JP2000060044A - モータのマグネット組立方法及びモータ並びにこれを用いたハードディスクドライブ装置 - Google Patents

モータのマグネット組立方法及びモータ並びにこれを用いたハードディスクドライブ装置

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JP2000060044A
JP2000060044A JP10220214A JP22021498A JP2000060044A JP 2000060044 A JP2000060044 A JP 2000060044A JP 10220214 A JP10220214 A JP 10220214A JP 22021498 A JP22021498 A JP 22021498A JP 2000060044 A JP2000060044 A JP 2000060044A
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Japan
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magnet
motor
yoke
peripheral surface
press
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JP10220214A
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English (en)
Inventor
Haruo Kitahara
治夫 北原
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を用いることなしにロータ本体の内側
にマグネットを取り付ける。 【解決手段】 キャップ状のロータ本体31の内周面3
1Bに設けられるリング状のヨーク33の内側にリング
状のマグネット34を圧入することによりヨーク33と
マグネット34との一体化を図るようにした。ロータ本
体31が鉄製の場合、ロータ本体31の内側にマグネッ
ト34を直接圧入して固定してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのマグネッ
ト組立方法及びモータ並びにこれを用いたハードディス
クドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばハードディスク(HD)ドライブ
のディスク駆動用モータにおいて採用されているような
キャップ状のロータ本体内にマグネットを組み込む場
合、従来では、キャップ状のロータ本体内に予め装着さ
れているヨークの内側にリングマグネットをエポキシ系
の接着剤を用いて接着により固定していた。また、ロー
タ本体が鉄製の場合には、リングマグネットをロータ本
体の内周面に接着剤を用いて直接固定する構成が採用さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の組
立方法によると、いずれの型式においても、まず接着剤
を塗布し、次にマグネットを挿入し、さらに加熱乾燥さ
せるという三段階の処理を必要とするので、組立に要す
る時間が長くなるという問題点がある。また、この方法
においては加熱乾燥処理を必要とするのでマグネットが
減磁するという別の問題点も生じる。さらに、接着剤を
用いるので、接着代のためにマグネットとヨークとの
間、又はマグネットとロータ本体との間にガタが生じ、
ロータの動的バランスが悪くなるほか、組立後のマグネ
ット内径の回転中心に対する同芯度、真円度が悪いため
鉄芯とのギャップを狭くすることができずマグネットの
磁力を充分取り出せずモータの性能向上の阻害要因とな
っている。
【0004】したがって、従来の組立方法によるモータ
を用いてハードディスクドライブ装置を構成した場合、
特に高記録密度での正確で迅速な読み書き動作を期待す
ることができなくなるという問題を生じる。
【0005】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができるようにした
モータのマグネット組立方法及びモータ並びにこれを用
いたハードディスクドライブ装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明によれば、キャップ状のロータ本体
の内周面に設けられるリング状のヨークにリング状のマ
グネットを取り付けるためのマグネット組立方法であっ
て、該ヨークの内側にリング状のマグネットを圧入する
ことにより該ヨークと該マグネットとの一体化を図るよ
うにした方法が提案される。
【0007】ヨークの内径寸法をマグネットの外形寸法
よりも若干小さく設定しておき、適当な治具を用いてマ
グネットをヨークの内側に圧入することによりマグネッ
トをヨークに嵌め合わせ、接着剤なしに両者を一体化す
ることができる。したがって、マグネットの減磁の原因
となる熱処理が不要となる。また、接着代が不要とな
り、組立後のマグネット内径の同芯度及び真円度が著し
く改善され、マグネットとステータ側の鉄芯とのギャッ
プを従来に比べて狭くすることが可能となる。
【0008】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、ヨークの内側及び又はマグネットの外側に接
着剤を塗布してからマグネットの圧入を行うようにした
方法が提案される。接着剤がヨークとマグネットとの一
体化をより一層確実にする。
【0009】請求項3の発明によれば、請求項1に記載
の方法により組み立てたマグネットを組み込んだロータ
をステータと組み合わせることにより構成されたモータ
が提案される。
【0010】マグネットはヨークに圧入することにより
固定されるので、加熱処理が不要であり、マグネットの
減磁の問題を生じないので、良好な磁気特性のロータが
得られる。また、ロータはマグネットの圧入による固定
のために、マグネットの回転中心に対する同芯度及び真
円度が良好となり、ステータと組み合わせたときに両者
間に形成される磁気ギャップの幅を狭くすることがで
き、効率のよいモータを得ることができる。
【0011】以上、いずれの場合においても、ロータ本
体の内周面にヨークなしでリング状のマグネットを直接
取り付ける組立方法の場合、ロータ本体の内周面にリン
グ状のマグネットを圧入することによりロータ本体とマ
グネットとの一体化を図るようにすることができる。
【0012】本発明によれば、上述の如くして組み立て
たマグネットを組み込んだロータをステータと組み合わ
せてモータを構成し、このモータのロータ本体に磁気デ
ィスクが固定されて成るハードディスクドライブ装置が
提案される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明によるモータの実施の形態
の一例を示す断面図である。モータ1は、ハードディス
クドライブのディスク駆動用のモータの例であり、ステ
ータ2とロータ3とを備えて成っている。
【0015】ステータ2は、フレーム21の中央部に一
体に設けられたボールベアリング22の下方に適宜の手
段で取り付けられた鉄芯23に固定子コイル24が捲回
されて成る構成となっている。
【0016】ロータ3は、ボールベアリング22を覆い
被すように配置されるキャップ状のロータ本体31を有
し、キャップ状のロータ本体31の中心に固定されてい
るシャフト32がボールベアリング22によって軸受さ
れることによって、ロータ3はステータ2に対し回転自
在に支持されている。
【0017】キャップ状のロータ本体31の開口部31
Aの内周面31Bにはいずれもリング状をなしているヨ
ーク33とマグネット34とが配設されている。
【0018】本実施の形態では、図2に詳細に示される
ように、ヨーク33の内周面33Aには段部33Bが形
成され、この内周面33Aの内径寸法よりも若干大きい
外形寸法を有するリング状のマグネット34を圧入治具
4によってヨーク33の内側に圧入し、これによりヨー
ク33にマグネット34を嵌め込むことにより両者を一
体化させている。なお、この場合、ヨーク33の内周面
33A又はマグネット34の外周面34Bの少なくとも
一方に接着剤を塗布してからマグネット34の圧入を行
うようにすれば、両者をより一層確実に一体化させるこ
とができる。
【0019】このようにして一体化されたヨーク33と
マグネット34とは、キャップ状のロータ本体31の開
口部31Aの内周面31Bに同じく圧入手段によりしっ
かりと取り付けられている(図1参照)。
【0020】ロータ3に取り付けられるマグネット34
は以上のように組み立てられるので、熱処理が不要であ
り、マグネット34の減磁の問題を生じることがない。
また、接着代が不要となるので組立後のマグネット34
の回転中心に対する同芯度及び真円度が良くなり、マグ
ネット34の内周面34Aとこれに対向する鉄芯23の
外周面との間に形成される磁気ギャップ5の幅を狭くす
ることができる。この結果、モータ1の電気的特性を著
しく向上させることができる。
【0021】上記実施例では、マグネット34をヨーク
33を介してキャップ状のロータ本体31の開口部31
Aの内周面31Bに取り付ける構成を説明したが、キャ
ップ状のロータ本体31が鉄製の場合にはヨーク33を
用いることなく、マグネット34を直接キャップ状のロ
ータ本体31の内周面31Bに取り付ける構成が採用さ
れる。
【0022】図3は、マグネット34を直接キャップ状
のロータ本体31の内周面31Bに取り付けるようにし
た構成における、本発明によるモータのマグネット組立
方法の実施例を示す図である。この場合には、ロータ本
体31の内周面31Bの内径寸法よりも若干大きい外形
寸法を有するマグネット34を圧入治具4によってロー
タ本体31の内側に圧入すればよい。これにより、マグ
ネット34とロータ本体31との一体化を図ることがで
き、図1及び図2に示した組立方法による場合と同様の
効果を得ることができる。
【0023】図4は、図1に示したモータ1を用いて構
成された本発明によるハードディスクドライブ装置の実
施の形態の一例を示す断面図である。
【0024】ハードディスクドライブ装置40では、モ
ータ1のロータ本体31の軸部31Cに複数の円盤状の
磁気ディスク41が嵌め合わされ、各磁気ディスク41
間に設けられたスペーサ42によって磁気ディスク41
は所定の一定間隔をあけて配設されている。符号43で
示されるのは、ボルト44によって軸部31Cに固定さ
れているディスククランパであり、ディスククランパ4
3によって磁気ディスク41とスペーサ42とが軸部3
1Cに所定の状態に固定される。磁気ディスク41が上
述の如くして固定されたモータ1は、シャーシ45に取
り付けられ、上蓋46が取り付けられてケース内に密閉
されている。
【0025】ハードディスクドライブ装置40によれ
ば、モータ1のマグネット34が回転中心に対して同芯
度が高く、且つ真円度も高いので、電気的特性が良好で
あり、磁気ディスク41を所望の理想状態に近い状態で
回転させることができる。この結果、高性能のハードデ
ィスクドライブ装置40を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、マグネッ
トをヨーク内に圧入することにより、接着剤なしに両者
を一体化するようにしたので、又はマグネットを直接ロ
ータ本体に圧入して一体化するようにしたので、熱処理
が不要となり、マグネットの減磁の問題を解決すること
ができる。また、接着代が不要となり、組立後のマグネ
ット内径の同芯度及び真円度が著しく改善され、マグネ
ットと鉄芯とのギャップを従来に比べて狭くすることが
可能となる。
【0027】ヨークの内側及び又はマグネットの外側に
接着剤を塗布してから、又はロータ本体の内周面及び又
はマグネットの外側に接着剤を塗布してからマグネット
の圧入を行えば、ヨークとマグネットとの一体化をより
一層確実にすることができる。
【0028】このロータをステータと組み合わせると、
組立後のマグネットの回転中心に対する同芯度及び真円
度が良くなり、マグネットとこれに対向する鉄芯の外周
面との間に形成される磁気ギャップの幅を狭くすること
ができるので、良好な磁気特性を有する効率のよいモー
タを得ることができ、このモータを用いてハードディス
クドライブ装置を構成すれば高性能のハードディスクド
ライブ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータの実施の形態の一例を示す
断面図。
【図2】図1のモータにおけるマグネットとヨークとの
一体化のための組立方法を説明するための説明図。
【図3】マグネットを直接ロータ本体と一体化する場合
の組立方法を説明するための説明図。
【図4】図1に示したモータを用いて構成された本発明
によるハードディスクドライブ装置の実施の形態の一例
を示す断面図。
【符号の説明】
1 モータ 2 ステータ 3 ロータ 4 圧入治具 5 磁気ギャップ 21 フレーム 22 ボールベアリング 23 鉄芯 24 固定子コイル 31 ロータ本体 32 シャフト 33 ヨーク 34 マグネット 40 ハードディスクドライブ装置 41 磁気ディスク 42 スペーサ 43 ディスククランパ 45 シャーシ 46 上蓋

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ状のロータ本体の内周面に設け
    られるリング状のヨークにリング状のマグネットを取り
    付けるためのマグネット組立方法であって、 該ヨークの内側にリング状のマグネットを圧入すること
    により該ヨークと該マグネットとの一体化を図るように
    したことを特徴とするモータのマグネット組立方法。
  2. 【請求項2】 ヨークの内側及び又はマグネットの外側
    に接着剤を塗布してからマグネットの圧入を行うように
    した請求項1記載のモータのマグネット組立方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のモータのマグネット組
    立方法により組み立てたマグネットを組み込んだロータ
    をステータと組み合わせることにより構成されたモー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータのロータ本体に
    磁気ディスクが固定されて成るハードディスクドライブ
    装置。
  5. 【請求項5】 キャップ状のロータ本体の内周面にリン
    グ状のマグネットを取り付けるためのマグネット組立方
    法であって、 該ロータ本体の内周面にリング状のマグネットを圧入す
    ることにより該ロータ本体と該マグネットとの一体化を
    図るようにしたことを特徴とするモータのマグネット組
    立方法。
  6. 【請求項6】 前記ロータ本体の内周面又は前記マグネ
    ットの外側に接着剤を塗布してからマグネットの圧入を
    行うようにした請求項5記載のモータのマグネット組立
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のモータのマグネット組
    立方法により組み立てたマグネットを組み込んだロータ
    をステータと組み合わせることにより構成されたモー
    タ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のモータのロータ本体に
    磁気ディスクが固定されて成るハードディスクドライブ
    装置。
JP10220214A 1998-08-04 1998-08-04 モータのマグネット組立方法及びモータ並びにこれを用いたハードディスクドライブ装置 Pending JP2000060044A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102756345A (zh) * 2012-07-20 2012-10-31 国电联合动力技术有限公司 大型永磁直驱风力发电机的永磁体装配工装及其装配方法
CN109450192A (zh) * 2018-12-11 2019-03-08 宁波斯凯勒智能科技有限公司 一种伺服电机磁瓦自动化粘贴机构

Cited By (3)

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CN102756345A (zh) * 2012-07-20 2012-10-31 国电联合动力技术有限公司 大型永磁直驱风力发电机的永磁体装配工装及其装配方法
CN109450192A (zh) * 2018-12-11 2019-03-08 宁波斯凯勒智能科技有限公司 一种伺服电机磁瓦自动化粘贴机构
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