JPH056259Y2 - - Google Patents

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JPH056259Y2
JPH056259Y2 JP12098687U JP12098687U JPH056259Y2 JP H056259 Y2 JPH056259 Y2 JP H056259Y2 JP 12098687 U JP12098687 U JP 12098687U JP 12098687 U JP12098687 U JP 12098687U JP H056259 Y2 JPH056259 Y2 JP H056259Y2
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cam
driven roller
pallet
driven
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、パレツトに連結された被動ローラの
回転軸が駆動軸と平行なときパレツトが停止し斜
交するときはパレツトが駆動されるようにした移
送装置の被動ローラの旋回機構に関する。
従来技術及びその問題点 第7図のような、パレツトの移送装置に配設さ
れる被動ローラ74の旋回機構70には、駆動軸
72の周面に圧接され前記駆動軸72と斜交して
走行駆動力を受ける被動ローラ74を原点位置に
戻すばね76がその機構上必要である。しかも、
このばね76によつて原点位置に被動ローラ74
を戻した場合、パレツトの停止状態が不安定で停
止位置精度も低いという問題がある。
問題点を解決するための手段 本考案は、パレツトに連結された被動ローラの
回転軸が駆動軸と平行であるときパレツトが停止
し斜交するときパレツトが駆動されるようにした
移送装置において、前記被動ローラの軸支部材に
連結された被動ローラ旋回軸を回転自在に受け入
れる中空支持軸と、前記中空支持軸にスプライン
嵌合するカム部材と、前記被動ローラ旋回軸に取
付けられ前記カム部材と協働するカム従動部材
と、前記カム部材をカム従動部材方向に付勢する
ばねを有し、前記カム部材とカム従動部材は前記
ばねにより前記被動ローラの回転軸が駆動軸と平
行になる位置に付勢するようにした被動ローラ旋
回機構により前記問題点を解決した。
作 用 駆動軸から一方向に回転力を受ける被動ローラ
は、その回転軸が駆動軸と平行になる位置では、
駆動軸によつてただ回転させられるだけであつ
て、パレツトには駆動力が伝達されず停止状態に
ある。この位置で外部から被動ローラ旋回軸を所
望方向に旋回させると、その軸の軸支部材に取付
けられた被動ローラの回転軸が駆動軸と斜交する
とともに、カム部材がカム従動部材をばねの付勢
力により押圧し、その反力として被動ローラと駆
動軸の圧接力を増大させ、前記斜交角に応じた走
行駆動力をパレツトに与える。その後、従動ロー
ラは走行中は別のカム面の作用により被動ローラ
と駆動軸の斜交角度を維持して、パレツトに走行
駆動力を与え続ける。
パレツトの停止位置で従動ローラがカム面から
離隔して、その旋回力が解除されると、ばねによ
り付勢されているカム部材は被動ローラと駆動軸
の両回転軸の斜交角が0°となる方向即ち、被動ロ
ーラの原点位置へ復帰させる力を受ける。その結
果、被動ローラ旋回軸に支持された被動ローラと
駆動軸の両回転軸は平行になり、走行駆動力が零
となつてパレツトは停止する。
カム部材と接するカム従動部材はそのカム面の
形状によつて、駆動軸と被動ローラの両回転軸の
斜交角に応じて、カム部材へのばね付勢力を増大
させ、被動ローラと駆動軸の圧接力も同時に増大
して、パレツトは立り上がりの素早い走行駆動力
を付与される。
実施例 以下、図面を参照しながら実施例を説明する
と、第6図は本考案が適用される移送装置10の
平面図であり、パレツト12はフレーム14上に
設けたレール16上を車輪18により往復走行す
る。フレーム14の側面にこれと並列に駆動軸2
0を軸受22により支承し、モータ24により一
方向に回転駆動する。また後述する従動ローラと
接するカム面26が駆動軸20と並列して配置さ
れている。
パレツト12のキヤリア28に突設したアーム
30の下面には駆動機構が配設され、駆動軸20
の周面に圧接される被動ローラ32がパレツト1
2に駆動力を付与し、起動停止装置34,35間
を往復運動させる。
第1図乃至第3図は被動ローラ旋回機構の要部
詳細を示し、パレツト12のアーム30には、下
面の駆動軸20方向に延びる外面にスプライン3
8が形成された中空支持軸36が固定され、この
中空支持軸36にスプライン嵌合する環状のカム
部材40が軸方向可動に取付けられている。駆動
軸20の周面に圧接する被動ローラ32を支持
し、かつ前記カム面26上を従動する従動ローラ
42を支承した軸支部材44と、カム部材40の
下面、即ち、駆動軸方向に形成されたカム面40
aと協働するように軸方向で接する2つのカム従
動部材46の軸を固定した被動ローラ旋回軸48
が、ブシユ50,52を配して中空支持軸36内
に回動自在に挿通されている。アーム30の下面
とカム部材40の間には、中空支持軸36と同軸
に各々座金54,56を配し装着されたばね58
が、カム部材40を付勢し、カム従動部材46が
カム面40aから受ける付勢力によつて被動ロー
ラ32と駆動軸20の周面の圧接力を維持する。
アーム30に取付けられた複数のアジヤストボル
ト60は、アーム側の座金54を上下動させるこ
とによつて、カム部材40とカム従動部材46及
び被動ローラ32と駆動軸20の押圧力、圧接力
を調節できるようになつている。またこの旋回機
構は防塵用の透明なカバー62で覆われている。
カム従動部材46と接する垂直軸方向のカム部
材40のカム面40aは、被動ローラ32と駆動
軸20が斜交するにともない、2つのカム従動部
材46から逆付勢方向に押圧力を受けるカム部材
の軸を含む面に対称なアーチ形状をしており、被
動ローラ32の原点位置に対応するカム面40a
にはカム従動部材46の曲率と同じ凹所40bが
設けられている。この環状のカム部材40の下端
は、本実施例の場合、第4図の展開形状を有し、
各々の凹所40bから左右方向(実際は旋回方
向)に向つて傾斜がついており、カム従動部材4
6は旋回角に従つてカム部材40を逆付勢方向に
押圧する。この形状は被動ローラ32の斜交にと
もない、ばねの付勢力を漸増させるものであれば
よく、第5図の展開面のような、ばね方向に切り
込み形状のカム面41aを有するカム部材41で
あつても同様に機能する。また、カム従動部材4
6は一対設けた例を示したが、1つだけでも機能
する。
第1、2図は移送装置10の停止状態であり、
この状態から起動停止装置34が作動して、従動
ローラ42を所望方向に旋回させる。従動ローラ
42の旋回によつて軸支部材44に取付けられた
被動ローラ32の回転軸32′は、駆動軸20と
斜交し、同時にカム従動部材46がカム部材40
のカム面40aの凹所40bから離脱して、中空
支持軸36のスプライン38に沿つてカム部材4
0を押し上げて、ばね58を逆付勢方向に押圧し
て旋回し、その反力が被動ローラ32に圧接力と
して伝達されパレツトに大きな駆動力を与える。
従動ローラ42を介し起動停止装置34から与え
られるカム従動部材46の旋回角度は、第3図で
は実線と仮想線で−方向のみの作動を示している
が、原点位置から左右±45°であつて、カム面4
0aはさらに周方向に各々30°伸張して形成され
ている。従動ローラ42が旋回させられると、前
述のカム部材40、カム従動部材46、ばね58
の作用により、原点位置と比べ駆動軸20と被動
ローラ32とに強い圧接力が発生し、素早い立ち
上がりの起動力が得られる。また押圧されたばね
58は原点位置に戻そうとする力をカム部材40
のカム面40aからカム従動部材46に加える
が、一旦旋回を受けた従動ローラ42の位置は、
その後、第6図のカム面26によつて維持され、
次の起動停止装置35の位置まで駆動軸20と被
動ローラ32の斜交角を保持し、第6図左方向に
パレツトを移送する。
パレツト12が作業組み立て位置等の停止位置
に達すると、従動ローラ42はカム面26から離
脱して旋回力が解放される。これにより、ばね5
8とカム部材40を逆付勢方向に押圧していたカ
ム従動部材46は、前述の凹所40bへ向つて傾
斜したカム面40aの形状、換言すればカム従動
部材46の凹所40bへの復帰に従つてばね58
のカム部材40への付勢力が漸減する形状によつ
て、凹所40bへ戻そうとする付勢力を受ける。
その結果カム部材46がカム面40aの凹所40
bにシートするとともに、被動ローラ旋回軸48
に取付けられた被動ローラ32は原点位置に戻
り、駆動軸20との斜交角が零になつてパレツト
12は停止する。
考案の効果 本考案は、被動ローラが左右両方向に旋回可能
なため、パレツトは同一レール上で往復運動可能
である。また、被動ローラを原点位置へ戻すばね
が不要であるばかりでなく、原点位置においてカ
ム従動部材が凹所にシートするようにすれば、停
止位置精度が高く、パレツトはその停止状態が安
定する。しかも停止状態では被動ローラの圧接力
が低くその寿命の向上につながり、駆動状態へ切
り換えられた時に漸増する圧接力がパレツトに立
ち上がりの早い起動力を発生させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例で第2図の1−1線断
面図、第2図は第1図の左側面図、第3図はカム
部材とカム従動部材の作動範囲を示す底面図、第
4図はカム部材の側面展開図、第5図はカム部材
の変更例を示す側面展開図、第6図は本考案の適
用例である移送装置の全体平面図、第7図は従来
の旋回機構の断面図である。 10……移送装置、12……パレツト、14…
…フレーム、16……レール、18……車輪、2
0……駆動軸、22……軸受、24……モータ、
26……カム面、28……キヤリヤ、30……ア
ーム、32……被動ローラ、32′……被動ロー
ラ回転軸、34,35……起動停止装置、36…
…中空支持軸、38……スプライン、40,41
……カム部材、40a……カム面、42……従動
ローラ、44……軸支部材、46……カム従動部
材、48……被動ローラ旋回軸、58……ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パレツトに連結された被動ローラの回転軸が駆
    動軸と平行であるときパレツトが停止し斜交する
    ときパレツトが駆動されるようにした移送装置に
    おいて、 前記被動ローラの軸支部材に連結された被動ロ
    ーラ旋回軸を回転自在に受け入れる中空支持軸
    と、 前記中空支持軸にスプライン嵌合するカム部材
    と、 前記被動ローラ旋回軸に取付けられ前記カム部
    材と協働するカム従動部材と、 前記カム部材をカム従動部材方向に付勢するば
    ねを有し、 前記カム部材とカム従動部材は前記ばねにより
    前記被動ローラの回転軸が駆動軸と平行になる位
    置に付勢するようになつている、 移送装置の被動ローラ旋回機構。
JP12098687U 1987-03-13 1987-08-08 Expired - Lifetime JPH056259Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12098687U JPH056259Y2 (ja) 1987-08-08 1987-08-08
FI881141A FI94405C (fi) 1987-03-13 1988-03-11 Siirtolaitteisto
KR1019880002680A KR880011001A (ko) 1987-03-13 1988-03-14 마찰피동 로울러식 이송 장치
US07/167,788 US4838171A (en) 1987-03-13 1988-03-14 Frictionally driven roller type transfer apparatus
KR2019900017776U KR910000937Y1 (ko) 1987-03-13 1990-11-19 마찰피동 로울러식 정지 기동장치
KR2019900020048U KR910001388Y1 (ko) 1987-03-13 1990-12-17 피동 로울러 선회기구

Applications Claiming Priority (1)

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JP12098687U JPH056259Y2 (ja) 1987-08-08 1987-08-08

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JPS6426623U JPS6426623U (ja) 1989-02-15
JPH056259Y2 true JPH056259Y2 (ja) 1993-02-18

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JPS6426623U (ja) 1989-02-15

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