JPH112197A - ファン支持構造 - Google Patents

ファン支持構造

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JPH112197A
JPH112197A JP15401697A JP15401697A JPH112197A JP H112197 A JPH112197 A JP H112197A JP 15401697 A JP15401697 A JP 15401697A JP 15401697 A JP15401697 A JP 15401697A JP H112197 A JPH112197 A JP H112197A
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JP
Japan
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shaft
detent
bearing
shape
boss
Prior art date
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Pending
Application number
JP15401697A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Kameoka
輝彦 亀岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH112197A publication Critical patent/JPH112197A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアリングの耐久性を向上させる。 【解決手段】図中右側から左側に向かって、ボス部10
aの連結孔11aにシャフト4を挿入する。すると、上
記回り止め部4aが連結孔11aに嵌まり込み、これに
より、回り止め部4aと、上記突出部12とが組合わさ
る。この結果、シャフト4と第1ファン2aとは一体的
に回転するようになるとともに、回り止め部4aと突出
部12cとによって、丁度円柱状の円柱部20が構成さ
れる。連結孔11aから突き出た回り止め部4aと、上
記突出部20とで構成される円柱部20には、ベアリン
グ13が圧入される。このため、円柱部30はインナー
レース13aの内周面に密着するようになり、突出部1
2は、回り止め部4aと協働し、シャフト4から伝わる
ベアリング13の内側のインナレース13aへの荷重が
均一となるよう機能する。この結果、ベアリング13の
回転がスムーズに行われ、ベアリング13の耐久性を向
上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風機において、
ファンをシャフトに支持するファン支持構造に関するも
のある。
【0002】
【従来の技術】ファンとシャフトとを支持するファン支
持構造は、ピンやキー等を用いた手段が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
は、例えば、シャフトの一部に、回り止め形状である断
面D字状のD状部を設け、ファンの取り付けボス部を上
記D字状に合わせた形状とすることで、ファンとシャフ
トの回り止めを行い、さらにこのD状部に回転軸受であ
るベアリングを設けるものを試作検討した。
【0004】しかしながら、上述の試作検討したもので
は、ベアリングのインナレース(内周面)内に圧入され
るのであるが、上記D状部が断面D字状であるため、シ
ャフトが回転した際において、D状部からインナレース
にかかる荷重が不均一となり、ベアリングの耐久性を低
下させるという問題がある。そこで、本発明は、ベアリ
ングの耐久性を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1記
載の発明では、シャフト(4)でファン(2a)を回転
駆動する送風機(1)に適用され、シャフト(4)に設
けられ、回り止め形状を有する回り止め部(4a)と、
ファン(2a)に設けられ、シャフト(4)と連結され
るボス部(10a)とを有し、ボス部(10a)には、
回り止め形状と合わせた形状を有するとともに、回り止
め部(4a)が突き出るように挿入される連結孔(11
a)が形成されており、連結孔(11a)から突き出た
回り止め部(4a)が、内側に圧入されるベアリング
(13)を有し、ボス部(10a)には、回り止め部
(4a)と協働し、シャフト(4)から伝わるベアリン
グ(13)の内側のインナレース(14a)への荷重が
均一となるような形状を有する均一部(12)が設けら
れていることを特徴としている。
【0006】これにより、均一部により、シャフトから
伝わるベアリングの内側のインナレース(14a)への
荷重が均一となるので、ベアリングの回転がスムーズに
なるため、ベアリングの耐久性を向上できる。また、請
求項2記載の発明では、一本のシャフト(4)で複数の
ファン(2a、2b)を回転駆動する送風機(1)に適
用され、シャフト(4)のうち、複数のファン(2a、
2b)の間に設けられ、回り止め形状を有する回り止め
部(4a)と、複数の遠心式ファン(2a、2b)それ
ぞれに設けられ、シャフト(4)と連結される2つのボ
ス部(10a、10b)とを有し、2つのボス部(10
a、10b)には、回り止め形状と合わせた形状を有す
るとともに、回り止め部(4a)が挿入される連結孔
(11a)が形成されており、回り止め部(4a)が内
周側に圧入されるベアリング(13)を有し、ボス部
(10a、10b)のうち一方には、回り止め部(4
a)と協働し、ベアリング(13)の内周側のインナレ
ース(13a)への荷重が均一となるように均一部(1
2)が設けられていることを特徴としている。
【0007】これにより、請求項1記載の発明と同様な
作用効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るファン支持構
造を適用した送風機1の模式図である。図2は、図1の
A−A断面図である。図3は、ファンの支持構造を示す
詳細図である。4は各ファン2a〜2cを回転駆動する
1本の金属製シャフトであり、このシャフト4のファン
2a側端部には、電動モータ5が連結されている。ま
た、このシャフト4の軸方向の中間部位には、図2に示
すように回り止め形状である断面D字状の回り止め部4
aが形成されている。
【0009】そして、遠心式送風機1は、樹脂製の第
1、2遠心式多翼ファン(以下、第1、2ファンと略
す。)2a〜2cを有する。第1ファン2aは、図2に
示すように回転軸方向の一端側(図中右側)が吸込口3
0となっており、他端側は、閉塞して円板状の円板部3
1となっている。また、第2ファン2aは、図2に示す
ように回転軸方向の一端側(図中左側)が吸込口32と
なっており、他端側は、閉塞して円板状の円板部33と
なっている。
【0010】円板部32、33には、図2に示すように
回転中心部位にシャフト4と連結されるボス部10a、
10bを有する。このボス部10aは、図3に示すよう
に、上記回り止め部4aの形状と合わせた形状を有し、
図2に示すように上記回り止め部4aが突き出るように
挿入される断面D字状の連結孔11aが形成されてい
る。そして、図2、3に示すようにボス部10aには、
シャフト4の軸方向に突出して、断面D字状の突出部1
2(均一部)が一体成形されている。
【0011】また、上記ボス部10bは、上述のボス部
10aに対して突出部12が形成されていない形状とな
っており、上記連結孔11aと同一の機能のものは、1
1bとする。3a、3bはファン2の径外方側から吹き
出す空気を集合させて、ファン2から吹き出す空気の運
動エネルギーの一部を圧力に変換するスクロール状の空
気通路をなすスクロールケーシングである。
【0012】スクロールケーシング3a、3bは、本例
ではシャフト4の軸方向に並ぶように設けられており、
各軸方向側の一端壁3cを共用した構造となっている。
またこれらスクロールケーシング3a、3bは、図示し
ないが上記軸方向と直交する方向に分割面を有する2つ
のケースにて構成されている。図2、3中13は、シャ
フト4のぶれ等を防止する回転軸受であるベアリングで
ある。
【0013】次に、このような遠心式送風機1の組み付
け方法について説明する。先ず、図2中右側から左側に
向かって、ボス部10aの連結孔11aにシャフト4を
挿入する。すると、上記回り止め部4aが連結孔11a
に嵌まり込み、これにより、回り止め部4aと、上記突
出部12とが組合わさる。この結果、シャフト4と第1
ファン2aとは一体的に回転するようになるとともに、
本例では、回り止め部4aと突出部12cとによって、
丁度図2に示すような円柱状の円柱部20が構成され
る。
【0014】そして、この連結孔11aから突き出た回
り止め部4aと、上記突出部20とで構成される円柱部
20には、ベアリング13が圧入される。このため、円
柱部30は、ベアリング13のインナレース13aの内
周面に密着するようになり、突出部12は、回り止め部
4aと協働し、シャフト4から伝わるベアリング13の
内側のインナレース13aへの荷重が均一となるよう機
能する。この結果、ベアリング13の回転がスムーズに
行われ、ベアリング13の耐久性を向上できる。
【0015】この後、図2中左側から右側に向かって回
り止め部4aを、第2ファン2bの連結孔11aに圧入
する。これにより、回り止め部4aは、第1、第2ファ
ン2a、2bの間に位置する。そして、このように組付
けられた第1、第2ファン2a、2bは、スクロールケ
ーシング3を構成する2つのケースに挟み込むよう覆わ
れて、上記ケース内に組付けられる。そして、この際、
上記ベアリング13のアウタレース13bが、上記一端
壁3cに挟み込まれるようにして保持される。
【0016】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は複数個のファンを1本のシャフト4に締結する際
に特に有効であるが、1個のファンをシャフトに締結す
る際にも適用できることは勿論である。また、上記各実
施形態では、回り止め部4aと突出部12とが組合わさ
って、円柱状の円柱部20を構成したが、円柱部20
は、断面正6角形等、シャフト4から伝わるベアリング
13の内側のインナレース13aへの荷重が均一となる
ような形状であれば、どのような形状であっても良い。
【0017】また、上記各実施形態では、第1ファン2
aは、回転軸方向の一端側が、円板状の円板部32とな
っていたが、図4に示すように円板部32を円錐状の円
錐部32′として、ボス部10aを円錐部32′の頂上
部に形成するようにファン2cとしても良い。また、上
記各実施形態では、シャフト4にて第1、第2ファン2
a、2bを回転駆動するものについて説明したが、本発
明は、シャフト4で回転対象物を回転駆動する回転機で
あれば、どのようなものでも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における遠心送風機の斜視図
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】上記実施形態におけるファン締結構造を示す分
解斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態におけるファン支持構造
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…遠心式送風機、2a…第1ファン、2b…第2ファ
ン、4…シャフト、4a…回り止め部、10a…ボス
部、11a…連結孔、12…突出部、13…ベアリン
グ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト(4)でファン(2a)を回転
    駆動する送風機(1)に適用され、 前記シャフト(4)に設けられ、回り止め形状を有する
    回り止め部(4a)と、 前記ファン(2a)に設けられ、前記シャフト(4)と
    連結されるボス部(10a)とを有し、 前記ボス部(10a)には、前記回り止め形状と合わせ
    た形状を有するとともに、前記回り止め部(4a)が突
    き出るように挿入される連結孔(11a)が形成されて
    おり、 前記連結孔(11a)から突き出た前記回り止め部(4
    a)が、内側に圧入されるベアリング(13)を有し、 前記ボス部(10a)には、前記回り止め部(4a)と
    協働し、前記シャフト(4)から伝わる前記ベアリング
    (13)の内側のインナレース(14a)への荷重が均
    一となるような形状を有する均一部(12)が設けられ
    ていることを特徴とするファン支持構造。
  2. 【請求項2】 一本のシャフト(4)で複数のファン
    (2a、2b)を回転駆動する送風機(1)に適用さ
    れ、 前記シャフト(4)のうち、前記複数のファン(2a、
    2b)の間に設けられ、回り止め形状を有する回り止め
    部(4a)と、 前記複数の遠心式ファン(2a、2b)それぞれに設け
    られ、前記シャフト(4)と連結される2つのボス部
    (10a、10b)とを有し、 前記2つのボス部(10a、10b)には、前記回り止
    め形状と合わせた形状を有するとともに、前記回り止め
    部(4a)が挿入される連結孔(11a)が形成されて
    おり、 前記回り止め部(4a)が内周側に圧入されるベアリン
    グ(13)を有し、 前記ボス部(10a、10b)のうち一方には、前記回
    り止め部(4a)と協働し、前記ベアリング(13)の
    内周側のインナレース(13a)への荷重が均一となる
    ように均一部(12)が設けられていることを特徴とす
    るファン支持構造。
  3. 【請求項3】 前記回り止め部(4a)および均一部
    (12)は、断面D字状に形成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載のファン支持構造。
  4. 【請求項4】 シャフト(4)で回転対象物(2a)を
    回転駆動する回転機(1)に適用され、 前記シャフト(4)に設けられ、回り止め形状を有する
    回り止め部(4a)と、 前記回転対象物に設けられ、前記シャフト(4)と連結
    されるボス部(10a)部とを有し、 前記ボス部(10a)部には、前記回り止め形状と合わ
    せた形状を有するとともに、前記回り止め部(4a)が
    突き出るように挿入される連結孔(11a)が形成され
    ており、 前記連結孔(11a)から突き出た前記回り止め部(4
    a)が、内側に圧入されるベアリング(13)を有し、 前記ボス部(10a)部には、前記回り止め部(4a)
    と協働し、前記シャフト(4)から伝わる前記ベアリン
    グ(13)の内側のインナレースへの荷重が均一となる
    ような形状を有する均一部(12)が設けられているこ
    とを特徴とする回転機支持構造。
JP15401697A 1997-06-11 1997-06-11 ファン支持構造 Pending JPH112197A (ja)

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JP (1) JPH112197A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8182215B2 (en) 2008-02-15 2012-05-22 Denso Corporation Electric blower
JP2020159235A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社デンソー バルブタイミング調整装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8182215B2 (en) 2008-02-15 2012-05-22 Denso Corporation Electric blower
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