JPH05176519A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH05176519A
JPH05176519A JP30218291A JP30218291A JPH05176519A JP H05176519 A JPH05176519 A JP H05176519A JP 30218291 A JP30218291 A JP 30218291A JP 30218291 A JP30218291 A JP 30218291A JP H05176519 A JPH05176519 A JP H05176519A
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JP
Japan
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stepping motor
stator
rotating shaft
bearing
rotary shaft
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JP30218291A
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English (en)
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Michio Sumiya
通夫 角谷
Hiroaki Sato
広昭 佐藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステッピングモータの組立点数を減少させ、
組立作業を簡略化して量産性を向上させるとともに、ス
テッピングモータにおける騒音の発生を低減させる。 【構成】 ステータ21の一端に、回転軸22の一端側
を回転自在に支持するメタル軸受27が設けられ、この
メタル軸受27の軸線方向の長さが、回転軸22の軸径
の2〜4倍とされているとともに、ステータ21の他端
には、プレート25aが外接され、プレート25aの中
央部には回転軸22の端部22aを軸心位置変位可能に
支持する円板状の軸押え部26が内接固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型ステッピングモー
タに係るものであり、安価で、かつモータ回転時の振動
に伴う騒音が低減可能なステッピングモーターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動焦点カメラのレンズ駆動機構等に
は、いわゆるステッピングモータが多く使用されてい
る。そして、この種のステッピングモータとして、従来
より例えば図8ないし図10に示すものが知られてい
る。
【0003】標準的なステッピングモータの構造を図8
に示す。符号1は有底円筒状をなす一対のステータカッ
プ1a,1aと、これらステータカップ1a,1a内に
巻回されたコイル(図示せず)とからなるステータ1
で、ステータ1の中央には回転軸2およびその周囲に設
置されたロータ3からなるロータアッセイ品4が設置さ
れている。
【0004】一方、ステータ1の各端面には平板環状を
なすプレート5,5aがそれぞれ当接固定され、これら
プレート5,5aの中央部には回転軸2を回転可能に支
持するメタル軸受6,6aがそれぞれ配置されている。
【0005】図9は、回転軸2の延長上にリードスクリ
ュー7を形成させた場合の例である。この場合、回転軸
2はその端部2a並びに回転軸2とリードスクリュー7
との中間部にそれぞれ配置されたメタル軸受6,6aに
より回転可能に支持され、回転軸2の端部2a側のプレ
ート5aには、回転軸2の端部2aにリードスクリュー
7方向への予圧を付加する板ばね8が抵抗溶接等の方法
で当接固定されている。
【0006】一方、リードスクリュー7側のプレート5
にはリードスクリュー7の先端方向に伸びるブラケット
9の一端がネジ止め等の方法で当接固定され、また、こ
のブラケット9の他端には回転軸2の先端方向を向く凹
部9aが形成されている。そして、この凹部9aとリー
ドスクリュー7の端面に形成された凹部7aとの間に配
設された鋼球10により、リードスクリュー7が回転可
能に支持されている。
【0007】図10は、リードスクリュー7付きのステ
ッピングモータにおいて、回転軸2の端部2a側のステ
ータ1に回転軸2の端部2aにリードスクリュー7方向
への予圧を付加する板ばね8aを直接当接させるととも
に、前記ブラケット9の他端にピボット軸受11を固定
し、このピボット軸受11とリードスクリュー7の端面
に形成された凹部7aとの間に配設された鋼球10と軸
受6とによりリードスクリュー7を回転可能に支持させ
た場合の例である。
【0008】上記の各ステッピングモータにおいては、
前記コイルに通電すると、ステータ1内に磁極が形成さ
れ、この磁極とロータ3に形成された磁極との作用によ
りロータアッセイ品4が回転軸2回りに回転する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記従来のス
テッピングモータのうち、図8または図9に示す構造の
ステッピングモータにおいては、プレート5,5aにメ
タル軸受6,6aを固定後、ステータカップ1a,1a
の各端面にそれぞれプレート5,5aを固定し、更に各
メタル軸受6,6aに回転軸2を挿通させ、この状態で
ステータカップ1a,1aの開口端を結合させることに
よりステッピングモータを組み立てていた。
【0010】一方、図10に示す構造のステッピングモ
ータにおいては、ステータ1の一端に板ばね8を固定
し、ステータ1内に形成された空間にロータアッセイ品
4を挿入後、予めメタル軸受6が固定されたプレート5
をメタル軸受6に回転軸2を挿通させた状態でステータ
1の他端に当接させ、更にブラケット9をプレート5に
当接させるとともにリードスクリュー7とピボット軸受
11との間で鋼球10を係合させることによりステッピ
ングモータを組み立てていた。
【0011】しかしながら、上記従来のステッピングモ
ータは、いずれも2個の軸受6,6aまたは6,11に
支持されたロータアッセイ品4を回転させる構成である
ため、これら軸受6,6aまたは6,11の内周面と回
転軸2の外周面間のクリアランスを例えば5〜15μm
程度に縮小した場合には、前記2個の軸受6,6aまた
は6,11の芯出し時における軸線が僅かでもずれてい
ると、上記ステッピングモータの組立を行う際に、回転
軸2をこれら軸受の双方に挿通することが困難となる場
合があった。また、挿通した場合でも回転軸2が前記軸
受から受ける回転抵抗が大きく、回転が困難となる場合
があった。
【0012】従って、前記軸受6,6aまたは6,11
および回転軸2には高い機械精度が要求され、かつ組立
時には前記軸受6,6aまたは6,11間における芯出
しを極めて高精度に行う必要があり、その結果、製造コ
ストが増加し、しかも組立作業性が低いという問題があ
った。
【0013】そこで、上記従来のステッピングモータに
おいては、コスト削減および組立作業性向上の見地か
ら、前記クリアランスを10〜20μm程度と比較的大
きく設定していた。しかしながら、前記クリアランスを
大きくすれば当然ロータアッセイ品4の回転精度が低下
し、その結果ロータアッセイ品4が回転時に振動し、ス
テータ1等と共鳴して騒音を発生する場合があった。特
に、ビデオカメラ等の録音機能を有する装置に用いる場
合には、その影響が顕著であった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点に鑑みてなされたもので、回転軸と、この回転軸の
周囲に設けられたロータと、このロータの周囲に設けら
れたコイルを有する円環状のステータとを具備するステ
ッピングモータにおいて、このステータの一端に、前記
回転軸の一端側を回転自在に支持するメタル軸受が設け
られ、このメタル軸受の軸線方向の長さが、前記回転軸
の軸径の2〜4倍とされているとともに、前記ステータ
の他端には、前記回転軸の他端を軸心位置変位可能に支
持する軸押え部が設けられているものである。
【0015】
【作用】本発明のステッピングモータにおいては、ステ
ータの一端に設けられ、回転軸の一端側を回転自在に支
持するメタル軸受の軸線方向の長さが前記回転軸の軸径
の2〜4倍とされているため、前記回転軸を支持する軸
受を前記メタル軸受のみとすることが可能となってい
る。しかも、前記ステータの他端に設けられた軸押え部
により前記回転軸の他端を軸心位置変位可能に支持され
ているため、軸受の芯出しを行う必要がなくなり、前記
メタル軸受の内周面と前記回転軸の外周面間のクリアラ
ンスを縮小することが可能となる。その結果、ロータア
ッセイ品の回転精度が向上し、前記ロータアッセイ品の
回転時における振動およびそれに伴い発生する騒音を低
下させることができる。
【0016】また、前記ステッピングモータを構成する
部品のうち、特に高い機械精度が要求される部品点数が
減少するため製造コストが低下し、かつ前記ステッピン
グモータの組立が容易となるため組立作業性が向上す
る。
【0017】
【実施例】次に、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。図1は本発明の第一実施例を示
す標準的なステッピングモータの縦断面図である。な
お、以下の説明で用いる左右および内外の関係はこの図
に準ずるものとする。
【0018】図1において、符号21は有底円筒状をな
す一対のステータカップ21a,21aと、これらステ
ータカップ21a,21a内に巻回されたコイル(図示
せず)とからなる円環状のステータで、このステータ2
1に内設されたボビンにはコイル(いずれも図示せず)
が巻回されている。また、ステータ21の中央には棒状
をなす回転軸22がステータ21と同軸をなすように設
置され、回転軸22の周囲には円筒上をなし、外周に磁
極(図示せず)を有するロータ23が設けられてロータ
アッセイ品24を構成している。
【0019】一方、ステータ21の一端には、平板環状
をなすプレート25が当接され、プレート25の中央部
には回転軸22を回転可能に支持するメタル軸受27が
配置されているが、このメタル軸受27の軸線方向の長
さは回転軸22の軸径の2〜4倍とされている。これ
は、メタル軸受27の軸線方向の長さが回転軸22の軸
径の2倍未満だと回転軸22を支持した場合における回
転軸22の安定性が悪く、4倍より大きいとトルクロス
が非常に大きくなるためである。
【0020】更に、ステータ21の他端には、円板状を
なす支持部材26aが当接され、支持部材26aの中央
部には回転軸22の軸心位置を変位可能に回転軸22の
端部22aを支持する円板状のプレート26bが内接固
定され、支持部材26aとともに軸押え部26を構成し
ている。また、符号28はロータアッセイ品24のスラ
ストを防止するワッシャーであり、ロータ23とメタル
軸受27との接触も防止している。ここで、プレート2
6bおよびワッシャー28は、例えば弗素樹脂を始めと
する樹脂等で構成されている。
【0021】上記ステッピングモータの組み立ては、ま
ず、ステータ21の一端に、中央部に予めプレート26
bが固定された軸押え部26を、プレート26b側を内
側として当接固定し、ステータ21内に形成された空間
にロータアッセイ品24を挿入後、回転軸22にワッシ
ャー28を挿通させ、更に予めメタル軸受27が圧入さ
れたプレート25を、メタル軸受27に回転軸22を挿
通させた状態でステータ21の他端に当接固定すること
により行われる。
【0022】この場合、上記ステッピングモータにおい
ては、メタル軸受27の軸線方向の長さが回転軸22の
軸径の2〜4倍と長く設定されているため、メタル軸受
27の支持能力が向上し、回転軸22を支持する軸受を
メタル軸受27の一箇所のみとすることが可能となって
いる。
【0023】更に、ステータ21の他端が前記軸押え部
26により前記回転軸22の端部22aを軸心位置変位
可能に支持されているため、上記組立工程においては、
従来行われていた軸受同士の芯出しが不要となる。すな
わち、軸受がメタル軸受27の一箇所のみとなることか
ら、ステータ21内径に対する軸受の芯出しもこの一箇
所で行えばよくなり、芯出し精度が向上する。しかも、
メタル軸受27の内周面と回転軸22の外周面間のクリ
アランスもこの一箇所のみで管理すればよいため、前記
クリアランスを従来の10〜20μmから例えば2〜5
μmへと縮小することが可能となる。その結果、ロータ
アッセイ品24の回転精度が向上し、ロータアッセイ品
24の回転時における振動およびそれに伴い発生する騒
音を低下させることができる。
【0024】また、上記ステッピングモータを構成する
部品のうち、軸受等特に高い機械精度が要求される部品
点数が減少するため、製造コストが低下するとともに管
理項目が減少する。しかも、上記の通り、芯出し箇所が
ステータ21内径とメタル軸受27間の一箇所のみとな
るため、ステッピングモータの組立が容易となり、組立
時における作業性が向上する。
【0025】次に、図2は、本発明の第二実施例である
リードスクリュー付きステッピングモータを示すもので
ある。なお、以下図1と同様の構成を有する部分につい
ては同一符号を記してその説明を省略する。
【0026】図2において、ロータアッセイ品24の回
転軸22の一端は延長されてリードスクリュー29を形
成している。また、ステータ21の一端にはプレート2
5が当接固定され、プレート25の中央部には回転軸2
2とリードスクリュー29との中間部を回転可能に支持
するメタル軸受27が配置されているが、このメタル軸
受27の軸線方向の長さは前記第一実施例と同じく回転
軸22の軸径の2〜4倍とされている。
【0027】更に、回転軸22先端側のステータ21端
面には円盤状をなす板ばね32(軸押え部)が当接固定
され、この板ばね32の作用により、回転軸22の端部
22aに対してリードスクリュー29方向への予圧を付
加し、リードスクリュー29に加わる外力によるロータ
アッセイ品24のスラスト方向への変位を抑制してい
る。なお、符号33は板ばね32に形成された孔を塞
ぎ、ステッピングモータ内への異物の侵入を防止するた
めのラベルである。このラベル33は紙または樹脂製の
もので、接着剤により板ばね32の端面に貼り付けられ
ている。
【0028】一方、符号30はリードスクリュー29の
先端方向に伸びるブラケットで、その一端はプレート2
5に当接固定されている。また、このブラケット30の
他端には回転軸22の先端方向を向く有底円筒状の凹部
30aが形成され、この凹部30aとリードスクリュー
29の端面に形成された摺鉢状の凹部29aとの間には
鋼球31が配設されている。この鋼球31はリードスク
リュー29の端面における摩滅を防止するためのもの
で、この鋼球31により、リードスクリュー29が回転
可能かつ軸心位置変位可能に支持されている。
【0029】図2に示す構造のステッピングモータの組
み立ては、予めメタル軸受27が圧入されたプレート2
5をステータカップ21aの一端に当接固定し、更にブ
ラケット30の一端をプレート25に当接させるととも
に、前記ステータカップ21a内に形成された空間にロ
ータアッセイ品24を挿入してリードスクリュー29の
端面に形成された凹部29a設置された鋼球31とブラ
ケット30の他端に形成された凹部30aとを係合さ
せ、次いで、新たなステータカップ21aの一端に板ば
ね32を当接固定し、更にその端面にラベル33を張り
付けた後、ステータカップ21a,21aの開口端を結
合させることにより行われる。
【0030】その結果、上記第二実施例のステッピング
モータにおいても、前記第一実施例のステッピングモー
タと同様の効果が得られる。
【0031】図2のステッピングモータの変形実施例を
図3に示す。この例では、回転軸22の端面22aをロ
ータ23で包み込んだ形状とし、ロータ23の端面23
aに軸方向外方向きに形成された凹部23bと板ばね3
2との間に鋼球31を挟み込んだ構造としている。この
場合、板ばね32は、この鋼球31を介して回転軸22
に対するリードスクリュー29方向への予圧を付加して
いる。
【0032】このステッピングモータにおいては、ロー
タアッセイ品24の両端がいずれも鋼球31を介して凹
部30aと板ばね32とに軸支されているため、ロータ
アッセイ品24の両端における対摩耗性が更に高められ
る。しかも、図4に示すように、ステッピングモータの
組立工程において、ブラケット30の凹部30a上に鋼
球31を設置し、その上方にロータアッセイ品24を配
置するとともに凹部23b上に鋼球31を設置し、更に
その上方にプレート25および板ばね32が固定された
ステータ21を設置した状態で、ブラケット30とプレ
ート25との端面を固定することにより容易に組立可能
となっている。
【0033】図5は、メタル軸受27のステータ21側
の外径を、ステータ21の内径と一致させた場合の例で
ある。この場合、ステッピングモータの上記組立工程に
おいて、ブラケット30に予めメタル軸受27を圧入
し、このメタル軸受27にロータアッセイ品24の回転
軸22を挿通させ、更にステータ21内に形成された空
間にロータアッセイ品24を配置するとともにメタル軸
受27をステータ21に挿入して、ステータ21とブラ
ケット30とを溶接等の方法で直接固定するだけでステ
ッピングモータが組み立て可能となる。従って、ブラケ
ット30とステータ21との間にプレート25を介装す
る必要がなく部品点数が更に減少するため製品コストが
削減されるとともに、ステッピングモータの組立工程が
簡略化され、組立が更に容易になる。
【0034】なお、上記各実施例で示したステッピング
モータにおいて、リードスクリュー29の端部はいずれ
も鋼球31を介してブラケット30に軸支されている
が、図6に示すように、ブラケット30の端部にピボッ
ト軸受34を設置し、このピボット軸受34にリードス
クリュー29の端部を軸支させてもよい。この場合、ピ
ボット軸受34はブラケット30の端部において幅方向
にある程度(図6中Aで示す範囲)の自由度を有してい
る。
【0035】そして、ステッピングモータの上記組立工
程においてブラケット30をプレート25に当接する際
に、ピボット軸受34を幅方向に適宜移動してピボット
軸受34の軸線とリードスクリュー29の軸線とを一致
させ、両者の軸線が一致した位置で、ピボット軸受34
をブラケット30に接着固定する。この方法を用いる
と、ブラケット30の二つの端面に形成する軸受位置決
め用の孔の同軸度は従来品よりも低くてよく、その結果
部品コストを更に低下させることができる。
【0036】更に、ブラケット30をプレート25に当
接固定する場合には通常ブラケット30とプレート25
とに形成されたネジ孔にビスを螺合させる方法が用いら
れるが、図7に示すように、ブラケット(図示せず)と
プレート25とに孔を形成し、この孔を貫通するリベッ
ト35で両者を固定してもよい。この場合、孔壁にネジ
を切る必要がなく、しかも安価かつ固定操作が容易なリ
ベット35が使用可能であるため、製造コストが削減さ
れるとともに、ステッピングモータの組立が更に容易に
なるという効果がある。
【0037】
【効果】以上説明した通り、上記構成を有するステッピ
ングモータにおいては、ステータの一端に設けられ、回
転軸の一端側を回転自在に支持するメタル軸受の軸線方
向の長さが前記回転軸の軸径の2〜4倍とされ、しか
も、前記ステータの他端が、前記軸押え部により前記回
転軸の他端を軸心位置変位可能に支持されているため、
前記回転軸を支持する軸受を前記メタル軸受のみとする
ことが可能となっている。
【0038】従って、軸受同士の芯出しを行う必要がな
くなり、前記メタル軸受の内周面と前記回転軸の外周面
間のクリアランスを縮小することが可能であり、その
分、ロータアッセイ品の回転精度を向上し、前記ロータ
アッセイ品で発生する振動およびそれに伴い発生する騒
音を低下することができる。
【0039】また、前記ステッピングモータを構成する
部品のうち、特に高い機械精度が要求される部品の点数
の減少が可能となり、かつ前記ステッピングモータの組
立が容易となるため、製造コストおよびトータルの部品
コストが低下し、しかも組立作業性が向上するという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【図2】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断図である。
【図3】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【図4】本発明のステッピングモータにおける組立方法
の例を示すステッピングモータの分解縦断面図である。
【図5】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【図6】本発明のステッピングモータにおける軸受部分
の形状の例を示す縦縦面図である。
【図7】本発明のステッピングモータにおけるステータ
とブラケットの結合例を示すステッピングモータのVI
I方向からの矢視図である。
【図8】従来のステッピングモータにおける構造の例を
示すステッピングモータの縦断面図である。
【図9】従来のステッピングモータにおける構造の例を
示すステッピングモータの縦断面図である。
【図10】従来のステッピングモータにおける構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【符号の説明】
1,21 ステータ 1a,21a ステータカップ 2,22 回転軸 2a,22a 回転軸の端部 3,23 ロータ 4,24 ロータアッセイ品 5,5a,25,26b プレート 6,6a,27 メタル軸受 7,29 リードスクリュー 7a,9a,23b,29a,30a 凹部 8,32 板ばね 9,30 ブラケット 10,31 鋼球 11,34 ピボット軸受 23a ロータの端面 26 軸押え部 26a 支持部材 28 ワッシャー 33 ラベル 35 リベット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸の周囲に設けられ
    たロータと、このロータの周囲に設けられたコイルを有
    する円環状のステータとを具備するステッピングモータ
    において、 このステータの一端に前記回転軸の一端側を回転自在に
    支持するメタル軸受が設けられ、このメタル軸受の軸線
    方向の長さが前記回転軸の軸径の2〜4倍とされている
    とともに、前記ステータの他端には、前記回転軸の他端
    を軸心位置変位可能に支持する軸押え部が設けられてい
    ることを特徴とするステッピングモータ。
JP30218291A 1991-11-18 1991-11-18 ステッピングモータ Withdrawn JPH05176519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506161A (ja) * 2000-08-05 2004-02-26 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー ベアリング装置
JP2009131042A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Nidec Sankyo Corp モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004506161A (ja) * 2000-08-05 2004-02-26 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー ベアリング装置
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