JPH0544887Y2 - - Google Patents

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JPH0544887Y2
JPH0544887Y2 JP1987147806U JP14780687U JPH0544887Y2 JP H0544887 Y2 JPH0544887 Y2 JP H0544887Y2 JP 1987147806 U JP1987147806 U JP 1987147806U JP 14780687 U JP14780687 U JP 14780687U JP H0544887 Y2 JPH0544887 Y2 JP H0544887Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、テープの走行方向切換わりに伴い磁
気ヘツドをテープ接触面に直交する軸を中心に
180°ずつ反転させるようにしたオートリバース式
テープレコーダに具備される磁気ヘツド保持装置
に関する。
(従来技術及びその問題点) オートリバース式テープレコーダの一形式とし
て、テープの走行方向切換わりに伴い磁気ヘツド
をテープ接触面に直交する軸を中心に180°ずつ反
転させ、録音または再生トラツクの切換えを行な
うようにしたものが知られている。
このような形式のオートリバース式テープレコ
ーダのヘツド保持装置としては、磁気ヘツドを保
持したヘツド保持体を基台の嵌合孔に回転自在に
嵌装し、磁気テープの走行方向の切り換えに対応
して前記ヘツド保持体を180°ずつ反転させる構造
のものが考えられている。
ところで、このようなヘツド保持装置におい
て、記録又は再生特性の向上を図るためには、基
台に対してヘツド保持体をテープ幅方向に遊びの
ない状態で回転自在に取り付ける必要がある。
そこで従来より、基台の嵌合孔に対するヘツド
保持体のテープ幅方向の遊びを規制する手段を設
けたものとして実開昭61−68315号公報及び実開
昭60−169713号公報が公知である。
前者の実開昭61−68315号公報のものは、ヘツ
ド保持体(ヘツド取付部材)と一体の回転軸と、
軸長の長い嵌合孔(軸受)との間の嵌合公差を極
力小さくすることによつて、ヘツド保持体のテー
プ幅方向の遊びを規制している。従つて、回転軸
と嵌合孔との嵌合精度を高めなければならず、量
産性が低下してコスト高になるという問題があつ
た。
また、後者の実開昭50−169713号公報のもの
は、ヘツド保持体(ヘツドブロツク)の背面に取
付板を介して突設した回転軸を基台の嵌合孔に嵌
合し、前記ヘツド保持体の背面を前記取付板及び
保持板を順次介してコイルバネにより前記基台の
前面に圧接させることによつて、嵌合孔に対する
ヘツド保持体のテープ幅方向の遊びを規制してい
る。従つて、前記ヘツド保持体の背面と基台の前
面との圧接によつて摩擦抵抗が増加するため、保
持板と基板との間に多数の鋼球を介在させてい
る。従つて構造が複雑になり、コスト高になると
いる問題があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ヘ
ツド保持体と基台の嵌合孔との嵌合精度を極度に
高めたり、構造を複雑にすることなく、ヘツド保
持体のテープ幅方向の遊びを確実に防止できて、
コストダウンを円滑に図れるようにしたオートリ
バース式テープレコーダの磁気ヘツド保持装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 磁気ヘツドを保持し且つ基台の嵌合孔に回転自
在に嵌装された円筒状のヘツド保持体を、テープ
の走行方向切換わりに伴つて回転させて前記磁気
ヘツドをテープ接触面に直交する軸を中心に180°
ずつ反転させるようにしたオートリバース式テー
プレコーダにおいて、 前記基台に両端が支持される1枚の板バネを、
その中央部を前記ヘツド保持体の周面に当接させ
て設け、この板バネの弾性変形した中央部凹面に
て該ヘツド保持体を前記テープの幅方向に押圧し
て前記ヘツド保持体の前記板バネによる押圧部位
とは反対側の部位を前記嵌合孔の周壁に圧接して
なることを特徴とするものである。
(作用) 板バネの中央部凹面にてヘツド保持体を抱え込
むように押圧しており、しかもこの押圧部位と反
対側においては、前記ヘツド保持体は基台の嵌合
孔周壁(凹面)にて抱え込むようにして支持され
る。この結果板バネの押圧力はヘツド保持体の中
心に向けて集中し、このヘツド保持体はその周側
面を互いに対向する方向から、それぞれ凹面にて
抱え込むようにして支持される。これにより、ヘ
ツド保持体が基台に対して簡易な構造にしてテー
プ幅方向の遊びがなく非常に安定に保持される。
(実施例) 以下、本考案の各実施例を図面に基づき説明す
る。まず、第1図乃至第3図を基に本考案の第1
実施例を説明する。第1図は本考案のオートリバ
ース式テープレコーダの磁気ヘツド保持装置の分
解斜視図、第2図は同組立状態の正面図、第3図
は第2図の−線に沿う断面図である。各図中
1は合成樹脂製の基台で、これは左右に長い底板
2と、該底板2の前側縁より直角上方に向けて略
全長に亘つて突設された前面板3と、前記底板2
の長手方向両端近傍部より直角上方に向けて突設
された左右側板4,4と、前記底板2の後側縁よ
り直角上方に向けて突設された後面板5とを有し
ている。
前記前面板3の略中央前面には正面四角形の額
縁状の張出部6が突設され、該張出部6により前
記前面板3の略中央が他の部分より厚肉となつて
いる。そして、その厚肉部の略中央にはその前後
方向に貫通する円形の嵌合孔7が設けられてい
る。該嵌合孔7内にはヘツド保持体8が回転自在
に嵌合されている。該ヘツド保持体8は合成樹脂
製で、円筒状の主体9の後端面にこれと同心状に
軸体10を一体に突設してなる。前記主体9の内
部には、その前端面が開口し後端面が閉塞する断
面四角形のヘツド嵌装室11が設けられ、該ヘツ
ド嵌装室11内には記録再生用の磁気ヘツド12
が嵌装固定されている。前記ヘツド保持体8は、
その主体9が前記前面板3の嵌合孔7内に、且つ
その軸体10が軸受板13の中央の軸体嵌合孔1
4内にそれぞれ回転自在に嵌合保持されている。
前記軸受板13は、前記後面板5の中央に設けた
開口部15内に嵌着されている。
前記ヘツド保持体8の主体9の前端面は前記前
面板3の張出部6の前面より若干前方に突出して
いる。また、前記ヘツド保持体8の軸体10の突
出端部は、前記軸受板13の後端面より後方に突
出しており、該突出端部には、ギヤ16が固着さ
れている。該ギヤ16は、その中心孔周縁一部に
キー16aが突設され、該キー16aが前記ヘツ
ド保持体8の軸体10の外周面に設けられたキー
溝10aに係合され、これにより前記ギヤ16が
前記軸体10に対して回転止めされているもので
ある。前記ヘツド保持体8の主体9の外周面所定
箇所には放射方向に向けてストツパ突起17が一
体的に突設されている。そして、前記ヘツド保持
体8が略180度の範囲で反転した際の各回動方向
に対する限界位置が、前記ストツパ突起17と底
板2上面に設けられたストツパ部(図示省略)と
の当接によつて規制されるようになつている。ま
た、前記ギヤ16は、テープ走行方向切換機構
(図示省略)に連結され、該テープ走行方向切換
機構の切り換え動作に関連して前記ヘツド保持体
8が正逆回動するようになつている。
前記前面板3の張出部6の下側縁略中間部には
切欠部18が設けられ、該切欠部18の両端部に
設けた支持片19,19の上面には、バネ手段と
しての1枚の板バネ20の両端部が載置されてい
る。該板バネ20により前記切欠部18は閉塞さ
れた状態にあり、該板バネ20の中央部上面の湾
曲凹面が前記ヘツド保持体8の主体9の下部外周
面に圧接しており、該板バネ20により前記ヘツ
ド保持体8全体が上方(軸線と直交する方向)、
即ち前記磁気ヘツド12に摺接して走行するテー
プ(図示省略)の幅方向に押圧されている。前記
板バネ20は、前記支持板19,19の前端縁に
設けた抜け止め突起21,21により、濫りに前
方に抜け出ないようになつている。なお、第1図
及び第2図中22は、前記前面板3の一端側に設
けた消去用磁気ヘツド(図示省略)の挿通孔であ
る。
しかして、テープ走行方向の切り換え動作に関
連して、ヘツド保持体8が180°ずつ反転し、テー
プがいずれの方向へ走行する際も、そのテープに
対して情報信号の記録又は再生が行なえるもので
あるが、ヘツド保持体8は、板バネ20により常
にテープの幅方向に押圧されているから、基台1
の嵌合孔7に対するヘツド保持体8のテープ幅方
向の遊びが規制され、記録又は再生特性の向上が
図られることになる。
第4図は本考案の第2実施例を示す要部の斜視
図である。この実施例は、ヘツド保持体8の主体
9の外周面に環状溝23を設け、該環状溝23に
板バネ20を係合させることにより、この板バネ
20によつてヘツド保持体8全体の軸方向への移
動をも規制するようにしたものである。なお、こ
の第4図に示す実施例におけるその他の構成及び
作用は、上述した第1図乃至第3図に示す実施例
と同様であるから、図面の同一部分に同一符号を
付してその説明を省略する。
第5図は本考案の第3実施例を示す要部の正面
図である。この実施例は、ヘツド保持体8の主体
9の外周面2箇所に突部9a,9bを突設し、ヘ
ツド保持体8の正・逆方向へのそれぞれの回動限
界時に前記突起9a,9bが択一的に板バネ20
を押圧するようにしたものである。これにより、
板バネ20の反力が、ヘツド保持体8の反転開始
時において起動力の一部として作用するので、反
転動作が円滑に行われるようになる。なお、図示
していないその他の構成及び作用は上述した第1
図乃至第3図に示す実施例と同様であるからその
説明を省略する。
第6図は本考案の第4実施例を示す要部の正面
図である。この実施例は、ヘツド保持体8を基台
1の嵌合孔7内面2箇所と板バネ20とで三接線
支持(いわゆる三点支持)するようにしたもので
ある。すなわち嵌合孔7の内面2箇所にヘツド保
持体8と線接触する平面または凸曲面状の受け部
24,24を設け、これらの受け部24,24で
板バネ20の押圧力を受けるようにしているもの
で、その他の構成及び作用は上述した第1図乃至
第3図に示す実施例と同様であるからその説明を
省略する。
このようにすると、ヘツド保持体8の外周面が
2箇所の受け部24,24と板バネ20中央とで
三点支持されるため、ヘツド保持体8の遊びを、
より効果的に規制することができる。
以上、種々実施例に基づき説明したが、本考案
はこれらの実施例に限定されない。例えばバネ手
段としては、板材と、これをヘツド保持体に押し
付ける1または複数のバネ(コイルバネその他)
とで構成するものとしてもよい。
(考案の効果) 基台に両端が支持される1枚の板バネを、その
中央部を前記ヘツド保持体の周面に当接させて設
け、この板バネの弾性変形した中央部凹面にて該
ヘツド保持体を前記テープの幅方向に押圧して前
記ヘツド保持体の前記板バネによる押圧部位とは
反対側の部位を前記嵌合孔の周壁に圧接したの
で、基台の嵌合孔とヘツド保持体との嵌合精度を
極度に高めることなく、簡単な構成により、ヘツ
ド保持体のテープ幅方向の遊びを規制し、且つ基
台(テープ)に対する磁気ヘツドの位置を高精度
に規定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図はヘツド保持装置の分解斜視図、第2
図は同組立状態の正面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面図、第4図は本考案の第2実施例
を示す要部の斜視図、第5図は本考案の第3実施
例を示す要部の正面図、第6図は本考案の第4実
施例を示す要部の正面図である。 1……基台、7……嵌合孔、8……ヘツド保持
体、12……磁気ヘツド、20……板バネ(バネ
手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 磁気ヘツド12を保持し且つ基台1の嵌合孔
    7に回転自在に嵌装された円筒状のヘツド保持
    体8を、テープの走行方向切換わりに伴つて回
    転させて前記磁気ヘツドをテープ接触面に直交
    する軸を中心に180°ずつ反転させるようにした
    オートリバース式テープレコーダにおいて、 前記基台に両端が支持される1枚の板バネ2
    0を、その中央部を前記ヘツド保持体の周面に
    当接させて設け、この板バネの弾性変形した中
    央部凹面にて該ヘツド保持体を前記テープの幅
    方向に押圧して前記ヘツド保持体の前記板バネ
    による押圧部位とは反対側の部位を前記嵌合孔
    の周壁に圧接してなることを特徴とする磁気ヘ
    ツド保持装置。 2 前記基台は、その嵌合孔内面に、前記板バネ
    の押圧力を受けて前記磁気ヘツドを線接触させ
    る2箇所の受け部20を有することを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のオート
    リバース式テープレコーダの磁気ヘツド保持装
    置。
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JPS6452112U JPS6452112U (ja) 1989-03-30
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