JP3078995U - 研磨機 - Google Patents

研磨機

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JP3078995U
JP3078995U JP2001000164U JP2001000164U JP3078995U JP 3078995 U JP3078995 U JP 3078995U JP 2001000164 U JP2001000164 U JP 2001000164U JP 2001000164 U JP2001000164 U JP 2001000164U JP 3078995 U JP3078995 U JP 3078995U
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polishing
disk
torque
polishing machine
board
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JP2001000164U
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Inventor
宣利 武田
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有限会社ティー・エム企画
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用条件によることなく、かつ、煩わしいメ
ンテナンスを要することなく、簡易な構成により高精度
の研磨加工を可能とする研磨機を提供する。 【解決手段】 研磨機1は、周回軌道上を一定方向に姿
勢を保ったまま公転運動する研磨駆動用の駆動盤9と、
この駆動盤9上で回動可能に研磨紙を支持する研磨盤1
6と、これら駆動盤9と研磨盤16との間の伝達トルク
を調節するトルク制御部15と、同研磨盤16が振れた
位置で干渉することにより研磨盤16の動きを抑える弾
性ストッパ13とを備え、上記トルク制御部15は、研
磨盤16が受ける研磨抵抗に対抗して同研磨盤16を駆
動盤9と一体に回動するとともに、上記研磨抵抗16と
逆方向の力のモーメントに対して研磨盤16の回動動作
を許容するワンウェイクラッチによって構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、光ファイバコネクタのフェルール端面等を研磨する研磨機に関し、 特に、使用条件によることなく、かつ、煩わしいメンテナンスを要することなく 、簡易な構成により高精度の研磨加工を可能とする研磨機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示す光ファイバコネクタのフェルール端面等を研磨する研磨機101は 、周回振れ動作する研磨駆動用の駆動盤102と、この駆動盤102上に回動可 能に設けた研磨盤104と、この研磨盤104が振れた位置で干渉する弾性スト ッパ105とを備えて構成される。 上記駆動盤102のボス部111は、偏心駆動軸113について回動可能に嵌 合して回動されるとともに、フレーム103側の軸112aを中心に揺動可能に 設けた略U字状の回転規制材112とスライド可能に嵌合することにより、駆動 盤102は略一定方向に姿勢を保ったまま周回振れ運動による研磨動作を行う。 この駆動盤102の周回振れ運動によって研磨盤104上の研磨紙が目的の加工 物Wを一様に研磨する。 上記研磨盤104と駆動盤102との間は、当接摩擦によって両者間の伝達ト ルクを一定範囲に制限するトルク制御部として機能し、研磨盤104は、周回振 れ運動における振れた位置で弾性ストッパ105と干渉することによって一時的 に制動力を受け、周回振れ運動を続ける駆動盤102との間に動作のずれが生じ ることにより歩進回動された後、再び、駆動盤102によって周回振れ運動を続 ける。 したがって、上記研磨機101は、駆動盤102のサイクル動作ごとに歩進動 作する研磨盤104によって常に新たな研磨面が提供されることから、簡易な構 成により研磨盤104上の研磨紙の全面を効率的に使用して高精度の研磨を実現 することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記研磨機は、研磨盤104と駆動盤102との間の摩擦当接 によってトルクの伝達を一定範囲内に制限するものであることから、研磨液や異 物の侵入等によって当接面の状態が変化すると所定の摩擦力が確保できず、歩進 送り量が変動し、また、加工物の研磨抵抗によって研磨盤104側が逆に押さえ 込まれる場合があるので、研磨紙の使用効率の低下や、不十分な研磨を招くこと となる。これを安定化させるためには、その使用条件の範囲を限定するとともに 一定のメンテナンスが強いられるという問題を内包している。
【0004】 本考案の目的は、使用条件によることなく、かつ、煩わしいメンテナンスを要 することなく、簡易な構成により安定して高精度の研磨加工を可能とする研磨機 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、周回軌道上を一定方向に姿勢を保った まま公転運動する研磨駆動用の駆動盤と、この駆動盤上で回動可能に研磨紙を支 持する研磨盤と、この研磨盤と駆動盤との間の伝達トルクを調節するトルク制御 部と、同研磨盤が振れた位置で干渉することにより研磨盤の動きを抑える弾性ス トッパとを備える研磨機において、上記トルク制御部は、研磨盤が受ける研磨抵 抗に対抗して研磨盤を駆動盤と一体に回動するとともに、上記研磨抵抗と逆方向 の力のモーメントに対して研磨盤の回動動作を許容するワンウェイクラッチによ って構成することを要旨する。
【0006】 上記構成の研磨機は、特性管理が容易なワンウェイクラッチによってトルク制 御部を構成したことにより、トルク制御部のワンウェイクラッチの伝達特性範囲 の研磨抵抗に対して駆動盤と一体に確実に研磨動作し、一方、研磨盤が弾性スト ッパと接触した際は、ワンウェイクラッチの滑り動作によって周回サイクルごと の一定の歩進動作が確保される。
【0007】 したがって、本考案の研磨機は、弾性ストッパの接触による研磨盤の一定の回 転ずれを確保しつつ、大きな研磨力が確保されることから、使用条件によること なく、かつ、煩わしいメンテナンスを要することなく、簡易な構成により安定し て高精度の研磨加工が可能となる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は光ファイバコネクタに適用した例による本考案の研磨機の要部断面図、 図2は図1のA−A線断面図である。 研磨機1は、駆動部2を内設した容器状のフレーム3と、その駆動部2によっ て周回振れ動作する研磨部4と、この研磨部4に対して光ファイバ等の加工物W ,Wを保持する保持治具5とから構成される。
【0009】 駆動部2は、内設した減速機付き電動機の減速軸6から偏心して回転する偏心 駆動部材をなす偏心駆動軸7を備えて研磨部4と嵌合連結する。研磨部4は、ボ ス部8を介して上記偏心駆動軸7について回動可能に嵌合する駆動盤9と、トル ク制御部15を介して回動可能な研磨盤16とを備える。
【0010】 上記駆動盤9は、回転運動を規制する回り止め手段をボス部8に備えることに より、一定方向を向いたまま円軌道上を運動する周回振れ動作を可能とする。具 体的には、ボス部8の回動を規制しつつ一定方向のスライド動作を許容する回転 規制材、例えば、ボス部8に嵌合するU字状のレバー10をフレーム3上の軸1 0aに揺動可能に取付けることによってボス部8の自転を規制して廻り止め手段 を構成する。
【0011】 フレーム3の上端には、研磨液等を規制する起立部11a,11bを内外周位 置に立ち上げたリング状受皿をなす上蓋11を備え、この上蓋11上に平滑面を 有する摺動受板12を設け、この摺動受板12上に駆動盤9の外周部9aを受け てそのスラスト力を摺動可能に支える。この摺動受板12により駆動盤9の平面 動作が確保される。 また、上蓋11の一端に水抜き11cを構成する他、保持治具5を固定する支 柱5aを起立し、さらに、上記研磨部4に干渉しうる位置にスプリング等を内設 して所定の押圧力を弾性的に作用する弾性ストッパ13を配置する。
【0012】 研磨部4を構成する研磨盤16は、駆動盤9の本体部から立ち上がる外周部9 a上に当接支持し、また、同駆動盤9を囲むようにその外周部9aの外方に下垂 する下垂部16aを形成する。この下垂部16aは、その外側面が上記弾性スト ッパ13と当接しうる高さ位置に配置する。上記駆動盤9の外周部9aは、研磨 盤16の平面動作を確保するとともに、異物の内部侵入を阻止する。
【0013】 トルク制御部15は、回転方向に応じてトルク伝達を制御するワンウェイクラ ッチ等の伝達特性の管理が容易で、かつ、機械的にトルク伝達制御が可能なトル ク伝達制御機構により構成し、また、研磨盤16の上にアクリル板等の受板17 を固定し、その上に球面研磨のためのゴム状の弾性板18を介して研磨紙を載置 する。
【0014】 ワンウェイクラッチは、回転方向に応じて機械的に一体動作と相対動作とが切 り替えられることから、このワンウェイクラッチにより上記トルク制御部15を 構成する場合は、研磨盤16がその研磨抵抗に対して駆動盤9と一体動作する向 きに構成する。 上記ワンウェイクラッチの他に、トルク制御部15は、所定のトルク範囲で機 械的にトルク伝達制御が可能なトルクリミッタ等の特性管理が容易なトルク伝達 制御機構を適用することができる。
【0015】 上記構成の研磨機の動作について以下に説明する。 駆動盤9のボス部8は、嵌合する偏心駆動軸7によって回動されるとともに、 回転規制材10とスライド可能に嵌合することにより、駆動盤9が略一定方向に 姿勢を保ったまま公転軌道に沿って周回振れ運動による研磨動作を行う。
【0016】 この研磨動作は、ワンウェイクラッチを一体動作する方向に組み込むことによ り、その伝達特性範囲の大きな研磨力を確保することができる。 その一方、研磨盤16が周回振れ運動する過程において弾性ストッパ13と干 渉した際は、弾性ストッパ13による接触摩擦によって研磨盤16が駆動盤9に 対して回転ずれを生じ、研磨紙の新たな研磨面により研磨が続行される。
【0017】 詳細には、研磨盤に作用する研磨抵抗と弾性ストッパの摩擦力の関係を示す図 3のように、研磨盤16は減速軸6を中心とする周回軌道Cの接線方向Vに公転 動作し、従って、保持治具によって等間隔に円形配置した加工物の各研磨力Fw による研磨合力Pが減速軸6の略中心に研磨盤16の移動方向と逆向きに作用し 、この研磨合力Pによる抵抗トルクが研磨盤16に作用する。 一方、研磨盤16が周回軌道C上を進んで弾性ストッパ13と干渉する位置に おいては、弾性ストッパ13の押す摩擦力Fsが研磨盤16の外周に研磨盤16 の移動方向Vと逆向きの接線方向に作用し、この押圧摩擦力Fsによる接触トル クが研磨抵抗Pと逆方向に研磨盤16に作用する。
【0018】 この場合、研磨抵抗Pに対抗して研磨盤16が駆動盤9と一体動作するように 、ワンウェイクラッチの伝達メンバーMがロック状態となる方向に構成すること により、大きな研磨力が確保されるとともに、弾性ストッパ13に干渉した際は 、主として接触摩擦力Fsによる接触トルクによって研磨盤16が引き止められ る。 ワンウェイクラッチは、回動側については小さなトルクで相対回動動作するこ とから、研磨盤16は、駆動盤9に対してクラッチ機構の伝達特性に応じた一定 角度の滑り動作を生じる。したがって、研磨盤16の回動量は、クラッチ機構の 伝達特性に基づき、弾性ストッパ13を当接調整することによって設定すること ができる。
【0019】 このように、本考案の研磨機1は、回動方向に応じてトルク伝達が機械的に規 定され、かつ、伝達特性の管理が容易なワンウェイクラッチの特性を利用したト ルク制御部15により、研磨に必要な伝達トルクと研磨盤16の一定の歩進回動 とを確保することができることから、大きな研磨力を要する場合を含む幅広い用 途について、研磨シートの全面を効率的に使用することができるので、使用条件 によることなく、かつ、煩わしいメンテナンスを要することなく、簡易な構成に より安定して高精度の研磨加工が可能となる。
【0020】 一般的なトルク制御部15の適用条件は、研磨抵抗に比較して十分な大きさの 接触トルクを作用するべく弾性ストッパを設定することにより、これら研磨抵抗 と接触トルクの間で、トルク伝達を所定の範囲内で機械的に制御するトルクリミ ッタ等の特性管理の容易なトルク伝達制御機構を適用することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案による研磨機は以下の効果を奏する。 上記構成の研磨機は、所定の伝達特性を有し、かつ、特性管理が容易なワンウ ェイクラッチによってトルク制御部を構成したことにより、トルク制御部のワン ウェイクラッチの伝達特性範囲の研磨抵抗に対して駆動盤と一体に確実に研磨動 作し、一方、研磨盤が弾性ストッパと接触した際は、ワンウェイクラッチの滑り 動作によって周回サイクルごとの一定の歩進動作が確保される。
【0022】 したがって、本考案の研磨機は、弾性ストッパの接触による研磨盤の一定の回 転ずれを確保しつつ、大きな研磨力が確保されることから、使用条件によること なく、かつ、煩わしいメンテナンスを要することなく、簡易な構成により安定し て高精度の研磨加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバコネクタに適用した例による本考案
の研磨機の要部断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】研磨盤に作用する研磨抵抗と弾性ストッパの摩
擦力の関係を示す説明図
【図4】従来の研磨機の要部断面図
【符号の説明】
1 研磨機 2 駆動部 3 フレーム 4 研磨部 6 減速軸 7 偏心駆動軸 8 ボス部 9 駆動盤 9a 外周部 10 回転規制材(回り止め手段) 12 摺動受板 13 弾性ストッパ 15 トルク制御部(ワンウェイクラッチ) 16 研磨盤 16a 下垂部 C 周回軌道 Fs 接触摩擦力 Fw 研磨力 P 研磨合力 T 研磨軌跡 V 接線方向 W 加工物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周回軌道上を一定方向に姿勢を保ったま
    ま公転運動する研磨駆動用の駆動盤と、この駆動盤上で
    回動可能に研磨紙を支持する研磨盤と、これら研磨盤と
    駆動盤との間の伝達トルクを調節するトルク制御部と、
    同研磨盤が振れた位置で干渉することにより研磨盤の動
    きを抑える弾性ストッパとを備える研磨機において、 上記トルク制御部は、研磨盤が受ける研磨抵抗に対抗し
    て同研磨盤を駆動盤と一体に回動するとともに、上記研
    磨抵抗と逆方向の力のモーメントに対して研磨盤の回動
    動作を許容するワンウェイクラッチによって構成してな
    ることを特徴とする研磨機。
JP2001000164U 2001-01-18 2001-01-18 研磨機 Expired - Lifetime JP3078995U (ja)

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