JP3271197B2 - 軸受け装置 - Google Patents

軸受け装置

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JP3271197B2 JP19637492A JP19637492A JP3271197B2 JP 3271197 B2 JP3271197 B2 JP 3271197B2 JP 19637492 A JP19637492 A JP 19637492A JP 19637492 A JP19637492 A JP 19637492A JP 3271197 B2 JP3271197 B2 JP 3271197B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラの
ズームレンズを所定の位置に移動させるステッピングモ
ータに用いて好適な軸受け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の軸受け装置を適用したス
テッピングモータの一例の構成を示す断面図である。
【0003】図5に示すように、回転軸2の一部(図中
左側)には、外周にネジが切られたスクリュウ部2aが
形成されている。また、回転軸2の一部(図中右側)に
は、略円柱形状をなした駆動用マグネット3が固定され
ている。駆動用マグネット3の外周側面は、円周方向に
沿ってN極とS極が交互に着磁されている。
【0004】回転軸2のスクリュウ部2aには、支持片
11が取り付けられたナット10が螺合されている。ナ
ット10は、回転することなく軸方向(図中左右方向)
の往復移動が自在となるように、他の部材(図示せず)
に支持されている。回転軸2のスクリュウ部2aの両端
部は、金属系の軸受け12a,12bにより回転自在に
支持されている。
【0005】フレーム13は、略コ字形状に形成されて
おり、対向して設けられた立設部13aと13bを有し
ている。フレーム13は、例えば1mm程度の厚さの鋼板
からなる。これは、フレーム13の穴あけ加工や曲げ加
工等の製造上の便宜を図るためである。軸受け12a,
12bは、それぞれフレーム13の抜き穴13cと13
dに嵌合されている。
【0006】また、図6は、フレーム13の抜き穴13
c,13dの形状の一例を詳細に示す断面図である。図
6に示すように、プレス加工等により鋼板に抜き穴を形
成した場合には、工具の刃が、鋼板内にくい込むとき
に、くい込まれる面の周囲の面を押し下げることにより
だれ面13fを形成する(図6は、図中右側から左側に
工具の刃が通過したときの形状を示している)。
【0007】説明を図5に戻すと、駆動用マグネット3
は、立設部13bの外側(図中右側)に突出するように
配置されている。また、この立設部13bの図中右側に
は、略中空円柱形状をなしたケース14が取り付けられ
ている。そして、駆動用マグネット3は、ケース14の
内部に配置されている。
【0008】ケース14の内側面には、巻線を環状に巻
装した駆動コイル15が配設されている。駆動用マグネ
ット3の外周側面と駆動コイル15の内周側面は、適当
な間隙を介して対向するように配置されている。
【0009】上述した構成の軸受け装置においては、駆
動電流が駆動コイル15に供給されると、駆動コイル1
5を流れる電流により作用する磁界の方向と、着磁され
た駆動用マグネット3の磁界の方向との関係により、駆
動用マグネット3に回転軸2の回転方向の電磁力が作用
する。前記電磁力は、回転軸2に伝達され、軸受け12
a,12bにより回転自在に支持されている回転軸2を
回転させる。
【0010】回転軸2が回転すると、回転軸2の回転方
向に応じてナット10は、軸方向(図中左右方向)に往
復移動する。これにより、ナット10に取り付けられた
支持片11は、軸方向に往復移動する。例えばビデオカ
メラにおいては、支持片11にはズームレンズが取り付
けられており、上記作用により、ズームレンズは、光軸
方向の所定の位置に移動することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の軸受け装置においては、以下の課題があった。
【0012】第1に、図6に示すように、軸受け12
a,12bを嵌合する抜き穴13c,13dには、だれ
面13fが形成されているので、抜き穴13a,13b
の周囲の実質的な肉厚が薄くなる。このため、軸受け1
2a,12bを保持する抜き穴13c,13dの内側面
の実質的な面積が小さくなり、十分な強度で軸受け12
a,12bを保持することが困難となる。
【0013】従って、回転軸2に負荷が作用することに
より、図7に示すように、軸受け12a,12bの端面
部に負荷Z1またはZ2が作用した場合には、図8に示
すように、軸受け12a,12bが回動する(破線は、
負荷Z2の作用により図中時計方向に回動した場合を示
す)。これにより、軸受け12aと12bの高精度の同
心度を確保することができなくなり、回転軸2のこじれ
によるロックや、回転軸2と軸受け12a,12bの当
接面の焼き付きが発生するという課題があった。
【0014】第2に、フレーム13は、1mm程度の肉厚
の鋼板であるので、十分な剛性を確保することができな
かった。このため、回転軸2の回転時の振動等により、
立設部13a,13bが揺動し、軸受け12a,12b
の高精度の同心度を維持することができないという課題
があった。
【0015】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、軸受けを十分な強度で保持
し、軸受けの高精度の同心度を確保し、回転軸のロック
や、回転軸と軸受けの当接面の焼き付きを抑制すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の軸受け装置は、第1の軸受け取付
部を有する支持体と、第2の軸受け取付部を有する補強
体とを備え、第1の軸受け取付部の穴の中心と第2の軸
受け取付部の穴の中心が重合するように支持体と補強体
を並設して、軸受けを保持する軸受け保持部を構成する
ことを特徴とすることを特徴とする。
【0017】軸受けは、第1の軸受け取付部と第2の軸
受け取付部に圧入されているようにすることができる。
【0018】補強体は、第2の軸受け取付部を有して対
向する1対の立設部と、立設部を連結する連結部とから
構成されているようにすることができる。
【0019】
【作用】請求項1に記載の軸受け装置においては、第1
の軸受け取付部の穴の中心と第2の軸受け取付部の穴の
中心が重合するように支持体と補強体が並設されて、軸
受けが保持される。従って、軸受けの十分な保持強度を
確保することができ、軸受けの高精度の同心度を確保
し、回転軸のロックや、回転軸と軸受けの当接面の焼き
付きを抑制することができる。
【0020】請求項2の構成の軸受け装置においては、
軸受けは、第1の軸受け取付部と第2の軸受け取付部に
圧入される。従って、軸受けの十分な保持強度を確保す
ることができる。
【0021】請求項3の構成の軸受け装置においては、
補強体は、第2の軸受け取付部を有して対向する1対の
立設部と、立設部を連結する連結部とから構成される。
従って、樹脂や、ダイカスト等により、容易に成形する
ことができる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の軸受け装置を適用したステ
ッピングモータの一実施例の構成を示す断面図である。
また、図2は、図1のフレーム13とハウジング20の
構成を分解して示す斜視図である。図4と同一部分に
は、同一符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
【0023】図2に示すように、フレーム13は、従来
例と同様に、厚さ1mm程度の鋼板よりなり、略コ字形状
に形成されている。フレーム13は、その両端部に対向
して設けられた立設部13a,13bと、立設部13a
と13bとを連結する連結部13eから構成されてい
る。立設部13a,13bには、それぞれ軸受けを取り
付けるための抜き穴13c,13dが設けられている。
【0024】また、ハウジング20は、その両端部に対
向して設けられた立設部20a,20bと、立設部20
aと20bとを連結する連結部20eから構成されてい
る。すなわち、ハウジング20は、フレーム13と同様
に、略コ字形状に形成されている。立設部20a,20
bには、それぞれ軸受けを取り付けるための抜き穴20
c,20dが設けられている。このハウジング20は、
例えば樹脂や、ダイカストにより成形されている。
【0025】図3は、ハウジング20がフレーム13に
取り付けられた状態を示す断面図である。図3に示すよ
うに、ハウジング20の連結部20eは、フレーム13
の連結部13e上に載置され、ハウジング20の立設部
20aと20bは、それぞれフレーム13aの立設部1
3aと13bの対向面側に配置される。
【0026】また、上述したように取り付けられたと
き、立設部13aの抜き穴13cと立設部20aの抜き
穴20cが同心に重合して、軸受け保持部22を形成す
る。同様に、立設部13bの抜き穴13dと立設部20
bの抜き穴20dが同心に重合して、軸受け保持部23
を形成する。ここで、ハウジング20がフレーム13に
取り付けられた後に(ハウジング20とフレーム13と
を一体化した後に)、軸受け保持部22,23を加工す
ることも可能である。
【0027】図3に示すように、軸受け21aは、フレ
ーム13の立設部13aの図中左側から圧入され、軸受
け21bは、フレーム13の立設部13bの図中右側か
ら圧入される。軸受け21a,21bは、軸受け21
a,21bの外輪部27a,27bの外径よりも大きい
外径のフランジ25a,25bを有している。
【0028】図4は、図3のハウジング20とフレーム
13に軸受け21aと21bを取り付けたときの状態を
示す断面図である。軸受け21a,21bは、軸受け取
付部22,23に圧入されると、フランジ25a,25
bが立設部13a,13bと当接する位置まで圧入され
る。このフランジ25a,25bと立設部13a,13
bとの当接により、軸受け21a,21bの圧入深さが
決定され、軸受け21a,21bは位置決めされる。こ
こで、従来例で示した軸受け12a,12bを用いるこ
ともできるのは勿論であるが、この場合、フランジ25
a,25bがないため、圧入深さを制御する治具等が必
要になる。
【0029】図4に示すように、軸受け21a,21b
は、圧入されることにより、軸受け保持部22,23に
固定される。また、ハウジング20は、フレーム13と
一体となり、固定される。
【0030】軸受け21a,21bが取り付けられる
と、軸受け21a,21bの外輪部27a,27bは、
フレーム13とハウジング20により保持され、十分な
保持強度が確保される。また、フレーム13は、ハウジ
ング20と一体になることにより、十分な剛性を確保す
ることができる。
【0031】上述したハウジング20、フレーム13、
軸受け21a,21bを適用した図1のステッピングモ
ータは、従来例と同様の動作を行うことができる。さら
に、軸受け21a,21bは、十分な保持強度により保
持されているので、回転軸2に負荷が作用した場合であ
っても、回動されることなく、高精度の同心度を確保す
ることができる。従って、図1のステッピングモータ
は、図5で示した従来のステッピングモータ以上の回転
特性を確保することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の軸受け装置によれば、
第1の軸受け取付部の穴の中心と第2の軸受け取付部の
穴の中心が重合するように支持体と補強体を並設して、
軸受けを保持するようにしたので、軸受けの十分な保持
強度を確保することができ、軸受けの高精度の同心度を
確保し、回転軸のロックや、回転軸と軸受けの当接面の
焼き付きを抑制することができる。
【0033】請求項2に記載の軸受け装置によれば、軸
受けは、第1の軸受け取付部と第2の軸受け取付部に圧
入され、固定される。従って、軸受けの十分な保持強度
を確保することができる。
【0034】請求項3に記載の軸受け装置によれば、補
強体は、略コ字形状に形成される。従って、樹脂や、ダ
イカスト等により、容易に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受け装置を適用したステッピングモ
ータの一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】図1のフレーム13とハウジング20の構成を
分解して示す斜視図である。
【図3】図2のハウジング20がフレーム13に取り付
けられたときの状態を示す断面図である。
【図4】図3のハウジング20とフレーム13に軸受け
21a,21bを取り付けたときの状態を示す断面図で
ある。
【図5】従来の軸受け装置を適用したステッピングモー
タの一例の構成を示す断面図である。
【図6】抜き穴13c,13dの形状の一例を詳細に示
す断面図である。
【図7】軸受け12a,12bの端面部に作用する負荷
Z1またはZ2を示した図である。
【図8】軸受け12a,12bが傾いた状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
13 フレーム 20 ハウジング 21a,21b 軸受け 22,23 軸受け保持部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の軸受け取付部を有する支持体
    と、 第2の軸受け取付部を有する補強体とを備え、 前記第1の軸受け取付部の穴の中心と前記第2の軸受け
    取付部の穴の中心が重合するように前記支持体と前記補
    強体を並設して、軸受けを保持する軸受け保持部を構成
    することを特徴とする軸受け装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受けは、前記第1の軸受け取付
    部と前記第2の軸受け取付部に圧入されていることを特
    徴とする請求項1に記載の軸受け装置。
  3. 【請求項3】 前記補強体は、前記第2の軸受け取付
    部を有して対向する1対の立設部と、前記立設部を連結
    する連結部とから構成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の軸受け装置。
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