JP3516508B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3516508B2
JP3516508B2 JP7093895A JP7093895A JP3516508B2 JP 3516508 B2 JP3516508 B2 JP 3516508B2 JP 7093895 A JP7093895 A JP 7093895A JP 7093895 A JP7093895 A JP 7093895A JP 3516508 B2 JP3516508 B2 JP 3516508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として記録ディスク
等を回転駆動するために使用されるスピンドルモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピンドルモータは、図3に示す
如く、静止部材であるブラケット1と、ブラケット1に
対して相対的に回転自在であるロータハブ2と、ブラケ
ット1に固定されたステータ3と、ロータハブ2に装着
され、ステータ3に若干の間隙を有して対向したロータ
マグネット4とを備えてなり、ステータ3はブラケット
1に形成された円筒状の突出部5に接着剤によって固定
されていた。また、ブラケット1のステータ3に対応す
る位置に形成された貫通孔6には、ステータ3からのコ
イル線7を外部装置に接続するための端子体8が装着さ
れている。前記端子体8は略円環状であり、絶縁樹脂製
の端子体本体9に端子金具10を一体にモールドして形
成され、ステータ3からのコイル線7が端子体本体9に
形成された挿通孔に通され、端子金具10の一端10a
に半田付けされ、端子金具10の他端10bが外部装置
との接続部となる。また前記端子体8は、それ自体接着
剤によってブラケット1の貫通孔6に固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のスピ
ンドルモータにあっては、端子体8は1個の部品として
ブラケット1に装着され、しかもまた端子体8自体のサ
イズが比較的小さいため、取り扱いが不便であり、紛失
をしてしまう恐れがあり、組立作業性が悪くなる問題を
有している。更に前記スピンドルモータでは、ステータ
3及び端子体8のブラケット1への装着に接着剤を使用
しているが、接着剤は未硬化等によりアウトガスが発生
してしまうという問題があった。
【0004】本発明は従来の有するこのような問題点に
留意してなされたものであり、その目的とするところ
は、組立の接着剤レス化が図れ、また組立作業性の良好
なスピンドルモータを提供することにある。
【0005】前記目的を達成するために、本発明のスピ
ンドルモータは、静止部材と、前記静止部材に対して相
対的に回転自在であるロータハブと、前記静止部材に固
定されたステータと、前記ロータハブに装着され、前記
ステータに若干の間隙を有して対向したロータマグネッ
トとが具備され、前記静止部材は、ベース又はブラケッ
トと、前記ベース又はブラケットに固定された絶縁樹脂
製のブッシュとからなり、前記ブッシュは、前記ベース
又はブラケットの内底面に固定される基板部と、該基板
部より突設され前記ステータが外嵌固定される円筒部
と、前記基板部に連設され前記ベース又はブラケットの
貫通孔に嵌着される端子部とからなり、前記端子部に
は、一端に前記ステータからのコイル線の接続用の内部
接続端子が他端に外部接続端子がそれぞれ形成された端
子金具が埋設されていることを特徴とするものである。
【0006】また前記ブッシュの基板部には、軸方向上
方に延びるピンが一体形成されており、前記ステータに
は前記ピンが貫通する貫通孔が透設されており、前記貫
通孔より導出した前記ピンの端部が溶融されて前記ブッ
シュに前記ステータが固着されていることが望ましい。
【0007】更に前記ブッシュの基板部には、軸方向に
延びるピンが一体形成されており、前記ベース又はブラ
ケットには前記ピンが貫通する貫通孔が透設されてお
り、貫通孔より導出した前記ピンの端部が溶融されて前
記ブッシュが前記ベース又はブラケットに固着されてい
ることが望ましい。
【0008】
【作用】前述した本発明のスピンドルモータにあって
は、ステータからのコイル線を接続する端子体が、端子
部としてブッシュに一体形成されているので、ベース又
はブラケットへのブッシュの固定作業と同時に端子部を
ベース又はブラケットに固定することができる。また、
ブッシュの基板部の軸方向上下方向に延びるピンによっ
て、ステータがブッシュに固定され、更にブッシュがベ
ース又はブラケットに固定される構造とすれば、これら
の固定に接着剤を全く必要とせず、アウトガスの発生を
防止することができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の実施例としてのスピンドルモータ
の断面図である。また図2は、本発明の実施例としての
スピンドルモータのブッシュを示す全体図である。尚、
図3の従来例と符号が同一のものは、従来例と同一又は
それに相当するものを示すものとする。図1において、
ブラケット1は、断面が略凹型の皿状に形成されてお
り、中央に嵌合孔の1aが設けてある。シャフト11
は、その下端部が嵌合孔1aに圧入固定され、ブラケッ
ト1に支持されている。これらシャフト11及びブラケ
ット1は、後述するブッシュと共に、磁気ディスク(図
示せず)が装着されるロータハブ2に対して静止部材を
なしている。
【0010】ロータハブ2は、例えばアルミニウム材等
が用いられ、略円筒形状に形成されている。ロータハブ
2の円筒部内周面には、円筒状のヨーク12が装着され
ており、ヨーク12の内周面には、円筒状のロータマグ
ネット4がステータ3と対向するように装着されてい
る。
【0011】シャフト11の上部には一対の軸受13,
13が装着され、ロータハブ2はこの一対の軸受13,
13を介してシャフト11に対して回転自在に支持され
ている。
【0012】ロータハブ2の内周部の上端開口には、キ
ャップ14が備えられており、軸受13から出るグリス
等のダストがモータ外部へ飛散することを防止する。
【0013】ブラケット1上の中央部には、シャフト1
1の中間部に嵌合するように、図2に示すような絶縁樹
脂製のブッシュ15が固定されている。ブッシュ15
は、ブラケット1の内底面に固定されるほぼ円板状の基
板部15aと、基板部15aの内周部上面から突設しス
テータ3が外嵌固定された円筒部15bと、基板部15
aの外周部下面に連設される略円環状の端子部15cと
からなる。
【0014】端子部15cには端子金具16が埋設され
ている。この端子金具16は端子部15c上面に露出し
た内部接続端子17と、端子部15cの下面から突出し
た外部接続端子18が備えられており、内部接続端子部
17にはステータ3からのコイル線7が半田付けされ
る。一方、外部接続端子部18には外部装置がその接触
面を押圧させることにより接続される。
【0015】基板部15aに連設された端子部15C
は、ブラケット1に形成された貫通孔19に嵌着・固定
される。従って、端子部15Cはブッシュ15の一部と
して連設して形成されているので、ブッシュ15の組立
と同時にブラケット1に組み立てられる仕組みとなって
いる。また、端子部15C自身、比較的小型であるが、
ブッシュ15の組立と同時に組込まれるので、取り扱い
上の煩雑さから解放される。更に端子部15Cは貫通孔
19に嵌着・固定されるので接着剤を必要とせず、アウ
トガス発生の問題がなくなる。
【0016】基板部15aの上面には、軸方向上方にピ
ン20が突設されており、このピン20はステータ3に
透設された貫通孔21に挿通され、貫通孔21から導出
した端部を溶融することによってステータ3をブッシュ
15に固定する仕組みとなっている。従ってステータ3
はピン20によって接着剤なしにブッシュ15に固定さ
れるので、接着剤からのアウトガス発生の問題がなくな
る。
【0017】更に、基板部15aの下面には、軸方向下
方にピン22が突設されており、このピン22はブラケ
ット1に透設された貫通孔23に挿通され、貫通孔23
から導出した端部を溶融することによってブッシュ15
全体をブラケット1に固定する仕組みとなっている。従
ってブッシュ15は接着剤なしにブラケット1に固定さ
れるので、接着剤からのアウトガス発生の問題がなくな
る。
【0018】以上本発明に従うスピンドルモータの実施
例について説明したが、本発明は係る実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々
の変形及び修正が可能である。例えば、本発明の実施例
で説明したスピンドルモータはシャフト固定タイプであ
るが、これに限らずシャフト回転タイプのものでもよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので次に記載する効果を奏する。ステータ3から
のコイル線7と外部装置とをつなげる端子部15cが、
ブッシュ15の一部として連設して形成されているの
で、ブッシュ15の組立と同時に端子部15cをベース
又はブラケット1に装着することができる。従って、端
子部15cを1つの部品として形成する場合に比べて組
立作業性が大幅に改善される。更に端子部15cは接着
剤なしでブラケット1に嵌着されるため、接着剤からの
アウトガス発生の問題がなくなる。
【0020】また、ブッシュ15の基板部15aの軸方
向上方に突設したピン20は、ステータ3に透設された
貫通孔21に通され、その端部を溶融することによって
ステータ3をブッシュ15に固定する。従って、ステー
タ3を接着剤なしでブッシュ15に固定することができ
るので、接着剤からのアウトガス発生の問題がなくな
る。
【0021】更に、基板部15aの軸方向下方に突設し
たピン22は、ブラケット1に透設された貫通孔23に
通され、その端部を溶融することによってブッシュ15
全体をベース又はブラケット1に固定する。従って、ブ
ッシュ15は接着剤なしでブラケット1に固定されるの
で、接着剤からのアウトガス発生の問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す
断面図である。
【図2】図1のブッシュの斜視図である。
【図3】従来のスピンドルモータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 ロータハブ 3 ステータ 4 ロータマグネット 7 コイル線 15 ブッシュ 15a 基板部 15b 円筒部 15c 端子部 16 端子金具 17 内部接続端子 18 外部接続端子 19 貫通孔 20 ピン 21 貫通孔 22 ピン 23 貫通孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、該静止部材に対して相対的
    に回転自在であるロータハブと、前記静止部材に固定さ
    れたステータと、前記ロータハブに装着され、該ステー
    タに若干の間隙を有して対向したロータマグネットと、
    を備えたスピンドルモータにおいて、 前記静止部材は、ベース又はブラケットと、該ベース又
    はブラケットに固定された絶縁樹脂製のブッシュとから
    なり、該ブッシュは、前記ベース又はブラケットの内底
    面に固定される基板部と、該基板部より突設され前記ス
    テータが外嵌固定される円筒部と、前記基板部に連設さ
    れ前記ベース又はブラケットの貫通孔に嵌着される端子
    部とからなり、該端子部には、一端に前記ステータから
    のコイル線の接続用の内部接続端子が他端に外部接続端
    子がそれぞれ形成された端子金具が埋設されていること
    を特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュの基板部には、軸方向上方
    に延びるピンが一体形成されており、前記ステータには
    該ピンが貫通する貫通孔が透設されており、前記貫通孔
    より導出した前記ピンの端部が溶融されて前記ブッシュ
    に前記ステータが固着されている請求項1記載のスピン
    ドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記ブッシュの基板部には、軸方向下方
    に延びるピンが一体形成されており、前記ベース又は
    ラケットには該ピンが貫通する貫通孔が透設されてお
    り、前記貫通孔より導出した前記ピンの端部が溶融され
    て前記ブッシュが前記ベース又はブラケットに固着され
    ている請求項1記載のスピンドルモータ。
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