JP2914180B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2914180B2
JP2914180B2 JP6152794A JP15279494A JP2914180B2 JP 2914180 B2 JP2914180 B2 JP 2914180B2 JP 6152794 A JP6152794 A JP 6152794A JP 15279494 A JP15279494 A JP 15279494A JP 2914180 B2 JP2914180 B2 JP 2914180B2
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rotating body
disk
rotating
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metal hub
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JP6152794A
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公夫 岸田
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば3.5インチフ
ロッピディスクなどのディスク状記録媒体を回転駆動す
るディスク駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ディスク駆動装置は図4
(A)〜(C)に示す如く、例えば3.5インチフロッ
ピディスクなどのディスク状記録媒体(以下、ディスク
と言う)は磁性材料を塗布した磁気ディスクの中央部に
金属製ハブ1を備えているものである。なお、ここでは
金属製ハブ1のみを示すものとする。ターンテーブルと
なる回転体3はプレス成形等によって椀型とされてお
り、円板部3aと、ディスク1の金属製ハブ2を載置す
べく円板部3aの中央部を突出させた突出部3bとより
なる。金属製ハブ1は回転軸2と一体的なターンテーブ
ルとなる回転体3上に載置されることにより、強磁性材
からなる金属製ハブ1のチャッキング孔1aに回転軸2
が嵌挿される。回転体3の下側には回動アーム5が配置
されており、その一端は回転体3に支軸4に回動自在に
支持され、他端に駆動ピン6が固定されている。そし
て、この駆動ピン6は回転体3の下面側より上面側に突
出されることにより、金属製ハブ1のチャッキング孔1
aから偏倚した位置にある位置決め孔1b内に嵌挿さ
れ、金属製ハブ1は回転体3上に固定されたマグネット
7にて吸引されることによりその上に吸着保持されるも
のである。また、この回動アーム5はその一端部が支軸
4に嵌挿されたコイルばね8によって片持ち状態で回転
体3側に弾性的に押し上げられている。
【0003】上記駆動ピン6は円筒状であり、駆動時は
金属製ハブ1の位置決め孔1bとは略直角で当接する。
そして、図示せぬ下部に配置されたモータ部に電流が投
入され回転体3が回転すると駆動ピン6と位置決め孔1
bとの嵌合が行われる。しかしながら、駆動ピン6と位
置決め孔1bとの嵌合一致は希なことであるから、通常
駆動ピン6は図4(A),図5(A)に示す如く金属製
ハブ1の下面を回転方向に沿って摺接することになる。
この時、回動アーム5は駆動ピン6とともにコイルばね
8の弾性力に抗して支軸4を支点として傾斜状態で押し
下げられ、また金属製ハブ1は駆動ピン6の部位ではマ
グネット7と密着状態には至らない。
【0004】そして、駆動ピン6が位置決め孔1bに至
ると、図4(B),図5(B)示すように回動アーム5
に作用しているコイルばね8の弾性復帰力によりこの位
置決め孔1bを捕らえる。この状態では回動アーム5は
その傾斜量が補正されるものの若干傾斜した状態となっ
ている。
【0005】引き続く回転体3の回転により駆動ピン6
は図6に示すように、その回転方向の力とディスク負荷
により金属製ハブ1は駆動ピン6との当接部1b1 ,1
2における半径方向に働く力Fyと回転方向に働く力
Fxとにより、回転軸2とチャッキング孔1aはその当
接部の2ケ所で接触しディスクは位置決めされ、ディス
ク1を回転駆動するものである。このディスク1の回転
時、金属製ハブ1は回転体3上に隙間なく正確に密着す
る。この状態を図4(C)及び図5(C)に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の装置にあっては回動アーム5は上方向への弾性的動
作をコイルばね8の弾性力に依存しているため、このよ
うなコイルばね8の弾性力で駆動ピン6を突出させよう
とすると回動アーム5と回転体3との摩擦力が大きくな
り、回転力とディスクの負荷による力だけでは回動アー
ム5が円滑に回動できない。従って、駆動ピン6は図6
に示す正規の位置(aの位置)に移動することなくb,
cで示す位置で止まってしまって正確な位置決めができ
ない。そこで、コイルばね8の力を小とすればFz方向
の力が少なくなり金属製ハブ1は図7で示すように、実
線Dで位置決めされたり点線Eで位置決めされたりし
て、チャッキング時の金属製ハブ1の位置は図8に拡大
して示すように、距離dだけずれてしまって正確な位置
決めができない。
【0007】しかしながら、コイルばね8によりFz方
向の力を働かせるためは、コイルばねの直径を大にした
り、ばね圧を強くしたりすると上記したように回動アー
ム5の円滑な動作に支障をきたすばかりでなく、支軸の
長さを長くしなければならず、装置全体の厚みの増加な
どスペースの制約や、コスト高になる。また、回動アー
ム5は支軸4による一点支持の取り付けであるため、駆
動時回転体の回転方向へ捩じれて駆動ピンが傾斜した
り、しかもコイルばね8による共振によりトラッキング
エラーを引き起こす等の種々の問題点を含むものであっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは回動ア
ームの動作を円滑にすることにより駆動ピンと金属製ハ
ブとの正確な位置決めを保証するものであり、そのため
にディスク状記録媒体の金属製ハブの中心部に設けられ
たチャッキング孔に嵌合する回転軸と、前記ディスク状
記録媒体を載置すべく前記回転軸に固定された回転体
と、前記回転体に回動自在に支持され、かつ前記チャッ
キング孔と偏倚した位置に配置され、前記金属製ハブの
位置決め孔と嵌合する駆動ピンを備えた回動アームとよ
りなるディスク駆動装置において、前記回動アームと前
記回転体との間に所定の粘性を有する粘性媒体層を形成
してなることを特徴とするディスク駆動装置を提供する
ものである。
【0009】また、前記回動アームまたは前記回転体の
少なくとも一方に、前記粘性媒体層を収容し得る凹部を
形成してなる請求項1記載のディスク駆動装置をも提供
するものである。
【0010】
【実施例】以下に本発明に係わるディスク駆動装置の一
実施例を図1乃至図3を参照して詳細に説明する。
【0011】尚、説明の便宜上、先に示した構成部材と
同一構成部材に対しては同一の符号を付して説明する。
【0012】本発明においては、上記と同様に回動アー
ム5と駆動ピン6とは別体で形成してあるが、例えば合
成樹脂等で一体形成して回動アーム本体としたものを採
用して良い。
【0013】そして、このように駆動ピン6を備えた回
動アーム5は、一端基部に形成した透孔5aをコイルば
ね等を介挿することなく上記回転体3の円板部3aの支
軸4によって回動自在に支持されると共に、他端の駆動
ピン6は回転体3上に突出させている。そして、この回
動アーム5の回転体3側に対応する上面にはオイル等の
所定の粘性を有する流動性の粘性媒体層9が介在させて
ある。この駆動ピン6を備えた円弧状の回動アーム5は
全体が回転体3の円板部3a上に位置している。
【0014】上記粘性媒体層9を構成するための粘性媒
体として使用するオイルは、例えば関東化成(株)社製
のフロイル946P(動粘度 cst:0゜Cで129 、20
゜Cで49.82 、40゜Cで24,粘度指数VI:204)、
及び丸善石油(株)社製のコスモハイドロHV56(動
粘度 cst:40゜Cで56 16 ,粘度指数VI:139)等
を使用しているが、後述する動作を行うためには上記粘
性媒体のみに限定されされるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない限り適宜な媒体を採用し得る。
【0015】ここで、上記粘性媒体によって回動アーム
5と回転体3との間に粘性媒体層9を形成した本発明構
成のディスク駆動装置の動作について図1を参照しなが
ら説明する。
【0016】ディスクが回転体3上に載置され駆動ピン
6と金属製ハブ1の位置決め孔1bとの嵌合一致できな
い図5(A)の状態では、駆動ピン6は吸着用のマグネ
ット7の吸引力により押し下げられ、その結果図1
(A)に示すように粘性媒体層9は回転体3と回動アー
ム5の支軸4に近接した隙間の狭いところに移動集中し
ている。
【0017】そして、回転体3の回転に伴って駆動ピン
6が位置決め孔1bに至る図5(B)の状態では、図1
(B)に示すように、粘性媒体層9の表面張力により回
動アーム5はFz方向に吸着される。この時、粘性媒体
層9は回転体3と回動アーム5との対応面の狭く長い隙
間に亘って駆動ピン6近傍まで移動し、その性状に伴う
表面張力によって両部材を吸着する。
【0018】更に、図5(C)に示す駆動ピン6による
ディスクの正規の駆動状態では、粘性媒体層9は回動ア
ーム5の略全域に流動することにより、回動アーム5は
図1(C)に示すように粘性媒体層9の表面張力の働き
によってよりFz方向に吸着され、駆動ピン6の位置決
めが確実なものとなる。
【0019】なお、回動アームの他の態様として図3に
示すように基部より駆動ピン5に沿って適宜形状の凹部
5bを形成して粘性体を収容するようにしてもよく、こ
の凹部は回動アーム5と対向する回転体3の下面に形成
しても良い。このようにすることにより、凹部5bに収
納された粘性体の蒸発を防止でき耐久性の高いものとな
る。
【0020】上記した駆動ピン6の動作において、粘性
媒体層9を構成するオイルは潤滑剤としても機能するた
めチャッキング時の回動アーム5の回転体3下での摩擦
を低下させて円滑な回動を保証し得る。また、粘性媒体
層9はその表面張力により図6のaに示す駆動ピン6の
正規の駆動位置にあっては、駆動ピン6はFx,Fyの
力により正確に金属製ハブ1に位置決めできると共に、
回動アーム5と回転体3下の対応面での粘性による吸着
作用により回動アーム5を面で支持して回動アーム5の
支軸4を中心とした捩じれ等に伴う駆動ピン6の倒れを
規制でき、しかもその粘性によりアームの共振を抑制し
てダンパー効果を得るので、トラッキングエラーなどを
回避して装置の信頼性が向上する。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるディスク駆
動装置によると、請求項1においては従来の如くコイル
ばねを必要としないので、支軸を短くできその分装置を
薄型化できると共に装置を簡素化し得、また粘性媒体層
の吸着作用により回動アーム及び駆動ピンの倒れを防止
し得るので、ディスクの金属製ハブは回転体上で常に正
確に位置決めされ、トラッキングエラーが生じるような
ことはなく、高密度記録/再生が要求されるディスク駆
動装置に対しては大なる効果がある。
【0022】また請求項2においては、回動アーム若し
くは回転体の凹部に収納された粘性体の蒸発を防止して
耐久性の高い装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク駆動装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】本発明に使用される回動アーム及び駆動ピンの
外観斜視図である。
【図3】回動アームの別の態様を示す外観斜視図であ
る。
【図4】従来のディスク駆動装置を示す断面図である。
【図5】図4における駆動ピンの移動過程を示す平面図
である。
【図6】金属製ハブと駆動ピンとの位置関係を示す拡大
図である。
【図7】従来装置における駆動ピンの動作状態を説明す
る断面図である。
【図8】図7における金属製ハブと駆動ピンとの位置関
係を示す拡大図である。
【符号の説明】
1…金属製ハブ、1b…位置決め孔、2…回転軸、3…
回転体、4…支軸、5…回動アーム、6…駆動ピン、9
…粘性媒体層。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体の金属製ハブの中心部
    に設けられたチャッキング孔に嵌合する回転軸と、前記
    ディスク状記録媒体を載置すべく前記回転軸に固定され
    た回転体と、前記回転体に回動自在に支持され、かつ前
    記チャッキング孔と偏倚した位置に配置され、前記金属
    製ハブの位置決め孔と嵌合する駆動ピンを備えた回動ア
    ームとよりなるディスク駆動装置において、前記回動ア
    ームと前記回転体との間に所定の粘性を有する粘性媒体
    層を形成してなることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】前記回動アームまたは前記回転体の少なく
    とも一方に、前記粘性媒体層を収容し得る凹部を形成し
    てなる請求項1記載のディスク駆動装置。
JP6152794A 1994-06-10 1994-06-10 ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2914180B2 (ja)

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JPH07334924A JPH07334924A (ja) 1995-12-22
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