JP3018134B2 - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP3018134B2
JP3018134B2 JP6052326A JP5232694A JP3018134B2 JP 3018134 B2 JP3018134 B2 JP 3018134B2 JP 6052326 A JP6052326 A JP 6052326A JP 5232694 A JP5232694 A JP 5232694A JP 3018134 B2 JP3018134 B2 JP 3018134B2
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広志 坂下
幸男 小田切
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Nidec Sankyo Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種磁気ディスク等を
回転駆動する回転駆動装置に関し、特にチャッキング機
構の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスクのような磁気
ディスク(以下、単にディスクと称する)を回転駆動す
る回転駆動装置は、図12に示したようなスピンドルモ
ータから構成されている。このスピンドルモータ(以
下、単にモータと称する)は、ディスクのハブを載置す
るハブ台22が回転体である回転軸(スピンドル)23
に固定されていて、このハブ台22には底面に取り付け
られた板バネ24からピン孔25を挿嵌して駆動ピン2
6が突出している。回転軸23は軸受27を介して筒状
の軸受ホルダー28の内周面に挿嵌されて回転自在に支
持されている。筒状の軸受ホルダー28の外周面には基
板29が固定され、この基板29にはねじ30によって
ステータコア31が取り付けられていて、このステータ
コア31の突極には駆動コイル32が巻回されている。
また、回転軸23の下端にはカップ状のロータケース3
3がねじ34によって固定されていて、このロータケー
ス33の内周面のステータコア31と対向する位置には
駆動マグネット35が取り付けられている。ここで、回
転軸23に固定されたハブ台22の表面は着磁されるこ
とにより、あるいはその周辺に後述のようにチャッキン
グマグネットが敷設されることにより、ディスクが載置
されたとき磁気吸着するようになっており、ハブ台2
2、駆動ピン26、チャッキングマグネット等は、ディ
スクをモータにチャッキングするためのチャッキング機
構を構成している。
【0003】このような構造のモータにおいて、駆動コ
イル32に通電を行うことにより、この電流と駆動マグ
ネット35から発生される磁束との作用によってロータ
33は回転力を受ける。従って、ロータ33と共に回転
軸23が回転し、さらに回転軸23と一体にハブ台22
も回転するので、ハブ台22にハブが載置されたディス
クを回転駆動することができる。
【0004】図13はこのようなモータに用いられるチ
ャッキング機構の一例の組立図を示すもので、ピン孔3
7が設けられたハブ台22を外周面に固定した回転軸2
3の下方には回転軸挿嵌孔38及び支柱挿嵌孔39が設
けられた板バネ24が用意されて、この支柱挿嵌孔39
は支柱41を円筒状の駆動ピンローラ42を挿嵌して嵌
合することにより、駆動ピンローラ42を回転自在に支
持した駆動ピン26を取り付けるようになっている。そ
して、回転軸挿嵌孔38に回転軸23を挿嵌することに
より、駆動ピン26がピン孔37から突出するようにハ
ブ台22の底面に取り付けられるようになっている。
【0005】図14は従来のモータに組み込まれるチャ
ッキング機構の他の例を示すもので、ハブ台22の周囲
に配置した円弧状のレバー44の一端部に支点45を持
つと共に他端部に駆動ピン26を持って、支点45を中
心にして駆動ピン26を回転可能に構成した例を示すも
のである。46はハブ台22及びレバー44の周辺に敷
設されたチャッキングマグネットを示している。
【0006】このようなモータのチャッキング機構に用
いられている駆動ピン26は、ディスクがモータに装着
されたとき、ディスクのハブの中心から偏心した位置に
設けられている駆動ピン係合孔に係合してハブを正規位
置に位置規制するようになっている。これにより、ディ
スクはモータにチャッキングされて回転駆動される。な
お、駆動ピンは一般にバネ性を有する板バネ24からな
る支持部材に支持されていて、この支持部材が弾性力で
撓むことにより外径方向及び軸方向へ付勢されるように
構成されているものと、支点45によって回動可能に支
持されたレバー44からなる支持部材に支持され、この
レバー44が回動して位置規制するものとがある。
【0007】図16はモータのチャッキング機構によっ
てディスクをチャッキングする一般的な動作を説明する
もので、(a)は上面図、(b)は断面図である。ハブ
台22の表面が着磁されていて、モータに装着されたデ
ィスクはこの中心部に固着されているハブ52がハブ台
22に磁気吸着され、ハブ52の中心孔51及び駆動ピ
ン係合孔55に各々回転軸23及び駆動ピン26が挿嵌
されて、ハブ52が正規位置に位置規制されることによ
りチャッキングされる。ここで、ディスク53をモータ
に装着したとき直ちにハブ52の駆動ピン係合孔55に
ハブ台22の駆動ピン26が挿嵌されることは希であ
り、モータの矢印方向への回転で移動する駆動ピン26
がハブ52の駆動ピン係合孔55の位置に一致したと
き、駆動ピン26が駆動ピン係合孔55に挿嵌される。
この間駆動ピン26はハブ52の底面に接触して板バネ
24による軸方向への付勢力で撓みながら移動してい
る。以後駆動ピン26は駆動ピン係合孔55内で板バネ
24による外径方向への付勢力で駆動ピン係合孔55の
側縁部55Aに接触しながら、さらに先へ移動して端縁
部55Bに当接すると、ハブ52は正規位置に位置規制
されたことになる。よって、これ以後ディスク53はモ
ータにチャッキングされた状態で、モータと同方向に回
転駆動されることにより、信号の書き込み、読み出しが
行われる。50は駆動ピン26の反回転方向への倒れ防
止用のストッパである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の回転
駆動装置には、以下のような問題が存在している。 (1)ディスク53のハブ52を位置規制するとき、図
15に示すように、駆動ピン26は駆動ピン係合孔55
に挿嵌されてからその端縁部55Bに当接して正規位置
に到達するまでの間、駆動ピン26は自ら回転しないの
で、側縁部55Aに接触しながらすべって移動し、この
接触による摩擦によって摩耗したり途中位置で停止して
正規位置に到達しない場合があるため、信号の書き込
み、読み出し時にエラーが発生する。 (2)ディスク53のハブ52を位置規制するとき、駆
動ピン26は正規位置となるその端縁部55Bに当接す
ると傾くため、ディスク53が浮き上がり易くなって、
ディスクに対するFDDヘッドの接触が不安定となるの
で、信号の書き込み、読みも出し時にエラーが発生す
る。 (3)支持部材がレバー等である場合は、レバー44が
回動してディスク53のハブ52を位置規制するため、
ディスクの互換性がない。
【0009】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、ハブを正規位置に位置規制してディスクを
チャッキングするとき、駆動ピンと駆動ピン係合孔の側
縁部とがすべることなく移動でき、また駆動ピンの正規
位置に到達後の傾きを防止して、信号の書き込み、読み
出し時のエラーの発生をなくすと共にディスクの互換性
を持たせるようにした回転駆動装置を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに請求項1に係わる本発明は、ディスクの中心部に固
着されたハブの駆動ピン係合孔に係合してハブを位置規
制する駆動ピンを備えた回転駆動装置において、上記駆
動ピンは、支持部材に固定された駆動ピン支点と、中心
から偏心した位置に設けられた透孔に上記駆動ピン支点
が挿嵌されて回転自在な状態にある円筒状の駆動ピンロ
ーラとからなると共にこの駆動ピンローラを上記ディス
クの外径方向に付勢する線バネを設けたことを特徴とす
るものである。
【0011】請求項2に係わる本発明は、請求項1にお
いて、上記支持部材は、回転体に取り付けられた板バネ
からなり、駆動ピンと連動して撓むことができることを
特徴とするものである。
【0012】請求項3に係わる本発明は、ディスクの中
心部に固着されたハブを載置するハブ台と、このハブ台
の周辺に敷設され上記ハブを磁気吸着するチャッキング
マグネットと、このチャッキングマグネットを支持する
マグネット支持体と、上記ハブに設けられた駆動ピン係
合孔に係合して上記ハブを位置規制する駆動ピンと、回
転中心から偏心した位置に回動支点を持ちこの回動支点
から離間した位置で上記駆動ピンを支持する板バネとを
備えた回転駆動装置において、上記駆動ピンは、上記板
バネに固定された駆動ピン支点と、中心から偏心した位
置に設けられた透孔に上記駆動ピン支点が挿嵌されて回
転自在な状態にある円筒状の駆動ピンローラとからな
り、上記板バネの回動支点と略同一の支点から駆動ピン
方向に延出する線バネが上記駆動ピンローラの外周面に
当接して、上記駆動ピンを外径方向に付勢していること
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】 請求項1に係わる本発明の構成によれば、デ
ィスクの中心部に固着されたハブの駆動ピン係合孔に係
合してハブを位置規制する駆動ピンを、支持部材に固定
された駆動ピン支点と、中心から偏心した位置に設けら
れた透孔に上記駆動ピン支点が挿嵌されて回転自在な状
態にある円筒状の駆動ピンローラとから構成すると共に
この駆動ピンローラを上記ディスクの外径方向に付勢す
る線バネを設けたことにより、ハブを正規位置に位置規
制してディスクをチャッキングするとき、駆動ピンと駆
動ピン係合孔の側縁部がすべることなく移動でき、また
駆動ピンの正規位置に到達後の傾きを防止することがで
きる。
【0014】請求項2に係わる本発明の構成によれば、
上記支持部材を、回転体に取り付けられた板バネから構
成して、駆動ピンと連動して撓ませることにより、請求
項1と同様な作用を行わせることができる。
【0015】請求項3に係わる本発明の構成によれば、
ディスクの中心部に固着されたハブに設けられた駆動ピ
ン係合孔に係合して上記ハブを位置規制する駆動ピン
を、回転中心から偏心した位置に回動支点を持ちこの回
動支点から離間した位置で上記駆動ピンを支持する板バ
ネに固定された駆動ピン支点と、中心から偏心した位置
に設けられた透孔に上記駆動ピン支点が挿嵌されて回転
自在な状態にある円筒状の駆動ピンローラとから構成
し、上記板バネの回動支点と略同一の支点から駆動ピン
方向に延出する線バネを上記駆動ピンローラの外周面に
当接して、上記駆動ピンを外径方向に付勢する。これに
より、ハブを正規位置に位置規制してディスクをチャッ
キングするとき、駆動ピンと駆動ピン係合孔の側縁部が
すべることなく移動でき、また駆動ピンの正規位置に到
達後の傾きを防止することができる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の回転駆動装置の実施例におけるチャ
ッキング機構を示す平面図で、図12に示したような構
造のモータに適用した例を示しており、図2はその断面
図である。1は回転体である回転軸(スピンドル)で、
この外周面には後述のようにディスク13が装着された
ときこのハブ12を載置するハブ台2が固定されてい
る。ハブ台2の外周面には、図1に示したように一部に
切欠き部3Aを設けたリング状のチャッキングマグネッ
ト3が固定されていて、このチャッキングマグネット3
はハブ台2の底面に固定され上記切欠き部3Aに対応し
た位置に窓孔4Aを設けたマグネット支持体4によって
支持されている。5はマグネット支持体4の下方に配置
された円弧状の板バネで、この板バネ5は回転軸1によ
る回転中心から偏心した位置である一端部に支点6を持
つと共に、他端部に駆動ピン7を持つことにより、支点
6を回動支点としてこれから離間した位置で駆動ピン7
を支持するように構成されている。これにより、板バネ
5は駆動ピン7を矢印aで示す軸方向に付勢するように
働くようになっている。
【0017】図2では、駆動ピン7はチャッキングマグ
ネット3の切欠き部3A及びマグネット支持体4の窓孔
4Aを通じて支持部材としての板バネ5に固定された駆
動ピン支点8と、中心Cから寸法Dだけ偏心した位置に
中心Nが設けられた透孔9に上記駆動ピン支点8が挿嵌
されて、この駆動ピン支点8によって回転自在な状態に
支持された円筒状の駆動ピンローラ10とから構成され
ている。11は線バネで、一端部が上記支点6に係合す
ると共に、他端部が上記駆動ピンローラ10の外周面に
当接するように、支点6から駆動ピンローラ10の方向
に延出して設けられている。これにより、線バネ10は
駆動ピン7を矢印bで示す外径方向に付勢するように働
くようになっている。
【0018】図3(a),(b)は本発明の他の実施例
を示すもので、駆動ピン支点8は支持部材5と一体に形
成された凸部8aであっても良い。図3(a)において
は、支持部材5の一端にバーリング加工等によって一体
形成された凸部8aが設けられ、この凸部8aに駆動ピ
ンローラ10の中心から偏心した透孔9を挿嵌すると共
に、凸部8aの開口端に止めピン8bを嵌合して、駆動
ピンローラの抜けを防止するようにしたものである。こ
の場合も、図2と同様に駆動ピンローラ10は駆動ピン
支点8によって、回転自在な状態で支持されている。図
3(b)においては、凸部8aの開口端に止めピン8b
を嵌合することなく、その先端部8bをカシメ加工等で
変形して開口端を広げることにより、駆動ピンローラ1
0の抜け防止がなされている。なお、ここでの支持部材
5は、板バネであっても、レバーであっても差し支えは
ない。
【0019】次に、図4を参照して本実施例の動作を説
明する。まず、(a)に示すように、中心部にハブ12
が固着されているディスク13をモータに装着すると、
ハブ12が磁気吸着によってハブ台2に載置されること
により、ハブ12の中心孔14に回転軸1が挿嵌され
る。このとき、ハブ台2の駆動ピン7はハブ12の底面
に接触して、板バネ5による軸方向への付勢力で撓みな
がら矢印方向に移動している。次に、(b)に示すよう
に、モータの矢印方向への回転で移動する駆動ピン7が
ハブ12の駆動ピン係合孔15の位置に一致すると、駆
動ピン7は支持部材である板バネ5による軸方向への付
勢力によって押し上げられて駆動ピン係合孔15に挿嵌
される。これと共に、駆動ピン7は線バネ11により外
径方向に付勢されて、駆動ピン係合孔15の側縁部15
Aに沿ってさらに矢印aのように先へ移動する。続い
て、(c)に示すように、モータがさらに回転すると駆
動ピン7は駆動ピン係合孔15の端縁部15Bに当接す
る。これと共に、駆動ピン7は線バネ11によって矢印
bのように外径方向に付勢される。これによって、ハブ
12は正規位置に位置規制されたことになる。次に、
(d)に示すように、駆動ピン7が位置決め面16によ
って位置決めされた状態で、これ以後ディスク13はモ
ータと同方向に回転駆動される。よって、ディスク13
に対する信号の書き込み、読み出しが行われる。
【0020】次に、図4(b),(c)の本実施例の動
作についてより詳細に説明する。図5に示すように、モ
ータの回転で移動する駆動ピン7がハブ12の駆動ピン
係合孔15の所定位置に挿嵌されていないときは、板バ
ネ5及び駆動ピン7の駆動ピンローラ10は線バネ11
によって外径方向に付勢されており、駆動ピンローラ1
0の外周面はマグネット支持体4の窓孔4Aの外径方向
の一側縁部と接触している。このとき、駆動ピンローラ
10の中心Cと駆動ピン支点8の中心Nと線バネ11の
接触点Pの配置は、直線状ではなく三角形状になってい
る。次に、図6に示すように、モータの矢印方向への回
転で駆動ピン7が駆動ピン係合孔15の位置に一致する
と、駆動ピン7は板バネ5による軸方向への付勢力によ
って押し上げられて駆動ピン係合孔15に挿嵌される。
【0021】次に、モータが回転して駆動ピン7が先へ
移動して、図7に示すように、駆動ピン7を構成してい
る駆動ピンローラ10が駆動ピン係合孔15の側端部1
5Aに接触すると、このとき線バネ11による矢印Cの
方向の付勢力はわずかなため、駆動ピンローラ10は駆
動ピン支点8を中心にモータの回転方向と逆の矢印Aの
方向に回転を始める。また、この回転と同時に板バネ5
は支点6を中心に矢印Bの方向にわずかな角度だけ回動
(旋回)する。この場合、駆動ピン7は回転支点である
駆動ピン支点8が駆動ピンローラ10の中心Cから偏心
した位置に設けられているので、矢印Aの方向に大きく
回転する。
【0022】これによって、駆動ピン7は駆動ピン係合
孔15の側縁部15Aに沿って駆動ピンローラ10と側
縁部15Aとがすべることなく移動する。続いて、図8
に示すように、モータがさらに回転すると駆動ピン7の
駆動ピンローラ10は駆動ピン係合孔15の端縁部15
Bに当接する。これと共に、駆動ピン7は線バネ11に
よって外径方向に付勢される。またこれと同時に、モー
タの回転で移動するマグネット支持体4の窓孔4Aの側
縁部4aが駆動ピンローラ10の外周面に当接して、駆
動ピン7を位置決めするように働く。これによって、ハ
ブ12は正規位置に位置規制されるので、以後ディスク
13はモータと同方向に回転駆動されて、信号の書き込
み、読み出しが行われる。
【0023】以上説明したように本実施例は、ディスク
13の中心部に固着されたハブ12に設けられた駆動ピ
ン係合孔15に係合して上記ハブ12を位置規制する駆
動ピン7を、回転中心から偏心した位置に支点6からな
る回動支点を持ちこの回動支点から離間した位置で上記
駆動ピン7を支持する支持部材としての板バネ5に設け
られた駆動ピン支点8と、中心から偏心した位置に設け
られた透孔9に上記駆動ピン支点8が挿嵌されて回転自
在な状態にある円筒状の駆動ピンローラ10とから構成
し、上記板バネ5の回動支点と略同一の支点から駆動ピ
ン7の方向に延出する線バネ11を上記駆動ピンローラ
10の外周面に当接して、上記駆動ピン7を外径方向に
付勢するようにしたものである。
【0024】これにより、ディスク13のハブ12を位
置規制するとき、駆動ピン7は駆動ピン係合孔15に挿
嵌されてからその端縁部15Bに当接して正規位置に到
達するまでの間、その回転支点である駆動ピン支点8が
駆動ピンローラ10の中心Cから偏心した位置に設けら
れているので、駆動ピン係合孔15の側縁部15Aに沿
って、駆動ピン7は大きく回転するため駆動ピン係合孔
15の側縁部15Aとすべることなく回転移動するの
で、駆動ピン7との摩擦によって摩耗したり途中位置で
停止するようなことは防止されるので、信号の書き込
み、読み出し時のエラーの発生をなくすことができる。
また、線バネ11によって駆動ピン7を外径方向に付勢
しているので、ディスク13のハブ12を位置規制する
とき、駆動ピン7は従来のように駆動ピン係合孔15の
端縁部15Bに当接して傾くことは防止される。従っ
て、ディスク13が浮き上がり易くならないため、ディ
スク13に対するFDDヘッドの接触が安定となるの
で、信号の書き込み、読み出し時のエラーの発生をなく
すことができる。さらに、ハブ12を位置規制するとき
駆動ピン7を構成している駆動ピンローラ10の側面
に、マグネット支持体4の窓孔4Aの側縁部4aを当接
しているのでディスクの互換性を持たせると共に、より
確実に位置規制することができる。
【0025】図9は本発明のその他の実施例を示すもの
で、回転軸1の外周面にロータケース17がマグネット
支持体を兼ねて、このロータケース17にチャッキング
マグネット3が取り付けられた構造のモータに適用した
例を示すものである。図12と同一部分は同一番号で示
している。本実施例によっても、チャッキングマグネッ
ト3の支持構造が異なるだけで、前記実施例と同様な効
果を得ることができる。
【0026】図10は本発明のその他の実施例を示すも
ので、図14に示したようなチャッキング機構におい
て、板バネをレバー18に変更して一端部に支点6を設
けると共に、他端部に駆動ピンローラ10及び駆動ピン
支点8からなる駆動ピン7を設けるようにした例を示す
ものである。駆動ピン7は前記実施例と同様に駆動ピン
ローラ10の偏心した位置に駆動ピン支点8を中心とし
て回転可能に構成されている。また、図11はその他の
実施例によるチャッキング機構を示すもので、駆動ピン
7が駆動ピンローラ10の偏心した位置の駆動ピン支点
8に回転支点を有し、この回転支点がガイド孔19に沿
って矢印Mの方向にスライド可能に構成されて、線バネ
11等によって駆動ピン7を外径方向に付勢するように
した例を示すものである。これらの各実施例によっても
前記実施例と同様な効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】 請求項1に係わる本発明によれば、デ
ィスクの中心部に固着されたハブの駆動ピン係合孔に係
合してハブを位置規制する駆動ピンを、支持部材に固定
された駆動ピン支点と、中心から偏心した位置に設けら
れた透孔に上記駆動ピン支点が挿嵌されて回転自在な状
態にある円筒状の駆動ピンローラとから構成すると共に
この駆動ピンローラをディスクの外径方向に付勢する線
バネを設けたので、ハブを正規位置に位置規制してディ
スクをチャッキングするとき、駆動ピンと駆動ピン係合
孔の側縁部とがすべることなく移動でき、また駆動ピン
の正規位置に到達後の傾きを防止できるため、摩耗が防
止されると共に信号の書き込み、読み出し時のエラーの
発生をなくすことができる。
【0028】 請求項2に係わる本発明によれば、上記
支持部材を、回転体に取り付けられた板バネから構成し
て、駆動ピンと連動して撓ませることにより、請求項1
と同様な効果を奏することができると共に、駆動ピンが
ハブの駆動ピン係合孔に係合しない状態にあるときは、
板バネの弾性によって下方へ撓むので、ハブを斜めに持
ち上げてディスクを傾けることがなくなり、磁気ヘッド
への悪影響を防ぐことができる。
【0029】請求項3に係わる本発明の構成によれば、
ディスクの中心部に固着されたハブに設けられた駆動ピ
ン係合孔に係合して上記ハブを位置規制する駆動ピン
を、回転中心から偏心した位置に回動支点を持ちこの回
動支点から離間した位置で上記駆動ピンを支持する板バ
ネに固定された駆動ピン支点と、中心から偏心した位置
に設けられた透孔に上記駆動ピン支点が挿嵌されて回転
自在な状態にある円筒状の駆動ピンローラとから構成
し、上記板バネの回動支点と略同一の支点から駆動ピン
方向に延出する線バネを上記駆動ピンローラの外周面に
当接して、上記駆動ピンを外径方向に付勢するようにし
たので、ハブを正規位置に位置規制してディスクをチャ
ッキングするとき、駆動ピンと駆動ピン係合孔の側縁部
とがすべることなく移動でき、また駆動ピンの正規位置
に到達後の傾きを防止できるため、信号の書き込み、読
み出し時のエラーの発生をなくすと共にディスクの互換
性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動装置の実施例におけるチャッ
キング機構を示す平面図である。
【図2】本実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例を説明する上面図である。
【図5】本実施例の動作をより詳細に説明する概略図で
ある。
【図6】本実施例の動作をより詳細に説明する上面図で
ある。
【図7】本実施例の動作をより詳細に説明する上面図で
ある。
【図8】本実施例の動作をより詳細に説明する上面図で
ある。
【図9】本実施例のその他の実施例を示す断面図であ
る。
【図10】本発明のその他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明のその他の実施例を示す上面図であ
る。
【図12】従来例を示す断面図である。
【図13】従来例におけるチャッキング機構を示す斜視
図である。
【図14】従来例における他のチャッキング機構を示す
斜視図である。
【図15】従来例の欠点を説明する概略図である。
【図16】従来におけるディスクのチャッキング動作の
説明図である。
【符号の説明】 1 回転軸(スピンドル) 2 ハブ台 3 チャッキングマグネット 4 マグネット支持体 4A マグネット支持体の窓孔 4a 窓孔の側縁部 5 支持部材としての板バネ 7 駆動ピン 8 駆動ピン支点 9 透孔 10 駆動ピンローラ 11 線バネ 12 ハブ 13 ディスク 15 駆動ピン係合孔 15A 駆動ピン係合孔の側縁部 15B 駆動ピン係合孔の端縁部 17 ロータケース 18 レバー 33 ロータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/028 - 17/035

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの中心部に固着されたハブの駆
    動ピン係合孔に係合してハブを位置規制する駆動ピンを
    備えた回転駆動装置において、上記駆動ピンは、支持部
    材に固定された駆動ピン支点と、中心から偏心した位置
    に設けられた透孔に上記駆動ピン支点が挿嵌されて回転
    自在な状態にある円筒状の駆動ピンローラとからなる
    共にこの駆動ピンローラを上記ディスクの外径方向に付
    勢する線バネを設けたことを特徴とする回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記支持部材は、回転体に取り付けられ
    た板バネからなり、駆動ピンと連動して撓むことができ
    ることを特徴とする請求項1記載の回転駆動装置。
  3. 【請求項3】 ディスクの中心部に固着されたハブを載
    置するハブ台と、このハブ台の周辺に敷設され上記ハブ
    を磁気吸着するチャッキングマグネットと、このチャッ
    キングマグネットを支持するマグネット支持体と、上記
    ハブに設けられた駆動ピン係合孔に係合して上記ハブを
    位置規制する駆動ピンと、回転中心から偏心した位置に
    回動支点を持ちこの回動支点から離間した位置で上記駆
    動ピンを支持する板バネとを備えた回転駆動装置におい
    て、上記駆動ピンは、上記板バネに固定された駆動ピン
    支点と、中心から偏心した位置に設けられた透孔に上記
    駆動ピン支点が挿嵌されて回転自在な状態にある円筒状
    の駆動ピンローラとからなり、上記板バネの回動支点と
    略同一の支点から駆動ピン方向に延出する線バネが上記
    駆動ピンローラの外周面に当接して、上記駆動ピンを外
    径方向に付勢していることを特徴とする回転駆動装置。
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