JP3712755B2 - スピンドルモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、フロッピーディスクや光磁気ディスク等の記録ディスクを回転駆動するために用いられるスピンドルモータ、特に記録ディスクを磁気的に吸引保持するクランプマグネットを備えたスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、フロッピーディスクや光磁気ディスク等の記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータの従来例を示している。このスピンドルモータは、ブラケット50の円筒部51に玉軸受52、53を介して回転自在に支持されるシャフト54と、そのシャフト54の上端部に外嵌される円盤状のロータホルダ55と、そのロータホルダ55の外周面に外嵌される円筒状のロータヨーク56と、そのロータヨーク56の内周面に内嵌される円筒状のロータマグネット57と、そのロータマグネット57に対向するようにブラケット50の円筒部51に外嵌されるステータ58と、そのステータ58からのコイル線を接続して外部へ引き出すフレキシブル回路基板(以下、FPCと略す)59とが備えられた構成となっている。
【0003】
ロータホルダ55は、加工に適したアルミニウムからなり平面部60と外周上方に立設する外周壁部61とを有する。平面部60には、記録ディスク(以下、ディスクと略す)62を吸引するクランプマグネット63が吸引力を確保するための磁性板64を介して装着されている。外周壁部61は、ディスク62が水平に保持されるように上端面が高精度に面加工され、外周面にロータヨーク60が接着固定されている。また、シャフト54に外嵌されるロータホルダ55の貫通孔65の内周面もロータホルダ55が軸方向に対して水平に固定されるように高精度に面加工されている。更に貫通孔65の周縁下端部は、玉軸受52の内輪を軸方向下方に押圧し軸受52、53が安定して転動するように予圧が付与されており、円筒部51の上端部がロータホルダ55に接触しないように浅い環状の凹部66が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のスピンドルモータにおいて次のような問題があった。即ち、高精度の回転が要求される上記のようなスピンドルモータにおいて、駆動装置の小型化、薄型化と共に装置の構成部品であるスピンドルモータの小型化、薄型化も要求される。これに伴って、各部材寸法の縮小や形状変更を余儀なくされ、例えばロータホルダ55やロータヨーク56等ではディスク62を載置するため軸方向に対して直角に保持しなければならないが、部材寸法の縮小が要求されると軸方向に対する直角度を得にくく部材加工や組立上の手間は従来タイプ以上に増えてしまう。故に上記スピンドルモータでは、所定の性能を満足した上で小型化、薄型化を実現するにはコストの上昇を招いてしまっていた。
【0005】
本発明は、従来の技術に存した上記のような問題点に鑑み行われてものであって、その課題とするところは、小型化、薄型化してもディスクを正確に載置できしかもコスト上昇を招かないスピンドルモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のスピンドルモータは、ブラケットと、該ブラケットに軸受を介して回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトに装着された環状のロータホルダと、該ロータホルダに設けられ記録ディスクを載置するターンテーブル用の環状部材とを備えたスピンドルモータにおいて、該ロータホルダをプレス加工により成形し、この成形時に該ロータホルダのターンテーブル対応位置に周方向両端部に前記ロータホルダと連続するテ−パ状部が形成された周方向弧状の突出部を同軸的に形成し、該突出部は少なくとも内側は半抜き加工にて形成し、前記環状部材を該突出部の内側に嵌合保持する。
【0007】
上記スピンドルモータにおいて、前記突出部は、前記ロータホルダの周方向に弧状に複数個成形されるとよい。また前記突出部は、周方向両端部がテーパ状に形成されるのもよい。
【0010】
【作用】
本発明に従うスピンドルモ−タによれば、ロータホルダにターンテーブル用の環状部材が弧状の突出部に嵌合することにより確実に保持される。また、その突出部はロータホルダのプレス加工により容易に成形することができる。
【0011】
また、環状部材は複数個の弧状の突出部により簡単且つ確実に保持される。更に突出部の端部をテーパ状にすることで突出部の高さを確保でき、環状部材の嵌合強度を増すことができる。
【0015】
【実施例】
図1は本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す全体断面図で、図2のA−A'断面図である。図2はそのスピンドルモータの全体平面図ある。ディスク駆動装置(図示せず)に装着されるブラケット1は、薄い円盤環状の底面部1aと、その底面部1aの外周縁に位置しフランジ部1cを有する外周壁部1bと、底面部1aの中央部内周縁に形成されているボス部1dと、ボス部1dの内周縁に上方へ突出形成された円筒部1eとから構成されている。ボス部1dにはステータ3がネジ止めされ、ステータ3からのコイル線は、底面部1aに貼着された弧状のFPC5に接続されており、FPC5は底面部1aの孔部1fより外部へ引き出されている。
【0016】
一方、回転するシャフト9は、円筒部1eの内側に一対の玉軸受7、7を介して回転自在に支持されており、その上端は円錐状でディスク(図示せず)載置時に芯合わせを行えるようになっており、更にシャフト9の周面には玉軸受7、7の接着固定の強度を確保するために環状の接着溜9a…が形成されている。玉軸受7、7は、それぞれ外輪が円筒部1eの内周の突出部1gに当接した状態で接着固定され、内輪はシャフト9に接着剤で固定されている。
【0017】
また、シャフト9の上部には、ディスクを載置して回転するロータホルダ11がブッシュ13を介して圧入及び接着により固定されている。そのロータホルダ11は、磁性材料からなる薄い金属板をプレス加工して形成され、円板状平面部11aと、その平面部11aの内周縁の上方に立設する立上げ部11bと外周縁の下方に延びる立下げ部11cとからなる。立下げ部11cの内周には、ロータマグネット15がステータ3に対向するように接着固定されている。故にロータホルダ11は磁性材料からなるため磁力を強めるヨークとしての働きもなしている。なお、立上げ部11bは、同軸的に立ち上げて形成させるために、プレス前に金属板の立上げ部11bとなる平面部11aの内周縁付近の肉厚を僅かに薄くし成形しやすいように工夫されている。
【0018】
その平面部11aには、ディスクが載置される環状部材であるターンテーブル15が設置されている。そのターンテーブル15の上端面は、ディスクが水平に載置されるように高精度に面加工されている。そして図2に示されるようにロータホルダ11の平面部11aにおいて、ターンテーブル15は、周方向に配列された弧状の突出部11dに圧入及び接着剤により嵌合保持されている。
【0019】
詳細には突出部11dは、平面部11aの同一円周上に90度間隔に4箇所設けられており、ターンテーブル15の外径と突出部11dの内径はほぼ同一で、ロータホルダ11のプレス加工と同時に成形される。ターンテーブル15は各突出部11dの内側に接着剤を併用して圧入嵌合され、ロータホルダ11の上面に同心に固定される。
【0020】
また図3に示すように突出部11dの周方向の端部Xは、テーパ状にプレスされ、側面Yは平面部11aとほぼ直角にプレスされている。これは、ターンテーブル15を確実に嵌合保持するには、ターンテーブル15の高さに対して突出部11dにある程度の高さが必要とされるためであり、突出部11dの両端部Xをテーパ状とすることで突出部11dの高さを確保し且つその強度を維持している。このことは、突出部11dを環状にした場合には得られない効果である。
【0021】
更に平面部11aの外周部には、小孔hが同一円周上に12個設けられており、ロータホルダ11の一部を削除して質量を軽減することで回転の安定性を図っている。この時削除される質量の微調節は、一部の小孔h、例えば90度間隔に位置する小孔h1の孔径を大きくして行われている。
【0022】
ロータホルダ11におけるターンテーブル15の内方には、環状のクランプマグネット17が接着固定され、ターンテーブル15にディスクが載置された時にこれを吸引保持する。そのクランプマグネット17の内周面は立上げ部11bの外周面とほぼ同径で、クランプマグネット17の装着時に位置決めがしやすくなっている。また、前述したように立上げ部11bは、肉厚が他の部位よりも薄いため、平面部11aの内周縁に環状の凹部11eが形成されている。この凹部11eは、クランプマグネット17固定時の余分な接着剤が溜められ、接着強度を確保すると共に、プレス加工による立上げ部11bは根元のアールを小さくすることができ、しかもこのアールが凹部11eに位置するのでクランプマグネット17を平面部11aに密着して固定させることができる。
【0023】
このようなロータホルダ11は、シャフト9の軸方向に対して水平に且つ強固な状態で回転するように次の工夫がなされている。即ち立上げ部11bとシャフト9の間にブッシュ13を介して固定されている。これはブッシュ13を介さずにシャフト9に直接固定しようとすると立上げ部11bはより中心軸に接近することになり、その内径が小さくなるため必然的に立上げ部11bの高さも低くなる。故に立上げ部11bのシャフト9に対する固定面積が少なくなり固定強度の低下を招いてしまう。従ってロータホルダ11を確実に固定するには、ある程度の内径が必要となり、ブッシュ13を介在させている。また内径が大きい程プレスしやすいため、平面部11aに対する直角度が容易に得られる。更にブッシュ13は、下端面が上側玉軸受7の内輪を軸方向に押圧して予圧を付与しており、玉軸受7が安定して転動するのにも都合がよい。
【0024】
以上、本発明に従うスピンドルモータの実施例について説明したが、これに限定することなく本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更は自由である。例えば、ロータホルダの11の突出部11dは実施例では90度間隔に4個としてが、突出部11dの個数や間隔は保持する部材の形状及び大きさに合わせて変更は自由である
【0025】
【発明の効果】
本発明のスピンドルモータによれば、ロータホルダがプレス加工により形成されているため容易に部材加工が図れ、製造が容易で小型化、薄型化かつ低コスト化に大きく寄与することができる。またターンテーブル用環状部材を突出部に圧入及び接着により固定することで、容易かつ確実に環状部材が固定され、しかもその突出部も弧状にしたことで容易にプレス加工することができ構造が簡単になる。以上スピンドルモータの主要部材のひとつであるロータホルダがプレス加工により各部位を成形されているため部材寸法が縮小されたとしても製造コストは上昇せずにしかもターンテーブルが確実に保持されるスピンドルモータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す全体断面図である。
【図2】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す全体平面図である。
【図3】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す要部斜視図である。
【図4】従来例を示すスピンドルモータの半断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット
7 玉軸受
9 シャフト
11 ロータホルダ
11b 立上げ部
11d 突出部
13 ブッシュ
15 ターンテーブル
X 端部
h 孔
h1 孔

Claims (2)

  1. ブラケットと、
    該ブラケットに軸受を介して回転自在に支持されたシャフトと、
    該シャフトに装着された環状のロータホルダと、
    該ロータホルダに設けられ記録ディスクを載置するターンテーブル用の環状部材とを備えたスピンドルモータにおいて、
    該ロータホルダは、プレス加工により成形され、該成形時に該ロータホルダの該環状部材の対応位置に周方向両端部に前記ロータホルダと連続するテ−パ状部が形成された周方向弧状の突出部が同軸的に形成され、該突出部は少なくとも内側が半抜き加工にて形成され、前記環状部材が該突出部の内側に嵌合保持されていることを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 前記突出部は、前記ロータホルダの周方向に弧状に複数個成形されている請求項1記載のスピンドルモータ。
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