JPH0624583Y2 - 両方向回転バネクラツチ - Google Patents
両方向回転バネクラツチInfo
- Publication number
- JPH0624583Y2 JPH0624583Y2 JP1986061257U JP6125786U JPH0624583Y2 JP H0624583 Y2 JPH0624583 Y2 JP H0624583Y2 JP 1986061257 U JP1986061257 U JP 1986061257U JP 6125786 U JP6125786 U JP 6125786U JP H0624583 Y2 JPH0624583 Y2 JP H0624583Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- driven member
- rotation
- coil spring
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は正逆回転可能な軸の正転逆転を利用して一定角
度分の回転運動を取出す機構に関する。
度分の回転運動を取出す機構に関する。
従来この種の機構は一方向回転バネクラツチとしての圧
縮コイルバネを２個伴設し、正逆転可能な軸の正転方向
時の揺動回転と逆転方向時の揺動回転を各々別々の圧縮
コイルバネを利用して取出していた。
縮コイルバネを２個伴設し、正逆転可能な軸の正転方向
時の揺動回転と逆転方向時の揺動回転を各々別々の圧縮
コイルバネを利用して取出していた。
しかし前述の従来技術では部品点数が多く高価で組立作
業性も悪くまた、取付空間も大きく必要であるという欠
点があつた。
業性も悪くまた、取付空間も大きく必要であるという欠
点があつた。
そこで本考案の目的はこのような欠点を解決し部品点数
が少なく極めて簡単な構成で、組立作業性に優れ取付空
間も小さい両方向回転バネクラツチを安価に提供するこ
とにある。
が少なく極めて簡単な構成で、組立作業性に優れ取付空
間も小さい両方向回転バネクラツチを安価に提供するこ
とにある。
本考案の両方向回転バネクラッチは、 正転及び逆転する駆動軸（５）と、 被押圧部（９）を備え、且つ上記駆動軸（５）に遊装さ
れた被動部材（８）と、 静止部材上に設けた制動部材（７）と、 上記駆動軸（５）に巻回され、該駆動部（５）の正転及
び逆転に応じて、一方が上記被押圧部（９）の回転方向
下手側部分に当接して上記被動部材（８）を上記駆動軸
（５）と同じ回転方向に駆動するように、他方が上記制
動部材（７）に当接して上記駆動を規制されるようにそ
れぞれ機能する一対の突部（ａ）、（ｂ）を両端に突出
させたコイルバネ（６）と、 から成ることを特徴とする。
れた被動部材（８）と、 静止部材上に設けた制動部材（７）と、 上記駆動軸（５）に巻回され、該駆動部（５）の正転及
び逆転に応じて、一方が上記被押圧部（９）の回転方向
下手側部分に当接して上記被動部材（８）を上記駆動軸
（５）と同じ回転方向に駆動するように、他方が上記制
動部材（７）に当接して上記駆動を規制されるようにそ
れぞれ機能する一対の突部（ａ）、（ｂ）を両端に突出
させたコイルバネ（６）と、 から成ることを特徴とする。
本考案の上記の構成によれば従来の一方向回転バネクラ
ツチとしての圧縮コイルバネを１個使用するだけで両方
向回転バネクラツチとして利用でき、正逆転可能な軸の
正転逆転の動きより一定角度の揺動運動を取出すことが
できる。
ツチとしての圧縮コイルバネを１個使用するだけで両方
向回転バネクラツチとして利用でき、正逆転可能な軸の
正転逆転の動きより一定角度の揺動運動を取出すことが
できる。
本考案を図面にもとずき説明すると、第１図は本考案の
実施例の斜視図であり第２図は側面図であつて、１は駆
動源としてのモータ、２はモータ１に係止され回転する
モータ歯車、３はモータ歯車２と歯合し回転を伝える伝
達歯車、４は伝達歯車３に歯合し回転する従動歯車、５
は従動歯車４が嵌着され正逆回転可能な駆動軸、６は駆
動軸５に適当なしめしろをもって巻装され両端に駆動軸
５の径方向に突出する突部ａ、ｂ（第３、４図）を有す
るコイルバネ、７はコイルバネ６の両端の突部ａ、ｂと
当接可能に静止部材上に設けられた制動部材、８はコイ
ルバネ６の突部ａ、ｂにより押圧されるように被押圧部
９を備え且つ駆動軸５に遊嵌された被動部材、１０は被
動部材８の外周に接し回転するローラ、１１はローラ１
０を備え被動部材８と連動して支点軸１２を支点に揺動
する揺動レバー、１３は揺動レバー１１に係止されたキ
ャップ、１４は揺動レバー１１を介してローラ１０を被
動部材８に圧接するための引張コイルバネ、１５はキャ
ップ１３に対向したインクジェット記録用ヘッドであ
る。
実施例の斜視図であり第２図は側面図であつて、１は駆
動源としてのモータ、２はモータ１に係止され回転する
モータ歯車、３はモータ歯車２と歯合し回転を伝える伝
達歯車、４は伝達歯車３に歯合し回転する従動歯車、５
は従動歯車４が嵌着され正逆回転可能な駆動軸、６は駆
動軸５に適当なしめしろをもって巻装され両端に駆動軸
５の径方向に突出する突部ａ、ｂ（第３、４図）を有す
るコイルバネ、７はコイルバネ６の両端の突部ａ、ｂと
当接可能に静止部材上に設けられた制動部材、８はコイ
ルバネ６の突部ａ、ｂにより押圧されるように被押圧部
９を備え且つ駆動軸５に遊嵌された被動部材、１０は被
動部材８の外周に接し回転するローラ、１１はローラ１
０を備え被動部材８と連動して支点軸１２を支点に揺動
する揺動レバー、１３は揺動レバー１１に係止されたキ
ャップ、１４は揺動レバー１１を介してローラ１０を被
動部材８に圧接するための引張コイルバネ、１５はキャ
ップ１３に対向したインクジェット記録用ヘッドであ
る。
第３図、第４図は本考案の両方向回転バネクラッチの実
施例の動作を示す図であり、第３図は矢印Ａ方向に駆動
軸５が回転した場合を示し、第４図は矢印Ｂ方向に駆動
軸５が回転した場合を示す。
施例の動作を示す図であり、第３図は矢印Ａ方向に駆動
軸５が回転した場合を示し、第４図は矢印Ｂ方向に駆動
軸５が回転した場合を示す。
第３図、第４図を用いて本実施例の動作を説明すると、
先ずモータ１の回転はモータ歯車２、伝達歯車３、従動
歯車４の輪列を介して駆動軸５に伝達され、駆動軸５が
正転または反転する。次に駆動軸５の回転方向に従つて
以後の動作を説明する。
先ずモータ１の回転はモータ歯車２、伝達歯車３、従動
歯車４の輪列を介して駆動軸５に伝達され、駆動軸５が
正転または反転する。次に駆動軸５の回転方向に従つて
以後の動作を説明する。
第３図に示すように、駆動軸５が矢印Ａ方向に回転する
と、コイルバネ６は駆動軸５と連動して矢印Ａ方向に回
転する。コイルバネ６の一端の突部ａが被動部材８上の
被押圧部９に当接すると、この被押圧部９の回転方向下
手側部分を押圧しながら被動部材８を矢印Ａ方向に回転
させる。その後コイルバネ６の他端の突部ｂが制動部材
７に当接すると、コイルバネ６は緩められ、駆動軸５の
回転が被動部材８に伝達されなくなつて、被動部材８は
第３図に示す状態で静止する。尚、駆動軸５はその後も
矢印Ａ方向に回転し続けてよい。
と、コイルバネ６は駆動軸５と連動して矢印Ａ方向に回
転する。コイルバネ６の一端の突部ａが被動部材８上の
被押圧部９に当接すると、この被押圧部９の回転方向下
手側部分を押圧しながら被動部材８を矢印Ａ方向に回転
させる。その後コイルバネ６の他端の突部ｂが制動部材
７に当接すると、コイルバネ６は緩められ、駆動軸５の
回転が被動部材８に伝達されなくなつて、被動部材８は
第３図に示す状態で静止する。尚、駆動軸５はその後も
矢印Ａ方向に回転し続けてよい。
一方、第４図に示すように、駆動軸５が矢印Ｂ方向に回
転する場合は、先ずコイルバネ６は駆動軸５と連動して
矢印Ｂ方向に回転する。コイルバネ６の一端の突部ｂが
被動部材８上の被押圧部９に当接すると、この被押圧部
９の回転方向下手側部分を押圧しながら被動部材８を矢
印Ｂ方向に回転させる。その後コイルバネ６の他端の突
部ａが制動部材７に当接すると、コイルバネ６は緩めら
れ、駆動軸５の回転が被動部材８に伝達されなくなつ
て、被動部材８は第４図に示す状態で静止する。尚、駆
動軸５はその後も矢印Ｂ方向に回転し続けてよい。
転する場合は、先ずコイルバネ６は駆動軸５と連動して
矢印Ｂ方向に回転する。コイルバネ６の一端の突部ｂが
被動部材８上の被押圧部９に当接すると、この被押圧部
９の回転方向下手側部分を押圧しながら被動部材８を矢
印Ｂ方向に回転させる。その後コイルバネ６の他端の突
部ａが制動部材７に当接すると、コイルバネ６は緩めら
れ、駆動軸５の回転が被動部材８に伝達されなくなつ
て、被動部材８は第４図に示す状態で静止する。尚、駆
動軸５はその後も矢印Ｂ方向に回転し続けてよい。
このように、１個のコイルスプリング６の作用により、
駆動軸５の正転または反転に応じて被動部材８を駆動軸
５と同じ回転方向に一定角度回転させることができる。
駆動軸５の正転または反転に応じて被動部材８を駆動軸
５と同じ回転方向に一定角度回転させることができる。
また、被動部材８の外周部はカムとなっており、ローラ
１０を介してレバー１１が支点軸１２を支点として被動
部材８の回転と連動し、揺動運動をしてキャップ１３の
開閉動作を行う。
１０を介してレバー１１が支点軸１２を支点として被動
部材８の回転と連動し、揺動運動をしてキャップ１３の
開閉動作を行う。
［考案の効果］ 本考案によれば、駆動軸（５）の正転及び逆転方向に応
じて、駆動軸（５）に巻回されたコイルバネ（６）の両
端の突部（ａ）、（ｂ）のうち、一方が被押圧部（９）
の回転方向下手側部分に当接して被動部材（８）を駆動
軸（５）と同じ回転方向に駆動するように機能し、他方
は制動部材（７）に当接して被動部材（８）の回転が規
制されるように機能することにより、一個のコイルバネ
のみを用いて被動部材（８）の一定角度の正転及び逆転
が可能になり、部品点数が少なく、構造が簡単となり、
大きな取り付け空間を必要としないため小型化が可能と
なり、組み立て作業性も向上するという効果を奏する。
じて、駆動軸（５）に巻回されたコイルバネ（６）の両
端の突部（ａ）、（ｂ）のうち、一方が被押圧部（９）
の回転方向下手側部分に当接して被動部材（８）を駆動
軸（５）と同じ回転方向に駆動するように機能し、他方
は制動部材（７）に当接して被動部材（８）の回転が規
制されるように機能することにより、一個のコイルバネ
のみを用いて被動部材（８）の一定角度の正転及び逆転
が可能になり、部品点数が少なく、構造が簡単となり、
大きな取り付け空間を必要としないため小型化が可能と
なり、組み立て作業性も向上するという効果を奏する。
また、本考案の両方向回転バネクラッチをインクジェッ
トプリンタのキャップ駆動機構に用いた場合、キャッピ
ング機構や、吸引装置、クリーニング機構等が集中配置
されるヘッド待機位置周辺において、部品点数の減少、
取り付け空間の減少、機構の簡易化、小型化、レイアウ
トの自由度向上、プリンタ本体の小型化、組み立て作業
性の向上等に貢献するものである。
トプリンタのキャップ駆動機構に用いた場合、キャッピ
ング機構や、吸引装置、クリーニング機構等が集中配置
されるヘッド待機位置周辺において、部品点数の減少、
取り付け空間の減少、機構の簡易化、小型化、レイアウ
トの自由度向上、プリンタ本体の小型化、組み立て作業
性の向上等に貢献するものである。
第１図は本考案の実施例の斜視図。第２図は本考案の実
施例の側面図。第３図、第４図は本考案の実施例の動作
を示す図である。 ５……駆動軸 ６……コイルバネ ７……制動部材 ８……被動部材 ９……被押圧部。
施例の側面図。第３図、第４図は本考案の実施例の動作
を示す図である。 ５……駆動軸 ６……コイルバネ ７……制動部材 ８……被動部材 ９……被押圧部。
Claims (1)
- 【請求項１】正転及び逆転する駆動軸（５）と、 被押圧部（９）を備え、且つ上記駆動軸（５）に遊装さ
れた被動部材（８）と、 静止部材上に設けた制動部材（７）と、 上記駆動軸（５）に巻回され、該駆動部（５）の正転及
び逆転に応じて、一方が上記被押圧部（９）の回転方向
下手側部分に当接して上記被動部材（８）を上記駆動軸
（５）と同じ回転方向に駆動するように、他方が上記制
動部材（７）に当接して上記駆動を規制されるようにそ
れぞれ機能する一対の突部（ａ）、（ｂ）を両端に突出
させたコイルバネ（６）と、 から成ることを特徴とする両方向回転バネクラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986061257U JPH0624583Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | 両方向回転バネクラツチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986061257U JPH0624583Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | 両方向回転バネクラツチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62172825U JPS62172825U (ja) | 1987-11-02 |
| JPH0624583Y2 true JPH0624583Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30894424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986061257U Expired - Lifetime JPH0624583Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 | 両方向回転バネクラツチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624583Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5841393U (ja) * | 1981-09-14 | 1983-03-18 | コンテナ開発工業株式会社 | 流体輸送用コンテナ |
-
1986
- 1986-04-23 JP JP1986061257U patent/JPH0624583Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62172825U (ja) | 1987-11-02 |
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