JP2563781Y2 - ディスクチャッキング装置 - Google Patents
ディスクチャッキング装置Info
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- JP2563781Y2 JP2563781Y2 JP1992059266U JP5926692U JP2563781Y2 JP 2563781 Y2 JP2563781 Y2 JP 2563781Y2 JP 1992059266 U JP1992059266 U JP 1992059266U JP 5926692 U JP5926692 U JP 5926692U JP 2563781 Y2 JP2563781 Y2 JP 2563781Y2
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- Japan
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- pin
- turntable
- disk
- drive
- drive pin
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、情報記録ディスクをチ
ャックして回転駆動し、情報の記録/再生を行うディス
ク駆動装置に用いられるディスクチャッキング装置に係
り、特に、所謂3.5インチ径のフロッピーディスクの
チャッキングに好適なディスクチャッキング装置に関す
る。
ャックして回転駆動し、情報の記録/再生を行うディス
ク駆動装置に用いられるディスクチャッキング装置に係
り、特に、所謂3.5インチ径のフロッピーディスクの
チャッキングに好適なディスクチャッキング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク状に形成された情報記録媒体
(以下、ディスクと称する)を駆動するディスク駆動装
置にあっては、記録密度の向上、小型軽量化に対処して
種々の改良や考案が提案されている。その一つに、ター
ンテーブルをスピンドル軸に嵌着し、ターンテーブルの
ディスク装置面から突出した駆動ピンを介してディスク
を回転駆動することにより、記録/再生を行うものがあ
る。
(以下、ディスクと称する)を駆動するディスク駆動装
置にあっては、記録密度の向上、小型軽量化に対処して
種々の改良や考案が提案されている。その一つに、ター
ンテーブルをスピンドル軸に嵌着し、ターンテーブルの
ディスク装置面から突出した駆動ピンを介してディスク
を回転駆動することにより、記録/再生を行うものがあ
る。
【0003】図14ないし図16に従来知られているこ
の種のディスク駆動装置の主要部の一例を示す。図14
はディスク駆動装置の主要部の平面図、図15(a),
(b)は板ばね部分の平面図、及び正面図、図16
(a),(b),(c),(d)は動作状態を示す説明
図である。これらの図において、ディスク駆動装置のデ
ィスク駆動部は、ディスク駆動モータ1と、ディスク駆
動モータ1のスピンドル軸2と、スピンドル軸2の先端
部に装着されたターンテーブル3と、ターンテーブル3
の下面に取り付けられた板ばね17に支持され、ターン
テーブル3に形成した駆動ピン挿通孔13内に挿通され
て外側が回転可能な円柱(ローラ)を有する駆動ピン1
9とから主に構成されている。
の種のディスク駆動装置の主要部の一例を示す。図14
はディスク駆動装置の主要部の平面図、図15(a),
(b)は板ばね部分の平面図、及び正面図、図16
(a),(b),(c),(d)は動作状態を示す説明
図である。これらの図において、ディスク駆動装置のデ
ィスク駆動部は、ディスク駆動モータ1と、ディスク駆
動モータ1のスピンドル軸2と、スピンドル軸2の先端
部に装着されたターンテーブル3と、ターンテーブル3
の下面に取り付けられた板ばね17に支持され、ターン
テーブル3に形成した駆動ピン挿通孔13内に挿通され
て外側が回転可能な円柱(ローラ)を有する駆動ピン1
9とから主に構成されている。
【0004】ターンテーブル3には、図14に示すよう
に、ディスク駆動モータ1の回転軸2が挿通される中央
孔12と、駆動ピン19が挿通される駆動ピン挿通孔1
3と、板ばね17の固着用部材、例えば鳩目が圧入され
る取付孔14とが開設されており、表面中央部に減摩用
のプラスチックシートと、表面の上記中央孔12、駆動
ピン挿通孔13、プラスチックシート15を除く部分に
例えばゴム磁石などのチャックマグネット16が貼着さ
れている。また、板ばね17は、図15に示すように、
りん青銅の如く弾性に優れた材料の薄板をもって円弧状
で板状に形成されており、この板ばね17の先端部に固
着された駆動ピン19の先端部19aがターンテーブル
3に開設された上記駆動ピン挿通孔13を通してターン
テーブル3の上面に突出している。
に、ディスク駆動モータ1の回転軸2が挿通される中央
孔12と、駆動ピン19が挿通される駆動ピン挿通孔1
3と、板ばね17の固着用部材、例えば鳩目が圧入され
る取付孔14とが開設されており、表面中央部に減摩用
のプラスチックシートと、表面の上記中央孔12、駆動
ピン挿通孔13、プラスチックシート15を除く部分に
例えばゴム磁石などのチャックマグネット16が貼着さ
れている。また、板ばね17は、図15に示すように、
りん青銅の如く弾性に優れた材料の薄板をもって円弧状
で板状に形成されており、この板ばね17の先端部に固
着された駆動ピン19の先端部19aがターンテーブル
3に開設された上記駆動ピン挿通孔13を通してターン
テーブル3の上面に突出している。
【0005】図16に金属ハブを有するディスク23の
一例を示す。このディスク23は、表面に磁気記録層が
形成され、さらに硬質のケース24a内に収納されてデ
ィスクカートリッジ24を形成しており、ディスク23
の中心部には、磁性を有する金属の薄板によって形成さ
れた金属ハブ25が固着されている。この金属ハブ25
の中心部には、上記スピンドル軸2の先端部2aが挿通
する略正方形のチャッキングホール26が開設され、外
周部には上記駆動ピン19の先端部19aが嵌入して係
合する略長方形の位置決めホール27が開設されてい
る。
一例を示す。このディスク23は、表面に磁気記録層が
形成され、さらに硬質のケース24a内に収納されてデ
ィスクカートリッジ24を形成しており、ディスク23
の中心部には、磁性を有する金属の薄板によって形成さ
れた金属ハブ25が固着されている。この金属ハブ25
の中心部には、上記スピンドル軸2の先端部2aが挿通
する略正方形のチャッキングホール26が開設され、外
周部には上記駆動ピン19の先端部19aが嵌入して係
合する略長方形の位置決めホール27が開設されてい
る。
【0006】上記ターンテーブル3にディスクカートリ
ッジ24が載置されると、チャックマグネット16によ
って金属ハブ25が吸着され、チャッキングホール26
にスピンドル軸2の先端部2aが挿入される。このとき
駆動ピン19は、金属ハブ25によって板ばね17の弾
発力に抗して反ディスク載置側へ押し下げられてターン
テーブル3の駆動ピン挿入孔13内に押し込められ、図
16(a)に示すように、金属ハブ25の下面に位置し
ている。次いでターンテーブル3が矢印A方向に回転し
(図16(b))、駆動ピン19と位置決めホール27
の開設位置とが一致すると、図16(c)に示すよう
に、駆動ピン19が位置決めホール27内に嵌入する。
ターンテーブル3がさらに回転すると、図16(d)に
示すように駆動ピン19は位置決めホール27の外周側
の内縁27aに当接し、板ばね17の弾性力等により、
ディスク23(並びに金属ハブ25)全体がスピンドル
軸2から駆動ピン19方向の径方向外側に移動し、スピ
ンドル軸2がチャッキングホール26の位置決めホール
27から最も離れた隅部26aに押し付けられてセンタ
リングが行われる。そして、このスピンドル軸2を中心
として金属ハブ25およびディスク23が矢印F方向に
回転し、記録/再生が行われる。
ッジ24が載置されると、チャックマグネット16によ
って金属ハブ25が吸着され、チャッキングホール26
にスピンドル軸2の先端部2aが挿入される。このとき
駆動ピン19は、金属ハブ25によって板ばね17の弾
発力に抗して反ディスク載置側へ押し下げられてターン
テーブル3の駆動ピン挿入孔13内に押し込められ、図
16(a)に示すように、金属ハブ25の下面に位置し
ている。次いでターンテーブル3が矢印A方向に回転し
(図16(b))、駆動ピン19と位置決めホール27
の開設位置とが一致すると、図16(c)に示すよう
に、駆動ピン19が位置決めホール27内に嵌入する。
ターンテーブル3がさらに回転すると、図16(d)に
示すように駆動ピン19は位置決めホール27の外周側
の内縁27aに当接し、板ばね17の弾性力等により、
ディスク23(並びに金属ハブ25)全体がスピンドル
軸2から駆動ピン19方向の径方向外側に移動し、スピ
ンドル軸2がチャッキングホール26の位置決めホール
27から最も離れた隅部26aに押し付けられてセンタ
リングが行われる。そして、このスピンドル軸2を中心
として金属ハブ25およびディスク23が矢印F方向に
回転し、記録/再生が行われる。
【0007】ところで、前記従来技術では、板ばね17
の先端の駆動ピン19が硬い金属であるので、駆動ピン
19が金属ハブ25のセンターコアの底面25aと擦れ
る時、音が生じたり、また、センターコア(以下、金属
ハブ25と称する)に擦った跡が残ってしまう。また、
板ばね、カシメピン、ローラ等を使用した場合、部品点
数も多く、製造コストも高くなった。そこで、このよう
な従来技術の課題を解決するために、本出願人は、先
に、次のような提案を行っている。
の先端の駆動ピン19が硬い金属であるので、駆動ピン
19が金属ハブ25のセンターコアの底面25aと擦れ
る時、音が生じたり、また、センターコア(以下、金属
ハブ25と称する)に擦った跡が残ってしまう。また、
板ばね、カシメピン、ローラ等を使用した場合、部品点
数も多く、製造コストも高くなった。そこで、このよう
な従来技術の課題を解決するために、本出願人は、先
に、次のような提案を行っている。
【0008】図18ないし図25は提案にかかる構成
(以下、別の従来例と称する)を示すものである。な
お、以下の説明において、前述の従来例と同一もしくは
同一とみなせる構成要素には同一の符号を付し、重複す
る説明は適宜省略する。
(以下、別の従来例と称する)を示すものである。な
お、以下の説明において、前述の従来例と同一もしくは
同一とみなせる構成要素には同一の符号を付し、重複す
る説明は適宜省略する。
【0009】図18は別の従来例に係るディスクチャッ
キング装置の平面図、図19(a),(b)は回動板部
分の平面図及び正面図、図20(a),(b)は回動板
とディスクハブとの関係を示す説明図、図21(a),
(b)は駆動ピンの平面図及び正面図、図22(a),
(b)は回動板の平面図及び正面図、図23(a)ない
し(f)はチャッキング動作における各状態を簡略化し
て示す説明図、図24(a),(b),(c)は図23
のB−B線に沿った断面図、C−C線に沿った断面図、
及びD−D線に沿った断面図、図25(a),(b)は
図23のE−E線に沿った断面図、及びA−A線に沿っ
た断面図である。
キング装置の平面図、図19(a),(b)は回動板部
分の平面図及び正面図、図20(a),(b)は回動板
とディスクハブとの関係を示す説明図、図21(a),
(b)は駆動ピンの平面図及び正面図、図22(a),
(b)は回動板の平面図及び正面図、図23(a)ない
し(f)はチャッキング動作における各状態を簡略化し
て示す説明図、図24(a),(b),(c)は図23
のB−B線に沿った断面図、C−C線に沿った断面図、
及びD−D線に沿った断面図、図25(a),(b)は
図23のE−E線に沿った断面図、及びA−A線に沿っ
た断面図である。
【0010】別の従来例が従来例と異なる点は、板ばね
と駆動ピンにある。即ち、回動板30は図19(a),
(b)に示すように略半円弧状の剛体の板材から形成さ
れており、その一端部31には駆動ピン32を位置決め
する位置決め用突起33,33が突設され、また、その
一端部縁は上方に折曲げられて当接壁部34が設けら
れ、この当接壁部34は駆動ピン32の外周に沿う円筒
形状の一部とされている。また、回動板30には、図2
2(a),(b)に示すように、その側縁から上面に沿
って固定用爪38が屈曲形成され、また、ターンテーブ
ル3に取り付ける取付用孔39が穿設されている。
と駆動ピンにある。即ち、回動板30は図19(a),
(b)に示すように略半円弧状の剛体の板材から形成さ
れており、その一端部31には駆動ピン32を位置決め
する位置決め用突起33,33が突設され、また、その
一端部縁は上方に折曲げられて当接壁部34が設けら
れ、この当接壁部34は駆動ピン32の外周に沿う円筒
形状の一部とされている。また、回動板30には、図2
2(a),(b)に示すように、その側縁から上面に沿
って固定用爪38が屈曲形成され、また、ターンテーブ
ル3に取り付ける取付用孔39が穿設されている。
【0011】この駆動ピン32は合成樹脂等の低摩擦材
で円柱状に成形されており、その上面35は例えば球状
に形成されて中央部分が最も高くなっている。また、タ
ーンテーブル3の回転上流側にある、駆動ピン32の上
面35の周縁部36は、当接壁部34の上面37より低
く設定され、かつ、金属ハブ25が当接壁部34の上面
37に載った状態でデイスクハブ25の傾きより、当接
壁部34の上面37の傾きの方が大きく設定されてい
る。これにより、当接壁部34の上面に金属ハブ25が
載っても、スムースに金属ハブ25の底面25aが駆動
ピン32の上面35に移動できるようになっている。ま
た、駆動ピン32には、図21(a),(b)に示すよ
うに、その平板部の下面に位置決め用孔40,40が突
設されている。
で円柱状に成形されており、その上面35は例えば球状
に形成されて中央部分が最も高くなっている。また、タ
ーンテーブル3の回転上流側にある、駆動ピン32の上
面35の周縁部36は、当接壁部34の上面37より低
く設定され、かつ、金属ハブ25が当接壁部34の上面
37に載った状態でデイスクハブ25の傾きより、当接
壁部34の上面37の傾きの方が大きく設定されてい
る。これにより、当接壁部34の上面に金属ハブ25が
載っても、スムースに金属ハブ25の底面25aが駆動
ピン32の上面35に移動できるようになっている。ま
た、駆動ピン32には、図21(a),(b)に示すよ
うに、その平板部の下面に位置決め用孔40,40が突
設されている。
【0012】そして、駆動ピン32を回動板30に取り
付けるには、固定用爪38をその弾性力に抗して押し広
げながら駆動ピン32の平板部を差し込み、位置決め用
突起33,33を位置決め用孔40,40に嵌合させて
位置決めし、かつ、固定用爪38の弾性力により駆動ピ
ン32の平板部を挾持して固定する。なお、41は駆動
ピン32の平板部の上面に突設した、固定用爪38のガ
イド突起である。
付けるには、固定用爪38をその弾性力に抗して押し広
げながら駆動ピン32の平板部を差し込み、位置決め用
突起33,33を位置決め用孔40,40に嵌合させて
位置決めし、かつ、固定用爪38の弾性力により駆動ピ
ン32の平板部を挾持して固定する。なお、41は駆動
ピン32の平板部の上面に突設した、固定用爪38のガ
イド突起である。
【0013】その他、特に説明していない各部は上述の
従来例と同様に構成されている。
従来例と同様に構成されている。
【0014】次に上記のように構成されたディスクチャ
ッキング装置の動作について説明する。
ッキング装置の動作について説明する。
【0015】上述したように駆動ピン32が、ディスク
カートリッジ24をロードした当初に、金属ハブ25の
底面25aの一部に当接壁部34の上面37が乗り上
げ、図23(a)、図24(a)及び図25(b)に示
す状態になっている場合がある。このような状態にあっ
たものが、図23(a)に示したようにターンテーブル
3の矢印F方向回転により、当接壁部34の上面37に
金属ハブ25が載っていても、図23(b)及び図24
(b)に示すように金属ハブ25は駆動ピン32の上面
周縁部36に突き当たることなく、図23(c)及び図
24(c)に示すようにスムースに金属ハブ25の底面
25aが駆動ピン32の上面35に移動でき、図23
(d)及び図25(a)に示すように金属ハブ25は低
摩擦部材の駆動ピン32上を摺動しながら回転されるこ
とになる。そして、駆動ピン32が位置決めホール27
に対向する位置まで、金属ハブ25とターンテーブル3
間および金属ハブ25と駆動ピン32間の摩擦力に抗し
て回転すると、図23(e)に示すように駆動ピン32
が位置決めホール27に嵌入し、その外周側の内面27
aに当接する。このとき、ディスク23にはヘッドが摺
接して矢印Fに抗する向きに力が生じており、これによ
り当接壁部34から金属ハブ25に半径方向側に向かう
(矢印G方向)力が生じ、金属ハブ25を同方向に移動
させ、図23(f)に示すようにスピンドル軸2をチャ
ッキングホール26の位置決めホール27から最も離れ
た隅部26aに押し付けてセンタリングが行われる。
カートリッジ24をロードした当初に、金属ハブ25の
底面25aの一部に当接壁部34の上面37が乗り上
げ、図23(a)、図24(a)及び図25(b)に示
す状態になっている場合がある。このような状態にあっ
たものが、図23(a)に示したようにターンテーブル
3の矢印F方向回転により、当接壁部34の上面37に
金属ハブ25が載っていても、図23(b)及び図24
(b)に示すように金属ハブ25は駆動ピン32の上面
周縁部36に突き当たることなく、図23(c)及び図
24(c)に示すようにスムースに金属ハブ25の底面
25aが駆動ピン32の上面35に移動でき、図23
(d)及び図25(a)に示すように金属ハブ25は低
摩擦部材の駆動ピン32上を摺動しながら回転されるこ
とになる。そして、駆動ピン32が位置決めホール27
に対向する位置まで、金属ハブ25とターンテーブル3
間および金属ハブ25と駆動ピン32間の摩擦力に抗し
て回転すると、図23(e)に示すように駆動ピン32
が位置決めホール27に嵌入し、その外周側の内面27
aに当接する。このとき、ディスク23にはヘッドが摺
接して矢印Fに抗する向きに力が生じており、これによ
り当接壁部34から金属ハブ25に半径方向側に向かう
(矢印G方向)力が生じ、金属ハブ25を同方向に移動
させ、図23(f)に示すようにスピンドル軸2をチャ
ッキングホール26の位置決めホール27から最も離れ
た隅部26aに押し付けてセンタリングが行われる。
【0016】このような別の従来例にあっては、回動板
30は板材より形成するとともに、駆動ピン32の駆動
ピン係合孔側面と係合し得る部分に当接壁部34を一体
に形成し、駆動ピン32は低摩擦材にて形成してあり、
駆動ピン32の上面頂部は当接壁部34の上面37より
高く設定したので、部品点数を少なくして、かつ位置決
め時には駆動ピン32の硬質部分が金属ハブ25に当接
して確実にチャッキングでき、一方、金属ハブ25の底
面25aを擦っても跡が生じない。また、駆動ピン32
の上面の周縁部36は当接壁部34の上面37より低く
設定されているので、当接壁部34の上面37に金属ハ
ブ25が載っても、スムースに金属ハブ25の底面25
aが駆動ピン32の上面に移動できるようになってい
る。
30は板材より形成するとともに、駆動ピン32の駆動
ピン係合孔側面と係合し得る部分に当接壁部34を一体
に形成し、駆動ピン32は低摩擦材にて形成してあり、
駆動ピン32の上面頂部は当接壁部34の上面37より
高く設定したので、部品点数を少なくして、かつ位置決
め時には駆動ピン32の硬質部分が金属ハブ25に当接
して確実にチャッキングでき、一方、金属ハブ25の底
面25aを擦っても跡が生じない。また、駆動ピン32
の上面の周縁部36は当接壁部34の上面37より低く
設定されているので、当接壁部34の上面37に金属ハ
ブ25が載っても、スムースに金属ハブ25の底面25
aが駆動ピン32の上面に移動できるようになってい
る。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記別の従
来例では、スイングアームに樹脂キャップを止めるため
の爪があり、この爪がメディアのセンターコアと接触し
ないようにするために、樹脂キャップに余分な高い個所
を設けなければならなかった。この高い個所はハブ面よ
りも高くなりチャッキング動作を妨げる原因となる虞れ
があった。。
来例では、スイングアームに樹脂キャップを止めるため
の爪があり、この爪がメディアのセンターコアと接触し
ないようにするために、樹脂キャップに余分な高い個所
を設けなければならなかった。この高い個所はハブ面よ
りも高くなりチャッキング動作を妨げる原因となる虞れ
があった。。
【0018】また、前記従来例、及び別の従来例では、
スイングアームをかしめピンでロータに取り付けていた
ので、取付に際しては、かしめ工具が必要であったり、
かしめ力、かしめ強度等の管理が必要であり、また、工
数が多い等の問題があった。
スイングアームをかしめピンでロータに取り付けていた
ので、取付に際しては、かしめ工具が必要であったり、
かしめ力、かしめ強度等の管理が必要であり、また、工
数が多い等の問題があった。
【0019】本考案は前記従来技術の課題に鑑み、これ
を解決すべくなされたもので、その第1の目的は、スイ
ングアームを構成する部品を一体化するための爪、及び
爪を金属ハブに接触させないようにするための高部を設
けることなく、スイングアームを構成する部品を一体化
でき、チャッキング動作をスムースに行えるディスクチ
ャッキング装置を提供することにある。
を解決すべくなされたもので、その第1の目的は、スイ
ングアームを構成する部品を一体化するための爪、及び
爪を金属ハブに接触させないようにするための高部を設
けることなく、スイングアームを構成する部品を一体化
でき、チャッキング動作をスムースに行えるディスクチ
ャッキング装置を提供することにある。
【0020】本考案の第2の目的は、部品点数を少なく
して、かつ位置決め時には駆動ピンの硬質部分が金属ハ
ブに当接して確実にチャッキングでき、一方、金属ハブ
の底面を擦っても跡が生じないディスクチャッキング装
置を提供することにある。
して、かつ位置決め時には駆動ピンの硬質部分が金属ハ
ブに当接して確実にチャッキングでき、一方、金属ハブ
の底面を擦っても跡が生じないディスクチャッキング装
置を提供することにある。
【0021】本考案の第3の目的は、スイングアームを
かしめをすることなく取付けられ、かしめ強度等の管理
が不要になり、また、工数を削減できるディスクチャッ
キング装置を提供することにある。
かしめをすることなく取付けられ、かしめ強度等の管理
が不要になり、また、工数を削減できるディスクチャッ
キング装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的及び第2
の目的を達成するために、本考案は、情報記録ディスク
の中心孔に係合する駆動軸と、この駆動軸に取付けら
れ、駆動軸と一体に回転するターンテーブルと、このタ
ーンテーブル上に突設した支持用ピンと、この支持用ピ
ンに一端部の一側縁側を支持させるとともに、他端部に
上記情報記録ディスクの中心から偏心した位置に設けた
駆動ピン係合孔に係合する駆動ピンを突設した回動板を
備えてなるディスクチャッキング装置において、前記回
動板は板材より形成するとともに、前記駆動ピンの前記
駆動ピン係合孔側面と係合し得る部分に当接壁部を一体
に形成し、前記駆動ピンは低摩擦材にて形成し、前記駆
動ピンの頂部を前記当接壁部の上面より高く設定すると
ともに、一対の係合片部を両側部にそれぞれ有する取付
部を前記駆動ピンと一体に設け、前記回動板の下面側に
は前記駆動ピンの一対の係合片部が嵌合される凹部を設
けた第1の手段に構成してある。
の目的を達成するために、本考案は、情報記録ディスク
の中心孔に係合する駆動軸と、この駆動軸に取付けら
れ、駆動軸と一体に回転するターンテーブルと、このタ
ーンテーブル上に突設した支持用ピンと、この支持用ピ
ンに一端部の一側縁側を支持させるとともに、他端部に
上記情報記録ディスクの中心から偏心した位置に設けた
駆動ピン係合孔に係合する駆動ピンを突設した回動板を
備えてなるディスクチャッキング装置において、前記回
動板は板材より形成するとともに、前記駆動ピンの前記
駆動ピン係合孔側面と係合し得る部分に当接壁部を一体
に形成し、前記駆動ピンは低摩擦材にて形成し、前記駆
動ピンの頂部を前記当接壁部の上面より高く設定すると
ともに、一対の係合片部を両側部にそれぞれ有する取付
部を前記駆動ピンと一体に設け、前記回動板の下面側に
は前記駆動ピンの一対の係合片部が嵌合される凹部を設
けた第1の手段に構成してある。
【0023】上記第1の目的及び第2の目的及び第3の
目的を達成するために、本考案は、第1の手段におい
て、前記ターンテーブル上にチャッキングマグネットを
配設し、前記ターンテーブル上に、前記ターンテーブル
上面より高くした、前記ターンテーブル中央のハブ台と
前記チャッキングマグネットとにより囲んで前記回動板
の動作領域規制部を構成し、かつ回動板の浮き防止並び
周方向用ストッパを設けた第2の手段に構成してある。
目的を達成するために、本考案は、第1の手段におい
て、前記ターンテーブル上にチャッキングマグネットを
配設し、前記ターンテーブル上に、前記ターンテーブル
上面より高くした、前記ターンテーブル中央のハブ台と
前記チャッキングマグネットとにより囲んで前記回動板
の動作領域規制部を構成し、かつ回動板の浮き防止並び
周方向用ストッパを設けた第2の手段に構成してある。
【0024】上記第3の目的を達成するために、本考案
は、情報記録ディスクの中心孔に係合する駆動軸と、こ
の駆動軸に取付けられ、駆動軸と一体に回転するターン
テーブルと、このターンテーブル上に突設した支持用ピ
ンと、この支持用ピンに一端部を支持させるとともに、
他端部に上記情報記録ディスクの中心から偏心した位置
に設けた駆動ピン係合孔に係合する駆動ピンを突設した
回動板と、前記ターンテーブルの下面に固設した周波数
発電用マグネットとを備えてなるディスクチャッキング
装置において、前記ターンテーブルに貫通孔を穿設して
前記周波数発電用マグネットの一部を一体的に突設させ
て前記支持用ピンを構成し、前記回動板には前記支持用
ピンを挿入する挿入孔を穿設し、浮き防止用鍔部を有す
る抜け止め兼支持用ピン保護部材を前記挿入された支持
用ピンに嵌合し、この抜け止め兼支持用ピン保護部材は
前記支持用ピンを覆うようにして前記回動板の挿入孔内
面との間に介在にした第3の手段に構成してある。
は、情報記録ディスクの中心孔に係合する駆動軸と、こ
の駆動軸に取付けられ、駆動軸と一体に回転するターン
テーブルと、このターンテーブル上に突設した支持用ピ
ンと、この支持用ピンに一端部を支持させるとともに、
他端部に上記情報記録ディスクの中心から偏心した位置
に設けた駆動ピン係合孔に係合する駆動ピンを突設した
回動板と、前記ターンテーブルの下面に固設した周波数
発電用マグネットとを備えてなるディスクチャッキング
装置において、前記ターンテーブルに貫通孔を穿設して
前記周波数発電用マグネットの一部を一体的に突設させ
て前記支持用ピンを構成し、前記回動板には前記支持用
ピンを挿入する挿入孔を穿設し、浮き防止用鍔部を有す
る抜け止め兼支持用ピン保護部材を前記挿入された支持
用ピンに嵌合し、この抜け止め兼支持用ピン保護部材は
前記支持用ピンを覆うようにして前記回動板の挿入孔内
面との間に介在にした第3の手段に構成してある。
【0025】
【作用】前記第1の手段により、前記回動板は板材より
形成するとともに、前記駆動ピンの前記駆動ピン係合孔
側面と係合し得る部分に当接壁部を一体に形成し、前記
駆動ピンは低摩擦材にて形成し、前記駆動ピンの頂部を
前記当接壁部の上面より高く設定するとともに、一対の
係合片部を両側部にそれぞれ有する取付部を前記駆動ピ
ンと一体に設け、前記回動板には前記駆動ピンの一対の
係合片部が嵌合される嵌合凹部を膨出形成して設けたこ
とから、部品点数を少なくして、かつ位置決め時には駆
動ピンの硬質部分が金属ハブに当接して確実にチャッキ
ングでき、一方、金属ハブの底面を擦っても跡が生じな
い。また、スイングアームを構成する部品を一体化する
ための爪、及び爪を金属ハブに接触させないようにする
ための高部を設けることなく、スイングアームを構成す
る部品を一体化でき、チャッキング動作をスムースに行
える。
形成するとともに、前記駆動ピンの前記駆動ピン係合孔
側面と係合し得る部分に当接壁部を一体に形成し、前記
駆動ピンは低摩擦材にて形成し、前記駆動ピンの頂部を
前記当接壁部の上面より高く設定するとともに、一対の
係合片部を両側部にそれぞれ有する取付部を前記駆動ピ
ンと一体に設け、前記回動板には前記駆動ピンの一対の
係合片部が嵌合される嵌合凹部を膨出形成して設けたこ
とから、部品点数を少なくして、かつ位置決め時には駆
動ピンの硬質部分が金属ハブに当接して確実にチャッキ
ングでき、一方、金属ハブの底面を擦っても跡が生じな
い。また、スイングアームを構成する部品を一体化する
ための爪、及び爪を金属ハブに接触させないようにする
ための高部を設けることなく、スイングアームを構成す
る部品を一体化でき、チャッキング動作をスムースに行
える。
【0026】前記第2の手段により、前記ターンテーブ
ル上に、前記ターンテーブル上面より高くした、前記タ
ーンテーブル中央のハブ台と前記チャッキングマグネッ
トとにより囲んで前記回動板の動作領域規制部を構成
し、かつ回動板の浮き防止並び周方向用ストッパを設け
たことから、スイングアームをかしめをすることなく取
付けられ、かしめ強度等の管理が不要になり、また、工
数を削減できる。
ル上に、前記ターンテーブル上面より高くした、前記タ
ーンテーブル中央のハブ台と前記チャッキングマグネッ
トとにより囲んで前記回動板の動作領域規制部を構成
し、かつ回動板の浮き防止並び周方向用ストッパを設け
たことから、スイングアームをかしめをすることなく取
付けられ、かしめ強度等の管理が不要になり、また、工
数を削減できる。
【0027】前記第3の手段により、前記ターンテーブ
ルに貫通孔を穿設して前記周波数発電用マグネットの一
部を一体的に突設させて前記支持用ピンを構成し、前記
回動板には前記支持用ピンを挿入する挿入孔を穿設し、
浮き防止用鍔部を有する抜け止め兼支持用ピン保護部材
を前記挿入された支持用ピンに嵌合し、この抜け止め兼
支持用ピン保護部材は前記支持用ピンを覆うようにして
前記回動板の挿入孔内面との間に介在にしたことから、
スイングアームをかしめをすることなく取付けられ、か
しめ強度等の管理が不要になり、また、工数を削減でき
る。
ルに貫通孔を穿設して前記周波数発電用マグネットの一
部を一体的に突設させて前記支持用ピンを構成し、前記
回動板には前記支持用ピンを挿入する挿入孔を穿設し、
浮き防止用鍔部を有する抜け止め兼支持用ピン保護部材
を前記挿入された支持用ピンに嵌合し、この抜け止め兼
支持用ピン保護部材は前記支持用ピンを覆うようにして
前記回動板の挿入孔内面との間に介在にしたことから、
スイングアームをかしめをすることなく取付けられ、か
しめ強度等の管理が不要になり、また、工数を削減でき
る。
【0028】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。なお、以下の説明において、前述の従来例と同
一もしくは同一とみなせる構成要素には同一の符号を付
し、重複する説明は適宜省略する。
明する。なお、以下の説明において、前述の従来例と同
一もしくは同一とみなせる構成要素には同一の符号を付
し、重複する説明は適宜省略する。
【0029】図1〜図4は本考案の第1の実施例を示
し、図1は本考案の第1の実施例に係るディスクチャッ
キング装置の回動板部分の平面図、図2は本考案の第1
の実施例に係るディスクチャッキング装置の回動板部分
の縦断面図、図3は本考案の第1の実施例に係るディス
クチャッキング装置の駆動ピンの平面図、図4は回動板
部分の平面図である。
し、図1は本考案の第1の実施例に係るディスクチャッ
キング装置の回動板部分の平面図、図2は本考案の第1
の実施例に係るディスクチャッキング装置の回動板部分
の縦断面図、図3は本考案の第1の実施例に係るディス
クチャッキング装置の駆動ピンの平面図、図4は回動板
部分の平面図である。
【0030】第1の実施例における回動板50は、図
1、図4に示すように、略半円弧状の剛体の板材から形
成されており、その一端部51には駆動ピン60を位置
決めする位置決め用突起52が突設され、また、その一
端部縁は上方に折曲げられて当接壁部53が設けられ、
この当接壁部53は駆動ピン60の外周に沿う円筒形状
の一部とされている。また、回動板50には、図4に示
すように、その両側側縁部に係合部54、55が位置を
ずらせて形成されている。この係合部54、55は側縁
部からきり込み形成された切り込み部56と、上方に膨
出形成されて下面に設けられた凹部57とから構成され
ている。また、回動板50の他端部58にはターンテー
ブル3に取り付けるための取付用孔59が穿設されてい
る。
1、図4に示すように、略半円弧状の剛体の板材から形
成されており、その一端部51には駆動ピン60を位置
決めする位置決め用突起52が突設され、また、その一
端部縁は上方に折曲げられて当接壁部53が設けられ、
この当接壁部53は駆動ピン60の外周に沿う円筒形状
の一部とされている。また、回動板50には、図4に示
すように、その両側側縁部に係合部54、55が位置を
ずらせて形成されている。この係合部54、55は側縁
部からきり込み形成された切り込み部56と、上方に膨
出形成されて下面に設けられた凹部57とから構成され
ている。また、回動板50の他端部58にはターンテー
ブル3に取り付けるための取付用孔59が穿設されてい
る。
【0031】この駆動ピン60は合成樹脂等の低摩擦材
で円柱状に成形されており、その上面61は例えば球面
状に形成されて中央部分が最も高くなっている。この駆
動ピン60の下面には、回動板50の位置決め用突起5
2と嵌合する位置決め用凹部62が形成されている。ま
た、ターンテーブル3の回転上流側にある、駆動ピン6
0の上面61の周縁部63は、当接壁部53の上面53
aより低く設定され、かつ、金属ハブ25が当接壁部5
3の上面53aに載った状態でデイスクハブ25の傾き
より、当接壁部53の上面53aの傾きの方が大きく設
定されている。これにより、当接壁部53の上面に金属
ハブ25が載っても、スムースに金属ハブ25の底面2
5aが駆動ピン60の上面61に移動できるようになっ
ている。また、駆動ピン60には、図2、図3に示すよ
うに、平板部64が一体に形成され、この平板部64の
両側縁部には、回動板50の係合部54、55と係合す
る係合片部65、66がそれぞれ設けられている。
で円柱状に成形されており、その上面61は例えば球面
状に形成されて中央部分が最も高くなっている。この駆
動ピン60の下面には、回動板50の位置決め用突起5
2と嵌合する位置決め用凹部62が形成されている。ま
た、ターンテーブル3の回転上流側にある、駆動ピン6
0の上面61の周縁部63は、当接壁部53の上面53
aより低く設定され、かつ、金属ハブ25が当接壁部5
3の上面53aに載った状態でデイスクハブ25の傾き
より、当接壁部53の上面53aの傾きの方が大きく設
定されている。これにより、当接壁部53の上面に金属
ハブ25が載っても、スムースに金属ハブ25の底面2
5aが駆動ピン60の上面61に移動できるようになっ
ている。また、駆動ピン60には、図2、図3に示すよ
うに、平板部64が一体に形成され、この平板部64の
両側縁部には、回動板50の係合部54、55と係合す
る係合片部65、66がそれぞれ設けられている。
【0032】次に、上記のように構成された第1の実施
例の駆動ピン60と回動板50の取付作業について説明
する。
例の駆動ピン60と回動板50の取付作業について説明
する。
【0033】駆動ピン60を回動板50に取り付けるに
は、図1に示すように、駆動ピン60(一点鎖線で示す
位置)を回動板50の平板部64上で交差させ、反時計
方向に回動させる。すると、駆動ピン60の係合片部6
5、66が、図1(実線で示す位置)、図2に示すよう
に、回動板50の係合部54、55の切り込み部56及
び凹部57に入り込んで係合され、駆動ピン60と回動
板50とは取り付け固定される。また、この際、回動板
50の位置決め用突起52と駆動ピン60の位置決め用
凹部62とは、弾性を有する駆動ピン60が撓むことに
より嵌合されて位置決めする。このようにして、駆動ピ
ン60と回動板50とを一体化したスイングアームが構
成される。
は、図1に示すように、駆動ピン60(一点鎖線で示す
位置)を回動板50の平板部64上で交差させ、反時計
方向に回動させる。すると、駆動ピン60の係合片部6
5、66が、図1(実線で示す位置)、図2に示すよう
に、回動板50の係合部54、55の切り込み部56及
び凹部57に入り込んで係合され、駆動ピン60と回動
板50とは取り付け固定される。また、この際、回動板
50の位置決め用突起52と駆動ピン60の位置決め用
凹部62とは、弾性を有する駆動ピン60が撓むことに
より嵌合されて位置決めする。このようにして、駆動ピ
ン60と回動板50とを一体化したスイングアームが構
成される。
【0034】上記のように構成された第1の実施例で、
その他、特に説明していない各部は上述の別の従来例と
同様に構成されており、また、そのチャッキング動作は
上述の別の従来例と同様であり、詳細な説明を省略す
る。
その他、特に説明していない各部は上述の別の従来例と
同様に構成されており、また、そのチャッキング動作は
上述の別の従来例と同様であり、詳細な説明を省略す
る。
【0035】このように構成された前記第1の実施例に
あっては、ディスクカートリッジ24のチャッキングホ
ール26に係合するスピンドル軸2と、このスピンドル
軸2に取付けられ、スピンドル軸2と一体に回転するタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に突設した
支持用ピンと、この支持用ピンに一端部の一側縁側を支
持させるとともに、他端部にディスクカートリッジ24
の中心から偏心した位置に設けた位置決めホール27に
係合する駆動ピン60を突設した回動板50を備えてな
るディスクチャッキング装置において、回動板50は板
材より形成するとともに、駆動ピン60の位置決めホー
ル27側面と係合し得る部分に当接壁部を一体に形成
し、駆動ピン60は低摩擦材にて形成し、駆動ピン60
の頂部を当接壁部53の上面より高く設定するととも
に、一対の係合片部65、66を両側部にそれぞれ有す
る平板部64を駆動ピン60と一体に設け、回動板50
には駆動ピン60の一対の係合片部65、66が嵌合さ
れる係合部54、55を設けたので、部品点数を少なく
して、かつ位置決め時には駆動ピン60の硬質部分が金
属ハブ25に当接して確実にチャッキングでき、一方、
金属ハブ25の底面を擦っても跡が生じない。
あっては、ディスクカートリッジ24のチャッキングホ
ール26に係合するスピンドル軸2と、このスピンドル
軸2に取付けられ、スピンドル軸2と一体に回転するタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に突設した
支持用ピンと、この支持用ピンに一端部の一側縁側を支
持させるとともに、他端部にディスクカートリッジ24
の中心から偏心した位置に設けた位置決めホール27に
係合する駆動ピン60を突設した回動板50を備えてな
るディスクチャッキング装置において、回動板50は板
材より形成するとともに、駆動ピン60の位置決めホー
ル27側面と係合し得る部分に当接壁部を一体に形成
し、駆動ピン60は低摩擦材にて形成し、駆動ピン60
の頂部を当接壁部53の上面より高く設定するととも
に、一対の係合片部65、66を両側部にそれぞれ有す
る平板部64を駆動ピン60と一体に設け、回動板50
には駆動ピン60の一対の係合片部65、66が嵌合さ
れる係合部54、55を設けたので、部品点数を少なく
して、かつ位置決め時には駆動ピン60の硬質部分が金
属ハブ25に当接して確実にチャッキングでき、一方、
金属ハブ25の底面を擦っても跡が生じない。
【0036】また、前記第1の実施例にあっては、従来
必要だった、スイングアームを構成する部品を一体化す
るための係合爪、及び係合爪を金属ハブ25に接触させ
ないようにするための高部を設けることなく、スイング
アームを構成する部品を一体化でき、チャッキング動作
をスムースに行える。
必要だった、スイングアームを構成する部品を一体化す
るための係合爪、及び係合爪を金属ハブ25に接触させ
ないようにするための高部を設けることなく、スイング
アームを構成する部品を一体化でき、チャッキング動作
をスムースに行える。
【0037】また、前記第1の実施例にあっては、回動
板50は板材より形成するとともに、駆動ピン60の位
置決めホール27側面と係合し得る部分に当接壁部53
を一体に形成し、駆動ピン60は低摩擦材にて形成して
あり、駆動ピン60の上面頂部は当接壁部53の上面5
3aより高く設定したので、部品点数を少なくして、か
つ位置決め時には駆動ピン60の硬質部分が金属ハブ2
5に当接して確実にチャッキングでき、一方、金属ハブ
25の底面25aを擦っても跡が生じない。
板50は板材より形成するとともに、駆動ピン60の位
置決めホール27側面と係合し得る部分に当接壁部53
を一体に形成し、駆動ピン60は低摩擦材にて形成して
あり、駆動ピン60の上面頂部は当接壁部53の上面5
3aより高く設定したので、部品点数を少なくして、か
つ位置決め時には駆動ピン60の硬質部分が金属ハブ2
5に当接して確実にチャッキングでき、一方、金属ハブ
25の底面25aを擦っても跡が生じない。
【0038】また、前記第1の実施例にあっては、駆動
ピン60の上面の周縁部63は当接壁部53の上面53
aより低く設定されているので、当接壁部53の上面5
3aに金属ハブ25が載っても、スムースに金属ハブ2
5の底面25aが駆動ピン60の上面に移動できるよう
になっている。
ピン60の上面の周縁部63は当接壁部53の上面53
aより低く設定されているので、当接壁部53の上面5
3aに金属ハブ25が載っても、スムースに金属ハブ2
5の底面25aが駆動ピン60の上面に移動できるよう
になっている。
【0039】図5〜図8は本考案の第2の実施例を示
し、図5は本考案の第2の実施例に係るディスクチャッ
キング装置の平面図、図6は図5のH−H線に沿った断
面図、図7は図5のJ−J線に沿った断面図、図8
(a)ないし(c)は本考案の第2の実施例に係るディ
スクチャッキング装置のチャッキング動作における各状
態を簡略化して示す説明図である。
し、図5は本考案の第2の実施例に係るディスクチャッ
キング装置の平面図、図6は図5のH−H線に沿った断
面図、図7は図5のJ−J線に沿った断面図、図8
(a)ないし(c)は本考案の第2の実施例に係るディ
スクチャッキング装置のチャッキング動作における各状
態を簡略化して示す説明図である。
【0040】この第2の実施例が前記第1の実施例と異
なる点は、回動板と駆動ピンからなるスイングアーム
が、ターンテーブル3にかしめにより支持されていない
ものである。これらの図において、70は回動板、80
は駆動ピン、91はターンテーブル3の上板を切り起こ
して形成された平板上の周方向用ストッパ、92はター
ンテーブル3の上板を切り起こして形成された浮き防止
用ストッパである。回動板70の他端部は周方向用スト
ッパ91に当接して周方向の移動を規制されている。ま
た、回動板70の他端部寄りの外周縁に配設された浮き
上がり防止用ストッパ92により、回動板70及び駆動
ピン80が浮き上がっても突き当たり、回動板70及び
駆動ピン80が外れないようになっている。また、ター
ンテーブル3を構成しているロータ85の上面より中央
部のハブ台93の上面の方が高くなっているとともに、
ロータ85の上面に配設されているチャッキングマグネ
ット94により、回動板70及び駆動ピン80を囲み、
前記周方向用ストッパ91並びに浮き防止用ストッパ9
2によって回動板70等の動作領域規制部95が構成さ
れている。したがって、動作領域規制部95内を回動板
70及び駆動ピン80が移動して前述のようなチャッキ
ング動作が行われる。このチャッキング動作を図8に示
してあり、図8(a)は図23(d)に対応する説明
図、図8(b)は図23(e)に対応する説明図、図8
(c)は図23(f)に対応する説明図である。
なる点は、回動板と駆動ピンからなるスイングアーム
が、ターンテーブル3にかしめにより支持されていない
ものである。これらの図において、70は回動板、80
は駆動ピン、91はターンテーブル3の上板を切り起こ
して形成された平板上の周方向用ストッパ、92はター
ンテーブル3の上板を切り起こして形成された浮き防止
用ストッパである。回動板70の他端部は周方向用スト
ッパ91に当接して周方向の移動を規制されている。ま
た、回動板70の他端部寄りの外周縁に配設された浮き
上がり防止用ストッパ92により、回動板70及び駆動
ピン80が浮き上がっても突き当たり、回動板70及び
駆動ピン80が外れないようになっている。また、ター
ンテーブル3を構成しているロータ85の上面より中央
部のハブ台93の上面の方が高くなっているとともに、
ロータ85の上面に配設されているチャッキングマグネ
ット94により、回動板70及び駆動ピン80を囲み、
前記周方向用ストッパ91並びに浮き防止用ストッパ9
2によって回動板70等の動作領域規制部95が構成さ
れている。したがって、動作領域規制部95内を回動板
70及び駆動ピン80が移動して前述のようなチャッキ
ング動作が行われる。このチャッキング動作を図8に示
してあり、図8(a)は図23(d)に対応する説明
図、図8(b)は図23(e)に対応する説明図、図8
(c)は図23(f)に対応する説明図である。
【0041】このように構成された前記第2の実施例に
あっては、ディスクカートリッジ24のチャッキングホ
ール26に係合するスピンドル軸2と、このスピンドル
軸2に取付けられ、スピンドル軸2と一体に回転するタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に配設した
チャッキングマグネット94と、ターンテーブル3上に
搭載され、一端部にディスクカートリッジ24の中心か
ら偏心した位置に設けた位置決めホール27に係合する
駆動ピン70を突設した回動板80を備えてなるディス
クチャッキング装置において、ターンテーブル3上に、
ターンテーブル3上面より高くした、ターンテーブル3
中央のハブ台93とチャッキングマグネット94とによ
り囲んで回動板80の動作領域規制部95を構成し、か
つ回動板70の浮き防止並び周方向用ストッパ92,9
1を設けたので、スイングアームをかしめをすることな
く取付けられ、かしめ強度等の管理が不要になり、ま
た、工数を削減できる。
あっては、ディスクカートリッジ24のチャッキングホ
ール26に係合するスピンドル軸2と、このスピンドル
軸2に取付けられ、スピンドル軸2と一体に回転するタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に配設した
チャッキングマグネット94と、ターンテーブル3上に
搭載され、一端部にディスクカートリッジ24の中心か
ら偏心した位置に設けた位置決めホール27に係合する
駆動ピン70を突設した回動板80を備えてなるディス
クチャッキング装置において、ターンテーブル3上に、
ターンテーブル3上面より高くした、ターンテーブル3
中央のハブ台93とチャッキングマグネット94とによ
り囲んで回動板80の動作領域規制部95を構成し、か
つ回動板70の浮き防止並び周方向用ストッパ92,9
1を設けたので、スイングアームをかしめをすることな
く取付けられ、かしめ強度等の管理が不要になり、ま
た、工数を削減できる。
【0042】図9〜図10は本考案の第3の実施例を示
し、図9は本考案の第3の実施例に係るディスクチャッ
キング装置を示す説明図、図10は図9のG−G線に沿
った断面図である。
し、図9は本考案の第3の実施例に係るディスクチャッ
キング装置を示す説明図、図10は図9のG−G線に沿
った断面図である。
【0043】この第3の実施例が前記第2の実施例と異
なる点は、周方向用ストッパの形状である。即ち、第3
の実施例では、図9に示すように、周方向用ストッパ1
00は、ターンテーブル3の上板を切り起こし上方から
みて弧状に形成されている。この弧状の周方向用ストッ
パ100で受けられて回動の支持をされる、回動板70
の他端部は弧状に形成されている。
なる点は、周方向用ストッパの形状である。即ち、第3
の実施例では、図9に示すように、周方向用ストッパ1
00は、ターンテーブル3の上板を切り起こし上方から
みて弧状に形成されている。この弧状の周方向用ストッ
パ100で受けられて回動の支持をされる、回動板70
の他端部は弧状に形成されている。
【0044】この第3の実施例にあっても、前記第2の
実施例において生じる作用効果と同様の作用効果を奏す
る。
実施例において生じる作用効果と同様の作用効果を奏す
る。
【0045】なお、前記第2の実施例及び第3の実施例
で、周方向用ストツパと浮き防止用ストツパとを別の個
所に設けたものを説明したが、両ストツパを1ヵ所に合
わせて設けるようにしてもよい。
で、周方向用ストツパと浮き防止用ストツパとを別の個
所に設けたものを説明したが、両ストツパを1ヵ所に合
わせて設けるようにしてもよい。
【0046】図11〜図13は本考案の第4の実施例を
示し、図11は本考案の第4の実施例に係るディスクチ
ャッキング装置を示す説明図、図12は本考案の第4の
実施例に係るディスクチャッキング装置を縦断して示す
説明図、図13(a),(b)は本考案の第4の実施例
に係るディスクチャッキング装置のキャップを示す平面
図、及び正面図である。
示し、図11は本考案の第4の実施例に係るディスクチ
ャッキング装置を示す説明図、図12は本考案の第4の
実施例に係るディスクチャッキング装置を縦断して示す
説明図、図13(a),(b)は本考案の第4の実施例
に係るディスクチャッキング装置のキャップを示す平面
図、及び正面図である。
【0047】第4の実施例では、101はターンテーブ
ル3の下面に固設した周波数発電用マグネットであり、
ターンテーブル3に貫通孔102を穿設して周波数発電
用マグネット101の一部を一体的に突設させて支持用
ピン103が構成されている。このターンテーブル3上
に突設した支持用ピン103に、一端部を支持させると
ともに、他端部にディスクカートリッジ24の中心から
偏心した位置に設けた位置決めホール27に係合する駆
動ピン80を突設した回動板104とを備えてなる。回
動板104には支持用ピン103を挿入する挿入孔10
5が穿設されている。ターンテーブル3の貫通孔102
から突出し、回動板104の挿入孔105に挿入されて
いる、支持用ピン103には、抜け止め兼支持用ピン保
護部材107が嵌合されている。この抜け止め兼支持用
ピン保護部材106は筒状嵌合孔107が形成され、支
持用ピン103を覆うようにして回動板104の挿入孔
105内面との間に介在されている。また、抜け止め兼
支持用ピン保護部材106の上部には、前記動作領域規
制部95に沿って動作領域規制部95を覆うように浮き
防止用鍔部108が延設されている。
ル3の下面に固設した周波数発電用マグネットであり、
ターンテーブル3に貫通孔102を穿設して周波数発電
用マグネット101の一部を一体的に突設させて支持用
ピン103が構成されている。このターンテーブル3上
に突設した支持用ピン103に、一端部を支持させると
ともに、他端部にディスクカートリッジ24の中心から
偏心した位置に設けた位置決めホール27に係合する駆
動ピン80を突設した回動板104とを備えてなる。回
動板104には支持用ピン103を挿入する挿入孔10
5が穿設されている。ターンテーブル3の貫通孔102
から突出し、回動板104の挿入孔105に挿入されて
いる、支持用ピン103には、抜け止め兼支持用ピン保
護部材107が嵌合されている。この抜け止め兼支持用
ピン保護部材106は筒状嵌合孔107が形成され、支
持用ピン103を覆うようにして回動板104の挿入孔
105内面との間に介在されている。また、抜け止め兼
支持用ピン保護部材106の上部には、前記動作領域規
制部95に沿って動作領域規制部95を覆うように浮き
防止用鍔部108が延設されている。
【0048】このように構成された前記第4の実施例に
あっては、ディスクカートリッジ24のチャッキングホ
ール26に係合するスピンドル軸2と、このスピンドル
軸2に取付けられ、スピンドル軸2と一体に回転するタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に突設した
支持用ピン103と、この支持用ピン103に一端部を
支持させるとともに、他端部にディスクカートリッジ2
4の中心から偏心した位置に設けた位置決めホール27
に係合する駆動ピン80を突設した回動板104と、タ
ーンテーブル3の下面に固設した周波数発電用マグネッ
ト101とを備えてなるディスクチャッキング装置にお
いて、ターンテーブル3に貫通孔102を穿設して周波
数発電用マグネット101の一部を一体的に突設させて
支持用ピン103を構成し、回動板104には支持用ピ
ン103を挿入する挿入孔105を穿設し、浮き防止用
鍔部106を有する抜け止め兼支持用ピン保護部材10
7を挿入された支持用ピン103に嵌合し、この抜け止
め兼支持用ピン保護部材107は支持用ピン103を覆
うようにして回動板104の挿入孔105内面との間に
介在したので、スイングアームをかしめをすることなく
取付けられ、かしめ強度等の管理が不要になり、また、
工数を削減できる。
あっては、ディスクカートリッジ24のチャッキングホ
ール26に係合するスピンドル軸2と、このスピンドル
軸2に取付けられ、スピンドル軸2と一体に回転するタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に突設した
支持用ピン103と、この支持用ピン103に一端部を
支持させるとともに、他端部にディスクカートリッジ2
4の中心から偏心した位置に設けた位置決めホール27
に係合する駆動ピン80を突設した回動板104と、タ
ーンテーブル3の下面に固設した周波数発電用マグネッ
ト101とを備えてなるディスクチャッキング装置にお
いて、ターンテーブル3に貫通孔102を穿設して周波
数発電用マグネット101の一部を一体的に突設させて
支持用ピン103を構成し、回動板104には支持用ピ
ン103を挿入する挿入孔105を穿設し、浮き防止用
鍔部106を有する抜け止め兼支持用ピン保護部材10
7を挿入された支持用ピン103に嵌合し、この抜け止
め兼支持用ピン保護部材107は支持用ピン103を覆
うようにして回動板104の挿入孔105内面との間に
介在したので、スイングアームをかしめをすることなく
取付けられ、かしめ強度等の管理が不要になり、また、
工数を削減できる。
【0049】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案によれば、スイングアームを構成する部品を一体化す
るための係合爪、及び係合爪を金属ハブに接触させない
ようにするための高部を設けることなく、スイングアー
ムを構成する部品を一体化でき、チャッキング動作をス
ムースに行える。
案によれば、スイングアームを構成する部品を一体化す
るための係合爪、及び係合爪を金属ハブに接触させない
ようにするための高部を設けることなく、スイングアー
ムを構成する部品を一体化でき、チャッキング動作をス
ムースに行える。
【0050】また、請求項1記載の本考案によれば、部
品点数を少なくして、かつ位置決め時には駆動ピンの硬
質部分が金属ハブに当接して確実にチャッキングでき、
一方、金属ハブの底面を擦っても跡が生じない。
品点数を少なくして、かつ位置決め時には駆動ピンの硬
質部分が金属ハブに当接して確実にチャッキングでき、
一方、金属ハブの底面を擦っても跡が生じない。
【0051】請求項2記載の本考案によれば、スイング
アームを構成する部品を一体化するための係合爪、及び
係合爪を金属ハブに接触させないようにするための高部
を設けることなく、スイングアームを構成する部品を一
体化でき、チャッキング動作をスムースに行え、また、
部品点数を少なくして、かつ位置決め時には駆動ピンの
硬質部分が金属ハブに当接して確実にチャッキングで
き、一方、金属ハブの底面を擦っても跡が生じず、か
つ、スイングアームをかしめることなく取付けでき、か
しめ強度等の管理が不要になり、また、工数を削減でき
る。請求項3記載の本考案によれば、スイングアームを
かしめることなく取付けでき、かしめ強度等の管理が不
要になり、また、工数を削減できる。
アームを構成する部品を一体化するための係合爪、及び
係合爪を金属ハブに接触させないようにするための高部
を設けることなく、スイングアームを構成する部品を一
体化でき、チャッキング動作をスムースに行え、また、
部品点数を少なくして、かつ位置決め時には駆動ピンの
硬質部分が金属ハブに当接して確実にチャッキングで
き、一方、金属ハブの底面を擦っても跡が生じず、か
つ、スイングアームをかしめることなく取付けでき、か
しめ強度等の管理が不要になり、また、工数を削減でき
る。請求項3記載の本考案によれば、スイングアームを
かしめることなく取付けでき、かしめ強度等の管理が不
要になり、また、工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係るディスクチャッキ
ング装置の回動板部分の平面図である。
ング装置の回動板部分の平面図である。
【図2】本考案の第1の実施例に係るディスクチャッキ
ング装置の回動板部分の縦断面図である。
ング装置の回動板部分の縦断面図である。
【図3】本考案の第1の実施例に係るディスクチャッキ
ング装置の駆動ピンの平面図である。
ング装置の駆動ピンの平面図である。
【図4】本考案の第1の実施例に係るディスクチャッキ
ング装置の回動板部分の平面図である。
ング装置の回動板部分の平面図である。
【図5】本考案の第2の実施例に係るディスクチャッキ
ング装置の平面図である。
ング装置の平面図である。
【図6】図5のH−H線に沿った断面図である。
【図7】図5のI−I線に沿った断面図である。
【図8】チャッキング動作における各状態を簡略化して
示す説明図である。
示す説明図である。
【図9】本考案の第3の実施例に係るディスクチャッキ
ング装置を示す説明図である。
ング装置を示す説明図である。
【図10】図9のJ−J線に沿った断面図である。
【図11】本考案の第4の実施例に係るディスクチャッ
キング装置を示す説明図である。
キング装置を示す説明図である。
【図12】本考案の第4の実施例に係るディスクチャッ
キング装置を縦断して示す説明図である。
キング装置を縦断して示す説明図である。
【図13】本考案の第4の実施例に係るディスクチャッ
キング装置のキャップを示す説明図である。
キング装置のキャップを示す説明図である。
【図14】従来例のディスク駆動装置の主要部の平面図
である。
である。
【図15】従来例のディスク駆動装置の板ばね部分を示
す説明図である。
す説明図である。
【図16】従来例のディスクチャッキング装置の動作状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図17】一般的な金属ハブを有するディスクの一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図18】別の従来例に係るディスクチャッキング装置
の平面図である。
の平面図である。
【図19】別の従来例に係るディスクチャッキング装置
の回動板部分を示す説明図である。
の回動板部分を示す説明図である。
【図20】別の従来例に係るディスクチャッキング装置
の回動板とデイスクハブとの関係を示す説明図である。
の回動板とデイスクハブとの関係を示す説明図である。
【図21】別の従来例に係るディスクチャッキング装置
の回動板の説明図である。
の回動板の説明図である。
【図22】別の従来例に係るディスクチャッキング装置
の駆動ピンの説明図である。
の駆動ピンの説明図である。
【図23】別の従来例に係るディスクチャッキング装置
のチャッキング動作における各状態を簡略化して示す説
明図である。
のチャッキング動作における各状態を簡略化して示す説
明図である。
【図24】図23のB−B線に沿った断面図、C−C線
に沿った断面図、及びD−D線に沿った断面図である。
に沿った断面図、及びD−D線に沿った断面図である。
【図25】図23のE−E線に沿った断面図、及びA−
A線に沿った断面図である。
A線に沿った断面図である。
25 金属ハブ 25a 金属ハブの底面 50,70,104 回動板 51 一端部 53 当接壁部 53a 当接壁部の上面 54、55 係合部 60,80 駆動ピン 61 駆動ピンの上面 63 周縁部 65、66 係合片部 91,100 周方向用ストッパ 92 浮き上がり防止用ストッパ 93 ハブ台 94 チャッキングマグネット 95 動作領域規制部 101 周波数発電用マグネット 102 貫通孔 103 支持用ピン 105 挿入孔 106 抜け止め兼支持用ピン保護部材 108 浮き防止用鍔部
Claims (3)
- 【請求項1】 情報記録ディスクの中心孔に係合する駆
動軸と、この駆動軸に取付けられ、駆動軸と一体に回転
するターンテーブルと、このターンテーブル上に突設し
た支持用ピンと、この支持用ピンに一端部の一側縁側を
支持させるとともに、他端部に上記情報記録ディスクの
中心から偏心した位置に設けた駆動ピン係合孔に係合す
る駆動ピンを突設した回動板を備えてなるディスクチャ
ッキング装置において、 前記回動板は板材より形成するとともに、前記駆動ピン
の前記駆動ピン係合孔側面と係合し得る部分に当接壁部
を一体に形成し、 前記駆動ピンは低摩擦材にて形成し、前記駆動ピンの頂
部を前記当接壁部の上面より高く設定するとともに、一
対の係合片部を両側部にそれぞれ有する取付部を前記駆
動ピンと一体に設け、 前記回動板の下面側には前記駆動ピンの一対の係合片部
が嵌合される凹部を設けたことを特徴とするディスクチ
ャッキング装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 前記ターンテーブル上にチャッキングマグネットを配設
し、 前記ターンテーブル上に、前記ターンテーブル上面より
高くした、前記ターンテーブル中央のハブ台と前記チャ
ッキングマグネットとにより囲んで前記回動板の動作領
域規制部を構成し、かつ回動板の浮き防止並び周方向用
ストッパを設けたことを特徴とするディスクチャッキン
グ装置。 - 【請求項3】 情報記録ディスクの中心孔に係合する駆
動軸と、この駆動軸に取付けられ、駆動軸と一体に回転
するターンテーブルと、このターンテーブル上に突設し
た支持用ピンと、この支持用ピンに一端部を支持させる
とともに、他端部に上記情報記録ディスクの中心から偏
心した位置に設けた駆動ピン係合孔に係合する駆動ピン
を突設した回動板と、前記ターンテーブルの下面に固設
した周波数発電用マグネットとを備えてなるディスクチ
ャッキング装置において、前記ターンテーブルに貫通孔
を穿設して前記周波数発電用マグネットの一部を一体的
に突設させて前記支持用ピンを構成し、前記回動板には
前記支持用ピンを挿入する挿入孔を穿設し、浮き防止用
鍔部を有する抜け止め兼支持用ピン保護部材を前記挿入
された支持用ピンに嵌合し、この抜け止め兼支持用ピン
保護部材は前記支持用ピンを覆うようにして前記回動板
の挿入孔内面との間に介在にしたことを特徴とするディ
スクチャッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059266U JP2563781Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | ディスクチャッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059266U JP2563781Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | ディスクチャッキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630936U JPH0630936U (ja) | 1994-04-22 |
JP2563781Y2 true JP2563781Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=13108404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059266U Expired - Lifetime JP2563781Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | ディスクチャッキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563781Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2617184B2 (ja) * | 1987-05-08 | 1997-06-04 | シチズン時計株式会社 | フロッピーディスクドライブのディスクチャッキング機構 |
JP2900524B2 (ja) * | 1990-06-01 | 1999-06-02 | セイコーエプソン株式会社 | ディスクチャッキング機構及びこれを備えたフレキシブルディスクドライブ装置 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP1992059266U patent/JP2563781Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0630936U (ja) | 1994-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971028 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |