JP3524190B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3524190B2
JP3524190B2 JP01975295A JP1975295A JP3524190B2 JP 3524190 B2 JP3524190 B2 JP 3524190B2 JP 01975295 A JP01975295 A JP 01975295A JP 1975295 A JP1975295 A JP 1975295A JP 3524190 B2 JP3524190 B2 JP 3524190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として磁気ディスク
や光磁気ディスク等の記録ディスクを回転駆動するため
に使用されるスピンドルモータ。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピンドルモータにおい
ては、例えば特開平4−88857号公報の第1、第2
図に示されるものがある。そしてこうしたスピンドルモ
ータによれば、ステータ4から引き出されるコイル線1
0をモータ外部に導出するために、ブラケット2には案
内孔が設けられている。コイル線10が案内孔の内面や
ブラケット下端内周縁に触れると、ショートする可能性
があるため、案内孔の内周面には絶縁材料で形成された
インシュレータブッシュ11を接着固定させて、コイル
線10の絶縁を保つようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような構造にあっては、コイル線10の絶縁を確保
するために設けているインシュレータブッシュ11は接
着剤で固定しているため、組立作業性が悪く、接着剤も
必要となるのでコストが高くなるという問題がある。し
かも接着剤の未硬化が原因で、残留ガス(アウトガス)
がディスク室内に漏出し、駆動装置に不都合を与える場
合もあった。
【0004】また、ステータ4は、ベアリングホルダの
円筒部の外周面2aに接着固定されているので、ステー
タ4から発生する電磁振動がベアリングホルダを通じて
モータ全体に伝わりディスクが振れるので、磁気ヘッド
がディスクに接触したり、ディスクの読み取り/書き込
み時にエラーが発生したり、騒音が発生するという問題
があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、ステータの振動、騒音を防止し、組立作業性が良
く、しかもアウトガスの心配がない信頼性の高いスピン
ドルモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るスピンドルモータにおいては、平坦部
とこれに直交する円筒状外周部とを有する静止部材と、
円筒状外周部に固定されたステータと、静止部材に対し
て一対の軸受を介して回転自在に支持されたロータハブ
と、ロータハブに装着され、ステータに若干の隙間を介
して対向した環状のロータマグネットと、を備えたスピ
ンドルモータにおいて、静止部材の平坦部と円筒状外周
部とは一体に形成され、静止部材の平坦部にはステータ
のコイル線をモータ外部へ導出するための案内孔が設け
られ、案内孔には絶縁性材料により環状に形成されたイ
ンシュレータブッシュが介装され、インシュレータブッ
シュの開口端部には静止部材の円筒状外周部へ延びる延
設部が形成され、延設部はステータと円筒状外周部との
間に挟着される。また、インシュレータブッシュは、プ
ラスチック又はゴム材料により形成されることが望まし
い。
【0007】
【作用】このように本発明のスピンドルモータによれ
ば、ステータから引き出されるコイル線の絶縁を確保す
るために設けられているインシュレータブッシュの延設
部がステータと円筒状外周部に挟着される。このためイ
ンシュレータブッシュは接着剤を用いることなく静止部
材に固定される。ステータは、この延設部を介して円筒
状外周部に外嵌されるため、ステータから発生する電磁
振動や騒音が、インシュレータブッシュ(延設部)によ
って吸収される。従って、接着剤を用いることがないた
め、アウトガスによる不都合が回避され、しかも組立作
業性が良く、コストも削減できる。また、振動によって
磁気ヘッドがディスクに接触することや、ディスクの読
み取り/書き込み時のエラーの発生が防止できる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。図1は本発明に従うスピンドルモー
タの実施例を示す断面図である。
【0009】図1において、ブラケット1は略皿状に形
成され、その中央部には略円筒状のベアリングホルダ2
が一体形成されている。ベアリングホルダ2の内周側に
は一対の軸受3,4を位置決めするための段部が設けら
れ、上部軸受3がベアリングホルダ2の上端部に内嵌さ
れ、下部軸受4がベアリングホルダ2の下端部に内嵌さ
れている。ベアリングホルダ2の内部には、一対の軸受
3,4を介して、シャフト5と一体形成された略ハット
型のロータハブ6が回転自在に支持されている。ロータ
ハブ6の下方外周には鍔部6aが膨出形成されており、
この上面にディスク(図示せず)が載置される。ロータ
ハブ6の内周面には環状のロータマグネット7が装着さ
れ、ロータハブ6に設けられた段部によって位置決めさ
れている。
【0010】ブラケット1の底面(平坦部)にはステー
タ8から引き出されたコイル線9をモータ外部に導出す
るための案内孔1aが設けられている。コイル線9が案
内孔1aの内面やブラケット下端周縁に触れると、ショ
ートまたは絶縁性低下の可能性があるため、案内孔1a
の内周面には案内孔1aに対応する位置に垂下部13を
有する例えばポリアセタール、ポリカーボネート、PB
T、ニトリルゴムなどのプラスチック又はゴムの絶縁性
材料で形成されたインシュレータブッシュ10が装着さ
れている。なお、成形のしやすさからPBTが最も望ま
しい。コイル線9はインシュレータブッシュ10に設け
られた孔を通ってモータ外部に引き出され、ブラケット
1の下側に取り付けられたフレキシブル回路基板11に
はんだ付けされる。
【0011】インシュレータブッシュ10の垂下部13
は、案内孔1aの内径寸法よりも縮径して形成され、ブ
ラケット1に対する位置決めの容易性をはかると共に、
コイル線9と案内孔1aとの絶縁距離を確保している。
このため、作業性が容易で、電気絶縁性を高めている。
【0012】また垂下部13は、コイル線9をフレキシ
ブル回路基板11にはんだ付けする位置決め用の案内孔
をなし、正確なはんだ位置が規定される。なお、インシ
ュレータブッシュ10の平面部16は、ステータ8の巻
線部とブラケット1の底面との絶縁保持の役目も果たし
ている。
【0013】図2に示すように、インシュレータブッシ
ュ10の中央には延設部14が一体に設けられており、
ベアリングホルダ2の外周部にインシュレータブッシュ
10の延設部14を介してステータ8が圧入により外嵌
固定される。延設部14はベアリングホルダ2に対して
全周を覆うように円筒状に形成されているが、図3に示
すように、切り欠き部15を周方向に均等配置してもよ
い。この場合、ベアリングホルダ2へ容易に装着するこ
とができる。ステータ8は延設部14の段部によって高
さ方向が位置決めされている。ステータ8は、半径方向
に若干の間隙をもってロータマグネット7と対向してい
る。
【0014】ステータ8とベアリングホルダ2の間にイ
ンシュレータブッシュ10の延設部14が介装されてい
るため、ステータ8から発生する電磁振動や騒音が、こ
れによって吸収されるので、振動によって磁気ヘッドが
ディスクに接触することや、ディスクの読み取り/書き
込み時のエラーの発生が防止できる。また、インシュレ
ータブッシュ10はステータ8の圧入によって固定され
るので、接着剤の塗布の必要がないので組立作業性が良
く、コストも削減できる。さらに、アウトガスの問題も
回避される。
【0015】下部軸受4の下方にはキャップ12が装着
され、一対の軸受3,4からのグリース等がディスク室
内に飛散することを防止するためのシールキャップであ
る。
【0016】図1に示したスピンドルモータは、ベアリ
ングホルダ2の内周部に軸受3,4が装着され、これを
介してシャフト5が回転支持されるシャフト回転型スピ
ンドルモータであったが、次に示す図4のシャフト固定
型スピンドルモータについても適用することができる。
この実施においては、ステータ16がシャフト17に延
設部18を介して外嵌固定される。
【0017】以上、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変更が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスピンドル
モータでは、インシュレータブッシュの延設部を、ベア
リングホルダの円筒部の外周面に装着し、インシュレー
タブッシュの円筒部外側にステータを圧入することによ
って、インシュレータブッシュが固定される。このた
め、接着剤を用いることが省略され、アウトガスの問題
が回避されると共に作業性の向上が図れる。しかも、ス
テータから発生する電磁振動や騒音を、ステータとベア
リングホルダの間に介装されているインシュレータブッ
シュが吸収するため、振動によって、ディスクの読み取
り/書き込み時のエラーの発生や磁気ヘッドがディスク
に接触することが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す
断面図である。
【図2】図1のインシュレータブッシュの斜視図であ
る。
【図3】別の実施例のインシュレータブッシュを示す斜
視図である。
【図4】本発明に従うスピンドルモータの別の実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 1a 案内孔 3 上部軸受 4 下部軸受 6 ロータハブ 7 ロータマグネット 8,16 ステータ 9 コイル線 10 インシュレータブッシュ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦部とこれに直交する円筒状外周部と
    を有する静止部材と、前記円筒状外周部に固定されたス
    テータと、前記静止部材に対して一対の軸受を介して回
    転自在に支持されたロータハブと、該ロータハブに装着
    され、前記ステータに若干の隙間を介して対向した環状
    のロータマグネットと、を備えたスピンドルモータにお
    いて、前記静止部材の前記平坦部と前記円筒状外周部とは一体
    に形成され、 前記静止部材の平坦部には前記ステータの
    コイル線をモータ外部へ導出するための案内孔が設けら
    れ、該案内孔には絶縁性材料により環状に形成されたイ
    ンシュレータブッシュが介装され、該インシュレータブ
    ッシュの開口端部には前記静止部材の円筒状外周部へ延
    びる延設部が形成され、該延設部は前記ステータと前記
    円筒状外周部との間に挟着された、ことを特徴とするス
    ピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記インシュレータブッシュは、プラス
    チック又はゴム材料により形成された請求項1記載のス
    ピンドルモータ。
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