JP2572462Y2 - レンズ鏡筒のストッパー装置 - Google Patents

レンズ鏡筒のストッパー装置

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JP2572462Y2
JP2572462Y2 JP1991046753U JP4675391U JP2572462Y2 JP 2572462 Y2 JP2572462 Y2 JP 2572462Y2 JP 1991046753 U JP1991046753 U JP 1991046753U JP 4675391 U JP4675391 U JP 4675391U JP 2572462 Y2 JP2572462 Y2 JP 2572462Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はレンズ鏡筒に関するもの
である。更に詳しくはタイミングベルトにより回転駆動
力が伝達されるレンズ鏡筒のストッパー装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来レンズ鏡筒のストッパー装置は回転
筒に固設された回転制限部材と、固定筒に固設された回
転規制部材の当接によって回転を制限していた。
【0003】
【0004】
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来の方法で
は、回転制限部材と回転規制部材とが当接する時当接音
が発生して騒音となり、操作感の悪さがあった。又騒音
低減のために弾性材料を以て回転制限部材又は回転規制
部材を形成すると、回転制限位置の精度や耐久性が不充
分となった。本考案はこの様な従来の問題点に鑑みてな
されたもので、回転制限部材と回転規制部材の当接が円
滑に行われ、当接音が低減されたレンズ鏡筒のストッパ
ー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は課題解決のた
め、固定筒と、該固定筒に固設された回転規制部材と、
該固定筒に回動可能に嵌合し、タイミングベルトを介し
てモータの駆動力が伝達されて回転する回転筒と、該回
転筒に固設された回転制限部材とを有し、該回転規制部
材に該回転制限部材が当接することにより該回転筒の該
固定筒に対する回転を制限するレンズ鏡筒のストッパー
装置において、該タイミングベルトを押圧する押圧部材
が該回転筒又は該固定筒の少なくとも一方に設置され、
該設置の位置が、該回転筒の回転に伴い該回転規制部材
と該回転制限部材とが当接する直前に該タイミングベル
トに接触して押圧を開始し、両者が当接する時まで押圧
を継続する位置であるレンズ鏡筒のストッパー装置を構
成した。
【0007】更に該押圧部材が該回転制限部材であるレ
ンズ鏡筒のストッパー装置を構成した。
【0008】更に該押圧部材がベルト車であるレンズ鏡
筒のストッパー装置を構成した。更に該押圧部材が、該
固定筒に支持された枢支部材を支点として揺動可能にか
つばねによりタイミングベルトを押圧しないように付勢
されて支持され、該回転規制部材と該回転制限部材とが
当接する直前より当接している間、該押圧部材に当接す
る当接部材が該回転筒に設置され、該当接部材が該回転
筒の回転に伴って該押圧部材に当接し、ばねによる付勢
に抗して該枢支部材を支点として該押圧部材を該タイミ
ングベルトを押圧する位置に揺動させるレンズ鏡筒のス
トッパー装置を構成した。
【0009】
【作用】押圧部材が回転規制部材と回転制限部材とが当
接する直前にタイミングベルトの押圧を開始し、両者が
当接する時まで押圧を継続する。押圧部材が回転筒に設
置された部材、例えば回転制限部材、ベルト車等であ
る。押圧部材が固定筒に設置された部材で、回転筒に設
置された部材が固定筒に設置された部材を介して、回転
筒の回転によりタイミングベルトを押圧する。
【0010】
【実施例】本考案の第1の実施例を図1、図3及び図4
により説明する。図1は実施例の側面図、図3及び図4
は断面図である。固定筒(不図示)の外周又は内周に回
転のみ可能に嵌合した回転筒1には、ベルト車1bがそ
の円周に沿って刻設されている。モータ5の軸にはベル
ト車5aが同軸に固設されている。タイミングベルト
(歯付きベルトともいう)2はベルト車1b及びベルト
車5aと噛合しモータ5の回転を回転筒1に伝達する。
回転筒1は回転するとその円周状に設けられたカム溝1
aを介して合焦・変倍光学系(不図示)を駆動し、合焦
又は変倍動作を行う。
【0011】制限部材3は回転筒1に固設され、規制部
材4は固定筒(不図示)に固設されている。制限部材3
とタイミングベルト2は、制限部材3が所定制限位置で
規制部材4に当接する直前に当接するような位置に配さ
れている。制限部材3と規制部材4は、制限部材3とタ
イミングベルト2が当接し押圧した状態で所定制限位置
で当接するような位置に配されている。
【0012】次に第1の実施例の動作について説明す
る。図3において所定制限位置で制限部材3が規制部材
4に当接する直前の状態を、図4において所定制限位置
で制限部材3が規制部材4に当接した状態を示してい
る。回転筒1が、モータ5の回転がベルト車5a、タイ
ミングベルト2及びベルト車1bを介して伝達されて回
転制限側に回転すると、図3に示す位置において制限部
材3がベルト車1bとベルト車5aとにより緊張してい
るタイミングベルト2に当接する。更に回転すると制限
部材3がタイミングベルト2を押圧し、回転の進行に従
って押圧力が大きくなる。制限部材3の押圧力によりタ
イミングベルト2は弾性的に伸長し側方回転筒1側に変
位量x変形する。これにより回転筒1の回転トルクが増
大し同様にベルト車5aの回転トルクが増大する。そし
てモータ5の回転数が減少し回転筒1の回転角速度が減
少する。制限部材3が規制部材4に所定制限位置で当接
する時は充分に減速されているから、当接する時発生す
る当接音は極めて小さくなる。
【0013】次に本考案の第2の実施例を図2、図5及
び図6により説明する。図2は実施例の側面図、図5及
び図6は断面図である。固定筒(不図示)の外周又は内
周に回転のみ可能に嵌合した回転筒11には、ベルト車
11bがその円周に沿って刻設されている。モータ15
の軸にはベルト車15aが同軸に固設されている。タイ
ミングベルト12は両面に歯が付けられた両面タイミン
グベルトであり、ベルト車11b及びベルト車15aと
噛合しモータ15の回転を回転筒11に伝達する。回転
筒11は回転するとその円周状に設けられたカム溝11
aを介して合焦・変倍光学系(不図示)を駆動し、合焦
又は変倍動作を行う。
【0014】固定筒(不図示)に固設された支点20a
に揺動部材20が揺動可能に支持され、一端には弾性部
材17が、他方にはベルト車16が設置されている。揺
動部材20はバネ19により時計方向に付勢されて、制
限ピン18により制限部材13が弾性部材17に当接し
ない時は弾性部材17がタイミングベルト12に当接し
ないように制限され、ベルト車16が押圧力を生じない
ようにタイミングベルト12と噛合するように配設され
ている。制限部材13は回転筒11に固設され、規制部
材14は固定筒(不図示)に固設されている。制限部材
13と弾性部材17は、制限部材13が所定制限位置で
規制部材14に当接する直前にに当接するような位置に
配されている。制限部材13と規制部材14は、ベルト
車16とタイミングベルト12が噛合しかつ押圧した状
態で所定制限位置で当接するような位置に配されてい
る。
【0015】次に第2の実施例の動作について説明す
る。図5において所定制限位置で制限部材13が規制部
材14に当接する直前の状態を、図6において所定制限
位置で制限部材13が規制部材14に当接した状態を示
している。回転筒11が、モータ15の回転がベルト車
15a、タイミングベルト12及びベルト車11bを介
して伝達されて回転制限側に回転すると、図5に示す位
置において制限部材13が弾性部材17に当接する。
【0016】更に回転すると制限部材13が弾性部材1
7を押圧し、揺動部材20が支点20aを支点としてバ
ネ19の付勢に抗して反時計方向に揺動しベルト車16
がベルト車15aとベルト車11bとにより緊張してい
るタイミングベルト12を押圧し、回転の進行に従って
押圧力が大きくなる。ベルト車16の押圧力によりタイ
ミングベルト12は弾性的に伸長し側方に変位量y変形
する。これにより回転筒11の回転トルクが増大し同様
にベルト車15aの回転トルクが増大する。そしてモー
タ15の回転数が減少し回転筒11の回転角速度が減少
する。制限部材13が規制部材14に所定制限位置で当
接する時は充分に減速されているから、当接する時発生
する当接音は極めて小さくなる。
【0017】次に本考案の第3の実施例を図7及び図8
により説明する。図7及び図8は実施例の断面図であ
る。固定筒(不図示)の外周又は内周に回転可能に嵌合
した回転筒111には、ベルト車111bがその円周に
沿って刻設されている。ベルト車111bの外周には滑
らかな突起部111cが設けられている。モータ(不図
示)の軸にはベルト車115aが同軸に固設されてい
る。
【0018】ベルト車116とベルト車117は固定筒
(不図示)に回転可能に軸支されている。タイミングベ
ルト112はベルト車111bとベルト車115aと噛
合しモータ(不図示)の回転を回転筒111に伝達し、
かつベルト車116とベルト車117と噛合し弾性的伸
長を伴わないで緊張している。回転筒111は回転する
とその円周状に設けられたカム溝(不図示)を介して合
焦・変倍光学系(不図示)を駆動し、合焦又は変倍動作
を行う。制限部材113は回転筒111に固設され、規
制部材114は固定筒(不図示)に固設されている。滑
らかな突起部111cが、制限部材113と規制部材1
14に当接する直前にタイミングベルト12に噛合する
ような位置に配されている。
【0019】次に第3の実施例の動作について説明す
る。図7において所定制限位置で制限部材113が規制
部材114に当接する直前の状態を、図8において所定
制限位置で制限部材113が規制部材114に当接した
状態を示している。回転筒111が、モータ(不図示)
の回転がベルト車115a、タイミングベルト112及
びベルト車111bを介して伝達されて駆動され、回転
制限側に回転すると、図7に示す位置においてベルト車
111bの外周に設けられている滑らかな突起部111
cがベルト車111bとベルト車115、116、11
7とにより回転筒111の接線方向に緊張しているタイ
ミングベルト112に当接する。更に回転すると突起部
111cがタイミングベルト112を押圧し、回転の進
行に従って押圧力が大きくなる。突起部111cの押圧
力によりタイミングベルト112は弾性的に伸長し回転
筒111の外側方に変位量z変形する。これにより回転
筒111の回転トルクが増大し同様にベルト車115a
の回転トルクが増大する。そしてモータ(不図示)回転
数が減少し回転筒111の回転角速度が減少する。制限
部材113が規制部材114に所定制限位置で当接する
時は充分に減速されているから、当接する時発生する当
接音は極めて小さくなる。
【0020】なお実施例において駆動力を伝達しないベ
ルト車はプーリーと置き換えられるのはいうまでもな
い。
【0021】
【考案の効果】押圧部材が回転規制部材と回転制限部材
とが当接する直前にタイミングベルトの押圧を開始し、
両者が当接する時まで押圧を継続するから、両者が当接
する時はタイミングベルトは充分な押圧力を受け、弾性
的に伸長し側方に変形し、トルクが増大してモータの回
転数が減少し、回転筒の回転角速度は制限部材が規制部
材に所定制限位置で当接する時は充分に減速されて、当
接する時発生する当接音は極めて小さくなる。回転規制
部材と回転制限部材とが当接する直前までは、タイミン
グベルトは押圧等を受けないから不必要な負荷がモータ
にかかることがない。押圧部材が回転筒に設置された部
材、例えば回転制限部材、ベルト車等であるから容易に
かつ廉価に設置できる。押圧部材が固定筒に設置された
部材で、回転筒に設置された部材が固定筒に設置された
部材を介して、回転筒の回転によりタイミングベルトを
押圧するから、押圧部材が回転筒に設置出来ないとき
も、固定筒に容易に設置できる。回転制限位置の制御が
機械的に行われるから、精度よく位置が出る。タイミン
グベルトの使用により、ギアに比して回転伝達の音の発
生が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の側面図である。
【図2】第2の実施例の側面図である。
【図3】第1の実施例の断面図である。
【図4】第1の実施例の断面図である。
【図5】第2の実施例の断面図である。
【図6】第2の実施例の断面図である。
【図7】第3の実施例の断面図である。
【図8】第3の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1、11、111・・回転筒 1b、11b、111b・・ベルト車 2、12、112・・タイミングベルト 3、13、113・・制限部材 4、14、114・・規制部材 5、15・・モータ 5a、15a、115a、16、116、117・・ベ
ルト車 17・・弾性部材 18・・制限ピン 19・・バネ

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒と、該固定筒に固設された回転規
    制部材と、該固定筒に回動可能に嵌合し、タイミングベ
    ルトを介してモータの駆動力が伝達されて回転する回転
    筒と、該回転筒に固設された回転制限部材とを有し、該
    回転規制部材に該回転制限部材が当接することにより該
    回転筒の該固定筒に対する回転を制限するレンズ鏡筒の
    ストッパー装置において、該タイミングベルトを押圧す
    る押圧部材が該回転筒又は該固定筒の少なくとも一方に
    設置され、該設置の位置が、該回転筒の回転に伴い該回
    転規制部材と該回転制限部材とが当接する直前に該タイ
    ミングベルトに接触して押圧を開始し、両者が当接する
    時まで押圧を継続する位置であることを特徴とするレン
    ズ鏡筒のストッパー装置。
  2. 【請求項2】 該押圧部材が該回転制限部材であること
    を特徴とする請求項1のレンズ鏡筒のストッパー装置。
  3. 【請求項3】 該押圧部材がベルト車であることを特徴
    とする請求項1のレンズ鏡筒のストッパー装置。
  4. 【請求項4】該押圧部材が、該固定筒に支持された枢支
    部材を支点として揺動可能にかつばねによりタイミング
    ベルトを押圧しないように付勢されて支持され、 該回転規制部材と該回転制限部材とが当接する直前より
    当接している間、該押圧部材に当接する当接部材が該回
    転筒に設置され、 該当接部材が該回転筒の回転に伴って該押圧部材に当接
    し、ばねによる付勢に抗して該枢支部材を支点として該
    押圧部材を該タイミングベルトを押圧する位置に揺動さ
    せることを特徴とする請求項1のレンズ鏡筒のストッパ
    ー装置。
JP1991046753U 1991-05-27 1991-05-27 レンズ鏡筒のストッパー装置 Expired - Fee Related JP2572462Y2 (ja)

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