JPH07255145A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

Info

Publication number
JPH07255145A
JPH07255145A JP7151094A JP7151094A JPH07255145A JP H07255145 A JPH07255145 A JP H07255145A JP 7151094 A JP7151094 A JP 7151094A JP 7151094 A JP7151094 A JP 7151094A JP H07255145 A JPH07255145 A JP H07255145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor hub
annular
spindle motor
motor
seal structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7151094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hattori
隆宏 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP7151094A priority Critical patent/JPH07255145A/ja
Publication of JPH07255145A publication Critical patent/JPH07255145A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラビリンスシール構造のシール効果を安定か
つ確実に実現されるスピンドルモータを提供する。 【構成】 シャフト2がブラケット1に一体に形成さ
れ、記録ディスクが装着されるロータハブ4と、そのシ
ャフト2とロータハブ4との間に介在して設けられた一
対の玉軸受7,8とを有し、その玉軸受7,8のモータ
外部側には、シャフトとロータハブとにより、モータ内
外部を封止するラビリンスシール構造を備えたスピンド
ルモータである。シャフトと、これに対向するロータハ
ブとでモータ内部が規定される実質上環状空間18のう
ち、玉軸受7,8相互の間には、その玉軸受7,8相互
の空気流通が実質上封止されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々のOA機器等に組
み込まれ、磁気ディスクや光磁気ディスク等の記録ディ
スクの回転駆動装置に用いられるスピンドルモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】記録ディスク、例えば、磁気ディスクの
回転駆動装置に用いられるスピンドルモータは、ディス
ク駆動時にディスク表面にダスト等の微粒子が付着する
と、不具合が生じる。というのは、ディスクのデータを
読取るヘッドと、ディスクとの間に微粒子が存在する
と、その微粒子がヘッドを破損し、データの読取りが、
不可能になることがある。なぜなら、ヘッドとディスク
間の幅と、微粒子の直径の大きさを比べると、前者は
0.1μmであり、後者は、例えば煙粒子の直径は6.2
5μmである。つまり微粒子といえども、ヘッドに対し
ては大きな物体なのである。よって、上記回転駆動装置
は、ディスク室(モータ外部)において、ダストや潤滑
剤等の浮遊量が、その装置の性能を左右する上で重要な
条件となるのである。
【0003】そこで、ダストや潤滑剤の発生源の一つ
に、モータ内部とモータ外部との境界部にある玉軸受が
ある。玉軸受には、その内部に潤滑剤が含まれており、
ここから潤滑剤の微粒子が漏出し、その境界部を通って
モータ外部へと漏出することがある。詳細を、図4を用
いて、従来のスピンドルモータについて説明する。
【0004】従来のスピンドルモータは、静止部材とし
て、シャフト部2が一体成形されたブラケット1、ステ
ータ3で構成されている。一方、回転部材として、ロー
タハブ4、ロータマグネット5、ヨーク11、そして環
状ブッシュ6で構成されている。そして、ロータハブ4
は、固定シャフト2に対して、一対の玉軸受7、8を介
して相対的に回転自在に支持されている。
【0005】環状ブッシュ6は、玉軸受7の上部に位置
し、ロータハブ4の内周と玉軸受7の外輪とにより固定
されている。環状ブッシュ6の内周は、固定シャフト2
の外周と微小間隙15aを隔てて対向し、環状ブッシュ
6の底面6aは、玉軸受7の内輪と微小間隙15aを隔
てて対向している。また、玉軸受8の外輪とブラケット
1の中央上端面1aとの間に微小間隙16を形成し、更
にヨーク11の外周とブラケット1の内周との間に微小
間隙17を形成している。
【0006】これらの間隙は、モータの回転中、モータ
内外の気圧差とその間隙の大きさとの関係によりシール
効果が得られ、微粒子の漏出は抑えられる。これは、ラ
ビリンスシール構造とよばれている。このラビリンスシ
ール構造は、モータ内外の気圧差が平衡状態を保つ時、
それを形成している微小間隙において、空気層が形成さ
れ、空気は実質上流れない。従って、微粒子は、その空
気層に遮られて微小間隙を通過することはなく、モータ
外部へ漏出することはない。
【0007】しかしながら、上記構成のスピンドルモー
タでは、モータの内外部が上記間隙を通して連通してい
る。このため、モータの使用に際しては、モータ内外に
おける温度変化が生じたり、モータの構造の歪が生じる
等のモータに異常が起きると、平衡状態はくずれ空気流
が生じてしまう。そしてモータ内部の微粒子は、空気流
にかき乱され間隙の空気層を通り抜けてしまうことがあ
る。これによりラビリンスシール性能の低下を招き、安
定かつ確実なシール効果が実現されていないという問題
があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
技術に存する上記の問題点に鑑み行われたものであっ
て、その目的とするところは、ラビリンスシール構造の
シール効果を安定かつ確実に実現されるスピンドルモー
タを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスピンドルモータでは、静止部材と記録デ
ィスクが装着されるロータハブと前記静止部材と前記ロ
ータハブとの間に介在して設けられた一対の軸受部材と
を有し、前記軸受部材のモータ外部側には、前記静止部
材と前記ロータハブとにより、モータ内外部を封止する
ラビリンスシール構造を備えたスピンドルモータにおい
て、前記静止部材とこれに対向する前記ロータハブとで
モータ内部が規定される、実質上環状空間のうち、前記
軸受部材相互の間には、該軸受部材相互の空気流通が実
質上封止されている。
【0010】前記軸受部材相互の間には、前記静止部材
と前記ロータハブとの半径方向の間隙が微小に形成され
るラビリンスシール構造が設けられることが望ましい。
【0011】また、前記ラビリンスシール構造は、環状
部材が前記静止部材及び/または前記ロータハブに、同
軸的に設けられることが望ましい。
【0012】更に前記環状部材は、固定して設けられる
側の部材と、実質上同一の熱膨張係数を有していること
が望ましい。
【0013】
【作用】上述のスピンドルモータによれば、軸受部材相
互の間における空気流通が実質上封止されることによ
り、モータ内部において空気流が起きにくくなる。この
ためモータ内外部を封止するラビリンスシール構造のシ
ール効果が一層発揮され、安定かつ確実なシール効果が
得られる。
【0014】軸受部材相互の間において、空気流通を風
止するためにラビリンスシール構造を採用することによ
り、容易に空気流の発生を防止することが可能となる。
【0015】軸受部材相互の相互の間におけるラビリン
スシール構造は、環状部材を同軸的に静止部材またはロ
ータハブに、或いはそれら両方に設けることで容易にこ
のシール構造が形成される。また、このシール構造は、
従来型モータの大幅な設計変更を行わず部材の追加だけ
で形成されるため、低コストでシール性能の向上が図れ
る。
【0016】環状部材は、固定して設けられる側の部材
と実質上同一の熱膨張係を有することで、それらの部材
間の熱膨張による歪を阻止することが可能となる。これ
により、精度良いラビリンスシール構造が得られ、シー
ル性能の安定維持が図れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照して
詳細に説明する。なお、図中において従来と同じ符号を
用いている箇所は、同一もしくは相当するものを示して
いる。
【0018】図1は、本発明にかかるスピンドルモータ
の第一実施例を示した全体断面図である。
【0019】同図に示すスピンドルモータは、静止部材
として断面が略凹形に形成されたブラケット1を有して
いる。ブラケット1は、最外周に設けられた環状のフラ
ンジ部1aと、その内側に位置する外周壁部1bと、外
周壁部1bの内方下部に形成された環状の底部1cを有
している。底部1cの内側には、大径内周壁部1dと小
径内周壁部1eとが設けられている。更に小径内周壁部
1eの中心は、円柱状のシャフト部2が軸線方向に延び
ている。
【0020】ブラケット1の小径内周壁部1eの外周面
にステータコア3aが嵌合され、大径内周壁部1dの上
面に支持されている。ステータコア3aには、ステータ
コイル3bが捲回されステータ3を形成している。ま
た、ブラケット1の底部1cの上面1fには、対向する
ステータコイル3dとの絶縁を確保するために、環状の
絶縁紙9が貼り付けられている。
【0021】4は、回転部材として略椀形状に形成され
たロータハブである。ロータハブ4は、例えばアルミニ
ウム合金等から形成されており、中央部に嵌合孔10を
形成する基部4aと、基部4aの外周に形成されたフラ
ンジ部4bとから構成されている。フランジ部4bの下
端部には、円筒上のヨーク11がかしめ固定されてい
る。また、ヨーク11の内周側には、円筒状のロータマ
グネット12が接着固定されている。
【0022】ロータハブ4の嵌合孔10は、上端の開口
部に大径嵌合孔10a、そして、大径嵌合孔10aの下
側と、下端の開口部4cの2カ所に中径嵌合孔10b,
10c、更に中間部に、小径嵌合孔10dから形成され
ている。ロータハブ4は、ブラケット1のシャフト部2
との間に、一対の軸受部材として第一及び第二玉軸受
7,8が介在して、回転支持されている。第一及び第二
玉軸受7,8は、ロータハブ4の中径嵌合孔10b,1
0cに各々固定されている。
【0023】第一玉軸受7の上側には、環状ブッシュ6
が配置され、ロータハブ4の大径嵌合孔10aと第一玉
軸受7の外輪7aに固定されている。環状ブッシュ6
は、シャフト部2の外周2aと微小間隙15aを隔てて
いる。また、環状ブッシュ6は、第一玉軸受7の内輪7
bの上端面とも微小間隙15bを隔てている。微小間隙
15a,15bは、ラビリンスシール構造を形成してい
るので、第一玉軸受7からの潤滑剤の漏出を防止する。
【0024】一方、第二玉軸受8は、小径内周壁部1e
に位置決めされて固定されている。外輪8aは、小径内
周壁部1eの上面1hと微小間隙16を隔てている。
【0025】以上のように構成されたスピンドルモータ
において、ステータコイル3bに直流電流を流し、コイ
ル3bに発生する磁界とロータマグネット12との電磁
誘導作用により、ロータハブ4は回転する。
【0026】回転に伴って、玉軸受7,8は、内部に充
填されている潤滑剤が軸受の構造上滲み出ることがあ
る。滲み出た潤滑剤は、その玉軸受7,8の近傍からモ
ータ内部において微粒子となり拡散する。しかし、モー
タ外部へはモータ内外部を封止するラビリンスシール構
造を形成しているので、潤滑剤の微粒子がその間隔を通
過することは阻止できる。
【0027】また、13は環状部材で、モータ内部にお
ける一対の玉軸受7,8相互の間とシャフト部2とロー
タハブ4とで環状部材18が規定される。モータ内部
は、ロータハブ4の小径嵌合孔10dに固定されてい
る。環状部材の上端面には、ロータハブ4へ固定する時
の位置決め段部13aが設けられている。なお、環状部
材13は、間隙(0.02〜0.05mm)を隔てて対向
している。即ち、それは、環状部材13と第一玉軸受7
とで形成される微小間隙14aと、第二玉軸受8とで形
成される微小間隙14bと、シャフト部2の外周とで形
成される微小間隙14cである。これら間隙14a及至
14cは、第一玉軸受7と第二玉軸受8との相互間にお
けるラビリンスシール構造をなす。
【0028】なお、微小間隙14a,14b,14c,
15a,15b,16,17の大きさは、0.02〜0.
05mm範囲であって、ロータハブ4の円滑な回転が疎
外されない程の間隔とする。
【0029】なお、環状部材13は、ロータハブ合金か
ら形成されており、ロータハブ4と実質上同一の熱膨張
係数を有する材質が用いられている。これは、熱膨張時
に各々の部材の膨張率を合わしておくことで、環状部材
13とロータハブ4との接合部における歪みを防止する
ためである。これにより上記微小間隙14a及至14c
を精度よく維持することができる。
【0030】以上のように環状部材13を設けること
で、環状空間18における第一及び第二玉軸受7,8相
互間の空気流通が実質上封じられ、これら相互間の空気
流が起きにくいこうせいとなる。これにより第一玉軸受
7側に設けられた環状ブッシュ6によるラビリンスシー
ル構造のシール性能が高められる。そして他方、第二玉
軸受8側に設けられたラビリンスシール構造のシール性
能も同様に高められる。そして環状空間18は空気の溜
まり部分が極めて少ない構成となっているため、不浄な
空気の存在自体も低減される。
【0031】また、このシール構造は、従来型モータの
大幅な設計変更を行わず部材の追加だけで形成されるた
め、低コストでシール性能の向上が図れる。
【0032】このように、本発明は、未然に空気流を阻
止するために、空気の溜まり部分をなくして空気を流れ
なくするという思想のもとモータ内外部を封じるシール
効果を向上させるというものである。即ち、最も空気量
が多い環状空間18を環状部材13で封じることで、実
質上空気を流さない構成となっている。これは、環状空
間18において空気流が起きにくいと同時に、ダストの
浮遊量も抑えられ、モータ内部の気圧は安定した状態を
保ちシール効果は格段に向上する。
【0033】次に図2及び図3は、図1の第一実施例の
変形例として、第二及至第六実施例を示している。な
お、いずれの図も特徴部分のみを示した要部拡大断面図
であり、図1と共通する部分は図示を省略してある。ま
ず第二実施例である図2(a)は、環状部材13がシャ
フト部2に固定されており、環状部材13で微小な間隙
14を設けるように構成されている。本実施例の場合
も、環状部材13に関する固定位置と組立手順が第一実
施例と異なるだけで、同様の効果が得られる。次に第三
実施例である図2(b)は、ロータハブ4側とシャフト
部2側の両方に径の大きさの違う大径環状部材13b,
小径環状部材13cを装着し、環状空間18を実質上封
止するというものである。いずれの環状部材13も、対
向する部材と微小間隙14を隔てている。
【0034】次に第四実施例である図3(a)は、ロー
タハブ4の小径嵌合孔10dの径の大きさをシャフト部
2の近傍まで縮小させ、突出部2aを形成する。突出部
4aはシャフト2と微小間隙14を隔てた構成となって
いる。本実施例の場合は、組立上ブラケット1とシャフ
ト部2を別部材とする必要があるが、第一、第二、及び
第三実施例のような環状部材13の熱膨張による歪の影
響を考慮する必要がない。第五実施例である図3(b)
は、シャフト部2の中間部の環状空間18に面している
部位において、環状の突出部2bを設けて環状空間18
を実質上封止するものである。本実施例の場合は、第四
実施例に示した突出部2aをシャフト部2に突出部2b
として設けた構成となっている。更に第六実施例である
図3(c)は、シャフト部2とロータハブ4の両方に突
出部2b,2cを設け、環状空間18を実質上封止する
ものである。本実施例の場合は、第四、及び第五実施例
よりも突出部2a、2bを形成するバイト加工による削
り量が最小限に抑えられる。
【0035】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることが可能である。例えば、全ての実施例では、モー
タ内外部を封じるために両玉軸受7,8に対応する各々
にラビリンスシール構造を構成しているが、一方だけの
場合でも効果は発揮される。また、別構成でそのラビリ
ンスシール構造を形成してもよい。
【0036】ここで環状ブッシュ6によって規定される
ラビリンスシール構造の別の方法を図4及び図5におい
て開示する。
【0037】ロータハブ4の大径嵌合孔10aの内壁に
環状の凹溝20が設けられている。環状ブッシュ6の外
周にはゴム等の弾性部材19を装着されている。環状ブ
ッシュ6に装着された弾性部材19の外径の大きさは、
大径嵌合孔10aの内径よりも僅かに大きく、環状の凹
溝20の底部20aの径よりも僅かに小さい。また、凹
溝20は、環状ブッシュ6の装着時に弾性部材19に対
向する位置関係にある。以上の環状部材6をシャフト部
2に嵌合すると、環状部材6と大径嵌合孔10aとの径
の大きさの関係上、組立時に大径嵌合孔10aの端部2
0bが弾性部材19と接触する。しかし、弾性部材19
の弾力性により不具合なく環状ブッシュ6は嵌合され
る。こうして大径嵌合孔10aの凹溝20と弾性部材1
9が装着された環状ブッシュ6とで微小な間隙が形成さ
れ、断面がコの字状のラビリンスシール構造が形成され
る。
【0038】或いは図5は、図4で開示した環状ブッシ
ュ6の代わりに、ゴム等の環状弾性部材21をシャフト
部2に固定する。環状弾性部材21の外径は、大径嵌合
孔10aの内径よりも僅かに大きく、大径嵌合孔10a
内の凹溝20の底部20aの径よりも僅かに小さい。ま
た、環状弾性部材21の側面は、固定時に凹溝20と対
向する位置関係にある。この場合も、径の大きさの関係
により、環状弾性部材21は、組立時に大径嵌合孔10
aの端部20bと接触する。しかし、弾力性があるので
不具合はない。以上2つの方法は、弾性材の弾力特性を
有効に利用してラビリンスシール構造が容易な方法で形
成されている。
【0039】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータは、上述の構
成をしているので次のような効果を奏する。即ち、軸受
部材相互の間に空気流通が実質上封止されたことによ
り、モータ内外部を封止するラビリンスシール構造にお
いて、より安定かつ確実なシール効果が実現される。
【0040】軸受部材相互の間における空気流通の封止
は、従来型モータの大幅な設計変更なしに環状部材をそ
こに備えることで、モータ内外部を封じるラビリンスシ
ール効果が向上したということで、低コストで性能の向
上が図れる。また、その環状部材は、固定される側の部
材と実質上同一の熱膨張係数を有する材質が用いられた
ことにより、熱膨張による部材間の歪が最小限にくい止
められ、安定したラビリンスシール性能が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの第一実施例を
示す全体断面図である。
【図2】図2における(a),(b)は、図1に示すス
ピンドルモータの第二、及び第三実施例を示す要部拡大
断面図である。
【図3】図3における(a),(b),(c)は、図1
に示すスピンドルモータの第四、第五、及び第六実施例
を示す要部拡大断面図である。
【図4】環状部材に関する別の構成を示す要部拡大断面
図である。
【図5】環状部材に関する別の構成を示す要部拡大断面
図である。
【図6】従来のスピンドルモータを示す全体断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 シャフト部 3 ステータ 4 ロータハブ 7 第一玉軸受 8 第二玉軸受 12 ロータマグネット 13 環状部材 14a,14b,14c,15a,15b,16,17
微小間隙 18 環状空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、 記録ディスクが装着されるロータハブと、 前記静止部材と前記ロータハブとの間に介在して設けら
    れた一対の軸受部材とを有し、 前記軸受部材のモータ外部側には、前記静止部材と前記
    ロータハブとにより、モータ内外部を封止するラビリン
    スシール構造を備えたスピンドルモータにおいて、 前記静止部材とこれに対向する前記ロータハブとでモー
    タ内部が規定される、実質上環状空間のうち、前記軸受
    部材相互の間は、該軸受部材相互の空気流通が実質上封
    止された、ことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受部材相互の間には、前記静止部
    材と前記ロータハブとの半径方向の間隙が微小に形成さ
    れるラビリンスシール構造が設けられた請求項1記載の
    スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記ラビリンスシール構造は、環状部材
    が前記静止部材及び/または前記ロータハブに、同軸的
    に設けられた請求項2記載のスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 前記環状部材は、固定して設けられる側
    の部材と、実質上同一の熱膨張係数を有した請求項3記
    載のスピンドルモータ。
JP7151094A 1994-03-15 1994-03-15 スピンドルモータ Withdrawn JPH07255145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151094A JPH07255145A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 スピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151094A JPH07255145A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 スピンドルモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07255145A true JPH07255145A (ja) 1995-10-03

Family

ID=13462777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7151094A Withdrawn JPH07255145A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 スピンドルモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07255145A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322464A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Samsung Electro Mech Co Ltd ラビリンスシール構造がハブに一体に形成されるスピンドルモーター
US6052257A (en) * 1998-10-06 2000-04-18 International Business Machines Corporation Sealing structure for reduced lubricant leakage in a spindle motor
JP2010196799A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Nsk Ltd 軸受ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322464A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Samsung Electro Mech Co Ltd ラビリンスシール構造がハブに一体に形成されるスピンドルモーター
US6052257A (en) * 1998-10-06 2000-04-18 International Business Machines Corporation Sealing structure for reduced lubricant leakage in a spindle motor
JP2010196799A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Nsk Ltd 軸受ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5160866A (en) Spindle motor
JPH07255145A (ja) スピンドルモータ
JPH08275435A (ja) モータ
US5588753A (en) Disk drive motor with labyrinth seal
JP2819342B2 (ja) スピンドルモータ
JP3177009B2 (ja) スピンドルモータ
JPH03285545A (ja) スピンドルモータ
JP2570181B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP3348125B2 (ja) スピンドルモータ
JP2963172B2 (ja) スピンドルモータ
US6005313A (en) Spindle motor
JP2551350Y2 (ja) スピンドルモータ
JPS6177165A (ja) 磁気デイスク用スピンドルモ−タ
JPH0425621A (ja) 低熱歪軸受支持構造
JPH06314466A (ja) スピンドルモータ
JPH0614496A (ja) スピンドルモータ
JPH08172748A (ja) スピンドルモータ
JPH07194046A (ja) スピンドルモータ
JPS60172777A (ja) 磁性流体を利用した回転シヤフトのシ−ル装置
JP2568953Y2 (ja) 磁気ディスク駆動装置
JPH11356026A (ja) モ−タ及びその組立方法
JPH0678487A (ja) スピンドルモータ
JPH07111027A (ja) モータの軸受流体シール構造
JPH08275433A (ja) スピンドルモータ
JPH104665A (ja) スピンドルモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605