JP2570181B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2570181B2
JP2570181B2 JP6139514A JP13951494A JP2570181B2 JP 2570181 B2 JP2570181 B2 JP 2570181B2 JP 6139514 A JP6139514 A JP 6139514A JP 13951494 A JP13951494 A JP 13951494A JP 2570181 B2 JP2570181 B2 JP 2570181B2
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JP
Japan
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spindle
spindle hub
magnetic disk
space
hub
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JP6139514A
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洋之 春山
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に関
し、特に磁性流体シールを備えた磁気ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の磁気ディスク装置
は、記録密度の増大および装置に信頼性を確保するた
め、従来より、例えば磁気ディスク,磁気ヘッド等を容
器内に密封して外気塵埃の侵入を阻止し、更に密封容器
内の空気清浄度を保つ等、種々の新しい手法を取り込ん
でいる。
【0003】図3に従来例を示す。この図3に示す従来
例は、スピンドルベース51に固定されスピンドルシャ
フト52と、このスピンドルシャフト52に所定間隔を
隔てて圧入された二個のベアリング54によってスピン
ドルハブ53が回転駆動されようになっている。
【0004】また、この図3において、上方のベアリン
グ54の上部,および下方のベアリング54の下部に
は、各々磁性流体シール55がスピンドルハブ53に固
定装備され、これによって外気と磁気ディスク装置内の
空気流通が阻止されている。このため、外気からの塵埃
の侵入及びそれに伴う磁気ディスクの損傷が予め有効に
回避されている。符号56はスピンドルハブ53内に装
備されたスピンドルハブ駆動用の駆動モータ機構を示
す。また、この図3に示す実施例では、駆動モータ機構
が収納されている空間53Aはスピンドルシャフト52
に形成された通気孔を介して外気に導通されている。
【0005】かかる手法は、例えば特開昭62- 180
563号公報および特開平2- 81364号公報にも開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例にあっては、組立後にグリース封入量との関係で
ベアリングに通気がない場合が生じると、装置内の温度
変化或いはスピンドルハブ内の温度変化によって、磁性
流体シールとの間で密閉された空気が膨張あるいは収縮
し、これによってベアリング内のグリースや磁性流体シ
ールの一部が最悪の場合には装置内部へ飛散し磁気ヘッ
ド等が損傷する等の不都合が生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくにグリースや磁性流体シールの一部が飛
散するのを有効に防止し、これによって磁気ヘッド等の
損傷事故の発生を抑制し且つ装置全体の耐久性向上を図
った磁気ディスク装置を提供することを、その目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、スピンドル
ベース上に植設されたスピンドルシャフトと、このスピ
ンドルシャフトに所定間隔を隔てて装着されたベアリン
グを介して回転自在に装備された円筒状のスピンドルハ
ブと、このスピンドルハブの内側中央部に形成された空
間領域に装備されたスピンドルハブ駆動モータと、ベア
リングの外側が所定空間を介して装備された磁性流体シ
ールとを備えている。
【0009】スピンドルシャフトには、スピンドルベー
ス側からスピンドルハブ駆動モータ部分の空間領域にい
たる外気通気穴が設けられている。
【0010】そして、各ベアリングと前記磁性流体シー
ルとの相互間に形成された空間部分とスピンドルハブ駆
動モータ部分の空間領域とを導通する部分通気路を、前
述したスピンドルシャフト又はスピンドルハブの内壁部
分を介して設ける、という構成を採っている。これによ
って前述した目的を達成しようとするものである。
【0011】
【作 用】装置温度が上昇した場合、ベアリングと磁性
流体シール間の空間A,Bの空気が膨張しても直ちに磁
性流体シールを押圧することなく矢印方向に移動し、こ
れによって外気とのバランスがとられる。また、装置温
度が下がった場合、ベアリングと磁性流体との間の空間
A,Bの空気は収縮するが、この場合は矢印方向とは反
対の方向に外気が流入し、これによって外気との圧力の
バランスがとられるようになっている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
【0013】この図1に示す実施例は、円盤状のスピン
ドルベース1上に植設されたスピンドルシャフト2と、
このスピンドルシャフト2に所定間隔を隔てて装着され
た一方と他方のベアリング4,4と、この各ベアリング
4を介して回転自在に装備された円筒状のスピンドルハ
ブ3とを備えている。
【0014】このスピンドルハブ3の内側中央部には空
間領域3Aが設けられ、この空間領域3A内にスピンド
ルハブ駆動モータ6が装備されている。このスピンドル
ハブ駆動モータ6は、前述したスピンドルシャフト2に
固定された駆動コイル部6Aと、この駆動コイル部6A
に付勢されて回転動作する前記スピンドルハブ内壁に固
着された永久磁石6Bとを備えた構成となっている。
【0015】また、一方のベアリング4の外側には、所
定空間Aを介して磁性流体シール5が装備されている。
また、他方のベアリング4の外側にも、所定空間Bを介
して磁性流体シール5が装備されている。これによっ
て、スピンドルハブ3内のスピンドルハブ駆動モータ6
部分から生じる塵埃がスピンドルハブ3外の磁気ディス
ク或いは磁気ヘッドに付着するのを有効に阻止してい
る。
【0016】スピンドルシャフト2には、前述したスピ
ンドルベース1側からスピンドルハブ3内の空間領域3
Aにいたる外気通気穴2aが設けられている。これによ
って、スピンドルハブ駆動モータ6部分から生じる塵埃
が外部のスピンドルベース1側から装置外に排出される
ようになっている。
【0017】更に、各ベアリング4の外側の空間部分
A,Bと前述したスピンドルハブ駆動モータ6部分の空
間領域3Aとは、内部通気路2b,2cをもって導通さ
れている。この内部通気路2b,2cは、各ベアリング
4の内側のスピンドルシャフト2部分に設けられ、各ベ
アリング4の幅(厚さ)よりも幾分長い切除長さでスピ
ンドルシャフト2の外周に中心軸に沿って形成されてい
る。この内部通気路2b,2cは、スピンドルシャフト
2の断面をとるとDカット形状となっており、部分的に
ベアリング4の内輪と接しない部分を積極的につくって
いる。
【0018】このため、各ベアリング4,4の外側の空
間部分A,Bは、スピンドルハブ駆動モータ6部分の空
間領域3Aを介して装置外の外気に導通された状態とな
っている。
【0019】このため、この図1の実施例においては、
装置温度が上昇した場合、ベアリング4と磁性流体シー
ル5間の空間A,Bの空気が膨張しても直ちに磁性流体
シール5を押圧することなく矢印方向に移動し、これに
よって外気とのバランスをとることができる。また、装
置温度が下がった場合、ベアリング4と磁性流体シール
5との間の空間A,Bの空気は収縮するが、この場合は
矢印方向とは反対の方向に外から外気が流入し、これに
よって外気の圧力とのバランスがとられるようになって
いる。
【0020】次に、本発明の第2実施例を図2に基づい
て説明する。
【0021】この図2に示す第2実施例は、各ベアリン
グ4の外側の空間部分A,Bと前述したスピンドルハブ
駆動モータ6部分の空間領域3Aとを導通する内部通気
路3b,3cが、スピンドルハブ3の内壁部分に設けら
れている点に特長を備えている。その他の構成は前述し
た図1の実施例と同一となっている。このようにして
も、前述した従来例と同一の作用効果を得ることができ
る。
【0022】ここで、上記各実施例は、内部通気路2
b,2c(3b,3c)をスピンドルシャフト2の外周
又はスピンドルハブ3の内壁部分に設けた場合を例示し
たが、一方の内部通気路2b(3b)をスピンドルシャ
フト2に形成し,他方の内部通気路2c(3c)をスピ
ンドルハブ3の内壁部分に形成するように構成してもよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、ベアリングと磁性流体シールとの
間の空間の温度が上昇し当該箇所の空気が膨張しても、
磁性流体の機能を維持しつつ内部通気路の作用によって
これを直ちに外部に放出することが可能となり、従っ
て、従来生じていたベアリングのグリースや磁性流体シ
ールの一部が飛散するという不都合をほぼ完全に防止す
ることができ、このため磁気ヘッド等の損傷事故の発生
を大幅に低減することが可能となり、かかる点において
装置全体の耐久性向上を図ることができるという従来に
ない優れた磁気ディスク装置を提供することができる。
特に、駆動モータ部分は駆動のための電流が流れるた
め、温度変化が大きい。従って、本発明が開示するよう
に駆動モータ部分を介して外部と導通させることは上記
した各効果をより一層高めることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部省略した断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例を示す一部省略した断面図
である。
【図3】従来例を示す一部省略した断面図である。
【符号の説明】
1 スピンドルベース 2 スピンドルシャフト 2b,2c,3b,3c 内部通気路 3 スピンドルハブ 3A 空間領域 4 ベアリング 5 磁性流体シール A,B 空間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルベース上に植設されたスピン
    ドルシャフトと、このスピンドルシャフトに所定間隔を
    隔てて装着されたベアリングを介して回転自在に装備さ
    れた円筒状のスピンドルハブと、このスピンドルハブの
    内側中央部に形成された空間領域に装備されたスピンド
    ルハブ駆動モータと、前記ベアリングの外側に所定空間
    を介して装備された磁性流体シールとを備えてなる磁気
    ディスク装置において、 前記スピンドルシャフトに、前記スピンドルベース側か
    ら前記スピンドルハブ駆動モータ部分の空間領域にいた
    る外気通気穴を設けると共に、 前記各ベアリングと前記磁性流体シールとの相互間に形
    成された空間部分と前記スピンドルハブ駆動モータ部分
    の空間領域とを導通する内部通気路を設けたことを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記内部通気路を、前記スピンドルシャ
    フトと前記各ベアリングとの間に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記内部通気路を、前記スピンドルハブ
    の内壁に沿って設けたことを特徴とする請求項1記載の
    磁気ディスク装置。
JP6139514A 1994-05-30 1994-05-30 磁気ディスク装置 Expired - Lifetime JP2570181B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0752554B2 (ja) * 1986-02-03 1995-06-05 日本電気株式会社 磁気デイスク装置
JPH0323558A (ja) * 1989-06-20 1991-01-31 Tokico Ltd スピンドルモータ

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JPH07326121A (ja) 1995-12-12

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