JPH0110779Y2 - - Google Patents
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- JPH0110779Y2 JPH0110779Y2 JP20227882U JP20227882U JPH0110779Y2 JP H0110779 Y2 JPH0110779 Y2 JP H0110779Y2 JP 20227882 U JP20227882 U JP 20227882U JP 20227882 U JP20227882 U JP 20227882U JP H0110779 Y2 JPH0110779 Y2 JP H0110779Y2
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- JP
- Japan
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- pulley
- gear
- reel stand
- switching
- driven
- Prior art date
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 claims 2
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 claims 2
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 3
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は1個のモータによつて、リール台の早
送り、巻戻し操作と、録音、再生動作を行なうよ
うにしたテープレコーダの駆動装置に関する。
送り、巻戻し操作と、録音、再生動作を行なうよ
うにしたテープレコーダの駆動装置に関する。
第1図はこの種のテープレコーダの駆動装置の
従来例を示す平面図である。図において、符号1
はベースであり、その切欠部1a内に巻取側リー
ル台2と供給側リール台3が配設されている。巻
取側リール台2の下側には従動ギヤ4が、供給側
リール台3の下側には従動ギヤ5が各々一体とな
つて回転するように設けられている。また、ベー
ス1の下側に設置されたモータ6の軸には駆動ギ
ヤ7が設けられている。同じくモータ6の軸に揺
動レバー8が設けられており、この揺動レバー8
の先部に切換ギヤ9が支持されている。この切換
ギヤ9は駆動ギヤ7と常に噛み合つており、且つ
モータ6の回転方向に応じて、揺動レバー8が左
右方向へ回動し、切換ギヤ9が両従動ギヤ4と5
に対して選択的に噛み合うようになつている。切
換ギヤ9が従動ギヤ4に噛み合う場合には巻取側
リール台2が反時計回りに高速回転してテープの
早送りが行なわれ、逆に切換ギヤ9が従動ギヤ5
に噛み合う場合に供給側リール台5が時計回りに
高速回転してテープの巻戻しが行なわれる。ま
た、切換ギヤ9を従動ギヤ4に噛み合わせた状態
でモータ5の回転数を下げれば、巻取側リール台
2が反時計回りに低速回転して、録音、再生時の
テープ送り動作が行なわれる。
従来例を示す平面図である。図において、符号1
はベースであり、その切欠部1a内に巻取側リー
ル台2と供給側リール台3が配設されている。巻
取側リール台2の下側には従動ギヤ4が、供給側
リール台3の下側には従動ギヤ5が各々一体とな
つて回転するように設けられている。また、ベー
ス1の下側に設置されたモータ6の軸には駆動ギ
ヤ7が設けられている。同じくモータ6の軸に揺
動レバー8が設けられており、この揺動レバー8
の先部に切換ギヤ9が支持されている。この切換
ギヤ9は駆動ギヤ7と常に噛み合つており、且つ
モータ6の回転方向に応じて、揺動レバー8が左
右方向へ回動し、切換ギヤ9が両従動ギヤ4と5
に対して選択的に噛み合うようになつている。切
換ギヤ9が従動ギヤ4に噛み合う場合には巻取側
リール台2が反時計回りに高速回転してテープの
早送りが行なわれ、逆に切換ギヤ9が従動ギヤ5
に噛み合う場合に供給側リール台5が時計回りに
高速回転してテープの巻戻しが行なわれる。ま
た、切換ギヤ9を従動ギヤ4に噛み合わせた状態
でモータ5の回転数を下げれば、巻取側リール台
2が反時計回りに低速回転して、録音、再生時の
テープ送り動作が行なわれる。
ところが、巻取側リール台2をギヤの動力伝達
によつて回転させて録音、再生動作を行なう場合
には、ギヤ7,9ならびに4の噛み合い状態にお
ける歯のバツクラツシユなどが原因となつて、テ
ープ送り速度に微妙な変化を与え、録音、再生時
のW/F値が悪化するなどの欠点がある。
によつて回転させて録音、再生動作を行なう場合
には、ギヤ7,9ならびに4の噛み合い状態にお
ける歯のバツクラツシユなどが原因となつて、テ
ープ送り速度に微妙な変化を与え、録音、再生時
のW/F値が悪化するなどの欠点がある。
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、テープの早送り動作と巻戻し動作の
際には、ギヤを用いてリール台に確実な動力伝達
が行なわれるようにし、且つ、録音、再生時には
トルク変動のない動力伝達を行なえるようにした
テープレコーダの駆動装置を提供することを目的
としている。
ものであり、テープの早送り動作と巻戻し動作の
際には、ギヤを用いてリール台に確実な動力伝達
が行なわれるようにし、且つ、録音、再生時には
トルク変動のない動力伝達を行なえるようにした
テープレコーダの駆動装置を提供することを目的
としている。
本考案によるテープレコーダの駆動装置は、テ
ープの早送りならびに巻戻し動作のときには、回
転駆動軸からリール台へギヤを介して動力伝達
し、録音ならびに再生動作時には、回転駆動軸か
らリール台へプーリを介して動力伝達するように
したものである。
ープの早送りならびに巻戻し動作のときには、回
転駆動軸からリール台へギヤを介して動力伝達
し、録音ならびに再生動作時には、回転駆動軸か
らリール台へプーリを介して動力伝達するように
したものである。
以下、本考案の実施例を第2図以下の図面によ
つて説明する。
つて説明する。
第2図は本考案によるテープレコーダの駆動装
置を示す断面図、第3図、第4図はその動作別平
面図である。
置を示す断面図、第3図、第4図はその動作別平
面図である。
第2図に示す符号11は上部ベースであり、1
2は下部ベースである。上部ベース11には、第
3図、第4図に示す形状の切欠部11aが形成さ
れている。下部ベース12の下面には可変速のリ
バーシブルモータ13が設置されている。このリ
バーシブルモータ13の軸(回転駆動軸)13a
は、上部ベース11の切欠部11aから上方へ突
出しており、この軸13aの上端には、駆動ギヤ
14aとこれと一体の駆動プーリ14bが固設さ
れている。また、軸13aには揺動レバー15が
回動自在に取付けられている。揺動レバー15の
の先部には軸16が固設されており、この軸16
上に切換ギヤ17が自転自在に設けられている。
切換ギヤ17と揺動レバー15の間にはフエルト
などの摩擦体18が介装されている。また、軸1
6の上端にはワツシヤ20が装備されてリング2
1によつて抜け止めされており、このワツシヤ2
0と切換ギヤ17との間にばね19が介装されて
いる。また、切換ギヤ17は駆動ギヤ14aと常
に噛み合つている。前記ばね19により、切換ギ
ヤ17は摩擦体18を介して揺動レバー15に圧
接しているので、モータ13による駆動ギヤ14
aの回転は、切換ギヤ17を介して揺動レバー1
5の揺動力として作用する。よつて、モータ13
の正転ならびに逆転に対応して揺動レバー15が
揺動し、切換ギヤ17が、供給側リール台25と
一体の従動ギヤ26と、巻取側リール台30と一
体の従動ギヤ31に対して選択的に噛み合うよう
になつている。また、第2図に示すように、巻取
側リール台30ならびにこれと一体に連結されて
いる従動ギヤ31は支持軸32によつて自転自在
に支持されている。この支持軸32は下部ベース
12上に取付けられているものである。また、従
動ギヤ31の上側には従動プーリ33が自転自在
に設けられており、また、その上方位置にはリテ
ーナキヤツプ34が固設されている。リテーナキ
ヤツプ34と従動プーリ33の間にはばね35が
介装されている。また従動プーリ33と従動ギヤ
31の間にはフエルトなどの摩擦体36が介装さ
れている。従動プーリ33はばね35によつて下
向きに弾圧されており、従動プーリ33は摩擦体
36を介して従動ギヤ31に加圧されている。そ
の結果、通常は従動プーリ33と巻取側リール台
30が一緒に回動し、巻取側リール台30に負荷
が生じたときには、従動プーリ33が摩擦体36
に対してスリツプするようになつている。一方、
前記供給側リール台25とこれと一体の従動ギヤ
26は支持軸27上に回動自在に支持されてい
る。供給側リール台25と従動ギヤ26の断面形
状は、第2図に示した巻取側リール台30と従動
ギヤ31と同じである(供給側リール台25には
従動プーリ33が設けられていない)。
2は下部ベースである。上部ベース11には、第
3図、第4図に示す形状の切欠部11aが形成さ
れている。下部ベース12の下面には可変速のリ
バーシブルモータ13が設置されている。このリ
バーシブルモータ13の軸(回転駆動軸)13a
は、上部ベース11の切欠部11aから上方へ突
出しており、この軸13aの上端には、駆動ギヤ
14aとこれと一体の駆動プーリ14bが固設さ
れている。また、軸13aには揺動レバー15が
回動自在に取付けられている。揺動レバー15の
の先部には軸16が固設されており、この軸16
上に切換ギヤ17が自転自在に設けられている。
切換ギヤ17と揺動レバー15の間にはフエルト
などの摩擦体18が介装されている。また、軸1
6の上端にはワツシヤ20が装備されてリング2
1によつて抜け止めされており、このワツシヤ2
0と切換ギヤ17との間にばね19が介装されて
いる。また、切換ギヤ17は駆動ギヤ14aと常
に噛み合つている。前記ばね19により、切換ギ
ヤ17は摩擦体18を介して揺動レバー15に圧
接しているので、モータ13による駆動ギヤ14
aの回転は、切換ギヤ17を介して揺動レバー1
5の揺動力として作用する。よつて、モータ13
の正転ならびに逆転に対応して揺動レバー15が
揺動し、切換ギヤ17が、供給側リール台25と
一体の従動ギヤ26と、巻取側リール台30と一
体の従動ギヤ31に対して選択的に噛み合うよう
になつている。また、第2図に示すように、巻取
側リール台30ならびにこれと一体に連結されて
いる従動ギヤ31は支持軸32によつて自転自在
に支持されている。この支持軸32は下部ベース
12上に取付けられているものである。また、従
動ギヤ31の上側には従動プーリ33が自転自在
に設けられており、また、その上方位置にはリテ
ーナキヤツプ34が固設されている。リテーナキ
ヤツプ34と従動プーリ33の間にはばね35が
介装されている。また従動プーリ33と従動ギヤ
31の間にはフエルトなどの摩擦体36が介装さ
れている。従動プーリ33はばね35によつて下
向きに弾圧されており、従動プーリ33は摩擦体
36を介して従動ギヤ31に加圧されている。そ
の結果、通常は従動プーリ33と巻取側リール台
30が一緒に回動し、巻取側リール台30に負荷
が生じたときには、従動プーリ33が摩擦体36
に対してスリツプするようになつている。一方、
前記供給側リール台25とこれと一体の従動ギヤ
26は支持軸27上に回動自在に支持されてい
る。供給側リール台25と従動ギヤ26の断面形
状は、第2図に示した巻取側リール台30と従動
ギヤ31と同じである(供給側リール台25には
従動プーリ33が設けられていない)。
また、上部ベース11上には一対のピン40
a,40bが固定されており、このピン40a,
40bにガイドされて移動板41が矢印イ,ロ方
向へ移動自在に支持されている。この移動板41
の端部と、上部ベース11上のピン42との間に
はばね43が介装されており、このばね43の弾
性力によつて移動板41は矢印ロ方向へ付勢され
ている。また、移動板41の中央下面には軸44
が固設されており、これに切換プーリ45が自転
自在に設けられている。第2図に示すように、切
換プーリ45の周面にはゴム46が嵌着されてい
る。このゴム46は、切換プーリ45が前記従動
プーリ14bと従動プーリ33に対して当接する
際に、摩擦力を増強させるためのものである。ま
た、ピン44の下端にはリング47が嵌着され
て、切換プーリ45の抜け止めがなされている。
a,40bが固定されており、このピン40a,
40bにガイドされて移動板41が矢印イ,ロ方
向へ移動自在に支持されている。この移動板41
の端部と、上部ベース11上のピン42との間に
はばね43が介装されており、このばね43の弾
性力によつて移動板41は矢印ロ方向へ付勢され
ている。また、移動板41の中央下面には軸44
が固設されており、これに切換プーリ45が自転
自在に設けられている。第2図に示すように、切
換プーリ45の周面にはゴム46が嵌着されてい
る。このゴム46は、切換プーリ45が前記従動
プーリ14bと従動プーリ33に対して当接する
際に、摩擦力を増強させるためのものである。ま
た、ピン44の下端にはリング47が嵌着され
て、切換プーリ45の抜け止めがなされている。
第3図、第4図に示すように、上部ベース11
上には支持ピン50が設けられており、これに切
換レバー51が回動自在に支持されている。この
切換レバー51はばね52によつて矢印ハ方向へ
付勢されており、その先部がストツパー53に係
止されるようになつている。また切換レバー51
のさらに先端は移動板41の端部に当接して、こ
れを矢印イ方向へ押している。また、上部ベース
11上にはヘツドベース54が設けられている。
ヘツドベース54は矢印ホ,ヘ方向へ摺動動作す
るものであり、矢印ホ方向へ移動しているときに
は、ヘツドベース54上に設けられた磁気ヘツド
(図示せず)はテープから離れている。また、ヘ
ツドベース54が矢印ヘ方向へ移動しているとき
には、磁気ヘツドがテープに接触して、録音ある
いは再生動作状態になる。このとき、ヘツドベー
ス54の端部に設けられたピン55が切換レバー
51に当接して、この切換レバー51を矢印ニ方
向へ押すようになつている。
上には支持ピン50が設けられており、これに切
換レバー51が回動自在に支持されている。この
切換レバー51はばね52によつて矢印ハ方向へ
付勢されており、その先部がストツパー53に係
止されるようになつている。また切換レバー51
のさらに先端は移動板41の端部に当接して、こ
れを矢印イ方向へ押している。また、上部ベース
11上にはヘツドベース54が設けられている。
ヘツドベース54は矢印ホ,ヘ方向へ摺動動作す
るものであり、矢印ホ方向へ移動しているときに
は、ヘツドベース54上に設けられた磁気ヘツド
(図示せず)はテープから離れている。また、ヘ
ツドベース54が矢印ヘ方向へ移動しているとき
には、磁気ヘツドがテープに接触して、録音ある
いは再生動作状態になる。このとき、ヘツドベー
ス54の端部に設けられたピン55が切換レバー
51に当接して、この切換レバー51を矢印ニ方
向へ押すようになつている。
次に、上記構成によるテープレコーダの駆動装
置の動作について説明する。
置の動作について説明する。
カセツトテープ(図示せず)のリール部は供給
側リール台25と巻取側リール台30上に係合さ
せる。装填されたカセツトのテープ露出部は第3
図、第4図において下方を向いており、その位置
に、磁気ヘツドが対向している。そして、この磁
気ヘツドはヘツドベース54上に設置され、ヘツ
ドベース54とともに移動するものである。
側リール台25と巻取側リール台30上に係合さ
せる。装填されたカセツトのテープ露出部は第3
図、第4図において下方を向いており、その位置
に、磁気ヘツドが対向している。そして、この磁
気ヘツドはヘツドベース54上に設置され、ヘツ
ドベース54とともに移動するものである。
第3図はテープの巻戻し動作を示している。録
音あるいは再生が行なわれていない場合には、ヘ
ツドベース54が矢印ホ方向へ移動して、磁気ヘ
ツドがテープから離れている。また、ヘツドベー
ス54の端部に設けられたピン55は切換レバー
51から離れているので、切換レバー51はばね
52の力によつて矢印ハ方向に回動し、その先部
がストツパ53に当接している。この状態では、
切換レバー51の先端が移動板41をイ方向へ押
しており、移動板41に装備されている切換プー
リ45は、駆動プーリ14bと従動プーリ33の
両方から離れている。よつて、モータ13の動力
は切換ギヤ17によつて各リール台25あるいは
30に伝達される。第3図ではモータ13の軸1
3aが時計回りに高速回転しているので、揺動レ
バー15も時計回りに回動し、切換ギヤ17が供
給側リール台25と一体の従動ギヤ26に噛合し
ている。よつて、駆動ギヤ14aから切換ギヤ1
7を介して従動ギヤ26に動力が伝達され、供給
側リール台25が時計回りに高速回転する。その
結果、カセツト内のテープの巻戻しが行なわれ
る。第3図の状態にてモータ13を逆転させ、駆
動ギヤ14aを反時計回りに回転させると、揺動
レバー15は反時計方向へ回動し、切換ギヤ17
が巻取側リール台30と一体の従動ギヤ31に噛
合する。よつて、駆動ギヤ14aの回転は切換ギ
ヤ17を介して従動ギヤ31へ伝達され、巻取側
リール台30が反時計回りに回動してテープの早
送りが行なわれる。
音あるいは再生が行なわれていない場合には、ヘ
ツドベース54が矢印ホ方向へ移動して、磁気ヘ
ツドがテープから離れている。また、ヘツドベー
ス54の端部に設けられたピン55は切換レバー
51から離れているので、切換レバー51はばね
52の力によつて矢印ハ方向に回動し、その先部
がストツパ53に当接している。この状態では、
切換レバー51の先端が移動板41をイ方向へ押
しており、移動板41に装備されている切換プー
リ45は、駆動プーリ14bと従動プーリ33の
両方から離れている。よつて、モータ13の動力
は切換ギヤ17によつて各リール台25あるいは
30に伝達される。第3図ではモータ13の軸1
3aが時計回りに高速回転しているので、揺動レ
バー15も時計回りに回動し、切換ギヤ17が供
給側リール台25と一体の従動ギヤ26に噛合し
ている。よつて、駆動ギヤ14aから切換ギヤ1
7を介して従動ギヤ26に動力が伝達され、供給
側リール台25が時計回りに高速回転する。その
結果、カセツト内のテープの巻戻しが行なわれ
る。第3図の状態にてモータ13を逆転させ、駆
動ギヤ14aを反時計回りに回転させると、揺動
レバー15は反時計方向へ回動し、切換ギヤ17
が巻取側リール台30と一体の従動ギヤ31に噛
合する。よつて、駆動ギヤ14aの回転は切換ギ
ヤ17を介して従動ギヤ31へ伝達され、巻取側
リール台30が反時計回りに回動してテープの早
送りが行なわれる。
第4図は録音あるいは再生動作を示しているも
のである。このときには揺動レバー15の動きが
他のレバーなどによつて規制され、切換ギヤ17
が供給側リール台の従動ギヤ26と巻取側リール
台30の従動ギヤ31のいずれにも噛合せず、中
立位置にある。一方、録音、再生時には、ヘツド
ベース54が矢印ヘ方向へ移動して磁気ヘツドが
テープに接触する。ヘツドベース54が矢印ヘ方
向へ移動すると、ピン55が切換レバー51を押
し、切換レバー51が矢印ニ方向へ回動する。そ
して、切換レバー51の先端が移動板41から離
れるので、移動板41はばね43の力により矢印
ロ方向へ移動し、移動板41に設けられた切換プ
ーリ45が、周囲のゴム46を介して、駆動プー
リ14bと巻取側リール台30下部の従動プーリ
33に圧接する(第2図参照)。また、録音ある
いは再生操作によつて、モータ13は反時計回り
の低速回転に切換わる。よつて、モータ13の回
転は駆動プーリ14bから切換プーリ45を介し
て従動プーリ33に伝達され、巻取側リール台3
0が反時計回りに低速回動しテープの送りが行な
われる。
のである。このときには揺動レバー15の動きが
他のレバーなどによつて規制され、切換ギヤ17
が供給側リール台の従動ギヤ26と巻取側リール
台30の従動ギヤ31のいずれにも噛合せず、中
立位置にある。一方、録音、再生時には、ヘツド
ベース54が矢印ヘ方向へ移動して磁気ヘツドが
テープに接触する。ヘツドベース54が矢印ヘ方
向へ移動すると、ピン55が切換レバー51を押
し、切換レバー51が矢印ニ方向へ回動する。そ
して、切換レバー51の先端が移動板41から離
れるので、移動板41はばね43の力により矢印
ロ方向へ移動し、移動板41に設けられた切換プ
ーリ45が、周囲のゴム46を介して、駆動プー
リ14bと巻取側リール台30下部の従動プーリ
33に圧接する(第2図参照)。また、録音ある
いは再生操作によつて、モータ13は反時計回り
の低速回転に切換わる。よつて、モータ13の回
転は駆動プーリ14bから切換プーリ45を介し
て従動プーリ33に伝達され、巻取側リール台3
0が反時計回りに低速回動しテープの送りが行な
われる。
以上のように本考案によれば、モータの軸など
の回転駆動軸に駆動プーリと駆動ギヤを固設し、
また供給側リール台には従動ギヤを設け、巻取側
リール台には従動ギヤと従動プーリを設け、リー
ル台を高速回転させるときには切換ギヤを両従動
ギヤに対して選択的に噛合させているので、テー
プの巻戻しならびに早送り動作時の回転動力の伝
達は確実に行なえる。また、録音あるいは再生時
には、従動プーリを、駆動プーリと従動プーリと
に対して圧接させるようにしているので、巻取側
リール台の低速駆動は、ギヤのバツクラツシユの
影響を受けることなく一定トルクにて行なうこと
ができる。よつて、録音、再生時のW/F値を悪
化させることがなく、高性能を維持できるように
なる。すなわち、1個のモータによつて録音、再
生動作ならびに早送り、巻戻し動作を行なうテー
プレコーダにおいて、高性能のリール台駆動を実
現できることになる。
の回転駆動軸に駆動プーリと駆動ギヤを固設し、
また供給側リール台には従動ギヤを設け、巻取側
リール台には従動ギヤと従動プーリを設け、リー
ル台を高速回転させるときには切換ギヤを両従動
ギヤに対して選択的に噛合させているので、テー
プの巻戻しならびに早送り動作時の回転動力の伝
達は確実に行なえる。また、録音あるいは再生時
には、従動プーリを、駆動プーリと従動プーリと
に対して圧接させるようにしているので、巻取側
リール台の低速駆動は、ギヤのバツクラツシユの
影響を受けることなく一定トルクにて行なうこと
ができる。よつて、録音、再生時のW/F値を悪
化させることがなく、高性能を維持できるように
なる。すなわち、1個のモータによつて録音、再
生動作ならびに早送り、巻戻し動作を行なうテー
プレコーダにおいて、高性能のリール台駆動を実
現できることになる。
第1図は従来のテープレコーダの駆動装置の平
面図、第2図は本考案によるテープレコーダの駆
動装置の断面図、第3図、第4図はその動作別の
平面図である。 11…上部ベース、12…下部ベース、13…
モータ、13a…回転駆動軸、14a…駆動ギ
ヤ、14b…駆動プーリ、15…揺動レバー、1
7…切換ギヤ、25…供給側リール台、26…従
動ギヤ、30…巻取側リール台、31…従動ギ
ヤ、33…従動プーリ、41…移動板、45…切
換プーリ。
面図、第2図は本考案によるテープレコーダの駆
動装置の断面図、第3図、第4図はその動作別の
平面図である。 11…上部ベース、12…下部ベース、13…
モータ、13a…回転駆動軸、14a…駆動ギ
ヤ、14b…駆動プーリ、15…揺動レバー、1
7…切換ギヤ、25…供給側リール台、26…従
動ギヤ、30…巻取側リール台、31…従動ギ
ヤ、33…従動プーリ、41…移動板、45…切
換プーリ。
Claims (1)
- モータにより駆動される回転駆動軸に駆動ギヤ
と駆動プーリとが設けられ、巻取側リール台には
従動ギヤと従動プーリが、供給側リール台には従
動ギヤが設けられ、早送り操作と巻戻し操作に応
じて巻取側リール台の従動ギヤと供給側リール台
の従動ギヤとに対して選択的に噛み合い、且つ前
記駆動ギヤと常に噛み合つている切換ギヤが設け
られており且つ、再生操作に応じて前記駆動プー
リと巻取側リール台の従動プーリとに圧接する切
換プーリが設けられ、この切換プーリは、ヘツド
ベースが非再生位置にあるときに巻取側リール台
の従動プーリへの駆動力伝達が遮断される位置に
保持されることを特徴とするテープレコーダの駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20227882U JPS59107738U (ja) | 1982-12-30 | 1982-12-30 | テ−プレコ−ダの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20227882U JPS59107738U (ja) | 1982-12-30 | 1982-12-30 | テ−プレコ−ダの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59107738U JPS59107738U (ja) | 1984-07-20 |
JPH0110779Y2 true JPH0110779Y2 (ja) | 1989-03-28 |
Family
ID=30427751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20227882U Granted JPS59107738U (ja) | 1982-12-30 | 1982-12-30 | テ−プレコ−ダの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59107738U (ja) |
-
1982
- 1982-12-30 JP JP20227882U patent/JPS59107738U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59107738U (ja) | 1984-07-20 |
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