JP3346077B2 - リールモータのリール台組立体 - Google Patents
リールモータのリール台組立体Info
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- JP3346077B2 JP3346077B2 JP03443795A JP3443795A JP3346077B2 JP 3346077 B2 JP3346077 B2 JP 3346077B2 JP 03443795 A JP03443795 A JP 03443795A JP 3443795 A JP3443795 A JP 3443795A JP 3346077 B2 JP3346077 B2 JP 3346077B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR装置等で使用さ
れるリールモータのリール台組立体に関するものであ
る。
れるリールモータのリール台組立体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなリール台組立体は、例
えば図6に示すように構成されている。即ち、図6にお
いて、リール台組立体1は、リール台2と、該リール台
2の外側に圧入される中空円筒状のリールキャップ3と
から構成されている。
えば図6に示すように構成されている。即ち、図6にお
いて、リール台組立体1は、リール台2と、該リール台
2の外側に圧入される中空円筒状のリールキャップ3と
から構成されている。
【0003】上記リール台2は、図7に示すように、リ
ールキャップ3が圧入される中空円筒状部2aと、その
下方にて周囲に拡大されたベース部2bとから成り、該
ベース部2bの周囲には、ほぼ平坦な円環状のロータヨ
ーク4が、アウトサート成形により一体成形されてい
る。さらに、上記中空円筒状部2aは、その外周面に
て、等角度間隔に配設された上下方向に延びる複数個
(図示の場合、3個)の溝部2cを備えている。
ールキャップ3が圧入される中空円筒状部2aと、その
下方にて周囲に拡大されたベース部2bとから成り、該
ベース部2bの周囲には、ほぼ平坦な円環状のロータヨ
ーク4が、アウトサート成形により一体成形されてい
る。さらに、上記中空円筒状部2aは、その外周面に
て、等角度間隔に配設された上下方向に延びる複数個
(図示の場合、3個)の溝部2cを備えている。
【0004】これに対して、上記リールキャップ3は、
図8に示すように、上端が閉じた中空円筒状に形成され
ていると共に、その内径は、上記リール台の中空円筒状
部2aに対して圧入され得るように、選定されている。
さらに、リールキャップ3は、その内面の下部に、等角
度間隔に配設された上下方向に延びる複数個(図示の場
合、3個)の突条部3aを備えている。
図8に示すように、上端が閉じた中空円筒状に形成され
ていると共に、その内径は、上記リール台の中空円筒状
部2aに対して圧入され得るように、選定されている。
さらに、リールキャップ3は、その内面の下部に、等角
度間隔に配設された上下方向に延びる複数個(図示の場
合、3個)の突条部3aを備えている。
【0005】また、上記リールキャップ3は、その内面
の上部に、図6に示すように、軸受5が圧入されると共
に、その外面に、上下方向に摺動可能にリールクロウ6
が被嵌されている。このリールクロウ6は、リールキャ
ップ3がリール台2に圧入されたとき、該リールクロウ
6の下端とリール台2のベース2bの上面との間に挟持
されたコイルバネ7によって、上方に向かって付勢され
ている。
の上部に、図6に示すように、軸受5が圧入されると共
に、その外面に、上下方向に摺動可能にリールクロウ6
が被嵌されている。このリールクロウ6は、リールキャ
ップ3がリール台2に圧入されたとき、該リールクロウ
6の下端とリール台2のベース2bの上面との間に挟持
されたコイルバネ7によって、上方に向かって付勢され
ている。
【0006】このように構成されたリール台組立体1に
よれば、リールキャップ3の内面下部がリール台2の中
空円筒状部2aに対して圧入されることにより、リール
キャップ3がリール台2に対して取り付けられる。ここ
で、ロータヨーク4の下面にロータマグネット(図示せ
ず)を取り付けることにより、該ロータヨーク4は、図
示しないリールモータのロータを構成することになる。
従って、リールモータの駆動制御により、ロータヨーク
4そしてリール台2が回転駆動せしめられ得ることにな
る。これにより、リール台2に圧入により取り付けられ
たリールキャップ3も回転駆動され得る。
よれば、リールキャップ3の内面下部がリール台2の中
空円筒状部2aに対して圧入されることにより、リール
キャップ3がリール台2に対して取り付けられる。ここ
で、ロータヨーク4の下面にロータマグネット(図示せ
ず)を取り付けることにより、該ロータヨーク4は、図
示しないリールモータのロータを構成することになる。
従って、リールモータの駆動制御により、ロータヨーク
4そしてリール台2が回転駆動せしめられ得ることにな
る。これにより、リール台2に圧入により取り付けられ
たリールキャップ3も回転駆動され得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のリール台組立体1においては、リールキャッ
プ3は、リール台2に対して圧入により固定されている
と共に、回転方向に関しては、リールキャップ3の内面
に形成された突条部3aが、リール台2の中空円筒状部
2aの外面に設けられた溝2c内に係合することによ
り、回転方向の回り止めが行なわれている。このため、
リールキャップ3とリール台2の上下方向の固定は、圧
入のみにより行なわれているが、リールキャップ3の側
方の圧入部分における厚さが比較的薄いことから、成形
条件等のバラツキによって、場合によっては、リールキ
ャップ3の割れが発生することがあり、リールキャップ
3がリール台2から脱落してしまうという問題があっ
た。
うな構成のリール台組立体1においては、リールキャッ
プ3は、リール台2に対して圧入により固定されている
と共に、回転方向に関しては、リールキャップ3の内面
に形成された突条部3aが、リール台2の中空円筒状部
2aの外面に設けられた溝2c内に係合することによ
り、回転方向の回り止めが行なわれている。このため、
リールキャップ3とリール台2の上下方向の固定は、圧
入のみにより行なわれているが、リールキャップ3の側
方の圧入部分における厚さが比較的薄いことから、成形
条件等のバラツキによって、場合によっては、リールキ
ャップ3の割れが発生することがあり、リールキャップ
3がリール台2から脱落してしまうという問題があっ
た。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、リールキャッ
プがリール台に対して確実に固定保持され得るようにし
た、リール台組立体を提供することを目的としている。
プがリール台に対して確実に固定保持され得るようにし
た、リール台組立体を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ローターヨークを水平に支持するベースと該ベー
スの上方の中空円筒状部とから成るリール台と、該リー
ル台の中空円筒状部の外側に軽く圧入される中空円筒状
のリールキャップとを含んでおり、リール台の中空円筒
状部の外面には、等角度間隔に上下に延びる溝が形成さ
れていて、リールキャップの内面には、同等の等角度間
隔に上下に延びていて上記溝に係合する突条部が形成さ
れている、リールモータのリール台組立体において、リ
ール台の中空円筒状部の外面の溝内にて、両側にスリッ
トが形成され、下方に向かって延び且つ下端に外側に向
かって突出する爪を有する弾性ストッパが設けられてお
り、リールキャップの突条部の半径方向内側に向いた面
には、上記弾性ストッパの爪が嵌入する係合穴が設けら
れ、該爪の先端が、該係合穴の下縁に係合されることを
特徴とする、リールモータのリール台組立体により、達
成される。
れば、ローターヨークを水平に支持するベースと該ベー
スの上方の中空円筒状部とから成るリール台と、該リー
ル台の中空円筒状部の外側に軽く圧入される中空円筒状
のリールキャップとを含んでおり、リール台の中空円筒
状部の外面には、等角度間隔に上下に延びる溝が形成さ
れていて、リールキャップの内面には、同等の等角度間
隔に上下に延びていて上記溝に係合する突条部が形成さ
れている、リールモータのリール台組立体において、リ
ール台の中空円筒状部の外面の溝内にて、両側にスリッ
トが形成され、下方に向かって延び且つ下端に外側に向
かって突出する爪を有する弾性ストッパが設けられてお
り、リールキャップの突条部の半径方向内側に向いた面
には、上記弾性ストッパの爪が嵌入する係合穴が設けら
れ、該爪の先端が、該係合穴の下縁に係合されることを
特徴とする、リールモータのリール台組立体により、達
成される。
【0010】
【作用】上記構成によれば、リールキャップは、リール
台の中空円筒状部の外側に圧入されると共に、リールキ
ャップの内面に形成された突条部が、リール台の中空円
筒状部の外面に設けられた溝内に係合することにより、
回転方向の回り止めが行なわれている。さらに、リール
台の中空円筒状部の溝内に設けられた弾性ストッパの爪
が、リールキャップの内面の突条部に形成された係合穴
内に嵌入することにより、該爪の先端が、該係合穴の下
縁に係合される。これにより、リールキャップは、リー
ル台に対して上下方向に確実に係止され得ることにな
る。
台の中空円筒状部の外側に圧入されると共に、リールキ
ャップの内面に形成された突条部が、リール台の中空円
筒状部の外面に設けられた溝内に係合することにより、
回転方向の回り止めが行なわれている。さらに、リール
台の中空円筒状部の溝内に設けられた弾性ストッパの爪
が、リールキャップの内面の突条部に形成された係合穴
内に嵌入することにより、該爪の先端が、該係合穴の下
縁に係合される。これにより、リールキャップは、リー
ル台に対して上下方向に確実に係止され得ることにな
る。
【0011】従って、リールキャップは、リール台に対
して、上下方向に関して圧入だけでなく、リール台の弾
性ストッパの爪のリールキャップの係合穴への係合によ
っても、固定保持され得るので、圧入力が比較的低くて
済む。従って、圧入力によって、リールキャップが割れ
るようなことはなく、従って、リールキャップのリール
台からの脱落が阻止され得ることになる。
して、上下方向に関して圧入だけでなく、リール台の弾
性ストッパの爪のリールキャップの係合穴への係合によ
っても、固定保持され得るので、圧入力が比較的低くて
済む。従って、圧入力によって、リールキャップが割れ
るようなことはなく、従って、リールキャップのリール
台からの脱落が阻止され得ることになる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明によるリールモー
タのリール台組立体の一実施例を示している。図1にお
いて、リール台組立体10は、リール台11と、該リー
ル台11の外側に圧入される中空円筒状のリールキャッ
プ12とから構成されている。
明を詳細に説明する。図1は、本発明によるリールモー
タのリール台組立体の一実施例を示している。図1にお
いて、リール台組立体10は、リール台11と、該リー
ル台11の外側に圧入される中空円筒状のリールキャッ
プ12とから構成されている。
【0013】上記リール台11は、図2に示すように、
リールキャップ12が圧入される中空円筒状部11a
と、その下方にて周囲に拡大されたベース部11bとか
ら成り、該ベース部11bの周囲には、ほぼ平坦な円環
状のロータヨーク13が、アウトサート成形により一体
成形されている。さらに、上記中空円筒状部11aは、
その外周面にて、等角度間隔に配設された上下方向に延
びる複数個(図示の場合、2個)の溝部11cを備えて
いる。
リールキャップ12が圧入される中空円筒状部11a
と、その下方にて周囲に拡大されたベース部11bとか
ら成り、該ベース部11bの周囲には、ほぼ平坦な円環
状のロータヨーク13が、アウトサート成形により一体
成形されている。さらに、上記中空円筒状部11aは、
その外周面にて、等角度間隔に配設された上下方向に延
びる複数個(図示の場合、2個)の溝部11cを備えて
いる。
【0014】これに対して、上記リールキャップ12
は、図4に示すように、上端が閉じた中空円筒状に形成
されていると共に、その内径は、上記リール台の中空円
筒状部11aに対して比較的軽く圧入され得るように、
選定されている。さらに、リールキャップ12は、その
内面の下部に、等角度間隔に配設された上下方向に延び
る複数個(図示の場合、2個)の突条部12aを備えて
いる。
は、図4に示すように、上端が閉じた中空円筒状に形成
されていると共に、その内径は、上記リール台の中空円
筒状部11aに対して比較的軽く圧入され得るように、
選定されている。さらに、リールキャップ12は、その
内面の下部に、等角度間隔に配設された上下方向に延び
る複数個(図示の場合、2個)の突条部12aを備えて
いる。
【0015】また、上記リールキャップ12は、その内
面の上部に、図1に示すように、軸受14が圧入される
と共に、その外面に、上下方向に摺動可能にリールクロ
ウ15が被嵌されている。このリールクロウ15は、リ
ールキャップ12がリール台11に圧入されたとき、該
リールクロウ15の下端とリール台11のベース11b
の上面との間に挟持されたコイルバネ16によって、上
方に向かって付勢されている。
面の上部に、図1に示すように、軸受14が圧入される
と共に、その外面に、上下方向に摺動可能にリールクロ
ウ15が被嵌されている。このリールクロウ15は、リ
ールキャップ12がリール台11に圧入されたとき、該
リールクロウ15の下端とリール台11のベース11b
の上面との間に挟持されたコイルバネ16によって、上
方に向かって付勢されている。
【0016】以上の構成は、図6乃至図8に示した従来
のリール台組立体1と同様の構成であるが、本発明実施
例によるリール台組立体10においては、さらに、リー
ル台11は、その中空円筒状部11aの溝11c内に
て、下方に向かって延びている弾性ストッパ11dを備
えている。この弾性ストッパ11dは、図3に示すよう
に、溝11c内にて、両側にスリットを形成することに
よって、弾性を付与されていると共に、下端に外側に向
かって突出する爪11eを有している。
のリール台組立体1と同様の構成であるが、本発明実施
例によるリール台組立体10においては、さらに、リー
ル台11は、その中空円筒状部11aの溝11c内に
て、下方に向かって延びている弾性ストッパ11dを備
えている。この弾性ストッパ11dは、図3に示すよう
に、溝11c内にて、両側にスリットを形成することに
よって、弾性を付与されていると共に、下端に外側に向
かって突出する爪11eを有している。
【0017】さらに、リールキャップ12は、図5に示
すように、その内面に設けられた突条部12aに、係合
穴12bを備えている。この係合穴12bは、リールキ
ャップ12がリール台11に対して圧入されたとき、リ
ール台11の上記弾性ストッパ11dの爪11eが嵌入
し得るように、上下方向の位置が選定されている。
すように、その内面に設けられた突条部12aに、係合
穴12bを備えている。この係合穴12bは、リールキ
ャップ12がリール台11に対して圧入されたとき、リ
ール台11の上記弾性ストッパ11dの爪11eが嵌入
し得るように、上下方向の位置が選定されている。
【0018】本発明実施例によるリール台組立体10
は、以上のように構成されており、リールキャップ12
をリール台11に取り付ける場合には、先づリールキャ
ップ12をリール台11の中空円筒状部11aに整合さ
せて、リールキャップ12を下方に押し込むことによ
り、該リールキャップ12がリール台11の中空円筒状
部11aに圧入される。この際、リール台11の中空円
筒状部11aの溝11cの表面から半径方向外側に突出
している爪11eは、リールキャップ12の突条部12
aによって、弾性ストッパ11dの弾性に基づいて、半
径方向内側に向かって変形される。そして、リールキャ
ップ12がリール台11の中空円筒状部11aに対して
完全に圧入されると、上記弾性ストッパ11dの下端の
爪11eは、リールキャップ12の突条部12aに設け
られた係合穴12bに対向することになり、弾性ストッ
パ11dの復元力によって、該係合穴12b内に進入し
て、該係合穴12bの下縁に係合することになる。かく
して、リールキャップ12のリール台11への取付が完
了する。
は、以上のように構成されており、リールキャップ12
をリール台11に取り付ける場合には、先づリールキャ
ップ12をリール台11の中空円筒状部11aに整合さ
せて、リールキャップ12を下方に押し込むことによ
り、該リールキャップ12がリール台11の中空円筒状
部11aに圧入される。この際、リール台11の中空円
筒状部11aの溝11cの表面から半径方向外側に突出
している爪11eは、リールキャップ12の突条部12
aによって、弾性ストッパ11dの弾性に基づいて、半
径方向内側に向かって変形される。そして、リールキャ
ップ12がリール台11の中空円筒状部11aに対して
完全に圧入されると、上記弾性ストッパ11dの下端の
爪11eは、リールキャップ12の突条部12aに設け
られた係合穴12bに対向することになり、弾性ストッ
パ11dの復元力によって、該係合穴12b内に進入し
て、該係合穴12bの下縁に係合することになる。かく
して、リールキャップ12のリール台11への取付が完
了する。
【0019】そして、ロータヨーク13の下面にロータ
マグネット(図示せず)を取り付けることにより、該ロ
ータヨーク13は、図示しないリールモータのロータを
構成することになる。従って、リールモータの駆動制御
により、ロータヨーク13そしてリール台11が回転駆
動せしめられ得ることになる。これにより、リール台1
1に圧入により取り付けられたリールキャップ12も回
転駆動され得る。
マグネット(図示せず)を取り付けることにより、該ロ
ータヨーク13は、図示しないリールモータのロータを
構成することになる。従って、リールモータの駆動制御
により、ロータヨーク13そしてリール台11が回転駆
動せしめられ得ることになる。これにより、リール台1
1に圧入により取り付けられたリールキャップ12も回
転駆動され得る。
【0020】この場合、リールキャップ12は、リール
台11の中空円筒状部11aの外側に軽く圧入されるこ
とにより、固定保持されている。さらに、リールキャッ
プ12の内面に形成された突条部12aが、リール台1
1の中空円筒状部11aの外面に設けられた溝11c内
に係合することにより、回転方向の回り止めが行なわれ
ている。また、リール台11の中空円筒状部11aの溝
11c内に設けられた弾性ストッパ11dの爪11e
が、リールキャップ12の内面の突条部12aに形成さ
れた係合穴12b内に嵌入することにより、該爪11e
の先端が、該係合穴12bの下縁に係合されるので、リ
ールキャップ12は、リール台11に対して上下方向に
確実に係止され得ることになる。
台11の中空円筒状部11aの外側に軽く圧入されるこ
とにより、固定保持されている。さらに、リールキャッ
プ12の内面に形成された突条部12aが、リール台1
1の中空円筒状部11aの外面に設けられた溝11c内
に係合することにより、回転方向の回り止めが行なわれ
ている。また、リール台11の中空円筒状部11aの溝
11c内に設けられた弾性ストッパ11dの爪11e
が、リールキャップ12の内面の突条部12aに形成さ
れた係合穴12b内に嵌入することにより、該爪11e
の先端が、該係合穴12bの下縁に係合されるので、リ
ールキャップ12は、リール台11に対して上下方向に
確実に係止され得ることになる。
【0021】上記実施例においては、リール台11の溝
11c及びリールキャップ12の突条部12aは、それ
ぞれ半径方向反対側の位置に、二つ設けられているが、
これに限らず、等角度間隔に配設された三つ以上の溝1
1c,突条部12aが設けられていてもよい。これによ
り、各溝11c,突条部12aに備えられた弾性ストッ
パ11dの爪11e及び係合穴12bにより、リールキ
ャップ12のリール台11に対する上下方向の固定保持
が行なわれ得る。
11c及びリールキャップ12の突条部12aは、それ
ぞれ半径方向反対側の位置に、二つ設けられているが、
これに限らず、等角度間隔に配設された三つ以上の溝1
1c,突条部12aが設けられていてもよい。これによ
り、各溝11c,突条部12aに備えられた弾性ストッ
パ11dの爪11e及び係合穴12bにより、リールキ
ャップ12のリール台11に対する上下方向の固定保持
が行なわれ得る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、リ
ールキャップは、リール台の中空円筒状部の外側に圧入
されると共に、リールキャップの内面に形成された突条
部が、リール台の中空円筒状部の外面に設けられた溝内
に係合することにより、回転方向の回り止めが行なわれ
ている。さらに、リール台の中空円筒状部の溝内に設け
られた弾性ストッパの爪が、リールキャップの内面の突
条部に形成された係合穴内に嵌入することにより、該爪
の先端が、該係合穴の下縁に係合される。これにより、
リールキャップは、リール台に対して上下方向に確実に
係止され得ることになる。
ールキャップは、リール台の中空円筒状部の外側に圧入
されると共に、リールキャップの内面に形成された突条
部が、リール台の中空円筒状部の外面に設けられた溝内
に係合することにより、回転方向の回り止めが行なわれ
ている。さらに、リール台の中空円筒状部の溝内に設け
られた弾性ストッパの爪が、リールキャップの内面の突
条部に形成された係合穴内に嵌入することにより、該爪
の先端が、該係合穴の下縁に係合される。これにより、
リールキャップは、リール台に対して上下方向に確実に
係止され得ることになる。
【0023】従って、リールキャップは、リール台に対
して、上下方向に関して圧入だけでなく、リール台の弾
性ストッパの爪のリールキャップの係合穴への係合によ
っても、固定保持され得るので、圧入力が比較的低くて
済む。従って、圧入力によって、リールキャップが割れ
るようなことはなく、従って、リールキャップのリール
台からの脱落が阻止され得ることになる。
して、上下方向に関して圧入だけでなく、リール台の弾
性ストッパの爪のリールキャップの係合穴への係合によ
っても、固定保持され得るので、圧入力が比較的低くて
済む。従って、圧入力によって、リールキャップが割れ
るようなことはなく、従って、リールキャップのリール
台からの脱落が阻止され得ることになる。
【0024】かくして、本発明によれば、リールキャッ
プがリール台に対して確実に固定保持され得るようにし
た、極めて優れたリール台組立体が提供され得ることに
なる。
プがリール台に対して確実に固定保持され得るようにし
た、極めて優れたリール台組立体が提供され得ることに
なる。
【図1】本発明によるリールモータのリール台組立体の
一実施例を示す断面図である。
一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のリール台組立体におけるリール台を示
し、(A)は底面図、及び(B)はロータヨークを組み
込んだ一部破断側面図である。
し、(A)は底面図、及び(B)はロータヨークを組み
込んだ一部破断側面図である。
【図3】図2のリール台を示す斜視図である。
【図4】図1のリール台組立体におけるリールキャップ
を示し、(A)は平面図、及び(B)は断面図である。
を示し、(A)は平面図、及び(B)は断面図である。
【図5】図4のリールキャップを示す斜視図である。
【図6】従来のリールモータのリール台組立体の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】図6のリール台組立体におけるリール台を示
し、(A)は平面図、及び(Bはロータヨークを組み込
んだ一部破断側面図である。
し、(A)は平面図、及び(Bはロータヨークを組み込
んだ一部破断側面図である。
【図8】図6のリール台組立体におけるリールキャップ
を示し、(A)は拡大底面図、及び(B)は拡大断面図
である。
を示し、(A)は拡大底面図、及び(B)は拡大断面図
である。
10 リール台組立体 11 リール台 11a 中空円筒状部 11b ベース 11c 溝 11d 弾性ストッパ 11e 爪 12 リールキャップ 12a 突条部 12b 係合穴 13 ロータヨーク 14 軸受 15 リールクロウ 16 コイルバネ
Claims (1)
- 【請求項1】 ローターヨークを水平に支持するベース
と該ベースの上方の中空円筒状部とから成るリール台
と、該リール台の中空円筒状部の外側に軽く圧入される
中空円筒状のリールキャップとを含んでおり、リール台
の中空円筒状部の外面には、等角度間隔に上下に延びる
溝が形成されていて、リールキャップの内面には、同等
の等角度間隔に上下に延びていて上記溝に係合する突条
部が形成されている、リールモータのリール台組立体に
おいて、リール台の中空円筒状部の外面の溝内にて、両
側にスリットが形成され、下方に向かって延び且つ下端
に外側に向かって突出する爪を有する弾性ストッパが設
けられており、リールキャップの突条部の半径方向内側
に向いた面には、上記弾性ストッパの爪が嵌入する係合
穴が設けられ、該爪の先端が、該係合穴の下縁に係合さ
れることを特徴とする、リールモータのリール台組立
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03443795A JP3346077B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | リールモータのリール台組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03443795A JP3346077B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | リールモータのリール台組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212627A JPH08212627A (ja) | 1996-08-20 |
JP3346077B2 true JP3346077B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=12414211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03443795A Expired - Fee Related JP3346077B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | リールモータのリール台組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346077B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP03443795A patent/JP3346077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08212627A (ja) | 1996-08-20 |
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