって、ブラケット1
が締結される。ロータハブ3は、シャフト2の外側に一
対の軸受5,6を介して支持され、下部外周にディスク
載置用の環状張出部3aが設けられている。 【0010】シャフト2とロータハブ3の間に介装され
ている上部軸受5は、ロータハブ3の内周部に設けられ
た段部3bによって位置決めされる。組立方法として
は、予めブラケット1にシャフト2が上記により締結固
定される。そしてロータハブ3に軸受5,6の外輪がそ
れぞれ装着される。この場合圧入でもよく、ロータハブ
3に軸受5,6が保持される程度であれば構わない。次
に軸受5,6が装着されたロータハブ3をシャフト2に
はめ込む。軸受5,6の内輪とシャフト2とはスムーズ
に挿通される軽圧入でよい。 【0011】そして上部軸受5の内輪上面に重り7をの
せ、軸受のがたつき防止のために軸方向に予圧をかけ
る。重り7の中心部には貫通孔7aが設けられ、その貫
通孔7aにシャフト2が対応するようになっている。シ
ャフト2の上端部の上部軸受5に対応する部分には凹部
2bが設けられている。重り7の貫通孔7aを通ったボ
ール8は、プレス棒9によってシャフト2の凹部2bに
圧入される。ボール8の径方向外方にはたらく圧力によ
り、上部軸受5は、軸方向に予圧をかけた状態で固定さ
れる。 【0012】軸受5,6の予圧状態は図に示す点線のよ
うな接触作用線となる。従って、軸受5の固定に伴い、
軸受6はブラケット1のボス部1aとロータハブ3の段
部3bとにより同時に固定される。従来、こうした予圧
付加工程では、接着剤の硬化が終了するまでに数分間の
時間を要していたが、上記工程により大幅な時間短縮が
できると共に、確実な固定が実現できる。 【0013】ボール4,8は硬い材質、例えばステンレ
スなどで形成されており、ボール4,8の直径は、シャ
フト2の凹部2a,2bの直径よりも若干大きく構成さ
れているため径方向外方に圧力がはたらき、上部軸受5
及びブラケット1が固定される。 【0014】本実施例では軸受5の内径寸法であるφ
4.995〜φ5mmに対応して、シャフト2の外径寸
法をφ4.990〜φ4.994mmの許容範囲に設定
されている。これにより生じる両者の最大隙間は0.0
1mm(径方向寸法)となる。そしてシャフト2におけ
る凹部2bの内径寸法をφ3.974〜φ3.984m
mとし、これに圧入されるボール8の外径寸法をφ3.
999〜φ4.001mmとした。従ってボール8によ
る圧入代は0.015〜0.027mm(径方向寸法)
となり、これによりシャフト2と軸受5との上記隙間を
適正に固定することができる。 【0015】またシャフト2とブラケット1の固定にお
いても、上記のような寸法関連を適用することができ
る。なお、シャフト2の凹部2aを構成する外壁部2c
の厚みは、シャフト自体の強度、上部軸受5及びブラケ
ット1の固定の度合い等の点から約1mmが望ましい。 【0016】この環状張出部3a下面にはかしめにより
ヨーク10が設けられ、ヨーク10の内周面には、円環
状のロータマグネット11が装着されている。ブラケッ
ト1のボス部1aの外周部にはステータ12がネジ止め
によって固定されており、これがロータマグネット11
の内側に近接対向している。ロータハブ3の上部は開口
しており、これを閉塞するために、略ハット形のキャッ
プ13が装着されている。キャップ13の上部外周部に
Cリング14がはめ込まれることによって固定されてい
る。このキャップ13は軸受5,6からのグリースがデ
ィスク室内に飛散することを防止するためのシールキャ
ップである。 【0017】以上、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形乃至修正が可能である。例えば、本実施例の
スピンドルモータにおいて、軸受を玉軸受としたが、こ
れに限定されず、スリーブ軸受など選定が自由である。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように本発明のスピンドル
モータでは、上部軸受の固定に接着剤を使用せず、シャ
フトの上端部の上部軸受に対応する部分に設けられた凹
部にボールを圧入することにより、その径方向外方にか
かる圧力によって上部軸受を固定する。接着剤を使用し
ないことによりアウトガスの発生を防止できるので、ア
ウトガスによる記録媒体の汚染を確実に防止することが
でき、情報の読み出し/書き込み時のエラーの発生を防
止する。また、未硬化接着剤が軸受内部に入り込んで異
常音を発生するといった問題も防止できる。更に、従来
の接着剤を使用して軸受を固定する方法では、接着剤の
硬化が終了するまでに数分間の時間を要していたが、本
発明のスピンドルモータでは接着剤を使用しないので、
組立の時間が大幅に短縮でき、確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す
断面図である。 【図2】本発明に従うスピンドルモータの組立方法を示
す図である。 【符号の説明】 1 ブラケット 2 シャフト 2a,2b 凹部 3 ロータハブ 4,8 ボール 5,6 軸受 11 ロータマグネット 12 ステータ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ブラケットに立設されたシャフトと、該
    シャフトに上下一対の軸受を介して回転自在に支持され
    ロータハブと、前記ブラケットに固定されたステータ
    と、前記ロータハブに装着され、前記ステータに若干の
    隙間を介して対向したロータマグネットと、を備えたス
    ピンドルモータにおいて、前記ロータハブには、前記一対の軸受の外輪における互
    いに向かい合う端面が軸方向に当接する位置決め用段部
    が設けられ、 下部軸受の内輪の下端面を前記ブラケットに当接し、上
    部軸受の内輪に軸方向下方に予圧をかけた状態で、 前記
    シャフトの上端部の前記上部軸受に対応する部分に設け
    られた凹部に、該凹部の径よりも若干径の大きいボール
    を圧入し、該ボールの径方向外方にはたらく圧力によっ
    て前記上部軸受を前記シャフトに固定するスピンドルモ
    ータ。
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