JPH0624025Y2 - ハブ台の板ばね固定構造 - Google Patents
ハブ台の板ばね固定構造Info
- Publication number
- JPH0624025Y2 JPH0624025Y2 JP1990121206U JP12120690U JPH0624025Y2 JP H0624025 Y2 JPH0624025 Y2 JP H0624025Y2 JP 1990121206 U JP1990121206 U JP 1990121206U JP 12120690 U JP12120690 U JP 12120690U JP H0624025 Y2 JPH0624025 Y2 JP H0624025Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- hub base
- rising
- welded
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 40
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 23
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば3.5インチフロッピーディスク駆動
装置などに適用可能なハブ台の板ばね固定構造に関す
る。
装置などに適用可能なハブ台の板ばね固定構造に関す
る。
(従来の技術) 従来の3.5インチフロッピーディスク駆動装置は第9
図ないし第14図に示すような構造になっている。第9
図において、ダイレクトドライブモータ1は、フレーム
2と、フレーム2の下面に固定された駆動コイル3と、
フレーム2に固着された軸受を介して回転自在に支持さ
れた回転軸5と、回転軸5と一体のロータホルダに固着
されるとともに上記コイル3に対向するロータマグネッ
ト4とを有してなる。上記回転軸5の上端部にはハブ台
6が圧入され固着されている。第10図ないし第14図
にも示すように、ハブ台6の下面側には板ばね7が溶着
部9と止めねじ16によって固定されている。板ばね7
の上記溶着部9及び止めねじ16による固着部から離れ
た位置にドライブピン8の下端部がかしめによって固着
されている。ドライブピン8はハブ台6に形成された孔
13を空間的余裕をもって貫通し、ハブ台6の上面側に
突出している。ハブ台6の上面にはスリップパッド10
が固着されている。上記回転軸5の上端部はスリップパ
ッド10の上面側に突出している。
図ないし第14図に示すような構造になっている。第9
図において、ダイレクトドライブモータ1は、フレーム
2と、フレーム2の下面に固定された駆動コイル3と、
フレーム2に固着された軸受を介して回転自在に支持さ
れた回転軸5と、回転軸5と一体のロータホルダに固着
されるとともに上記コイル3に対向するロータマグネッ
ト4とを有してなる。上記回転軸5の上端部にはハブ台
6が圧入され固着されている。第10図ないし第14図
にも示すように、ハブ台6の下面側には板ばね7が溶着
部9と止めねじ16によって固定されている。板ばね7
の上記溶着部9及び止めねじ16による固着部から離れ
た位置にドライブピン8の下端部がかしめによって固着
されている。ドライブピン8はハブ台6に形成された孔
13を空間的余裕をもって貫通し、ハブ台6の上面側に
突出している。ハブ台6の上面にはスリップパッド10
が固着されている。上記回転軸5の上端部はスリップパ
ッド10の上面側に突出している。
ハブ台6の上、より正確にはハブ台6上のスリップパッ
ド10の上にはフロッピーディスク11のディスクハブ
12が載せられる。ディスクハブ12はその外周縁部で
ディスク14を一体に保持している。ディスクハブ12
は中心孔と係合孔を有し、中心孔には回転軸5の上端部
が嵌まり、係合孔にはドライブピン8が嵌まり、フロッ
ピーディスク11がハブ台6上で位置決めされるととも
に、回転軸5がモータ1で回転駆動されることにより、
フロッピーディスク11が回転駆動されるようになって
いる。ドライブピン8は板ばね7に固着されているた
め、ドライブピン8によってディスクハブ12を回転駆
動するとき、ドライブピン8がハブ台6の回転方向に傾
く。ドライブピン8の傾き角度が変動したのではハブ台
6に対するフロッピーディスク11の相対位置が変動す
ることになるので、第10図に示すように、ストッパ1
5をドライブピン8の側方に位置させてハブ台6に設
け、ドライブピン8の傾きを一定に保つようになってい
る。ハブ台6は、ナイロン等のバインダーにフェライト
等の永久磁石材料を混連して成形したプラスチックマグ
ネットでなり、これを着磁することによりディスクハブ
12を吸着するようになっている。
ド10の上にはフロッピーディスク11のディスクハブ
12が載せられる。ディスクハブ12はその外周縁部で
ディスク14を一体に保持している。ディスクハブ12
は中心孔と係合孔を有し、中心孔には回転軸5の上端部
が嵌まり、係合孔にはドライブピン8が嵌まり、フロッ
ピーディスク11がハブ台6上で位置決めされるととも
に、回転軸5がモータ1で回転駆動されることにより、
フロッピーディスク11が回転駆動されるようになって
いる。ドライブピン8は板ばね7に固着されているた
め、ドライブピン8によってディスクハブ12を回転駆
動するとき、ドライブピン8がハブ台6の回転方向に傾
く。ドライブピン8の傾き角度が変動したのではハブ台
6に対するフロッピーディスク11の相対位置が変動す
ることになるので、第10図に示すように、ストッパ1
5をドライブピン8の側方に位置させてハブ台6に設
け、ドライブピン8の傾きを一定に保つようになってい
る。ハブ台6は、ナイロン等のバインダーにフェライト
等の永久磁石材料を混連して成形したプラスチックマグ
ネットでなり、これを着磁することによりディスクハブ
12を吸着するようになっている。
板ばね7をハブ台6に固定するための前記溶着部9は、
第14図に示すように、ハブ台6に形成された突起に板
ばね7の係合孔を嵌入したあと上記突起を溶着して板ば
ね7の上記係合孔の縁部を押さえ込むことにより形成し
ている。また、第13図に示すように、前記止めねじ1
6の頭部と板ばね7との間には座金17が介装されてい
る。
第14図に示すように、ハブ台6に形成された突起に板
ばね7の係合孔を嵌入したあと上記突起を溶着して板ば
ね7の上記係合孔の縁部を押さえ込むことにより形成し
ている。また、第13図に示すように、前記止めねじ1
6の頭部と板ばね7との間には座金17が介装されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、ハブ台6に対する板ばね7の固定は、溶
着部9と止めねじ16によって行われている。止めねじ
16を用いると、それ自体部品数が増えることになると
ともに、座金17を必要とするため、ますます部品数が
増えることになる。
着部9と止めねじ16によって行われている。止めねじ
16を用いると、それ自体部品数が増えることになると
ともに、座金17を必要とするため、ますます部品数が
増えることになる。
部品数を削減するためには、止めねじ16による固定部
分も溶着による固定にすればよい。しかしながら、従来
の溶着は、第14図に示すように薄い板ばね7を薄い板
ばねのまま直接溶着するようになっていて、ハブ台6の
前記突起と板ばね7の前記係合孔との接触面積が小さい
ため、板ばね7の前記係合孔とハブ台6の前記突起との
間に隙間25が生じてしまう。従って、ハブ台6に対す
る板ばね7の固定部を二つとも溶着部にしてしまうと、
上記隙間25の範囲で板ばね7が位置ずれをおこし、第
10図について説明したとおり、ハブ台6に対してドラ
イブピン8の位置がずれ、フロッピーディスク11の位
置がずれてしまう。
分も溶着による固定にすればよい。しかしながら、従来
の溶着は、第14図に示すように薄い板ばね7を薄い板
ばねのまま直接溶着するようになっていて、ハブ台6の
前記突起と板ばね7の前記係合孔との接触面積が小さい
ため、板ばね7の前記係合孔とハブ台6の前記突起との
間に隙間25が生じてしまう。従って、ハブ台6に対す
る板ばね7の固定部を二つとも溶着部にしてしまうと、
上記隙間25の範囲で板ばね7が位置ずれをおこし、第
10図について説明したとおり、ハブ台6に対してドラ
イブピン8の位置がずれ、フロッピーディスク11の位
置がずれてしまう。
前述のように、ハブ台6に対する板ばね7の固定部の一
方に止めねじ16を用いているのは、上記のような位置
ずれを防止するためである。しかしながら、フロッピー
ディスク11の位置すれを防止するためにハブ台6に対
する板ばね7の固定部の一方に止めねじ16を用いると
はいえ、板ばね7の固定部の他方が溶着部9になってい
ると、この溶着部9に生じた隙間25の範囲で板ばね7
が移動する可能性があり、信頼性に欠ける。
方に止めねじ16を用いているのは、上記のような位置
ずれを防止するためである。しかしながら、フロッピー
ディスク11の位置すれを防止するためにハブ台6に対
する板ばね7の固定部の一方に止めねじ16を用いると
はいえ、板ばね7の固定部の他方が溶着部9になってい
ると、この溶着部9に生じた隙間25の範囲で板ばね7
が移動する可能性があり、信頼性に欠ける。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、ハブ台に対する板ばねの固定部の総てを
溶着部にしても板ばねの位置ずれが生じないようにした
ハブ台の板ばね固定構造を提供することを目的とする。
されたもので、ハブ台に対する板ばねの固定部の総てを
溶着部にしても板ばねの位置ずれが生じないようにした
ハブ台の板ばね固定構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、フロッピーディスクを載置して位置決めする
ハブ台の突起部に板ばねの係合孔が嵌入され、上記突起
部が溶着されて溶着部が形成されることによりハブ台に
板ばねが固定されてなるハブ台の板ばね固定構造におい
て、上記板ばねの係合孔の縁部に回転軸方向に突出した
立上り部が適宜の間隔をおいて複数形成され、上記溶着
部は上記立上り部を覆っていることを特徴とする。
ハブ台の突起部に板ばねの係合孔が嵌入され、上記突起
部が溶着されて溶着部が形成されることによりハブ台に
板ばねが固定されてなるハブ台の板ばね固定構造におい
て、上記板ばねの係合孔の縁部に回転軸方向に突出した
立上り部が適宜の間隔をおいて複数形成され、上記溶着
部は上記立上り部を覆っていることを特徴とする。
(作用) 板ばねに形成された立上り部は回転軸方向に突出してい
るため、ハブ台の突起部を溶着したときハブ台形成材料
が上記立上り部に絡まり付き、溶着部が上記立上り部を
覆う結果、上記立上り部の少なくとも一部とハブ台とが
密着し、ハブ台に対する板ばねの位置ずれはなくなる。
また、立上り部を板ばねの係合孔の縁部に複数形成した
ことから、溶着部が立上り部に絡みつくようにしてその
周囲を覆い、溶着部と立上り部とを密着させることがで
き、これによりハブ台と板ばねとの回転方向の相対的な
位置ずれを防止することができる。
るため、ハブ台の突起部を溶着したときハブ台形成材料
が上記立上り部に絡まり付き、溶着部が上記立上り部を
覆う結果、上記立上り部の少なくとも一部とハブ台とが
密着し、ハブ台に対する板ばねの位置ずれはなくなる。
また、立上り部を板ばねの係合孔の縁部に複数形成した
ことから、溶着部が立上り部に絡みつくようにしてその
周囲を覆い、溶着部と立上り部とを密着させることがで
き、これによりハブ台と板ばねとの回転方向の相対的な
位置ずれを防止することができる。
(実施例) 以下、本考案にかかるハブ台の板ばね固定構造の実施例
について説明する。なお、第9図ないし第14図に示し
た従来例と共通の構成部分には共通の符号を付し、従来
例と異なる本考案の実施例の特徴部分について重点的に
説明する。
について説明する。なお、第9図ないし第14図に示し
た従来例と共通の構成部分には共通の符号を付し、従来
例と異なる本考案の実施例の特徴部分について重点的に
説明する。
第1図において、板ばね7はハブ台6に対して2ケ所の
溶着部21,21により固定されている。各溶着部21
は、第5図(a)に示すように、ハブ台6に形成された
突起部6aに板ばね7の係合孔7aを嵌入した状態で突
起部6aを溶着することによって形成される。板ばね7
の上記係合孔7aはハブ台6の上記突起部6aの外形に
合わせた形状に形成されている。
溶着部21,21により固定されている。各溶着部21
は、第5図(a)に示すように、ハブ台6に形成された
突起部6aに板ばね7の係合孔7aを嵌入した状態で突
起部6aを溶着することによって形成される。板ばね7
の上記係合孔7aはハブ台6の上記突起部6aの外形に
合わせた形状に形成されている。
ここで、本考案の実施例に特徴的な構造は、第2図、第
5図(a)に示すように、板ばね7の上記係合孔7aの
縁部に回転軸方向に突出した立上り部7bが適宜の間隔
をおいて複数形成されていることである。立上り部7b
の形成手段及びその形状は実用新案登録請求の範囲に記
載された技術的範囲を逸脱しない範囲内で設計変更する
ことができる。例えば、第3図、第4図に示すように、
係合孔7aの縁部を同係合孔7aの半径方向に形成した
複数の切り込み溝7cで区分し、区分された縁部を一つ
おきに回転軸方向に折り曲げ加工することによって部分
円弧状の立上り部7bを形成してもよい。第3図の例で
は立上り部7bが3個になっているが、その数は複数で
あれば限定されない、また、係合孔7aをプレスで成形
したあと立上り部7bを形成してもよいし、板ばね7全
体をプレス成形するときに立上り部7bを同時に形成し
てもよい。
5図(a)に示すように、板ばね7の上記係合孔7aの
縁部に回転軸方向に突出した立上り部7bが適宜の間隔
をおいて複数形成されていることである。立上り部7b
の形成手段及びその形状は実用新案登録請求の範囲に記
載された技術的範囲を逸脱しない範囲内で設計変更する
ことができる。例えば、第3図、第4図に示すように、
係合孔7aの縁部を同係合孔7aの半径方向に形成した
複数の切り込み溝7cで区分し、区分された縁部を一つ
おきに回転軸方向に折り曲げ加工することによって部分
円弧状の立上り部7bを形成してもよい。第3図の例で
は立上り部7bが3個になっているが、その数は複数で
あれば限定されない、また、係合孔7aをプレスで成形
したあと立上り部7bを形成してもよいし、板ばね7全
体をプレス成形するときに立上り部7bを同時に形成し
てもよい。
第5図は、前記突起部6aの溶着による溶着部21の形
成工程の例を示す。第5図(a)に示すように、ハブ台
6の上に板ばね7をその立上り部7bを上向きにして載
せるとともに、ハブ台6の突起部6aに板ばね7の係合
孔7aを嵌入する。これにより突起部6aの外周面に立
上り部7bが対向する。
成工程の例を示す。第5図(a)に示すように、ハブ台
6の上に板ばね7をその立上り部7bを上向きにして載
せるとともに、ハブ台6の突起部6aに板ばね7の係合
孔7aを嵌入する。これにより突起部6aの外周面に立
上り部7bが対向する。
次に、第5図(b)に示すように、溶着棒23を上記突
起部6aに押しつけて突起部6aを溶着する。上記突起
部6aは溶着棒23の下端面により係合孔7aの外周側
に向かって押し潰され、係合孔7aの縁部及び立上り部
7bの上に覆いかぶさる。溶着棒23をさらに突起部6
aに押しつけると、第5図(c)に示すように、突起部
6aが下方に向かって押し潰され、係合孔7aの縁部を
覆いつくすとともに、立上り部7bに絡み付くようにし
てその周囲を覆いつくす。このあと溶着棒23を後退さ
せれば、第5図(d)及び第2図に示すように溶着部2
1が形成されることになる。
起部6aに押しつけて突起部6aを溶着する。上記突起
部6aは溶着棒23の下端面により係合孔7aの外周側
に向かって押し潰され、係合孔7aの縁部及び立上り部
7bの上に覆いかぶさる。溶着棒23をさらに突起部6
aに押しつけると、第5図(c)に示すように、突起部
6aが下方に向かって押し潰され、係合孔7aの縁部を
覆いつくすとともに、立上り部7bに絡み付くようにし
てその周囲を覆いつくす。このあと溶着棒23を後退さ
せれば、第5図(d)及び第2図に示すように溶着部2
1が形成されることになる。
このようにして形成された溶着部21は、板ばね7の係
合孔7aの縁部の立上り部7bに絡み付くようにしてそ
の周囲を覆うため、溶着部21と立上り部7bが密着
し、仮に溶着部21と立上り部7bとの間に隙間ができ
たとしても一部にできるだけであり、ハブ台6と板ばね
7との相対的な位置ずれは生じない。しかも、このよう
な溶着部21を2ケ所に設けているため、板ばね7が強
固に固定されるとともに、位置ずれが確実に防止され
る。また、溶着部21だけ信頼性の高い板ばね固定構造
が得られ、止めねじによる固定部は設ける必要がないた
め、止めねじ及び座金を用いる必要がなく、部品数の削
減が可能であるとともに、溶着工程だけがあればよく、
ねじ止め工程は不要であるから、組立の作業性がよいと
いう利点もある。
合孔7aの縁部の立上り部7bに絡み付くようにしてそ
の周囲を覆うため、溶着部21と立上り部7bが密着
し、仮に溶着部21と立上り部7bとの間に隙間ができ
たとしても一部にできるだけであり、ハブ台6と板ばね
7との相対的な位置ずれは生じない。しかも、このよう
な溶着部21を2ケ所に設けているため、板ばね7が強
固に固定されるとともに、位置ずれが確実に防止され
る。また、溶着部21だけ信頼性の高い板ばね固定構造
が得られ、止めねじによる固定部は設ける必要がないた
め、止めねじ及び座金を用いる必要がなく、部品数の削
減が可能であるとともに、溶着工程だけがあればよく、
ねじ止め工程は不要であるから、組立の作業性がよいと
いう利点もある。
なお、板ばね7に立上り部7bを形成するに当たって
は、第6図に示すように、切り込み溝7cで区分された
係合孔7aの縁部のうち立上り部を形成すべき縁部7d
を他の縁部よりも内径方向に突出させておき、この突出
した縁部7dを折り曲げ加工して前記立上り部7bとし
てもよい。
は、第6図に示すように、切り込み溝7cで区分された
係合孔7aの縁部のうち立上り部を形成すべき縁部7d
を他の縁部よりも内径方向に突出させておき、この突出
した縁部7dを折り曲げ加工して前記立上り部7bとし
てもよい。
また、第7図、第8図に示すように、板ばね7の係合孔
7eの縁部にバーリング加工により立上り部7fを設
け、このの立上り部7fを覆って溶着部を形成してもよ
い。上記立上り部7fは複数の立上り部を間隔をおいて
形成すれば、いくつでも形成してもよい。第7図、第8
図の例では2個の立上り部7fが間隔をおいて形成され
ている。このように、複数の立上り部を間隔をおいて形
成した場合は、立上り部と立上り部との間も溶着部で覆
われるので、板ばねがより強固に固定されるという利点
がある。
7eの縁部にバーリング加工により立上り部7fを設
け、このの立上り部7fを覆って溶着部を形成してもよ
い。上記立上り部7fは複数の立上り部を間隔をおいて
形成すれば、いくつでも形成してもよい。第7図、第8
図の例では2個の立上り部7fが間隔をおいて形成され
ている。このように、複数の立上り部を間隔をおいて形
成した場合は、立上り部と立上り部との間も溶着部で覆
われるので、板ばねがより強固に固定されるという利点
がある。
(考案の効果) 本考案によれば、フロッピーディスクを載置して位置決
めするハブ台に形成された突起部に板ばねの係合孔を嵌
入し、上記突起部を溶着して溶着部が形成するに当た
り、板ばねの係合孔の縁部に回転軸方向に突出させて形
成した立上り部を上記溶着部が覆うようにしたため、こ
の溶着部と上記立上り部が密着し、ハブ台と板ばねとの
相対的な位置ずれは生じない。従って、溶着部だけで信
頼性の高い板ばね固定構造が得られ、止めねじによる固
定部は設ける必要がないため、止めねじ及び座金を用い
る必要がなく、部品数の削減が可能であるとともに、溶
着工程だけがあればよく、ねじ止め工程は不要であるか
ら、組立の作業性がよいという効果を奏する。また、立
上り部を板ばねの係合孔の縁部に複数形成したことか
ら、溶着部が立上り部に絡みつくようにしてその周囲を
覆い、溶着部と立上り部とを密着させることができ、こ
れによりハブ台と板ばねとの回転方向の相対的な位置ず
れを防止することができる。
めするハブ台に形成された突起部に板ばねの係合孔を嵌
入し、上記突起部を溶着して溶着部が形成するに当た
り、板ばねの係合孔の縁部に回転軸方向に突出させて形
成した立上り部を上記溶着部が覆うようにしたため、こ
の溶着部と上記立上り部が密着し、ハブ台と板ばねとの
相対的な位置ずれは生じない。従って、溶着部だけで信
頼性の高い板ばね固定構造が得られ、止めねじによる固
定部は設ける必要がないため、止めねじ及び座金を用い
る必要がなく、部品数の削減が可能であるとともに、溶
着工程だけがあればよく、ねじ止め工程は不要であるか
ら、組立の作業性がよいという効果を奏する。また、立
上り部を板ばねの係合孔の縁部に複数形成したことか
ら、溶着部が立上り部に絡みつくようにしてその周囲を
覆い、溶着部と立上り部とを密着させることができ、こ
れによりハブ台と板ばねとの回転方向の相対的な位置ず
れを防止することができる。
第1図は本考案にかかるハブ台の板ばね固定構造の実施
例を示す底面図、第2図は同上実施例の溶着部の拡大断
面図、第3図は同上実施例中の板ばねの係合孔部分の拡
大平面図、第4図は第3図中の線A−A線に沿う断面
図、第5図は上記実施例中の溶着部の形成工程を順に示
す断面図、第6図は本考案に適用可能な板ばねの別の例
を示す平面図、第7図は本考案に適用可能な板ばねのさ
らに別の例を示す平面図、第8図は同上断面図、第9図
は従来のディスク駆動装置の例を示す断面図、第10図
は同上装置のドライブピンの部分を示す平面図、第11
図は同上装置のハブ台の部分の平面図、第12図は同上
装置に用いられている従来のハブ台の板ばね固定構造の
例を示す底面図、第13図は同上固定構造中の止めねじ
の部分を示す断面図、第14図は上記固定構造中の溶着
部を示す断面図である。 1…モータ、5…回転軸、 6…ハブ台、7…板ばね、 6a…突起部、7a…係合孔、 7b…立上り部、21…溶着部。
例を示す底面図、第2図は同上実施例の溶着部の拡大断
面図、第3図は同上実施例中の板ばねの係合孔部分の拡
大平面図、第4図は第3図中の線A−A線に沿う断面
図、第5図は上記実施例中の溶着部の形成工程を順に示
す断面図、第6図は本考案に適用可能な板ばねの別の例
を示す平面図、第7図は本考案に適用可能な板ばねのさ
らに別の例を示す平面図、第8図は同上断面図、第9図
は従来のディスク駆動装置の例を示す断面図、第10図
は同上装置のドライブピンの部分を示す平面図、第11
図は同上装置のハブ台の部分の平面図、第12図は同上
装置に用いられている従来のハブ台の板ばね固定構造の
例を示す底面図、第13図は同上固定構造中の止めねじ
の部分を示す断面図、第14図は上記固定構造中の溶着
部を示す断面図である。 1…モータ、5…回転軸、 6…ハブ台、7…板ばね、 6a…突起部、7a…係合孔、 7b…立上り部、21…溶着部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−145365(JP,U) 実開 昭62−162404(JP,U) 実開 昭63−182309(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】モータの回転軸にフロッピーディスクを載
置して位置決めするハブ台が固着され、ハブ台に形成さ
れた突起部に板ばねの係合孔が嵌入され、上記突起部が
溶着されて溶着部が形成されることによりハブ台に板ば
ねが固定されてなるハブ台の板ばね固定構造において、
上記板ばねの係合孔の縁部に回転軸方向に突出した立上
り部が適宜の間隔をおいて複数形成され、上記溶着部は
上記立上り部を覆っていることを特徴とするハブ台の板
ばね固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990121206U JPH0624025Y2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | ハブ台の板ばね固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990121206U JPH0624025Y2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | ハブ台の板ばね固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481237U JPH0481237U (ja) | 1992-07-15 |
JPH0624025Y2 true JPH0624025Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31869077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990121206U Expired - Lifetime JPH0624025Y2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | ハブ台の板ばね固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624025Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61145365U (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-08 | ||
JPS62162404U (ja) * | 1986-04-04 | 1987-10-15 | ||
JPH0331850Y2 (ja) * | 1987-05-15 | 1991-07-05 |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP1990121206U patent/JPH0624025Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481237U (ja) | 1992-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20110023057A1 (en) | Brushless motor, and disk drive equipped with the same | |
JPH0684781U (ja) | ブラシレスモータ | |
JPH0624025Y2 (ja) | ハブ台の板ばね固定構造 | |
US5654597A (en) | Magnetic disk drive motor | |
US20070253315A1 (en) | Brushless Motor and Disc Driving Apparatus | |
JP2664995B2 (ja) | デイスクチヤツキング装置 | |
JPH0535479Y2 (ja) | ||
JP3629824B2 (ja) | モータ | |
JPH0626066Y2 (ja) | ステッピングモータ | |
JPH0725775Y2 (ja) | 光偏向器 | |
JP2596998Y2 (ja) | ディスクドライバ | |
JPS6341647Y2 (ja) | ||
JPH06292976A (ja) | プロジェクション溶接 | |
JP2958148B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0132198Y2 (ja) | ||
JP3346077B2 (ja) | リールモータのリール台組立体 | |
JPH0422435Y2 (ja) | ||
JPH0356910Y2 (ja) | ||
JPH07288963A (ja) | 回転電機 | |
JPH067482Y2 (ja) | 磁気ディスク回転駆動装置 | |
JP2999696B2 (ja) | ディスク回転駆動装置 | |
JP3014906B2 (ja) | ディスクの回転駆動装置 | |
JPH0718045Y2 (ja) | ディスク保持台 | |
JP2592377Y2 (ja) | ディスクドライバ | |
JPH0719849U (ja) | 磁気ディスク駆動モータ |