JPH0316121Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316121Y2
JPH0316121Y2 JP1984201281U JP20128184U JPH0316121Y2 JP H0316121 Y2 JPH0316121 Y2 JP H0316121Y2 JP 1984201281 U JP1984201281 U JP 1984201281U JP 20128184 U JP20128184 U JP 20128184U JP H0316121 Y2 JPH0316121 Y2 JP H0316121Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
center core
core
mounting plate
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984201281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61118142U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984201281U priority Critical patent/JPH0316121Y2/ja
Publication of JPS61118142U publication Critical patent/JPS61118142U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0316121Y2 publication Critical patent/JPH0316121Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気デイスクを磁気記録及び/又は
再生機能を有する磁気デイスクプレーヤ内の所定
位置に正確に位置決めし得るようにした磁気デイ
スク位置決め装置に関する。
〔従来の技術〕
近来、静止画像の情報をシート状の磁気デイス
ク(以下、回転磁気シートという。)に記録及
び/又は再生するようにした磁気デイスクプレー
ヤが提案されている。
この回転磁気シートとしては、実開昭57−
195674号に開示された第3図に示すものが提案さ
れている。
すなわち、この回転磁気シートは矩形包袋状の
窓部9をもつ磁気シートジヤケツト1内に収納さ
れた、デイスク状磁気シート2の回転中心部に磁
気記録再生装置側の駆動軸を受け入れ保持する金
属板3をもつ補強部材(センターコア)5を取り
付け、このセンターコア5に形成した駆動軸挿入
用の挿入孔6内に、駆動軸に対し磁気シート2の
回転中心を一致させる位置決め面7と、駆動軸を
位置決め面7に弾性的に押圧するような弾性部8
とを樹脂材料により一体成形して成る。
また、磁気デイスクプレーヤとしては、実願昭
58−163258号明細書に開示された第4図乃至第7
図に示すものが提案されている。
この第4図は磁気デイスクプレーヤの内部構造
を示す斜視図であり、回転磁気シートを収納した
ジヤケツトがジヤケツトホルダに装填されている
状態を示す図である。この磁気デイスクプレーヤ
は磁気記録機能のみを有し、静止画像の情報を回
転磁気シートに記録するように構成されたもので
ある。
この磁気デイスクプレーヤの本体を構成する基
板11には回転磁気シート2が回転自在に収納さ
れたジヤケツト1を挿脱し得るようにしたジヤケ
ツトホルダ14が基板11に対して昇降自在とな
るように一端がヒンジ15を介して回転自在に取
付けられている。また、基板11には蓋体となる
ケースカバーすなわち、磁気シートを裏面から押
える図示しないパツトを取付けるパツト取付板1
6がジヤケツトホルダ14を間に置き基板11に
対して昇降自在となるようにヒンジ15を介して
回転自在に取付けられている。
なお、パツト取付板16はジヤケツト装填時に
は図示しないバネ部材を介してホルダ14に弾発
的に浮上支持された状態になつており、ホルダ1
4はパツト取付板16を基板11側に押倒す際の
バネ力を受け、パツト取付板16と共に第1図中
矢印A方向に回転操作させるようになつている。
逆にホルダ14はパツト取付板16を基板11側
から引上げる際にパツト取付板16に設けられた
図示しない係止部に係合し、パツト取付板16と
共に基板11から上昇離間されるようになつてい
る。
ジヤケツト1の一部には、窓部9が開口形成さ
れており、磁気シート2の磁気記録面の一部が外
部に露呈するようになつている。この窓部9内に
は、基板11側に設けられた1つ又は複数(この
実施例では1つ)の磁気ヘツド18が挿入され、
磁気シート2上に磁気記録が行なわれるようにな
つている。また、磁気シート2の回転中心部に位
置するところには合成樹脂により形成されたセン
ターコア5がジヤケツト1の中央部に設けられた
穴部より外部へ臨むように設けられている。セン
ターコア5のほぼ中心部には基板11に立設さ
れ、この磁気シート2の回転駆動軸となるセンタ
ースピンドル21が嵌挿される軸挿入孔6が設け
られている。この挿入孔6には、センタースピン
ドル21と磁気シート2との偏心を防ぐため、弾
性部8が一体形成され、センタースピンドル21
が挿入孔6に嵌挿されることによつて磁気シート
2の中心とセンタースピンドル21の軸心とが一
致し得るようになつている。なお、センターコア
5には後述する円環状の金属板3が設けられてい
る。
また、基板11には磁気シート2が嵌合装着さ
れるとともにシート2の回転中心となるセンター
スピンドル21と、スピンドル21を中心として
回転自在に設けられるとともに磁気シート2のセ
ンターコア5が載置される回転台25と、ジヤケ
ツト1内の磁気シート2に対して静止画像情報等
を記録するための磁気ヘツド18と、この磁気ヘ
ツド18の磁気シート2に対する当接状態の安定
化を図るための案内板26と、磁気ヘツド18を
磁気シート2の半径方向に順次間欠的に自動送り
させるための移動アーム27等から構成されるヘ
ツド移動操作部28と、回転台25等を回転駆動
するための駆動モーター29等が設けられてい
る。
磁気ヘツド18は移動アーム27の中途部上に
取り付けられており、案内板26に形成したヘツ
ド突出用窓部から上方に臨むように設けられたセ
ンタースピンドル21に装着される磁気シート2
に前記ジヤケツト1の窓部9を介して当接するよ
うになつている。回転台25上には磁気シート2
のセンターコア5を回転台25に載置固定するた
めにセンターコア5の一端面に一体的に取付けら
れた円環状の金属板3を吸着するための吸着部材
となる円環状の永久磁石30が埋設されている。
ところで、パツト取付板16には、ジヤケツト
ホルダ14に装填したジヤケツト1をホルダ14
の下降方向(第1図中矢印A方向)への回転によ
り基板11側に押倒しセンターコア5をセンター
スピンドル21に装着する時に、センターコア5
を回転台25上に押付けるためのセンターコア押
圧機構31が配されている。
このセンターコア押圧機構31は、磁気シート
2をセンタースピンドル21の適正位置まで押し
込むための機構である。すなわち、この機構によ
り回転磁気シート2がセンタースピンドル21に
嵌着するとき、これらの間の摺動摩擦力により、
センターコア5がセンタースピンドル21の中途
部で止つてしまい、この回転磁気シート2の磁気
デイスクプレーヤ本体への装填が不完全なまま回
転磁気シートを回転させてしまうことになり、記
録及び/又は再生漏れ等を起すのを防止するもの
である。
この押圧機構31としては、第5図に示すよう
にパツト取付板16の背面に垂下形成された支持
片32と、この支持片32の先端に揺動自在に枢
支されたトグルレバー33を有じてなる。また、
パツト取付板16の背面には圧縮コイルバネ34
を介してトグルレバー33の一端に係合しレバー
33を保持するコマ部材35が設けられている。
平常時、トグルレバー33はコマ部材35によつ
てその他端が基板11側(第5図中下方側)に突
出するように保持されている。そして、トグルレ
バー33の他端にはコア押圧片36が揺動自在に
枢支されている。なお、コマ部材35は、ホルダ
14とともにパツト取付板16を回転させコア押
圧片36によるセンターコア5の押圧が完了した
時に、コア押圧片36によるセンターコア5の押
圧を自動的に解除するセンターコア押圧解除機構
37の構成部材でもある。
次に、押圧機構31及び押圧解除機構37の作
用について説明する。
ジヤケツトホルダ14にジヤケツト1を装填し
た状態でパツト取付板16を基板11側に押倒
す。パツト取付板16の押倒しによりパツト取付
板16及びホルダ14はヒンジ15を中心に第4
図中矢印A方向に回転し、パツト取付板16及び
ホルダ14は基板11に向つて下降する。ホルダ
14の下降によりホルダ14に装填されているジ
ヤケツト1内の回転磁気シート2のセンターコア
5はセンタースピンドル21に装着されていく。
センターコア5の軸挿入孔6にスピンドル21
が嵌挿され弾性部である押圧片8の弾圧力により
軸挿入孔6とスピンドル21間に摺動摩擦力が発
生し、センターコア5のスピンドル21への嵌挿
に負荷が加わるとジヤケツトホルダ14の第4図
中矢印A方向への回転が停止しパツト取付板16
のみがバネ部材のバネ力に抗して第4図中矢印A
方向に回転することになる。
この状態でパツト取付板16の押倒し操作をさ
らに継続すると、第5図に示すようにトグルレバ
ー33のコア押圧片36がセンターコア5に当接
し、コア5をトグルのバネ力で押圧する。
そして、コア5は回転台25上に載置されるま
で押込まれる。
そして、パツト取付板16がある地点まで押倒
されると、トグルレバー33の一端はコマ部材3
5を圧縮コイルバネ34のバネ力に抗して押込み
ながらコマ部材35上を摺動し、トグルレバー3
3は第5図中時計回り方向に反転した状態にな
る。
トグルレバー33の反転によりコア押圧片36
によるセンターコア5の押圧作用が解除されるこ
とになる。なおコア5はコア押圧片36によつて
回転台25上に載置するまで押込まれているので
トグルレバー33が反転しても、コア5は回転台
25に設けられている永久磁石30によつて確実
に吸着された状態になつている。このようにして
コア5をセンタースピンドル21に装着すること
により、回転磁気シート2を基板11の所定位置
に正確に位置決めすることができる。したがつ
て、磁気シート2の安定した回転を得ることがで
き、静止画像の情報を正確に記録することができ
る。
また、センターコア5を回転台25上に確実に
載置固定することができるのでコア5に近接して
配される回転磁気シート2の位置検出コイル
(PGコイル)がコア5に当るようなこともなくシ
ート2の安定した回転を得ることができる。
なお、ジヤケツト1をジヤケツトホルダ14か
ら取出すためにパツト取付板16を上昇させると
トグルレバー33のコア押圧片36は、一点鎖線
で示すようにホルダ14に固定されているストツ
パ片38に当接し、その移動が規制され、トグル
レバー33はその一端が圧縮コイルバネ34のバ
ネ力に抗してコマ部材35上を摺動し、第5図中
反時計回り方向に回転し、実線で示すコア押込み
前の元の位置に複帰する。
また他の従来例として、第6図A及び第6図B
に示すものがある。これは、センターコア押圧機
構31を構成するトグルレバー33の他端は第6
図Aに示すように垂下折曲形成されその先端には
コア押圧片36が揺動自在に枢支されている。ホ
ルダ14にはトグルレバー33の他端を間に置き
対時するようにセンターコア押圧解除機構37を
構成する一対のストツパ片43,43が固定され
ている。
すなわち、センターコア5の軸挿入孔6にスピ
ンドル21が嵌挿され押圧片8の弾圧力により軸
挿入孔6とスピンドル21間に摺動摩擦力が発生
し、センターコア5のスピンドル21への嵌挿に
負荷が加わるとジヤケツトホルダ14の第4図中
矢印A方向への回転が停止し、パツト取付板16
のみが前記バネ部材のバネ力に抗して第4図中矢
印A方向に回転することになる。
この状態でパツト取付板16の押倒し操作をさ
らに継続すると、トグルレバー33のコア押圧片
36がコア5をトグルのバネ力で押圧する。
そして、コア5が回転台25上に載置されるま
で押込まれると、トグルレバー33の折曲部分が
ストツパ片43に当接する。この状態でパツト取
付板16の押倒しをさらに継続するとトグルレバ
ー33は強制的に時計回り方向に回転させられ、
コア押圧片36はセンターコア5から離間し、セ
ンターコア5の押圧が解除される。
このように、上述の従来例のものにあつてもセ
ンターコア5はコア押圧片36によつて回転台2
5上に載置されるまで押込まれるのでコア5を永
久磁石30によつて吸着保持することができる。
また、トグルレバー33のコア押圧片36によ
つてセンターコア5を回転台25上に押付けた後
その押付け状態を強制的に解除することができる
ので、センターコア5の押圧解除を確実に行なう
ことができる。
さらに他の従来例を第7図A及び第7図Bによ
つて説明する。
この従来例は板バネ60によつてセンターコア
5を押圧するようにしたものである。
第7図Aに示すように、パツト取付板16の背
面にはセンターコア押圧機構31を構成する板バ
ネ60が取付け固定されている。この板バネ60
の自由端側はパツト取付板16の背面側に折曲さ
れコア押圧片62が形成されている。板バネ60
は平常時パツト取付板16に固定されたバネチヤ
ージ片63によつて受け止め支持されている。ま
た、ジヤケツトホルダ14には板バネ60による
センターコア5の押圧を解除するセンターコア押
圧解除機構31を構成するストツパ片65が固定
されている。
すなわち、センターコア5の軸挿入孔6にスピ
ンドル21が嵌挿され前記押圧片8の弾圧力によ
り軸挿入孔6とスピンドル21間に摺動摩擦力が
発生し、センターコア5のスピンドル21への嵌
挿に負荷が加わるとジヤケツトホルダ14の第4
図中矢印A方向への回転が停止し、パツト取付板
16のみがバネ部材のバネ力に抗して第4図中矢
印A方向に回転することになる。
この状態でパツト取付板16の押圧操作をさら
に継続すると、板バネ60のコア押圧片62がセ
ンターコア5に当接し、センターコア5を弾発的
に押圧する。
そして、コア5が回転台25上に載置されるま
で押込まれると、板バネ60の中途部がストツパ
片65に当接し、コア押圧片62は第7図Bに示
すようにセンターコア5から離間し、センターコ
ア5の押圧が解除される。
このように、実施例のものにあつてもセンター
コア5はコア押圧片62によつて回転台25上に
載置されるまで押込まれるのでコア5を確実に永
久磁石30によつて吸着保持することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のように構成された従来の磁気デイスク位
置決め装置では、第5図又は第6図A及びBに示
された従来例の如く、そのセンターコア押圧機構
31や押圧解除機構37として部品点数も多く複
雑な機構を用いねばならず小形化も困難であると
いう問題があつた。
また、第7図A及びBに示す従来例の如きもの
では、単一の板ばね60の自由端部にコア押圧片
62を一体的に形成しているので、センターコア
5をスピンドル21に嵌挿する際、一方の突起6
7だけがセンターコア5の片側に強く当つてセン
ターコア5をスピンドル21に斜状に嵌挿してし
まう誤動作を起すことがあるという問題があつ
た。
本考案は上述の点に鑑み、センターコアをスピ
ンドルに確実かつ正確に嵌挿するための部品点数
の少ない簡素な機構の磁気デイスク位置決め装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の磁気デイスク位置決め装置は、磁気デ
イスクプレーヤに装着される記録媒体である回転
磁気シート2のセンターコア5の挿入孔6部分に
弾性部8を設けたものを、この弾性部8の弾性に
抗してプレーヤの回転駆動用スピンドル21に挿
着するための磁気デイスクプレーヤの磁気デイス
ク位置決め装置において、プレーヤのパツト取付
板16に第1ばね72と第2ばね73とを設置
し、その各自由端部がセンターコア5の側面に弾
性的に当接可能に対応するよう構成するととも
に、磁気デイスクプレーヤのジヤケツトホルダ1
4に押し上げ台81を設置し、プレーヤのパツト
取付板16が閉じられた使用状態において第1ば
ね72と第2ばね73に押し上げ台が対接し第1
ばね72と第2ばね73との各自由端部がセンタ
ーコア5より離間するように構成したことを特徴
とする。
〔作用〕
これにより回転磁気シート2のセンターコア5
を一対の第1ばね72と第2ばね73とによりス
ピンドル21に平均的に押圧して適正状態に挿入
し、回転磁気シート2を磁気デイスクプレーヤ内
の適正位置に装着する作用を奏する。
〔実施例〕
以下、本考案の磁気デイスク位置決め装置の一
実施例を第1図A,B,C及び第2図によつて説
明する。なお、この第1図A,B,C及び第2図
において、第3図乃至第7図に対応する部分には
同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略
する。
第1図A,B,Cは、本例の磁気デイスク位置
決め装置の要部を示す縦断側面図で、パツト取付
板16の背面には押圧ばね体70を設置する。
このばね体70は、第2図の分解斜視図にも示
すように、カバー面取付部71と第1ばねである
短ばね部72と、第2ばねである長ばね部73と
より成る。
このカバー面取付部71は矩形平板状に形成
し、その所定位置には固定用ピンのための3個の
透孔74を穿孔する。
そして、このカバー面取付部71から所定角下
方に折曲して一体的に、一対の短ばね部72と長
ばね部73とをスリツト75で分けて形成する。
この短ばね部72は長台形状の弾性板片で、その
自由端部には鉤形に下方に折曲して形成した係合
角部76と、さらにこれよりL字形に突設した押
圧端部77とより成る。
さらにこの押圧端部77には下に凸な断面U字
形の横溝に形成した押圧突部78aを突設する。
また、長ばね部73は、短ばね部72より長い
長台形状の弾性板片でその自由端部近くはL字形
に曲げて、その自由端部が短ばね部72の押圧端
部77の延長線上に位置するようにする。
そして、長ばね部73の自由端部にも高さ位置
をそろえるため、鉤形に折曲形成した係合角部7
6を設け、これよりL字形に突設した押圧端部7
7を形成し、さらにこの押圧端部77には断面U
字形の横溝である押圧突部78bを突設する。
この短ばね部72の押圧突部78aと長ばね部
73の押圧突部78bとは、ちようど、センター
コア5の軸挿入孔6を挟むようにその軸挿入孔6
周部に当るような所定距離を置くよう構成するも
のである。なお、長ばね部73の面取付部71と
の折曲部は、短ばね部72より折曲角を増し、そ
の自由端部の曲げモーメントが短ばね部72と釣
合うようにする。
また、パツト取付板16と、基板11との間に
あるジヤケツトホルダ14の一部に短ばね部72
の係合角部76に係合して、その附勢力を受けら
れるようにする係合部所80を形成する。
なお、短ばね部72の係合角部76がジヤケツ
トホルダ14の係合部所80に係合して、パツト
取付板16とジヤケツトホルダ14とが互いに離
間するように附勢することになるので、従来必要
であつた、この両者間のヒンジ15部分のばね部
品を省略することができる。
さらにジヤケツトホルダ14の係合部所80近
くの所定位置には、それぞれ短ばね部72と図示
しない長ばね部73の押し上げ用押し上げ台81
を突設する。
なお、本例では、単一のばね体70に、短ばね
部72と長ばね部73とを一体的に構成したもの
について述べたが、短ばね部72と長ばね部73
とを別体の部品として構成し、別々にパツト取付
板16の背面に設置するようにしてもよいこと勿
論である。
次に上述のように構成された本例装置の作動を
説明する。
まず、第1図Aに示す状態からセンターコア5
の軸挿入孔6にスピンドル21が嵌挿され押圧片
8の弾圧力により軸挿入孔6とスピンドル21間
に摺動摩擦力が発生し、センターコア5のスピン
ドル21への嵌挿に負荷が加わるとジヤケツトホ
ルダ14の第4図中矢印A方向への回転が停止
し、パツト取付板16のみが短ばね部72の附勢
力に抗して回転を続け第1図Bに示す状態にな
る。
この状態でパツト取付板16の押倒し操作をさ
らに継続すると、各短ばね部72の押圧突部78
aと長ばね部73の押圧突部78bとが互いに独
立した附勢作用でコア5を片側だけ当ることなく
平均的に押し、スピンドル21に押し込むので、
コア5の一部が一方の押圧突部で強く押されるこ
とによりコア5がスピンドル21に斜めに嵌挿さ
れることを防止できるものである。
また、各押圧突部78a,78bが一定の長さ
をもつた突台状となつているので、これがコア5
の軸挿入孔6周囲の平面に押し付けられたとき、
コア5が押圧突部78a,78bの長手方向に傾
斜することを防止できるものである。
次に、コア5が回転台25上に載置されるまで
押込まれると、第1図Cに示すように短ばね部7
2との底面部がそれぞれ各押し上げ台81に当接
する。この状態でパツト取付板16の押し倒しを
さらに継続すると短ばね部72と長ばね部73と
は強制的に図の時計回り方向に回転させられ、各
押圧突部78a,78bはセンターコア5から離
間し、センターコア5の押圧が解除され磁気デイ
スクプレーヤ内に回転磁気シートが装着されケー
スカバー16が閉じられた使用状態となされる。
このように、本例装置によれば、センターコア
5は一対の短ばね部72と長ばね部73をもつば
ね体70によつて回転台25上の適正位置に載置
されるまで押込まれるので、コア5を確実に永久
磁石30によつて吸着保持することができ、回転
磁気シート2を基板11の所定位置に正確に位置
決めすることができる。従つて磁気シート2の安
定した回転を得ることができ、静止画像の情報を
正確に記録することができるものである。なお以
上詳述した以外の構成、作用、効果は第3図乃至
第7図に示すものと同等である。
〔考案の効果〕
本考案の磁気デイスク位置決め装置によれば、
互いに独立して附勢作用を行なう短ばね部と、長
ばね部とにより、センターコアをスピンドルに確
実かつ正確に嵌挿できるものであり、その構造も
簡素で部品点数をも少なくして安価な製品を提供
できるものであり、しかも小形薄形化することが
可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cは本考案の磁気デイスク位置
決め装置の一実施例を示す縦断面図、第2図はそ
の要部の分解斜視図、第3図は従来の回転磁気シ
ートの一例を示す平面図、第4図乃至第7図は従
来の磁気デイスクプレーヤの構成を例示する説明
図である。 1は磁気シートジヤケツト、5はセンターコ
ア、70は押圧ばね体、72は短ばね部、73は
長ばね部、80は係合部所、81は押し上げ台で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 センターコアの挿入孔部分に弾性部を設けた回
    転磁気シートの上記挿入孔を、上記弾性部の弾性
    に抗して回転駆動用スピンドルに挿着するように
    なされた磁気デイスク位置決め装置において、 磁気デイスクプレーヤのパツト取付板に各自由
    端部が上記センターコアの側面に当接可能に設け
    られた第1ばね及び第2ばねと、上記磁気デイス
    クプレーヤのジヤケツトホルダに設置された上記
    パツト取付板の閉じられた使用状態で上記第1ば
    ねと第2ばねとにそれぞれ対接して上記第1ばね
    と第2ばねの自由端部を上記センターコアより離
    間させる押し上げ台とにより成り、 上記挿入孔の上記スピンドルへの挿着時に、上
    記第1ばねと第2ばねのそれぞれの自由端部が上
    記センターコアの上記挿入孔を挟むように上記セ
    ンターコアに当接押圧出来るように所定距離を隔
    てて構成された磁気デイスク位置決め装置。
JP1984201281U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0316121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984201281U JPH0316121Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984201281U JPH0316121Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61118142U JPS61118142U (ja) 1986-07-25
JPH0316121Y2 true JPH0316121Y2 (ja) 1991-04-08

Family

ID=30762922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984201281U Expired JPH0316121Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0316121Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62107458A (ja) * 1985-11-01 1987-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子スチルカメラの記録装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013349A (ja) * 1983-07-01 1985-01-23 Hitachi Ltd デイスク装着機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013349A (ja) * 1983-07-01 1985-01-23 Hitachi Ltd デイスク装着機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61118142U (ja) 1986-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0351796Y2 (ja)
JPH0316121Y2 (ja)
JPS6215895Y2 (ja)
US4890175A (en) Recording medium mounting means and recording or reproducing apparatus incorporating same
US4717976A (en) Apparatus using disc-shaped record bearing medium
GB2138197A (en) Disc transport apparatus
JP2516161Y2 (ja) ディスク装置
JPH0572020B2 (ja)
JPS60140258U (ja) デイスク駆動装置
JPH0561692B2 (ja)
JPS6235171Y2 (ja)
JPH039164Y2 (ja)
US6259582B1 (en) Chucking device in FDD
JPH0142848Y2 (ja)
JPH0150988B2 (ja)
JPH039548B2 (ja)
JPH0240622Y2 (ja)
JPH0127160Y2 (ja)
JPH0356910Y2 (ja)
JPH0424510Y2 (ja)
JPH0447807Y2 (ja)
JPH0422414Y2 (ja)
JP3685911B2 (ja) コンパチブルドライブ装置
JP2651338B2 (ja) 記録または再生装置
JP3018134B2 (ja) 回転駆動装置