JP2617184B2 - フロッピーディスクドライブのディスクチャッキング機構 - Google Patents

フロッピーディスクドライブのディスクチャッキング機構

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JP2617184B2
JP2617184B2 JP62112067A JP11206787A JP2617184B2 JP 2617184 B2 JP2617184 B2 JP 2617184B2 JP 62112067 A JP62112067 A JP 62112067A JP 11206787 A JP11206787 A JP 11206787A JP 2617184 B2 JP2617184 B2 JP 2617184B2
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chuck
disk
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roller
chuck spring
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任康 町田
憲久 岡田
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Citizen Watch Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3.5インチマイクロフロッピーディスクなど
のフロッピーディスクドライブの、フロッピーディスク
のチャッキング機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来チャッキング機構についてはいくつもの機構が考
案され、たとえば、特開昭62−18671号公報あるいは実
用新案登録出願番号61−069588等がある。
いづれも、3.5インチマイクロフロッピーディスクの
微妙なチャッキング機構に様々な機械構造、電気磁気装
置が実用されているが、その微妙な機能を保持させるた
めに、複雑な部品の組立を強いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、チャッキング機構は、フロッピーディ
スクを、フロッピーディスクドライブの回転機構(スピ
ンドルモータ)へ正しくすみやかに係合させ、かつ一旦
係合した後は外乱が加わってもその係合が外れないこと
を要するため、これらの目的を達するには可成り複雑な
カラクリを必要とし、小部品例えばピンやバネやコロな
どを多数使用している。
本発明の目的は、一つの部品(後述するチャックバネ
押さえ板)に数多くの機能をもたせ、一挙に小部品の削
減を図り、簡素な構造を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、前期問題を解決するために以下の構成と
なっている。
スピンドル軸と、このスピンドル軸に固定されたチャ
ック台と、このチャック台の裏面から貫通孔を通してデ
ィスク装着面側に突出するコロを一端に保持したチャッ
クバネと、を有するフロッピーディスクドライブのディ
スクチャッキング機構において、チャックバネはチャッ
クバネに設けられた回転穴をチャック台の裏面に垂直に
設けられた軸支と嵌合することでチャック台に軸支の回
りに回転可能に取付られ、且つ、押さえ板により回転穴
が軸支から抜けることを防止され、押さえ板は、一端に
チャックバネのコロ保持部がスピンドルの軸方向におい
てチャック台と所定の距離以上離れて変位しないように
位置を規制する位置規制部を有し、他端には、チャック
バネがコロをディスクの径方向に付勢するように初期た
わみを与える係合部を有することを特徴とする。チャッ
キング機構である。
〔実施例〕
チャッキング機構については、従来数多くの考案が提
案され、実用化されているため、従来例について引例す
るには枚挙に暇がない。
そこで本発明の実施例を図面に基づいて説明し、その
過程で従来例との比較を述べることにする。
第1図は本発明の実施例である。
第1図(a)は上面図、第1図(b)は側面断面図、
第1図(c)は下面図である。
1はフロッピーディスクドライブにおいて、スピンド
ルモータとよばれる回転機構の回転軸で、スピンドル軸
と称されている。
2は、スピンドル軸に固定さた円板状の部材で、以後
チャック台と呼ぶことにする。本図では本発明に関係の
ない事項は省略してあるため、ただの円板に見えるが、
実際には、フロッピーディスクの金属ハブを吸着するた
めの磁石や、受け台など複数の機能を有する部品等から
構成されている。
5はチャックバネと称するが、チャック台に固定され
た円柱ピン(以後回転軸支と称する)3を支点として、
チャッキング機構のいくつかの運動を行う主体となす板
バネである。このチャックバネ5の形状は第1図(c)
で示すように、概ねアルファベットのCの字(裏字)に
似た形状をしており、一端にコロ4を固定し、中間部に
回転軸支3と遊合する回転穴を有し、一方の他端に伸び
た腕の所で、後に述べるチャックバネ押さえ板6により
位置規制を受けている。
従ってコロ4は、第1図(b)において示したZ方向
(上下移動方向)に押されれば、回転軸支3を支点とし
て沈み、押す力が除かれれば元へ復する。又B方向(半
径移動方向)に押されれば、回転軸軸支3を中心に移動
し、その力が除かれれば元へ復する。
6は、本発明の特徴をなすチャックバネ押さえ板であ
り、上記コロのZ方向、R方向の運動をチャックバネに
より行なわしめる際に、3つの重要な機能を1つの部材
で果している。第1図で丸A、丸B、丸Cと3つの丸で
示す個所がそれらに該当するので、以下に詳しく説明す
る。
第2図(a)は、第1図丸Aに相当する部分を示す斜
視図である。
チャックバネ5は、回転軸支3と遊合しているが、こ
の丸Aの部分で、チャックバネ押さえの折れ曲げ部6aに
より初期タワミを与えられている。この初期タワミによ
り、チャックバネ5は、コロ部の所で弾性力を生み出
し、コロのR方向の移動に対し復元力を与えている。
第2図(b)は従来例を示したもので、従来はチャッ
ク台に植えこまれたピン61などでチャッキングバネ5の
位置規制を行っていた。本発明によるとピン61を廃止で
きる。
第3図(a)は、第1図丸Bの個所の断面図である。
チャックバネ5は、コロ4のZ方向の移動により回転軸
支3の周辺を支点として板バネとしての弾性力を発生す
るが、図で示されるように、チャックバネ5はチャック
台2と、チャックバネ押さえ6の間のスキマで運動が抑
制されている。従来は第3図(b)に示すごとく、回転
軸支を頭付きの形状にしていた。本発明によると回転軸
支の形状が単純なストレートピンにすることができる。
第1図丸Cの部分は、第4図(a)からも容易にわかる
ごとく、コロのZ方向の移動に対し、これ以上は移動し
ないようにストッパーの作用を行っている。
従来は、第4図(b)に示すごとく、チャック台2に
頭付きのピン62を植えて、チャックバネ5の移動に対し
ストッパーの作用をもたせていた。本発明によると、ピ
ン62を廃止できる。
第2〜第4図により、チャックバネ押さえ板6の3つ
の重要な機能が明らかにされた。まとめると次のように
なる。
第2図(a)に示すように、折れ曲げ部6aを有するこ
とで、チャックバネ5の中間部の回転穴に対してコロ4
の係合部と反対側に伸びた腕部において、所定初期たわ
みを与えることができる。
第3図(a)に示すように、回転軸支3に位置する部
分に、回転軸支と遊合の穴6bを設けることで、チャック
バネ5の上下方向の位置規制を行うことができる。遊合
の穴6bは、チャックバネ5の上下方向の位置規制に役立
つ目的であるから、穴でなく切欠でもよい。もし回転軸
支3が、チャックバネの板厚と比較して短かくすること
が加工上できる時は、凹部のへこみでも十分であるし、
極端な場合は回転軸支3の上を覆っているだけで十分の
場合もあることは容易にわかる。
次に第4図(a)に示すように、チャックバネ押さえ
板6が、コロの位置する部分においては、Z方向(上下
移動方向)に予め定められたスキマ6cをチャック台2と
の間でもつ事により、コロのZ方向の運動のストッパー
の役割を与えることができる。
ところで上記説明で明らかなように、チャックバネ押
さえ板は、チャック台に対し固定されねばならない。
第1図におて示されるように、本発明においては、チ
ャックバネ押さえ板6は、チャック台2の中央部で円周
上にカシメなどで固定される。つまり上記3つの機能を
持たせるために必要なことは、6aの折れ曲げ部、6bの穴
又は切欠、6cのスキマであり、これらを一枚の板材に加
工して、チャック台にカシメなどでもって固定する、き
わめて簡素な構造、容易な手段で、大きな効果を出すこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、第2
〜第4図における6a、6b、6cの構造を、すべて一つの部
材つまりチャックバネ押さえ板に設けることで、従来例
に比較して、第2〜第4図に示す3つの複雑なピン及び
それらのピン植え作業を廃止することができる。これに
より部品削減、工数削減などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で、第1図(a)は上面図、第
1図(b)は断面図、第1図(c)は下面図、第2図、
第3図及び第4図は第1図の部分A、B及びCを拡大し
て示し、第2図(a)、第3図(a)及び第4図(a)
は本発明の実施例を示し、第2図(a)は斜視図、第3
図(a)及び第4図(a)は断面図、第2図(b)、第
3図(b)及び第4図(b)は従来技術を示し、第2図
(b)は斜視図、第3図(b)及び第4図(b)は断面
図である。 1……スピンドル軸、2……チャック台、3……回転軸
支、4……コロ、5……チャックバネ、6……チャック
バネ押さえ板、6a……折れ曲げ部、6b……穴又は切欠、
6c……スキマ、61、31、62……ピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドル軸と、 このスピンドル軸に固定されたチャック台と、 このチャック台の裏面から貫通孔を通してディスク装着
    面側に突出するコロを一端に保持したチャックバネと、 を有するフロッピーディスクドライブのディスクチャッ
    キング機構において、チャックバネはチャックバネに設
    けられた回転穴をチャック台の裏面に垂直に設けられた
    軸支と嵌合することでチャック台に軸支の回りに回転可
    能に取付られ、且つ、押さえ板により回転穴が軸支から
    抜けることを防止され、 押さえ板は、 一端にチャックバネのコロ保持部がスピンドルの軸方向
    においてチャック台と所定の距離以上離れて変位しない
    ように位置を規制する位置規制部を有し、 他端には、チャックバネがコロをディスクの径方向に付
    勢するように初期たわみを与える係合部を有することを
    特徴とするフロッピーディスクドライブのディスクチャ
    ッキング機構。
JP62112067A 1987-05-08 1987-05-08 フロッピーディスクドライブのディスクチャッキング機構 Expired - Lifetime JP2617184B2 (ja)

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JPS63276747A JPS63276747A (ja) 1988-11-15
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